GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

上海 豫園(よえん) Vol.3

2008年10月30日 22時35分40秒 | トラベルフォト
豫園商城のシンボル的存在、湖面に浮かぶ上海最古の茶芸館「湖心亭(フゥンシンティン)」です。
創業が1855年ということですから、150年以上もの歴史を刻んだ由緒ある茶館。
この楼閣そのものは、400年以上前に建てられたものを改築したということですから、単なるノスタルジーを超えた本物の時間の流れが、建物の中に凝縮されています。
市場開放/半資本主義体制を行く現在の中国の中でも、特に目まぐるしく変わりゆく上海の街中で、時間の歩みを止めた豫園。
それは、観光客のためだけに存在するのではなく、中国人自身が忘れかけた、懐かしい時代を映し出す心象風景を、大切な思いを持って残してきたものなのかもしれません。

上海 豫園(よえん) Vol.2

2008年10月29日 23時09分33秒 | トラベルフォト
牌楼の内側は、「豫園商城」と呼ばれる商業エリア。
明の時代に造園が始まった豫園を取り囲むように発展してきた元・門前市だったという場所です。
老舗の茶館や観光土産物屋さんまで、新旧合わせた様々なお店が所狭しと立ち並び、夜になっても人通りが絶えません。
ほとんどのお店の屋根の棟には電飾が施されてあって、中国古来から伝わる上向きの軒反りの形があちらこちらに見られます。
日本の仏閣に見られるような、たおやかで繊細な反りの曲線とは異なり、存在感を誇示するような曲率の高い反りの形には、やはり意味があるようで、龍の尻尾を表したものであるとか、鳳凰が羽根を広げた様子であるとか、その理由は様々。
どちらにしても、まだ見ぬ伝説の生物が躍動する時の、一瞬の姿を模したものである、というところに不思議な共通点が。

上海 豫園(よえん)

2008年10月28日 22時08分45秒 | トラベルフォト
近代化の道をひた走る中国にあって、まるでどこか異国の中華街の入口のようですが、ここはれっきとした中国国内。
上海、豫園(よえん)商城の牌楼(ろうもん)です。
古き良き上海の佇まいを、今でも残している豫園エリアの味わい深い街の姿は、急ピッチ開発により変わり続けている上海市内にあるがゆえ、その時間の流れのギャップが、より古式な情緒を深めている地域でもあります。
門の向こうに見える、まるで天を衝くような建物の屋根の軒反りが、この周囲を埋め尽くす近代建築とは明らかに異なる、古来中国の伝統的様式の形。
牌楼をくぐればその瞬間、200年前の上海へとタイムスリップできるのです。

清課堂 弥生ぐいのみ Vol.3

2008年10月27日 21時29分47秒 | インテリア雑貨
「弥生」の良さは、その特異な造形だけでなく、「石目(いしめ)」と呼ばれる金槌を用いた、独特の肌の質感が持つ意匠全体にあります。
一見荒っぽいよに見えて、実は繊細なこの石目の肌は、手に持つとほんのりと温かく、金属とは思えない生物的な体温を持っているのです。
それは、融点が低く、比較的軟らかい性質を持つ錫の性質によるものもあるかもしれませんが、人肌に寄った微かな温かみが、なんとも言えない馴染み感を覚えるのです。
そして、このおどけたような味のあるフォルム。
愛嬌のある、剽(へう)げた表情は、錫酒器の中でもオンリーワンです。

GOO度:★★★★☆

清課堂 弥生ぐいのみ Vol.2

2008年10月26日 14時47分12秒 | インテリア雑貨
他にない「弥生」の個性。
その秘密は、おしりにあります。
裏返して底の形を見るとこの通り。
おにぎり型の癒し系な底面が、「弥生」にしかないカタチ。
三角から円へと変化する個性的な胴周りが、いつ見ても、どこから見ても見飽きない味わいを作り出しています。
なぜこの形?と聞いてみると、この三角形の底台を最初の当たりとして固定させ、徐々に円形の口元まで絞るように打ち出していくからとのこと。
いやいや、製法じゃなくてカタチの秘密なんですがと聞くと、「さぁ……。」
理由が分からなくても、気に入ったんだからいいじゃないかと思い直し、でもやっぱり知りたい。
「弥生」のデザインをした職方、「S」氏にいつか会って聞いてみたいものです。
    ↓
清課堂 工房&ギャラリーより

清課堂 弥生ぐいのみ

2008年10月25日 15時49分37秒 | インテリア雑貨
どうでしょう、この愛らしいぼってり感。
ネットで偶然探し当ててからというもの、ずっと欲しかった錫(すず)の酒器。
京都二条の清課堂「弥生ぐいのみ」です。
欲しくてもなかなか手に入れられなかったのは、ふたつの理由があります。
ひとつは、9,450円という価格が、ぐい飲みとしてはちょっといい値段をしていたこと。
そしてもうひとつは、定休日が日祝休みなので、なかなか直にモノを見に行けなかったこと。
先日ようやくお店に行く機会があり、その価格に見合った出来具合なのかを確かめに行きました。
店主の奥様でしょうか、物腰のしとやかな方にこの弥生を見せてもらい、初めて手にとってみると、その瞬間、錫肌から体温が伝わってきました。
ほぼ、即決。
思ったよりも小さめだったのですが、そこは問題じゃありませんでした。
昨日紹介の“魔界への誘い”もコイツで飲むと更に旨い。
これからきっと、長い付き合いになりそうです。

瓶内熟成 魔界への誘い

2008年10月24日 23時09分44秒 | お酒
旨い!
素直に「旨い!」と言える、筋の通った芋のおいしさ。
それもそのはず、原料には黄金千貫(こがねせんがん)を使用し、仕込みは黒麹。
黄金千貫といえば、奇跡の焼酎「森伊蔵(もりいぞう)」も使用しています。
コクと旨みはしっかりと、しかし喉の奥にスゥーっと流れるとても素直な味わい。
そのタイトル通り、長期間蔵の中で瓶内熟成させたおかげでしょうか、ほとんど雑味を感じさせない芋本来のきれいな香りが楽しめます。
光武酒造場の作りだした“魔界”にすっかり誘われてしまった僕。
これはしばらくハマりそうです。

黄花(キバナ)コスモス

2008年10月23日 23時01分54秒 | 
コスモスの花の色といえば赤、白、ピンク。
でも中には黄色もあるのですね。それが黄花(キバナ)コスモス。
黄花とはいいながら、主にオレンジと黄色があるそうで、写真の花はもちろん黄色のタイプ。
ただ、一般的な黄花コスモスに見るような八重咲きの花弁と異なり、細身の一重なので、これは野生化したものでしょうか。
広い畑の中でもほんの2,3株しか咲いていなかったため、その珍しい色が目に入り、黄花を主役に一枚撮りました。
背景となった通常のコスモスたちが、マリメッコのマイヤ・イソラのケシのパターンのようにも見え、きれいなカラーのラグをバックに敷いたかのような、グラフィカルで楽しい写真になりました。
    ↓
marimekko

□□□ この写真は、下記ストックフォトサイト「PIXTA」にて販売中です □□□


秋桜(コスモス)

2008年10月22日 22時12分24秒 | 
先週末に見に行った斑鳩の地に咲き誇る秋桜(コスモス)畑です。
空高く、抜けるように晴れ渡った晴天のもと、日差しはまだまだ厳しさが残っていましたが、吹き抜ける秋風は肌にとても気持ち良く感じられました。
風が吹くたびに大きく揺れる秋桜の花びらのさざ波を、ただボーっと眺めているだけで、気持ちが十分に満たされる、緩くて心地よい時間を過ごしました。
秋の風にゆらりと遊ばれる花たちの浮き立つ様子が、写真から伝わるでしょうか。
だからやっぱり僕は、秋が一番好きな季節なんです。

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鳶(トビ)

2008年10月21日 21時17分56秒 | BIRD
京都鴨川の川辺のベンチに腰掛け、のんびりとした時間を過ごしていると、突然「ピーヒョロロロ…」と、甲高い鳴き声が。
見ると、二羽の鳶(トビ)が上空で縄張り争いの真っ最中。
まるで殺陣(たて)のように鍔競(つばぜ)り合う鳶達の激しい動きに、しばし口を開けたまま見入っていました。
しかし、五太刀目あたりの攻撃で、ほどなく一羽が退散していきましたが、その争いの中で終始鳴き声を上げていたのは、逃げ帰った敗者の方。
勝利を手中にした鳶は、己の陣地の中心に生る柳のてっぺんに舞い降りると、そこで初めて高らかに鳴き始めました。
小さいながらも、猛禽類の持つ鋭い眼光と鍵型の嘴が、鳥類の王者のごとき風格を湛えています。
厳しい生存競争は、同種の中にもあるものなんですね。

New Prius

2008年10月20日 22時30分00秒 | 
これは意図的なリークなのでしょうか。
新型プリウスの画像データが、「Prius Chat.com」から流出しています。
プリウス独特の、おむすび型のサイドシルエットを踏襲しながら、現行縦二列のヘッドライトから、横一線の異型ランプに変わったところが、デザイン上の最も大きな変更ポイントです。
ハイブリッドカーとして成功を収めた現行のクリーンなイメージから、よりアグレッシブな印象を強めた新型のエクステリアは果たして…。
世界の経済状況が大きな転換点を迎えている今、これからの自動車に求められるフィーチャーとして挙げられるのが、「ほどほどの大きさ」「クリーン」「低燃費」。
これらすべてを満足させるプリウス。
新型の環境性能はどれほどの進化を遂げているのか、早くその中身を知りたいところです。
    ↓
Toyota Prius Online Community with News, Forums, & Research - PriusChat

法起寺と秋桜(コスモス) Vol.2

2008年10月19日 17時27分42秒 | トラベルフォト
日が昇り、朝靄が晴れてくると、秋桜(コスモス) の群生はよりクリアに見えてきます。
紅、白、薄桃色。
むせ返るような花の乱舞は目に痛いほど。
ミツバチも繰り出してきて、蜜を吸おうと花弁に止ろうとするのですが、風に揺られる秋桜の花に、四苦八苦している様子。
コスモスの原産地はメキシコとのこと。
すっかり日本の秋を彩る花としてお馴染みとはいえ、確かにこの鮮やかな色の取り合わせは、生粋の和では無い感じ。
とはいえ、コケティッシュでキュートな空気感が全開のコスモス畑を前にすれば、誰の顔にも自然と微笑みがこぼれて来るものです。

法起寺と秋桜(コスモス)

2008年10月18日 16時31分16秒 | トラベルフォト
月に雁(かり)、梅に鶯(ウグイス)、鹿紅葉(…?)。
というように、法起寺といえば、やっぱり秋桜(コスモス)。
本日、秋桜は満開です。
斑鳩の風景を守って行きたいと、地元の皆さんが協力して、毎年休耕田に植えてくださっています。
こうした日本の秋の風景は、これからもずっと守り続けていきたいもの。
この日、靄(もや)と野焼きの煙が法起寺の周囲に立ち込めていて、斑鳩の朝を柔らかく、そしてやさしく演出してくれていました。

NEC LaVie Light

2008年10月17日 22時41分30秒 | デジタルガジェット
Netbookが面白いことになってきました。
東芝に続いて今回はNECのミニノート。
そのデザインはというと、言うなればB5サイズの黒いハコ。
こうした限りなく「素」のカタチは、デザイントレンドの一つではあるのですが、このアプローチほど粗(あら)が見えやすいものもありません。
プラスチックの筐体 (きょうたい)に見られるわずかなヒケや、表面コートの塗装ムラなど、ほんのささいなエラーさえも隠しきれないからです。
インテルAtomに160GバイトのHDD、8.9型1024×600ドットの液晶ディスプレイといったスペックは、Netbookとしては必要十分。
そこに“NEC”のブランドを冠して65,000円ならば、その存在は確かに魅力的です。
国内ベンダーで残るは、既にNetbook参入を公言しているソニー。
年末のボーナス商戦までひと月あまりですが、その頃にはこれまでの静かな沈黙を破り、“Netbook VAIO”がその姿を現わすのでしょうか。

New MacBook Pro Vol.2

2008年10月16日 23時04分43秒 | デジタルガジェット
アップルのIDG(インダストリアルデザイングループ)担当、上級副社長 ジョナサン・アイブらのメッセージを見ると、このMacBook Proにかけてきた熱い思いを感じ取ることができます。
ユニボディ生産過程の中に、量産品ではあり得ない革新的な製造方法を全て注ぎ込んだところに、深く溜息をつかされるのです。
このバッテリー・インジケーターもその一つ。
厳密に数値制御されたレーザードリルで、等間隔に整然と開けられたLED発光部分の緻密な仕上がりと完成度は目を見張ります。
禁欲的なほどに抑制の利いた、静かで正しい佇まいのこうしたプロダクトを前にすると、見ているこちらまで居住まいを正せざるを得ない気持ちになってきます。
まるで茶室へ招かれた正客のように。