GOOなMONOたち

ケータイ、音楽、PC、デジカメ。僕らの毎日を楽しく彩るGOOなMONOたちをご紹介!

ハリスホーク

2013年05月05日 22時34分45秒 | BIRD

ゴールデン期間中の5/3~5/5まで、奈良 平城宮跡にて行われた平城京天平祭。

期間の半ばの5月4日に訪れると、大極殿前で鷹狩りのデモンストレーションが行われました。

実際に鷹狩りを行うというわけではなく、あくまでも訓練。諏訪流の鷹匠が自在に鷹を操る放鷹術を観客の前で披露。
鷹匠による訓練が一通り終わると、今度は観客から参加を募って鷹狩り体験をということで、子供達が指名されます。

鷹匠が使用する鹿革製の手袋を手にはめて、実際に子供達の腕に飛び移る鷹。
種類はハリスホーク。

人馴れしていて実に大人しく、初対面のはずの大人でも子供でも、定位置の手袋の上にピタリと留まります。

それでもやはり猛禽類。その凛々しい表情と鋭い視線は清々しいほどのかっこよさなのです。


上野動物園のオニオオハシ

2013年03月26日 22時11分26秒 | BIRD

“南国鳥”といえば、おそらく多くの人が頭の中で思い起こすであろう姿がこのオニオオハシ。

一度見たらビシッと目に焼き付けられてしまう、大きな鍵型で強烈なオレンジ色の嘴(くちばし)。

南アメリカの熱帯雨林地域に生息し、ブラジルの国鳥でもあるオニオオハシ、実はこの日初めて直接目にしました。

上野動物園のバードハウスで飛び回る彼ら。枝に止まりじっと上方を見ていると、やがて頭を大きく左右に振り初めます。

近くに仲間がやってくると、今度はその大きな嘴を互いにコツンコツンとぶつけ合いながら、何かのコミュニケーションのように鳴きあっています。

そんなどこかコミカルな仕草と、漫画のキャラクターのような容姿にとっても心が惹かれるのでした。

上野動物園のフラミンゴ

2012年12月10日 22時03分47秒 | BIRD

待ちに待って手に入れた初めてのフルサイズ一眼レフ、Canon EOS 6Dを手に、上野動物園へ。

ここへ来るのは30年ぶりくらいになるなぁ…、と感慨にふけりながら朝一番で入園。
まずは、なにはなくともシンシン(真真)とリーリー(力力)を見学。
やっぱりパンダは愛くるしいのです。

その後向かったのがこのフラミンゴ。

あの鮮やかなサーモンピンクの色調を、6Dのフルサイズセンサーがどう映し出すのか、ワクワクしながら撮影していました。

柵の全周には防護用の黒いネットが張り巡らされているので、愛用のEF70-200mm F2.8L IS USMにレンズを切り替え、テレ側200mmで捉えました。

やや露出をアンダー気味に補正を入れると、こんなにもコクのある色彩に。

毛づくろいに精を出す真剣な眼差しと相まって、なかなかシリアスな画になりました。

白梅とメジロ

2011年03月11日 08時50分07秒 | BIRD

まだまだ肌寒い日が続いていますが、そんな中、春らしい一枚が撮れました。

奈良公園の片岡梅林、もう3月を過ぎたという割には意外なほど冷え込んだ早朝。

赤、白、ピンクの梅の咲き具合を見てのんびりと散策しながら、梅の開花 とともに間近に姿を見せはじめるメジロの登場を待っていました。

ふと気がつくと、あのかわいらしい囀(さえず)りが、林の向こう側から聞こえてきました。

少し離れた白梅の木々の方へと足を向けると、三羽のメジロがそれぞれ思い思いに梅の花の蜜を吸っている様子。

僕に一番近かったこのメジロに、望遠の焦点を合わせてシャッターを切っていると、徐々に枝の先端へと移動していったメジロが、今まさに次の枝へと飛び渡る瞬間!

タイミング良く、その美しい羽ばたきの一瞬を、ファインダーの中に収めまることができました。

青空と小鷺(こさぎ)

2010年07月13日 23時03分40秒 | BIRD

6月から7月にかけて毎年の事ですが、青空を望むことが極端に少なくなるこの季節、小雨、霧雨、土砂降りと、本当に鬱陶しい日が続きます。

ならば、せめて気分だけでもと、以前撮った晴天の写真を探していたら、小鷺(こさぎ)が大空を舞うシーンが出てきました。

近所にある小さな用水池が、蒼鷺(アオサギ)/小鷺の憩いの場所になっているのですが、時おりそこから遥か上空へ向かって飛び立っていく鷺がいるのです。

その日もベランダから何の気なしに鷺の池の方を眺めていたら、やがて一羽の小鷺が上空へと舞い上がり、こちらに向かって大きく、ゆっくり羽ばたきながら向かってきました。

望遠レンズ越しにその悠然とした滑空を眺め、姿勢の整った美しいシルエットを追いながら、逆に、上空の小鷺からみた僕らの生活は、その瞳にどう映っているのだろうかと考えていました。

人と鳥、お互いの幸せの度合いを比べることなどできませんが、果たして本当は…。

毘沙門堂 枝垂桜とひよどり

2010年04月15日 23時46分41秒 | BIRD

京都の毘沙門堂、春を迎えるこの季節になると、宸殿前の大きな枝垂桜は、その幅広な枝をいっぱいに広げて、訪れる人たちの視線を一身に集めます。

そして、この桜に惹かれてやってくるのは、人間達だけではなかったようです。

スウィーツが大好きな僕に負けず劣らず、甘い物に目が無さそうなこのひよどり。

手が届きそうなほど近くでカメラを構えているのにもかかわらず、ひどく熱心な様子で、桜の花の真中にその嘴(くちばし)を突っ込んでは、うれしそうに蜜を吸いまくっていました。

おかげで、その嘴の先端は桜の花粉で、すっかりオレンジ色に変色。

飽きるほどに蜜を吸ったあと、満腹の幸福感に浸っているひよどりの、どこか遠い目が印象的です。

おなかいっぱいのときの至福の気持ちは、鳥も人間も変わりはないはずです。

この瞳を見れば…ね。

片岡梅林のメジロ Vol.2

2010年03月08日 22時28分39秒 | BIRD

まるで梅雨時のように毎日雨 が降り続いたと思ったら、気が付けばそろそろ梅の花も散りかけています。

おかげで今年は梅を見に出かける機会があまりありませんでした。

写真は、数少ない晴れの機会に写すことができた、今年の梅とメジロのコンビショット。

正面から捉えたメジロの丸っこくて小さな頭を覆う、鶯色のふわふわした羽毛を見ていると、思わず手を伸ばして撫でたくなってしまいます。

ただ良く見ると、目だけはコワイ。

愛らしい仕草で人気のパンダも、その醒めた眼差しだけはどこか馴染めないものですが、このメジロの笑っていない目と冷たい視線も、なかなかいい勝負です。

でもやはり、青空をバックにした小さな梅の花とメジロの取り合わせは、春の訪れに相応しい微笑ましげな光景です。

片岡梅林のメジロ

2010年02月28日 17時17分07秒 | BIRD

菅原天満宮の梅も、今が見頃となっていましたが、奈良公園の片岡梅林もそろそろ満開へと近づいています。

梅の花がほころび始めると、元気な姿でやってくるのがメジロたち。
それはもう忙しそうに蜜を吸いまくり。

昨夜から降り続いた雨が上がったばかりということで、すっかり雨に濡れた梅の花の中に、小さな嘴を差し込んでは、雨粒なのか蜜なのか分からないような透明な液体を、一生懸命ついばんでいる様子は、やっぱりけなげでかわいいものです。

冬の五輪もまもなく閉会式。
明日からは3月。

もうすぐ春です。

石上神宮の東天紅鶏(とうてんこう) Vol.2

2009年05月16日 14時36分32秒 | BIRD
東天紅鶏(とうてんこう)は、あの繊細で、色どり鮮やかな羽根を使って空を飛ぶことが可能なのかどうかは知りませんが、気が付くと彼は、1m20㎝程の高さの枝の上に乗っていました。
見ていると、ゆっくりと目を閉じながら、じっと物思いに耽るかのように、自らのこころに向かって何かを問いかけているようでした。
まるで思慮深い村の長老か、遠く蓬莱山に住む仙人のように、温和な底深い表情を見ていると、かつて、ウォークマンのCMに出演した瞑想するサル、初代チョロ松(故)を思い出します。
「音が進化した。人はどうですか?」のコピーと共に多くの話題をさらった、今は亡きチョロ松のあの表情に、どうしても重ねて見てしまうのです。

さて、人類は進化したのでしょうか。

石上神宮の東天紅鶏(とうてんこう)

2009年05月16日 00時12分03秒 | BIRD
万葉の時代よりもはるかに古くからある、日本最古の神社のひとつ、石上神宮。
この境内で飼われている東天紅鶏(とうてんこう)の中で、最もいい面構えをしている彼は独眼竜。
片目が不自由な境遇にありながらも、ピンと張りつめた、孤高の存在感を漂わせています。
正確に言えば、閉じている左目もときおり開くのですが、無意識のうちにすぐに閉じられてしまいます。
行動している時間のほとんどを片目で過ごし、決して群れず、常に落ち付き払った態度でいる様子の彼に惹かれました。
しかし、迷いのない、実にいい眼をしています。

コゲラと染井吉野

2009年04月22日 23時15分36秒 | BIRD
先々週、早朝の奈良公園を散策していると、満開にほころんだ染井吉野に囲まれた中から、「コツコツッ…、コツ…」と桜の枝を叩く小さな音が頭上から響いてきました。
この音は紛れもなくコゲラだ、と音のする方を見渡すと、やっぱりいました。
焦げ茶と白の斑の羽根をした、小柄な野鳥。
独特の掴り方で枝に留まるその形は、キツツキのコゲラです。
太いものから細いものまで、枝のあちこちをつついて回っているのは、虫を追いだしているのでしょうか。
ファインダー越しに追いかけていると、ある枝の前で、忙しなかった動きをなぜかピタリと止めました。
もちろん偶然なのでしょうが、一輪の染井吉野が、彼の眼前にその可憐な花びらを広げていました。
どこか首を傾げてじっと耳をそばだてているように見えるこのポーズは…。
そうです、あのビクター犬です。
シチュエーションは全く違いますが、このイメージはけっこう似てますよ。
    ↓
ビクター犬

四十雀(シジュウカラ)と八重桜

2009年04月19日 16時17分23秒 | BIRD
「ツッピー、ツッピー、ツッピー」という跳ねるような囀りのする方に目を向けると、いました、四十雀(シジュウカラ)。
白黒のおなかに、特徴的なネクタイ柄はやや太め。
V字に分かれた枝先にうまいことつかまって、真剣な眼差しで何かを目で追っています。
薄紅色の世界に飛び込んできたモノトーンの小鳥は、逆に目立ってしまいます。
早春らしからぬ高めの気温となった日差しを避けるように、木陰ならぬ花陰になったこの場所で、普段はせわしない四十雀も、なんだかゆったりとしていました。

白梅とメジロ Vol.3

2009年03月03日 21時51分27秒 | BIRD
今回も羽にこだわってみました。
次の枝へと飛び立つ瞬間です。
その体の大きさに比べて、小さく可憐な羽根なのに、大空を自由に舞うことができるのは、飛行専用の筋肉の量が桁違いであるから。
羽ばたきに必要な大胸筋は、なんと体重の1/4もの量だとか。(下記サイトに詳しく)
また、もし人間が飛ぼうとしたら、左右の腕にそれぞれ畳二枚分の大きさの羽根をつけ、自在に操らなければならないほど、筋力を鍛え上げる必要があるらしいのです。(うろ覚えの知識ですが…)
それだけ筋肉がたくさんついているのだから、それは鳥肉も美味しい訳だと、妙に納得。
いやもちろん、美しくもあるのです。
    ↓
鳥が空を飛ぶということ

紅梅とメジロ

2009年03月01日 10時27分52秒 | BIRD
今日のメジロは、紅梅との組み合わせ。
小枝のあちこちに、鈴なり満開となった紅梅の濃いピンクは、春 先取りの色。
まるでのびでもするかのように、しきりに羽ばたきを繰り返していたチャーミングなメジロの様子をしばらく見ていました。
鳥の美しさは、やっぱり羽にあります。
淡く儚(はかな)げに透ける、羽のきれいな重なりは、まるで絹扇子のようです。
自然のまま、生(き)のままの美しさと、人の匠の技による美しさとが、意図せずして重なるというところが、日本人の持つ美のセンスだと思うのです。
    ↓
絹扇子

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白梅とメジロ Vol.2

2009年02月28日 10時49分41秒 | BIRD
こちらのメジロは、うって変わって凛々しい立ち姿。
折れてしまいそうなほどか細い脚で、しっかりと体を支えている様子は、健気に映ります。
一方、見得を切るような精悍なポーズを取り、花舞台をバックにキリリと引き締まったその表情は、清廉。
澄んだ眼の光と、真一文字に結ばれた小さな嘴(くちばし)を見て、彼(彼女?)に品格を感じてしまうのは僕だけでしょうか。
その姿を盛り立てる背景の白梅は、ほぼ満開。
うららかな春の日差しと、花粉の季節はもうすぐです。

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