日本の伝統色－蘇芳

蘇芳：すおう
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熱帯地方に生息する豆科の木、蘇芳（すおう）の実やその芯材を煎じて作られた染料のこと。
かなり濃い目の紅色。

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以上、「のれんの華」全四十色。スタンプラリーを全色制覇しました。
日本古来の動植物や、身の周りの道具などから生まれた和の色。
色名を見れば、素敵なその名の由来が滲み出ています。

そういえば、大事な色を一色忘れていました。
桜色（さくらいろ）です。
紹介は明日。

日本の伝統色－黄櫨染

黄櫨染：こうろぜん
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天皇の礼服として定められた禁色のひとつ。
黄櫨と蘇芳（すおう）の煎汁と米酢、灰汁などの混合液によって染められた赤味の強い茶色。

日本の伝統色－木賊色

木賊色：とくさいろ
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木賊（砥草とも書かれる）茎の硬い多年草で、爪磨きや木目の磨きなどに用いられていた。
この茎の色を模したもので、青黒味を帯びた緑色のこと。

日本の伝統色－茄子紺

茄子紺：なすこん
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紺色の紫が強くなると紫紺（しこん）といい、更に暗い色になると茄子の実のような色になるので、茄子紺（なすこん）と言った。

日本の伝統色－木蘭色

木蘭色：もくらんじき

僧侶の着ていた袈裟の色。
仏教伝来とともに日本にやってきた色の一つ。
捨て去られていた木の実や樹皮等を集めては煎じて染めた色。

日本の伝統色－杏色

杏色：あんずいろ
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熟した杏の実からつけられた色名。
色名は、花ではなく、その果実の色からとられたもの。
ソフトなオレンジ色。

日本の伝統色－若草色

若草色：わかくさいろ
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春を表す代表的な色名。
若草のような新鮮な黄緑色。若葉色、若菜色ともいう。
英名でフレッシュ・グリーン。

日本の伝統色－鳩羽鼠

鳩羽鼠：はとばねず
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家鳩（土鳩）の背羽根にみられるような、紫みがかった灰色。
深川鼠（ふかがわねず）同様、四拾八茶百鼠（しじゅうはっちゃひゃくねずみ）のうちのひとつ。

日本の伝統色－秋桜

秋桜：こすもす
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秋桜（コスモス）に因んだ、紫がかったピンク色。
「コスモス」はギリシャ神話の天地創造伝説において、秩序ある宇宙そのものを意味する言葉。

日本の伝統色－露草色

露草色：つゆくさいろ
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露草は日本で最も早く摺り染めが行われた花の一つ。月草、思草、蛍草、碧蝉花などの名前も持つ。
この花汁を青花といい、色褪せやすいため、友禅の下絵描きに用いられる。

日本の伝統色－苔色

苔色：こけいろ
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苔の色のような濃い黄緑色。
英名はモスグリーン。
苔に覆われた庭園の美を鑑賞する、独特の文化を持つ日本が生んだ色名。

日本の伝統色－弁柄色

弁柄色：べんがらいろ
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東インドのベンガル地方で産出された褐色の土を顔料にしたことから、紅柄（べんがら）、紅殻、辨柄などと呼ばれた。
陶磁器や漆器、町屋の格子の塗料などにも使われた。

日本の伝統色－海松藍

海松藍：みるあい
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浅海の岩に生える海藻である、海松（みる）の色にちなんだ深い黄緑色。
海松色の中では、青みの強いものを 「海松藍」、茶の強いものを 「海松茶」と呼んだ。

日本の伝統色－抹茶色

抹茶色：まっちゃいろ
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茶道で用いられる抹茶の粉を模した、ややくすみ気味の黄緑色。
茶道が完成し、茶が普及していく頃に、柔らかな薄めの黄緑を抹茶色と名づけた。

日本の伝統色－杜若色

杜若色：かきつばたいろ
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初夏に咲く杜若（かきつばた）の花のような少し赤味がかかった紫色。
尾形光琳の「燕子花（かきつばた）図屏風」に描かれた花。
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尾形光琳の世界