ニセコ生活

2000年4月にニセコに移住、その生活を紹介します。

理想

2015-07-08 04:40:32 | Weblog

近藤小学校で7月26日に行われる全町ソフトボール大会の東部地区の練習会が始まっていて、昨日、初めて顔を出した。今年も2チームを出そうと決めているが、練習にはそれだけの数が集まってこない。もうちょっと身近人ならないと集まらないのか。

 

それでも新しい方2名が練習に参加されていた。驚いたというか凄い人だなと思う人の参加もあった。彼は6月に行われた近藤小学校の成人によるリレーにエントリーし、走った方だった。

 

俺とキャッチボールをした。グラブの出し方とか捕った瞬間身体を逃がすとか、野球を専門にはやっていない方であるのは分かった。それにしてもソフトの練習会に参加してくれるなんて、74歳でチャレンジだぞ。ボールに対するグラブの出し方を指摘すればやる気満々で聞こうとする。「なんでそんなに速いボールを投げられるのですか」とか言われる。「若いから」と。

 

今の職業はお医者さんだ。泣く子も黙るT大の医学部卒だという。昔は水泳部だったらしいが、何年か前、山登りをしていた時に看護婦さんらしき人達と一緒に山登りをしていて偶然に会ったこともある。倶知安のテニスコートで一緒にテニスをしたこともあり、今でもテニスをしているとのことだ。

 

昭和16年生まれの74歳だぜ。身体は細いが山登りをしてテニスをし、ソフトボールにチャレンジ。しかも運動会には成人のリレーにエントリーし、20代、30代の若者と一緒に競って走る。そして病院で診療する。

 

この親父さんから学ぶのは60歳過ぎたら年なんか関係ないのだ。やりたいこと、好きなことを遠慮せず、年も考えずにトライすることなんだ。何かをするにも俺が一番年上で恥ずかしいな、なんてつまらないことを考える必要も無いのだ。年寄りの冷や水にチャレンジしている先駆者がいるではないか。

 

でも、これだけ動けるのは努力しているから。ソフトの練習も家から学校まで車で送られて来たようだが、帰りは走って帰るという。身近に理想とする人生の先輩がいるではないか。

 

7月8日朝。走るか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする