日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

世界イタリア料理週間:講演会「ルネッサンスの料理 天才たちの食べ物」を聞きに行きました(2019.11.21)@イタリア文化会館

2019年11月28日 | イタリア料理・イタリアン食材
世界イタリア料理週間:講演会「ルネッサンスの料理 天才たちの食べ物」を聞きに行きました(2019.11.21)@イタリア文化会館


世界イタリア料理週間 この日は 13年前に私がイタリア語を初めて学んだベリッシモ・フランチェスコ先生の話されるルネッサンス時代の料理の講演会に 会員の方たちと行ってきました!
花束を渡して写真を撮り 先生は私たちのことちゃんと覚えていてくださりとても喜んでくださいました 本当によい思い出が出来ました もう13年ですよ~( *´艸`) 

出会いを大切にする先生は 講演会の最後に 通訳の方にも拍手を送り一言お願いされました 常々黒子に徹していた通訳の方のご挨拶を 私はこの日初めて聞くことが出来ました 
(独文学者の故小塩節先生もそういう方で 長旅の撮影クルーの方たちをも最後に拍手でねぎらう方でした...)

さて 講演会ですが 前半はまずシカゴ大学研究員ダニエレ・マクッリャ氏より ルネッサンス時代の食文化の歴史的背景について 後半はイタリア料理研究家ベリッシモ氏よりその当時の食材やレシピとその再現についての紹介 そして質疑応答という構成でした

     *      *      *

ルネサンス時代は社会階層や またイタリア半島の場所によっても料理は大きく異なっており 料理も大変化を遂げた時代で 今とは大きく違います 
バルトロメオ・スカッピ(Bartolomeo Scappi/1500-1577)は イタリア料理の最初のマニュアル本「Opera」(1570)を作り 厨房の道具もすべて表しました



鍋(pentola)の数々

ナイフよりも鍋が当時は重視されており フォークは後期中世はまだなく (尖っており悪魔の道具のように見えた) フォークが使われる以前は主にスプーン(庶民は木のスプーン)を使っていたそうです

mangia beneと称して 中世とは違って見た目も大切にされ 上品で豪華な宴会(banchetto)が 富を誇示するために催されました 美食も芸術の一部でした

Giovanni della CasaGALATEO (マナー) のことも紹介されました

火を起こしましたが火力調節が難しく外では風も吹きます そのため湯煎(bagnomaria)が主に用いられました 

ルネサンス後期にはアメリカからピーマン 七面鳥 芋類等新しい様々な食材が入ってきました 

クリストフォロ・ディ・メッシスブーゴの料理書 『Banchetti, composizioni di vivande e apparecchio generale(宴席:食べ物と諸々の道具立ての構成)』についても紹介されました 
アンリ4世とメディチ家の結婚式のバンケットで出されたという砂糖の彫刻は 造形芸術の天才というべきもので 印刷技術の発展とともに料理書は学問 読み物ともなってゆきました

さて ダ・ヴィンチやミケランジェロは 何を食していたのか?に話題は移ります

シカゴ大学のサポートにより当時の料理が再現されたとのこと ダ・ヴィンチのアトランティコ手稿には 胡椒惹き(macinapepe) 皮むき器 回転焼肉機 コルク栓抜き(cavatappi)等が描かれており またルドヴィコ・スフォルツァは彼にワイン畑(vigna)を贈ったといわれます

さて ダ・ヴィンチはベジタリアンだったのでしょうか? これは不確かとのこと (私もネットで検索してみましたが そうではないか?というものがいくつか見つかりました) アトランティコ手稿213に よく食べることにに関する言葉がありご紹介いただきました 今でも通じることばかりですね

ミラノの「最後の晩餐」の絵が出てきました 特別な夕食は人生で重要な場面です 小さなナプキンが置かれていますね

そして ミケランジェロです  彼はダ・ヴィンチとは違って粗食だったそうで 庶民のシンプルな料理を食べていました 彼の弟子に買いに行かせた買い物リストを見てゆきました これを見るとベジタリアンではないことがわかりますね 


   *      *      *

次は イタリア料理研究家フランチェスコ・ベリッシモ氏による 当時の食材やレシピの再現についてのお話です

まずは ダニエレ・マクッリャ氏とのコラボのきっかけからお話いただきました

今と 500年前のルネサンス時代とは 食材も作り方も全然違います 
海上共和国(Repubblica Marinale)の時代には インドから黒胡椒(pepe nero)が入り ヴェネツィアはその交易で富を得ました
ジェノヴァはアジア(インドや東南アジア)からバジル(basilico)を輸入しました 胡椒よりも安価ですね ジェノヴェーゼ・ソースはバジルを使ったジェノヴァのパスタですね
大理石の乳鉢(mortaio)を使ってバジルを曳きます ダビデ像が彫られたのも大理石ですね

そしてアメリカから 新食材が入ってくるようになりました カラブリアにはペペロンチーノ(唐辛子)が入り ンドゥィア(Nduja)という辛いサラミ類が生まれましたね


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インドからスパイス アメリカから入ってきた新しい食材

この時代にあった3つの困難とは 時間の観念が今と違うこと 火の扱いが難しいこと そのため湯煎(Bagnomaria)が用いられました そして水 冷やし方も これは冷蔵庫もないため ケーキを作るには涼しい夜がよい等の工夫が必要でした

そして お二人でアメリカのEATELYで行った ルネッサンス時代の料理の再現イベントについてご紹介くださいました 

家庭ではパンが主食でありパン粉もあった 今も硬くなったパンを使って料理していますね
まぐろのステーキ これに胡椒をあしらいますが 当時はとても高価でしたね
さくらんぼのケーキには バラの花びらを散らします 黒胡椒やしょうがは保存にもよく 今のケーキよりも甘くなかったとのこと 甘味のバランスがよく繊細でした  

そして最後に グラッパAMAROのリキュールのお話をしてくださリ 質疑応答に入りました 

ちなみに マッシモ・モンタナーリの本は イタリアの食文化を知るのによいとのこと また 当時は今のように乾燥パスタはなく 生パスタだったこと 中南米から入ってきたトマトは 昔はフルーツとして食べられていたが やがてトマトソースが生まれ メキシコでサルサに発展したことなど 興味深いお話をいただきました 

開催のお知らせは こちら

素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に 心よりお礼申し上げます



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世界イタリア料理週間:講演会「イタリア料理大全-厨房の学とよい食の術 ペッレグリーノ・アルトゥージ著作邦訳出版を前に」を聞きに行きました(2019.11.20)@イタリア文化会館

2019年11月24日 | イタリア料理・イタリアン食材
世界イタリア料理週間(Settimana della cucina italiana nel mondo):講演会「イタリア料理大全-厨房の学とよい食の術 ペッレグリーノ・アルトゥージ著作邦訳出版を前に」を聞きに行きました(2019.11.20)@イタリア文化会館



世界イタリア料理週間(2019.11.18~24) まずは「平松玲子写真展 美味なる主役たち(Mostra fotografica di Hiramatsu Reiko Squisiti protagonisti)」を鑑賞しました♡

すべての写真に 何の食材を写したのか書かれているのですが ひとつひとつ当てながら目隠しを上げてゆきます イタリア各地の特産品を拡大撮影された写真は新しい発見です!! かぎ針で作ったマッケローニ♡


この日 2019年11月20日は「アルトゥージの日」ともいうべき一日で 昼間にはカーザ・アルトゥージ(Casa Artusi)のシェフ カルラ・ブリリャドーリ氏が「エミリア・ロマーニャの神話と儀式」というタイトルで タリアテッレ タリオリーニ パッパルデッレ ガルガネッリなどの ロマーニャ地方のパスタ作りを実演してくださいました 

そして この夜はいよいよ イタリアで一家に一冊あると言われるアルトゥージの「イタリア料理大全」の日本語版出版記念の講演会が開催されました 有名なシェフの方々等もいらしていました

引き続き 22日(金)には アクア・パッツァにて 23日(土)にはタンタ・ローバにて アルトゥージのレシピ再現料理のイベントが開催されたそうです💛

   *   *   *

まずは カーザ・アルトゥージ(財団)の学術顧問アルベルト・カパッティ氏が アルトゥージの著作"La scienza in cucina e l’arte di mangiar bene"の背景などについてご紹介くださいました

イタリアの三大ベストセラーは 聖書とピノッキオと ペッレグリーノ・アルトゥーズィ/Pellegrino Artusi"(1820~1911)の「イタリア料理大全~厨房の学びとよい食の術」といわれます
1891年に出版されてから 良家の子女の嫁入り道具や結婚のお祝いに選ばれ 100年以上たっても版が重ねられています アルトゥージ生誕200年を記念して このたび平凡社から日本語版が出版されることになりました

最初は自費出版として世に出たため アルトゥージの住所が書かれていたそうです 読者からの意見を取り入れて版を重ねてゆき 最初は475種類のレシピでしたが 第15版ではなんと790種類へと増え 各国語に翻訳されていますが その第15版をもとに日本語版は作られました

 
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イタリア料理大全日本語版のチラシ

この本の出版当時はイタリア統一の後で まだまだ地域ごとの郷土料理が外に出ることは少なく それぞれの地方でそれぞれの郷土料理が食べられていました 
料理人は方言を話し 自分の地域の料理を作っていたのですね 
それを標準イタリア語で統一して書かれたのがこの本です

さらにはクスクスなどのレシピも取り入れています コミュニケーションツールとして他文化も大切にしていたそうです 自分でも何度も試して作り さじ加減等のレシピのバリエーションも尊重しました

裕福な商人の父のもとに 13人兄弟のうち唯一の男子として生まれたアルトゥージは 父の仕事を継ぎました
彼の母は仕事のため料理はせず また自身も妻はおらず 40才を超えた頃から料理の追求を始めました

多くの友人たちからレシピを集め 彼自身も何度も作って改良しました 最後は 版権は料理人と給仕に また遺産は生まれ故郷のフォルリンポポリ市/Forlimpopoli(エミリア・ロマーニャ州)に贈られ それをもとにアルトゥージ財団が2007年に設立され活動を続けています
料理人ではない著者が書いた本ですね 91才まで長生きされたアルトゥージの料理は 長生きにつながるとか?

今のイタリア料理はグローバル化された料理で ピザという単語は世界中でもピザであり 丸い形も共通ですね 
アルトゥージの料理は家庭料理であり 伝承によって変わってゆくもので 今回日本語版が出たあとも 日本の食材により日本のキッチンで作られてゆくうちに再解釈・再発見されてゆくであめうし レシピは変わってゆくものであり それを楽しみにしているとの言葉でした 

*   *   *


続いて 日本翻訳プロジェクトの監修・監訳者の工藤裕子先生が 日本語版のプレゼンテーションを行ってくださいました

アルトゥージが50才の時にイタリア統一がありました それまでは地域を移動するには旅券が必要でした 

商人であり 自由思想の教養人でもあったアルトゥージは イタリア料理のアイデンティティを通じてイタリア統一を確立しようとしたのですね 
また当時はフランス料理が優勢でしたが それに対してイタリア料理を体系化しました
フランス料理をよしとする当時の風潮や 外来語への批判を盛り込み 伝統の再評価をしました
また この本は料理本であって料理本にとどまらないとのこと 

アルトゥージ財団には 「マリエッタの会」があり 地域の主婦たちが専門家として家庭料理を教えています この会の名前は彼の給仕人からとったそうです

 
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6月のアルトゥージ祭り

そして 3名の翻訳者のひとり中村浩子先生と 料理監修の長本和子先生の3名で アルトゥージの本がもつ今日的な意味や 日本語版の意義などをお話してくださいました 

それぞれにイタリア語やイタリア料理との出会いのきっかけをお話くださり 改めて感銘を受けました 
フランス料理に行ったのは貴族料理で イタリア料理はマンマの家庭料理 まだイタリアが貧しい中で 簡単で美味しくて安価でした 

古代ローマのアピシウスの書が 最も古いイタリア料理の文献 そしてルネッサンス時代料理人バルトロメオ・スカッピの本 そしてアルトゥージの本へと続きます

ピノッキオの作者カルロ・コッローディとアルトゥージは同年代であることから ピノッキオの話に出てくる料理もアルトゥージの本にあることをつきとめられました 

この本には様々な肉の栄養価などもあり 生ハム1枚で風味が増して かえって減塩になる等 貴重なお話をたくさん聞くことができ満足です♡

開催のお知らせは こちら

素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に 心よりお礼申し上げます


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地元のポーランドのイベントで初めてポーランド切り絵を体験しました♡(2019.10.27)@地元の商店街(笑)

2019年11月21日 | 各国の世界遺産・せかけん
地元のポーランドのイベントで初めてポーランド切り絵を体験しました♡(2019.10.27)@地元の商店街(笑)



地元の商店街にポーランドのイベントが来ました! Facebookで情報をゲットして早速行ってきました♡
オリンピックを活かした地域活性化の事業とのことです

先日 千代田区主催の「地球市民講座2019「ポーランドを知ろう 第3回 ポーランドの文化・言葉」に行ったばかりなのですが 今回は初めてのポーランド切り絵体験!!
東京在住の若いポーランド人の方に 流暢な日本語で教えていただきました♪

ポーランドの切り絵は19世紀に発達した 壁飾りのアートです
ウォヴィチのにわとりの切り絵は 左右対称で鮮やかな色どりですね
クルビエの切り絵も 折った紙を切ってから開くと 左右対称でとても美しいです
見本で見せていただいたのは 何週間もかかり 何層も重ねてゆくので グラデーションがまるで絵画のようで緻密な作業ですね~


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見本の切り絵


今回やったのは 1時間くらいでできるにわとりの切り絵です

私の剪画のお師匠さんの作品を心に浮かべながら 見本の作品を見ていました(^.^)
剪画は一度体験しただけですが 若い頃漫画を描いていたので スクリーントーンを切るのは慣れています♪

まずはニワトリの身体を トレーシングペーパーで写し取った黒い紙を切って作り それを白い台紙に張ります


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まずは黒いニワトリの身体を切り抜きました


そして 各パーツを 3種類のグラデーションを考えながら書き写して 切ってゆきます
まぁ楽しい♡ 無心に帰れますね~ 昔はこんなことばっかしやってましたね~
一度切り絵体験をしたので手順が頭に浮かび サッサッとはかどりうれしいです♡

そして各パーツをのりで貼ってゆき 最後に目を切って張りつけて完成!! ← 小さい〇を切るのって はさみでもカッターでも難しいんですよ!! ガチガチになっちゃいますんで(*´Д`)



切り絵 ポーランドの陶器(ティーバック置き) ポンチキ イベントのチラシ♪



そして ポンチキというポーランドのスイーツ(ドーナツ)をいただき Kersenの陶器コーナーでは 生まれて初めてポーランドの陶器を買いました!!

といっても手描きの一点もので 模様が複雑になる程値段も上がるそうなので 私が買ったのは いちばん小さなティーバック置き(Tea bag holder)の小物です(笑) 漬物なんかを置いてもいいそうです~

 
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ポーランドの陶器の数々!!

そしてそのあと脱兎のごとく もとからの予定だった 地元の絵本館の「秋のおはなし会」会場に自転車で向かいました~
今回は出番はないものの 色々なお手伝いにあがりました~ この日は韓国語・日本語・英語でした

そして 終了後またまた自転車をこいで戻り(笑) 3時からの「ポーランドの音楽野外ライブ」に間に合いました!!

おなじみショパンのプレリュード ポルカの数々 ポーラチカ(これは学校で習いましたよね~)  ノクターンのジャズアレンジ等を路上で楽しみました(^.^) 

このあとは11月10~23日の 「ポーランド映画祭」そして 11/24(日) の「ポーランドフェスティバル2019」へと続きます!!



ポーランド陶器Kersenのティーバック置き(Tea bag holder)


今年2019年は 日本・ポーランド交流樹立100年記念とのことで行事が多いのですね




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イタリア留学フェア2日目は『Leonardo 500: ダ・ヴィンチゆかりの地』と「トビタテ!留学JAPANトークイベント」を聞いてきました(2019.11.10)@イタリア文化会館

2019年11月18日 | イタリア留学
イタリア留学フェア2019 2日目は「イタリア観光セミナー『Leonardo 500: ダ・ヴィンチゆかりの地』」と「トビタテ!留学JAPAN派遣留学生によるイタリア留学体験談・トークイベント」を聞いてきました(2019.11.10)@イタリア文化会館



この日は即位の祝賀パレードとあって 行きにはパレードを見にきた方たちを見かけ 帰りには小さな国旗を持った方たちを見かけました お天気もよくて...(^.^)

さてまずは イタリア政府観光局の『Leonardo 500: ダ・ヴィンチゆかりの地』を聞きました! ダ・ヴィンチのグッズも嬉しい~(^.^) ←昨年はカレンダー♪ 

なんと来年2020年はラファエロ没後500年 そして2021年はダンテ没後700年と続きます!!

さて ダ・ヴィンチゆかりの場所は...

1. ヴィンチ村 (トスカーナ州) ダ・ヴィンチの生まれた村ですね 
生家 理想美術核 図書館 博物館があります

2. フィレンツェ ウフィツィ美術館 「受胎告知」他

3. フィレンツェ ヴェッキオ宮殿 ここの五百人広場でミケランジェロと絵画の対決をしましたね ダ・ヴィンチが「アンギアーリの戦い」を そしてミケランジェロが「カッシーナの戦い」を...

4.ミラノ なんといっても サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の「最後の晩餐」 ここは予約制です

5. ミラノ アトランティコ手稿 (アンブロージアナ美術館)
スフォルツェスコ城とアッセの間
など...

6. ロンバルディア州 
ヴィジェーヴァノのスフォルツェスコ城 
アッダのエコミュージアム 
マントヴァ イザベラ・デステの肖像画の下絵 


7. ヴェネツィア アカデミア美術館にある 世界的アイコンでもある「ウィトルウィウス的人体図」← いただいた布袋もこのデザイン♪

チェーザレ・ボルジアとダ・ヴィンチのお話など...
ほつれ髪の女」(パルマの国立美術館) 最も繊細な作品で 日本にも来ましたね!

駆け足で盛りだくさん! ぜひイタリア政府観光局のサイトで写真等ご覧ください(^.^)

 
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ダビンチゆかりの地

ダ・ヴインチ関連「おすすめの旅」は こちら

セミナーのお知らせは こちら

 
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いただいたグッズ💛

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そしてすぐに「トビタテ!留学JAPAN派遣留学生によるイタリア留学体験談・トークイベント」を聞きました



今年は規模も大きく...

文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」の協力のもと 加速化するグローバル社会における国際文化交流の意義を考えるトークイベントです

「トビタテ!」のセミナーは前から聞いていたのですが 今年は時間も長くなり規模が大きくなっています 高校生からの若い方の留学に力を入れているのがわかりました 語学のみではなく目的がメイン 何もイタリア語だけが目的ではなく広く門戸が開かれているのがわかります 

構成は まずは欧州ビジネス協会事務局長F.フォルミコーニ氏が 実社会で必要とされるグローバル人材の観点から「これからのヨーロッパ留学の重要性」について語り 次に担当者からの説明 そして3名の若い留学体験者たちのパネルディスカッションへと続きました

第1 部 セミナー「これからのヨーロッパ留学の重要性」について


コンフォート・ゾーン(自分にとって快適なゾーン)から飛び出して 新しい地理・文化・言語の中に身を置くことが 成長に必要であることを ご自身の体験談を通して力説いただきました

(この頃はまわりでも コンフォート・ゾーンの中にい続けるこじんまりした若者も増えているようですが かと思うと海外で働く若者もどんどん増えていますし...)

海外で働き 世界のどこででも生きられる自信がついたことが最大のメリット との言葉に自分の人生を振り返りました
困難に直面し解決する力がついたし テレビの天気予報で事細かく丁寧に指示してくれる日本社会に慣れてしまうと 海外で自分の判断力が落ちていることに気づくと思う とのこと 確かに...

日本のグローバル企業は 国際経験を持つ若者を求めており 国際的人材は持続可能な競争力を維持する上で貴重であり 昔よりも留学は大切になっている とのお話でした

そして イタリアを留学先に選ぶ理由のひとつに ワークライフバランスの取れた国を留学先に選ぶ方がよい影響を与えるとのことでした 

    *     *     *

第2 部 パネル・ディスカッション「トビタテ!留学JAPAN」の留学生が得たもの

2045年には人工知能は人間の脳を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)に到達するといわれ 若者たちはこれからの 変化が激しく 予測が困難で 正解のない時代を生きて行くためには 自ら「未来を切り拓く力」 が必要となります

今、なぜ留学?」は こちら

そんな中 2013年に生まれたのが 「トビタテ!留学JAPAN」なのですね
グローバル人材の不足に対応すべく 民間企業300社以上が出資する官民共同のプロジェクトです 返済不要の奨学金です

パネルディスカッションでは 3名の高校生・大学生たちが それぞれの留学体験を話してくださいました

やはりイタリアはスローフードの国だけあって 食について そしてスローフードと建築についてをテーマに選んだ方がいらっしゃいました 
高校生の物おじしない立派な発表ぶりに驚きました! まぶしかった...(*ノωノ)

高校生の留学はまだまだ0.1%  やはり単位を認めるようにしてゆかないと 一学年遅れることがハードルなのですね 地方の方が都会よりも休学をネガティブにとらえるようです 
その辺のことは子育てを終えた私も気になります 

「留学は有利?不利? データから検証」は「こちら 

これからも若い方たちにはどんどん海外に出て行ってほしいと思います 語学に限らず様々なテーマを見つけて 若いうちに...

「トビタテ!留学JAPAN派遣留学生によるイタリア留学体験談・トークイベント」はこちら



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セミナー会場(BF2)に降りる時には写真を見ながら💛


毎年 フェア会場をあとにする時の名残惜しさといったら... 各ブースをもういちどまわって 知り合いの方たちや今回初めて知り合った方たちにひと通り挨拶したいくらいの 年に一度の一期一会の場所なのでした💛 

イタリア留学フェアは こちら

*素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に 心よりお礼申し上げます



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高潮でヴェネツィア8割浸水(2019.11.15)@イタリアのニュース

2019年11月16日 | イタリアのニュース
高潮でヴェネツィア8割浸水(2019.11.15)@イタリアのニュース


2019年11月12~13日に起きたヴェネツィアの高潮(アクア・アルタ)で イタリア政府が非常事態宣言を出しました

最高水位は187cmに達し 市内の8割以上が浸水しました これは1966年(194センチメートル)に次ぐ観測史上2番目に高い水位とのこと
市長は「気候変動が原因」と指摘し 被害は数億ユーロにのぼるようです
感電などで少なくとも2人が死亡し 数日は不安定な天候が続きそうです

浸水被害を防ぐ可動式の防波堤の「モーゼ計画(Modulo Sperimentale Elettromeccanico)」は 汚職や建設費の高騰で大幅に遅れています

ニュースは こちら

la Repubblicaのニュースは こちら (2019.11.14)

私が1985年に初めてヴェネツィアに行った時から ガイドの友人は高潮被害のことを嘆いていました モーセ計画のことも...今後が心配です

また 北イタリア山間部の豪雪 南イタリアのマテーラの洪水などのニュースにも触れ 心を痛めております 
 
ニュースは こちら



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イタリア留学フェア2019でAIS認定ソムリエ養成コース&オリーブオイルソムリエ養成コースのセミナーを聞きました(2019.11.9)@イタリア文化会館

2019年11月12日 | イタリア料理・イタリアン食材
イタリア留学フェア2019でAIS認定ソムリエ養成コース&オリーブオイルソムリエ養成コースのセミナーを聞きました(2019.11.9)@イタリア文化会館


イタリア留学フェア2019 初日の夕方に AISソムリエ協会のセミナーを聞いてきました

イタリア文化会館でもイタリアワイン基礎講座を開催しています 
 
『AIS(イタリアソムリエ協会)』はワインと食のプロフェッショナル『AISソムリエ』の養成コースを開講しています。ソムリエとしての基本的知識から段階的にイタリアワインを学び、ソムリエ資格取得を目指します。』(セミナー紹介文より)

AIS(Associazione Italiana Sommeliers)は1965年にミラノで設立され 1973年9月にイタリア国家よりイタリア国家資格として ソムリエの資格が認定されました

会員は4万人 各国に支部があります イタリア人が通常1年半~2年かかるところを この「AIS認定ソムリエ養成コース」(Corso di qualificazione professionale per Sommelier)は 約6週間という集中コースで資格所得を目指すとのこと

Accademia dei viniとAIS によって 年3回開講されています(1/31,5/31,10/31がコース開始日)

2006年に日本支部が正式に認定され 252名の会員がいます 「ワインの伝道師」としての人材育成を目標として 知識とテイスティング能力を養うとのこと

レベル1は 基本知識 醸造学 テイスティング技術などの基本を学びます
レベル2は ワイン点数のつけ方 全土のワイン 世界のワインについてより深く学びます
レベル3は 料理とワインの相性について 理論的に学びます 

そして最終試験を受けて アイスソムリエの称号と認定証を受けられます
そのあとの道は professioneとして イタリアンレストランのソムリエ バイヤー 輸入業者 レストラン経営者 ワインジャーナリストやワイン講座講師など多岐にわたり また
Cultura personale Passione といった ワインの知識 そしてワインが育む人の輪が広がります 

2つの柱は テイスティングのメソッドと 料理とワインの合わせ方(abbinamento)です

そしてさらに知識を深めるために 公式テイスター(Degustatione Ufficiale)があり それを持って講師になれるとのこと コースのクオリティーの保証のためだそうです 

日本人ではイタリア在住で十数名いらっしゃるとのこと 

養成コースでは通訳がつき 試験も日本語OKですが イタリア語がわかる方がより深く理解できるとのこと 1講座で3,4本のワインをテイスティングするそうです

AIS認定ソムリエ養成コース
について 詳しくは こちら

イタリア語を長年学んでいると ワインを愛する方 ソムリエの方にもよく出会いますね💛

   *      *      *

次に やはりここイタリア文化会館でもオリーブオイル・セミナーを開催している AccademiadllOlio の「オリーブオイルソムリエ養成コース」のお話を聞きました



こちらは2005年にできた組織で 上記の「レベル3 料理とワインの相性について 理論的に学びます」という特色を オリーブオイルにも生かしたメソッドで生まれました 

オリーブオイルソムリエ養成コースは 7日間で15のレッスンがあり コースの最後に「オリーブオイルソムリエ認定試験」が行われ 試験に合格すると認定証が発行されます (1/20,7/20,10/20がコース開始日)

オリーブオイルの質は色では鑑定できないため 青いグラスでテイスティングを行います

オリーブオイルは 科学的要素のない製法で絞る いわばオリーブの果実のジュースのようなものです 
700種ものオリーブの品種があり それらの特徴や スペイン産オリーブとの違いをご説明いただきました また伝統的な石臼での製法の良しあし 手摘みと機械摘みの良しあし等も伺いました

年3回のコースでは やはり通訳がつき 搾油所や生産者の訪問 苗木の見学などができますが やはり収穫の秋のコースがおすすめとのこと♡

オリーブオイルソムリエ養成コースについては こちら

イタリア文化会館で以前行われた オリーブオイルの1dayテイスティングセミナーのことを思い出しました...あの頃は何にも知らなかったなぁオリーブオイルのこと...(;´∀`)

オリーブオイルセミナーの1週間...語学だけではなく こんな留学もあるのだなぁと思いました!!

セミナーのお知らせは こちら


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イタリア留学フェア2019の1日目に行きチェファルーの語学学校のお話を聞きました(2019.11.9)@イタリア文化会館

2019年11月09日 | イタリア留学
イタリア留学フェア2019の1日目に行きチェファルーの語学学校のお話を聞きました(2019.11.9)@イタリア文化会館


今年のイタリア留学フェアは2日間とも行く予定で 1日目はまず実用イタリア語検定協会のブースに行って 持っていない過去問を買いました~ あっという間に上の級の過去問(500円や1,000円と安い!ネットだと高くなるから)がなくなり 1冊確保できました!ちょうど模試が終わってどーっと人が来たところでした~

この隣のブースTutta Italiaで 「イタリアの小さな美しい村を巡る旅」のパンフレットをいただきました♪ 今注目されていますよね美しい村 そしてアルベルゴ・ディフーゾ!!

何人もの知り合いに出くわしながら(笑) スタンプ6個集めてましたが なんと2日間ともそれぞれ当たるんですね~アリタリアのチケット!!

今年初めてかな? シチリアのチェファルー(Cefalù)から来た「Solemar Academy」という語学学校...あっシチリアだ!! と目に飛び込みました 
今NHK「旅するイタリア語」でもやっていますよねシチリア!!

チェファルーは 「ニューシネマパラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)」の撮影が行われたことでも知られている(主人公と恋人の海辺のシーン💛) 世界遺産のある街です 
パレルモのアラブ=ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂(Palermo arabo-normanna e le cattedrali di Cefalù e Monreale)」という名称で パレルモ等9件が2015年に世界遺産に登録されました

Solemar Academyは 1986年にできた語学学校で チェファルーは1万人強の小さな街で 移動も徒歩等ですむそうです いっぱいグッズをいただきました~♪


direttoreは若い! まだまだ日本からの留学生は少ないようです シチリア人気だよね~


チェファルーの語学学校でいただいたグッズ💛

そして 夕方からは「AIS(イタリアソムリエ協会)」の ワインソムリエと オリーブオイルソムリエのセミナーを聞きました

また明日も行きます!!


一日でこんなにグッズをいただきました~♡

イタリア留学フェア2019は こちら

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映画上映会『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿(Teatro alla Scala: Il tempio delle meraviglie )』に行きました(2019.10.22)@イタリア文化会館

2019年11月07日 | イタリア映画・映画
映画上映会『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿(Teatro alla Scala: Il tempio delle meraviglie )』に行きました(2019.10.22)@イタリア文化会館




ミラノ・スカラ座(Teatro alla Scala)


18世紀に誕生して以降 音楽史に残る偉人たちを輩出し続け オペラの最高峰とされる ミラノ・スカラ座(La Scalla) その全貌に迫ったドキュメンタリーです

マリア・カラス ルキノ・ヴィスコンティをはじめとする偉大なアーティストたちに加え リッカルド・ムーティ プラシド・ドミンゴ ロベルト・ボッレなど スカラ座とゆかりのある多くの著名人のインタビューやアーカイブ映像で綴られ スカラ座240年の歴史を多角的に紐解いてゆきます

12月7日 聖アンブロジウスの日(ミラノの守護聖人)は ミラノ・スカラ座の幕開け シーズンの始まる日

ワーグナー カラス アバド...多くの人がこの舞台に立った 他の舞台とは違うスカラ座(公国立スカラ新劇場(Nuovo Regio Ducal Teatro alla Scala)の舞台

1776年
の火事 初代の歴史的建築物テアトロ・ドゥカーレ(Teatro Ducale)は消失した
裕福な90人のミラノ市民が オーストリア大公フェルディナントに新しい劇場の建設を依頼し 以前サンタ・マリア・アラ・スカラ教会のあった場所に建設された マリア・テレジアに跡地を使う許可を得たという

1842年 ヴェルディのナブッコ 初演
第3幕での合唱「行け 我が想いよ 黄金の翼に乗って(Va, pensiero)」は 今日のイタリアにおいて国歌並みに あるいはそれ以上に有名な旋律となった 

エジソンとの出会い 初めて照明がすべて電気で照らされたのが1883年のこと 2880個のランプが配置されたという
最初は油のランプ その後ガス灯に替わり 1883年には電灯に交換された 

1901年
 ヴェルディの死に ミラノの街が泣いた 
国葬の前に ミラノ市民はヴェルディとの別れをすませたのだ

ヴェルディのあとに来たのが プッチーニ トスカニーニの2人だ

台本作家の嘆き 成功しても自分の手柄ではなく 同じギャラで何度も書き直させられたと...

プッチーニの評価は彼の死後だった トスカニーニが「トゥーランドット」を評価した
1926年初演 プッチーニは天国にいたので自身の再評価を知らない

トスカニーニがスカラ座を改革し ワーグナーが登場

1946年5月
 第二次大戦後に再建されたスカラ座 なによりもまずスカラ座を!とのミラノ市民たち

マリア・カラス
の衣装係は 衣装のせいもあり彼女は美しく見えたとの言葉
「椿姫」では ハイヒールを脱いで客席に投げるという演出

そしてパヴァロッティ 世界で一番美しい声と評される 若い頃のパヴァロッティの声...

1963年 プラシド・ドミンゴがスカラ座に呼ばれた 
そして続くダンサーやバレリーナの物語 ヌレエフ登場 
1813年にできたバレエ学校がスカラ座アカデミー(Accademia Teatro alla Scala)へと続く

1981年9月
「オテロ」が東京公演 20年かけて招致した日本人がいた C.アバド

そしてまた12月7日が来る それは毎年違う12月7日であり ミラノ・スカラ座は 今も進化し続けている...


開催のお知らせは こちら

映画は こちら

素晴らしい上映会を開催してくださいましたイタリア文化会館様に 心よりお礼申し上げます




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ドイツフェスティバル2019に行ってきました(2019.11.3)@都立青山公園南地区/2019.11.1(金)~4(月/祝)開催

2019年11月03日 | ドイツ語・独検
ドイツフェスティバル2019に行ってきました(2019.11.3)@都立青山公園南地区/2019.11.1(金)~4(月/祝)開催


文化の日の今日は ドイツフェスティバル2019に家族と行ってきました!!

なじみのブースが今年はないのでちょっと寂しいですが 店は前よりも増えているみたいです 
2時半頃に着きましたが カリーヴルストとビールを買って 2人で座れる場所が待ち時間なしでどうにか見つかる感じの込み具合でした 夕方になるにつれて混んできます

今やっているNHKテレビのドイツ語講座は ドイツパンの大好きな出演者が出ているので ドイツパンのお店が入ってすぐにあった💛 その名も「ドイツパン研究会」 ← ちゃんと買いました(^.^)v



 ↑
毎年展示されてるメルセデス・ベンツ!!今年は端っこに...

メルセデス・ベンツの展示は毎回 入ってすぐにどーんとあったので ぜひ目立つ場所においてほしいな...💛



 ↑
カリーヴルスト一皿800円 ビール1,000円!


← 「サンタさんのおうち」で買った布袋 家族がこの日骨董市で買ったドイツの布袋もある

ここでドイツのナプキンや細かいグッズを買いました 
Maus君とかレゴとか 孫でもいれば可愛いなって思いますが~(;・∀・)

 

ベルリンの壁30年」の展示 壁の長さをクイズで当てる!

これは今年2019年がベルリンの壁崩壊30年(30 Jahre nach dem Mauerbruch)だから展示されていた 他にもOAGその他で関連イベントが今まさに開催中です



ドイツのパン屋タンネ(Tanne)

他にも長野から毎年来ているBrot Hügelでライ麦パンを買いました♪


やっぱりイベントは一人で行くよりも 誰かと一緒に行って お店で何か買ってお店の人とおしゃべりしたり 何か飲み食いして少しは腰を落ち着けないと行った気がしないですね~ それでも1時間くらいで帰りました

お店で説明しているドイツ人が日本語がすごく上手なんで 便利だけどちょっとつまんなかった(笑)

ドイツフェスティバル2019は こちら 2019.11.1(金)~4(月/祝) ←明日までやっています!!

バウハウス100年映画祭」(2019.11.23~12.12)@ユーロスペースは こちら


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JICA地球ひろばに初めて行ってきました(2019年2月)@JICA

2019年11月01日 | イタリア関連の催し
JICA地球ひろばに初めて行ってきました(2019年2月)@JICA


この記事を 日本人初の国連難民高等弁務官でありJICA理事長でもあった緒方貞子氏に捧げます



JICA地球ひろば
に初めて行ってきました 
メニューはボランティア体験談(東ティモール) 地球ひろば体験ゾーン そしてエスニックランチです

青年海外協力隊で2年間 東ティモールに派遣された若い方の体験談と質疑応答 栄養改善の指導をするにあたり 女性の教育がインドネシア侵略等により中断されたこと等が影響しており 栄養指導にもイラストや説明でする必要があるとのこと
言語はポルトガル語の影響があり 聞いて少しわかりました (知らない言語を大きな声で話すのは楽しい!!音楽よりも好き♡)

キャッサバやタロイモ
を食べており お米も採れます 
住民はのんびりおおらかに暮らしているのですが 衛生面で心配があります
暑いのに生魚を外で売っていたりとか...

結婚には結納金等がかかり内縁のままが多く 十代で結婚して多産だが 子どもの半数は栄養失調 それを普通ととらえており 医療費が無料ということを知らない人も多いとのこと 民間療法で祈祷師などに頼っているのですね

でも助け合いの精神があり 孤児を引き取る人もいてホームレスもないそうです

シニアは派遣先の国の事情により若手が優先される国もあるとのこと 私の知人の父親が以前 JICAの日本語教師でアジアに行ったのを思い出しました

次に「地球ひろば」の体験コーナー  ここでは3Dプリンターで義足を作る(糖尿病で脚を切断する人が多い) 簡易水位計(ニュースが行き届かず水害を知らせるのによい) 母子手帳は言葉が出来ない母親のためのアプリもあり 各国の母子手帳を初めて見ました アラビア語とか!

高性能ドローン
ではAEDを運び救命に役立て 教師不足や教材不足を補う理科教育セット 整理整頓をして生産性が3倍となった「カイゼン
 
マナティー等生物多様性を保護する研究 ペットボトルライトによる感染症対策 蚊よけの蚊帳 そして水洗トイレがない地域で使う5ドルで現地生産できる「おまる」等... 

このおまるを見てたら 一昨日の古代ローマ歴史講座で聞いた 尿を衣類の洗浄に使ったというウェスパシアヌスの作ったクリーニングシステムが頭に浮かんでしまい(奴隷/schiaveが主人の尿をおまるで集めて洗浄のために使った 足で踏むのですよ!臭いのに!!) 困りました~(笑)

続きエスニックランチ 
クスクスはチュニジアの粒パスタで サルデーニャのフレグラよりも小さいです 昔チュニジア好きの人から教わってよく作りました~ 中近東風白いんげん豆のトマト煮は一番おいしかった💛 


緒方貞子氏の学校時代の英語のノート
が展示されており字のきれいなこと!! そして各国の民族衣装や楽器等も展示されており 皆さん興味深く見ていらっしゃいました

知ってるつもりで知らない各国事情がわかる有意義な訪問でした!! 世界遺産検定1級を控えて世界地図を持って行きましたが さっと東ティモールを探せずに手間どってしまいました...
ちなみに東ティモールには世界遺産はまだありません

若い方にはぜひ訪れてみてほしいと思います  年を取ると自分の殻をなかなか破れなくなってきて 若い方がどんな志を持って厳しい環境の国に飛び込んでゆくかを 素直に受け止めることができる自分でありたいと切に思います


企画してくださいました㈱クラブツーリズム様に心よりお礼申し上げます
 


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