日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イタリア文化講座「サステイナブルなイタリア - 持続可能なイタリアの食と生産の現在 -」を聞きに行ってきました(2017.1.21)@星美学園短期大学日伊総合研究所&ブックフェアで出会った2冊♡

2017年03月31日 | スローフード・食育
イタリア文化講座「サステイナブルなイタリア - 持続可能なイタリアの食と生産の現在 -」を聞きに行ってきました(2017.1.21)@星美学園短期大学日伊総合研究所&ブックフェアで出会った2冊♡ 



今までスローフードの講演会には何回か出たり 当サークルでもスローフードの講演会(2011年)を開いたりしてきましたが イタリアの農業について全体像を俯瞰して見た講座は実は初めてで 目からウロコでした!!

学習院女子大学非常勤講師 中野美季先生は 一年の半分はイタリアに取材等に出かけていらっしゃいます

食は 食であって 食にとどまらない」というのがイタリアの食に関するキーワードだと感じました

1970~80年代は 経済発展に伴い大量生産・大量消費の時代 工業化と離農 食品偽装の問題がありました

1990~2000年代は グルメブーム ソムリエブームが起こり (日本での日本酒と同様 ワインは忘れられていた時期がありました)  食への関心が高まってゆきました 古代穀物が復活し 地域食材が発掘されてゆきました

2000年~現在は 品質や環境への意識が高まり 高品質な伝統食品 昔ながらのていねいな仕事を再評価する動き 生物多様性への意識 環境への配慮 持続可能(サステイナブル)な生産への志向が根付いた時代ですね

こうしてみると 少しずつでも時代って変わってゆくものだなぁ...との講師の先生の言葉がとても印象に残りました 日本の農業や食(自分が子供の頃から食べてきたものを思い出しながら)の変遷も同時に振りかえることができました


イタリアは 国土の46%が農地で EUの平均よりも小規模な経営です (日本はさらに小規模)
自給率は日本(39%)よりも高く61% 野菜・果実は100%を超えています (フランスやアメリカは130%前後と多いですが)


イタリアは有機農業大国で 1990~2001年にかけて急増し 2006年度の有機農地面積は世界第4位でした
1991年に 「EU有機農業規定」が制定されたことで弾みがつき 2010年には農地の8%が有機農業となりました 

EU圏の農業は 1980年頃は 価格支持政策の失敗で生産過剰を招き 農薬や化学肥料の汚染が問題となりましたが 1985年に「農業環境政策」を制定し 有機農法への転換に補助金を出したり 義務的休耕制度を導入したそうです

日本では減反政策が始まったのは1970年代ですね

離農の進行については ここ20年で46%前後の農家が 15%の農地面積が減ったそうです 


アグリツーリズム
について:

イタリアでは 1985年に「アグリツーリズム法」ができ アグリツーリズムが発展してゆき 農家収入の多様化を図り離農を防いでゆきました
農家の宿泊や農家レストラン 直売などですね
だんだんと農業の多面的機能(食糧保障や国土・環境・生物多様性の保全 文化の継承など)が認められてゆきました
 
2000年代になると 子どもたちに農場での体験教育をほどこす「教育農場(Fattoria Didattica)*」 さらに ハンディのある人たち等の「労働弱者(EU法)」の就業をすすめた「社会的農業(Agricoltura Sociale)」が発達してゆきました 元受刑者や障碍者や難民などが社会参加をしてゆき各方面にメリットがありますが 2015年にはとうとう「社会的農業法」が成立したそうです
現在では社会的農業の対象は 社会的弱者(svantaggiati)から さらに健常者を含む地域社会全体へと拡大しているとのこと

* Fattoria didatticaについては "Progetto Italiano 2" Unità 7 (p114)にありました (テキストの総復習をしていて見つけました♪)

"Il numero dei servizi offerti (供されるサービス) da un'azienda agrituristica (アグリツーリズムの農園) sono quindi molteplici(多数の): dal pernottamento (外泊) alla ristorazione(レストラン業/元気回復の意味合い), dalle fattorie didattiche (教育農場)(nelle quali le aziende agricole(農場) ospitano le scolaresche(一学級の全生徒)) alle degustazioni (試食) di prodotti tipici."

 *       *        *



アグリニード/
Agrinido(アグリ保育園) アグリタータ/Agritata(農家保育)などもできているそうです 森の幼稚園など...♡

  

    *     *     *

さて 休憩をはさんで 次はいよいよスローフード運動について
1986年に北イタリアのブラで始まったスローフード協会は 今は150カ国に10万人の会員がいます 

この1986年というのは 食品偽装事件(メタノール入りワインで死者) ローマのスペイン広場にマクドナルド出店という「食の均質化・効率優先」の波に「イタリアの食文化消滅の危機感」を持った人たちの運動でした (また1986年4月にはチェルノブイリ原発事故もありましたね)

サローネ・デル・グスト(トリノに生産者・加工者が集結する祭典) CHEESE(ブラの街全体が会場となるチーズ祭り) また生産物保護プロジェクトには「味の箱舟(Arca del Gusto)」(ノアの箱舟になぞらえた絶滅の危険のある生産物を守る試み)「プレシディオ(Presidi)」(それらを支援する「砦」)「テッラ・マードレ(Terramadre)」(世界から5千人の生産者を集める世界大会)等があります

2004年には「食科学大学(Università degli Studi di Scienze Gastronomiche)」もブラの隣町ポレンツォに作られました ここはサヴォイア家のお城を修復した素晴らしい建物です♡


さて 講師の中野先生のご専門でもある「味覚教育(Educazione del Gusto)」について...

これは五感を使った体験的食教育で 知識だけでなく 必ず実際に味覚を味わう体験をしますが 「il diritto al piacere(喜びの権利)」として 食の喜びの側面からアプローチをし 従来の栄養学的アプローチとは異なります

また なぜ食育が必要か?について 示唆に富むのは 「良いものを作る」生産者と 「良いものをわかる」食べ手は 持続可能な地域経済の車の両輪であり どちらが欠けても前には進まないこと そして 皿の上の食べ物を味わうことから 皿の外へと意識を広げてゆくこと さらに 食べ手は「共生産者(Co-produttore)」であり 「食べることは農業の一部」ということ
これは私が前に読んだ 「スローフードの奇跡」(C.ペトリーニ著)にもありました  私たち全員は日々食べなければ命をつなぐことはできず 共生産者であり農業の一部ということなんですね...


スローフードの食育プログラムは 成人向けの 味覚のラボラトリーやマスターオブフード 子ども向けの出前授業 学校対象のスクールガーデンプログラムなどがあり 味覚教育教師養成講座もあります 子どもだけでなく保護者に向けた味覚教育もあるそうです

現在のスローフード運動は 食から飛び出し アフリカに菜園を作る等 政治的な動きも広まっています とにかくプロモーションが洗練されているのですよね~

      *     *     *

イタリア流「地産地消」のキーワードは:

Filiera corta (フィリエラ・コルタ) = 流通短縮 
Km0 (キロメトロ・ゼロ) = フードマイレージOkm
GAS = 共同購入グループ


この中で 1994年頃に始まったGAS(共同購入グループ)については 従来とは異なるもので 消費者が生産者から直接共同購入をするもので 20人くらいの都市住民の小規模なグループとのことです
まとめ役が注文を合計したり 全量引き取り 作業への参加 メンバーが注文品を引き取りに行くなどして 安心で品質のよいものが市価より安く買えるので増えているそうです  

まぁびっくり!! それはまるで昔の日本の生協の成り立ちを見ているかのようでした ホントに少人数で始まったのですから... (このサークルの登録先の東都生協も 八千代牛乳の共同購入から始まったのです) もちろんイタリアにもCoop(生協)はありますが それとは異なるものとのことです 
ところがこのGASは 日本が起源と聞いて さらにびっくり(笑) ← 日本有機農業研究会による「生産者と消費者の提携」がその起源とのこと

あとは ファーマーズマーケット 大地のメルカート BIODOMENICA(有機に特化したマーケット) また食育フードマーケット「イータリー(EATALY)」について イタリア各地のたくさんの写真を交えてご紹介いただきました フィレンツェの真ん中に直売市場が誕生したそうです 

そして「場所の力」(なぜスローフード運動の本拠地が 運動が拡大してもなおブラに置かれているのか?)についてもお話いただきました

*     *     *

このセミナーを聞いてようやく イタリアの農業の輪郭がつかめてきました スローフード運動のセミナー等でも 受刑者たちの働くコーヒー農場などの事例を聞いていましたが これは「社会的農業」としてイタリアで行われていたものだったのですね!!
この講座のあとで「イタリア好き」を読んだら 今までよりもよくわかりました!! 今までは断片的な知識だけだったんだなぁとわかりました
     
思うに テキストに準じたイタリア語レッスンではなかなかここまで掘り下げて取り上げられないテーマというのは一定数ありますので こちらからどんどん こういったセミナーやイベントを見つけて出かけたり 本や映画やネットなどで調べるしかないのだなと感じます
 
もしかして今学期は 苦手なテーマをスルーしてしまいましたが 受けていたら違っていたのではないかとちょっぴり後悔( ;∀;)

でも これくらいのテーマをいつかイタリア語で聞けるようになりたいなぁ~(*^^*)

公開講座は こちら

素晴らしい公開講座を開催してくださいました 星美学園短期大学日伊総合研究所様に心より感謝申し上げます

5月から始まる公開講座は こちら


追記(2017.3.28)
イタリア文化会館で開催中の「イタリアブックフェア」2日目に行き 同様のテーマの2冊を見つけ 早速買いました(^^)/

イタリアの共同組合」(A.イァーネス著、緑風出版)「食農分野で躍動する 日欧の社会的企業 - イタリア発 地域の福祉は共同の力で - 」(石田正昭著、全国共同出版)です この講演を聞いたからこそ読む気になったし 聞いていなければ買うこともなかった本です 新しい世界を開いてくれて ブックフェアに行ってよかった!!

イタリアブックフェアは こちら (2017.3.27~4.8) ← 4/1(土)にも いくつかの本の紹介イベントが追加開催!!

L’Unione Sarda.itの2017.3.29の サルデーニャの有機農業についての記事 ” Agricoltura, Sardegna sempre più "biologica". Sull'Isola 2.500 aziende specializzate”は こちら

* 写真は ナポリの果物屋さん♪ おいしくて安い!!



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サルデーニャ(Sardegna)&ボーザ(Bosa)のお祭りカレンダー(il calendario delle feste in Sardegna e a Bosa)

2017年03月27日 | サルデーニャ
「サルデーニャ(Sardegna)&ボーザ(Bosa)のお祭りカレンダー(il calendario delle feste in Sardegna e a Bosa)


サルデーニャにはたくさんのお祭りがあり ここにほんの少しですがご紹介いたします 

私がいつも見ているボーザ(Bosa)BosaのFacebookでは ビール祭りとかカーニバルとかしょっちゅうアップされていて 見ているだけでも楽しいですョ(^_^):


サルデーニャのお祭り(delle feste in Sardegna
):

1月16,7日 S.Antonio Abate (聖アントニオ・アバーテ祭り) Dorgali/ドルガーリ:
16日の夜 聖アントニオ・アバーテに献じるローズマリーで作った松明がともされ 17日は見学者に手作りパンや蜂蜜ベースのお菓子が配られる


2月下旬の3日間(年により変動) Carnevale(カルネバーレ/謝肉祭) Oristano/オリスターノ:
1日目は街で選ばれた若者が民族衣装を着て馬に乗り、翌日まで一度も馬から降りない
2日目は騎士を先頭に、ラッパ隊や鼓笛隊とともに参加者全員が1200年代の衣装をまとって行列する
3日目は中世のゲームが行われる
Sartiglia(OristanoのCarnevale)は こちら


Carnevale di Mamoiada
(マモイアーダのカーニヴァル) Mamoiada/マモイアーダ(ヌオーロの南17km) 時期:カーニヴァル
サルデーニャ島でも特に古くからの歴史をもつ民族色強いカーニヴァル
伝統舞踊や マムソネス イッソハドレスという島の伝統的仮面行進が行われ “Juvanne Martis Sero”という仮面の登場でカーニヴァルは終ります
最終日にはこの人形が乗った荷馬車が死を嘆く人々の失意の歌とともに街を廻ります


Basqua(パスクア/イースター)の40日前  Riti della Quaresima e della Settimana Santa(四旬節と聖週間の祭り) Sassari/サッサリ:
二つの行列が繰り広げる祭り、 1日目は 一つの行列は十字架に架けられたキリスト像を運び もう一つはマリア像を運ぶ
2日目は 2つの行列が出会ってキリスト像を十字架から下ろすと キリストの復活を祝い 村の鐘が鳴らされる

5月1~4日 S. Efisio a Cagliari(聖エフィズィオ祭り) Cagliari/カリアリ:
1656年に聖エフィズィオがペストを終焉させたことに感謝する祭り
牛車の行行進と各地方の花を巻きちらし 伝統衣装を着た各地の代表や司祭 聖エフィズィオ信者会の行列が続く
最後に 聖人の像を乗せた幌付き馬車が現れ 徒歩の信者に続いて南西部の街ノラ(Nora)へと向かう
世界でもっともカラフルな宗教行事と言われる カリアリの旧市街のローマ通りが花で埋め尽くされるのは5月1日


5月の最後から2番目の日曜日 Cavalcata Sarda(サルデーニャの騎馬行列) Sassari/サッサリ:
「午前中、島の全土から集まった人々が民族衣装を着て馬や牛と町中を行進 する、午後は騎手によるアクロバットがあり、夜には行列に参加した人々が再びイタリア広場に集まって伝統舞踊を披露する
サルデーニャ全土から民族衣装を着た人々が集まって行列をするため この日だけで島の様々な土地の伝統が見られる


6月24日頃(夏至の日) S.Giovanni Battista(聖ジョヴァンニ・バッティスタ祭) サルデーニャ各地:
ヨーロッパ中で行われる祭り 男性は祭りに欠かせない「ファロ(falo)」というかがり火を焚き 女性はお菓子を作る  
大地 水 植物 人間など エネルギーあるものすべてを称える サルデーニャでは島の東部のBari Sardo(バリサルド)が有名


奇数年の6月30日の次の日曜 
La Battaglia(決戦祭り) Sanluri/サンル-リ:
1409年 アルボレア王国の支配下にあったサンルーリが フランス軍とともにアラゴン王国と戦って敗れた戦いょ後世に伝える祭り
見どころは決戦の再現シーン ほかに中世の料理がふるまわれ コンサートや展示会も開催される

8月14日  Candelieri(ロウソク祭り) Sassari/サッサリ:
巨大な木製のロウソクをカステッロ広場からサンタ・マリア・ディ・べトレム教会の祭壇下まで運ぶ宗教行列
大衆の代表者 巡礼者 左官 農民など 9つのグループに分かれてロウソクを支え 踊るように行進する
サッサリの地元の人に最も愛されているお祭り 聖母マリアの昇天を祝って盛大に行われている

毎年8月29日の前の日曜  Sagra del Redentore(救世主の祝祭) Nuoro/ヌオーロ:
20世紀初頭にオルトベーネ山の頂上にキリスト像が設置されたのが起源
島内でも大規模な祭りのひとつで 民族衣装を着たグループが町を練り歩く 
行列は翌朝の夜明けとともに山頂を目指して巡礼する
独特の雰囲気の仮面をつける Nuoroは内陸部最大の街だが ひなびていて"大きな村"というイメージ

9月の最初の土、日曜  Corsa degli Scalzi(素足のマラソン) Cabras/カブラス:
1日目は 重いキリスト像を街の教会から村の外の教会まで素足で運ぶ
2日目に裸足で走って街の教会に運び戻す
中世に若者たちがキリスト像を侵入者から守るため 安全な場所を探して担いで走ったことを称える祭り

10月最期の週末 Sagra delle Castagne(栗祭り) Aritzo/アリッツォ:
ブドウの収穫を終えたあと 新しいワインを飲みながら栗を味わう祭り
さまざまな栗の料理やお菓子を楽しむ
サルデーニャの各地から大勢の人が訪れる

11月21日 Festa di Nostra Signora delle Grazie(恵みの聖母マリア祭) Nuoro/ヌオーロ:
1700年のペスト病を治した聖母マリアを称える祭り
12才になるすべての処女の少女が伝統衣装で教会へ行き 村の無事を祈る

12月25日午前0時  Natale(クリスマス) ←音が出ます  Gergei/ジェルジェイ:
土地の洞窟でプレセーペ(キリスト誕生シーンの飾り物)を本物の人間が再現する
羊飼いたちが伝統楽器ザンポーニャ(バグパイプに似た楽器)を演奏する


出典: 「旅 サルデーニャ島とコルシカ島 ふたつの夏休み」(2009年9月号/新潮社)

   *        *       *

ボーザのお祭り(Le feste a Bosa):


1~2月 KARRASEGARE 'OSINCU - GIOGGIA LALDAGGIOLU 2016



2月 Carnevale
4月Pasquetta a Bosa con il sole
(pasquettaは復活祭pasquaの翌日のこと、ピクニックをする習慣あり)


4月23-25日 Bosa Beer Fest



5月第3週土日GRANDE FESTA DEL VINO A BOSA


6月21日(日) Bosa Sereno variavile (Temo川のほとりでの食事)

7月25日 Beach Battle Bosa Marina

8月7日 Carnevale Estivo 夏のカーニバル

8月8日 Bosa Rock Festival Bosa Marina
 
ハイシーズンの夏のイベントはほぼ毎日!!

 夏のイベントカレンダー


8月30日(日) Giochi Medievali


9月3~5日 Notti Bianchi(Animation Award)


9月11~13日 UNA DELLE FESTE PIU' BELLE REGNOS ALTOS

9月20日(日) Bosa Caddu (騎馬祭り)


*写真等はBosaの"Bosa-uno-dei-Borghi-più-belli-d'Italia"の許可を得ております 2016年の日程で作りました

*「サルデーニャの街(borgo)ボーザ(Bosa)の魅力をご紹介「イタリアで一番美しい町・村」コンテストで2位に!(Rai2014)
」の記事は こちら


Bosa紹介ビデオ映像は こちら

イタリア政府観光局のサルデーニャのページは こちら 

Sardegnaの観光サイト(イタリア語)は こちら

サルデーニャ料理店 Tharros/タロス(渋谷)は こちら 

 

* 滞在時期を決める時のご参考にと思い 楽しく作らせていただきました♡





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世界のベストレストラン50第1位のオステリア・フランチェスカーナのマッシモ・ボットゥーラ氏によるサルーミ・クッキングショーを見に服部栄養専門学校へ行きました(2017.3.21)@イタリア大使館

2017年03月23日 | イタリア料理・イタリアン食材
世界のベストレストランベスト50「The World's 50 Best Restaurants Awards 2016」で第1位を獲得した ミシュラン三ツ星レストラン「オステリア・フランチェスカーナ」のオーナーシェフ・マッシモ・ボットゥーラ氏によるサルーミ・クッキングショーを見に服部栄養専門学校に行ってきました(2017.3.21)@イタリア大使館貿易促進部



世界のベストレストランベスト50「The World's 50 Best Restaurants Awards 2016」で第1位を獲得した モデナにあるミシュラン三ツ星レストラン Osteria Francescanaのオーナーシェフ Massimo Bottura氏のサルーミ・クッキングショーに行ってきました

場所は 昔何回か行ったことのある 代々木の「服部栄養専門学校」で 午前の部午後の部ともアネックス3Fのクッキングショールームはプレス関係者で満席でした ここは階段席でとても見やすいですね 

マッシモ・ボットゥーラ氏は 実にエネルギッシュでかつウィットに富み 人生で最も輝ける時期のオーラを放ち イタリアにとんぼ帰りの多忙なスケジュールの中にあっても 実に魅力的な語りと料理を披露してくださり それは彼の料理の哲学そのものでした 
 
そしてクッキングショーの最後に 料理の世界を目指すもの あるいはその世界でトップを目指すものへの貴重なアドバイスをいただき 緊張しましたが今までたくさん見てきたクッキングショーの中でも最も感動しました (実は調理師学校は家族の進学先でもあり あちこちたくさん見てきたのです)
イタリア人のスピリットを見せていただきました


伝統的なレシピを現代的に展開し 1位の座を獲得した「オステリア・フランチェスカーナ」 モデナでも愛されるその店からは タカという日本人のスーシェフ そしてもう一人 ローマっ子のベルナルド氏が共に来日しました 


 会の最初に イタリアサルーミ普及促進協会より盾が手渡されました


会場となった服部栄養専門学校の校長 服部幸應氏がまずご挨拶で 2011年からのお知り合いで ミラノ万博の時にG9というグループを組みボットゥーラ氏とご一緒して以来 この服部栄養専門学校をクッキングショーの場に使っていただくことが夢だった と話されました

マッシモ・ボットゥーラ氏は子供の頃は nonna(祖母)が手作りパスタを打つテーブルの下にいつも駆けこんで 座り込んでいたという末っ子だったそうです 鼻先には小麦粉をつけ nonnaのトルテリーニをちょいとつまみ喰いするような子供でした

そして今 彼は「数百年にわたる歴史の上に」座っているのです そしてすべては 現代的な考え(il pensiero contemporaneo) によってフィルターにかけられているのです(filtorato) そこが 大使館の紹介にもあった「伝統的なレシピを現代的に展開する」の意味なのですね

「日常を失わないこと」こそが大切

毎日出す料理は 食材の質のみならず なんといっても我々の考え(idee)の質にもよるのだと  自然の美の中からインスピレーションを得て 形を変える(tranformazione) それが自分の料理のまずは基本であり 目に見えない物を可視化する 関連付けるのが自分の仕事だと思っていると話されました (あらゆるアートに共通するものですね) これは最後に見せていただいたヨーゼフ・ボイスの作品にもつながるものです 

大切なのは 意識 ビジョン そして直観だと 自覚と責任だと
日々自分と闘い 改革し そこに到達できたからこそ 今の我々があるのだと (1位獲得のことですね)
直観は幸せなつまづきであり (L’intuizione è l’inciampo felice) クリエイティブな仕事では 突然分かれ道(svolta)に出会うものだが 「真っ暗闇の中のカーブ」を曲がったその先を探し 見えてきたものを作る それが自分の作る作品でありアートだと

次に「Vieni in Italia con me」という著書での 中国のアートについての説明で これは中国人現代アーティストのアイ・ウェイ・ウェイが二千年前の壺を割ることにより 自分の中の現代的な認識のフィルターを通して「未来を創るために 過去を一度壊す」という写真です 

日々の作業の中で 伝統をコンテンポラリーのフィルターに通してリノベーションしてゆくことの大切さを示してくださいました

「Vieni in Italia con me!」より


   *      *      *


1. デモンストレーション レシピ 
Da Modena a Mirandola (Sbrisolona di Cotechino)
「モデナからミランドラへ」(コテキーノのズブリソローナ)

生まれたいきさつ:

2012年のエミリア・ロマーニャの地震でチャリティメニューとして考えたrisotto cacio e pepe 


その一年後に イタリアサルーミ普及促進協会の復興イベントで考案したドルチェがこれです
父の生まれたミランドラ(Mirandola)の町のカテドラルの瓦礫(macerie)の下に立ち テレビ局の前でそれを披露し 「僕を写さずに瓦礫を写せ!まだ修復していないのだ」とカメラに向けて言ったエピソード... エミリア地方の人々は無口だが働き者だと

 "a trip from Modena a Mirandola"


4年たって修復された それを”責任感(il senso di responsabilità)“という

 地図を使って示す

エステ家の地でもあるフェッラーラでは 戦争をせずに文化や料理を豊かにしてきたそうです

このdolceは まだまだcenaが続くような(proseguimento della cena)余韻を持たせたかったという 
dolce salataという ほんのり塩気のあるドルチェ 

コテキーノ(cotechino)は レンズ豆(lenticchie)とともに伝統的クリスマス料理に使われ 脂も塩気も多いが ドルチェとして使うため バランス(bilanciamento)を考えて ランブルスコで蒸した (ここでかなり専門的な説明をいただきました)

ズブリソローナ(sbrisolona)の上にコテキーノを乗せ そこにランブルスコのザバイオーネ(nonnaのレシピをもとにした)を添えて バルサミコ酢(50年もの)をたらす というドルチェ
コテキーノとザバイオーネは 後期ルネサンスのエステ家のレシピにも登場していたそうです


文化とは: 1億個のひまわりの種を中国のgli artigiani(職人たち)に作ってもらった (現代アーティストのアイウェイウェイの試み) 文化の生物多様性(bio-diversità)を表すような 一つ一つ違う手作りのひまわりの種 自分たちが日々作っているものがどんなに重要か 最後に彼らに支払った時にようやく初めて 自分たちが何を創っていたか その価値が分かったというエピソード



2. デモンストレーション レシピ 
Ricordo di un panino alla mortadella
モルタデッラ・パニーノの思い出


イタリアの子供達がいつもおやつに学校に持っていく モルタデッラのパニーノ… これにインスピレーションを得て作られたドルチェ 最後に試食させていただきましたが とにかくモルタデッラがスプーマとなっており生まれて初めて! イタリアのジャーナリストたちが驚いたという これは32年間あたためてきたレシピとのこと

モルタデッラは完璧なサルーミの食材のひとつで スライスするだけでよい あるいはそこから精神(anima)を抽出する(ブロードを取るなど)だけ

彼は 味の純粋さに到達するために(per arrivare alla purezza del sapore)生クリームや脂などは入れなかった イタリア人の味覚はrigore(厳格さ、厳密さ)を何百年も保っているから...

そして「イタリア・サルーミ普及促進協会」の協力も得て モルタデッラの香り(profumo della mortadella)を抽出した ←ロータリーエバポレーター(Rotavapor)で蒸留した(distillare) 
何も加えずにモルタデッラ本来の脂(grasso)のみでモンテした(クリームを作った)やわらかなスプーマ

そしてのちにこれは スローフードのプレシディオを獲得したそうです!


 モルタデッラのスプーマが添えてある モルタデッラの純粋な味がしました♡


この「モルタデッラ・パニーノの思い出」の試食品は モルタデッラ・スプーマがの横に 切り分けたニョッコ・イングラッサート(Gnocco Ingrassato)が添えられて お皿にはピスタチオ・パウダーニンニクのクレーマが まるでキャンバスに絵を描くように描かれていました♡ (上の写真)


 
contaminazione sagge  文化の融合

Contaminazione selvatica(野生の汚染/融合)は 本来のオリジナリティが失われるものだが それに対してcontaminazione sagge(賢い汚染/融合)は 他の人との対話を通して他文化への扉を開くものだ(aprire alle altre culture)
*contaminazioneは「汚染」だが 対話による文化の「融合」という良い意味で用いられた


たとえば 店で働く各国から来た者たち皆に彼は Chi sei? (君は誰?何者だ?)「自分が何者かを皿(piatto)で表せ」 と言うそうです

   *      *      *


「エミリア・ハンバーグ」の試食


そうして次に見せていただいたのは なんと直径5センチのミニポーションのmini burger!!かっわいい♡ 

彼はストリートフードとしてのハンバーガーを創ることに挑戦し マンハッタンに なんと行列ができたそうです! アメリカのハンバーガーはサイズも大きいしecc...なので パンの大きさも肉もソースも すべてを作り変えたのです

パンは アマレーナから天然酵母を抽出したパンを使った エミリア地方に根ざしたパンだ

日本で神戸牛を食べた時に この肉汁のしたたるような(succulento)食感を 脂を加えずに表したいと考え コテキーノを蒸し器に入れてランブルスコワインで蒸して 脂(grasso)や液体(liquido)を除いて 蒸し器の中間の部分に残るゼラチン(gelatina)を使ったそうです  そのために噛むととても柔らかく 神戸牛あるいはそれ以上にジューシーで...♡
またスペック(lo speck)を刻んで入れ fumo(バーベキューの煙の感じ)を出したとのこと

そしてアフミカートチーズ サルサヴェルデ バルサミコ酢を加えたマヨネーズという 甘酸っぱいサルサ...名付けて「エミリア・ハンバーグ」!!

 Osteria Francescanaのロゴ入りの可愛いパッケージを開けると...

 直径5センチのカワイイ~ ミニハンバーグ♡

    *      *      *

デモンストレーションの最後に この場に居合わせた方々に 大変貴重なアドバイスをいただきました

組織作りは 世界一難しい 独りでは成し遂げることはできない 
判断の速さ(la velocità del pensiero)」は 仕事だけでなく 人生の中でも特に重要だ そしてまた「動きの速さ(la velocità del movimento)」があれば 自ずと仕事の精度も上がる
自己批判する精神 成長したい(andare avanti)という気持ち それらに加えて ひとつひとつの日々の積み重ねが大切だと 

特に今日は料理学校にいますので 今話していることは ここでは特に重要なことだと思います と…
テクニック」 これがないと偶然でしかものを創れない テクニックがあれば ものを創り出す「自由」を得て こうしてこの年齢になっても創り続けることが出来る 世界を旅しながら...  また世界を旅することも自分を高めることになる

もし失敗(皿を割る等)してしまったら...「No! 言い訳(scuca)は不要だ! それは集中していなかったからだ! シェフに謝らず自分に謝れ!」 この迫力に通訳も追いつかず すごい臨場感でした 

さらに それぞれのポジションの大切さ 毎日の小さな試合に勝ち続けること 自分への信頼感を失わないために...
そして 感情のコントロール 自己犠牲の精神もまた必要であること 毎日がワールドカップの決勝だと思い メンタルを強く持ち 自己批判をし 成長し続けること 

全員のチームワークで成し遂げられてこそ 完璧な勝利は嬉しいものであり すべての苦労を忘れさせ なおかつ心の中に永遠に残るものだ」と... つまり チーム全員で喜びを分かち合えなかったら それは本当の満足ではないのだと… それが一番言いたかった大切なメッセージなんだよと…
 
(お店では 料理はチームで作るもので チームワークなくしては成り立たない 調理師学校でも家族はずっとそう教わってきました なので 骨身に染みる言葉ですね...)


  *      *      *

最後に 「おっと、レモンタルトが落ちちゃった!“Oops – mi è caduta la crostatina del limone” (dal menu “Sensazioni”)」という 有名なドルチェの写真を見せていただきました 

日本人スタッフのタカ氏が作った テクノロジー 自然 詩的表現(gesto poetico) の融合のドルチェです
20世紀の重要な現代アーティストヨーゼフ・ボイスの  南イタリアのレモンをランプに見立てて ソケットにランプの代わりにレモンを入れると発光したという 最晩年の作品からインスピレーションを得て作られた メタファーとしてのドルチェのレシピ...


 ヨーゼフ・ボイスの作品(1985) Capri Battery


フランス人のシェフにとって 落ちちゃったものは「errore(失敗作)」 でもイタリア人のシェフにとっては「poesia(詩的表現)」なのであり イタリアのテリトリーをすべて表現するためのメッセージなのだよと… それが私にとって人生の秘訣なのだよと...

だから 人生に「詩(poesia)」のスペースを残しておくのが大切なのだよと... 
たとえば三つ星のレストランで 壊れたトルタを表すドルチェを出す なんていうこともまた 詩的表現のひとつなのだよと… 

これを聞いて あぁ...これがイタリアなんだ... と感動しました...

そのあと質疑応答があり クッキングショーは無事終了しました

 終了後も熱気あふれる会場 

  *     *     * 

このような私が こんなスゴイ場所に行くのは実はためらわれたのですが ぎりぎり最後に決断し 行ってよかった!
早く着いてしまいまたまた最前列(笑) 関係者やゲストの方々のすぐ後ろで緊張しました~ 
キッチンスタジオを出たら午後の部の参加者の皆様が もう沢山いらしていて... 熱気あふれるクッキングショー トップに上り詰めたシェフの大変貴重なお話と 物語性あふれる料理を体験できた 実に貴重な一日でした... また 料理の世界で頑張る家族への大きなメッセージをいただき いたく感謝しております

 いただいた資料 鉛筆が黒い木でできていてオシャレ♡

詳しくは こちら


追加:
Massimo Bottura氏の 2016年に「世界のベストレストラン ベスト50」で第1位を獲得された時のインタビュー"World's 50 Best Restaurants 2016, Bottura at the Top: Here is the Full List" は こちら

素晴らしいクッキングショーを開催してくださいました イタリア大使館貿易促進部・イタリアサルーミ普及促進協会様に 心よりお礼申し上げます

日本イタリア料理協会のリポートは こちら

料理王国」2017年6月号に特集記事が掲載されました 



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「地中海、古代の神秘に出会える島 サルデーニャ 文化セミナー」に参加してPorcedduを初めて食べました(2017.2.19)@渋谷タロス&porchettaとporcedduの違いって?

2017年03月20日 | サルデーニャ
「地中海、古代の神秘に出会える島 サルデーニャ 文化セミナー」に参加してPorcedduを初めて食べました(2017.2.19)@渋谷タロス&porchettaとporcedduの違いって?


サルデーニャ文化セミナーを聞きに 渋谷のタロスに行ってきました 「儀式のパン」の時以来ですが この日はサルデーニャ人の講師のお話のあとで 引き続きディナー 豚の丸焼き(Porceddu)を初めて食べました

サルデーニャ文化セミナーでは サルデーニャ出身の講師Martico Cappai氏より サルデーニャの起源から歴史 ヌラーゲについて 外からの影響を強く受けた沿岸部に対して 独自の文化を守り続けた内陸部(山岳部) その違いを さまざまな面から語っていただきました (Acci Gustoの時にお話を聞いて 今回が2度目ですので 大分聞き取れるようになりました♪) ←通訳付きです(^_^)

新石器時代の陶器では 貝殻を使い粘土にギザギザの模様を描いたり、貝殻模様を装飾としてデザインしたりしながら 陶器が作られるようになりました


ヌラーゲ文明では フェニキアとの交流が始まり豊かになったこと 聖水信仰と古墳について 様々な写真を見ながら説明してくださいました 

また 2月のオリスターノでのSa Sartiglia(騎馬祭り)の映像では 3頭の馬に3人の男がまたがり アクロバットのように駆け抜け それがすごい迫力… 息をのみました 

2月のCarnevale di Mamoiada(ヌオーロ県のマモイアーダのカーニバル) は黒いお面をつけます 
内陸部のこのカーニバルは マムトネス(Mammuttones)という黒いお面をつけ ヤギの毛皮をまとい 家畜に付けるベルをたくさん下げて街を練り歩くという なんともいえないミステリアスな魅力に満ちています 

  
ワインは沿岸部で早くから作られましたが 西ヨーロッパの最古のワインはサルデーニャで作られたと最近発表されたらしいです

詳しくは こちら

沿岸部では魚料理(カルロフォルテのマグロ祭り/Girotonnoが有名) 内陸部では牧畜製品が多いですね
Burrida a sa casteddaia
は カリアリの ハナカケトラザメの煮込み料理
Sa Merca di maggineは オリスターノ県のボラの料理

内陸部の料理では 6月の羊を使ったLa Pecora in Cappotto という料理がありますが 春の牧草を食べた羊がおいしいから6月の羊で作るとのこと

そして出ました intrecciati 子ヤギや子羊の内臓を 腸で編んで作るのですが これは編む技術が高い 


Sa panada
は 丸いパイ生地のかごのような中に詰め物をした料理で 肉やウナギ 豆などを入れます

儀式のパン(pane rituale)や フィリンデゥ(Su Filindeu)という細い芸術的なパスタ(作り手が減っている)など… 

また チーズは お母さんのお乳しか飲んでいない子ヤギの胃を吊り下げて作るチーズ Calle Crabittu これをこの日生まれて初めて食べたのです (パーネ・カラザウに少し塗って) 実に濃厚な 塩気の効いた忘れられない味でした この子ヤギの胃の中の酵素自身で熟成されるチーズ この酵素はどのチーズにも使われており まさに原初のチーズなのですね 

 パーネ・カラザウに少し乗せた Calles Crabittu 初めて食べた


追記: この凝乳酵素は レンネット(rennet) というそうです

Casu Marzu (カース・マルツゥ) これは有名なチーズバエのウジ虫のチーズですね!サルデーニャから持ち出せないそうです


Macarones de Busa
は 手で丸め 編み棒を使って中に空洞があるサルデーニャのニョッキ
Su Succuは サフランを使ったスープ 教会に女たちが頭に載せて運ぶ儀式があるという


装飾品では filigranaという金細工(oreficeria)
また coricheddosという宝石のようなドルチェ 最初はホントに装飾品かと思ったほど繊細で美しく見とれてしまいました♡

ドルチェは代表的なものに Seadas セアーダス(中にチーズ、揚げてはちみつをかける) パーネ・サーバ/pane saba(長く煮たワインのシロップをパン生地にかける)に使うサーバ(Saba)は 古代ローマから作られた砂糖の代わりのシロップ

またこの日はキャッケレ(豚の脂で揚げたお菓子)をいただきました♡

 Tharrosで食べたキャッケレ

様々なサルデーニャの文化に触れ またサルデーニャを愛するディープな方々とも出会うことができて とても有意義な夜でした♡ 

 Tharrosの前菜いろいろ♡

そのディナーのメインが Porcedduという仔豚の丸焼きでした 皮はパリパリでコラーゲンたっぷりで まさに「いのちをいただく」という感じでした 
ディナーでは 恐れ多くも主催者の方の隣に座らせていただき 食文化についての深~いお話をたくさん伺うことができ 実に貴重な体験でした♡

魚料理のメイン 2キロもあるボラ!!

私はイタリア料理のcucina poveraについて 今までよくわかっていなかったようです cucina riccaはお金をかけて美味しいのはあたりまえ でも様々な料理法により 貧しい材料でも美味しくいただくことができる それが食の文化だと…

たとえばローマのテスタッチョ地域の内臓料理 お給料のかわりに内蔵をもらい それで様々な料理を作った そこから内臓料理の文化が発展していったわけです 
そのほかイタリア人の食についての根源的な考え方も伺いました 
武器では民族は滅びないが 文化を破壊されると民族は滅びる...深く頷くお話でした

 
乾杯(salute!)をサルデーニャ語では 「アケンターノス/Akentannos!!」といいます "arriverà a 100 anni!"(100才まで生きるだろう!)という意味です♡

会場の Tharros(渋谷のサルデーニャ料理のお店)


      *     *     *


さて気になっていたのが実は 「Porchetta」と「Porceddu」はどう違うか?です~
ここからは予習したもので この日いただいたPorcedduは 味付けなどはちょっと違っていました:

porchettaとporceddu(サルデーニャ語)の違いは こちら

Porchetta e porceddu: dimensioni, cucina e speziatura(薬味)

La porchetta di Ariccia (Roma) IGP (Indicazione Geografica Protetta)* è molto diversa dal porceddu sardo PAT (Prodotto Agroalimentare Tipico/原産地名称保護制度) che è un suino da latte(乳飲み児の豚).

Il porceddu è dunque un maialino cresciuto che non supera mai i 10 chili(10キロ以下の豚), di solito è compreso tra i 5 e gli 8-9 chili.
Le differenze tra porchetta e porceddu vanno dal tipo di maiale usato fino alla preparazione con tutto quello che ci sta in mezzo(中の詰め物).

つまり porceddu(サルデーニャ)は 10キロ以下の 母豚のお乳だけで育った子豚を使い 中の詰め物も違います


La porchetta di Ariccia


La porchetta di Ariccia(Roma) viene fatta con suini(豚肉) di grosse dimensioni, con un bell’esemplare adulto, cresciuto e pasciuto(栄養充分な), come si suol dire, anche oltre il necessario per intenderci.
Si capisce subito che, per quanto entrambi gustosissimi, porchetta e porceddu, al palato(味覚) risultano profondamente diversi.

Più deciso il sapore del primo e dalla crosta croccantina(パリパリの硬い皮), più delicato e dalla carne molto tenera(やわらかい), che sa “di latte”, il secondo.

Un’altra differenza essenziale sta nella preparazione(料理の下ごしらえ) di porchetta e porceddu. 
Il maiale con cui viene fatta la porchetta viene infornato (焼き釜に入れる), la carcassa (形骸) dell’animale disossata(骨を取った) e poi il tutto è aromatizzato(香辛料を加える) con rosmarino, sale, aglio  (poco) e origano.

* IGPとは保護地理的表示(Indicazione Geografica Protetta)の略で、限定された土地で生産される農産物または食品の品質向上を目的にした技術の開発、発展を踏まえた保護制度です。
このため、IGPが認証される農産物、食品は、限定された地域で生産され、地理的特性をもつ製造、加工製法が求められ、生産または加工の過程の一定期間も指定された土地内で行われたものが対象です。 (DOPの妹のようなもの)
DOP=Denominazione di Origine Protettaイタリアにおける原産地名称保護制度



Il porceddu sardo


E il porceddu sardo? Il piccolo suino a differenza della porchetta non viene cotto in forno (オーブンで焼くのではなく) ma cucinato alla brace(炭火で焼く).

Il maialino da latte (乳飲み児の仔豚) dopo essere stato privato delle interiora (内臓を捨てられた) viene messo sulle graticole (焼き網) al girarrosto(ロースト用回転機). 

Il signor Giovanni e la signora Marinella, presenti con il Ristorante Sardo “Arte Sapori dalla Sardegna” all’Artigiano in Fiera ci spiegano che loro per preparare il porceddu non usano nessun ingrediente e nessun aroma, a parte il sale(塩以外に何も材料も香料も使わない), servono solo “legna e carbone” per arrostire(あぶる) al girarrosto il maialino.

Il vero segreto qui, fatta salva la bontà (旨さ) della carne, sta nella pazienza e nell’abilità dello chef, dell’arrostitore(焼き職人): il porceddu deve essere cucinato molto lentamente(ゆっくり焼かれる), deve stare qualcosa come “tre ore e mezza sul girarrosto” (ロースト用回転機の上で3時間半) ci dice sorridendo Giovanni, mentre è all’opera. 

Un’altra differenza tra porchetta e porceddu riguarda il modo di mangiarli(食べ方): il porceddu di norma (通常) viene servito ben caldo (暖かいまま食べる), non di rado (まれに) in piatti da portata cosparsi di mirto (キンバイカ), la porchetta invece viene consumata sia calda sia fredda(熱くても冷たくても).


 迫力あります porceddu


まとめますと ポルケッタは成人の豚(頭を切り落とす)の中に詰め物をして オーブンで焼いて 熱いままでも冷たくしても食べます

ポルチェッドゥ(サルデーニャ)は 母豚のお乳だけで育った10キロ以下の仔豚を 塩以外何も味付けせずに 炭火でゆっくり焼いて アツアツで食べる

地中海、古代の神秘に出会える島 サルデーニャ 文化セミナー」 開催のお知らせは こちら


素晴らしいセミナーを本当にありがとうございました!!

4月16日(日)にも第2回「サルデーニャ文化セミナー 歴史から食卓へ」が開催されます
詳しくは こちら


また 日伊協会でも6月3日に六本木Bar del Soleにて開催されます 楽しみ♡





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イタリア映画「大人の事情(Perfetti Sconosciuti)」ロードショー開始(2017.3.18~)@新宿シネマカリテ他

2017年03月17日 | イタリア映画・映画
イタリア映画「大人の事情」(Perfetti Sconosciuti)ロードショー開始(2017.3.18~)@新宿シネマカリテ他



大人の事情』2017年3月18日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!

「そのスマホ、あなたは愛する人に見せられますか?」月食の夜に交差する愛と嫉妬の人生讃歌!“イタリアのアカデミー賞”こと、「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で作品賞・脚本賞のW受賞を果たし、本国では驚異的な28週間ロングランを記録した大人のコメディ映画です


スマホを幼馴染の間で「公開」するゲームを始めてしまう やがて 電話が鳴り メールが届き始める 
ひとつコールが鳴る度に 暴かれていくそれぞれの秘密...



まぁ 便利なモノは「筒抜け」ってことですね...  私はFacebookで 直接知らない人たちの あるいは尊敬していた有名な方たちの あまり知りたくないプライベートな面が丸見えなので少々ツライです((+_+))

色んなイタリア映画に出てきた俳優さんたちがまた出ています♪

2016年/イタリア/原題:Perfetti Sconosciuti

映画は こちら

*おまけ
ドイツの新聞記事で読んだのですが 人身事故等での警察による携帯電話等の押収は法律上正当化されるが 通信の秘密という基本的権利に触れるという問題があり 慎重に検討されなければならず むやみに押収せずに 電話会社に携帯使用の有無等を照会することで換えられるだろう という議論があるのだそうです ← 他の国では??

まっ 自分から見せてるんじゃしょうがないか( `ー´)ノ



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イタリアブックフェア2017開催のお知らせ(2017.3.27~4.9)@イタリア文化会館

2017年03月16日 | イタリアの本・絵本・雑誌
イタリアブックフェア2017開催のお知らせ(2017.3.27~4.9)@イタリア文化会館

イタリアブックフェア2017
L’Italia nei libri giapponesi 日本語で読むイタリア
」が 今年も開催されます:


毎春の恒例イベントとなった「イタリアブックフェア」は、今年で第9回を迎えます
今回は2014年以降に出版された書籍を中心に 約700点のイタリア関連日本語書籍と、イタリア語書籍を展示します

また書籍販売コーナーを設ける他、本に関わる多彩なイベントも開催いたします
イタリアについての本をまとめて手に取っていただけるまたとない機会です
ぜひ千鳥ヶ淵のお花見をかねてご来場ください!  

― 特別コーナー ― イタリアの絵本コーナー


イタリアの絵本約100冊を集めた特設読書コーナーでは、リラックスしながらイタリアの不思議な世界を堪能できます
イタリアで発売された最新の児童書、日本語にも翻訳され好評を博している絵本など、イタリアが誇る創作の世界をお楽しみください

音楽と朗読のグループVivaceによる絵本の朗読:  4月2日(日) 13:00~13:30, 14:30~15:00

イタリア語学習特設コーナーもあります

ローマのお花見」特別写真展(2017.3.27~4.9/エキジビションホール)は こちら
 
ローマのエウル地区に広がる公園では 毎年日本の桜が咲きます

デザイン展「OFFICINA CORRAINI - アートとデザインをつなぐ出版社」 (2017.3.27~4.9)は こちら

ブルーノ・ムナーリ等の作品を出版しているコッライーニ社の歩みを辿ります 


講演会:

サンドローネ・ダツィエーリ講演会「イタリアミステリーの今-小説からドラマへ
4月5日(水)18:30(18:00開場) *入場無料(要申込)
会場:イタリア文化会館 アニェッリホール
昨年、日本でも出版され人気を博した『パードレはそこにいる』(早川書房)の著者、そしてミステリードラマの脚本も手がける小説家ダツィエーリの世界観に迫ります。

詳しくは こちら


著者による本の紹介:
石井元章 『明治期のイタリア留学 文化受容と語学習得』 吉川弘文館
4月6日(木)18:30(18:00開場) *入場無料(要申込)
会場:イタリア文化会館 B2F ホワイエ

詳しくは こちら


4月1日(土)にも本の紹介セミナーがいくつか開催されます
詳しくは こちら

イタリアブックフェア2017については こちら

* 今年も千鳥ヶ淵にはたくさんの花見客が!! (ボートに乗ってみたい...) 私は2回程ブックフェアに行く予定です♡




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ふと思い立って「食生活アドバイザー3級」を受けてきました(2016.11.27)@FLAネットワーク協会主催

2017年03月13日 | スローフード・食育
ふと思い立って「食生活アドバイザー3級」を受けてきました(2016.11.27)@FLAネットワーク協会主催



伊検に独検と この3年間語学検定ばかりの日々にふと飽きてしまったのか(笑) 古本屋でふと手にした「食生活アドバイザー3級問題集」を買ったのがきっかけで 受けてきました食生活アドバイザー3級!

買った本は 「食生活アドバイザー3級公式テキスト」(FLAネットワーク協会編 これを読んでから 次に問題集2冊 「食生活アドバイザー検定3級問題集」(中継出版)と「食生活アドバイザー検定3級 合格力を鍛える100問100答」(中経出版)を立て続けにやり 2~3日で仕上げてしまいました~Σ(゚Д゚)

選択肢は5つあり 語学検定よりも数は多いですね あと質問は「もっとも適当なものを選べ」と「もっとも不適当なものを選べ」の2種類があります これを間違えたら大変!! ひっかけ問題もあります なんでも過去問に慣れるのは必須ですね!!


    *      *     *

「なんでも3級でいいのよ~」これを聞いた元クラスメート達はみな大爆笑!! でも 日本語で受ける試験の3級は 語学試験の3級と比べてなんと楽か!! 数年かかった伊検3級と比べてみてくださいよ~ 試験準備はわずか1週間!! 辞書も使わなくていいし~(^.^)/~~~

でもまぁ3級ではあっても「とりあえず基礎がわかってる」証明にはなるし 復習がてら 主婦歴〇十年のキャリアと生協のいろんな委員を歴任したり 家族に食の仕事についている者がいることもあり いやぁ~苦手な日本史とか日本地理よりもサクサクできましたよ食生活アドバイザーの過去問!!(伊検過去問でもハイパーマーケットが出題されたので いろいろ知っていると有利♪)

他にも食に関する検定はたくさんあるのですが 値段の高い講座を受けないと受験資格がないのとか 登録料などがかかるのがあって これにしました
合格講座を取らずに 古本のテキストと受験料だけでOK(-_-)/

受験を決めた決め手は 過去問での合格ライン越えと リーズナブルな受験料と 日程と確実に合格できるってことです


   *        *        *


過去問で まず「栄養」については すっかり忘れてて半分しか取れずヤバいなと思いましたが 食文化(通訳案内士の準備で食文化 懐石料理と会席料理の違いとか色々やってきたのでOK)や マナー 買い物の食品表示については 主婦歴と生協の委員歴でだいたいOK(いろんな食の安全のセミナーに出たりしてた) 食中毒については 何の菌がどんな中毒症状かはけっこう忘れてた 流通についてはスーパーの陳列とか販売方法は少しは慣れているので 専門用語をこのテキストでやりました 有機農産物や無農薬の正しい内容 マークの読み方とか食の安全・環境問題や自給率については長年見てきたのでOK!!

語学検定に比べて 準備する範囲がテキスト数冊に限定されているのと 内容を理解すればおのずと正解にたどり着けるので楽でした~ 

その後は... 11月中旬に受験票が届いたので (あまり早く届くと どこかになくしてしまうからこれでよいです!!) 直前期に問題集を一日1冊のペースでやったり... 11月はイベント続きで猛烈に忙しく 急ぎの用事以外はこの「来週の試験」準備に宛てておりました 

また 直前の11/23の新聞に「加工食品の原料原産地表示 「または」で重量割合変動示唆(毎日新聞)」という記事が載り 11月初旬に加工食品の原料原産地表示が変更になったのですが それが11/27の試験問題に反映されるか?ビミョー(*_*) ←出なかった(笑)

日曜の本番を前に 問題集やテキストを総ざらえして 漏斗で濾すように最後まで「解けなかった問題」を絞り込んでは理解し 最後に「模試」(1回分しかない)をやってみました!!

模試の結果は9割超え...しかしこれは大きな落とし穴でした!! 皆さん 問題集の模試は実際の試験などよりはるかにカンタンになっているのです!!

  *      *      *


そして当日:

やはり若い女性が多く 大学や専門学校等で栄養の勉強をされてるのかな? そんな中おばさんが一人(笑)
トイレで並んでいたら前の女性がぶあっついテキストを読んでいてビックリ( ゚Д゚) 思わず2級のテキストですか?と聞きそうになりました(笑) やはり古本屋で買った簡単な問題集くらいじゃダメだな~と思いました(笑) 試験には上記の本には載っていない問題もありましたし...(*_*)

やはり毎年いろんなひねった問題が出るので 何度もやって慣れておかないとダメなのは どの試験でも同じですね
ちなみに語学試験のように 翌日に解答がHPには出ずに 郵送での結果待ちとなります

そして12月20日(火) 合格証書が届きました!! 得点は74点 合格基準は6割

年会費6,000円かかる会員制度には 3級でもあり見送りました
HPに模範解答が出ていたので 自分でミスしたところを再度復習してからまた採点しました ←すぐに答えを見ちゃダメよ♪ 

食生活アドバイザー検定 こちら

* 伊検でお世話になった方に話したところ 「検定好きだね~」と笑われましたが これもすべて伊検から始まったのです♪ HPに解答が載ると心臓バクバクさせながら採点したあの日が なつかしい...(#^.^#)

*追記: 2017年3月12日(日) 昨日は「世界遺産検定」4級を受けてきました♡




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花見についてイタリア語で説明する(2015~16年)@アントニオ.マイッツァ先生の通訳案内士コースの宿題&グイダ・プリマベーラ

2017年03月09日 | 日本文化紹介
花見についてイタリア語で説明する(2015~16年)@アントニオ.マイッツァ先生の通訳案内士コースの宿題&グイダ・プリマベーラ


イタリア文化会館で2015年秋から半年間受けていた「通訳案内士試験のイタリア語」のレッスンで書いた宿題の「日本文化紹介」の作文です

これを各自当てられて暗記発表していました!!前半5レッスンは新聞記事&穴埋め問題演習 後半5レッスンは日本文化の発表練習 ラストは模試形式でした


Cultura giapponese

Spiegazione delle 50~60 parole


Hanami 花見

Gli hanami sono picnic che si fanno sotto i ciliegi in fiore, nel periodo della fioritura dei ciliegi, in Giappone.

花見は、日本の桜の開花の時期に、咲いている桜の下で行うピクニックです。

Si festeggiano insieme sotto gli alberi dei ciliegi ammirando la bellezza dei fiori.

一緒に木の下で祝います、花の美しさを愛でながら

Dal sud al nord il fronte della fioritura dei ciliegi vanno avanti, si può ammirare la fioritura quasi durante 2 mesi diverse fiori di ciliegi.

南から北まで 桜の開花前線が移動します、さまざまな桜をほぼ2か月間にわたって愛でることができます。

* ammirareは「愛でる」ですが 女性の美しさを愛でるというニュアンスで使われることもあるので注意!!

(58 parole)



まぁ 簡単な言い方じゃないとすぐに忘れてしまうので... 「暗記しなくてもいい」やり方じゃないとダメだと言われました 確かにしばらくたつと忘れてしまいます(笑)

このあとは 自分のよく行くお花見スポットについて話したり おススメの花見の場所について話したり いろいろつなげることができますね

マイッツァ先生は今 「グイダ・プリマベーラ」(イタリア語通訳アシスタント)養成イタリア語レッスンの講師も担当されていらっしゃいます!!

詳しくは こちら


 千鳥ヶ淵


また あちこちの語学学校でも 訪日イタリア人観光客の増加に伴い 日本文化紹介のコースがだんだんとできています♪ 外国に行くイタリア人の半数近くが またハネムーンでも 日本を選ぶのだそうです 日本語を話すイタリア人もこの頃よく見かけますし...

関係ないけど イタリア語を学ぶ日本人は2万人と少ないです...

   *     *    *

また イタリア文化会館で開催される「イタリアブックフェア2017」(2017.3.27~4.9)でも「ローマのお花見」の特別写真展が開催されます

詳しくは こちら

全国のお花見スポットは こちら


 ← 白石蔵王のお花見スポット 川の両岸に咲き乱れます♡

東京のお花見スポットは こちら


 千鳥ヶ淵 

ちなみに 3月8日は 「女性の日(ミモザの日)/festa delle donne」ですネ♡

* 今年はどれだけ桜を見にあちこち行けるかなぁ...毎日通り過ぎるだけの近所の公園の桜だけじゃ寂しいなぁ~ 






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「ルーチェ・チネチッタPresents CINEMA ITALIAN STYLE イタリア ネオ+クラッシコ映画祭2017」(2016.3.11~4.7)@YEBISU GARDEN CINEMA

2017年03月07日 | イタリア映画・映画
「ルーチェ・チネチッタPresents CINEMA ITALIAN STYLE イタリア ネオ+クラッシコ映画祭2017」(2016.3.11~4.7)@YEBISU GARDEN CINEMA




18作品の上映のうち、クラッシコにあたる旧作12作品は、すべてルーチェ・チネチッタが総力を挙げて手がけたデジタル・リマスター版にて上映します。
名画から、新しい巨匠までイタリア映画を十分に楽しんでもらえる3週間です。

上映作品:
ネオレアリズモの軌跡 
「無防備都市」、「戦火のかなた」、「自転車泥棒」「ウンベルトD」「青春群像」

わが青春のイタリア女優たち


 
「狂った夜」「汚れない抱擁」「激しい季節」「鞄を持った女」「わが青春のフロレンス」

* クラウディア・カルディナーレ主演作品がけっこうありますネ♡


イタリア式喜劇の笑み

「三月生れ」「気ままな情事」


現代の巨匠パオロ・ソレンティーノ初期傑作



「愛の果てへの旅」「もうひとりの男」


アンコール上映


「ロベレ将軍」「暗殺の森」「フェリーニの道化師」「ゴモラ」

映画史に残るイタリア映画のリストア版を 一挙に劇場で鑑賞できる貴重な機会です♡

詳しくは こちら





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当サークルで「ベネチアンガラスフュージング体験の会」を開催しました(2017.2.27)@スタジオサカミ(御徒町)

2017年03月04日 | イタリア製品
当サークルで「ベネチアンガラスフュージング体験の会」を開催しました(2017.2.27)@スタジオサカミ(御徒町)



私が昨年生まれて初めてのベネチアンガラスフュージング体験をして サークルの皆さんもぜひやってみたい!!とのことなので サークルの先生も含めて8名で行ってきました 御徒町のスタジオサカミ♪

私は前回ドーナツ型フレームで作り ミルフィオリを密に置かないと表面張力でくっつかず 焼くとちょっとでこぼこになってしまったので 今回はフレームなしの板ガラスのタイプにしました~ 
大きなビーズだと 最後の最後で入れるスペースが足りなくなることがあるため 今回は2回目なので 小さなビーズを選びました
また 銀枠ではなく板ガラスに乗せるタイプを選びました ←材料費もその分安くて2つ作れた♪

種類は フレームペンダント
(よくある丸いタイプ) リンプルペンダント(ぷくっとした形) オープンペンダント(ドーナツ型の細い枠の中にビーズを乗せるタイプ) ピアス・イヤリング(板ガラス) ストラップ&ペンダントセット(板ガラスで2種類作れる←今回これにした♪) の中から皆さん当日それぞれ選びました

 作品見本

前日に行った「ティツィアーノ展」の売店にあったヴェネツィアンビーズを見ながら どんなのにしようか考えたり...(こちらもヴェネツィア派絵画で ヴェネツィアンビーズも売っていました)
丸い枠に埋める時は まず周りにビーズを置いてから 中を入れてゆきます 
使う分のビーズを先に出しておくとよいです ピアスのような左右対称のものは うまく左右対照となる工夫がいります♪ ←違っても楽しいけれど(笑)

 ←ピアスは左右対称です♪

私は今回 小さなビーズをグラデーション(gradazione)をきかせてちりばめて作りました サークルの先生(デザイナー)に「どんなグラデーションがいい?」とアドバイスを受けながら♡
ストラップ(縦長)は ブルー 水色 うすいピンク ピンクというグラデーション
ネックレス(正方形)は 「赤 オレンジ 黄色」のグラデーションです!!

 ストラップとペンダント

皆は大きなビーズで早く終わりましたが 私は喋ったり写真撮ったりしながら 小さいビーズをたくさん密に入れてゆくので 今回は一番最後に終わりました(笑) 

焼き上がる間 ムラーノ島のヴェネツィアンビーズのお話をしていただきました 
ビーズの棒を作る時に 上から何度も色を重ねながら繰り返し焼くと 複雑な模様の棒になること またそれを引っ張りながら伸ばしてゆくのですが 何度も繰り返し引っ張ると細い棒になりますし またセロリのような変わった形の棒も見せていただきました 

 ← これを切って使います


職人さん達は技術を守るためムラーノ島から出られなかったとのこと 焼く温度は1,200度にもなります!買い付けに行き ヴェネツィアングラスのみを使うそうです♡

ここでは今回のような一日体験の他にも ガラスアクセサリー教室 七宝教室 彫金教室 とんぼ玉教室 ベネチアンガラスフュージングインストラクター短期養成講座等もあります 
また ホビーショー(4/27~29 東京ビックサイト)にも出展予定とのこと



待ちに待ったベネチアンガラスフュージング体験 それぞれの作品に皆さん満足(^^♪

スタジオサカミのブログにも載りました♡ 
ブログは こちら

帰りは御徒町駅高架下の 2k540 (ものづくりの街)をぶらついたりしながら終了となりました~ 皆さん2日間お疲れ様でした!! これで今年度(発足10年目)の活動終了です


スタジオサカミ
は こちら
 

前回のリポートは こちら
(2016年春)




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当サークルで「ティツィアーノ展見学会&イタリアンランチの会」を開きました(2017.2.26)@東京都美術館&Le quattro stagioni

2017年03月01日 | イタリアの美術館・博物館
当サークルで「ティツィアーノ展見学会&イタリアンランチの会」を開きました(2017.2.26)@東京都美術館&Le quattro stagioni



サークルの企画で 「ティツィアーノ展見学会&イタリアンランチの会」を開きました 今回は参加者11名と大勢でした♪
日曜午前でしたが さほど混んでいなくて見やすかったです 上野の美術館は広くてその分ゆっくり見られますね♡ (年齢と共に暗い部屋での小さな字が見えなくなって...トホホ)


吉祥寺にあるLCIで ティツィアーノ展の講座を担当されていらしたArianna先生がゲストでいらしてくださり 主な絵の説明をしてくださいました

ルネッサンスのフィレンツェ派は素描重視のフレスコ画が主でレオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ等
ヴェネツィア派は色彩重視の油彩画が主でティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ等がおり またヴェネツィアは湿度が高いためフレスコ画は向いていません 

今回の展覧会では ティツィアーノ作品は7作品 あとはヴェロネーゼ ティントレット ベッリーニ(ティツィアーノの師匠)ecc... ティツィアーノ以外の画家の絵も見られるからこそ 彼の絵の素晴らしさが際立つのですね 

最初は「復活のキリスト」(1510-12年、ウフィツィ美術館) これは20才頃の作品でとても勇壮な絵です 

ともかく「フローラ」(1515年頃、ウフィツィ美術館)の肌の美しさ モデルも若いし画家も若いし...左手のチョキの形は婚礼・婚約を表すそうです cortigiana(高級娼婦)がモデルともされています

ちょうどこの日の朝「日曜美術館」でティツィアーノ展の特集をやっていたのですが この中に出てきたボッティチェリの「春」のフローラよりも このティツィアーノの「フローラ」の方が若くてふくよかですね

「ダナエ」(1544-46年,カポディモンテ美術館)は ファルネーゼ枢機卿が「ウルビーノのヴィーナス」(1538年頃、ウフィツィ美術館、2008年に来日)の様な裸婦像を依頼したそうです 
上体をあげて足を開いているポーズがエロティックで ユピテルが黄金の雲となってダナエと交わろうとするシーンで 金貨の雨も描かれていますが これとは別に 天使ではなく老婆がその金貨の雨をエプロンで集める絵もあり 象徴的です こちらの「ダナエ」(1553,54年、プラド美術館)は フェリペ2世の依頼とのこと 
当時は神話の物語を隠れみのに裸体を描いた時代で 「ダナエ」の描かれたいきさつと当時の背景を知ってから見るとまた違いますね


教皇パウルス3世の肖像」(1543年,カポディモンテ美術館)は後期の肖像画ですが 教皇自身がティツィアーノのモデルとなって描かれた作品で 狡猾な老人の表情と ビロードの地マントの描き方が素晴らしいです ルネサンス期にここまでの筆感を表現した画家はおらず 人物を斜めに配して空間性を強調しています 


晩年に描かれた「マグダラのマリア」(1567年、カボディモンテ美術館)も素晴らしかった...何回かこのテーマで描いていたそうで その中の最後の作品です 円熟の魅力ですね 
これはローマのアレッサンドロ・ファルネーゼに贈られたと考えられています この表情から訴えかけるものが伝わってきますね 

彼は88才と高齢で 晩年の自画像が残っています 
また アンドレア・スキアヴォーネの版画もありました ヴェネツィア派の輪郭を知ることができた貴重な展覧会でした

  *     *      *

終了後 たまたま出口でやっていた「ヴェネツィアのマスク」を被って皆で記念写真!!←ちょうどヴェネツィアのカーニバルの時期です♪



このあと上野公園を歩いて ランチはいつもの上野Le quattro stagioni  ←個室です(^_^)

カンタンな総会 自己紹介や近況 そして「イタリアの世界遺産クイズ」をやり 景品は渋谷Bunkamura様からいただいた当選の景品♪ ←楽しみは皆で分け合いましょう~♡



会員さんの中にもイタリア語を頑張ってらっしゃる方 いろんな検定を受けている方もちらほら...今回はLCIのアリアンナ先生もいらしてくださり大盛況でした!!

夕方まで上野公園の中でコーヒーを飲みながら久しぶりのお喋り... このサークルも結成10年が経ちました 

いつもこんな感じで楽しくやっています♪ さて翌日はベネチアンガラスフュージング体験です!!


「ティツィアーノとヴェネツィア派展」は こちら (東京都美術館/4月2日まで)

次は「Mucha(ミュシャ)展」です (2017.3.8~6.5)@国立新美術館

上野のイタリアン Le quattro stagioniは こちら




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