日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

2017 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展が開催されます(2017.7.1~8.13)@板橋区立美術館

2017年06月27日 | イタリアの美術館・博物館
2017 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展が開催されます(2017.7.1~8.13)@板橋区立美術館


今年もまたボローニャ国際絵本原画展が開催されます: 

於 板橋区立美術館

会  期:2017年7月1日(土)〜8月13日(日)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休 館 日:月曜日(7月17日は祝日のため開館し、翌日休館)
主  催:板橋区立美術館、一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)

世界でも最大級の規模を誇る絵本原画コンクールとして知られる「ボローニャ国際絵本原画展」 51回目となる2017年に入選した26か国75作家の作品全点を展示します
会期中には、絵本に関するさまざまなイベントも予定しています

ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアとボローニャ国際絵本原画展

イタリアの古都ボローニャで毎年春に開催される児童書専門の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」は、版権の売買のみならず、児童書の新たな企画を生み出す場として、50年以上の歴史を誇ります。今年も世界各地から1,000以上の出版社が出展し、たくさんの来場者でにぎわいました。

このブックフェアに伴って行われる「ボローニャ国際絵本原画展」は、新人イラストレーターの登竜門としても知られ、本展をきっかけに多くの絵本作家が生まれています。その魅力は、実験的な試みを積極的に受け入れ、多様な絵本表現が見られることです。
国籍の異なる5人の審査員は毎年入れ替わり、応募作品は 有名作家の作品も新人の作品も同じテーブルに並べられて審査されます。

今年は過去最多となる3,368(61か国)の応募があり、26か国75人(組)が入選しました。板橋区立美術館ではその全作品を紹介します。

特別展示1 フアン・パロミノ

メキシコの絵本作家フアン・パロミノ(Juan Palomino)をご紹介します。パロミノは、2016年にボローニャ展に入選し、同時に「ボローニャ・SM出版賞」を受賞した注目の作家です。受賞を記念して刊行された新作絵本「はじまりの前に」(Antes del primer día)は、マヤの神話をもとにしたお話です。世界や動物、人間がどのように作られたのか、壮大な物語を描いた17枚の原画を展示します。

特別展示2 見て めくって 感じる 日本の絵本

今年のブックフェアでは、日本語を知らない読者も楽しめるという観点で選書された約50冊の日本の絵本を展示するブースが評判を呼びました。
板橋区立美術館ではこれらの絵本を紹介するとともに、連続講座「夏の教室」でこのテーマを掘り下げます。赤ちゃん絵本からノンフィクション絵本まで、言語の壁を越えて伝わる新しい日本の絵本の魅力をお楽しみください。


関連イベント

本展期間中、講演会やワークショップなど、絵本に関する多数のイベントを開催します。

講演会
◆ 「ボローニャ展入選者たちに聞く」

2017年7月1日(土) 14:00~15:30 
講師:綾野本汰、オオノ・マユミ、コクマイトヨヒコ、古郡加奈子、山本まもる、渡辺アンヤラット
 
◆ 「イタリア人と日本人、絵本をどう料理する?—フュージョン絵本の制作過程」
2017年7月8日(土)14:00~15:30
講師:ガブリエレ・レバリアーティ(麗澤大学講師)
 
◆ 「20世紀の美術館建築
2017年7月9日(日)14:00〜15:30
講師:山名善之(東京理科大学教授)
 
◆ 「『ぼーると ぼくと くも』と一緒に、ボローニャ・ブックフェアに行ってみた!」
2017年7月15日(土)14:00~15:30
講師:加藤休ミ(クレヨン絵本作家)・兼森理恵(らいおんbooks編集部)
 
◆ 「初受賞で初海外
2017年7月22日(土) 14:00~15:30
講師:ヨシタケシンスケ(絵本作家)・若月眞知子(ブロンズ新社代表)
 
◆ 「ぼくの仕事」
2017年7月30日(日) 14:00~15:30
講師:スティーヴン・グアルナッチャ(イラストレーター、デザイナー)
 
◆ 「2017ボローニャ・ブックフェア総復習
2017年8月12日(土) 14:00~15:30
講師:広松由希子(絵本評論家)・松岡希代子(板橋区立美術館副館長)
 

講座

◆ 第20回 夏のアトリエ「本でなければならない本」
2017年7月25日(火)~29日(土)の5日間 10:00〜16:00
講師:スティーヴン・グアルナッチャ(イラストレーター、デザイナー)
 
◆ 第14回 夏の教室「絵で読む、感じる 日本の絵本」 
2017年8月4日(金)・5日(土)の2日連続 10:30〜17:00
広松由希子(絵本評論家)、きたむらさとし(絵本作家)、佐々木紅(福音館書店編集部)、土居安子(大阪国際児童文学振興財団主任専門員)、村山純子(エディトリアルデザイナー)、児島なおみ(絵本作家)
 
◆ 第9回 ティーンズ 絵本のアトリエ 
2017年8月3日(木)、10日(木)の2日間 10:00~15:00
講師:宮崎詞美(横浜美術大学准教授)
 
子どもむけ

◆ 一時保育 
2017年7月6日(木)10:00~12:00
 
◆ ひよこアトリエ・たぬきアトリエ

2017年7月2日(日)10:00〜12:00 ひよこアトリエ/14:00〜16:00 たぬきアトリエ
「数字スタンプのちいさな絵本」むらかみひとみ(絵本作家)
2017年8月6日(日)10:00〜12:00 ひよこアトリエ/14:00〜16:00 たぬきアトリエ
「まっしろ!ふわふわ!くもをつくろう!」加藤休ミ(クレヨン絵本作家)
 
◆ しかけ絵本をつくろう– 紙箱でポップアップ!-
2017年8月8日(火)、9日(水)、11日(金・祝)の3日間 14:00~16:00
講師:岡村志満子(グラフィックデザイナー)
 
くわしくはこちら


カフェ・ボローニャ Café Bologna

ボローニャ展の会期限定で、手作りのパンが自慢のカフェがオープンします。洋書など関連絵本が充実したブックショップも併設。
会期中毎日OPEN!(10:30〜17:00 ラストオーダーは16:30)

夏はぐるーっと絵本展めぐり

夏に絵本展を開催する他館と共に入館料の相互割引を行います。
くわしくは こちら

ボローニャ展 関連企画

都内各地で入選者などによる関連展示が行われます。

くわしくは こちら


ボローニャ展ポスターの話

板橋区立美術館のボローニャ国際絵本原画展のポスターの絵は、毎年さまざまなアーティストによる描き下ろしです。今年は、今回の入選作家・古郡加奈子(ふるごおりかなこ)さんが、ブックフェアと板橋区立美術館のにぎわいを1枚の絵にしてくださいました。
さまざまな登場人物やボローニャの町の名所もたくさん描き込まれています。


開催のお知らせは こちら


このお知らせを書くと あぁ夏だな~ と感じます...




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「レオナルド・ダ・ヴィンチ×ミケランジェロ展」が開催中です(2017.6.17~9.24)@三菱一号館美術館

2017年06月20日 | イタリアの美術館・博物館
「レオナルド・ダ・ヴィンチ×ミケランジェロ展」が開催中です(2017.6.17~9.24)@三菱一号館美術館


宿命の対決!
失われた作品が追随者によって伝えられる - 『レダと白鳥』に見る二人の対比 

15世紀イタリアで画家として才能を発揮し、建築、科学、解剖学の分野にまで関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチ
10代から頭角を現し「神のごとき」と称された世紀の天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。

本展は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、全ての創造の源である素描(ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会です。
素描のほかに油彩画、彫刻、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心におよそ65点が一堂に会します。(うち日本初公開作品を含む。)

「最も美しい」素描とされる、レオナルド作《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》を間近で見比べる貴重な機会となります。

於 三菱一号館美術館 (東京駅5分、他)

会期:2017年6月17日(土)~9月24日(日)
 
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜休館(但し、祝日は開館)

ミケランジェロ・ブオナローティ(未完作品、17世紀の彫刻家の手で完成)《十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)》が、7月11日(火)から9月24日(日)まで公開されることに決まりました。

詳しくは こちら


* 情報をいただきましたlci様にお礼申し上げます


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Giovanni先生の写真展に行きサルデーニャ・シチリアの景色に包まれました(2017.6.17)@京橋アイランドギャラリー(6.25まで開催)

2017年06月17日 | イタリアの美術館・博物館
Giovanni先生の写真展に行きサルデーニャ・シチリアの景色に包まれました(2017.6.17)@京橋アイランドギャラリー(6.25まで開催)


サルデーニャ出身のGiovanni先生が シチリアとサルデーニャ等で写した写真の展示会に2日目に早速行ってきました!! 出身地のサッサリでも写真展示会があったそうです!!

Giovanni Piliarvu 写真展 Isole


遠い島、古い島。島の風はいにしえの話を語って、岩肌を刻んで波を動かす。
シチリアとサルデーニャの静かな物語が風景の上に舞い降りると、
古代の地中海の薫りが漂う。
その薫りはそこで過ごした瞬間と結ばれている。
その場所は空からの光と色で刻まれている。
その空は地中海の一番大きな二つの島を上から見つめている。
遥か遠い昔から。 / Giovanni Piliarvu


ジョバンニが生まれ育ったサルデーニャ島は、イタリアでも屈指の美しさを誇るのだと自ら語る。古い歴史と大自然が織りなす壮大な風景と対話をしながら、一枚一枚丁寧に写し撮られた作品は、まるで映画の一場面のようだ。
出品作品はサルデーニャ島を中心に、イタリア各地の美しい風景写真を25点展示販売いたします

会  期 2017年6月16日(金)-25日日) 11:00-19:00
入場無料 会期中無休
会  場 Island Gallery
     東京都中央区京橋1-5-5 B1 tel / 03-3517-2125 (京橋駅そば、東京駅八重洲南口)
協  賛 マルマン株式会社 Canson Infinity

写真展は こちら


     *     *      *  
   
在廊時間を狙っていったのですが 道にまよってしまい(笑) Giovanni先生不在中に写真展を観に行きました そのあとで大崎まで知人の出品した日本剪画美術展に足を延ばし 剪画を見たり講評を聞いてきました この時期展覧会が多いですね~

明日また吉祥寺のLCI文化セミナーのあとで行けたら行って どの写真にしようか決めてきたいのですが...飾る場所が~(笑) 
2日目に行ったのにもうたくさんの赤いシールが貼られていてビックリ!! それが夕陽(tramonto)のシチリアの海辺の写真が吸い寄せられるように美しくて...シールもすでにたくさん💛 
現地をよく知るGiovanni氏ならではの写真なのだそうです 何年に一度かの天気や波の具合がフィットした瞬間をとらえた写真もあるのです...迷います...どれにしようか

額入りのと額なし(自分で額をつけてもよし) 最小はA4版で1万円を切るので お店とかでなくとも 個人宅にも飾れそうです ← なので迷うわけ(笑) 

身近にイタリアの風景を置いておきたい方 また今後売れ出す前の今のうちにという方 ぜひご覧になってみてください(^_^)v  2回目の個展開催です♪

イタリア語のテキストばかりにお金を使ってきた私も ここでようやくイタリアの風景写真を手元に置こうかと... ← だから飾る場所だってば~(笑)

先生の在廊時間や絵の説明は こちら


追加(6/18)

というわけでLCI文化セミナーのあとでまた行って とうとう生まれて初めて買いましたGiovanni先生のシチリアの写真!! 世界遺産にもなった(Val di Not/2002年登録)のラグーサの町 シクリ/Scicliの夜明け 名付けて”Bergamotto”!! 夕べこの景色が瞼に浮かび やはりこれだと感じていた 今まで絵は旅先で買ったけど写真を買うのは実は初めて♡



日曜なので人が多く 次々と先生の生徒さん達が写真を買ってくださり いい生徒さんたちだなぁ~(#^.^#) 先生の教えていらっしゃる高円寺piazzaItaliaの生徒さんたちはとても気さくで楽しい方たちです 先生のお父様やMattia先生とも色々お話できました♪ セミナー出てよかった!



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「ヴェネツィアングラス二千年の旅」展開催のお知らせ(2017.4.29~11.26)@箱根ガラスの森美術館

2017年05月09日 | イタリアの美術館・博物館
「ヴェネツィアングラス二千年の旅 ~古代ガラスの源流にみるロマン~」展開催のお知らせ(2017.4.29~11.26)@箱根ガラスの森美術館


2017年特別企画展 ─ヴェネチアン・グラス二千年の旅展─
 
会期:2017年4月29日(祝土)~2017年11月26日(日)まで 会期中無休

古代ローマ帝国時代 ガラス製法は飛躍的な発展を迎えました

パイプの先に熔けたガラスを巻き付け 空気を吹き込んで制作する吹きガラスの技法が発明され 貴重品だったガラスを 多くの人々が手にすることができるようになりました

高度に発展したガラス製法はローマ帝国の衰退後 ヴェネチアのガラス職人たちの情熱と技術で復活を遂げます
職人たちは古代ガラスの製法や 形体の復元に留まらず 創意工夫を重ねて繊細華麗な作品に昇華させました

長年の風化の影響で銀化し 虹色の輝きを放つようになった古代ガラスと その影響を受け発展を遂げたヴェネチアン・グラスを展示し ガラスの歩んだ時空を超えた旅を辿ります


1章 ガラスの誕生と多様なガラス器の登場


初期のガラス器は 固まった後に中の粘土を掻き出して作る「コア・グラス」や 模様入りのガラス片同士を熔着する「モザイク・グラス」などが作られました
これらは 一部の特権階級しか所持することができない貴重品でした

ガラス製法の一大転機が訪れたのは 古代ローマ帝国領内のシリアで 「宙吹き技法」が発明され 量産が可能になってからです

その一方で「モザイク・グラス」などの装飾されたガラス器は 富裕層のステータスや東方世界との貿易のため アレクサンドリアなどで作り続けられていました
技術の革新によりガラスの価値は 日常品と貴重品に二極化されていきました


2章 古代ガラス技法の継承とヴェネチアン・グラスの黄金時代


西ローマ帝国の消滅後 古代ローマのガラス製法は一部失われましたが 宙吹き 熔着装飾などのガラス製法は 東地中海地域 シリア・パレスティナ地方などで引き継がれます

さらに東のササン朝ペルシャでは精巧な「切子碗」が生まれ 西はコンスタンティノポリスや 日本の正倉院にも伝来していたそうです

中東地域で継承されたガラス製法は 7世紀以後「イスラム・グラス」として開花しますが やがて存亡の危機に瀕します

既にヴェネチアは 1291年の法令により ガラス職人をムラーノ島に強制移住させ ガラス製法の流失を防ぐ保護政策を打ち出しました

そしてこのシリアの争乱から逃れてきたガラス職人を受け入れ ヴェネチアン・グラスはさらなる発展を迎えました 
 
 
3章 古代への憧れと、再現される古代ガラスの技法

16世紀に黄金時代を迎えたヴェネチアも 18世紀末から苦難の時代が到来しました

1797年ナポレオンのヴェネチア侵攻後の仏墺間の条約により ヴェネチア共和国はオーストリア領となり ボヘミアやイギリスのガラス産業の台頭や 輸出入に伴う関税などが重くのしかかり ムラーノ島では18世紀末から不況を打破できるほどの大きな技術的進歩もなくなりました

ガラス職人の失業率が増える中 復活の兆しが見え始めたのは 「古代のガラス」に対する関心の強まりと 往時の技術の復活に取り組もうとする人々の登場でした

18世紀中頃から始まった「ポンペイ遺跡の発掘」や 1870年代の「トロイ遺跡の発掘」による古代文明への注目は ヴェネチアのガラス職人たちにも広がりました

以後 現在まで 古代のガラスの形態や技法などからの着想を得て さらに創意工夫を施したヴェネチアン・グラスが多数制作されているのです


ヴェネツィアングラス二千年の旅 ~古代ガラスの源流にみるロマン~」展
は こちら


箱根ガラスの森美術館
 こちら


ツアーで行ったことがありますが きれいでした~(*^^*)
 



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当サークルで「ティツィアーノ展見学会&イタリアンランチの会」を開きました(2017.2.26)@東京都美術館&Le quattro stagioni

2017年03月01日 | イタリアの美術館・博物館
当サークルで「ティツィアーノ展見学会&イタリアンランチの会」を開きました(2017.2.26)@東京都美術館&Le quattro stagioni



サークルの企画で 「ティツィアーノ展見学会&イタリアンランチの会」を開きました 今回は参加者11名と大勢でした♪
日曜午前でしたが さほど混んでいなくて見やすかったです 上野の美術館は広くてその分ゆっくり見られますね♡ (年齢と共に暗い部屋での小さな字が見えなくなって...トホホ)


吉祥寺にあるLCIで ティツィアーノ展の講座を担当されていらしたArianna先生がゲストでいらしてくださり 主な絵の説明をしてくださいました

ルネッサンスのフィレンツェ派は素描重視のフレスコ画が主でレオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ等
ヴェネツィア派は色彩重視の油彩画が主でティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ等がおり またヴェネツィアは湿度が高いためフレスコ画は向いていません 

今回の展覧会では ティツィアーノ作品は7作品 あとはヴェロネーゼ ティントレット ベッリーニ(ティツィアーノの師匠)ecc... ティツィアーノ以外の画家の絵も見られるからこそ 彼の絵の素晴らしさが際立つのですね 

最初は「復活のキリスト」(1510-12年、ウフィツィ美術館) これは20才頃の作品でとても勇壮な絵です 

ともかく「フローラ」(1515年頃、ウフィツィ美術館)の肌の美しさ モデルも若いし画家も若いし...左手のチョキの形は婚礼・婚約を表すそうです cortigiana(高級娼婦)がモデルともされています

ちょうどこの日の朝「日曜美術館」でティツィアーノ展の特集をやっていたのですが この中に出てきたボッティチェリの「春」のフローラよりも このティツィアーノの「フローラ」の方が若くてふくよかですね

「ダナエ」(1544-46年,カポディモンテ美術館)は ファルネーゼ枢機卿が「ウルビーノのヴィーナス」(1538年頃、ウフィツィ美術館、2008年に来日)の様な裸婦像を依頼したそうです 
上体をあげて足を開いているポーズがエロティックで ユピテルが黄金の雲となってダナエと交わろうとするシーンで 金貨の雨も描かれていますが これとは別に 天使ではなく老婆がその金貨の雨をエプロンで集める絵もあり 象徴的です こちらの「ダナエ」(1553,54年、プラド美術館)は フェリペ2世の依頼とのこと 
当時は神話の物語を隠れみのに裸体を描いた時代で 「ダナエ」の描かれたいきさつと当時の背景を知ってから見るとまた違いますね


教皇パウルス3世の肖像」(1543年,カポディモンテ美術館)は後期の肖像画ですが 教皇自身がティツィアーノのモデルとなって描かれた作品で 狡猾な老人の表情と ビロードの地マントの描き方が素晴らしいです ルネサンス期にここまでの筆感を表現した画家はおらず 人物を斜めに配して空間性を強調しています 


晩年に描かれた「マグダラのマリア」(1567年、カボディモンテ美術館)も素晴らしかった...何回かこのテーマで描いていたそうで その中の最後の作品です 円熟の魅力ですね 
これはローマのアレッサンドロ・ファルネーゼに贈られたと考えられています この表情から訴えかけるものが伝わってきますね 

彼は88才と高齢で 晩年の自画像が残っています 
また アンドレア・スキアヴォーネの版画もありました ヴェネツィア派の輪郭を知ることができた貴重な展覧会でした

  *     *      *

終了後 たまたま出口でやっていた「ヴェネツィアのマスク」を被って皆で記念写真!!←ちょうどヴェネツィアのカーニバルの時期です♪



このあと上野公園を歩いて ランチはいつもの上野Le quattro stagioni  ←個室です(^_^)

カンタンな総会 自己紹介や近況 そして「イタリアの世界遺産クイズ」をやり 景品は渋谷Bunkamura様からいただいた当選の景品♪ ←楽しみは皆で分け合いましょう~♡



会員さんの中にもイタリア語を頑張ってらっしゃる方 いろんな検定を受けている方もちらほら...今回はLCIのアリアンナ先生もいらしてくださり大盛況でした!!

夕方まで上野公園の中でコーヒーを飲みながら久しぶりのお喋り... このサークルも結成10年が経ちました 

いつもこんな感じで楽しくやっています♪ さて翌日はベネチアンガラスフュージング体験です!!


「ティツィアーノとヴェネツィア派展」は こちら (東京都美術館/4月2日まで)

次は「Mucha(ミュシャ)展」です (2017.3.8~6.5)@国立新美術館

上野のイタリアン Le quattro stagioniは こちら




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「ティツィアーノとヴェネツィア派展」開催のお知らせ(2017.1.21~4.2)@東京都美術館(上野公園))+ティツィアーノについて

2016年12月18日 | イタリアの美術館・博物館
「ティツィアーノとヴェネツィア派展」開催のお知らせ(2017.1.21~4.2)@東京都美術館(上野公園)+ティツィアーノについて



日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」


2017年1月21日(土) ― 4月2日(日)
 9:30~17:30
※金曜は20:00まで
※入室は閉室の30分前まで

於 東京都美術館 企画展示室 (上野)

休室日: 月曜日(ただし、3月20日[月・祝]、27日[月]は開室

みどころ:
ヴェネツィアは 総督(ドージェ)を頂点とする共和制国家として強大な力をもち、経済的には海洋貿易によって繁栄したことで知られます。
富と国際的な政治力、そして東西文化が交わる特異な立地条件とがあいまって、水の都は芸術の中心地へと変貌し、15世紀から16世紀にかけて美術の黄金時代を迎えます。

ルネサンス時代のヴェネツィアを活動の拠点とした芸術家たちは、「ヴェネツィア派」と総称されます
ヴェネツィア派に分類される画家たちは、おもにベッリーニ一族の工房を中核に形成されました

彼らの工房で育った多くの優れた画家たちのなかでも、ティツィアーノは もっとも才能ある画家の一人といえるでしょう。
ティツィアーノは溌剌とした官能性をそなえた人物と、輝くような色彩で名をはせ、同時代や後世の画家たちに多大な影響を与えました。

第1章:   ヴェネツィア・ルネサンス初期

第2章:   ティツィアーノの時代

第3章:   ティツィアーノからティントレット、ヴェロネーゼへ


* ヤマザキマリ氏のスペシャルトーク(2/24,要申し込み)その他のイベントもたくさんあります!!
詳しくは こちら


* * *

ティツィアーノの生涯

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio1488年/1490年頃~1576年8月27日)は 盛期ルネサンスのイタリア人画家 ヴェネツィア派で最も重要な画家の一人である 
ヴェネツィア共和国ベッルーノ近郊の ピエーヴェ・ディ・カドーレに生まれ その生誕地から「ダ・カドーレ (da Cadore)」と呼ばれることもあった

ティツィアーノは同時代の人々から ダンテ・アリギエーリの著作『神曲』からの引用である『星々を従える太陽』と呼ばれていた
肖像 風景 古代神話 宗教などあらゆる絵画分野に秀で ヴェネツィア派でもっとも重要なイタリア人画家の一人となっている
ティツィアーノの絵画技法は 筆使いと色彩感覚に特徴があり イタリアルネサンスの芸術家だけではなく 次世代以降の西洋絵画にも大きな影響を与えた

ティツィアーノは長命な画家で その作風は年代とともに大きく変化しているが その生涯を通じて独特の色彩感覚は変わることがなかった
円熟期のティツィアーノの絵画は色鮮やかとはいえないものもあるが 初期の作品の色調は明るく 奔放な筆使いと繊細で多様な色使いは それまでの西洋絵画に前例のない革新的なものだった

初期

ティツィアーノは ピエーヴェ・ディ・カドーレ城の管理者で地方鉱山の責任者 著名な評議員で軍人でもあった グレゴリオ・ヴェチェッリオと 妻ルチアの長男として生まれた
祖父は公証人で ヴェネツィア共和国統治下のこの地方では名家の家系だった

10歳から12歳くらいのときに ティツィアーノと弟のフランチェスコは 画家の内弟子になるために ヴェネツィアの叔父のもとへと送られた

そして一家の友人で画家のセバスチアーノ・ツッカートが 二人のために ヴェネツィア有数の画家 ジョヴァンニ・ベリーニのもとで修行できるよう手配している

ティツィアーノはこのヴェネツィアで ジョヴァンニ・パルマロレンツォ・ロットセバスティアーノ・デル・ピオンボ、そしてジョルジョーネら 年齢の近い芸術家たちと出会うことになる
弟のフランチェスコ (Francesco Vecellio) も 後にヴェネツィアで成功した画家になった

ティツィアーノは ジョルジョーネの助手を務めているが すでに当時のティツィアーノの作品に対する評価は高いものだった
ジョルジョーネと共同で制作したフォンダコ・デイ・テデスキ(ドイツ商人館 (Fondaco dei Tedeschi))の外装を飾るフレスコ画(破損しておりほとんど現存していない)など 二人の力量は拮抗し 共同作業が互いに好影響を与えていた
この時期の二人の絵画の判別は 現在でも学術的論争になっている

1510年ジョルジョーネが夭折した後も ティツィアーノはジョルジョーネ風の作品を描いてはいるが すでに大胆で表現力豊かな独自の作風を確立していた

フレスコ画におけるティツィアーノの絵画技術は 1511年に描かれたパドヴァのカルメル会修道院とサンタントニオ信者会に残る『金門での出会い』や パドヴァの守護聖人アントニオの生涯の三場面を題材にした作品などで見ることができる

1512年に ティツィアーノはパドヴァからヴェネツィアに戻ってから S.サムエレのカナル・グランデに工房を構えているが 現在その正確な場所は伝わっていない

1513年には 前途有望あるいはすでに功名を成し遂げた芸術家が熱望するサンセリア (La Sanseria) と呼ばれる専売仲介特権を フォンダコ・デイ・テデスキから得た

さらに国家規模の絵画制作の最高責任者に任ぜられて ベリーニが未完成のまま残した ドゥカーレ宮殿大議会堂の絵画を完成させている
ベリーニが死去した1516年以前から 専売仲介特権から収入が上がるようになり 銀貨20枚という十分な年金を受け取るようになった

さらにドゥカーレ宮殿の絵画制作を継続するという条件で 一部租税を免除され 作品を仕上げるごとに銀貨8枚で買い上げられた
ドゥカーレ宮殿のために描かれた絵画で現存しているのは 5点のみである

1516年から1530年にかけての時期は ティツィアーノが初期のころのジョルジョーネ風作品から より大規模で複雑な構成の作品を それまでにない作風で描こうと試みた 技能熟練と熟成の時代といわれる

ジョルジョーネは1510年に ベリーニは1516年に死去し ヴェネツィア派にはすでにティツィアーノに比肩する画家はいなくなり その後60年間にわたって 誰もが認めるヴェネツィア絵画の第一人者であり続けた

1516年サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂の依頼で 現在ティツィアーノの代表作ともいわれる祭壇画『聖母被昇天』を描き始めた
非凡な色彩感覚に彩られたこの絵画は それまでのイタリア絵画でもまれなほど大規模な作品で 大評判となった
『聖母被昇天』は三階層の構図で 世俗の地上と神聖な天界という二つの異なる場面が 同時に表現されている
この絵画はティツィアーノの作品の中で もっとも計算されつくした絵画といわれ 独自の創造力と作風に満ちた傑作とされており 完成に2年かかっている

この時代のティツィアーノには 神話をモチーフにした3点の大作がある
現在プラド美術館が所蔵する『ヴィーナスへの奉献』(1519年) 『アンドロス島の人々』(1523年 - 1524年頃)と ロンドンのナショナル・ギャラリーが所蔵する『バッカスとアリアドネ』(1520年 - 1523年)である

「おそらくルネサンス期における もっとも美しい「異教徒風 (neo-pagan)」の あるいは「アレクサンドリア風 (Alexandrianism)」の絵画群といえる
幾度となく手本とされた作品だが ルーベンスでさえこれらの作品を超えることはできなかった」といわれる

ほかに 高級娼婦を描いたとされるウフィツィ美術館所蔵の『フローラ』(1515年頃) ルーブル美術館所蔵の『鏡の前の女』(1513年 - 1515年頃)など 上半身のみを描いた肖像画はこの時代を最後に描かれた作品である



ティツィアーノの妻セシリアは ティツィアーノの故郷ピエーヴェ・ディ・カドーレ出身の理髪師の年若い娘で 5年にわたってジョルジョーネ家の家政を取り仕切る内縁関係にあった
ティツィアーノとの間には すでにポンポーニオオラツィオの二人の息子が生れていたが 1525年にセシリアは重病にかかってしまう
ティツィアーノは二人の息子を法的に認知するために セシリアと正式に結婚した
二人の関係は良好で セシリアは健康を取り戻し二人の娘を産んだが ラヴィニアと名付けられた娘だけが成人した
ティツィアーノは次男のオラツィオを可愛がり 後にオラツィオはティツィアーノの助手を務めることになる

1530年8月に セシリアはラヴィニア出産時の産褥で死去した 
二人の幼児と一人の乳児を抱えたティツィアーノは家を変え ピエーヴェ・ディ・カドーレにいた妹のオルサを説得して 家事を任せるために呼び寄せた

ビリ・グランデにあったティツィアーノの邸宅の正確な場所は判明していないが ヴェネツィア中心部から離れた海沿いの瀟洒な郊外の住宅地で 美しい庭園のあるムラノ島が一望できる場所だった

ティツィアーノは1526年ごろに 作家・詩人で 当時の年代記にも有力で独創的な人物として紹介されているピエトロ・アレティーノと深い親交を持った
ティツィアーノはアレティーノの肖像画を描き マントヴァ侯爵フェデリーコ2世・ゴンザーガへと送っている


後期


1530年から1550年にかけての時期に ティツィアーノは『聖ペテロの殉教』に見られるような 劇的で物語性の強い作風を確立した
ヴェネツィア共和国政府は ドゥカーレ宮殿の絵画制作が遅々として進まないことに不満を持ち 1538年にそれまでティツィアーノに支払った賃金の返還を求めている

そしてティツィアーノの後継として ティツィアーノの競争相手とみなれてきたイル・ポルデノーネ (Il Pordenone) を任命した

しかしながらこの年の終わりにポルデノーネは死去し 議会堂の『カドーレの戦い』を仕上げていたティツィアーノが 宮殿の絵画制作者に再度任命された

この作品はティツィアーノが ラファエロの『コンスタンティンの戦い』に刺激を受けて描いた 荒々しく壮大な絵画という意味で 非常に重要な作品だった
さらにどちらも未完成に終わったが ミケランジェロの『カッシーナの戦い』や レオナルド・ダ・ヴィンチの『アンギアーリの戦い』も この作品に影響を与えていた可能性もあった

しかしながら1577年にドゥカーレ宮殿は大火に遭い 『カドーレの戦い』をはじめ ヴェネツィアの芸術家たちの貴重な絵画は全て焼失してしまっている

この時代にティツィアーノはローマを訪れており 横たわるヴィーナスをモチーフとした連作を描き始めている
ウフィツィ美術館所蔵の『ウルビーノのヴィーナス』(2008年に来日)と『愛のヴィーナス』 プラド美術館所蔵の『ヴィーナスとオルガン奏者とキューピッド』である
これらの絵画は ローマで古代彫刻を見聞したティツィアーノが その表現手法やアイディアに影響を受けて制作したものである

ティツィアーノはキャリア初期から 現在ピッティ宮殿のパラティーナ美術館が所蔵する1514年ごろの『ラ・ベッラ (La Bella)』のような優れた肖像画を描いた
君主、元首、枢機卿、修道僧、芸術家、作家など 様々な階級の人々を描いた作品が残っている

「多くのモデルの特徴をつかみ その表情を描ききることに成功した画家は他にはいない」とも言われる
肖像画家としてのティツィアーノは 後年のレンブラントやベラスケスと比較されることがあり とくに人物の内面描写ではレンブラント 明快さではベラスケスと比較されることが多い

後期の肖像画では ナポリの国立カポディモンテ美術館が所蔵する1543年の『教皇パウロ3世の肖像』(今回来日)と 1546年の『パウロ3世とその孫たち』 



また パラティーナ美術館が所蔵する1545年の『ピエトロ・アレティーノの肖像』 プラド美術館が所蔵する『ポルトガル王女エレオノーラの肖像』と 神聖ローマ皇帝カール5世を描いた連作の一つ 1533年の『皇帝カール5世と猟犬』などで ティツィアーノの絵画技術を確認でき そして1548年の『カール5世騎馬像』に表現された紫色の調和は 絵画の頂点を極めた作品といえる


当時からのティツィアーノの専門技量と世界的な名声に比肩するのは 同年代のラファエロ ミケランジェロと 後年のルーベンスだけである

ティツィアーノは故郷のカドーレを毎年のように訪れており 故郷では鷹揚で影響力のある著名人だった

ティツィアーノは1546年にローマを訪れて「市の鍵賞 (Freedom of the City)」を受けており これは1537年にミケランジェロが受賞して以来のことだった

同じころにセバスティアーノ・デル・ピオンボの死去に伴い空職になっていた ローマ教皇の書簡に押す印章を所持する「鉛の職」という 非常に実入りのいい役職を与えられることになった
この役職のために聖職に就く準備も進められていたが 1547年にヴェネツィアを離れてアウクスブルクでローマ皇帝カール5世たちの肖像画を描くよう命令されたため この話は無効になっている

1550年にスペイン王フェリペ2世を描いた肖像画がイングランドへ送られ フェリペ2世とイングランド女王メアリー1世との結婚に大きな役割を果たした。


晩年


ティツィアーノは 1550年から死去する1576年までの16年間 肖像画家としてフェリペ2世のもとで過ごすことが多かった
年齢とともにますます 内省的で止まるところを知らない完全主義者になり 1枚の作品を仕上げるのに10年以上かけることもあった
倦むことなく何度も作品に手を加え つねに新しい表現を追及した

また 弟子が模写したティツィアーノ自身の初期の作品に 自ら手を加えて完成させており このことが後年になって絵画の作者の特定や 連作の制作順序など諸問題を引き起こすことにつながっている
さらに弟子だけではなく 他の芸術家が制作した模写や贋作も広く出回ってしまっている


フェリペ2世の依頼で ティツィアーノは宗教画と 「ポエジア」と呼ばれる オウィディウスの『変身物語』に題材をとった 一連の古代神話連作絵画を制作した
現在「ポエジア」の作品はティツィアーノの最高傑作とされている

神話に仮託した裸婦が描かれた絵画が多かったこともあり フェリペ2世からこれらの絵画を相続した子孫は その多くを贈答品として諸国へ贈ったため 現在スペインには「ポエジア」は2点しか存在しない
プラド美術館所蔵の『ヴィーナスとアドニス』と『ダナエ』で どちらも1553年ごろに描かれた作品である




ロンドンのナショナル・ギャラリーとスコットランド国立美術館が共同所有する『ディアナとアクタイオン』と『ディアナとカリスト』は 1559年に完成したと考えられている

ロンドンのウォレス・コレクション所蔵で損傷が激しい『ペルセウスとアンドロメダ』 ボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館所蔵の『エウロペの略奪』は 1562年に引き渡された
ただし現在ロンドンのナショナルギャラリー所蔵の『アクタイオンの死』は 1559年に制作が開始され 長期にわたって制作が続けられたものの 結局未完に終わった作品である

ティツィアーノの死後にアトリエに残されていたといわれる絵画は 近年になるまであまり知られていなかった
生々しい表現で 人によっては受け付けないであろう絵画が多く チェコのクロムニェジーシュ美術館所蔵の『皮をはがれるマルシュアス』 ケンブリッジ大学フィッツウィリアム美術館所蔵の『ルクレツィアの凌辱』などがある

ティツィアーノは1555年以前からトリエント公会議に臨席しており ルーブル美術館に会議風景のスケッチがある
親友だったアレティーノが1555年に突然死去し 他にも知人の建築家ヤーコポ・サンソヴィーノが1570年に死去するなど その晩年には友人知人の死が相次いでいる

1565年9月にティツィアーノはカドーレを訪れ 弟子とともに教会の装飾を手がけた

1560年ごろに ティツィアーノは 聖母子とともに聖ルカと聖カタリナが描かれた『聖会話』を制作した

ティツィアーノは死去する寸前まで絵画の注文を受け続けた
自身の墓所をサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂の礼拝堂と決め 埋葬してもらう返礼として 『ピエタ』を献納することを申し出ている
その後ティツィアーノは 死去するまでのほとんどの期間を故郷のカドーレで過ごした

ティツィアーノは 1576年8月27日にペストにより死去した
生前の希望通りにサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂に埋葬され 未完成だった『ピエタ』は パルマ・ジョヴァーネ (Palma Giovane) が完成させている

自身の大作『聖母被昇天』のそばに埋葬されている

 (wikipediaより)


作品は こちら

    * * *

追加: ティツィアーノの時代と他の作家を比べてみました:

ジョヴァンニ・ベリーニ
(1430年頃 - 1516年)←ティツィアーノのお師匠 (ジョルジォーネもベリーニの弟子だが33才で夭折)

サンドロ・ボッティチェッリ
(Sandro Botticelli, 1445年3月1日 - 1510年5月17日)

レオナルド・ダ・ヴィンチ
( Leonardo da Vinci)1452年4月15日 - 1519年5月2日

ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニ
(Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni、1475年3月6日 - 1564年2月18日)

ラファエロ・サンティ
(Raffaello Santi) 1483年4月6日 - 1520年4月6日)

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
(Tiziano Vecellio、1488年/1490年頃~1576年8月27日)

ティントレット
(1518年 - 1594年)←わずか10日ほどティツィアーノに弟子入りしたティントレットは、ティツィアーノの作品に見られる寓意表現をさらに推し進め、発展させた

さらにルネサンス期のイタリア絵画がもたらした革新は、全ヨーロッパに広まっていった


*ルネッサンスは ローマやフィレンツェだけではありません ヴェネツィアに息づいたヴェネツィア派の絵画を 日伊国交150周年のラストに ぜひご覧ください!!

2016年はたくさんの展覧会が目白押しで大変でしたネ(笑) 年が明けたら気分新たに(?) 私たちもサークルの皆で  ティツィアーノ展見学会を開催予定です(^_^)v

詳しくは こちら



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「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」開催(2016.7.13~10.10)@国立新美術館

2016年06月27日 | イタリアの美術館・博物館
「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」開催のお知らせ(2016.7.13~10.10)@国立新美術館


2016年07月13日(水)~10月10日(月・祝)
休館日:火曜日 ※ただし8月16日(火)は開館
開館時間: 10時-18時
金曜日、8月6日(土)・13日(土)・20日(土)は20時まで (入場は閉館の30分前まで)
於 国立新美術館 企画展示室2E(六本木) 

巨匠ティツィアーノ 晩年の傑作「受胎告知」日本初公開(高さ約4m)

アカデミア美術館は、ヴェネツィアの美術アカデミーが管理していた諸作品を礎として、1817年に開館しました。
14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心に、約2000点を数える充実したコレクションを有しています。

日本とイタリアの国交樹立150周年を契機として、このたび同館の所蔵品による本邦初の展覧会が実現する運びとなりました。

テーマは、ルネサンス期のヴェネツィア絵画です。
ルネサンス発祥の地であるフィレンツェの画家たちが、明快なデッサンに基づき丁寧に筆を重ねる着彩、整然とした構図を身上としたのに対して、ヴェネツィアの画家たちは、自由奔放な筆致による豊かな色彩表現、大胆かつ劇的な構図を持ち味とし、感情や感覚に直接訴えかける絵画表現の可能性を切り開いていきました。

本展では、選りすぐられた約60点の名画によって、15世紀から17世紀初頭にいたるヴェネツィア・ルネサンス絵画の展開を一望します。
ジョヴァンニ・ベッリーニからクリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼまで、名だたる巨匠たちの傑作が一挙来日します。
また、ヴェネツィア盛期ルネサンス最大の巨匠ティツィアーノが晩年に手がけた祭壇画の大作《受胎告知》(サン・サルヴァドール聖堂)が特別出品されることも、本展の大きな見どころとなるでしょう。

ヴェネツィア絵画の歴史のなかでルネサンス期に焦点を絞った展覧会は、国内ではほとんど例がありません。
この貴重な機会に、水の都ヴェネツィアのルネサンスを彩った名画の数々を、ぜひご堪能ください。

作品紹介は こちら

詳しくは こちら

本当に日伊国交樹立150周年だけあって目白押しです!!


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2016イタリア ボローニャ国際絵本原画展開催のお知らせ(2016.7.2~8.14)@板橋区立美術館

2016年06月25日 | イタリアの美術館・博物館
2016 イタリア ボローニャ国際絵本原画展開催のお知らせ(2016.7.2~8.14)@板橋区立美術館




記念すべき50回目となった2016年は 世界63カ国より3,191の応募があり 日本からの10人(組)を含む18カ国77作家が入選しました:

期間: 2016年7月2日(土)~8月14日(日) 9:30~17:00
 月曜休館(祝日の場合は開館し翌日閉館)
於 板橋区立美術館
観覧料: 一般650円、他
*土曜日は小中高校生は無料で観覧できます

今年の特別展示は「ボローニャ展50年の歩み」です
世界情勢や生活環境が大きく変化したこの半世紀の間に 多くのイラストレーターを育て 世界の絵本にインパクトを与え続けてきたボローニャ展(1967~)の歴史を振り返ります
  
関連イベント:

講演会

◆ 「ボローニャ発世界へ:国際絵本原画展の50年」 
2016年7月2日(土) 14:00~15:30 
講師:エレナ・パゾーリ(ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア プロジェクト・マネージャー)

◆ 「夏のアトリエから生まれた絵本作家たち
2016年8月6日(土) 14:00~15:30 
講師:渋谷純子(絵本作家・グラフィックデザイナー)
   内田早苗(絵本作家・イラストレーター)
   石川志保(絵本作家・CMプランナー・アートディレクター)

◆ 50回記念連続講演会「ボローニャとわたし」

2016年7月10日(日) 14:00~15:30
講師:三浦太郎(2016年審査員/絵本作家)

2016年7月17日(日) 14:00~15:30
講師:唐 亜明(2008年審査員/福音館書店童話第二編集部編集長)

2016年7月24日(日) 14:00~15:30
講師:駒形克己(2007年審査員/デザイナー・造本作家)

2016年7月31日(日) 14:00~15:30
講師:広松由希子(2010年審査員/絵本評論家)
   松岡希代子(2005・2006年審査員/板橋区立美術館副館長)

2016年8月7日(日) 14:00~15:30
講師:末盛千枝子(1998年審査員/絵本編集者・3.11絵本プロジェクトいわて代表)

定員 100名 先着順、当日会場へ

講座

◆ 第19回 夏のアトリエ「絵本発想力」

2016年7月5日(火)~7月9日(土)の5日間 10:00〜16:00 受付終了
講師:三浦太郎(絵本作家)

◆ 「わたしとワークショップ」

2016年7月16日(土)14:00〜16:00
講師:駒形克己(デザイナー・造本作家)

◆ 第8回 ティーンズ 絵本のアトリエ

2016年8月2日(火)10:00~13:00、9日(火)10:00〜16:00の2日間
講師:宮崎詞美(横浜美術大学准教授)

第13回 夏の教室「絵本が好き!」
2016年8月11日(木)・12日(金)の2日連続 10:30〜17:00
講師:広松由希子(絵本評論家)・兼森理恵(丸善丸の内本店児童書担当)・
   小野明(絵本編集者・装丁家)・
   松本育子(刈谷市美術館館長代理)・降矢奈々(絵本作家)
有料、要申込み(往復ハガキ)



子どもむけ

◆ ひよこアトリエ・たぬきアトリエ
「模様のスタンプでレターセットを作ろう」
2016年7月23日(土)10:00〜12:00 ひよこアトリエ / 14:00〜16:00 たぬきアトリエ
講師:むらかみひとみ(絵本作家)

紙の街を作ろう
2016年8月14日(日)10:00〜12:00 ひよこアトリエ / 14:00〜16:00 たぬきアトリエ
講師:三浦太郎(絵本作家)

◆ しかけえほんをつくろう
2016年7月26日(火)、27日(水)、29 日(金)の3日間 14:00~16:00
講師:岡村志満子(グラフィックデザイナー)

有料、要申込み(往復ハガキ)

◆ 一時保育
2016年7月30日(土)10:00~12:00

詳しくは こちら


昨年のリポートは こちら

広報いたばし 月刊 魅力特集版6月号「大人もこどもも楽しめる 絵本の世界」は こちら


* 区立美術館の隣の公園はとても広くて静かで散策によいです♪ 区立美術館の前にバスが停まります~

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Giovanni Piliarvu先生の写真展「Luce d'Italia」に行ってきました(2016/6/22)@Island Gallery/京橋

2016年06月22日 | イタリアの美術館・博物館
Giovanni Piliarvu先生の写真展「Luce d'Italia」に行ってきました(2016.6.22)@Island Gallery/京橋




今日はサルデーニャ サッサリ出身の piazzaItalia(高円寺)で一度だけレッスンを受けたことのある Giovanni Piliarvu先生の写真展に行ってきました

とても雰囲気のある まるで呼吸をしているかのようなイタリアの大きな風景写真 
タイトルも地名ではなく 音楽用語になっていて想像力をかきたたせてくれます
そして 先生の故郷Sardegnaの写真もありました

Matera Alberobello Venezia Cinque Terre… 
Giovanni先生がこの年末年始にイタリアに行かれて それこそスマホの電波も通じないような山や海で撮り続けたという写真の数々を ようやく今日 見ることができて感激です!!

そして とても克明に 細かな通りや屋根のひとつひとつの瓦までもがくっきりと映り そしてそこだけ光輝く塔も 街のライトの灯りも 自然な光もみな ひとつひとつが呼吸するかのような やさしい息吹を感じさせてくれるのです 

Giovanni Piliarvu 写真展「Luce d'Italia」
2016年6月17日(金)~6月26日(日)まで 入場無料
Island Gallery 中央区京橋1-5-5 B1


Island Galleryは こちら
(東京駅下車)



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「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」展開催(2016.6.25~8.28)@パナソニック汐留ミュージアム

2016年06月09日 | イタリアの美術館・博物館
「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」展が開催されます(2016.6.25~8.28)@パナソニック汐留ミュージアム



「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」展 The Genius of Michelangelo: Majestic Renaissance Architecture 
2016年 6月 25日(土) — 8月28日(日)於 パナソニック汐留ミュージアム(新橋)
アクセスは こちら

入場料: 1,000円 他

イタリア・ルネサンスの巨匠ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)は 彫刻・絵画・建築という3つの視覚芸術において 他の追随を許さぬ人体表現と深い精神性を示しました

ローマとフィレンツェでは 彼が手がけた建築が 今も都市の景観を形作っています
本展はカーサ・ブオナローティの所蔵品を中心に 日本初公開の素描を多数展観いたします


詳しくは こちら



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『トゥッリオ・ペリーコリ展』開催中(2016.5.14~6.4)&「イタリア絵画のなかの風景」講演@イタリア文化会館

2016年05月19日 | イタリアの美術館・博物館
『トゥッリオ・ペリーコリ展 ランゲ-風景のかけら-』開催のお知らせ(2016.5.14~6.4)&「自然とイマジネーション イタリア絵画のなかの風景」講演リポート@イタリア文化会館


久々に行ってきましたイタリア文化会館のイベント! 今回は風景画の展覧会と風景画についての講演会です:

トゥッリオ・ペリーコリは 文学作品の挿絵や文化人の肖像画などでイタリア内外で広く知られた画家 イラストレーターです
一方で 20年ほど前からは風景画にも本格的に取り組むようになり 今や肖像画と並んで ペリーコリの制作活動の中心となっています

本展では ピエモンテ州南部に位置し 2014年にイタリア50番目の世界遺産となったランゲ地域を描いた油彩画21点を展示します
バローロバルバレスコといったイタリアを代表するワインを生み出す葡萄畑など その美しい自然景観を 独自の色彩とタッチで描いたペリーコリの作品を ぜひご堪能ください

日程: 2016年5月14日(土) - 2016年6月4日(土)・時間: 11時~18時 
・会場: イタリア文化会館エキジビションホール
・主催: イタリア文化会館
・協力: FIAT(FCAジャパン株式会社)
※入場無料。

ペリーコリの油彩のタッチはキャンバスに厚い塊を四角くのせて 釘などで効果を入れてゆくという手法でかなり立体感を感じさせてくれます まるで風景パッチワークのようで見ていて楽しかった

ランゲ地方が2014年に50番目のイタリアの世界遺産に認定された記事は こちら

       *     *     *


関連講演会「自然とイマジネーション イタリア絵画のなかの風景」講演に行ってきました(2016年5月17日火)

講師: クラウディオ・チェッリテッリ(ミラノ・ブレラ美術学院教授)


ミラノ・ブレラ美術学院の教授が帰国を翌日に控えてのこの講演会 美術に造詣の深いイタリア人も多く聞きに来られていました 

ジォットから今日の現代美術に至るまでの風景画の変遷を 作品をひとつひとつ見ながら紹介してくださいました 

ジォット アントネッロ・ダ・メッシーナ G.F.バルビエーリ(グエルチーノ) ジョヴァンニ・セガンティーニ ウンベルト・ボッチョーニ*  ジャコモ・バッラ(車のスピードを描こうとした) ジョルジョ・ディ・キリコ ジョルジォ・モランディ オズヴァルド・リチーニ そしこの展覧会のトゥッリオ・ペリコリらの作品を紹介しながら 風景という主題は 現実の形態から空想の形態 自然の光の再現から視覚でははっきりと捉えられないもの 自然主義的なありかたから 内的ヴィジョンの共鳴へと移行し 風景がというひとつのジャンルを確立していったことを 丁寧に深く説明いただきました

風景画を描くというよりは 「絵画が風景になる」とでも言いましょうか 


質疑応答では未来派(futurismo)についての質問があり 長い長い説明(未来派とファシズムは分けて考えるべき等々)をどうやって訳すのだろうかと(イタリア人同士だったので早口で長くなった)思っていたところ 的確にポイントをとらえて立派に訳されて 講師も驚き通訳の方に称賛の握手!!  芸術関係の通訳は専門用語も多岐にわたり大変と思いますが実に素晴らしいです!! 来てよかった~

詳しくは こちら

* ウンベルト・ボッチョーニのWikipediaのページにある写真を見たら イタリア文化会館入り口にある赤い像とそっくり!!これは未来派の作品をわざわざ日本に持ち帰ったそうですので もしかしたらこれがその...と驚きました!!

* 素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます

 


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『メディチ家の至宝―ルネサンスのジュエリーと名画』開催のお知らせ(2016.4.22~7.5)@東京都庭園美術館

2016年05月12日 | イタリアの美術館・博物館
『メディチ家の至宝―ルネサンスのジュエリーと名画』(2016.4.22~7.5)@東京都庭園美術館(本館・新館)+コロッセオをライトアップ(2016.5.11)



色彩と 煌(きら)めきのルネサンス

ルネサンス文化発祥の地 フィレンツェ
そのフィレンツェに300年に渡って君臨したメディチ家
優れた芸術家たちの強力な擁護者となった一族の名は ルネサンス芸術の代名詞といっても過言ではありません

大公の宝物館》と呼ばれるフィレンツェ ウフィツィ美術館(銀器博物館)には メディチ家に纏わる財宝が集められています

大公家に伝わる宝物を網羅する同博物館のコレクションは まさにメディチ家の波乱に満ちた歴史を物語っています

本展では ブロンズィーノをはじめとする宮廷画家たちの手になる肖像画や 一族を華々しく彩ったルネサンス・ジュエリー等を一堂に展覧いたします

メディチ家に伝わる珠玉のコレクションを紹介する 日本国内初の展覧会です

<会期>
2016年4月22日(金)–7月5日(火)

<開館時間>
10:00–18:00 (入館は閉館の30分前まで)

<会場>
東京都庭園美術館(本館・新館)JR目黒駅下車

<休館日>
第2・第4水曜日(4/27、5/11、5/25、6/8、6/22)

<観覧料>
一般:1,400(1,120)円
大学生(専修・各種専門学校含む):1,120(890)円
中・高校生・65歳以上:700(560)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。

※詳細は 東京都庭園美術館
絵だけではなくジュエリーも...実に美しいです さすが日伊国交150周年!!

     *        *       *

闘技場をライトアップ=秋篠宮ご夫妻が出席―伊(2016.5.12)@時事通信
イタリアを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は11日夜(日本時間12日未明)、ローマで日伊国交150周年を記念して観光名所の円形闘技場コロッセオをライトアップするイベントに出席された。

ニュースは こちら

* こちらも 今朝のニュースで映像が紹介されましたね!




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「世界遺産ポンペイの壁画展」に行ってきました(2016.5.6)@森アーツセンターギャラリー

2016年05月06日 | イタリアの美術館・博物館
「世界遺産 ポンペイの壁画展(La pittura parietale romana a Pompei)」に行ってきました(2016.5.6)@森アーツギャラリー

 
スタイリッシュな六本木ヒルズの52階のエレベーターを降りて 森アーツセンターギャラリーに入ると そこはもう「ポンペイ」だった...
六本木ヒルズに出現する古代空間 2000年前へのタイムスリップ」と称した壁画の数々

入り口すぐの大スクリーンに映し出される 紀元後79年ヴェスビオス火山の大噴火の映画のシーン その横には広い展示スペースにこの時代さながらに列柱が建ち そこから「ポンペイの壁画展」は始まっていた

2014年10月にイタリア人の友人たちと初めて訪ねたポンペイ そしてナポリ考古学博物館(museo archeologico Nazionale di Napoli) そこから日本にやってきた壁画の数々 
この重くて貴重な壁画をよく日本に持ってきたと 実に感慨深いものがあります(展示の様子がHPから見られます)...修復のあとが激しいものもあるよね

見ているうちにふと突然不思議な感動に襲われ 涙が出そうになった 
これは初めてナポリに行った時に飛行機の窓から見た きらきら光るナポリの夜の街の中に突然現れた黒々とした深い闇が ヴェスビオス火山だとわかった時に感じたものと似ている 
圧倒的な自然の威力 そして今回は 永い時と場所を超えて目の前にやってきた歴史との再会だ 

    *     *     *

第Ⅰ部「建築と風景」

エジプト青というフレスコ画の顔料はとても高価なもので 鮮やかな明るいブルー それを使った天井装飾や壁面装飾(トッレ・デル・グレコの海岸別荘)
 
第1様式は 漆喰に描かれた初期のもので 第2様式はだまし絵や遠近法 第3様式は非現実的で装飾的 第4様式はネロの黄金宮など紀元後50年頃のもの (詳しくは HPで解説が聞けます)

最初の「赤い建築を描いた壁面装飾」はスイスに不法持ち出しされて戻ってきたものとのこと

壁画の道具も展示されており 壁の厚さを計るキャリバスという道具やコンパス 色々な顔料等が展示されていた なかなかに興味深い


第Ⅱ部 日常の生活

ポンペイ監督局 (Soprintendenza Pomei)はポンペイの遺跡の修復や発掘 そして劣化と崩壊から守るための最前線の大規模プロジェクトを担っているという 
ここのHPを早速見たら "Grande Progetto Pompei"というプロジェクトがトップにあった これのことだ


第Ⅱ部ではまず最初に「カルミアーノ農園別荘」*のトリクリニウム(大食堂)が再現されており 壁画を一連の空間装飾として再現したものだそうだ こういう場所で食べていたんですね~ 
この時代の人々は午前中だけ働き 重労働は奴隷にまかせ 午後は様々な文化談義 夜は宴という生活だったそうです (帰宅してつけたEテレでたまたま「ローマ帝国」「ポンペイ」をやっていて 笑っちゃうくらいグッドタイミング♪)

*当時の人々の美意識とスケール感を共有できるように「カルミアーノの農園別荘」と呼ばれる建物の一室を立体展示で再構成し ポンペイの赤(pompei red)が象徴的な16枚のパネルを2000年前さながらに鑑賞できる


ドムス(domus)は町中の家で ヴィッラ(villa)は待ちの外の別荘です ポンペイには葡萄畑がありたくさんのヴィッラがありました 


第Ⅲ部 神話


壁画のテーマはギリシャ神話が多く ギリシャ神話のおさらいもできました(*^^)v
ナルキッソスが水仙になる直前の死の瞬間を描いた「ナルキッソス」のフレスコ画とか
クレタ王の娘の「アリアドネを見つけるディオニソス」(アリアドネはテセウスに失恋したところをディオニソスに発見され見初められる)
カッサンドラの予言」(アポロによりカッサンドラの予言は決して聞き入れられないという呪いをかけられ トロイア戦争の予言はとうとう誰も信じなかった)
蛇を絞め殺す赤ん坊のヘラクレス」とか(実はゼウスの子供、もう一人の兄弟は普通の赤ん坊)

そしてメインの3作品: 「ケイロンによるアキレウスの教育」これはキターラ(竪琴)を教えているシーン 「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」(これが今回の目玉作品で500キロもある!*) 「テセウスのミノタウルス退治」(修復のあとが激しい)

*「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」: 英雄ヘラクレスはアルカディア地方の王女アウゲに生ませた子テレフォスと偶然遭遇する
テレフォスはパルテニオン山に捨てられ 牝鹿(めじか)の乳で育てられていた


これらの壁画が間近で見られるなんて!! いや~2年前にナポリ考古学博物館で見たはずなんですが...(高校の世界史の教科書に載っているアレクサンダ-大王の「イッソスの戦い」
モザイク画は覚えているんだけど)
これら3点は少し丸みをおびた形のため 保存も大変だったろうと思う 

ダナエとペルセウスのセリフォス島漂着」 これはダナエの父王が ダナエの子にやがて殺されると予言をされたため娘と孫を捨てるも漂着し生き延びる話でしたね


第Ⅳ部 神々と信仰


ここの最初に 小プリニウスの記録を元に再現された大噴火の映像があり 第5火砕流まであったと知る (溶岩はlava) この小プリニウスの漫画を制作中のヤマザキマリさんの本も売店コーナーで売っていました (前述のEテレでもこの漫画が出ていた!)

イシスはクレオパトラの守護神だったため エジプトと敵対していたローマでは疎まれていた
トロパエムとはトロフィーの語源で形もトロフィーの原型のような感じ 
横たわるマイナス」(ディオニソスの信者)は 30年間も行方不明で2008年に発見されたらしい

ポンペイの遺跡が きちんと将来にわたって保存されてゆくことを願わずにはいられません...

    *     *     *
 

GWの終わった翌日を狙って行ったので だいぶすいていてゆっくり見られました!
前日受けた「イタリアの世界遺産」のレッスンで ポンペイの遺跡が存続の危機にあるかもしれない(世界遺産剥奪の可能性等)との話を聞いて 今のポンペイの遺跡の抱える問題を色々知った上で見ると 開会の挨拶のパネルを読んでも胸にこたえるものがあり 展示の見方も随分違います 
昨日のレッスンを受けずに観に来ていたら ここまで感動しなかったと思う 貴重なレッスンに感謝!!


それと 現地で実物を見た時には日本語の説明はなくて (友人が説明してくれたけど) 今回は日本語での詳細な説明があったので 納得しながら鑑賞できたのがよかったネ ^^)

ポンペイに行ったことのある人には特におススメです また今年は日伊国交樹立150周年でたくさんの美術館が日本に来ているけど 絵画鑑賞に少々飽きた方にも全然違うのでおススメです(^^)/ 
壁画なので保存状態なども修復の痕があり作者も不明なものですが よくぞイタリアから運んできたとの思いでいっぱいです


いつでも見られるわけではないものが 今この2ヶ月だけ 日本に来ているのです 

2010年にもポンペイ展が来たのですが 少々遠かったのと忙しくて行かれず後悔していたので 今回は行って本当によかった!!

世界遺産 ポンペイの壁画展(La pittura parietale romana a Pompei)」(2016.4.29~7.3 は こちら

* 5月28日(土) 29日(日)に 同じ六本木ヒルズでビッグイベント "Italia amore mio!"が開催されます(^^)/
詳しくは こちら

(前売り券は東都生協でいつも注文しています コンビニに行く必要もなくて便利♪)


 


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「世界遺産ポンペイの壁画展」が開催されます(2016.4.29~7.3)@森アーツセンターギャラリー

2016年04月13日 | イタリアの美術館・博物館
日伊国交樹立150周年記念「世界遺産ポンペイの壁画展(la pittura parietale romana a POMPEI)」が開催されます(2016.4.29~7.3)@森アーツセンターギャラリー

- 天空に蘇るイタリアの奇跡 -

日伊国交樹立150周年記念「世界遺産ポンペイの壁画展」が開催されます

2016年4月29日(金・祝)~7月3日(日) 10:00~20:00 (5/3を除く火曜日は17:00まで)会期中無休
於 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
当日券 1,600円 前売/団体 1,400円 他
主催: 東京新聞 TBS 森アーツセンター
学術協力: ナポリ国立考古学博物館、ポンペイ・エルコラーノ・スタビア考古学特別監督局


永遠のポンペイ 日本初公開!

紀元後79年、火山の噴火という悲劇的な終焉により、時代を瞬時に閉じ込めたポンペイの町
18世紀に再発見されたポンペイの遺跡は、古代ローマ人の人々の豊かな暮らしを今に伝え、世界中を魅了し続けています。

本展は ポンペイおよびその近郊で発掘された壁画に焦点を当て、壁画の役割とその絵画的な価値を紹介します

古代ローマの人々が好んだモチーフや構図、その制作技法を紹介するとともに、あらゆる建造物を美しい壁画で飾り、人生を謳歌した人々の美意識を、当時の室内を飾ったすがたそのままに、一連の空間装飾として一部再現展示します

なかでも、皇帝崇拝の場であるアウグステウムから出土した赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス>(チラシの写真)は、ギリシャ神話を題材にした美しい壁画で、本邦初公開であると同時に、海外に初めて持ち出される大変重要な作品です

ポンペイ壁画の決定版をご覧ください


* ポンペイは2014年10月のナポリ行きの時に行きましたよ~ あれは一時間では無理です(笑) なので今回ゆっくり見てみようかと思います 
さすが日伊国交樹立150周年だけあって目白押しですね(^^)/


ポンペイの壁画展は こちら

 
     *      *      *

ついでに 「古代ギリシャ」展もあります
2016年6月21日(火)~9月19日(月/祝) 9:30~17:00
土日祝日は18時まで 金曜日・7,8月の水曜日は20時まで
休館日: 月曜日
於 東京国立博物館 平成館(上野公園)

「古代ギリシャ」展は こちら


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「ダ・ヴィンチ」展&カラヴァッジョ展の常設展をハシゴしました(2016.4.5)@江戸博&国立西洋美術館

2016年04月07日 | イタリアの美術館・博物館
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」&カラヴァッジョ展の常設展をハシゴしてきました(2016.4.5)@江戸博&国立西洋美術館


4月10日(日)で終わる「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」展にぎりぎり駆け込みで見に行ってきました!! 

展覧会はとにかく終わりが近い程混んでゆきますね~ 午前中でしたがチケット購入20分待ちで すごい人でした...

ヴァザーリ等の描いたダヴィンチの肖像の下絵から始まり 北イタリアの画家 ダ・ヴィンチの花や手等の手稿 特に「鳥の飛翔に関する手稿」等のスケッチの手稿は面白かった

そして中ほどには「糸巻きの聖母(バクルーの聖母)」の絵があり 行列に並びました
待った甲斐がありました!! スフマート技法で描かれた聖母と天使 他のレオナルド派とはやっぱり違います...
「岩窟の聖母」や 「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」も マグダラのマリアの絵も(これはカラヴァッジョの絵が強烈で...) レオナルド派によるものと やはりダ・ヴィンチとは違いますね 

また 最後には橋や飛行機 球体の模型があり 特に橋の模型とデッサンは 材料がない戦争中に木を切って使いながら橋を渡す時の技法が ダ・ヴィンチの天才振りを示していました

      *         *        *

その足で両国から上野にまわり 先日行ってきた「カラヴァッジョ展」の常設展(この時は改修工事中で見られず チケットをいただいていた)を見てきました 実は おススメの絵があるという情報をいただいたので その絵を目当てに足を伸ばしたって訳です(*^^)v


2階にある バスケニスという画家の「楽器のある静物」という作品で 新規展示作品のひとつです
楽器の静物画と言ったらこの人といっても過言ではない画家で 「地方に閉じこもっていたイタリアのフェルメール」とも呼ばれているそうです

うつ伏せに描かれたリュートの丸いカーブに埃があり それを指で触った跡もそのとおりに描かれていて 実物そのもの 「ハイパーリアリズム」ともいうそうです

桜ももう散ってしまいますね...

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」は こちら


カラヴァッジョ展は こちら

国立西洋美術館 常設展は こちら

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