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星美学園短大 日伊総合文化研究所主催の公開講演会「イタリア人にとっての法とは何か」に行って来ました(2012.7.21)
7月21日(土)午後 初めて星美学園短大に行ってきました
バスは雨上がりの坂を登り (坂って風情があっていいですね) 降りてすぐそこに見える星美学園短大はカトリック系の女子大で 落ち着いた雰囲気の中にあります
いつもNHKテキストの後ろに必ず載っている星美学園短大は いつか行ってみたいと思っていたのです
星美学園短大 日伊総合文化研究所(2004年設立)主催の公開講演会は 「イタリア人にとって 法とは何か」というテーマでした
まずは 星美学園短大のマスコットがピノッキオとのことで 講演者の小谷眞男先生(お茶の水女子大学準教授/イタリア法文化史)が2年前にここの講演で話された「ピノッキオの法文化」という講演を受け イタリアの刑務所でピノッキオが上演されていることを紹介 そこから「イタリア人と法」について導入されました
檻の備えられたナポリの重罪院の法廷の写真は イタリア映画「運命に逆らったシチリアの少女」で見ました イタリアの刑務所の中でピノッキオの演劇が囚人たちによって上演されていることに驚きました
はるか昔の「ローマ法」が今も重要視されていることや イタリアの法律(legge)がとても多いこと ある養子縁組事件でイタリア中が二分される程の議論がなされたこと (同様に安楽死の事件も大きく取り上げられた) それを通してイタリア人と法について 私たちへの示唆を含めての問いかけがなされ 「法律としての法と 文化としての法」について 「法を単なる法律と考える見地に対して 法をひとつの文化 さらには文学として考える見地からすれば、<イタリア法>とは一個の未完のプロジェクトだったと言えるだろう」(チラシより)という先生のメッセージが発せられ 質疑応答に移りました
2時間ではとても話しきれない多岐にわたる深い話でした 法律には疎いのですが ベルルスコーニが自分のために法律を曲げようとした局面では 苦笑してしまいました
* * *
終了後 この4月にここの研究所所長に就任された武田好先生に 一緒に行った会員さんと 思い切って話しかけてしまいました! といっても思いっきりミーハーに「いつもNHKテレビでイタリア語を見ています!!」とか「先生の本で一生懸命勉強しています!!」とか(笑) ← 「もっとしゃべれるイタリア語」(NHK出版)です
テレビと同様とっても優しくて穏やかな武田先生 いやぁ~学生さんたち幸せですよ~(*^_^*)
また この星美学園短大の公開講座は実に充実しています 「魅惑のマドリガ―レ」(カウンターテナー弥勒忠史さん) マキャベリ他の「イタリア文化講座」に 「イタリア語講座」←価格にびっくり!近いから行こうかと思わず悩んだ(笑) そして源氏物語等の「教養講座」や「親子講座」に「子育て支援講座」まで色々あります
公開講座は こちら
またぜひ足を運んでみたいものです 地元の私は 最寄りの赤羽駅はずいぶん垢ぬけて人通りの多い駅になったなぁと感じて またバスで帰りました
初めての所を訪れてとても充実した午後を過ごしました それにここ数日猛暑がストップしたのも実に幸いでした…
冒頭に坂道のことを書きましたが 坂道を歩くと長崎を思い出します 長崎の原爆を描いた映画『夏の祈り』のチラシもこの日いただいてきました
*今回貴重な機会をくださいました 星美学園短大 日伊総合文化研究所に 改めてお礼申し上げます
*開催のお知らせの記事は こちら
*星美学園短大のHPは こちら
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7月21日(土)午後 初めて星美学園短大に行ってきました
バスは雨上がりの坂を登り (坂って風情があっていいですね) 降りてすぐそこに見える星美学園短大はカトリック系の女子大で 落ち着いた雰囲気の中にあります
いつもNHKテキストの後ろに必ず載っている星美学園短大は いつか行ってみたいと思っていたのです
星美学園短大 日伊総合文化研究所(2004年設立)主催の公開講演会は 「イタリア人にとって 法とは何か」というテーマでした
まずは 星美学園短大のマスコットがピノッキオとのことで 講演者の小谷眞男先生(お茶の水女子大学準教授/イタリア法文化史)が2年前にここの講演で話された「ピノッキオの法文化」という講演を受け イタリアの刑務所でピノッキオが上演されていることを紹介 そこから「イタリア人と法」について導入されました
檻の備えられたナポリの重罪院の法廷の写真は イタリア映画「運命に逆らったシチリアの少女」で見ました イタリアの刑務所の中でピノッキオの演劇が囚人たちによって上演されていることに驚きました
はるか昔の「ローマ法」が今も重要視されていることや イタリアの法律(legge)がとても多いこと ある養子縁組事件でイタリア中が二分される程の議論がなされたこと (同様に安楽死の事件も大きく取り上げられた) それを通してイタリア人と法について 私たちへの示唆を含めての問いかけがなされ 「法律としての法と 文化としての法」について 「法を単なる法律と考える見地に対して 法をひとつの文化 さらには文学として考える見地からすれば、<イタリア法>とは一個の未完のプロジェクトだったと言えるだろう」(チラシより)という先生のメッセージが発せられ 質疑応答に移りました
2時間ではとても話しきれない多岐にわたる深い話でした 法律には疎いのですが ベルルスコーニが自分のために法律を曲げようとした局面では 苦笑してしまいました
* * *
終了後 この4月にここの研究所所長に就任された武田好先生に 一緒に行った会員さんと 思い切って話しかけてしまいました! といっても思いっきりミーハーに「いつもNHKテレビでイタリア語を見ています!!」とか「先生の本で一生懸命勉強しています!!」とか(笑) ← 「もっとしゃべれるイタリア語」(NHK出版)です
テレビと同様とっても優しくて穏やかな武田先生 いやぁ~学生さんたち幸せですよ~(*^_^*)
また この星美学園短大の公開講座は実に充実しています 「魅惑のマドリガ―レ」(カウンターテナー弥勒忠史さん) マキャベリ他の「イタリア文化講座」に 「イタリア語講座」←価格にびっくり!近いから行こうかと思わず悩んだ(笑) そして源氏物語等の「教養講座」や「親子講座」に「子育て支援講座」まで色々あります
公開講座は こちら
またぜひ足を運んでみたいものです 地元の私は 最寄りの赤羽駅はずいぶん垢ぬけて人通りの多い駅になったなぁと感じて またバスで帰りました
初めての所を訪れてとても充実した午後を過ごしました それにここ数日猛暑がストップしたのも実に幸いでした…
冒頭に坂道のことを書きましたが 坂道を歩くと長崎を思い出します 長崎の原爆を描いた映画『夏の祈り』のチラシもこの日いただいてきました
*今回貴重な機会をくださいました 星美学園短大 日伊総合文化研究所に 改めてお礼申し上げます
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