日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

2016年「第2回 須賀敦子翻訳賞」授賞式に初めて行ってきました(2016.11.18)@イタリア文化会館

2017年01月18日 | イタリアの本・絵本・雑誌
2016年「第2回 須賀敦子翻訳賞」授賞式に初めて行ってきました(2016.11.18)@イタリア文化会館


この栄えある第2回須賀敦子翻訳賞受賞式に 初めて行ってまいりました イタリア文化会館は いつものイベントとは違う静謐な空気に包まれ 受賞された方々のご家族やまわりの方々 先生方などが訪れていました 

今回は若い新進気鋭の翻訳者が受賞され 新しい息吹きを感じ ひさびさに希望溢れる瞬間を感じとることができて実に感無量です 世界をめぐる暗いニュースに心が沈んでいた私ですが 新しい力と希望を得ることができたと感じました 受賞された方にとって人生で最高の瞬間に居合わせることができたのですから!!
 
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2014年に設置された「須賀敦子翻訳賞」は、1988年に創設し、2007年に中断された「ピーコ・デッラ・ミランドラ賞」の後継となるもので、イタリア語の著作の優れた日本語への翻訳を評価し、広く紹介するものです

2014年に続き 2回目となる今回の受賞作は 選考委員会が、2014年7月から 2016年6月までの翻訳作品のなかから 下記の2作を選出しました。

プラハの墓地』、橋本勝雄訳(ウンベルト・エーコ著、東京創元社、2016年2月刊)
偉大なる時のモザイク』、栗原俊秀訳(カルミネ・アバーテ著、未知谷、2016年5月刊)

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私のような者がこのような栄えある受賞式に招待されたのは 2015年4月の「イタリアブックフェア」の翻訳者による本の紹介イベントで 今回受賞された栗原氏の本の紹介の記事をブログに書いたことが主催者の目に留まったからとのこと 10年間続けてきたことが報われたと感じています...スミマセン文学は実はあまり...読んでなくて イタリア語を聞いてどうにか少しはわかるだけの私なのですが(;'∀')

館長の挨拶に続き この翻訳賞の紹介 そして 川原千晶(ソプラノ) 岡田真歩(ピアノ)の演奏に続き 選考委員の紹介 総評 そして盾と副賞の贈呈に 受賞者挨拶と朗読(日伊) 閉会ということでしたが なんといっても嬉しかったのは 受賞者の挨拶と朗読です

橋本勝雄氏は 挨拶の中で 今年2月に亡くなったウンベルト・エーコの「プラハの墓地」を翻訳されたことに触れ 原作者のエーコがこの受賞を知ることは叶わなかったが 世界で最も早い手向けとなったと 選考委員長の和田先生の言葉に呼応するかのような挨拶に 胸があつくなりました...

エーコ自身の言葉によると 「いわゆる翻訳の忠実さというのは 認められるたったひとつの翻訳にたどりつく基準ではなく むしろ 情熱的にふみこんだ解釈をすればどんなテキストでも翻訳は可能だと信じる素質であり…(中略)その努力なのだ」という言葉に とても感銘を受けました

そして続くは 若き翻訳者 栗原俊秀氏の挨拶と朗読 ご自身のご家庭でも最も幸福な瞬間を迎えることができたこと!! それがなぜか日本語挨拶ではなく イタリア語挨拶の時に出てきたことに感じ入り 後日聞きに行ったイタリア語スピーチコンテストでのある出場者の言葉「イタリア語は日本語よりも感情を表しやすい言葉だ」を 再度実感するに至ったのでした 

最も感じ入ったのは 2012年に 無名の作家の作品を無名の翻訳者が訳したものを 面白いと 日本に紹介する価値があるねと 出版を即座に決意してくださった未知谷出版 このような出版社は今や数少なくなったが まずもって未知谷にお礼を言いたいとの言葉でした その後毎年 翻訳者が惚れ込んだ作品を刊行してくださっているそうです  

確かに2015年のイタリアブックフェアでは 私はこの本も原作者も知らなかったのです 

そういえば いたばし絵本翻訳対象受賞作品を出版してくださっている「きじとら出版」は たった一人での会社とのことですが この大賞受賞作品の出版を続けてくださっていることを思い出しました 今の世の中で 貴重な存在ですね...


この2作品の受賞の理由は 日本語の出来栄え 作品自体の価値と翻訳紹介の意義 訳者による原作に対する綿密かつ緻密な調査 という3点において審査されたのですが まず11作品が第一次審査で選ばれ そこから3作に絞られてから 今回の2作品に受賞が全員一致で決まったのだそうです

朗読は...言葉にはできない程の魂をゆさぶられるものでした 最初は日本語 次に原書を取り出しイタリア語での朗読 一番のクライマックスのシーンで 翻訳の苦労がにじみ出ており 10年勉強して少しでもわかるようになっていたことがなによりでした (講評のイタリア語はそらで聞きました)

私は翻訳はあまり得意ではないけれど せめて聞いてわかるくらいはできるような自分でいてよかったと そして次にどこかでお会いすることがあれば もっともっと成長した自分でいたいと この日 誓いました

素晴らしい賞を創設してくださいました イタリア文化会館様に 心よりお礼申し上げます


開催のお知らせは こちら


毎日新聞記事「須賀敦子翻訳賞決定」(2016.11.27)は こちら


2015年4月の「イタリアブックフェア」での栗原氏(翻訳者)による本の紹介「文学作品が描く『イタリアと移民』」のリポートは こちら



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フェルザン・オズペテク監督作品「カプチーノはお熱いうちに(Allacciate le cinture)」のDVDを見ました

2017年01月14日 | イタリア映画・映画
フェルザン・オズペテク監督作品「カプチーノはお熱いうちに(Allacciate le cinture)」(2014)のDVDを見ました

以下は2016年秋に 日伊学院IPAのレッスンで「好きなイタリア映画のストーリーの要約(riassunto)を書け」という宿題が出たので DVDを見てから書いた文です (いい宿題だなぁ~♡ いろんなテーマが出てきます♪):


Trama/ストーリー:

A Lecce, 2000. Elena (cameriera) si è innamorata di Antonio (meccanico), il ragazzo di Silvia (collega di Elena e intima amica), mentre Silvia si è innamorata di Giorgio (fidanzato di Elena).

レッチェ、2000年。 エレナ(カメリエーラ)はアントニオ(修理工)に恋をするが、彼は同僚であり親友のシルヴィアの恋人。 一方シルヴィアはエレナの婚約者ジョルジォと恋に落ちる。

Dopo 13 anni, Elena (adesso imprenditrice di un bar) e Antonio si sono sposati e hanno due figli, ma si litigano spesso. Per caso a Elena si è scoperta cancro al seno dopo il controllo medico, si è ricoverata in ospedale.

13年後、エレナ(今はバールの経営者)とアントニオは結婚して2人の子どもがある。しかしケンカが絶えない。たまたまエレナに検診乳がんが見つかり、入院する。

Egle (donna senza famiglia), la compagnia di stanza, è morta. La dottoressa Diana (ex-cliente del bar) assicura la guarigione di Elena che ha famiglia e gli amici che la aiutano sempre.

エグレという独り身の同部屋の友人が亡くなる。 ディアナ医師(元バールの客)は 家族や助けてくれる友人の多いエレナの回復を確約する。

Elena e Antonio giurano che la loro vita continui per sempre, proprio sulla spiaggia dove loro si erano assicurati del loro amore 13 anni fa. La vita continua.

エレナとアントニオは 彼らがまさに13年前に愛を誓い合ったその海岸で 彼らの人生がずっと続くことを誓う。人生は、続く。

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以下は ネタバレありの感想です:

この映画は NHK「テレビでイタリア語」の中でもF.オスペテク監督インタビューで紹介されてましたよね (インタビュアーは鈴木マリア先生でした!) 親友の恋人と愛し合うようになり 奪うようにして結婚して13年 子どもも2人いて精一杯に働いて暮らしてきたのに ある日病魔に侵されていることがわかり...

なので 泣けました 

どこで一番泣けたかというと カフェのかつての常連で 医師を目指すディアナと エレナが入院した病院で「担当医と患者」という関係で偶然再会したシーンでした

最初は女医の方は気づかなかったのですが 昔彼女がいつもオーダーしていた「カプチーノ」の種類をぽろっと言うエレナ 女医はふと立ち止まり過去を思い出し それに答えるんですね

こんな形で再会するなんて皮肉ですよね...一瞬女医の心に戸惑いと衝撃が走るんです 医者となった彼女の表情に... そこが見ていてつらかったです 他の場所で再会したかっただろうと思いますよ

あと ゲイのファビオは つかず離れずエレナに寄り添って助けてくれる 若い頃からのなくてはならない大切な親友 
実はそれには 昔のつらいエピソードがありましたね

エレナにアントニオがお似合いか? と聞かれると うーん...と思ってしまうんですが つきあってた資産家のボンボンのジョルジォよりはましかな...と でもアントニオという彼そのままを愛しているんですよね エレナは 

しかし長年連れ添っていると険悪な間柄になるっていうのもまぁ...わかります(苦笑) ママ似の娘がかしこいですね~ 


でもさすがに エレナが叔母に誘われて受けた検診の結果を聞いた一週間後に皆を集めて 初めて病気のことを告げた時に 夫のアントニオが 荒れて独りでバイクでどっか行っちゃった時は見ていてがっかりしました いちばん一緒にいてあげなきゃいけない時に 不器用な男なんですよね...

こんなに必死で頑張っているエレナが なぜ独りで泣かなければならなかったのか まず最初に夫に話すことができなかったのかという気がします 


同室の エグレという面白い中年女性の患者さんも なんとなくまわりにいますよね~( ;∀;) あと お母さんと叔母さんが口喧嘩ばかりしながらも いつもエレナを見守ってくれているんですよね あのおしゃべりっぷり!!←ここがイタリア人らしい(笑)

ラストは 昔の自分たちと出会う不思議なシーンで終わります ここは若い頃のシーンで見ていて懐かしかった 

G.トルナトーレ監督「シチリア!シチリア!」のラストシーンで 使い走りにやって走って戻ってきた子どもと今の子どもがすれ違う不思議なシーンがあったけど この映画のラストにも似たような「昔の自分たちとすれ違う」時空を超えたシーンがありましたね あっと思わせてくれました

ほんとに よい未来が待っているといいなと思う 救われるラストでした...


原題の「Allanciate le cinture」は 飛行機のアナウンス等での「ベルトをお締めください」という意味ですが まさに人生の乱気流に遭遇した主人公を取り囲む愛しき人々の ヒューマンラブストーリーでした


人生って 若い頃には想像もつかないような荒波が待っているものなんですよね... 若い頃の悩みってその時は大変でも こんなことで悩んでいたんだねって 振り返ってみると思うんですよね... そしてそれは年を経た今でないとわからないものなんですよね~しみじみ

イタリア語のテキスト「Chiaro!」(B1)8課に出てきた "Un uomo giusto"(Elena Stancanelli著、Einaudi社発行)という小説(2011年)の中に "mecanico, dislessico(難読症)"という主人公Davideが出てくるのです 
建築家(architetta)のAnnaと恋に落ちるのですが 人物設定が(有望な女性と 不釣り合いな男性のカップル)実によく似ているのです...


登場人物は こちら


映画は こちら




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「マルコの世界(il mondo di Marco) 小田部羊一と「母をたずねて三千里」展&小田部氏トークショーに行ってきました(2016.12.10)@イタリア文化会館

2017年01月12日 | イタリア映画・映画
「マルコの世界(il mondo di Marco) 小田部羊一と「母をたずねて三千里」展&小田部氏トークショーに行ってきました(2016.12.10)@イタリア文化会館



40年ぶりの再会でした... 「母をたずねて三千里」(1976)第1話「いかないでおかあさん」のラストシーンで アルゼンチンに向けて出航する船を追い 波止場を泣きながら走るけなげなマルコ少年 会場からはすすり泣きの声があちこちから...

思えば私は学生時代にこのLPを買って 何度も何度も聞いていたのですね なので全部覚えていたのです!! 自分でもビックリしました 聞く前からセリフが湧いて出てきたんです(^.^) 


2016年12月10日(土)小田部羊一作画監督・キャラクターデザイナーのお話を聞きに詰めかけた人たちでほぼ満席 アニメ関係の方が多かったようです 通訳はイタリア人でした

このアニメはイタリアでももちろん大人気でした♪ 私は当時ビデオがない時代でしたので 修学旅行先の夕食をひとりで抜け出して 旅館のテレビをこっそりつけて 涙を流しながら最終回を見た思い出があります...今からはとても考えられないですよね~( *´艸`)

お話で印象的だったのは 幼い頃油絵を描いていた父のもと ディズニー作品や「くもとちゅうりっぷ」(1943)に出会い 「血が通った 生きてみえる」アニメの世界を志したこと 

一本の筆で表現する日本画(東京芸大日本画科卒業)と 一本の鉛筆で表現するアニメ原画(東映動画に就職)の世界は同じで 幸せな出会いだったこと

子供の頃から好きだった絵を志すにあたり 父の嗜む油絵ではなく水彩画がやりたかった 幸い旧友の母君が日本画を描かれる方で 芸大受験の貴重なアドバイスを受けたが 入学後に日本画は初めての彼は大変な努力をされたとのこと

2年先立つ「アルプスの少女ハイジ」(1974)の時はスイスにロケハンに行ったことが役立ったが 「母をたずねて三千里」のロケハン(アルゼンチン発ジェノバまで)には事情があり行かれず 「もしロケハンに行っていたらあのキャラではなかったと思う」 とのこと ←ではいったいどんなキャラになっていただろうか?今のように広く愛されるキャラだったのだろうか?と「条件法過去」を使って考えてしまいますね(笑) 

また イタリアのロケハンに代わるものとして なんとこのトークショーの場でもあるイタリア文化会館に(まだ改築前の頃の建物)イタリアの資料をスタッフたちと探しに来たことがあるというエピソードに驚きました!! 40年前にです!
また ハイジは丸顔だったので マルコは楕円形の顔にしてみたそうです( ..)φメモメモ

猿のアメデオの顔もいろんな猿の写真を参考にして創りました 辻音楽師のイタリア映画「ナポリの饗宴」(1955)という若い頃に見たイタリア映画も ペッピーノ一座のキャラづくりに参考にしたそうです 

また 椋尾篁(むくお・たかむら)美術監督(この展示会にも背景画が展示されておりました)は イタリアならではの生活感の描写が際立っており 光と影を強調して描いたとのこと
 
高畑勲監督が「クオレ(イタリア語で「心」という意味)」(デ・アミーチス原作)の中の短いエピソード(十数ページくらいの話)を 一年間52話のシリーズに編集したのがこの作品なのですね 

この日40年ぶりに第1話を見たという小田部氏は これは長編アニメ映画でやるべきだった これをよく一年のアニメシリーズ(全52話)にしたものだと改めて驚き よくやったと これもスタッフの結束あってのものだと感じた と開口一番に話してくださいました

また 高畑監督が「ハイジ」の作品で初めて 従来の「作画監督」に加えて「キャラクターデザイン」という新しい役職名を創ってくれたとのこと
(私たちアニメファンにとっては キャラデザは誰々...というのが結構重要ですので ハイジの時からできた役職なのか~と改めて発見!)

宮崎駿氏は当時はアニメーターだったが レイアウトでは全画面の配置やキャラだけでなく 細かな動きの設定も指示してあり この設定があれば一年間(52話)乗り切れると 気概を感じたこと 

この作品「母をたずねて三千里」は あの時代の「奇跡の瞬間」だったのではないか 人は若き日には戻れないものだから あの若き時代の我々が 互いを尊敬しあい信頼しあってこそ乗り切ってゆけたからこそ生まれた作品なのではないかと思う とのこと 
(これは「トキワ荘」にも通じるものがありますね あの時代にあの若きメンバーが集ったからこそ生まれた世界...)

太陽の王子ホルスの大冒険」(1968年劇場公開*小田部氏は原画担当)では  アニメーションとしてのリアリティをもった「ある世界を創ることができた」と感じたこと
「ホルス」の予告編は こちら ←子供の頃劇場で見た世代です 一度見ただけで刻印されました((+_+)) 

   *        *        *


会場からの質疑応答では:

Q. マルコがお母さんになかなか会えなくて 描く方もつらかったと聞きますが?
A. 特にマルコがお母さんに会えなくて 雪の中を歩くシーンは 描いていてつらかった シリーズが終わり ある時描いてくださいと言われたがマルコを描けなかったことがあり それくらい自分の中から追い出したかったのだと思う 
Q. ハイジのあとの「フランダースの犬」(1975)では1話のみ 3人(高畑、小田部、宮崎)が参加された話があるが?
A. おそらく助っ人的に参加したのだろうが、まったく覚えていません(笑)

*追記: 「アルプスの少女ハイジ」はイタリアで人気だった イタリア人はイタリアで制作されたとばかり思っており 日本で作られたと知るとビックリ!! 反対に「フランダースの犬」は知られていなかった(萩尾望都×ヤマザキマリの鼎談「イタリアと日本人 文化とサブカルチャーをめぐって」(2016.11.9)@イタリア文化会館 ヤマザキマリのトークより)


Q. マルコの成長に従って描き分けていたのですか?
A. 特に描き分けてはいないが 自然にやっていたのかもしれません その証拠に前のセル画を挿入した時に あれっ?と思うくらい幼い顔だったということもありました

Q. ディズニーのフルアニメーションに当時は皆憧れていたわけだが 日本では予算のこともありフルアニメではなくリミテッドアニメが盛んだった 
特に決めポーズや誇張もない ディズニーアニメのリアリスムとは違っていたのか?
A. 日本のアニメーターはディズニーに近づこうとしていたのが「漫画映画」と呼ばれていた時代だ 私は「太陽の王子ホルスの大冒険」(1968)で  アニメーションとしてのリアリティをもった「ある世界を創った」と感じた 
オーバーアクションではなく自然にできたと感じた 自然な欲求から作った日本人的なものが表せたと思う
(ここで私が大好きだった「ホルス」の話が出て感激♡ アタマの中にはホルスのテーマソングが鳴り響く(笑))

Q.6才で「マルコ」を見た 大人になりジェノヴァに行ってきたが記念碑も何もなかった もっとイタリア人に広めてほしい 
また40年も前のこの作品に大の大人が涙するような「名作」が 今やめまぐるしい現代の日本からは失われてゆくのが悲しい
A. 4年前フィレンツェのアニメ学校に招かれて行った時 イタリア人の生徒たちは ハイジは皆知っていてもマルコはほとんど知らなかった! 放映されてはいたが 再放送はされなかったのかも イタリア人はつらい話が嫌いなのかもしれないが 
私は「名作」を創っているという意識は全然持っていない 大勢に見てほしいから(原作に)名作もの(世界の児童文学シリーズ)を選び 監督についていったのです 

Q.「ある世界を創れた喜び」と何度もおっしゃったが キャラクターデザインの醍醐味や大切にしているものは?
A. 私は「映画の中で世界を創れたら それが一番いい映画だ」と思っている人間です 手づかみで 中に入っていける映画が好きです キャラが「生きてみえる」 血の通ったリアリティを持った 例えば子供の頃にみた もりやすじ氏の絵の中にそれはあります あたたかなアニメーションが好きです 血がかよっているような...


(通訳の方はここをpulsante(脈を打つ、鼓動する) i personaggi vivi(生き生きとした人物)等と訳されていました フムフム...) 
*日本語をイタリア語に訳す時はイタリア人の通訳 その反対は日本人の通訳がよいのですね~

*もりやすじ氏:  「アニメーションの神様」とも言われる伝説のアニメーター 動物の描写が優れており 小田部・高畑・宮崎氏等の後進を育てる ←私もとても好きでした...昔見ていたのです♡

会場には はるばる遠くからいらした方 アニメ学校の元生徒さんなどもみえており アニメ関係の参加者がとても多かったようです ←私は両方です(笑)

トークが終わっても鳴りやまぬあたたかな拍手...皆さん40年前のあの感動を拍手に変えて感謝の気持ちを伝えたかったに違いありません...  

私もイタリア文化会館に長く通ってきて まさかここで子供時代に夢中で見た「マルコ」に再会できるとは思いもよらず 人生ひとめぐり...といった感慨に包まれております

エキシビションホールの展示会には 先ほどの聴衆の方たちがつめかけて お話を聞いたばかりのあたたかな気持ちを抱えて いつまでも見入っておりました...



開催のお知らせは こちら


* 素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます

* 石ノ森ふるさと記念館(宮城県登米市)にて「世界名作劇場展」1月22日(日)まで開催中です!! 協力: 石ノ森章太郎FC ← 私 ここの長年の会員です♪


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La Lingua la Vitaの「メソポタミア期のトーディ: ワインの歴史とイタリアの芸術について」に行ってきました(2016.11.15)@日伊学院

2017年01月08日 | イタリア料理・イタリアン食材

La Lingua la Vitaラ・リンガ ラ・ビータの「メソポタミア期のトーディ: ワインの歴史とイタリアの芸術について」に行き トーディのワインをいただきました♡(2016.11.15)@日伊学院


「イタリア留学フェア2016」に続き 各語学学校ではこの時期 さまざまな留学セミナーが開催されていました
そのひとつ ウンブリア州トーディの学校 La Lingua la Vitaラ・リンガ ラ・ビータが日伊学院で開催した 「メソポタミア期のトーディ:ワインの歴史とイタリアの芸術について」に参加してきました 



ここではワインのセミナーのあと ビデオを見ながら トーディの赤と白ワイン「Tudernum」をテイスティングしました 終了時間はあってなきようなもの(笑)←他でもそうみたい♡ 主催者 参加者 たまたまレッスンのない先生方も集まり ずーっと皆でワインをいただきながら歓談し続けておりました(^_^) 

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自然豊かなウンブリア州の、丘の上の小さな町トーディ
ウンブリア州の町らしく 丘陵地の上に建設されたこの町の語学学校「ラ・リングア・ラ・ヴィータ(La Lingua La Vita)」が メソポタミア期のトーディのワインの歴史とイタリアの芸術についての講座とワインのテイスティングを開催してくださいました

ワインのお話の前に まずは Todiが「世界で最も住みやすい街」に選ばれたことをご報告させていただきますね!!


Cittaslow(
スローフード運動で選ばれた「スローな街」)のひとつでもあるTodiは 1991年に ケンタッキー大学教授によって行われた「世界で最も住みやすい街(la città più vivibile del mondo)」に選ばれました!!

* ちなみに「スローシティ(cittaslow)はイタリアが最も数多く登録されていました 日本では気仙沼市たった一か所!!)

理由は...
microclima favorevole 気候のよさ 人間と環境のよりよいバランス(人口過多ではない) il ritmo di vita rilassati リラックスした生活リズム 
godimento della bellezza 美しさを楽しめること
rispetto delle tradizioni storiche, artigianali e culinarie 歴史と手工芸と食の伝統の尊重etc..

詳しくは:

Nel 1991, l’architetto Richard S. Levine, direttore del ‘Center for Sustainable Cities’, ha eletto Todila città più vivibile del mondo”.

In dolce posizione collinare(丘陵の優しい立地), a un’ora e mezza da Roma(ローマから1時間半), la cittadina medioevale che ha dato i natali al poeta duecentesco Jacopone da Todi è tuttora emblema di un’Umbria verde e spirituale(緑とスピリチュアルなウンブリアのエンブレム). Su un territorio di 18 mila abitanti(人口1,8万人), dal 2010 al 2011 vi è stato un significativo incremento demografico(人口統計学の), dovuto soprattutto a stranieri.(2010~2011年に外国人により人口が増加した)

Todi, ai confini del mondo (2013.1.19)より抜粋

Todi, quando il piccolo fa la differenza
は こちら

Umbria una bellissima regione al centro d'Italia "il centro-sud"は こちら


大変素晴らしいですね~ 都会暮らしだと 満員電車とか環境汚染とか騒音等に日々悩まされておりますが 確かに写真を見ると丘の上でゆったりと勉強している生徒さんたちが...なのでリピーターも多いそうです♡ エトルリア文明に興味のある方などもここを選ぶそうです

イタリア留学フェアが始まった最初の頃から参加されていた学校のひとつだそうで 私も今の会場になる前(どこかのビル?)に行った時に ここのブースを訪れたことをよく覚えています ドイツに留学した時は私も小さな町ボッパルト(Boppard am Rhein)を選びましたから 似ていますね♡


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Il vino in Italia e nell'arte italiana
ワインの歴史とイタリアの芸術について


ワインの起源はサンスクリット語のamare (ヴィーナスvenere/金星の語源)からともいわれ 他にはサンスクリット語のvi (attorcigliarsiからみつく)蔦の果実という意味の語からともいわれています

メソポタミア(今のイラクのあたり)には6000ac(紀元前)に たまたまぶどうの木から絞った汁をテラコッタの壺に保存していたという記録があります

古代エジプトでも葡萄を栽培していたと パピルス(papiri)にその熟成方法が記載されて0おり またツタンカーメンの墓にもワインのボトルが発見されていたそうです

ギリシャ神話(mitrogia Greca)では神Dioniso ローマではBacchusが ワインの神(il Dio del vino)とされており baccanale (酒神バッカス祭)での 喜びと繁栄(gioia e prosperità)の象徴として 頭に蔦を載せ ワイングラスを手に掲げた様々な姿が描かれています

ギリシャ三大悲劇詩人 エウリピデス(Euripide)(450aC)の作品の祝いのシーンで出てくる "Che baccanali!"は今でも「飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ!」という意味で使われる (ちなみにbaccanaleは バッカス祭、酒神の祭り、お祭り騒ぎ、乱痴気騒ぎの意味)

エトルリア人は船でワインを運んでいた ウンブリア州からトスカーナ州 ラツィオ州にかけてワインの貿易が行われていた アンフォラ(anphora)はワインを入れる壺のこと 

最古のソムリエの存在 大プリニウスの"Naturalis Historia"という博物誌には "Grechetto"というトーディ産のワインの名が残っている 
ワインを混ぜる前にどれだけ水を入れるかを決めたとのこと (当時はワインに水を入れていたのですね!)

ローマ帝国崩壊とともにワインも衰退し 中世にふたたび盛り返し ベネディクト修道会等が聖体の祝いの儀式などsacralità(聖なること)にワインを用いた

18世紀になると 今も使われている技術が開発され 葡萄の品種によって畑を仕切る 白と赤のワインが生まれる rovere(オーク材)の樽が使われる denomnazioni(ワインに名称をつける) などが始まった 

ワインが描かれた芸術作品には カラヴァッジョの「バッカス」(頭に冠を被った酒の神) ティツィアーノの「アンドロス島の祭り」 Renato Guttusoの「カフェ・グレコ」 作家では Giacomo Leopardi の "Zibaldone"

ガブリエレ・ダヌンツィオ(Gabriele D'Annunzio) というファシズム時代の詩人は 友人の手紙に「医者に健康のためにワインを飲めとすすめられた」と記している 

乾杯のシーンで有名なのは Giuseppe Verdiの"La Traviata(椿姫)"の「乾杯の歌 (il Brindisi)」

"Cin Cin"は中国語の"prego"の意味であるCh'ing Ch'ing(請請)から来た擬音語で マルコポーロがヨーロッパに伝えたといわれる

Lucio Battisti(60~90年代に活躍した歌手)の歌"La mia canzone per Maria"を皆で聞きました♪♪♪ (参加者は誰も知らなかったけど 日伊学院の先生はモチロンご存知でした(笑)

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次はワインの生産

葡萄の品種(vitigno)に応じて植える 土地(terreno)や気候(clima)の研究 水はけのよい(drenato)乾燥した(asciutto)土地が適している等...

la potatura    剪定
i trattamenti   手入れ
la raccolta    収穫
la pressatura   圧縮
la fermentazione 発酵、醸造
l'invecchiamento 熟成  等の段階を踏みます...

次に テイスティング(degustazione)の方法について

esame visivo 視覚テスト: trasparenze 透明感 schiumosità 泡立ち、発泡性 等
esame olfattivo 嗅覚テスト: profumi 香り difetti(欠陥)はここで見つける
esame gustativo 味覚テスト: persistenza 持続
ソムリエ(sommelier)は 飲み込まず(non deglutiscono) 専用のボウル(ciotola)に吐き出します 十数種類ものワインを飲み続けることは無理なので...(/_;)

  *       *       *

さていよいよウンブリア州のワインについてです:

2つのDOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita、略称 DOCG)という原産地認定(地理的表示)があります

1. Montefalco Sagrantino (Todiの東の街)
sacramenti(洗礼などの儀式)を祝う為に生まれ フランチェスコ修道会等が広めました

2. Torgiano Rosso Riserva

70%はサンジョヴェーゼ 30%は bacche rosse とのこと 


DOC(Denominazione di Origine Controllata/原産地呼称統制ワイン)のワインもたくさんありました!!中でも Colli Martani Grechetto ...そう 前の方に出てきた大プリニウスが記したというGrechettoのワインなのです!

この日テイスティングさせてくださったTodiのワインももちろん Tudernum というワインでした(^^)/ 収穫してから2年以内に飲むのがよいとのこと♪
* tuderteは Todiの、トーディの住民 という意味です 

   *        *       *


そしていよいよ 「La Lingua La Vita」の学校紹介に続きます
学校紹介のビデオを見ながら 葡萄やオリーブの収穫体験プログラム(秋) intarsioという寄木細工 intaglio (彫刻) ricamo(刺繍) pittura(絵画) cucina(料理) opera(オペラの歌) gioielli in porcellana(磁器の中の宝石) ceramica (陶器) dizione (発声法) equitazione (乗馬)over 50 (50才以上のコース) per tutta la famiglia(ファミリーコース) pizza (ピザ) pasticceria (お菓子作り) enogastronomia (エノガストロノミー/ワインと食事の組み合わせの研究)等のコースがあります クラスは少人数で2~6人とのこと!

いただいたパンフを見てみると 近郊の街 トルジャーノ モンテファルコ 等に遠足に出かけたり イタリア文化体験プログラム(1週間~)として 「グレケットとサグランティーノの土地発掘の旅」 「オリーブオイルの世界探索」等があります まさにスローシティに選ばれたトーディならではの体験ですね(^_^)

今年で28周年を迎えるとのこと おめでとうございます(^^)/




セミナーのお知らせは こちら



* 素晴らしいセミナーを開催してくださいました日伊学院様 イタリアからおいしいワインをたくさん持ってきてくださいましたStefania校長先生 ありがとうございました!!


*1月8日 イタリアの各地で雪だそうです⛄

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フラテルナル・コンパニア(Fraternal Compagnia) 「ドン・ジョヴァンニ~甦った石の招客~」を見に行き花束を渡しました(2016.12.13)@イタリア文化会館

2017年01月04日 | イタリアの歌・音楽
フラテルナル・コンパニア(Fraternal Compagnia) 「ドン・ジョヴァンニ~甦った石の招客(Don Giovanni - Il nuovo risarcito Convitato di Pietra)~」を見に行き花束を渡しました(2016.12.13)@イタリア文化会館



昨年12月13日に見に行ったボローニャの即興仮面劇コンメディア・デッラルテの劇団「Fraternal Compagnia」の思い出です 特に自分が花束を渡すシーンがここのサイトでも紹介されていたので よい思い出です...

ドン・ジョヴァンニ(ドン・ファン)は モーツァルトのオペラでも有名な話ですが 元になった伝説はプレイボーイの貴族ドン・ファンが 貴族の娘を誘惑し その父親(ドン・フェルナンド)を殺し その後墓場でドン・フェルナンドの石像の側を通りかかり 戯れにその石像を宴会に招待したところ本当に石像の姿をした幽霊として現れ大混乱になったところで石像に地獄に引き込まれる というものです

今回見たフラテルナル・コンパニアの作品「ドン・ジョヴァンニ~甦った石の招客(Don Giovanni - Il nuovo risarcito Convitato di Pietra)~」は ドン・ジョヴァンニが不死の身体を得て世界中の女をものにしようとするも 女たちの復習により神話の守り神が倒され それを知らずに石の招客(convitato di pietra)を家に招いたドン・ジョヴァンニが倒され そのあとに平和が来るというもので ラスト近くでドン・ジョヴァンニの母が 「これがおまえの最期の改心のチャンスだよ」と諭すシーンで mamma!!と叫ぶ息子のドン・ジョヴァンニが この時だけは母を慕う息子の心を取り戻した 切ないシーンでした...

5人で一人二役どころか20人近い役を演じ分け 舞台の右端では様々な楽器をひとりで演奏 また舞台ではセリフが時々日本語になっていてスゴイ!! 舞台の上には字幕が写されますが それはあらすじでしかなく あとは舞台を見て聞き取るしかありません イタリア語がわかってよかった~($・・)/~~~ 

主人公のドン・ジョヴァンニ(いい男!) ドンナ・イザベッラ ドンナ・アンナとその父(大使、彼は殺されのちに石の幽霊となり復讐する) ドン・ジョヴァンニの家来のグリッロ(コオロギという意味の名前) チカーラ(セミという意味の名前)のおどけた二人がが狂言回しです

とにかくドン・ジョヴァンニの女たらしぶりがすごくて(笑) そのために命を落とす人も出て(このあたりの残酷さは原作通り) 最後は石の亡霊(ドン・ジョヴァンニに殺されたドンナ・アンナの父親の亡霊)がドン・ジョヴァンニの晩餐に招かれて家にやってくる...これはあのモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」等でも見た有名なシーンですね

最後は残された女性たちと それを助けた男性たちが結ばれて...めでたしめでたし♡ 

こんな至近距離で本場の劇を観られて 数歩歩いて花束まで渡すことができて嬉しかったです 一年間様々なイベントでお世話になり 一年の最後にと 慣れないことをしてしまいました(笑)

この日のリハーサルの情景 そしてなんと私が花束を渡すシーンも写っていました(笑)
映像は こちら



  *       *      *
コンメディア・デッラルテ(commedia dell'arte)は 16世紀にイタリアで生まれ 18世紀中葉まで流行った即興仮面劇です

今回上演される「ドン・ジョヴァンニ~甦った石の招客~」は、コンメディア・デッラルテの高名な役者であったジャン・バッティスタ・アンドレイーニが書いた作品です

アンドレイーニはドン・ジョヴァンニの物語を神話のなかで展開させています
今回の演出は、アンドレイーニの作品をもとにしていますが、モリエールや「ドン・ジョヴァンニ」のもっとも古い作品を書いたティルソ・デ・モリーナのドラマツルギーの要素も見られます

なお、上演はギロンダ(la ghironda)、アコーディオン(fisarmonica)、管楽器(ocarine/オカリナ)、打楽器、ギター(il mandolino/マンドリン)など さまざまな楽器の生演奏とともに行われます。

ドン・ジョヴァンニ:ルカ・コマストリ
ドンナ・イザベッラ、ドン・オッターヴィオ:アレッサンドラ・コルテージ
グリッロ、ドン・ピエトロ:マッシモ・マキャヴェッリ
ドンナ・アンナ、王:タニア・パッサリーニ
チカーラ、ミルディッラ:ソフィア・ブロカーニ
演奏:ウンベルト・カヴァッリ

フラテルナル・コンパニア Fraternal Compagnia


15年以上の歴史をもつ文化協会で、これまで数多くのプロジェクトを行ってきた。現在は主に、小中学生に向けた活動、ホームレスやマイノリティへの支援、コンメディア・デッラルテの普及、プロ・アマの演劇指導、フェスティバルやイベントの企画、若手アーティスト支援といった活動をしている。
イタリア内外で公演を行っている。日本では、大阪、京都、山形、浜松の大学で公演し(12/1~12/15)、またトルコのイスタンブールやスペインのマラガでのフェスティバルにも参加している


コンメディア・デッラルテ(Commedia dell'arte)

仮面を使用する即興演劇の一形態。 16世紀中頃にイタリア北部で生まれ、主に16世紀頃から18世紀頃にかけてヨーロッパで流行し、現在もなお各地で上演され続けている。

   *      *      *


Bologna porta la commedia dell'arte in Giappone


La Fraternal Compagnia parte per una tournée orientale mettendo in scena lo spettacolo "Don Giovanni"



Bologna è la nuova capitale della Commedia dell’Arte e con le maschere della tradizione sbarca(上陸した) in Giappone. A portare questa particolare forma teatrale sarà la Fraternal Compagnia, compagine bolognese diretta da(~によって指揮される) Massimo Macchiavelli che per il quarto anno parte dall’1 al 15 dicembre per una tournée orientale, mettendo in scena in diverse città giapponesi lo spettacolo “Don Giovanni” scritto nel 1600 da Giovan Battista Andreini.

“Fino a qualche anno fa la Commedia dell’arte a Bologna non esisteva invece ora organizziamo corsi che richiamano (惹きつける) studenti da tutto il mondo e dalla nostra esperienza sono nati gruppi che stanno girando sui palcoscenici(舞台) di tutta Italia”, spiega Macchiavelli.

La Commedia che arriverà in Giappone è uno spettacolo originale che intreccia (編む) le avventure del celebre libertino(放蕩者) con la tradizione bolognese.

“Questo Don Giovanni non è il solito fanfarone (ほら吹き、はったり屋) ma Andreini gli restituisce tutta la sua crudeltà (残忍さ) – spiega il regista -.
In Molière il personaggio è tutto improntato sulla sua umanità, qui si inserisce nella guerra tra Titani(巨人) e gli dei dell’Olimpo”(オリュンポスの神々).

A sottolineare (強調する) la drammaturgia (ドラマツルギー、演出法) sarà la musica scritta da Umberto Cavalli che per l’occasione ha utilizzato diversi strumenti della tradizione popolare emiliana(エミリア地方の): le ocarine(オカリナ), il mandolino(マンドリン) suonato “all’emiliana”(エミリア風の), la ghironda(ギロンダ)*, la fisarmonica(アコーディオン).

 * la ghironda/ギロンダ = 中世から18世紀に使用された ハンドルを回して音を出す弦楽器 (初めて見ました!)

La Fraternal Compagnia sarà ospite dell’Università di Hamamatsu, e della Kumamoto University, farà tappa a Sakai partecipando ad un evento dell’Unesco dedicato ai diritti umani, sarà presente alla prefettura di Kobe per i tradizionali festeggiamenti di “Luminarie” che ricordano il sisma del 1995, arriverà quindi agli Istituti di cultura italiana di Tokyo e Osaka.


I giapponesi apprezza (評価する) molto la Commedia dell’arte perché, come hanno ricordato gli organizzatori della trasferta(遠征), è molto simile agli intermezzi comici (幕間喜劇) del Teatro No(能).

 *日本の能に似ているので 日本でもコンメディア・デッラルテは高く評価されている



*来日公演の新聞記事(Bologna)は こちら

この記事を読むとわかりますが ボローニャで生まれた団体とのこと 
写真は この日使われた数々の楽器

開催のお知らせは こちら


* 素晴らしい公演を開催してくださいましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます



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参拝andare a pregare(初詣・おみくじ)についてイタリア語で話す(日本文化紹介レッスン予習として)

2016年12月31日 | 日本文化紹介
参拝andare a pregare(初詣・おみくじ)についてイタリア語で話す(日本文化紹介レッスン予習として)


初詣(hatsumode):
新しい年が 健康で幸せに満ちた一年になるように、 寺や神社に参拝する

Fare visita al tempio shinto o buddishta il primo dell'anno per invocare(祈願する) salute e felicità per l'anno nuovo.

参拝(さんぱい)とは 神社 寺院 教会 墓廟などの宗教施設を訪れて 神仏や死者に拝む(または祈る)行為のこと

参拝作法/日本の社寺の場合

一般的な参拝作法の大きな流れは 神社・寺院とも以下のようなものです:

おまいりする: andare a pregare

1.鳥居や門をくぐる前に一礼をする 帽子(cappello)を着用している場合は脱ぐ
一礼する inquinarsi
鳥居をくぐる passare sotto il torii(鳥居)


 (関係ないんですが 南イタリアの迷信superstizioneで かけてあるハシゴの下をくぐってはいけないのだそうです NHKのテレビでイタリア語で見ました~)

2.参道(viale d'acceso a un santuario)は 神仏に失礼にならないよう(失礼になる mancanza di riguardo)端を歩く (camminare sul lato)

3.手水舎(ちょうずしゃ)で手を洗い 口をすすぐ
(手水をする lavarsi mani e faccia )

 神前・仏前に参る前に身を清める(purificare)行為で 神社の場合は略式(informale)の(みそぎ abluzione scintoista)になる
 
* 手水の順番: 右手でひしゃく(mestolo)を持ち 左手をすすぐ (sciacquarsi le mani) ひしゃくを左手に持ち替えて右手をすすぐ 左手に水をためて口をすすぐ 左手をすすいでひしゃくを戻す

* NHKテレビではアリーチェさんが sciaquarsi la mano と言っていましたね!!

4.賽銭 (さいせん offerte) を 賽銭箱(cassetta delle offerte)に静かに入れる
お賽銭をあげる fare l'offerta *

* お賽銭は 願掛けやお礼ではなく もともとは神様へお米をお供えしていたものの名残(segni) 秋の稔り(raccolto)への感謝を表すためお供えしていた“初穂料”が起源 
もともと御神前には海や山の幸(frutta di mare, montagna)が供えられた その中でも特に米を白紙で巻いて包み『おひねり』(torsione)としてお供えした 貨幣(moneta)の普及とともに 米の代わりに(al posto di~)金銭も供えるようになった


5.鈴 (sonaglio) を鳴らす fare tintinare un sonaglio, suonare la campana(鐘)
 
6.拝礼(inchino)を行う 

  神社の場合は再(二)拝二拍手一拝(due inchini, due battiti, un inchino)(拝は深い礼)
寺院の場合は合掌(congiungere le mani per pregare)
(お辞儀をする inchinarsi  柏手をうつ battere le mani)

寺社によっては上記と異なる参拝方法の場合もあり 多くはその旨の表示があります

    *         *         * 


神社境内(giardino di un tempio
)図:

神楽殿 (palco per danze e musiche religiose) 神様に神楽などの芸能を奉納する場所


社務所(ufficio di un santuario scintoista
)  お祭りの準備や神社の事務を行う場所

摂社・末社  境内にある本殿(edificio principale)以外の社


鳥居(torii, portale al santuario shintoista/un arco tradizionale giapponese)
  神社と俗界を分ける門 参道入り口にある


手水舎
(ちょうずや) un padiglione di abluzione destinato ad un rito cerimoniale di purificazione 手を口をそそぎ、身を清める場所 (luogo per lavarsi le mani e la bocca)


御神木(albero sacro
) 神様の依代。岩などの場合もある


狛犬(leone e cane di pietra
)  通常 拝殿前や参道に置かれる


拝殿(edificio per onorare le divinità
)
本殿の前にあり 祈願する所

賽銭箱(cassetta delle offerte
) 神様へのお札を捧げる場所

本殿(tempio principale)  神様がお鎮まりになっている所


氏神/うじがみ (divinità tutelare di famiglia,divinità locale
) 元は同じ氏族が祀った祖先神で、現在では地域の守護神


絵馬(tavoletta votiva)
  
tavoletta votiva con il disegno di un cavallo, dedicata alle divinità. Viene usata per pregare o per ringraziare quando un desiderio viene esaudito(叶う).
祈願したり 願いが叶った時に、社寺に奉納する板絵。馬の絵が描かれている。

昔は神様へのお願いの際に 本当の馬を奉納していた(offrire)が その後絵馬を奉納するようになった

おみくじ(Omikuji/oracolo scritto)

Predizione per il futuro. Si prende un bastoncino cavo che contiene un foglietto con l'oracolo.
吉凶を占うために引くくじ。棒を一本引き、運勢が書かれた紙をもらう。

おまもり(Omamori
)

Talismano(お守り) shinto o buddista che protegge dalle sventureo aiuta arealizzare un desiderio.
災いから身を守ったり、祈願のための神や仏の守り札。


破魔矢(Hamaya)

Freccia che viene data a chi viista il jinja il primo dell'anno con l'augurio di un anno felice.
初詣での際に 縁起を祈って神社から受けられる矢。


厄年 (anno sfortunato
) 人生の中で肉体的にも社会的にも転機を迎えやすい年齢とされる 古くから災いは祓い清めることによって除災招福が叶うと信じられてきた

 
神主 (kannushi
) Il prete shinto responsabile del tEmpio e delle sue funzioni religiose.
神社で神事に仕える神職の長。


巫女(Miko)
Donna non sposata responsabile delle cerimonie religiose.
神に奉仕する未婚の女性

参照(citato): メトロガイドNo.207(2017.1月)
Il Giappone a colpo d'occhio/Guida per viaggiatori curiosi(現在絶版)



* イタリア人たちと一緒に浅草寺に行った時は 少し緊張したのか お参りの作法を間違えそうになったり 次には安心して忘れてしまったり...(;'∀')

     *         *         * 

おみくじ(oracolo scritto)について

おみくじ: sorteggiare a pagamento un "omikuji": un biglietto che predice il futuro
(sorteggiareは くじを引く) prendereでもOK

Se le previsioni sono troppo negative, si annoda (結びつける)al ramo di un albero del tempio.

吉凶(fortuna e sfortuna): 大吉(grande fortuna)・吉(fortuna media)・中吉・小吉・凶(poca fortuna)など

みくじ箋の吉凶の量の比率は、神社仏閣によって様々であり、 近年は凶を減らすところもある
ただし吉凶よりも 運勢の説明で何が語られているかが大切であるとされる

個別の運勢 願望は以下のとおり:
健康(salute) 体調(forma fisica) 仕事 (lavoro) 交渉 (negoziato) 恋愛 (amore) 縁談 (offerta di matrimonio) 待人 (persona aspettata) 出産 (parto) 金運 (fortuna con il denaro) 商売 (commercio) 相場(quotazione) 学問・学業(studio) 受験(l'esame d'ammissione) 技芸(l'arte) 転居 (trasloco) 旅行(viaggio) 争事(conflitto)等


結び付けの風習:
引いた後の神籤(oracolo scritto)を 境内の木の枝などに結ぶ習慣がある
「結ぶ」(legare)が恋愛の「縁を結ぶ」に通じることから 江戸時代から行われてきた
その後 神様との「縁を結ぶ」として 木に結びつけられるようになった

L'omikuji (giapponese: 御御籤, 御神籤 o おみくじ), anche chiamato mikuji (みくじ), è un biglietto contenente una predizione divina, un oracolo(神託、神のお告げ) scritto che si estrae presso i templi shintoisti (Jinja) e buddisti in Giappone in occasione di particolari festività per conoscere la propria sorte (vita, salute, lavoro, amore, ecc.).
L'omikuji è in definitiva una forma di oracolo scritto.

Letteralmente significa "lotteria sacra". L'o-mikuji arrotolato(筒状に巻いた) cade fuori da un piccolo buco .

Sorte: Grande benedizione (dai-kichi, 大吉), Media benedizione (chū-kichi, 中吉), Piccola benedizione (shō-kichi, 小吉), Benedizione (kichi, 吉), Quasi-benedizione (sue-kichi, 末吉), Grande maledizione (dai-kyō, 大凶).

L'o-mikuji predice le possibilità che le speranze di una persona si avverino, di trovare un buon partner o generalmente di aver buona salute, fortuna o vita.
Quando la predizione(予言) è cattiva è consuetudine annodare (結ぶ)il foglietto di carta ed attaccarlo ad un pino nel territorio del tempio.

Nel caso che la predizione sia buona il foglietto dovrebbe essere conservato.

Lo si può comparare (たとえる)forse alla tradizione di scrivere una preghiera su un blocco di legno appositamente preparato chiamato ema(絵馬).

* 今年のお正月にひいたおみくじは大吉でした ラッキー(^^)/ ←昔よりも確かに「大凶」の数は減ったみたいですね(笑)

この頃は外国語で書かれたおみくじも出てきたそうです

*私たちが案内したイタリア人たちはおみくじは生まれて初めてらしく とても熱心に読んでくれました 参拝の中でこれが一番ウケました!!

* 写真は浅草寺です

皆様 どうかよいお年をお迎えください 
 

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10年分のイタリア語学習の荷物の大掃除!!掘って掘って掘り進み、積ん読のテキストに巡り合う(笑)(2016.12.27)

2016年12月28日 | イタリア語
10年分のイタリア語学習の荷物の大掃除!!掘って掘って掘り進み、積ん読のテキストに巡り合う(笑)(2016.12.27)


10年間にわたる語学学校通いもようやくひと段落し 部屋にあったイタリア語・ドイツ語学習でたまりにたまった膨大な荷物を とうとう片づけにかかりました(^.^)/~~~

添削していただいた作文は 合格証書などと同様 すべて貴重品保管(笑) ←赤い字でどこを直されたかを確認できるのは 電子データにはない臨場感 捨てられません

数年分のイタリア語&ドイツ語作文コンテスト提出作品 10回近く書き直してきた下書きは この機会に捨てました 「独語作文コンテストB2最優秀賞受賞」をもって 私の作文コンテストも無事終了~
絵本翻訳大賞の提出作品も同様 「思い出保管」です こうやってひとつひとつクリアしてゆくのですね...

伊検や通訳案内士の問題
 クラスのプリント等も保管 過去問15冊は本棚に♪
IPAのプリントはひとまとめにして ノートも最初からだと十数冊に及びます~ これって捨てられないのよね($・・)/~~~ ←ノートはタイムカプセルのようなものですね!


様々なイベントの資料やイタリア留学フェア サルデーニャの資料はどっさりファイル... 2008年に短期で通ったローマの語学学校Torre di Babele校の書類まで出てきた(笑)← 自分の写真が若い!!


さてようやく床が見えてきた(笑) そして 買ったまま手をつけずにいたテキストを掘り出して本棚に~♪ 一年間お待たせしました!!
忙しくて手をつける時間がなかったけど 雨の中文流(高田馬場)に買いに行ったあの日の思い出... 来年こそ頑張ってやります!! (ネットで買うと予想と違うものが届くこともあるので できるだけ文流にしています)

膨大な書類の中から「あの時はわからなかったけど 今読むとすっと頭に入る」掘り出しものが見つかり 続けていればわかるようになるのだなと実感できてよかった!!

また 電子画面にはない紙のよさは アンダーラインを引いたり書き込みをしてあるので脳に定着しやすいみたい♪ そして 2013年にイタリア文化会館で使っていた「Progetto Italiano 2」のテキストを最近寝しなにやってるのですが ほとんどわかるようになっていて(そりゃあのあとIPAの少人数レッスンを2年も取ったんだから 当然といえば当然...) 聞き取りもあの時は全然聞けなかったものが すーっと理解できるようになっているのが 本当に嬉しかったです♡ 

皆さんも昔やっていたテキストを引っ張り出してみると 簡単に感じると思いますよ!!


まだ欲しいテキストはいろいろあるんだけど...とりあえずこれらをやってから そして伊検過去問をもうひとめぐりやってから!! 日々のニュース(Deutsche Welleと NHKスペイン語ニュース)の聞き取りや ネット記事を探して読んだり NHKテレビとラジオ(ストリーミング)と 毎日のことに追われてしまい あまりじっくり取り組めなかったけど 来年はできるだけ頑張ります!(^^)!


時系列にファイリング
するとよいと聞きましたが あれこれやっているので違う種類の荷物が混ざってきてしまいます(笑) 同じ学校でイタリア語とドイツ語もやってるので... イベント帰りには資料やチラシに目を通してすぐにとりかからないと しょっちゅう出かけているので散逸して記憶も薄れてしまい大変です...来年こそは少しおとなしくしていたいです(笑) 


また 初期の頃にNHKの初級のCDとテキストセットをどーーんと買ったのですが 手をつけずにいるうちにどんどん自分のレベルの方が上がってしまい さてやろうと思ったらカンタンすぎて さっとやってから友人にあげてしまったことがあったので 「今の自分のレベルかそれ以上」の物を買うのがよいみたいです(^.^)/~~~  ← 赤ちゃんの紙おむつをドカ買いしたら いつのまにか成長して入らなくなってしまったのと似てるかも(笑)

  *      *      *


写真に写っているテキスト:
Un giorno in Italia 2
(Torre di Babele校でいただいたテキスト)

Ascolto Medio, Ascolto Avanzato(これは一回やりました) ← こちら
Nuovo Progetto Italiano 2 問題集とガイド
おまけは EdilinguaAlma Edizioniのカタログ(文流でいただいた)
この中で私がやってみたいのは 「Magari」です レベルは高いけど テーマはイタリアについて(地理 歴史 観光その他)なので そのうちほしいです♪
見本(聞き取りサンプルあり)は こちら


というわけで 来年もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>

* 写真は 荷物の山から掘り出した「まだ手をつけていないテキスト」とカタログ(笑)

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イタリア映画「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」ロードショー開始!(2-16.12.23~)@Bunkamuraル・シネマ他

2016年12月26日 | イタリア映画・映画
イタリア映画「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」ロードショー開始!(2-16.12.23~)@Bunkamuraル・シネマ他



18世紀に誕生し 240年を経て 今なお続く"栄華"はどのように紡がれていったのか
オペラ バレエ クラシック音楽の 光り輝く歴史が刻まれたスカラ座を 時空を超えて旅し その全貌に迫るアート・ドキュメンタリー!

アーカイブ映像と、出演者の練習風景やスタッフの様子、関係者へのインタビューなどで構成。
監督を、『ただ、ひとりの父親』などのルカ・ルチーニが務める。
スカラ座の輝かしい軌跡や、『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』などの撮影を担当したルカ・ビガッツィが映し出すその美しさに圧倒される。


Bunkamuraル・シネマ
(渋谷) 他

* 特別興行につき 各種割引対象外
* 原題: Teatro alla scala - il tempo delle meraviglie (Teatro alla Scala: The Temple of Wonders)

監督: ルカ・ルチーニ

撮影監督: ルカ・ビガッツィ(『グレート・ビューティー 追憶のローマ』)

出演: リッカルド・ムーティ ダニエル・バレンボイム マリア・カラス ルキノ・ヴィスコンティ ブラシド・ドミンゴ ルチアーノ・パヴァロッティ ホセ・カレーラス ヘルベルト・フォン・カラヤン ルドルフ・ヌレエフ アルトゥーロ・トスカニーニ 目ベルト・ボッレ アレッサンドラ・フェリ 


映画は こちら


スカラ座については  こちら



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クリスマスがテーマの講座「世界の風習や文化の違い」に参加して目からウロコでした!!(2016.12.1)@クラブツーリズム文化カレッジ

2016年12月24日 | 旅行
クリスマスがテーマの講座「世界の風習や文化の違い」に参加して目からウロコでした!!(2016.12.1)@クラブツーリズム文化カレッジ

 12月1日(木)に行ってきました クラブツーリズム顧問の黒田講師による 旅の文化カレッジ「世界の風習や文化の違い」 夏に受けた黒田講師の世界遺産講座以来2回目の講座です♪

「旅をする際に知っておきたい世界の風習や文化の違い その国や地域の特徴を知れば旅が深まり楽しくなります」というコンセプトで この日は クリスマスにちなんだお話を聞いてきました

まずは 民話、伝説、神話と宗教の違いについて触れました 次に キリスト教と祝祭日について
古代ローマ帝国のミトラ教について クリスマスの起源について これは古代バビロンの支配者 悪魔王サタン 「ニムロド」の誕生日だったとのこと そしてサンタクロースの逸話として Santa(サンタ)はSatan(サタン)? 実はニムロドはサンタであり物欲の象徴であったという逸話 また 「クランプス」とは 悪魔の姿で割れた蹄やしっぽ等を持つ悪魔で ききわけのない子供を袋に入れてしまうというもので クリスマスカードにもその姿が描かれています クリスマスの表と裏を知りました!!

復活祭について ユダヤ教とイスラム教の関係 コーラン イスラム建築について はたまた仏教と釈迦 ギリシャ神話のところでは出ました!! 「ヴィーナスの誕生」(ボッティチェリ)の誕生秘話(ガイアが子クロノスに夫ウラノスの男根を切らせて海に落ち、泡と戯れて生まれたのがこのヴィーナス、貝の中で育ちキプロスに流れついた)が紹介されました~

そして トラベルとトラブルの語源は トラベイユ(ラテン語)からきており トリップはトラブル  trは「3」の意味 またtとrの中にou(海)を入れてtour(ツアー)となると 今度は「グループでトラブル/苦しみをわかちあう」ということになります(^^)/ ←さすが長年の添乗経験に裏打ちされていますね♪

そして「トレヴィの泉」や「四大河の泉」など 街を飾る泉は日本にはないものであり 氷河とその景観について 山岳氷河と床状氷河について さらにはさまざまな世界遺産までご紹介いただき 駆け足ながらも盛りだくさんの90分講座でした!!

興味を持って次から次へと習得してゆく旅から 「ひとつのテーマを深めてゆく旅」へといざなう 世界を旅するように学ぶ 「旅の文化カレッジの講座」でした~ 


* アドバイス: 「すぐにスマホ等に頼って調べるのではなく "類推する力"を養うことが大切です」との黒田講師の言葉に 「すぐに辞書を引かずに 文脈から意味を類推する力を養ってゆかないと いつまでたっても辞書なしで読めるようにはならない!!」と 以前先生から言われたことを思い出しました!! 甘やかしてはダメ!! 便利なものに飛びついても 自分の脳は進化しないのですね(^_^)v


クラブツーリズム 旅の文化カレッジは こちら


* 12月19日(月)に起きた ベルリンのクリスマスマーケットでのテロの報に触れ クリスマスの隠れた意味は...と 改めて色々と考えてしまいました ベルリンには何度も行っております 壁のあった頃にも 壁崩壊の時にも そしてそのあとも...

この場を借りまして犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします

* 黒田講師のブログ(夕刊フジ Zakzak)は こちら


ためになるセミナーを開催してくださいました ㈱クラブツーリズム様に心よりお祈り申し上げます

* 写真は 銀座一丁目のクリスマス・イルミネーション♡





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クリスマス料理 de イタリア周遊 マッティーア先生の Cucina Natale講座」を聞いて何か作ってみたくなりました♪(2016.12.17)@piazzaItalia

2016年12月21日 | イタリア料理・イタリアン食材
「クリスマス料理 de イタリア周遊 マッティーア先生の Cucina Natale 講座」を聞いて何か作ってみたくなりました♪(2016.12.17)@高円寺piazzaItalia


12月17日(土)
午前は 高円寺piazzaItaliaで NHKテレビでイタリア語に出演されてらしたMattia Paci先生のクリスマスのセミナーに行き パネットーネを食べてきました♡

イタリア20州を2回に分けてクリスマス料理を紹介してくださるセミナーの2回目です 1回目では何州はどこ?という確認もやったみたいです:

アブルッツォ州/Abruzzo: Calcionetti ai ceci というドルチェ

Sono dei ravioli fritti (揚げたラビオリ), dall’impasto morbido (やわらかいこねた生地) e farciti (詰めた) con un gustoso ripieno (おいしい詰め物) preparato con castagne(栗), cioccolato e aromi vari(様々な香料).


バジリカータ州(Basilicata): calzoncelli alle castagie という栗のドルチェ


Il ripieno (詰め物) è un concentrato (濃縮したもの) di quelli che sono i 3 principali  prodotti dei boschi e delle campagne della zona (3種類のこの地方の森や畑で採れたもの) : la castagna (栗), la pera (梨) pericina e la nocciola (ヘーゼルナッツ).


カラブリア州(Calabria)
: pasta fatta a mano scilatelle calabresi

 (作り方の映像 *音が出ます)
小麦粉と水等でこねたパスタ生地を棒状にして 針金に巻いてから短く切る 手作りのショートパスタ (針金を引き抜くと中が空洞に!)

カンパーニャ州/Campania: Minestra maritata というスープ

La minestra maritata: uno dei più antichi piatti napoletani

'A menesta 'mmaretata (la minestra maritata) è un tradizionale piatto partenopeo (ナポリの) si chiama così perché la verdura "si sposa" con la carne.(肉と魚が結婚したという意味)


エミリア・ロマーニャ州(Emilia romagna): zampone con lenticchie 

Lo zampone con lenticchie si prepara con la cottura in acqua bollente (沸騰したお湯でゆでる) dello zampone che verrà poi accompagnato in tavola, una volta tagliato a fette spesse(ぶ厚くスライスした), dalle lenticchie cotte a parte (別に煮た).
かなり重く すぐにお腹いっぱいに!

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州(Fruili Venezia-Giulia9: Gubanaというfruttasecca(ドライフルーツ)の入った渦巻き状のトルテ


La gubana
si prepara in periodi di grande festa (Natale, Pasqua) o in occasioni particolari (come matrimoni e sagre paesane/田舎の祭り), a base di pasta dolce lievitata(発酵した生地), con un ripieno di noci(クルミ), uvetta(干しぶどう), pinoli(松の実), zucchero, grappa, scorza grattugiata (すった皮) di limone, dalla forma a chiocciola(かたつむり), del diametro (直径) di circa 20 cm, cotto al forno.
詰め物を巻いて棒状にした生地を うずまき状にくるくる丸めて作ります♪

ラツィオ州(Lazio): abbacchio con patate 子羊のロースト
*abbacchioは お乳で育った子羊の肉のこと 

un tipico piatto della cucina laziale (ラツィオ州の) che predilige (好んで使う) l’animale quando si nutre (養われる) ancora esclusivamente (もっぱら)con latte materno (母乳)(o in ogni caso di pecora/羊).
Ma anche l’uso dell’agnello (1才以下の子羊), ovvero dell’animale  già svezzato (離乳した) non è punito (罰せられない) dalla legge.

と ここまでが第一回でした~ (参加しなかったのでプリントのみ)




実においしそうな写真がずらり!! 前回も聞きたかった~($・・)/~~~

 *       *       *

さてさて 第2回で取り上げた料理は:

リグーリア州(Liguria): Cappon magro というアンティパスト 

Cappon magro カッポン・マーグロ
(capòn magro)は 堅いパンの上に魚介類と野菜をピラミッド状にのせてドレッシングを添えた  ジェノヴァのサラダ(wikipedia)

ジェノヴァ出身の先生によると capponeはホウボウのことで magroは 脂肪分のない という意味 ニンジン ゆで卵 おいも finocchio(ういきょう) ジェノヴェーゼペーストなども使われますが piatto povero(残り物などを使った貧しい料理)で ガレッタという黄色い硬いパンに具を重ねてゆきます 大皿の上にエビを串刺しにしたスタイルがパーティー向け♪

Lombardia: Cappone al forno  

Acquistate un cappone già pulito e spennato (羽をむしった), lavatelo bene e farcitelo (詰め物をする) internamente (まるごと) con il rosmarino (ローズマリー), la salvia spezzettata con le mani (手でちぎったセージ) e le fette di pancetta (スライスしたパンチェッタ).

Ungete (塗る) l’esterno del cappone con l’olio, salatelo (塩をかける) e mettetelo in una teglia (オーブン皿) leggermente oliata(油をかけた).
Fate cuocere il cappone in forno a 200°C per circa 40 minuti, poi bagnatelo con il vino bianco (浸す) e proseguite la cottura per ulteriori 40 minuti a 180°C.
Una volta pronto, trasferite il cappone su un piatto da portata, irroratelo con (ぬらす) il sughetto di cottura (料理の肉汁) e servitelo.

capponeは去勢された鶏で 普通の鶏(pollo)より大きいです 頭と内臓を取って詰め物をして 白ワインに浸してオーブンで焼きます 
イタリアにはターキー(七面鳥)がなかったので これを使ったのだそうです 

マルケ州(Marche): Pizza dolce di Natale というドルチェ

名前こそピッツァですが pasta di pane (パン生地)で作った pagnotta (丸パン)です
farina (小麦粉)、 lievito (イースト菌)、 Olio、 acqua、 zucchero、 noci (クルミ)、 uvetta (干しぶどう)、 fichi secchi (干しイチジク)、 scorza (皮) di limoni e arance grattugiate、succo di limone e di arancia、 pepe、 noce moscata (ナツメグ)で作ります 上に砂糖をかけます パネットーネのように柔らかいです♡

モリーゼ州(Molise): zuppa di cardi というスープ 

Questa pietanza(料理) dalle antiche origini e dagli ingredienti poveri (貧しい材料) può essere annoverata (数え上げる) tra le ricette tipiche dell’Abruzzo,  del Molise e anche del Piemonte, che sfrutta i suoi celebri cardi gobbi (猫背の、湾曲した) per la preparazione.
La tradizione vuole che si aggiunga un uovo alla zuppa sul fondo del piatto (スープの底に卵を加えた) che, una volta versato il brodo caldo (その上に熱いブロードを注ぎ), crea un appetitoso (食欲をそそる) effetto “strapazzato”(スクランブルエッグの効果).


cardi(アザミ)はpianta selvatica (野生の植物)で 硬い茎を食べます 硬くて苦いので レモン水で何度もゆでて苦みを取ります チーズを混ぜたスクランブルエッグをスープ皿の底に入れてから 上に肉団子やカルディを置き ブロードを注ぎます 


ピエモンテ州(Piemonte): Agnolotti al plinというラビオリのような一皿

La forma tradizionale è quadrata(四角い), con il ripieno racchiuso (包んだ) da due sfoglie di pasta all'uovo (卵の生地の2枚の練り生地).
La caratteristica principale dell'agnolotto piemontese rispetto alle altre specialità di pasta ripiena del resto d'Italia è l'utilizzo di carne arrosto (ローストした肉) per il ripieno(詰め物).

vitello(子牛) maiale(豚), conoglio(ウサギ), cavolo (キャベツ)のピューレ等を詰め物に入れるのが特徴です
名前の由来が面白くて plinは pizzicare (つまむ)から来ているとのこと つまり具をちょこっと乗せてからくるんだ生地の 具と具の間を「つまむ」から来ています!!

プーリア州(Puglia): Cartellate

Il nome potrebbe derivare da (~に由来する) carta, incartellate (貼り紙を貼った), cioè sinonimo di incartocciate (紙にくるむ), secondo la loro tipica forma arabesca (アラベスク/幾何学模様の)

cestino(かご)という言葉に由来する 揚げたドルチェで 今もクリスマスに手作りで作られることが多く カットした生地を丸めてから揚げたあとで 煮詰めた赤ワインの蜜を塗ると この形の中にしみこんでゆきます 中はとてもcroccante(パリパリ)♡ 


サルデーニャ(Sardegna): Porceddo (ポルチェッドゥ) イタリア語ではmaialetto  (子豚)

Il porceddu arrosto è una delle più celebri (有名な) e apprezzate (評価の高い) specialità della cucina sarda. Per prepararlo è necessario disporre di uno spiedo girevole su fuoco (火の上で回転する焼き串) e di un vero porcetto da latte.
(お乳で育った子豚)
Prima della cottura si è solito imbottirlo (詰め込む) e coprirlo di aromi(香料で包む), come il mirto (キンバイカ、ミルト), il timo (タイム), l’alloro (ローリエ) e il finocchio selvatico(野生のフェンネル), e farlo aromatizzare (香りをつける) qualche ora. Da accompagnare assolutamente con il Cannonau sardo.

サルデーニャの有名な豚の丸焼き!! 生後20日までの豚をcamino(暖炉)で焼く あるいは 庭に穴を掘って 豚を埋めて火をおこして炭焼きにするというもの...内臓は取って他の料理に使います この形がスゴイ!!

シチリア(Sicilia): Timballo di riso という お米のセコンド

直訳すると「お米のタンバリン」というセコンド  アランチーニ等のシチリアのお米で作ります gallina selvaggia (放し飼いのめんどり) でブロードを作るので味が濃いです 
"Bagnomaria"という方法で作ります 鍋の中に鍋を入れて優しく温める 湯煎のことです 

トスカーナ州(Toscana): Sformato di gobbi という 形のないオーブン焼きのひと品

gobboは トスカーナに生えたcaldi(あざみ)が 雪でたわむ姿から「gobbo/猫背の」という名がつけられたとのこと シンプルなpiatto poveroで ラザーニャのように重ねて 上にベシャメルソースやnoce moscata(ナツメグ) あるいはすりおろしたパルミジャーノ等をかけて食べます 

トレンティーノ州(Trentino): Canederli  porpette di paneというプリモ

Polpette (団子) di pane raffermo (日の経ったパン) con speck ed erba cipollina (ペコロス) servite in brodo, tipiche del SudTirolo

肉団子はなんとパンでできているのですね!! 古くなったパンをミルクで戻して 卵やチーズ あればスペック/speck(燻製生ハム)でお団子にします♡ 牛だしで煮て パルミジャーノまたは Fontinaというやわらかくてすりおろしできないチーズをかけます

ウンブリア州(Umbria): Panpepato というドルチェ

È composto secondo tradizione da vari ingredienti: mandorle(アーモンド), nocciole (ヘーゼルナッツ), pinoli (松の実), pepe, cannella(シナモン), noce moscata (ナツメグ), arancia e cedro canditi(シトロンの皮の砂糖漬け), uva passa (干しブドウ), il tutto impastato (こねる) con o senza cacao, cioccolato, caffè, liquore, miele (はちみつ), farina, mosto (葡萄のしぼり汁) cotto d'uva.

ウンブリア州は山が多く(montuoso) このようなカロリーの高いスパイスの効いた味の濃いパンを食べて身体を温めていたのですね!

ヴァッレ・ダ・アオスタ州(Valle d'Aosta): Carbonata con polentaというpiatto unico 下にポレンタを敷きます

La carbonata
è uno di quei piatti un po’ laboriosi(手間のかかる), di sapore antico, tipica della Val d’Aosta. Si tratta di carne di manzo (雄牛) stufata a lungo (長時間煮込んだ), con aggiunta di vino, verdure e aromi e di solito accompagnata con polenta(ポレンタ).

赤玉ねぎをいためて牛肉を赤ワインで長時間煮込んで煮詰めたものを ポレンタを敷いた皿に載せます 

ヴェネト州(Veneto): Baccalà 下にポレンタ・ビアンカを敷きます

Baccalà
は merluzzo(タラ)で作られ 1.干しダラ 2. 塩漬けの鱈(長期保存)の 2種類があります
ポレンタ・ビアンカは Veneto州でだけとれる 白いトウモロコシで作ったポレンタの上に Baccalà mantecato (こねた)を載せた料理です♡

  *      *      *


イタリア全土では:

Torrone
:  ヌガーのドルチェ
焙煎したアーモンドやナッツ、蜂蜜、砂糖、卵白からなり、長方形の板状かラウンドケーキのどちらかに整形され スペインとイタリアでは 伝統的なクリスマス菓子として食されている
蜂蜜と泡立てた卵白を用意する 蜂蜜を煮立てカラメル状にし 皮をむいてローストした松の実(pinoli)、アーモンド(mandorle)、ヘーゼルナッツ(nocciola)を加え 冷ましてから裁断する(wikipedia)



レッスンの最後に みんなでこちらのパネットーネをいただきました♪


Panettone
: 切り分けてから マスカルポーネチーズをたらしていただく クリスマスの定番ドルチェ

パネットーネ種の酵母を用いて ゆっくり発酵させたブリオッシュ生地の中に レーズン(uvetta)、プラム オレンジピール(canditi/砂糖漬け) その他のドライフルーツを刻んだものを混ぜ込んで焼き上げた 甘く柔らかなドーム型の菓子パン (wikipedia) 




Pandoro
: パンドーロプレーンで パネットーネとは作り方も違います 発酵させたらバターを入れて再度発酵させます 

裕福なヴェネツィア人のテーブルに供されていた「パーネ・デ・オーロ(pane de oro)」(黄金のパンの意)に由来するのだろうと言われている
生地は軟らかく、玉子由来の黄金色で、バニラの香りである
形状は先端のない円錐形で星型にえぐれていて、通常は8つの頂点がある
材料は、小麦粉、砂糖、卵、バター、カカオバター、酵母である
作製技術は特に複雑で、多数の作業行程を経て作られる (wikipedia)

まだまだ知らない料理もあり とても楽しく聞かせていただきました♪お腹がすいてきた頃に パネットーネが出てきて嬉しい!(^^)!
 
何かクリスマスに作ってみたいなぁ♡ 庭に穴を掘って豚を丸焼き!?と皆で大笑い(笑)
一回目は受けていないので 名前を頼りにネットで探し イタリア語を読みながらひとつひとつ確認してゆきました 

この日の午後はドイツのセミナーに向かい クリスマスのシュトレンをいただきました♡ 

ステキなセミナーを開催してくださいましたpiazzaItalia様に心よりお礼申し上げます
 
実は先日イベントでMattia先生に初めてお会いした時に 何かセミナーやってくださいとお願いしたところ めでたく実現したのです!! 

年に何回か piazzaItaliaの単発セミナーに出て 楽しんでおります♪ ここの学校はワイン教室もあり イタリア好きの若い女性が多いようです♡

言葉を学ぶということは その国の文化を学ぶことでもあります 「喋れるようになれればそれでよい」というスタンスだと 上級になるにつれ行きづまってゆくものです なので最初の頃から その国の文化も合わせて(日本語でもよいので)学ぶことをおススメします(^_-)-☆


piazzaItaliaの文化講座は こちら


レベルは初級~ 先生方は日本語でも説明してくださいますので安心です(^_^)
他にも来年早々 歌の講座などいろいろあります♪

楽しいセミナーを開催してくださいましたpiazzaItalia様に心よりお祈り申し上げます




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「ティツィアーノとヴェネツィア派展」開催のお知らせ(2017.1.21~4.2)@東京都美術館(上野公園))+ティツィアーノについて

2016年12月18日 | イタリアの美術館・博物館
「ティツィアーノとヴェネツィア派展」開催のお知らせ(2017.1.21~4.2)@東京都美術館(上野公園)+ティツィアーノについて



日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」


2017年1月21日(土) ― 4月2日(日)
 9:30~17:30
※金曜は20:00まで
※入室は閉室の30分前まで

於 東京都美術館 企画展示室 (上野)

休室日: 月曜日(ただし、3月20日[月・祝]、27日[月]は開室

みどころ:
ヴェネツィアは 総督(ドージェ)を頂点とする共和制国家として強大な力をもち、経済的には海洋貿易によって繁栄したことで知られます。
富と国際的な政治力、そして東西文化が交わる特異な立地条件とがあいまって、水の都は芸術の中心地へと変貌し、15世紀から16世紀にかけて美術の黄金時代を迎えます。

ルネサンス時代のヴェネツィアを活動の拠点とした芸術家たちは、「ヴェネツィア派」と総称されます
ヴェネツィア派に分類される画家たちは、おもにベッリーニ一族の工房を中核に形成されました

彼らの工房で育った多くの優れた画家たちのなかでも、ティツィアーノは もっとも才能ある画家の一人といえるでしょう。
ティツィアーノは溌剌とした官能性をそなえた人物と、輝くような色彩で名をはせ、同時代や後世の画家たちに多大な影響を与えました。

第1章:   ヴェネツィア・ルネサンス初期

第2章:   ティツィアーノの時代

第3章:   ティツィアーノからティントレット、ヴェロネーゼへ


* ヤマザキマリ氏のスペシャルトーク(2/24,要申し込み)その他のイベントもたくさんあります!!
詳しくは こちら


* * *

ティツィアーノの生涯

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio1488年/1490年頃~1576年8月27日)は 盛期ルネサンスのイタリア人画家 ヴェネツィア派で最も重要な画家の一人である 
ヴェネツィア共和国ベッルーノ近郊の ピエーヴェ・ディ・カドーレに生まれ その生誕地から「ダ・カドーレ (da Cadore)」と呼ばれることもあった

ティツィアーノは同時代の人々から ダンテ・アリギエーリの著作『神曲』からの引用である『星々を従える太陽』と呼ばれていた
肖像 風景 古代神話 宗教などあらゆる絵画分野に秀で ヴェネツィア派でもっとも重要なイタリア人画家の一人となっている
ティツィアーノの絵画技法は 筆使いと色彩感覚に特徴があり イタリアルネサンスの芸術家だけではなく 次世代以降の西洋絵画にも大きな影響を与えた

ティツィアーノは長命な画家で その作風は年代とともに大きく変化しているが その生涯を通じて独特の色彩感覚は変わることがなかった
円熟期のティツィアーノの絵画は色鮮やかとはいえないものもあるが 初期の作品の色調は明るく 奔放な筆使いと繊細で多様な色使いは それまでの西洋絵画に前例のない革新的なものだった

初期

ティツィアーノは ピエーヴェ・ディ・カドーレ城の管理者で地方鉱山の責任者 著名な評議員で軍人でもあった グレゴリオ・ヴェチェッリオと 妻ルチアの長男として生まれた
祖父は公証人で ヴェネツィア共和国統治下のこの地方では名家の家系だった

10歳から12歳くらいのときに ティツィアーノと弟のフランチェスコは 画家の内弟子になるために ヴェネツィアの叔父のもとへと送られた

そして一家の友人で画家のセバスチアーノ・ツッカートが 二人のために ヴェネツィア有数の画家 ジョヴァンニ・ベリーニのもとで修行できるよう手配している

ティツィアーノはこのヴェネツィアで ジョヴァンニ・パルマロレンツォ・ロットセバスティアーノ・デル・ピオンボ、そしてジョルジョーネら 年齢の近い芸術家たちと出会うことになる
弟のフランチェスコ (Francesco Vecellio) も 後にヴェネツィアで成功した画家になった

ティツィアーノは ジョルジョーネの助手を務めているが すでに当時のティツィアーノの作品に対する評価は高いものだった
ジョルジョーネと共同で制作したフォンダコ・デイ・テデスキ(ドイツ商人館 (Fondaco dei Tedeschi))の外装を飾るフレスコ画(破損しておりほとんど現存していない)など 二人の力量は拮抗し 共同作業が互いに好影響を与えていた
この時期の二人の絵画の判別は 現在でも学術的論争になっている

1510年ジョルジョーネが夭折した後も ティツィアーノはジョルジョーネ風の作品を描いてはいるが すでに大胆で表現力豊かな独自の作風を確立していた

フレスコ画におけるティツィアーノの絵画技術は 1511年に描かれたパドヴァのカルメル会修道院とサンタントニオ信者会に残る『金門での出会い』や パドヴァの守護聖人アントニオの生涯の三場面を題材にした作品などで見ることができる

1512年に ティツィアーノはパドヴァからヴェネツィアに戻ってから S.サムエレのカナル・グランデに工房を構えているが 現在その正確な場所は伝わっていない

1513年には 前途有望あるいはすでに功名を成し遂げた芸術家が熱望するサンセリア (La Sanseria) と呼ばれる専売仲介特権を フォンダコ・デイ・テデスキから得た

さらに国家規模の絵画制作の最高責任者に任ぜられて ベリーニが未完成のまま残した ドゥカーレ宮殿大議会堂の絵画を完成させている
ベリーニが死去した1516年以前から 専売仲介特権から収入が上がるようになり 銀貨20枚という十分な年金を受け取るようになった

さらにドゥカーレ宮殿の絵画制作を継続するという条件で 一部租税を免除され 作品を仕上げるごとに銀貨8枚で買い上げられた
ドゥカーレ宮殿のために描かれた絵画で現存しているのは 5点のみである

1516年から1530年にかけての時期は ティツィアーノが初期のころのジョルジョーネ風作品から より大規模で複雑な構成の作品を それまでにない作風で描こうと試みた 技能熟練と熟成の時代といわれる

ジョルジョーネは1510年に ベリーニは1516年に死去し ヴェネツィア派にはすでにティツィアーノに比肩する画家はいなくなり その後60年間にわたって 誰もが認めるヴェネツィア絵画の第一人者であり続けた

1516年サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂の依頼で 現在ティツィアーノの代表作ともいわれる祭壇画『聖母被昇天』を描き始めた
非凡な色彩感覚に彩られたこの絵画は それまでのイタリア絵画でもまれなほど大規模な作品で 大評判となった
『聖母被昇天』は三階層の構図で 世俗の地上と神聖な天界という二つの異なる場面が 同時に表現されている
この絵画はティツィアーノの作品の中で もっとも計算されつくした絵画といわれ 独自の創造力と作風に満ちた傑作とされており 完成に2年かかっている

この時代のティツィアーノには 神話をモチーフにした3点の大作がある
現在プラド美術館が所蔵する『ヴィーナスへの奉献』(1519年) 『アンドロス島の人々』(1523年 - 1524年頃)と ロンドンのナショナル・ギャラリーが所蔵する『バッカスとアリアドネ』(1520年 - 1523年)である

「おそらくルネサンス期における もっとも美しい「異教徒風 (neo-pagan)」の あるいは「アレクサンドリア風 (Alexandrianism)」の絵画群といえる
幾度となく手本とされた作品だが ルーベンスでさえこれらの作品を超えることはできなかった」といわれる

ほかに 高級娼婦を描いたとされるウフィツィ美術館所蔵の『フローラ』(1515年頃) ルーブル美術館所蔵の『鏡の前の女』(1513年 - 1515年頃)など 上半身のみを描いた肖像画はこの時代を最後に描かれた作品である



ティツィアーノの妻セシリアは ティツィアーノの故郷ピエーヴェ・ディ・カドーレ出身の理髪師の年若い娘で 5年にわたってジョルジョーネ家の家政を取り仕切る内縁関係にあった
ティツィアーノとの間には すでにポンポーニオオラツィオの二人の息子が生れていたが 1525年にセシリアは重病にかかってしまう
ティツィアーノは二人の息子を法的に認知するために セシリアと正式に結婚した
二人の関係は良好で セシリアは健康を取り戻し二人の娘を産んだが ラヴィニアと名付けられた娘だけが成人した
ティツィアーノは次男のオラツィオを可愛がり 後にオラツィオはティツィアーノの助手を務めることになる

1530年8月に セシリアはラヴィニア出産時の産褥で死去した 
二人の幼児と一人の乳児を抱えたティツィアーノは家を変え ピエーヴェ・ディ・カドーレにいた妹のオルサを説得して 家事を任せるために呼び寄せた

ビリ・グランデにあったティツィアーノの邸宅の正確な場所は判明していないが ヴェネツィア中心部から離れた海沿いの瀟洒な郊外の住宅地で 美しい庭園のあるムラノ島が一望できる場所だった

ティツィアーノは1526年ごろに 作家・詩人で 当時の年代記にも有力で独創的な人物として紹介されているピエトロ・アレティーノと深い親交を持った
ティツィアーノはアレティーノの肖像画を描き マントヴァ侯爵フェデリーコ2世・ゴンザーガへと送っている


後期


1530年から1550年にかけての時期に ティツィアーノは『聖ペテロの殉教』に見られるような 劇的で物語性の強い作風を確立した
ヴェネツィア共和国政府は ドゥカーレ宮殿の絵画制作が遅々として進まないことに不満を持ち 1538年にそれまでティツィアーノに支払った賃金の返還を求めている

そしてティツィアーノの後継として ティツィアーノの競争相手とみなれてきたイル・ポルデノーネ (Il Pordenone) を任命した

しかしながらこの年の終わりにポルデノーネは死去し 議会堂の『カドーレの戦い』を仕上げていたティツィアーノが 宮殿の絵画制作者に再度任命された

この作品はティツィアーノが ラファエロの『コンスタンティンの戦い』に刺激を受けて描いた 荒々しく壮大な絵画という意味で 非常に重要な作品だった
さらにどちらも未完成に終わったが ミケランジェロの『カッシーナの戦い』や レオナルド・ダ・ヴィンチの『アンギアーリの戦い』も この作品に影響を与えていた可能性もあった

しかしながら1577年にドゥカーレ宮殿は大火に遭い 『カドーレの戦い』をはじめ ヴェネツィアの芸術家たちの貴重な絵画は全て焼失してしまっている

この時代にティツィアーノはローマを訪れており 横たわるヴィーナスをモチーフとした連作を描き始めている
ウフィツィ美術館所蔵の『ウルビーノのヴィーナス』(2008年に来日)と『愛のヴィーナス』 プラド美術館所蔵の『ヴィーナスとオルガン奏者とキューピッド』である
これらの絵画は ローマで古代彫刻を見聞したティツィアーノが その表現手法やアイディアに影響を受けて制作したものである

ティツィアーノはキャリア初期から 現在ピッティ宮殿のパラティーナ美術館が所蔵する1514年ごろの『ラ・ベッラ (La Bella)』のような優れた肖像画を描いた
君主、元首、枢機卿、修道僧、芸術家、作家など 様々な階級の人々を描いた作品が残っている

「多くのモデルの特徴をつかみ その表情を描ききることに成功した画家は他にはいない」とも言われる
肖像画家としてのティツィアーノは 後年のレンブラントやベラスケスと比較されることがあり とくに人物の内面描写ではレンブラント 明快さではベラスケスと比較されることが多い

後期の肖像画では ナポリの国立カポディモンテ美術館が所蔵する1543年の『教皇パウロ3世の肖像』(今回来日)と 1546年の『パウロ3世とその孫たち』 



また パラティーナ美術館が所蔵する1545年の『ピエトロ・アレティーノの肖像』 プラド美術館が所蔵する『ポルトガル王女エレオノーラの肖像』と 神聖ローマ皇帝カール5世を描いた連作の一つ 1533年の『皇帝カール5世と猟犬』などで ティツィアーノの絵画技術を確認でき そして1548年の『カール5世騎馬像』に表現された紫色の調和は 絵画の頂点を極めた作品といえる


当時からのティツィアーノの専門技量と世界的な名声に比肩するのは 同年代のラファエロ ミケランジェロと 後年のルーベンスだけである

ティツィアーノは故郷のカドーレを毎年のように訪れており 故郷では鷹揚で影響力のある著名人だった

ティツィアーノは1546年にローマを訪れて「市の鍵賞 (Freedom of the City)」を受けており これは1537年にミケランジェロが受賞して以来のことだった

同じころにセバスティアーノ・デル・ピオンボの死去に伴い空職になっていた ローマ教皇の書簡に押す印章を所持する「鉛の職」という 非常に実入りのいい役職を与えられることになった
この役職のために聖職に就く準備も進められていたが 1547年にヴェネツィアを離れてアウクスブルクでローマ皇帝カール5世たちの肖像画を描くよう命令されたため この話は無効になっている

1550年にスペイン王フェリペ2世を描いた肖像画がイングランドへ送られ フェリペ2世とイングランド女王メアリー1世との結婚に大きな役割を果たした。


晩年


ティツィアーノは 1550年から死去する1576年までの16年間 肖像画家としてフェリペ2世のもとで過ごすことが多かった
年齢とともにますます 内省的で止まるところを知らない完全主義者になり 1枚の作品を仕上げるのに10年以上かけることもあった
倦むことなく何度も作品に手を加え つねに新しい表現を追及した

また 弟子が模写したティツィアーノ自身の初期の作品に 自ら手を加えて完成させており このことが後年になって絵画の作者の特定や 連作の制作順序など諸問題を引き起こすことにつながっている
さらに弟子だけではなく 他の芸術家が制作した模写や贋作も広く出回ってしまっている


フェリペ2世の依頼で ティツィアーノは宗教画と 「ポエジア」と呼ばれる オウィディウスの『変身物語』に題材をとった 一連の古代神話連作絵画を制作した
現在「ポエジア」の作品はティツィアーノの最高傑作とされている

神話に仮託した裸婦が描かれた絵画が多かったこともあり フェリペ2世からこれらの絵画を相続した子孫は その多くを贈答品として諸国へ贈ったため 現在スペインには「ポエジア」は2点しか存在しない
プラド美術館所蔵の『ヴィーナスとアドニス』と『ダナエ』で どちらも1553年ごろに描かれた作品である




ロンドンのナショナル・ギャラリーとスコットランド国立美術館が共同所有する『ディアナとアクタイオン』と『ディアナとカリスト』は 1559年に完成したと考えられている

ロンドンのウォレス・コレクション所蔵で損傷が激しい『ペルセウスとアンドロメダ』 ボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館所蔵の『エウロペの略奪』は 1562年に引き渡された
ただし現在ロンドンのナショナルギャラリー所蔵の『アクタイオンの死』は 1559年に制作が開始され 長期にわたって制作が続けられたものの 結局未完に終わった作品である

ティツィアーノの死後にアトリエに残されていたといわれる絵画は 近年になるまであまり知られていなかった
生々しい表現で 人によっては受け付けないであろう絵画が多く チェコのクロムニェジーシュ美術館所蔵の『皮をはがれるマルシュアス』 ケンブリッジ大学フィッツウィリアム美術館所蔵の『ルクレツィアの凌辱』などがある

ティツィアーノは1555年以前からトリエント公会議に臨席しており ルーブル美術館に会議風景のスケッチがある
親友だったアレティーノが1555年に突然死去し 他にも知人の建築家ヤーコポ・サンソヴィーノが1570年に死去するなど その晩年には友人知人の死が相次いでいる

1565年9月にティツィアーノはカドーレを訪れ 弟子とともに教会の装飾を手がけた

1560年ごろに ティツィアーノは 聖母子とともに聖ルカと聖カタリナが描かれた『聖会話』を制作した

ティツィアーノは死去する寸前まで絵画の注文を受け続けた
自身の墓所をサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂の礼拝堂と決め 埋葬してもらう返礼として 『ピエタ』を献納することを申し出ている
その後ティツィアーノは 死去するまでのほとんどの期間を故郷のカドーレで過ごした

ティツィアーノは 1576年8月27日にペストにより死去した
生前の希望通りにサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂に埋葬され 未完成だった『ピエタ』は パルマ・ジョヴァーネ (Palma Giovane) が完成させている

自身の大作『聖母被昇天』のそばに埋葬されている

 (wikipediaより)


作品は こちら

    * * *


*ルネッサンスは ローマやフィレンツェだけではありません ヴェネツィアに息づいたヴェネツィア派の絵画を 日伊国交150周年のラストに ぜひご覧ください!!

2016年はたくさんの展覧会が目白押しで大変でしたネ(笑) 年が明けたら気分新たに(?) 私たちもサークルの皆で  ティツィアーノ展見学会を開催予定です(^_^)v

詳しくは こちら



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かっぱ橋と浅草寺の羽子板市をイタリア語で話す(2016.12.17~19)@浅草寺歳の市

2016年12月15日 | 日本文化紹介
かっぱ橋と浅草寺の羽子板市(la fiera delle belle racchette decorate)をイタリア語で話す(2016.12.17~19)@浅草寺歳の市

羽子板市12月17~19日です 

実は昨年初めて かっぱ橋と浅草寺の羽子板市に行ってきました!! なので 今年の羽子板市を前に イタリア語で話してみよう(^.^)/~~~

上野で降りてから かっぱ橋道具街(Kappabashi-dori) を歩き スカイツリー(lo skytree)を見ながら浅草寺(Tempio Senso-ji)へと向かううちに 夕方近くに段々と賑わいが増してきました(^_^)



浅草演芸場(teatro di barietà)のある角に立つと 伝法院通りは もう三味線の音(suono del shamisen, banjo giapponese a 3 corde)や呼び込み(imbonitore)の音が溢れ すごい活気です



そして外国人観光客(turisti stranieri)が増えたなぁと実感しつつ 浅草寺にお参りしてから(andare a pregare) 五重塔(la pagoda a cinque ordini)のところにある羽子板市(fiera delle belle racchette decorate per il gioco dello hanetsuki)の店をひとつひとつ眺めながら歩きました 



しかしすごい値段でして(il prezzo molto alto) なかなか小さいものでも買うわけにはゆかず (商売をしている人は別!) 結局お土産用の(souvenir)十二支の(i dodici segni dell'oroscopo)羽子板の飾り(l'ornamento)を買って帰りました

歳の市の賑わい(animazione)は 浅草めぐり(il giro di Asakusa)の中でも特に 羽子板を買ってくださったお客様への一本締めの音(una modo di applaudire tipico giapponese)や よいお年を!(auguri per l'anno nuovo!)の掛け声とともに 心に残るものでした...



* * *


羽子板市の起源(risale a~)は、古くは「邪気(malizia)を跳ね返す(respingere)板(asse)」として女の子の成長を願う風習(usanza)からきています
現在のような浅草の羽子板市は明治中期に(verso la metà dell'Epoca Meiji) 毎年歳末に(alla fine d'anno)行われる浅草寺「歳の市(Toshi-no-ichi, la fiera alla fine d'anno)」で販売されていたのが始めです

羽子板市で売られているのは お正月の羽根つき遊び(sorta di gioco del volano)の羽子板(racchetta per il gioco dello hanetsuki)とは違うもので 「押絵羽子板(おしえはごいた)」*と呼ばれる豪華で(lussuoso)美しい装飾がされた(decorata)観賞用の(per apprezzare)羽子板で 縁起物(portafortuna)ですので 値段がないもの(non ha prezzo fisso)を 心意気で(l'energia con spirito)売ります 

* 押し絵... disegno stampato tridimensionale (立体的な) fatto dal tessuto (布でできた)←様々な言い方があります 



売れると三本締め(una modo di applaudire tipico giapponese,Sanbon-jime, consistente in 3 ippon-jime)で 周りの方たちも祝ってくださいます 

また 小さくとも作り方が違い 高価なものもあり 木目込み(きめこみ)です*

*木目込み... come patchwork(パッチワーク) ←説明は難しいですね(;'∀')

そして価格の手頃な(prezzo ragionevole, buon prezzo) お土産用の羽子板もあります




邪気(malizia)を跳ね返す(respingere)」縁起物(portafortuna)として 女の子が生まれると 初正月(il primo Capo d'anno)の祝いとして羽子板を贈る風習(usanza)がありました

次第に庶民(popolo)の間にもその習慣が広まり(è diffuso)、年末には羽子板を贈っていたそうです 

浅草寺 歳の市は こちら

羽子板市は こちら

各国語の地図(mappa)は こちら

    *      *     *


浅草寺の羽子板市をイタリア語で話す(12.17~19)


羽子板 belle racchette decorate per il gioco dello hanetsuki: 羽根突き(sorta di gioco del volano)に用いる競技用の(per il gioco)羽子板と、飾り羽子板(per la decorazione)に分別できる(sono separate)

羽子板は こちら


羽子板市

毎年12月17日から同19日までおこなわれる行事
江戸時代から現代に至るまで浅草寺(Tempio Senso-ji)で開催されており、毎年大勢の客が訪れることで有名である
押絵羽子板の産地としては 埼玉県春日部市とさいたま市岩槻区(旧岩槻市)が有名

また、2012年から久月(produttore delle bambole)が参加し、その年に話題となった人物(personaggi dell'anno)を素材にした「変わり羽子板」(racchetta originale)を作成、出展している

宝蔵門(Porta Hozo-mon)の前の人だかりしたテント(tenda)の中に 無数に並べられた美しい羽子板の数々
毎年この時期になると その年に話題になった有名人の似顔絵を施した羽子板が 年末の風物詩(la vera atmosfera del fine dell'anno)として取り上げられる

羽子板に描かれている人物は もともと主に歌舞伎の登場人物(personaggi del teatro Kabuki) 藤娘(bambola con la glicine)など また連獅子(i leoni)の真っ白な長髪をふさふさと(fluente)つけたもの等さまざまだが 羽子板は写真のない江戸時代 歌舞伎役者たちのプロマイド(fotografia dei attori del teatro Kabuki)のような役目を担っていたのだそうだ

羽子板を作った職人(artigiano)が売っているとのこと
羽子板もお客さんの希望(desiderio dei clienti)で 十年くらい前から3D(tre dimensioni)になってきたそうで 板からはみ出て(sporgere, uscire fuori)迫力満点(coinvolgente, vigoloso)!!
 
新年を迎える準備をする(preparare)「歳の市」がその始まり(origine)で 縁起物として 男児のいる家には 破魔矢(freccia usata in pratiche esorcistiche)・破魔弓(arco usata in pratiche esorcistiche)を 女児のいる家には羽子板を買ったり贈ったりしていたそうだ

歳の市自体はすたれていってしまったが (diventare sorpassato) 子どものお祝いだけはだんだん豪華になってきており(diventa più lussoso) 浅草の歳の市は 羽子板市として残ってきた(rimanere)と言われている


Hagoita-ichi 羽子板市

Nei dintorni del tempio Senso-ji si vendono belle racchette decorate.

浅草寺のまわりで 美しく飾られた羽子板が売られている。


羽根つき  Gioco simile al volano

Si gioca con una pallina piumata e racchette di legno decorate.

羽子板で羽根を打つゲーム


河童橋通り Kappabashi-dori



Kappabashi-dori prende il nome dai mitici demoni dell'acqua (kappa) che, secondo la leggenda, contribuirono alla costruzione del suo ponte (bashi), ed è il principale centro di Tokyo per la cucina e le costosissime (高い) composizioni di cibo in plastica (食品サンプル) esposte nelle vetrine di quasi tutti i ristoranti.

    "Il Giappone a colpo d'occhio"より

浅草寺歳の市は こちら

羽子板市は こちら



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みんな大好き、サルーミしよう! サルーミアーモ(SalumiAmo)プロモーション開催中!(2016.12.3~12.25)@百貨店等25店舗

2016年12月12日 | イタリア料理・イタリアン食材
みんな大好き、サルーミしよう! サルーミアーモ(SalumiAmo)プロモーション開催中!(2016.12.3~12.25)@百貨店等25店舗



イタリア・サルーミ普及促進協会(会長:フランチェスコ ピッツァガッリ、本部:イタリアミラノ)は 欧州連合(EU)とイタリア政府の支援を受け 日本で2回目となるサルーミのプロモーションを 百貨店などの小売店25店舗で開催中です 
クリスマスに合わせて 皆様ぜひ足を運んでみてください:

全国の小売店(12/3~12/25)にてプロモーションキャンペーンを開催!!

イタリア・サルーミ普及促進協会は 欧州連合(EU) とイタリア政府の支援を得て DOP(保護指定原産地表示)や IGP(保護指定地域表示)の認定を受けた サルーミ(Salumi - 食肉加工品。とりわけ豚肉加工食品を指す)の価値と イタリアの優れたライフスタイルを伝える事を目的とし 日本において様々な普及活動を実施しております


サルーミアーモ (SalumiAmo) とは

サルーミ(Salumi)とは食肉加工品、とりわけ豚肉加工 食品を指す総称です
伝統と品質の歴史遺産でもある イタリアのサルーミはその多くが欧州連合(EU)により DOP、 IGP として認定保護されています
DOP, IGP として EU に 認定保護されている全サルーミ 160 製品のうち、イタリア産の ものは 41 製品(21DOP、20IGP)に及びます

SalumiAmoはその「Salumi」と「Amore(愛)」という2つの言葉 から生まれた造語です
この2つの言葉の組み合わせは、食肉加工品への情熱を表現しています
食肉加工品の文化を共有し、それを広く普及していくことが、「SalumiAmo」の掲げる理 念です
また、食肉加工品に対する愛情が イタリア人の心を結びつけており イタリア人の心の姿を映しだす鏡でもあります

詳細、開催店舗は こちら

ざっと見てみますと... 明治屋広尾店 12/21-15 渋谷ヒカリエShinQs店B2 12/16~20 松屋銀座B1 シャルキュトリーコダマ 12/16-20 イータリー 日本橋三越新館(12/3,4,10,11,17) 同横浜ポルタ店 12/3,4,10,11,17 新宿伊勢丹B1 ワールドミートバル 12/21~25  紀伊国屋青山店 12/3,4,11,17 同等々力店 12/10,11,23,24,25 銀座三越本館B3F A&G by Asahigrant 12/21-25 その他地方etc...


詳しくは こちら

* 公式サイトは こちら

ローマの美食セミナーや スローフードのお話を聞いてきたあとでは その素晴らしさが特に心に響きます... ♡

DOP = Denominazione di origine protetta
IGP = Indicazione geografica protetta

* 掲載を許可いただきました㈱メディア・フレックス様にお礼申し上げます





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第26回イタリア語スピーチコンテストでイタリア語仲間が初出場で見事第一位をゲットしました!!(2016.12.3)@イタリア文化会館/主催: 日伊協会

2016年12月09日 | イタリア語検定
第26回イタリア語スピーチコンテストでイタリア語仲間が初出場で見事第一位をゲットしました!!(2016.12.3)@イタリア文化会館/主催: 日伊協会


昨年は 日伊学院のイタリア語仲間Mさんが「朝日新聞社賞」を受賞されましたが (彼女はその後イタリア雑貨のお店「gioia」を開き サイコーに頑張っていらっしゃいます!!) 今年はなんと 5年来のイタリア語&ドイツ語仲間の早稲田大学のN君が 初出場で第一位をゲットしました!!すっごい!(^^)!

実は 3年連続早稲田の学生さんが一位をゲット(^.^)/~~~

日伊協会のリポートによると 「1位のNさんのスピーチ「犬も歩けばイタリア人にあたる(Italiani cittadini dell’Europa)」は、ベルリンの大学に留学したときに多くの若いイタリア人がドイツに「頭脳流失(la fuga dei cervelli)」のごとく流れてきている現状を考察したお話で、イタリアが移民を受け入れる国から、移民に出て行く国になっているという、イタリアの新しい一面を感じさせるお話でした。」とのこと 

内容のすばらしさと質疑応答(なぜベルリンに?また 頭脳流出について等) ひとひねりある きらりと光る何かがあるので 多少スピードが速すぎたものの 第一位となったのです!!
この人が優勝かな?という迫力あるスピーチをされたやはり早稲田の方は ミラノ万博で働いた経験とイタリア語習得の体験を話され 朝日新聞社賞を受賞されました

発音のすばらしさ 実に喋りなれてるなぁ~と惚れ惚れする人もいらっしゃいました また何年も連続出場されてらっしゃる方もいらして (年々上達しているのがわかります) その努力に頭が下がります!! 毎年よくテーマを考えつくなぁと 私は頭カラッポなのでひたすら尊敬(;'∀')
エスプレッソコーヒーと抹茶 とか お風呂文化について とか 好きな作家について とか 的を絞ったテーマだと比較的印象に残っています 
いや~ 12名のスピーチは聞くだけでも喉がカラカラになる程緊張するものです...

私が初級の頃に一次にトライした時に 先生から「真摯な気持ちで取り組まないとダメ!」と諭されたことがあります 忘れられません 
本選に出場された方のうしろには それこそ何人 いえ十何人もの一次審査で落ちた方たちがいることを忘れず 真摯な気持ちで鍛錬して発表の場に臨んでほしいものです 

また質疑応答もあるので 想定される質問(必ずスピーチの内容に即して出されます)に答える練習などもできるし 聞き取り力も試されます 「またイタリアに行きたいですか~?」という質問が来ると ← おっ きたきたって感じ?(^.^)/~~~

「本」について話された方のスピーチで 「新しいことば(を学ぶの)は まるで新しい人生のようだ!」 このセリフはうんうんと頷いてしまいました!!

また 「イタリア語は日本語よりも感情を表しやすい言葉だ」 と話された方にも ウンウンと納得~(^^)/

2位の方のスピーチでは 「語学を学ぶのは 文化構造にもとづいて その言葉でなければ表現できないものを学ぶためだ」という趣旨のことを話されました イタリア人に バイトとかシューカツ等という言葉を説明する工夫など...

この席で3年前に習っていた先生 (優勝した学生も教えてらした)と再会できて 抱き合って泣いてしまった…なつかしくて 駆け抜けた日々が懐かしくて…

ビュッフェではいろんな方たちや先生とお話して トークイベント「イタリア語よもやま話」ではちゃんと手を挙げて答えられた♡



イタリア語仲間とその足で 「青の洞窟SHIBUYA」のイルミネーションを見に行きました 

これまでのこと これからのこと すべてひっくるめて納得して見えた一日でした!!

またエネルギーが湧いてきます うちに帰ったら「明日はCILSの試験です」という イタリア語仲間からのメールが!! 12月は試験(通訳案内士の二次もありましたネ)やコンテストが目白押しですね(^.^)/~~~

   *      *      *

審査時間を利用しての 日伊協会R.アマデイ先生と押場先生によるトーク・イベント「イタリア語よもやま話」はケッサクでした!!

Che pizze!! という写真の言葉 これはpizzaは「つまらないもの、駄作」という意味もあるんですね~ なかなかここまで意味を知り尽くすのは年月がかかるものですね~(特に私は)



Oggi tagliamo i panni adosso alle persone.
着ている服を切る = 酷評する な...なんと先ほど喋り終えたスピーチの中から取り出した「酷評」をご披露くださったわけでアリマス ビックリ!!

visitare Firenzeとか visitare la bottegaとかは✖ andareでよい
visitareは 調べながら見る、チェックする、診察する という意味なのです 辞書に書いてある訳語をうのみにしちゃダメ!!

そこでご紹介いただいた辞書が ジャーン!!

Zanichelliの dizzionario delle collocazioni です!!

アマデイ先生も「私でも使ってる」辞書とのこと problema delle collocazioni (comvinazioneのような意味)が分かる一冊です!!

たとえば 「ごはんを炊く」は cuocere il riso ですが 「ごはん」はすでに炊けているものなのに それを「炊く」ってヘンですよね?

「湯をわかす」のも「湯」はわいているから湯なのにね~(笑) これは scaldare l'acqua で「水を温める」ですね!

辞書は こちら


adottare una strategia は 「策を講じる」 dare un esameは 「(生徒が) 試験を受ける」 fare un esameは 「(試験管が) 試験を行う」です *ここで手をあげて答えることができて嬉しかった(^^)/
このトークショーを聞きながら笑い転げてしまい わかるようになったので嬉しいです♡
bruciare la pizza は 「ピザを焼く」じゃなくて 「燃やす」だからダメよ(笑)

ドイツ語にも「機能動詞」というのが(動詞が前置詞等とセットでいろんな意味になる) たくさんありますよね~ 

また お褒めの言葉をいただいた表現は:
Anno nuovo, vita nuova という熟語をもじって
Lingua nuova, vita nuova という新しい独創的な表現を作ったというもの!!

Padiglione Giappone
日本館 この現代的な言い方もお年寄りには抵抗があり Padiglione del Giappone が妥当とのこと (国名には定冠詞がつくので)

このあとは先日のMauro教授の講演会「基礎イタリア語新辞典-言葉の盛衰 Il Nuovo Vocabolario di base d'italiano: Parole emergenti, parole declinanti」の簡単な紹介がありました!!

日伊協会のリポートは こちら

素晴らしいコンテストを開催してくださいました 公益社団法人 日伊協会様に 心より感謝申し上げます。

 


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イタリア 首相辞意 国民投票敗北、既成政治に批判(2016.12.5)@毎日新聞

2016年12月06日 | イタリアのニュース

イタリア 首相辞意 国民投票敗北、既成政治に批判(2016.12.5)@毎日新聞



 【ローマ福島良典】国会改革を柱とする憲法改正を巡りイタリアで4日投票された国民投票は即日開票の結果、内務省の中間集計で反対が59.33%と賛成の40.67%を上回り、大差で改憲を否決した。

改革を進めてきたレンツィ首相(41)は敗北を認め、辞任を発表した。米大統領選でのドナルド・トランプ氏勝利で浮き彫りになった既成政治批判の高まりがイタリアでも明らかになった。

 国民投票はレンツィ氏に対する事実上の信任投票だった。レンツィ氏は5日未明、「反対派が圧勝した。責任を取る」と敗北宣言し、マッタレッラ大統領に辞表を提出すると述べた。
大統領が後継首相候補を指名するとみられるが、2018年2月予定の総選挙が来春に前倒しされる可能性が高まり、政局の流動化と経済の不安定化は必至だ。

イタリアでは上下両院が同等の権限を持ち、国と州で政策分野が重なるため、改革の阻害要因になってきた。改憲案の柱は(1)上院(定数320)の規模と権限を縮小し、非公選の地方代表者議会(定数100)に改編(2)国と州が権限を分担していたエネルギーや交通・運輸などを国の専権にする中央集権化--だった。

 レンツィ氏は改革によるコスト削減や国会・行政の効率化を訴えたが、反対派が「中央・政府への権力集中は非民主的」と主張。
欧州連合(EU)からの離脱を選んだ英国民投票やトランプ氏の勝利に象徴されるポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭が、既成政党批判を展開する新興政治団体「五つ星運動」ら反対派に「追い風」となった。

 改憲案は今年1月に上院、4月に下院が可決。憲法上、国民投票は必要なかったが、国政選挙の「洗礼」を受けていないレンツィ氏が改憲案可決による政権の正統性確保を目指した。

 レンツィ氏は14年2月に中部フィレンツェ市長から首相に就任。雇用創出や経済競争力の強化に努めたが、景気低迷や高い失業率に国民の不満が高まっていた。
 有権者数は在外投票分を含め約5070万人。投票率は66.01%

イタリア国民投票にかけられた憲法改正案の骨子
・下院(定数630)と同等の権限を持つ上院(定数320)の規模と権限を縮小し、地方代表者らによる諮問機関的な非公選議会(定数100)に改編。
・中央政府と州で権限を分担していたエネルギー、戦略的インフラ、交通・運輸、港湾・空港、対外貿易、保健などを国の専権にし、中央集権化を推進
・地方自治体のうち県を廃止し、州-大都市・市町村の2層構造に。

ニュースは こちら


     *       *       *


2016年12月6日(火)の毎日新聞論点「欧州の選択」より抜粋:

・イタリアでは政治家への不信が他の欧州諸国より強く 特権階級と見られている
・英国国民がEU離脱を選んだように イタリアでもグローバル化の中で忘れられたと感じる人々の不満が強いということだ
(今後も続く「再国民化」高橋進/龍谷大教授)

・オーストリアと同日に行われたイタリアの憲法改正国民投票から見えるのは、EU加盟で広がった国内経済の南北格差だろう 
あの改憲案は、地方の発言力が強い上院の影響力をそぐ意味もあったが、貧困地帯を抱える南部の地方が反発した 
・一方、改憲案に反対した右翼政党「北部同盟」は逆に、北部の豊かな税収を「怠けている」南部に投入されることへの不平を訴えた
・欧州の政治には理想に走りすぎるきらいがある。彼らの描く世界のイメージは複数の言語を操り国際社会で意思疎通できるエリートたちのものだ。だが足もとには、義務教育しか受けていない国民も大勢いる。ポピュリズムを「大衆迎合主義」と呼んでただ退けるのは誤りだ
(「迎合主義」単純な排除誤り 村松恵二/弘前大名誉教授)

・国民投票を見ていて感じたのは、レンツィ首相とキャメロン首相との類似性だ。選択しなくてもよかった国民投票という道を選び、自身の地位を失っただけでなく、国をも大きなリスクにさらした。
・今回の国民投票の結果は逆説的かつ皮肉的だと思っている。なぜなら、反対票を投じた多くのが「親EU派」だろうと推測しているからだ。親EU派の人々は政府の権限強化を望まず、反対票を投じた可能性がある。
改正案の拒否感とレンツィ氏への不人気が重なった結果、このような大差(6vs4割)がついたのではないか
だから、英国のEU離脱や米大統領選の影響がイタリアにも波及したとは考えていない。単純にポピュリズムの勝利と考えることには違和感がある
・この先、確定的なことは言えないが、イタリアはEU離脱の方向に向かわないのではないかと思う。五つ星運動が仮に連立政権に入ったとしてもどの程度影響力を持てるか不明だ
一方、国民投票の結果は短期的には経済へ、そして政治への何らかの影響はあると考えている。
(EUの将来、暗くはない ポール・ベーコン/早稲田大教授)


    *       *       *


Referendum, una valanga di no
Renzi: "Ho perso e mi dimetto"

国民投票、Noの雪崩
レンツィ、 "私は負けた、辞職する"

La Repubblica 12月6日(火)の記事
Renzi: resto fino al sì alla manovra, ma poi voglio subito il voto. "Non lascio questa arma a Grillo"
 こちら



ついでにドイツのDeutsce Welle 12月5日(月)のニュースは こちら


2016年6月のイギリスのEU離脱 11月の米大統領選挙 12月4日のイタリアの国民投票での憲法改正否決 同日のオーストリア大統領選での左派候補勝利 
続く2017年5月はフランス大統領選 秋にはドイツ総選挙と続きます... 欧州の情勢はめまぐるしいですね 






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