日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イタリア人留学生たちと谷中七福神めぐりに行き徳川慶喜の墓も見てきました♪(2017.5.28)&七福神めぐりについてイタリア語で話す

2017年06月13日 | 日本文化紹介

イタリア人留学生たちと谷中七福神めぐりに行き徳川慶喜の墓も見てきました♪(2017.5.28)&七福神めぐりについてイタリア語で話す



イタリア人留学生の方3人と サークルの3名で 5月28日(日)に「谷中七福神めぐり(pellegrinaggio a 7 divinità della fortuna a Yanaka)」に行ってきました!!

下見と道案内 資料作成と説明 当日のなんでも通訳と うまい具合に役割分担♪ 
日本語学習中で日本の歴史や巡礼に興味のある留学生たちなので 私たちよりもよく知っているくらいです(^_^) 初対面の方もおり最初は緊張しましたが すぐにうちとけて楽しい遠足となりました♡

ルート: 渋谷駅待ち合わせで上野まで → 上野東照宮 → 上野のイタリアンでランチ →  清水観音堂 → 日暮里に行き 天王寺(毘沙門天) → 谷中霊園で「徳川慶喜の墓」を見学 → 長安寺(寿老人) → 谷中銀座散策と「夕焼けだんだん」 → 日暮里駅解散
10時から夕方6時まで 休み休みえんえん歩きました(^.^)/~~~

上野東照宮は 日光東照宮と並んで徳川家康をまつる神社で 唐門や銅燈籠 豪華絢爛な社殿 透塀がすばらしく堪能しました
 唐門

上野公園では盆踊りの練習や 平安時代の祭りの行列にたまたま出くわしラッキー♪ 
 ← 歩いていたら盆踊りの練習に遭遇!

← さらに歩くと平安時代の装束に遭遇!!お神輿も来ました!!!


上野公園のいつものイタリアン「le quattro stagioni」の個室でのんびりランチ イタリア人留学生の名前を漢字で当てるとどうなるか?等 楽しいひとときを過ごしました

 ニョッキ サラダバーはおかわり自由♪

レストランのすぐそばの清水観音堂に上り おみくじをひいたり 上野公園の不忍池にある不忍弁天堂(弁財天)を眺めました
 清水観音堂


そのあと日暮里に行き 天王寺(毘沙門天) から 谷中霊園にある「徳川慶喜の墓」をめざして歩き お墓の詳しい説明を係の方にしていただきまたまたラッキー♪ 

お墓の看板

そして長安寺(寿老人)に足を延ばして 江戸時代に作られた築地塀の続く観音寺近くの街並みを楽しみつつ歩くと...

 築地塀

なんと 大勢の着物姿の人たちと遭遇!! 「着物de交流」というグループだそうです 

 ← 歩いていたら着物の人たちと遭遇!!


そしてラストは谷中銀座商店街をお店を見ながら練り歩きお土産を買ったり 「夕焼けだんだん」を上り ひと休みしてから日暮里駅で解散となりました~(^.^)/~~~

 夕焼けだんだん

下見をしたり色々調べて資料を作って準備しましたが 当日は谷中霊園で詳しい説明を現地の方にしていただいたり 日曜なので珍しいイベントに遭遇したりと 色々ラッキーでした♡ 
若い留学生の方たちと触れ合うと 自分も若返る感じがしますね! また日本人以上に日本のことをよくご存じなので 自分も頑張らなきゃ!! → 世界遺産検定を受け始めて少しは説明できてよかった~(笑)

ご参加くださった皆様 ありがとうございました!!

   *       *      *

七福神といっても 正月ならともかく7つ全部は回れないので 数を減らして かわりに上野東照宮その他を入れました

上野東照宮(Ueno Tōshō-gū): 1627年 徳川家康の死後約10年後に創設された 「東照宮」とは徳川家康をまつる神社のことで日本に130近くあり 最も有名なのが日光東照宮です
il tempio sintoisto dedicato al primo shogunato Tokugawa Ieyasu.

正面の唐門(porta dei Tang) は 唐破風造り四脚門で国指定重要文化財(Patrimonio Culturale)です
  豪華な造りです

その両側には銅燈籠(lanterne da rame)が並んでいます

  銅燈籠

拝観料(prezzo d'ingresso)500円を払って中に入ると 絢爛豪華な(magnifico)社殿(sala principale)があります

   社殿

透塀(すきべい/parete a traforo)が見られ 動物や植物が彫られています ぼたん苑(arboreto di peonia)も見事だそうです(5月では閉まっていた)

   透塀

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慶喜の墓について

さて 当日飛び入りでコースに入った徳川慶喜の墓(la tomba dell'ultimo Shogunato Yoshinobu Tokugawa)ですが...30年くらい前に行っただけですっかり忘れてしまい 案内の方に色々ご説明いただきました 歴史を学ぶ留学生はとても熱心に聞いてくださり 行ってよかった!!


徳川慶喜の墓(谷中霊園
)の行き方は こちら ← 帰る時にわからなくなり 人に聞きました~ (墓地で迷うなんて怖いよね~)

第十五代将軍 徳川慶喜の墓はなぜ 徳川家菩提寺である増上寺でも寛永寺でもなく この谷中霊園にあるのか? について詳しく伺いました
看板には「徳川宗家とは別に 徳川慶喜家の創設を許され」とありましたが これだけではなかなかわかりません

看板

創設を許したのは明治天皇です 水戸の徳川家(慶喜の生家、彼は優秀なため養子となった)は尊王であったため 慶喜の墓は皇族と同じ神道円墳の小さなサイズのものなのです (これを見た時ついついネクロポリに似てる...と思ってしまいました)

また 生前そばにいた人たちと一緒に眠りたいと願い 本妻(娘一人をもうけた) 2人の側室(それぞれ子どもを13人、10人もうけ、しかも顔立ちまでそっくり!) さらには女中頭までが眠るお墓までありました  近くには慶喜の息子のお墓もありましたが やはり同じ形でした いや知らなかった~ 日本人だけで行ってもここまで詳しい話を聞けたかどうか?

 徳川慶喜の墓 
 

   *       *      *


谷中七福神めぐりのルート (tappa)

1. 東覚寺 真言宗のお寺 福禄寿(健康、長寿) 北区田端2-7-3
不動堂前にある一対の仁王像は、「赤紙仁王」と呼ばれています

2. 青雲寺 江戸時代から花見寺として親しまれている
恵比寿神が祀(まつ)られている (商売繁盛) 荒川区西日暮里3-6-4
*恵比寿神はお正月しか拝観できないそうです

3. 修性院  この界隈は「ひぐらしの里」と呼ばれた 布袋尊 (家内安全)  荒川区西日暮里3-7-12

4. 長安寺 臨済宗妙心寺派の寺院 寿老人(延命長寿)が祀(まつ)られている 真っ黒い木彫りの像が納められており、徳川家康が納めたとのこと 台東区谷中5-2-225

  長安寺

5.天王寺 
小さいけれどとても風情のあるお寺で 小さな大仏があります 

Nel periodo Edo attirava chi sognava di diventare ricchi vincendo alla lotteria. Ancora oggi si può vedere una statua di Buddha, realizzata su imitazione del grande Buddha di Kamakura e venerata (崇拝された) dal 1690.

 天王寺

毘沙門堂は 昭和32年に放火で焼け落ちた五重塔の残った木材で建てられた
毘沙門天は 比叡山延暦寺から移送された由緒あるものとのこと 台東区谷中7-14-8

6. 護国院 大黒天(富財)が祀(まつ)られている 徳川家康に贈られた鎌倉期の大黒天の画像と木像の2つがおまいりできる
台東区上野公園10-18

7. 不忍之池弁天堂 寛永寺の伽藍のひとつで 弁財天が祀(まつ)られている 
弁財堂は 不忍池に浮かぶ島の中心に建つ 
開運、縁結び、浄化、商売繁盛 台東区上野公園2-1

地図は こちら 

パンフと地図は こちら 
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七福神についてイタリア語で話す:

七福神: le sette divinità della fortuna

七福神めぐりをする: fare il pellegrinaggio per visitare i templi delle 7 divinità

七福神(Wikipedia) :
Le Sette Divinità della Fortuna (七福神 Shichi Fukujin), sono sette dèi portatori di buona fortuna nella mitologia e nel folclore giapponese. Sono spesso soggetto di netsuke(根付).

七福神は 神話や日本の民間伝承における 幸福をもたらす7人の神々である。

Ognuno ha tradizionalmente un attributo

それぞれが伝統的にシンボルとなるものを持っている:


恵比寿(Ebisu): dio dei pescatori (漁師) e mercanti(商人)


 七福神中、唯一純国産(nazionale/giapponese)の神で、伊弊諾尊(いざなぎのみこと)、伊弊舟尊(いざなみのみこと)の間に生まれた蛭子尊(ひるこのみこと)といわれる
烏帽子(copricapo cerimoniale)に狩衣(vestito per la caccia)、釣り竿(canna da pesca)と魚籠(cesto)を持ち、立派な鯛(carpa)を抱えた姿で描かれる
古くは漁民の守護神だったが、後に商いの神になった 大黒天と対で福の神として、庶民の信仰を集めた ご利益(profitto)は、主に大漁豊作(buonapesca e raccolto abbondante)、商売繁盛(prosperità)。


 
大黒天 Daikoku(大黒): dio della ricchezza (富)e commercio (商い).
Ebisu e Daikoku sono spesso rappresentati assieme.
恵比寿と大黒は時折一緒に現れる。

もともとは、マハーカーラと呼ばれるヒンドゥー教(induismo)の神で、創造と破壊を司るシヴァ神の化身(incarnazione)。
仏法守護の神として伝来したが(essere introdotto)、後に日本神話の大国主命(おおくにぬしのみこと)と結びつき、福の神として信仰された(credere)
打ち出の小槌(bacchetta magica)と大きな袋を持ち、米俵(sacco di paglia per riso)と白鼠(topo bianco)を従えた姿で描かれる
ご利益は五穀豊穣(fertirità)、家産増進、子孫繁栄(prosperità)。 


毘沙門天 Bishamonten: dio dei guerrieri(戦士)

 四天王(quattro rè celeste) の一神で、財宝の象徴である北方の守護神。ルーツはヒンドゥー教(induismo)のクベーラ神で戦いの神。仏教(buddismo)とともに伝来した。
甲冑(armatura)を着けて矛(picca)と宝塔(toretta)を持ち、邪鬼を踏む(pestare il dimonio)姿で描かれる。
古くは武運の神として上杉謙信ら戦国武将(generale)の信仰(fede)を集めた。
厄除け(prevenire le disgrazie)。恵方の神であり、財運を授け、大願成就(realizzare le aspirazione)を助けるとされる 
 

弁才天(弁財天)Benzaiten: dea della conoscenza(知識), delle arti (芸術)e della musica(音楽) e dell'eroquenza(雄弁)


七福神中、唯一の女神(dea)。元はインドのヒンドゥー教(induismo)の女神であるサラスヴァティー神。七福神の中の紅一点で仏教に取り入れられ、音楽・弁才・財福・知恵の徳(virtù)のある天女(vergine celeste)となり選ばれた。


福禄寿 Fukurokuju: dio della felicità(幸せ), ricchezza(富), e longevità (長寿)
七福神中、唯一の実在人物(personaggio reale)。中国の戦国時代の禅僧(monaco)で名を契此(かいし)といい、諸国を放浪して(vagare)預言、託宣(oracolo)を行い、優れた予知能力(previsione)から弥勒(みろく)菩薩(Maitreya)の化身(incarnazione)とされた。
福々しい笑顔と太鼓腹(grossa pancia)、肩に下げた大きな袋が特徴。この袋は喜捨物(offerte)を入れる袋だが堪忍袋ともいわれる。
寿老人と同一神とされることもある。長寿(longevità)と福禄(fortuna)をもたらす。



寿老人 Jurōjin:  dio della lunga vita (長寿)


 中国の道教(taoismo)の神で南極星(Polo Sud)の化身の南極老人。白髪に頭巾(cappuccio)、自く長い髭をたくわえ、経典をつけた杖(bastone)と桃(pesca)を持つ姿で描かれる。鹿(cervo)を伴って描かれることも多い。
桃も鹿も長寿の象徴(simbolo della longevità)とされ、健康、長寿を授ける仙人(eremita)だ。
ご利益(profiltto)は長寿延命longevità、諸病平癒(guarigione)、富貴繁栄(prosperità)、子孫繁栄(fecondità)など。
 

布袋 Hotei: dio della fortuna (幸運)
  
唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる仏教の禅僧(monaco)。その太っておおらかな(generoso)風貌が好まれ、手にした袋から財(bene)を出し与えてくれる。弥勒菩薩(Maitreya)の化身ともいわれている。
 

東京にある七福神: 谷中七福神 元祖山手七福神 小石川七(八)福神 下谷七福神 荒川七福神 雑司が谷七福神 新宿山ノ手七福神 亀戸七福神 深川七福神 隅田川七福神 浅草名所七福神 その他 日本各地にあります

出典: 「七福神の由来と紹介」は こちら 

   *       *      *

谷中についてイタリア語で話す Quartiere Yanaka

Vale la pena visitare questa tranquilila zona che sopravvisse al terremoto del 1923 e ai bombardamenti della Seconda guerra mondiale.



Il quartiere conserva l'atmosfera dell'antica Shitamachi(下町) quartiere popolare, con i suoi vialetti, le case stipate(すし詰めの), e i tradizionali banchetti di gallette di riso e dolci tipici.



Il vasto cimitero Yanaka(谷中霊園) merita di essere visitato nella stagione della fioritura dei ciliegi.

All'interno si trova il tempio Tenno-ji(天王寺) che ospita una grande statua in bronzo del Buddha del 1690.

Il grazioso Museo dell'Orologio Daimyo(大名時計博物館) racoglie 100 orologi che risalgono al periodo Edo, splendidamente allestiti(用意/設定された).

出典: Giappone/ le guide Mondadori

* 少しは自信がついた気がした七福神めぐりでした~ 通訳案内士や日本文化紹介のレッスンを受けてきてよかった!
たくさん歩くので語学力はともかく まずは体力つけるのが課題かも!?  通訳ガイドのプレートをつけた方がイタリア人を案内してるのを見て ちょぴりうらやましかった...(*^^)


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