マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
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大預言者エリア・・・『烏に養われ』  『火の車で天に上る』 最後に 『天から降りイエスと語り合う』

2016-06-06 21:20:37 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

今日は、『大預言者エリア約2870年程前の人物の話です。

『両手に炎と預言書を持つエリヤ』

エリヤは、
イスラエル初期の預言者。
北イスラエル王国で、アハブ王とアハジヤ王の治世(BC869年~849)に20年間活躍します。


エリヤ自身が語る『エリヤ像』
『わたしは万軍の神、主に情熱を傾けて仕えてきました。』 列王記上 19-10
ヤハウェの神礼拝に熱心で、又 国家の運命についても鋭敏な洞察をし、預言しました。

 

まず。
エリアの第一ステージ。

今日は6月6日。年間第十月曜日。
 
 『今日の第一朗読』 エリヤの預言と、エリヤに言われる神の言葉です。

エリヤはアハブ王に言った。預言をした。
「わたしの仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。
わたしが告げるまで、数年の間、露も降りず、雨も降らないであろう。」

 
『数羽の烏に養われるエリヤ』 

主の言葉がエリヤに臨んだ。
「ここを去り、東に向かい、ヨルダンの東にあるケリトの川のほとりに身を隠せ。
その川の水を飲むがよい。
わたしは烏に命じて、そこであなたを養わせる。」

エリヤは主が言われたように直ちに行動し、
ヨルダンの東にあるケリトの川のほとりに行き、そこにとどまった。
数羽の烏が彼に、朝、パンと肉を、また夕べにも、パンと肉を運んで来た。
水はその川から飲んだ。』 列王記上 17章1-6

 

エリヤは・・・
イスラエルの王であるアハブ王に向かって、『神への背信の罪』を告げるのです。

アハブ王が、バアル(異教の神)礼拝を輸入したのに反対し、
王を責め、異教の神を拝して、ヤハウェ礼拝を行なわない『背教の罪』を弾劾し、
背信に対する裁きの『国家的刑罰』を預言したのです。

わたしが告げるまで、数年の間、露も降りず、雨も降らないであろう。』と。


アハブ王は怒り、エリヤを抹殺しようとします。
エリヤは、神のお告げ通りに、
ケリトの川のほとりに逃げ、烏に養われながら、隠れて過ごします。

しばらくして・・・
ケリトの川も涸れてしまいます。アハブ王も没します。

 

次に。
エリアの第二ステージ。



アハブ王の死後・・・
アハズヤ王が、イスラエル北王国の王に就任します。エリヤは北王国に戻ります。

そんな時・・・
エリヤは、アハズ王にも、王の背信を弾劾し、『預言』をします。


『アハズヤ王はサマリアで屋上の部屋の欄干から落ちて病気になり、
使者を送り出し、
「エクロンの神バアル・ゼブブのところに行き、この病気が治るかどうか尋ねよ」と命じた。

エリヤは立ち上がって使者と共に王のところに降りて行って、王にこう告げた(預言します)
「主はこう言われる。
『あなたはエクロンの神バアル・ゼブブに尋ねようとして使者を遣わしたが、
それはイスラエルにその言葉を求めることのできる神はいないということか。
それゆえ、あなたは上った寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』
  列王記下 1章1-16


預言者とは、神から『神の言葉』を預かり、人に告げる人です。

王はエリヤが告げた主の言葉どおりに死んで、
ヨラムが彼に代わって王となった。』 同 1章17節

 

そして。
イザヤの第三ステージ。

主がイザヤを取り去る日が来ました。

『主が嵐を起こしてエリアを天に上げられた時のことである。
エリアはエリシャを連れてギルガルを出た。』

『エリシャの見ている前で、嵐の中を天に上って行くエリヤ』

『彼らが話しながら歩き続けていると、見よ、
火の戦車が火の馬に引かれて現れ、二人の間を分けた。
エリヤは嵐の中を天に上って行った。
エリシャはこれを見て、「わが父よ、わが父よ、イスラエルの戦車よ、その騎兵よ」と叫んだが、
もうエリアは見えなかった。』 同 2章11-12


エリアの最期は、
主に情熱をもって仕えた人生に似合った、主からの『火の車』に迎えられた最期でした。

 

最後に。
イザヤの第四ステージ。

天に上ったエリアが、天から再び降ってきて、
同様に天から降って来たモーセと共に、イエスと語り合います。

『イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、
高い山(ガリヤラのタボール山)に登られた。
イエスの姿が彼らの前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。』


『キリストの変容:モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合った。』   ラファエロ作品

『光り輝く雲が彼ら(イエスとモーセとエリヤ)を覆った。
すると、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」
という声(神の声)が雲の中から聞こえた。
弟子たちはこれを聞いてひれ伏し、非常に恐れた。
イエスは近づき、彼らに手を触れて言われた。「起きなさい。恐れることはない。」
彼らが顔を上げて見ると、イエスのほかには誰もいなかった。』 同 17章5-8


エリアは・・・
新約において、
『イエスの変容』の時、律法を代表するモーセと共に現れました。
預言者を代表して現れたエリヤ『預言書』を持ち、モーセは『律法』を持っています。

エリアとモーセは、旧約に「おいての、預言と律法の象徴であります。
イエスは、その『二つ:預言と律法』の成就そのものであり、
その『二つ』よりも権威ある方となられたのです。

 

エリヤの人生は・・・
エリアの人生の四つの出来事が示すように、『エリヤの両手に持つ炎と預言書』が示すように、
『万軍の神、主に情熱を傾けて仕えた人生』 でした。
『国家の運命についても鋭敏な洞察をし、国王にすらその罪を糾弾し、人々に改心を呼び覚ます預言者の人生』 でした。


以上。
今日は、エリアの人生を振り返りながら・・・我が人生の不思議も考えたりした一日でした。


『熊本地震』の被害に遭われている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
誰の人生も、神には平等に貴いのです。貴重な人生を、大切に花咲かせましょう! 


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