マリアテレジアの独り言

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人々に救い主キリストを迎える準備をした人・・・『洗礼者聖ヨハネ』

2017-06-24 04:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

 今日は6月24日・土曜日。

          『洗礼者聖ヨハネの誕生 祭日』 

 今日は、人々に救い主キリストを迎える準備をした人・洗礼者ヨハネの生涯。
               誕生前後の出来事を中心に、たどってまいりましょう。
                                  よろしくお願いいたします


1.  天使ガブリエルが、
    (ヨハネの父:)祭司ザカリアに、『妻エリザベトが身ごもって男の子を産む』 と、
                                          告知します。

  『ザカリア、あなたの妻エリザベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。
    その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。
彼は主の前に偉大な人になり、イスラエルの多くの子らをその神である主のもとに立ち帰らせる。』
                                             
ルカによる福音書 1章13-17節

その六か月後。

    
2.天使ガブリエルは、
      今度は、マリアに、『イエスを身ごもったこと』 を告知する。

     
     
              『受胎告知』         
エル・グレコ作品

  『おめでとう。恵まれた方。主があなたと共におられる。
あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。
その子は偉大な人となり、いと高き方の子と言われる。
神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。』
                                                
 ルカ福音書 1章26-38節

    洗礼者聖ヨハネの母・エリザベトは、
         イエスの母マリア と同様に、神の力により、懐妊したのです。


3. ヨハネの母・エリザベトを、
           マリアが訪問。 エリザベトは賛歌を歌う。

  
 
                  『訪問』              
ドメニコ・ギルランダイオ作品。

   『マリアは急いで山里に向かい、ザカリアの家に入ってエリザベトに挨拶した。
        エリザベトは聖霊に満たされて、声高らかに言った。
 
   「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。
   主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」』
                                   
  ルカ福音書 1章39-45節


     エリザベト・ヨハネの母 と マリア・イエスの母は、親戚でした。

          
        神・聖霊の力で懐妊したことを告げられた二人の母親。
   まずは・・・一人で、『神にできないことは何一つない』(ルカ 1-37)と、信じました。
    次に・・・・二人で、互いに訪問し合って、自分たちの信仰を確認し合いました。

  
    『信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。』
                                      
ヘブライ人への手紙 11章1節 
         私たちも、家族と友人達と、訪問し合って、分かち合って、
     互いの信仰を確信・確認して、揺るぎない信仰生活を送りたいものですね。

  
4. 洗礼者ヨハネの誕生。

       ヨハネとイエスは親戚同士の幼なじみです。
     
                『鶸(ひわ)の聖母』        


  幼児として描かれた洗礼者ヨハネ(手前左)は、イエスより六か月年長です。

      『月が満ちて、エリザベトは男の子を産んだ。』 ルカ福音書 1-57


5、ヨハネの父ザカリアは、
   『メシアの出現』 及び その先ぶれの『預言者』としての、『ヨハネの役割』を預言する。

      『父ザカリアは聖霊に満たされ、こう預言した。

      「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。
 主はその民を訪れて解放し、われらのために救いの角を、僕ダビデの家から起こされた。
       幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。
主に先立って行き、その道を整え、主の民に罪の赦しによる救いを知らせるからである」』
                                   
    ルカ福音書 1章 57 - 79節

 
             『貝殻の子供達』                   ムリーリョ作品。
 水を飲んでるのが洗礼者ヨハネ。 ヨハネに貝殻の杯を差し出しているのがイエスです。

『幼子ヨハネは、身も心も健やかに育ち、イスラエルの人々の前に現れるまで、荒れ野にいた。』
                                                  
ルカ福音書 1-80


6、洗礼者ヨハネによる宣教の始まり。

       『洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、
      
             『洗礼者ヨハネ』    
預言者の身なりで現れます。

          「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。

      これは預言者イザヤによってこう言われている人である。
   『荒れ野に叫ぶ声がする。『主の道を整え、その道筋ををまっすぐにせよ』

ヨハネは、ラクダの毛衣を着、腰の革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた。』
                                          マタイ福音書 3章1-4節


   青年期のヨハネは、
   荒れ野で、禁欲と断食、祈りに明け暮れ、預言者としての訓練を積んでいたのです。



7、洗礼者ヨハネによる、『悔い改めの洗礼』 の始まり。

    
          『イエスの洗礼』          
ジェラルド・デイビット作品。

     『民衆が洗礼を受け、イエスも洗礼を受けて祈っておられると、
    天が開き、聖霊が鳩のように見える姿でイエスの上に降って来た。
        すると、
 「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」と言う声が、天から聞こえた。』
                                      
ルカ福音書 3章21-22節


     イエスは悔いるべき罪を持ちません。
       したがって、
  イエスは、ヨハネから洗礼を受ける必要なはない。と思いますよね。
       実際、
  ヨハネは、イエスに洗礼を施すことをいったんは断わります。
     それにもかかわらず、
 イエスは、『正しいことをすべて行うのは、我々にふさわしいことです。』とヨハネを説得し、受洗されました。

   『神の子羊』であるイエスが、
人の罪を背負って死ぬということを示すために、イエスはヨハネから受洗されたのだと考えられています。



追記。
      『荒れ野に叫ぶ者の声』 及び 『エリヤ』 としての洗礼者ヨハネ の宣言。

            ヨハネの父・ザカリアは、
        
ヨハネ誕生の時に、『マラキ書』を引用して、
   我が子・ヨハネを 『荒れ野に叫ぶ者の声』 として預言をしました。

       『幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。
主に先立って行き、その道を整え、主の民に罪の赦しによる救いを知らせるからである。』
                                               
マラキ書 3-2


             イエス・キリストは、
        集まった群衆に対して、『マラキ書』を引用して、
        幼なじみ・ヨハネを 『エリア』 として紹介します。

                『天に昇るエリヤ』           マルク・シャガール作品 

    『見よ、わたしは使者を送る。彼はわが前に道を備える。
   あなたたちが待望している主は、突如、その聖所に来られる。
あなたたちが喜びとしている契約の使者。 見よ、彼が来る、と万軍の主は言われる。』
                                 
 マラキ書 3章 1節 

   イエスは、更に、ヨハネを『偉大な予言者』 であると宣言なさるのです

       『はっきり言っておく。
「およそ女から生まれた者のうち、洗礼者ヨハネよりも偉大な者は現れなかった。
     すべての預言者と律法が預言したのは、ヨハネの時までである。
 あなたがたが認めようとすれば分かることだが、彼は現れるはずのエリアである。」』
                                     
マタイ福音書 11章11-15節


   ヨハネ自身も、『我こそはエリアである。』 と 『自分の役割』 宣言しました。

        『ヨハネは、預言者イザヤの言葉を用いて言った。
    
   「わたしは荒れ野で叫ぶ声である。『主の道をまっすぐにせよ』と。」』 
ヨハネ1-23


皆様!
    今日は、御一緒に、『洗礼者ヨハネの人生』を、一部ですが、学ばせて頂きました。
                           ありがとうございました


    私たち一人一人も、
   神から愛され、一人一人の『役割・使命』を持って、この世に派遣されたのです。
    
 『役割・使命』に大小はありません。 神の目には、同じ価値です。私たちの目にもです!
     今日も、洗礼者ヨハネに倣って、使命を果たしてまいりましょう!

         御訪問ありがとうございました。感謝申し上げます

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6時。 今日も、足の故障で、走りではなく速歩のようなのが情けい 7㎞。

6月の運動: ランニング 41㎞  階段上り下り 0回  登山 1回


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