北海道アイヌの衣服 衣服はそれぞれの素材に種類があります ① ‘アットウシ’ 樹皮衣で、オヒョウやシナノキという木の繊維で織られた衣服で、和服に似ているが、袂がない筒袖のおくみがないもので、アップリケをして、刺繍を施していました。 近代以降は、交易によって木綿など使われる様になったが、その以前は、樹皮衣の衣服で、沖縄では芭蕉布、日本では麻布と同じだそうです ② ‘ルウンペ’ 木綿布を使った服。道南地方に見られます。いろんな色の細長い布片を木綿の服の上に縫いとめたもの。ゴールデンカムイでは、キロランケが着てます ③ ‘ウル’ 獣皮衣。獣の皮で作った衣服。鹿の皮‘ユクウル’・犬の皮‘セタウル’。 ④ ‘チェプウル’ 魚皮衣。サケ[チェプカムイ=神の魚]・マス・イトウなど大型の川魚の川をなめして作った衣服。 ⑤ ‘チカプウル’ 鳥皮衣。ウトウ・ツノトドリ・エトピリカなどの海鳥の羽毛皮を縫い合わせたもの。千島列島の地域は、繊維用の資源が乏しいので、鳥の皮が使われていました。 アイヌの衣服は、素材よりもきれいな文様を刺繍する事が特徴 A.‘チカラカラペ’ 木綿の縞織物に黒や紺の布を縫い止め、その上に刺繍を施したもの。白衣を使わないで事が大きな特徴。 ‘チ’はアイヌ語で私達、‘カル’はアイヌ語で作る、‘ぺ’はアイヌ語でもの。 B.‘チヂリ(チンチリ)’ 黒の木綿衣に直接刺繍したもので、綿布の流通が乏しい、石狩川上流、十勝地方で見られ、ゴールデンカムイでは、インカラマッが着てます C.‘カパラミプ’ 木綿衣に文様を切り抜いた白生地をアップリケしたもので、日高地方で見られます アイヌの文様は、自然界の大きなパワーを持つ渦を使った渦文様・悪い物が入って来ない様という魔除けの意味の網文様・バラやヤマアラシやハリセンボウのトゲで、自分の身を守る意味がある棘文様があります 去年(2019年8月20日~夏の北海道 土産編~も覗いて見て下さいね) アイヌコタンで買ったコースターにアイヌ文様が描かれています 樺太アイヌの衣服は、テタラペ 草皮衣。イラクサの繊維で織られた衣服で、仕上がりが白い所から名前がつけられていて、樺太の北部の少数民族 ニブフの文様に影響を受けているそうで、ゴールデンカムイでは、エノノカが着ています テタラペの他に、トナカイやジャコウジカの獣皮を使ったり、イトウやアメマスの魚皮、アザラシの皮は、神衣と呼ばれ、クマと山猫の獣は使いません 樺太東岸、中部の幌内川(ポロナイガワ。日本の利根川に匹敵する320kmの河川)流域や北部のロモウ川流域に居住していた先住民のウィルタ(オロッコ)民族は、トナカイ牧畜や狩猟や漁労をしている民族で、魚の皮で作っている‘ポクト’という服を着ています 樺太北部居住の先住民 ニブフ(ギリヤーク)民族は、オホーツク文化(海獣狩猟と漁労をする生活の人)での文化圏で、魚ので作った‘フフト’という服や、犬の毛皮のコートやアザラシの皮で作った靴などを履いて生活しているみたいです 樺太にも行ってみたくなりました
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釧路湿原へ行ったとき絶滅危惧種で募集活動を知りました
いろんなものを工夫して暮らしてたのね😃
してきました😌