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2006/03/15(2)東急の対策はやはり・・・・・・(事後対策編)

2006-03-15 15:15:15 | 東京急行電鉄

2006/03/11(Sat)AM10:54
大井町線大井町駅二子玉川方面約170㍍地点(大井町―下神明間)
東急8000系8005F×5R(200名30%)によるドアトラブル


以下は、東急発表の事故当時の状況を軽く、噛み砕いて。

10時51分、大井町駅1番線(西側ホーム。扉は二子玉川方面右側が開く)より発車する際、運転士は扉(進行方向右側の扉、事件が起きたのも此方)が閉じたことを示す信号(パイロットランプ)の点灯を確認し、ハンドル(ブレーキ{減速}とマスコン{加速}を1つで行うワンハンドル)を力行位置に投入(此れで動く)したが、同時にパイロットランプが消灯(扉が開いたか、若しくは何らかの異常を示した)。このため、運転士はすぐさま非常ブレーキをかけた(ハンドルを非常位置に上げた)。すると、ランプは点灯した。列車はほぼ動かなかったが、ホーム側・進行方向右側の全ての扉が30㌢は開いた。が、すぐに閉じた。

運転士と車掌で、問題の扉に何かが挟まれていたのかを確認し、再度ハンドルを力行へ投入。また先程と同じ現象(パイロットランプの消灯・点灯)が発生。また同じ扉が、今度は20㌢開いてすぐ閉じた。

車両点検を実施することになり、運転士と助役が扉の開閉に関連する機器を点検するも異常はなかった。そのため、2分遅れの10時53分に運転を始めた。

大井町駅発車後約170㍍付近を速度約50㌔程で走行していたところ、パイロットランプが消灯してしまい、運転士は非常ブレーキを作動させて、さらに100㍍進んで停止した(大井町駅より270㍍移動)。この時、進行方向(二子玉川方面)右側の全ての扉が60㌢ほど開いた。非常ブレーキの作動と共に扉が閉じたのも車掌が目視していた。

11時12分、全ての扉が開かないようにロックし、安全を確保した上で、当該編成(8005F)を大井町駅へ戻し、客を降ろし、運転を取り止めた。


以下は、東急発表の対策を軽く、噛み砕いて。

1つ、今回の事故車と同じ系列の車両(8000系と8500系と8090・8590系)と電気配置が同様の系列は全てチェック。(事故車以外は異常なし)

2つ、上記チェック車両は、「電気系統に何らかの異常があっても扉が開かない構造」に改修される。

3つ、上記改修が終わらないうちは、電気回路等の点検頻度を増やして、安全対策を行う。

4つ、万が一、今回と同様の現象が確認された車両が出た場合は、当該列車の運転を取り止める。


東急の発表を軽く噛み砕いたもの終わり。

以下、自論。

いや、予測よりは多分楽な気がします。(車両改修なんて思いつくか!)
問題は、調査・改修がダイヤ改正前に終われるかが、注目。其れさえくぐり抜ければ心配はないでしょう。


(from2006/03/14
(関連記事;2006/04/27東横線ドアトラブル



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