医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

いちぬ~けた

2012-11-01 06:23:57 | 薬局
独り立ちなのか。

日本保険薬局協会が揺れている。
今月末を持って日本調剤が退会するという。
ここの社長は第2代の会長も努めた方だ。
何が気に食わなかったのか、凡人の私には知る由もない。
何でも発足時の理念、目的から乖離しているとか。
詳しい内容は分からないが、今回新しく会長になった方との確執があるようだ。
「調剤ポイント」の是非や流通改善への取組み、調剤基本料一元化への消極的姿勢などがあがっている。
確かに日本調剤は「調剤ポイント」に反対していた様な気がした。
価格も聞くところによるとそれなりの価格で決まったと聞いている。
まさに流通改善への取組みである。
片や最後まで粘りに粘っているとも聞こえてくる。
そのせいか収益確保のために長期収載品の採用維持も主張している。
要は価格を安く出来る自信が有るからだろうか。
日本調剤は手前味噌ではないが積極的に後発医薬品への切り替えを行っている。
お互いが全く異なる文化を持っている。

「人は自分じゃない」での“来るもの拒まず、去るもの追わず”でいいのかもしれない。
ただ、その組織にいる人間は何とも寂しい思いがするのではないのか。
日本薬剤師会も退会したはず。
会費やFAX処方せんに対する通信費がムダだという理由だったと思う。
確かに、うなずけないこともない。
いわゆる無所属新みたいな存在である。
その割には影響力があるので困る。

さて、その日本保険薬局協会であるが現在約240社7,000薬局の参加があるようだ。
これは全薬局の約13%になる。
また薬剤師も3万2,000人を抱えているというから凄い。
年間の調剤売上は1兆2,000億円を超えている。
調剤報酬全体が6.5兆円とすると約18%の占有率を示す。
大きな組織のようだが全体で見るとそうでもない。
これが一般的な大手の所属する組織である。
裏返すと約8割の薬局が中小規模となる。
世の中はマジョリティーで支えている。
たった2割のコップの中の争いなど関係ない。

コップの外など関係ないと言われるかもしれないが。


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