医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

どの世?

2024-05-21 05:20:22 | 薬局
見えない負担は見える負担に切り替えないと知らない内に・・・。

医療保険料や介護保険料は知らない内に引き上げになっている。
どこで、どんな議論がされているのか分からないが、気が付くと引き上げられている。
先日もブログに書いたが健康保険組合(健保組合)の2024年度の収支について、全体の約9割の組合が赤字見通しとなった。
組合の維持には組合員からの保険料の引き上げが必要となる。

介護保険も同様に財源確保のために保険料の見直しが必要になる。
介護保険料は3年ごとに見直され、今回は2024~26年度分が決まった。
平均で6,225円となる。
最も高いのは大阪府で7,486円、低いのは山口県の5,568円となっている。
この金額は第1号被保険者の65歳以上に適用される。
財源は利用者負担がほぼ1割で残りは公費と保険料が半々となっている。
保険料の内訳で第1号被保険者の負担は23%で、第2号被保険者の負担は27%となる。
第2号被保険者とは40歳以上65歳未満の現役世代になる。
第1号被保険者の保険料の引き上げは、必然的に第2号被保険者の保険料率引き上げにつながる。
これらは知らない内に負担が増えている。

さらに、残りの半分は医療も介護も税金が投入されている。
税の投入には個人の所得税にも関わってくる。
ここも知らない内に負担が増えている。

見える税負担としては消費税がある。
消費税率を引き上げると言うと国民は大騒ぎになる。
ところが、保険料率の引き上げは気づかない。
上手くできている。

介護保険はこれからも増え続けることが予想される。
何と言っても高齢者人口は2040年までは増え続ける。
それ以降は65歳以下の人口が減るので人口に占める率は変わらない。
要は高齢者を支える現役世代の負担は膨らむ一方となる。

今の時代に生きていて良かったと実感する。
年金も減らされ、医療の自己負担が増えて、介護してくれる人がいない時代が20年もしたらやって来る。

辛い思いをする前にあの世へ行かなきゃ。
あぁ~快感!
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