医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

経営者に必要な要素であるK(知識)A(能力)E(経験)を表します。Kaeマネジメントはお役に立つ知識の提供を目指します。

かせぐ

2016-07-30 06:38:45 | 薬局
勘違いしないように。

薬局は医療提供施設かもしれないが根本は小売業である。
小売業は利益を稼いで初めて成り立つ。
その中で働くスタッフは利益の創出に貢献して初めて給与が出る。
居るだけでは困る。
利益を稼いでもらわないと小売業は廃業してしまう。

薬剤師で患者負担が増えるからと各種加算を嫌がる人がいる。
分かりいいのは「かかりつけ薬剤師指導料」(70点)である。
「今までと変わらないサービスを提供するにもかかわらず患者負担が増えるのは嫌だ」
本当に今までと変わらないのか。
今さらここで解説する気はないが、かかりつけに同意した患者の反応は思いのほか良好だ。
今まで薬のことについて相談する人がいなかったそうだ。
それが「どこからもらった薬でも、いつでも相談していいですよ」となると、胸をなでおろし安心できるそうだ。
これに対して20円の負担など痛くもかゆくもない。(30円かもしれない)
患者の負担が気になるのではなく、薬剤師の負担が気になるのではないかと思ってしまう。
医療人なら患者の不安を解消してあげるのがお仕事じゃないのか。

その他にも「基準調剤加算」を算定したら患者負担が30円増える。
3割負担の患者だと100円になるのだろうか。
だからやらないのか。
利益を稼いで給与が出ていることを忘れていないだろうか。
在宅に行くのが嫌なだけじゃないのか。

「後発医薬品調剤体制加算」は説明が難しい。
「俺は後発が嫌いだ」とアンケートに書いたにもかかわらず、領収書を見ると「この22点は何だ」となる。
報酬体系の矛盾を感じてしまうが仕方ない。

ここ数カ月の薬局の状況を聞く限り、処方せん枚数が減っているところが多い。
この理由は何度もブログに書いている。
そんな中で、薬局で働くスタッフ全員がもっと利益にこだわらなくてはいけない。
薬剤師が薬剤師らしく仕事をするには、安定した薬局経営が欠かせない。

社長も薬剤師に気を使い過ぎだ。
ちょっとした注意もおっかなびっくりで腰が引けている。
社長は薬剤師を雇っているんだ。
ダメはダメ、やって欲しいことはやって欲しいと言えることが大事だ。
ただ、闇雲にやれではなく、なぜやらなければならないのかの説明と理解が欲しい。

今さらであるが”かかりつけ薬剤師”の必要性や将来性について薬局内で話し合いを持っただろうか。





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積み残し

2016-07-29 06:07:44 | 薬局
自然増は抑えられるのか。

厚生労働省は2017年度の概算要求で社会保障関係費の自然増を6,400億円とはじき出した。
2015年の段階で財務省から2016年から18年までの3年間で、社会保障関係費の自然増は1兆5,000億円に押さえる事は既に閣議決定事項だ。
年間平均で5,000億円しか認められない。
どうやってはみ出した分の1,400億円を削るのか。

今までの社会保障関係費は年間約1兆円の伸びを示していた。
それを2016年度は診療報酬と薬価の改定で見事に5,000億円に持って行った。
2016年度の概算要求は6,700億円だった。
診療報酬が+0.49%(国費ベース約500億円)があった。
実際に、これだけ引き上げになったのかどうかは疑問である。
これに対して薬価が1.22%(▲約1,200億円)、医療材料が0.11%(▲約100億円)の引き下げとなった。
上記はそれなりのルールに基づいている。
医療経済実態調査や薬価調査からの実勢価との乖離である。

通常ならこれで終わるのだが、2014年からだったと思うが、さらに外枠での引き下げが加わる。
先ずは、高薬価の薬が売れすぎたから引き下げる理不尽な特例市場拡大再算定が0.28%(▲280億円)、市場拡大再算定として0.19%(▲200億円)が外枠として引き下げられている。
この他に後発医薬品への切り替えが進まない先発医薬品の特例引下げ(Z2)が▲約20億円、大型門前対策として▲約40億円、入院医療に対する経腸栄養の適正化で▲約40億円、湿布の70枚制限が▲約30億円となっている。
さらに、これから発売になる新規収載の後発医薬品の初薬価を50%または40%に引き下げた。
これに関しては未知数であるが意外にも大きい。
上記の削減があって6,700億円が5,000億円に無理やり持って行った。

さて、今年は何をどうやって1,400億円もの削減が可能なのか。
一つは介護保険における要支援1・2の給付外しがある。
国が運営する介護保険から市町村の事業に移行させる。
そして本来なら消費税の関係で薬価改定があるはずだったので、薬価の大幅引き下げでかなりの財源を確保する予定だった。
それが無くなった。

実は、今回の積み残しが2018年に覆いかぶさってくる。
2018年はやり放題パックである。
診療報酬も介護報酬も薬価も改定である。
診療報酬では医療に対する貢献度が問われる。
正直なところ錠剤のピッキングに医療の貢献度は感じない。
また、院内と院外の格差の元凶になっているのも調剤料じゃないだろうか。

そこで思い出すのが「患者のための薬局ビジョン」で示されたKPIである。
KPIとはkey performance indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標と難しいが、定期的にチェックをして目標達成に持って行くって事だ。
その例として以下がある。
・かかりつけ薬剤師・薬局の数
・疑義照会の実施率、件数
・24時間対応、在宅対応(医療保険・介護保険)の実施率、件数
・残薬解消の実施率、件数
・後発医薬品の使用割合への影響
これらに実績を出さないと2018年度は手厳しい仕打ちが待っていそうだ。

結論は2018年度の調剤報酬も薬価差益も…ヤバイ!







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懲りない、めげない、あきらめない

2016-07-28 06:28:15 | 薬局
悶々とした門内薬局とは。

先日、滋賀医科大学病院に”敷地内薬局“が出来るとの記事が出た。
敷地内だから、いわゆる門内薬局である。
コンビニエンスストアなどと調剤薬局2社が入るそうだ。
滋賀医科大学は国立大学法人である。
国が医薬分業を進めるのは理解できるが、門内薬局も国が進めるのか。
どう考えても医薬分業の主旨には反するような気がする。
わざわざ院外にする意味があるのだろうか。
この重大な局面に日本薬剤師会は黙って指をくわえているのか。

そんな矢先に千葉大学病院でも門内薬局が出来るそうだ。
千葉大学も国立大学法人である。
滋賀医科大学は分からないが、千葉大学病院の場合、薬局の誘致の権利は大学内の財団法人「同仁会」が仕切っている。
この法人は大学のOBで成り立つ、いわゆる天下り先である。
今回のテナントの募集は3つあり、薬局用店舗として1つは契約金約1,021万円、賃料が月額約85万円だそうだ。
2つ目は契約金が約956万円と賃料が約80万円、さらに3つ目は調剤薬局副室として契約金が約389万円、賃料が約32万円とのことだ。
この調剤薬局副室とは何ぞや?
合わせると契約金が約2,366万円、賃料が年間で約2,364万円にもなる。
これってかなりの暴利だ。
こんな事を許していいのだろうか。
国がやる事じゃない。
薬剤師を代表をする国会議員は黙った“貝”なのか。
まぁ選挙が終わったので挨拶すら来ないって噂だから仕方がない。

既に、始まっているのが新潟大学医歯学総合病院である。
国立大学法人は門内薬局を推進しているのだろうか。
ここも敷地内に薬局が2軒あるが、この敷地を取り仕切っていたのが同大学の関係先である。
何だか寄ってたかって薬局を食い物にしている。
と言うか、薬局も上手く乗せられている。

厚生労働省が出した「患者のための薬局ビジョン」の報告資料に2035年には「立地も地域へ」となっている。
遅すぎると思うが、2035年には門前も門内も薬局として成り立たない仕組みを作るとしている。
私が想像するに、先ずは患者自己負担を増やす。
今年から特定機能病院や500床以上の地域医療支援病院では、初診患者には最低でも5,000円を、再診には2,500円以上の追加負担を決めている。
この負担額の議論は、初め初診は10,000円と再診が5,000円だった。
ところが急増はふさわしくないと引き下げられたが、負担増が高きに変更になる可能性は高い。
また、紹介外来率が50%になっている。
これが80%になる可能性もある。
外来患者が1日1,000人来ていても一般外来は200人弱となる。
この200人弱に処方せんが出る。
私の記憶が確かなら初めて特定機能病院の制度が出た時には、紹介外来率が80%以上だったような気がする

国は儲かっている薬局から金だけ巻き上げて、梯子を外すことを考えているのか。
高度医療を進展させるために。




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くどく…チェックあり

2016-07-27 09:03:09 | 薬局
変な変更にどう対処する。

4月からの新処方せん様式に「保険薬局が調剤時に残薬を確認した場合の対応」のチェック欄が付いた。
この説明があったような、なかったような、未だ意味不明なのではないだろうか。
既にご存知でお馴染みかと思うが以下に追加になった。

保険薬局が調剤時に残薬を確認した場合の対応(特に指示がある場合は「レ」又は「×」を記載すること。)
□保険医療機関へ疑義照会した上で調剤
□保険医療機関へ情報提供

上記のチェック欄は薬局がチェックするものではなく、医師が薬局に残薬チェックして欲しい時にチェックするものだ。
と言うか、医師は残薬がありそうなことを確認したら、その時点で、自分で減薬なり調整した処方せんを発行したらいいのに。
それをあえて薬局に再度確認させる意味が分からない。

さらに、処方せんに医師からのチェックがあったからと言って、薬剤師は医師に必ず疑義照会する必要もなさそうだ。
あくまでも残薬があった場合で、残薬がない場合はスルーしても構わない。
チェックがあったからと言って毎度毎度疑義照会されたんじゃ医師もたまったもんじゃない。

さて、「□保険医療機関へ疑義照会した上で調剤」にチェックがあった場合、疑義照会をして減薬につながった場合に「重複投薬・相互作用防止加算」(30点)の算定可能となる。
さらに「□保険医療機関へ情報提供」にチェックがあった場合は、医療機関の求めに応じて情報提供を行ったとみなされ「服薬情報等提供料」(20点)が算定可能なんだそうだ。
確かに、両方とも算定要件を確認する限り算定できそうだ。
因みに、外来服薬支援料には「患者若しくはその家族等または医療機関の求めに応じて」の部分が変更になっている。
この「医療機関の求めに応じて」が処方せんのチェックに相当する。
国は、それだけ残薬の削減に躍起になっているってことらしい。

こんな説明を受けていましたか。

この他にも「重複投薬・相互作用防止加算」で、医療機関に疑義照会をして、患者がもらっている薬が6種類以上あり、それを2種類以上減らすことになった場合は、「連携管理加算」(50点)が医療機関で算定できる。
もちろんこの場合の薬局は「重複投薬・相互作用防止加算」が算定できる。
薬の数が多いので医療機関に疑義照会したが、医師からは次回に減らすと返事が来て、次回以降の処方せんが2種類減になった場合は、医療機関だけ「薬剤総合評価調整管理料」(250点)が算定できる。
せっかく教えてあげたのに…となってしまう。
この場合の薬局は「□保険医療機関へ情報提供」があれば、「服薬情報等提供料」が算定可能であるが、チェックがなければ教え損になるかもしれない。

何か変だ!


上記が解釈に齟齬があると指摘された内容です。
何人かからご意見をいただきました。
自分でも再度確認してみました。
どうも決定的な間違いが分かりません。

「服薬情報等提供料」の算定要件にも「医療機関の求めに応じて」があります。
ただし「患者の同意を得た上で」も必要です。

また、日本医師会が3月5日に「平成28年度診療報酬改定『Q&A』(その1)」の中に以下のような記載があります。

9ページの[残薬確認]
Q.処方せんの様式が変更され、保険薬局が調剤時に残薬を確認した場合の対応を記載する欄が設けられたが、処方医が必要と判断した場合は、保険医療機関へ疑義照会した上で調剤」と「保険医療機関へ情報提供」のどちらかを指示するのか?

A.そのとおり。薬局で残薬確認の必要があると処方医が判断した場合、処方せんを使って薬局に指示することができるようになった。

Q.処方せんの様式が見直され、残薬に係る医師のチェック欄が設けられたが、薬局が処方医の了解なく投与日数を変更することが可能となったものではないと理解してよいか。

A.そのとおり。

先のQの中に「処方医が必要と判断した場合」が「医療機関の求めに応じて」と解釈しております。


私の解釈の勘違いを教えてください。







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折れる

2016-07-27 03:19:15 | 薬局
ありがとうございます。

昨日のブログ内容に対して、色々な人から解釈や応援のメールをいただきました。
感謝しております。
正直なところ、昨日まではブログを止めちゃおうと決めていました。
何となく書く自信がなくなってしまいました。
そして、頑張り過ぎている自分にもストレスを感じちゃいました。
いつもなら“よし、やるぞ!”と気合が入るのですが、「勝手な自己解釈と間違った情報にすっかり洗脳している」と言われるとさすがにショックでした。
私にはいつどこで何を間違った解釈をしたのか分からないのです。
この分からないことが自分自身を悩ませています。
自分は気が付かないところで誰かに迷惑をかけていると思うと、やりきれない気持ちに陥ってしまいました。

また「敬意を持っていないことは次回本人に直接会った時に言います」も嫌です。
別に敬意を持って欲しいとは思っていません。
敬意を持っていないことをわざわざ言う為に会いに来なくてもいいです。
何となく身の危険を感じちゃいます。
痛いのは嫌です。

ブログで何を書かれようと構いません。
今までも批判めいた内容は有りました。
でも、その都度自分の考えを返してきたつもりです。
今回は、そんな気にもなりませんでした。
だからブログの内容は削除してしまいました。
これは私の負けですね。
今でも内容的にはいいテーマだったと思っています。
みんなどう対処していいか迷っていたんじゃないかと思います。
私とは異なるしっかりとした根拠を持った解釈で対応していた人もいたようですが。
その解釈も分からないままです。

子供のころに父親に「何でもいいから日本一になれ」と言われてきました。
50歳を過ぎて、その言葉が頭の中によみがえってきました。
会社を辞めて裸一貫で53歳の時に東京に出てきました。
まだまだ日本一は遠い所ですが、目指す姿だけは見えています。
変に落ち込んでいる場合じゃないと自分に言い聞かせていますが、急に緊張感がどこかに行ってしまったような気がしています。

今回、改めて気づいた事があります。
自分を振り返る良い機会を頂いたってことです。
批判も応援も有り難く受け入れたいと思います。
ちょっと最近、無理して生きてき過ぎたような気がしてきました。
”生かされている“ことを忘れかけていたようです。
何事にも感謝です。

ブログにコメントを頂いた皆様、そして直接電話やメールにもメッセージを頂いた皆様に、心よりお礼を申し上げます。

まだ頑張らなきゃいけない自分がいます。
なぜなら「何でもいいから日本一になれ」が出来ていません。
批判も指摘も何でも受け入れます。
それは自分が生かされるきっかけになると信じています。

今朝は1時半に目が覚めちゃいました。
考えていてもしょうがないので思いのたけを綴っています。

今朝もお付き合いありがとうございます。


コメント (9)
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移動中

2016-07-26 09:51:39 | 薬局
なかなか難しいですね。

2008年1月28日からブログを書き始めて8年以上が経過しました。
毎日書く様になったのは2010年くらいからでしょうか。
私は、このブログを通じて何かに気づき、何かを考えるきっかけになって欲しいと思っています。
所詮小さな存在です。
世の中を動かすことも、人に影響を与えることも出来ません。
もちろん内容は私個人の考えです。
私個人の解釈です。
おかしな点や間違いも多いと思います。
そんな時は遠慮なく指摘してくだい。
なかなか自分を振り返る時間がありません。

正直なところ毎日何を書こうか悩んでいます。
たまには無茶振りな内容もあると思います。
ごめんなさい。
朝から夕方までネタが思いつかない時もあります。
そんな時は事務所の中をうろついてトイレに何度も行きます。
トイレが私のパワースポットなのかもしれません。
朝もうなされるように目が覚める時があります。
でも、もう慣れました。
2時、3時に目が覚めるのが当たり前です。
4時まで眠れたらラッキーと思ってしまいます。

コメントへの返信は出来るだけ翌日の朝にする様にしています。
ただ急がなきゃならない内容は、日中にでも返事をします。
急いで返事をするより一晩寝かせてから考えようと思っています。

このブログを書く様になってから情報を自分なりに分析する様になりました。
もちろん間違った分析かもしれません。
おかしいとのご指摘も何度か受けています。
ただコメントの削除はしていません。
私の考えが正解だとも思っていません。

正直なところ、それぞれの考え方を教えて欲しいと思っています。
だから教えて下さい。

今日は、どうでもいい話ですね。


コメント (13)
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チェックあり

2016-07-26 06:14:08 | 薬局
間違った解釈があった様なので削除します。

誤解を招いた人には深くお詫び申し上げます。

申し訳ございません。
コメント (7)
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だからどうする

2016-07-25 05:19:05 | 薬局
脅威を感じさせる。

先日のHSEセミナーではドラッグストアに詳しい講師からの話があった。
ドラッグストアと言うと“エブリデーロープライス”的なイメージがあるが、安さだけではないようだ。
もともとはアメリカのウォールグリーンを目指して日本に導入された。
その進化の過程において安さが目立ったが、本来はヘルスケアをコンセプトとしたコンビニエンス性が求められている。

現在、ドラッグストアでの処方せん扱い店舗数は15%前後である。
考えようによってはまだまだ伸ばせる領域である。
ここ数年は経済産業省がドラッグストアを後押しする形で「健康寿命延伸策」への実験が続けられている。
その結果、検査などを積極的に取り組むドラッグストアも出てきた。
さらに、最も重視しているのが処方せんの調剤ビジネスである。

処方せんの獲得は予防、健康、医療、介護のすべてに通じる。
要は、処方せんを持参してきてくれると何らかの買い物につながるって仕組みだ。
何と言ってもドラッグストアには生鮮3品以外はほぼそろっている。

さて、そのドラッグストアであるが、今回の「かかりつけ薬局」の推進から、以下のような取り組みが可能と考えられている。
・地域密着:住宅や職場に近い立地を活かす(郊外は駐車場があるから便利)
・調剤:基本的には処方せんを積極的に応需する(調剤技術料の加算が無くても十分利益がある)
・介護:意外に相談窓口がない(本来なら薬局がやらなきゃならない分野なのに…)
・在宅医療:薬剤師不足から対応は難しいが、訪問看護ステーションなどとの連携を模索(75歳以上の高齢者が増えるが、どこにいるのかが分かるだけでも価値創出につながる)
・健康測定:30歳代から60歳代くらいまでの主婦層で未検診者の囲い込みが可能になる(もっともヘビーな購買者)
・時間対応:深夜、24時間対応が可能(すでに24時間の処方せん応需も始まっている)
・健康相談:医療機関を受診するにはハードルが高い(落ち着いた相談スペース、プライバシー確保)
・機能性表示食品:どれが自分に合うのか選択に迷う(処方薬との飲み合わせもチェック)
・サプリメント:専門性を持ったアドバイス(種類が多く迷う)
・OTC:品揃えが多く選択しやすい(規制改革会議にて薬剤師不在時にも登録販売者がいると第2類、第3類一般用医薬品の販売が解禁近し)
などがある。
この他にもいろいろあるかもしれない。

調剤専門は国の施策が変わるともろい。
売上が調剤報酬に偏り過ぎている。
メニューが少な過ぎる。
大手調剤チェーンには多少の体力があり、調剤報酬が急激に引き下げになっても、それに耐えられない中小薬局の市場を吸収することによって持ちこたえられる。
中小薬局はもろにアゲンストを食らう可能性が高い。

だから・・・俺の話を聞け!





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欲求充満

2016-07-24 05:03:11 | 薬局
手が届く欲求とは…。

人の欲求は5段階に分類できるとマズローは言っている。
第1段目の欲求は「生理的欲求」と呼ばれ、生きていくうえで基本的、本能的な部分である。
例えば、食べる、飲む、寝る、排泄するなどである。
この欲求はどんな時に感じるかと言うと、震災などで上記が失われた時である。
確かに、必要である。
命に係わる大事な欲求である。

この「生理的欲求」が満たされると、危険を回避したいとか安心・安全な暮らしがしたい欲求が芽生えてくる。
これを「安全欲求」と呼んでいる。
1人でテント生活は怖い。
そこで不自由でも体育館の様な集団生活になっていく。
仕事も同じで、いつリストラに合うかドキドキする会社では安心感は生まれない。
取りあえず薬局は、よほど変な経営をしない限り倒産はしない。
ただし、これからは分からないと注釈をつけておこう。

「安全欲求」がある程度満たされると、次は仲間が欲しくなる。
人間は集団で生きている。
独りだと孤独感や社会的不安が生まれやすい。
これを「社会的欲求」(帰属欲求)と呼ぶ。
この欲求が満たされないと人は事件を起こす可能性が高い。
私はいつも言っているが人は人に生かされている。
大事にしなきゃ。

さらに他人から認められたい、尊敬されたいと言った欲求に発展する。
これが「尊厳欲求」(承認欲求)となる。
この認められたいと言う気持ちが上位にあるって事を認識して欲しい。
今までの欲求はモノやヒトが満たしてくれたが、ここからは自分の内面的な部分になる。
要は、“気持ちの問題”ってやつかもしれない。

会社や薬局の中でどれだけ周りを認めているだろうか。
ちょっとしたことでも褒めたり、声掛けしたりしているだろうか。
研修では、2人でペアーを組んで、1分間の雑談をしてもらう。
その雑談中に相手の良い部分を見つけてもらう。
次に、先攻を決めて相手の良いところを30秒間褒め殺してもらう。
「髪型が素敵」とか「服がお似合い」、「声がセクシー」、「あの時の対応は最高だったね」など何でもいい。
多少のお世辞も大丈夫。
それが終わったら後攻が今褒められた倍返しで30秒間褒める。
こんな単純なことであるが皆さん最高の笑顔でやってくれる。
ある中年をちょっとすぎたくらいの女性が「うそくさいけど嬉しい」との感想を言ってくれた。
褒められて怒る人はいない。
もっと会社や薬局内でもお互いがお互いに褒め合える環境があってもいいと思う。

で、第5段階の5番目は「自己実現欲求」である。
自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなどである。
この話はまた機会があった時に。

このブログを読んでいるあなた!
いい笑顔だね。

今朝は、HSEセミナーの終わった充実感に浸りながら、適度の疲労感を楽しんでいる。
今月も頑張ったねって!


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もうこんな時間だ

2016-07-23 05:58:12 | 薬局
あり得るかもしれない。

「薬局経営研究会」での話だが、昨年と比べて4~6月の処方枚数が減っている薬局が多い。
これはもちろん面で広がっている影響だと思われる。
特に、脅威なのはドラッグストアの”調剤ポイント”に引き寄せられる処方せんである。
日本薬剤師会では定時総会で常務理事が「療担規則上、(調剤ポイントの付与は)駄目ということになっている」と断言している。
さらに「日薬としても、指導しても改善しないということは守る気がないということなので、厳しい措置が必要と思っている」と覚悟を示していた。
でも、あれから(平成24年4月1日)認められていないはずだ。
4年以上も経って、やっと守る気がないと分かったようだ。
厳しい措置に期待したい。

話を戻そう。
処方枚数が減少している原因を調べるために、近隣の薬局及びドラッグストアの調剤技術料を調査した薬局がある。
調査の方法は不明であるが、自薬局の調剤基本料は41点+基準調剤加算(32点)+後発医薬品調剤体制加算1(18点)が加わり91点にもなった。
ところがちょっと大きめの薬局は43点(25+18)、ドラッグストアは38点(20+18)だそうだ。
これは明らかに患者負担に差が出てしまう。
良かれと思って算定した加算が患者減少を招いてしまった。
さらにドラッグストアでは”調剤ポイント“のおまけがついてくる。
売上は処方単価のアップによってある程度維持できているが、このままいくと患者離れが気になる。

これは処方せんの流れが大きく変化する予兆だ。
患者は何ごとも安きに流れる。
まして、急に高齢者であっても医療費の自己負担が増える議論も進んでいる。
選挙が終わると牙を抜き出すのが政治の世界だ。

ドラッグストアには売れる商品がある。
現に処方せんを扱っていないドラッグストアであっても売上が伸びている。
後は、お客が来てくれればいい。
そのお客を呼び寄せる撒き餌が処方せんになりはしないのか。
処方せんで儲けるのではなく物販で勝負する。
こんな強者がそろそろ登場する気配を感じる。
その時に、処方せん専門の薬局の運命は乏しい。
これは中小薬局だけではない。
大手門前薬局でも同じ傾向にある。
今こそ調剤専門から新しい業態の開発が望まれる。
ドラッグストアも大きな転換期を迎えている。
インバウンドの爆買い効果が薄れている。

次の戦略は“処方せんにあり”とは思わないか。

時代は常に動いている。

昨日からHSEセミナーが始まっている。
眠たい目をこすりながら2人の講演内容をまとめている。
9時から45分かけて昨日の解説がある。
ここだけでも価値がある。

などと余裕はない。






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