小さなお花のオブジェです。
ふいに、リビングを模様替えしたくなりました。
いつも直感的なひらめきからの、行動です。
ベランダにそった、窓側の一角をすべて模様替えしたいと思ったのです。
エレクトーンとピアノを、そろそろ処分したいと思ったのがきっかけです。
楽器の処分は、いちばんたいへんらしいと聞いたからです。
粗大ゴミでは出せませんので。
エレクトーンは、私が使っていたもので、それを使って娘が習い始め、ステップアップしたので彼女用に買い換えたものです。
ゴミにはだせないので、区役所で紹介していただき、専門の業者の方に有料で運んでいただきました。
「これ、いいエレクトーンですよね」
運び出しにきてくださった方が、しみじみおっしゃっていました。
まだまだ充分使えるエレクトーンで、チビちゃんたちが遊びにくると弾いていました。
運び出す瞬間、ちょっとだけ喪失感に襲われました。
ピアノは昔、私が使っていた、古い古いものです。でも業者さんは、「ピアノなら無料で引き取りますよ」と。
今回はエレクトーンだけでしたが、そのうち決心を固め、ピアノも処分しようと思っています。
業者さんは、さすがに目が早く「ウッドベースもありますね。チェロも。このあたりの楽器でしたら、ピアノといっしょに無料でひきとりますよ」と。
コントラバスは息子が、大学・院生時代に入っていたジャズ研で、サックスと一緒に弾いていたものです。
チェロは娘が、中・高時代、学校のオーケストラで弾いていたものです。
コントラバスはインテリアにしているので、いまのところ、捨てる気持ちはありませんが・・・。
それぞれ、どれも、思い出がつまっているものばかりです。
老前整理という名の断舎離は、それをいさぎよくやると、胸がひきさかれそうになります。
けれど前を向いて、より暮らしやすい空間を作るためには、仕方ありません。
エレクトーンのいなくなった、リビングのコーナーはがらんとして、足もとから町が見えます。
さてここを、どう模様替えしましょうか。