20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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断舎離

2015年10月17日 | Weblog

         

 小さなお花のオブジェです。

 

 ふいに、リビングを模様替えしたくなりました。

 いつも直感的なひらめきからの、行動です。

 ベランダにそった、窓側の一角をすべて模様替えしたいと思ったのです。

 エレクトーンとピアノを、そろそろ処分したいと思ったのがきっかけです。

 楽器の処分は、いちばんたいへんらしいと聞いたからです。

 粗大ゴミでは出せませんので。

 

 エレクトーンは、私が使っていたもので、それを使って娘が習い始め、ステップアップしたので彼女用に買い換えたものです。

 ゴミにはだせないので、区役所で紹介していただき、専門の業者の方に有料で運んでいただきました。

「これ、いいエレクトーンですよね」

 運び出しにきてくださった方が、しみじみおっしゃっていました。

 まだまだ充分使えるエレクトーンで、チビちゃんたちが遊びにくると弾いていました。

 運び出す瞬間、ちょっとだけ喪失感に襲われました。

 ピアノは昔、私が使っていた、古い古いものです。でも業者さんは、「ピアノなら無料で引き取りますよ」と。

 

 今回はエレクトーンだけでしたが、そのうち決心を固め、ピアノも処分しようと思っています。

 業者さんは、さすがに目が早く「ウッドベースもありますね。チェロも。このあたりの楽器でしたら、ピアノといっしょに無料でひきとりますよ」と。

 コントラバスは息子が、大学・院生時代に入っていたジャズ研で、サックスと一緒に弾いていたものです。

 チェロは娘が、中・高時代、学校のオーケストラで弾いていたものです。

 コントラバスはインテリアにしているので、いまのところ、捨てる気持ちはありませんが・・・。

 それぞれ、どれも、思い出がつまっているものばかりです。

 老前整理という名の断舎離は、それをいさぎよくやると、胸がひきさかれそうになります。

 けれど前を向いて、より暮らしやすい空間を作るためには、仕方ありません。

 

 エレクトーンのいなくなった、リビングのコーナーはがらんとして、足もとから町が見えます。

 さてここを、どう模様替えしましょうか。

コメント (2)
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