20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

ガラスの金魚

2018年07月31日 | Weblog

         

         

         

 デパートで見つけた、ガラスの金魚。

 

 金魚を描いた名作に、舟崎靖子さんの「にんじゃごっこ」(あかね書房)という作品があります。

 同じく、同時代の作品で「やい、トカゲ」(あかね書房)では、「絵本にほん賞」を受賞されました。

 この二つの、幼年向けの本からは、舟崎さんの文学的センスを感じました。

 彼女そのものが、小さな子どもの感性を抱いたまま大人になっていると思ってしまうような・・。

 そしてこうしたファンタジーで、心理描写を実に巧みに美しく膨らまし、読者の胸を揺さぶる・・・。

 今、こういう作家が、あまりいないような気がします。

 

 それほどまでに、この作品は、子どもの視点が、貫かれ、なおかつ、叙情性を感じるすばらしい作品でした。

 今時は、絵本にしても児童文学にしても、どんどん出版するために、忙しすぎて、思いつきで書いてまとまれば、それでよしとなっているものが多いように思います。

 作家の側でも、これだけ本が売れないと、どんどん書いて、次々出版していかないと、置いてきぼりになってしまうのではという不安感に陥るのかもしれません。

 

 昔は、今ほど出版のローテーションが早くなかったのかもしれません。

 もっとゆったりしていて、出版社も次々どんどん出版するのではなく、出た本をじっくり売ってくれる・・・。

 その昔の、リズムが、取り戻せないでしょうか?

 本が売れないという実情の中で、自転車操業になり、どんどん出すことで、本は書棚にもならない間に消えて行くという、悪循環となり、児童文学や絵本のレベルを低下させているように思ってしまうのですが・・・。

 自省を込めて、そんなことを考えています。

 

 でも最近は、舟崎さんのお名前を聞きません。

 どうしていらっしゃるのでしょうか?

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隅田川の花火

2018年07月30日 | Weblog

        

        

        

        

 雨で順延されていた、土曜日の隅田川の花火大会が、昨夜、日曜日に行われました。

 仕事部屋からパソコンに向かいながら、外を見ると、ヘリコプターが、何機も飛んでいます。

 でも7時になっても花火は始まりません。

 7時半くらいなって、やっと、ドカン、ドカンと・・・。

 

 10分ほど、花火に向かってカメラを向けましたが、腕が悪く、綺麗に写せません。

 ま、夏の風物詩ということで、雰囲気だけをお楽しみください。

 あとは、音だけを聞きながら、仕事をしていました。

 

 今夜は、仕事仲間の仲良し、女子2名と、男子1名での、久しぶりの飲み会です。

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型抜き

2018年07月29日 | Weblog

          

 お盆の頃、息子夫婦一家、娘夫婦一家がお泊まりにやってきます。

 その時、ご飯は、梅干しと、シャケのおにぎりにしておいたほうが、小さい子どもたちが、たくさん食べてくれることに、数年前、気づきました。

 毎年、ご飯が炊けると、息子の奥さんと、娘で、サランラップの上に炊きたてのご飯を乗せ、おにぎりを作ります。 

 それでも、炊きたてのご飯でおにぎりを作るのは、手が熱くなります。

 

 そこで見つけたのが、木でできた、おにぎりの型抜き。

 これで、少しはおにぎり作りが、楽になればいいのですが・・・。

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蒔絵ガラス

2018年07月28日 | Weblog

         

         

         

 蒔絵というのは、漆などに使われている手法です。

 金、銀、すずなどの金属粉や色粉を蒔いて、表面に付着させ固める技法のようです。


 それをガラスでやっています。

 近頃は、アーティストが実演しながら、売っています。

 綺麗だなと思いながら、ついうっとり・・・。


 いつもの夏休みですと、近くの小学校のプールからのざわめきが聞こえてきます。

 でも今年は、静かです。

 お買い物で歩いていても、子どもたちの姿をあまり見ることもありません。

 

 子どもたちは塾に、お稽古に・・・。

 親たちは仕事に忙しく・・・。

 私の子どもの頃は、夏休みはスイカのタネを飛ばしながら、スイカをかじったり、タオルケットをお腹の上だけにかけて、お昼寝したり・・・。

 今は、そんな輝かしい黄金の時間は、なくなっているのかもしれません。


 夏休みといえども、息子は、研究の仕事でイタリアに。

 娘の夫も、イギリスや、南アフリカや、世界中を仕事で飛び回り・・・。

 夫も、昔はそうでしたが。


 お買い物で歩いた公園の木々の下で、昨日は、やっと、蝉時雨を聴きました。

 でも台風が近づいています。

 皆様、お気をつけてください。

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スカイツリー

2018年07月27日 | Weblog

           

  昨夜のスカイツリーの、タイトアップです。

 

 五輪が、どうのより、ライトアップは、やはりきれいです。

 思わず見入ってしまいました。

 明日の土曜日は、隅田川の花火大会。

 でも台風の接近により、また中止でしょうか?

 

 数年前に、東京湾の花火がなくなったので、我が家のリビングから見える花火大会は、隅田川(「季節風」の生粋の浅草っ子(江戸っ子)の、Kさんは「大川」と言いますが)だけになりました。

 小股の切れ上がったいいオンナ風に、私も一度は「大川」なんて呼んでみたい(笑)。

 でも、ジムで鍛えても、ちっとも痩せない、代謝の悪いオンナには似合いません。

 

 ベッドルームに行くと、北東の方向に、江戸川の花火大会が見えますが・・・。

 もうしばらくしたら、夜になると、花火を打ち上げる音が、あちこちから聞こえてくる季節です。

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てぬぐい

2018年07月26日 | Weblog

          

 江戸てぬぐいです。

 ものすごく懐かしい模様の手ぬぐいです。

 江戸モダンな感じがしなくて、オーソドックスな手ぬぐいという感じです。

 

 祖母や母が、寝るときに着ていた浴衣の柄のような・・・。

 

 年取ってからは、母はネグリジェになりました。

 結婚して、帰省したある日、突然、それまで着物しか着ていなかった母が、夏になると洋服を着ていたり・・・。

 東京の夫の母は、初めて、挨拶に牛込の自宅に伺った日から、洋装でした。

 秩父の母は、ずっと着物にこだわり続け、ある夏、「アッパッパ」と呼ばれるワンピースを買ってきて、それをきたら、身のこなしの、なんて楽で、そして涼やかなことを、知ったのだと思います。

 その日がきっと、母にとっては、女性解放の日だったに違いありません。

 

 父はその時代にしては、リベラルな考え方をしていた人です。先日の、松本猛さんの講演会にも出ていた、丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」展を、秩父の産業会館へ持ってきて展示して、たくさんの人たちに足を運ばせた企画も、中心になってやったのは父でしたから。

 中学生だった私は、その「原爆の図」を見に行き、恐ろしくなって、動けなくなったことを今でも覚えています。

 

 でも、母が古い考えで、自らを縛り付けていたのだと思います。

 そう考えると、秩父の母が、日本的なるものと、合理的な西洋の暮らしを取り入れる、その端境期は、フェミニズムの歴史からみると、だいぶ遅いような気がします。

 

 そんな懐かしさのある、柄の手ぬぐいです。

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東京タワー

2018年07月25日 | Weblog

        

 昨夜の東京タワーです。

 オリンピックカラーとか。

 

 曇り空で、スカイツリーのてっぺんも、雲に隠れています。

 雨でも降って、燃えるように煮えたぎっている、この大地を、思い切り冷やして欲しいです。

 根っこが、カラカラのお野菜や果物たちを、生き返らせて欲しいです。

 

 昨晩は、2年後開幕ということで、メディアも、オリンピック、オリンピックと大騒ぎしています。

 でも、それにかかる費用がどんどん膨れ上がっていき、先日の大洪水や、まだまだ本当にお金をかけて欲しいところにお金は行っておらず、それなのに、オリンピック、オリンピック・・・。

 それに、この猛暑。

 地球全体の異常気象という状況の中、マラソンも、ゴルフも、いろんな競技の開始時間を早朝にしたりしているようですが、それで解決するのでしょうか?

 それより、スリム化するオリンピックと言いながら、どんどんビッグ化している、2020年。

 呆れ果てながらも、昨晩は、東京タワーの美しさに、思わず、写真を撮ってしまいました。

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みかん

2018年07月24日 | Weblog

        

 愛媛・宇和島の、美味しいみかんが、豪雨にやられて、みかん農家の人たちは大変です。

 ニュースで見ているだけで、胸が詰まりそうになります。

 

 写真は、デパートにあった、「ハウスみかん」。

 多分、豪雨の前に収穫したものでしょう。

 こんなきれいな、みかんを見ると、豪雨にしても、熱波にしても、世界的な異常気象に不安を抱きます。

 この暑さ。

 もう、辟易しています。

 

 仕事もあれもこれも・・・。

 いくつか、山積みになっています。

 もうじき、創作教室の原稿も届くでしょうから、それまでに、ひとつくらいは目処をつけておかなくてはと・・・。

 でも暑さで、エアコンをつけていても、すぐ根気がなくなり、困っています。

 土曜日の合評研で、大きな紙にという、すごいヒントをいただきました。

 直接、関係はありませんが、いろいろ溜まっている予定を、カレンダーに書いておくのではなく、大きな紙に、いつ頃までに、何を仕上げるという目標を書いて、パソコンの横に貼っておいたら、仕事の目安がつけられて、精神的に楽になるかもしれません。

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スイカ

2018年07月23日 | Weblog

           

           

           

 一口に、スイカといっても、デパートを歩いてると、いろんな種類のものがあります。

 写真は、昨日、三越本店のデパ地下を歩いていて見つけた、3種のスイカです。


 夫がアメリカに赴任していた時、スーパーで買ってきたのは、ラグビーボールのような形のスイカ。

 いつも丸々一個買ってきますが、冷蔵庫も食洗機も、日本のものより、ビッグサイズ。

 何を詰め込んでも、いつもガラガラです。

 そのスイカ。

 日本のスイカのような、繊細な甘さはありませんでした。


 この暑さです。

 私が毎日、食べているのは、極めて平凡なスイカ。

 冷蔵庫に冷やしておいて、皮を切って、適当な大きさに切り分け、フォークで食べます。

 そこに、お気に入りの、南フランスの「カマルグの塩」を、パラパラと。


 本当に美味しいです。

 生きた心地がします。


 一昨日、合評研が終わって、タクシーを分乗して「代々木」駅に出て、十数人で9時過ぎまで、お茶やお酒を飲みながら、おしゃべりして帰りました。

 その時の話題の一つ。

「セミが、鳴いているか」

「すごく、鳴いている」

「うるさいくらい」

 でも、我が家のあたりでは、まだセミが鳴いていません。

 この暑さで、蜂の巣も干からびてしまって、女王蜂もどこかへ逃げてしまったとか。

 うちのあたりのセミは、どうしているのでしょう?


 スイカを食べるたびに、セミは、どうしたのかしら?と、想います。

 セミの鳴き声を聞かぬまに、秋の虫の音、なんてことになりませんよう・・・。

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浴衣

2018年07月22日 | Weblog

           

           

 夏に、一度は着たくなる、浴衣。

 その浴衣のデモンストレーションです。

 

 この渋さ。

 銀座三越の美意識です。

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