20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

湯島天神

2010年01月31日 | Weblog
 以前、作家の友人Kさんに教えていただいた湯島天神の鷽替え神事に、今年は行きそびれてしまいました。
 1月25日から授与がはじまったらしいですが、なくなり次第終了ということでしたので、きっともう終了しているでしょう。
 
 上野の広小路から春日通りを歩き、左手に見えてくる急な階段をのぼると、「湯島の白梅」で有名な湯島天神です。
 境内はとても狭いのですが、どことなく風情のある神社です。

 春を感じる季節になると、なぜかいつも、上野公園を中心にした、あのあたりを歩いてみたくなります。
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サリンジャー死す。

2010年01月30日 | Weblog
 アメリカ現代文学の旗手、サリンジャーが亡くなりました。
 91歳だったそうです。
 サリンジャーが作品を書かなくなって久しい時間が経ちました。
 ですからサリンジャーはもうとっくにこの世にいないものかと思っていました。
 70年代、どれほどサリンジャーを読んだことでしょう。
 どれほどサリンジャーから学んだことでしょう。
 いずれの作品からも強い影響を受けましたが、野崎孝訳の『ライ麦畑で捉まえて』(白水社)は、その内容と文体のカッコよさ、新しさにシビれたものです。
 数年前、村上春樹が『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)として翻訳し直しましたが、まさにデビュー当時の春樹自身、サリンジャー文学に影響をうけた作家という印象を持っています。
 また『倒錯の森』(荒地出版社)に収録されている「ブルーメロディー」はいまでも好きです。
 いつの日か、あんなキュートでチャーミングな少女を書いてみたいものだと、ずっと思い続けてきました。

 今日は午後から年に一度の児童文学者協会の各部・各委員会の部員・委員の方々にお集まりいただき、合同ミーティングが行われます。
 今年は参加者が例年より少なそうです。

 昨日の夕方、久しぶりに夫が帰宅しました。
 今月はもう帰れないと言っていたのですが、東京に用事が出来たため帰ってきたのです。
 昨晩は久しぶりに、のんびりとお夕食の時間を過ごしました。
 でも今日は私がお出かけ。
 そして明日の夕方にはもう早めのお夕食をすませ、単身赴任先に戻ります。
 慌ただしい土・日になりそうです。
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フレグランス

2010年01月29日 | Weblog
 フレグランスといえば、40代のころはずっと「シャネルのココか№19」あるいは「グッチのラッシュ」などを交互に愛用していました。
 しかし年齢を重ねるごとに,シャネルやグッチの重たさについていけず、若い人向けブランドの軽さと甘さを追求するようになっていました。
 
 つい先日までは、三越本店の「WAKABA」などで、若い人に一番人気の「フェラガモのインカントチャーム」や、極めてポピュラーな香り「サンローランのベビードール」などを使っていました。
 ただそれらは、シャネルやグッチが下着にまで香りが残っているのと違い、すぐに飛んでしまうのです。
 ですからお出かけするときは,アトマイザーに入れ替えて持ち歩かなくてはいけません。
 かといって、洗面所でそれをつけるということはほとんどありません。フレグランスの香りを身につけるのは、お出かけする瞬間だけ。

 そんなわけで、軽くて甘くて、なおかつ香りの持続するフレグランスを探していました。
 ニューヨークに「クリーン」というハリウッドセレブ御用達の人気ブランドのフレグランスがあります。
 こちらのフレグランスも、「WAKABA」などでは一時、ひと月待ちと言われるくらい人気がありました。
 いまでもプランタン銀座のフレグランス売り場では一押しの香水です。
 たしかに清潔感溢れる、「クリーン」のフレグランスは、まぶしいくらいきらきらした若い方にはぴったりな香りです。
 でも私くらいの年齢になると、ちょっと物足りない感じが・・・。

 そして見つけたのが,同じくニューヨークブランドの、
「マークジェイコブスの、デイジー」です。
 香りがさわやかで、すごくステキです。
 念願の香りの持続性もクリアしています。
 すてきな香りを見つけだし、気分は春。
 好きな香りを身にまとうというのは、オンナにとってささやかな喜びの瞬間なのかもしれません。
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料理人揃い

2010年01月28日 | Weblog
 過日、こちらのblogで「夏みかんかしら?」とご紹介した写真。
 やはり夏みかんでした。

 暮れに仕事仲間の水質調査隊で忘年会をやったとき、檸檬のかわりに出て来たのが、この夏みかんだったのです。
「檸檬より酸味がマイルドで、お料理に合うと思ったので,家の庭から取ってきました」と、料理人のC社の元編集長Oさん。
 久しぶりに夏みかんの木のある道を通りかかり、ふとその言葉を思い出しました。

 そのお店というのは、C社の元編集長Oさんが、ひとりで腕をふるっているこぢんまりとした、大塚にある割烹料理のお店です。
 彼は編集者をおやめになって、料理人になられたのです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、Oさんが作ってくださったお料理はどれもとてもおいしく、玄人はだしです。
 いえ、もう玄人です。
 在職中からお料理を作るのがお好きで、それがそのまま、お仕事になってしまったそうです。
 時折ビールを口に含ませながら、ご自分で書かれたお品書きのお料理を、手際よく作って並べてくださる様子は、見事としか言い様がありません。

 同席していたお仲間、I書店のT編集長も「いま、手作りの味噌を作ってるんだよ」と、蕎麦打ちからお味噌作りまで、玄人はだしの腕前をしていらっしゃいます。
 同じくF書店の元編集部長のYさんもお料理上手。何度かご馳走になりましたが、手際よくオリジナルなとってもおいしいお料理をぱっぱと作ってくださいます。
 画家のNさんもお料理上手。お正月の黒豆の、豆への熱いこだわりなどを聞いていると唸ってしまいそうです。
 私のまわりには、そんな男性料理人が揃っています。(コメント欄でお馴染みの、のりおさんも餃子がプロ級の腕前でした)
 
 そして皆さん、お料理の微細にこだわる、念の入れよう。
 オトコの料理といいますが、彼らのお料理は一様にダイナミックで、それでいて繊細です。
(Oさんの焼き野菜の黒酢あんかけ、真似したいくらいすごくおいしかったです!)
 日常、お料理作りの延長線上にいるオンナたちの料理はまずは堅実性です。しかしオトコのお料理にはどことなくロマンがあります。
 それは、非日常から生まれる想像力だからなのかも知れません。
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『飛ぶ教室』2010冬20号(光村図書)

2010年01月27日 | Weblog
『飛ぶ教室』の冬号が発売されました。
 今回のメインは「荒井良二 ぼくの絵本とその未来」
 荒井良二さんの2110年4月はじまりのカレンダーも附録についています。

 荒井良二さんの色彩豊かでやわらかな絵は、実は「子どもの本・九条の会」の「メッセージ集2」の表紙もかざってくださっております。
 ちなみに、その「メッセージ集2」には、私のメッセージも顔写真入りで載せていただいております。
 ここには、あまんきみこさんなど、あわせて34名の方々の写真入りメッセージや、画家の方々の代表作のキャラクターのイラストが載せられています。
 また、これまでの「子どもの本・九条の会」のメッセージ集についてご紹介すると、「はじめに」として代表団の皆さん(小宮山量平、太田大八、神沢利子、松谷みよ子、松居直、古田足日、鳥越信、猪熊葉子、小澤俊夫、広瀬恒子、田畑精一、丘修三)のメッセージが顔写真入りで載っております。
 この「はじめに」のメッセージ集の表紙は、九条の会に賛同していらっしゃる長谷川義史さん、とよたかずひこさんなどなど、た~くさんの人気画家の皆さんのお馴染みキャラクターのイラスト満載です。
 また「メッセージ集1」の表紙は、村上康成さんのくっきりした色彩のスタイリッシュな絵で、作家の後藤竜二さんや岡田淳さんなど34名方々のメッセージが顔写真入り、あるいは画家の方たちのイラストが載せられています。
 とってもきれいで、宝物にして飾っておきたいような贅沢でステキなメッセージ集です。
 ご希望の方は当方までお申し出ください。
 
 この「子どもの本・九条の会」は、作家、画家、読書運動家、編集者の皆さんで憲法九条を守ろうと取り組んでいる会です。
 どこかの場所に事務局がおかれているわけではなく、個人の皆さんがこのメッセージ集も、それぞれのご自宅に保管してくださったりしています。
 とにかく手弁当で集まってやっております。
 賛同者は、1月1日現在で、914人。子どもの本の世界の、たくさんの方々の賛同が寄せられております。
(2月21日(日)に、早乙女勝元さんをお招きしての学習会があります。また後日こちらで)

 さてさて、荒井良二さんからお話が逸れてしまいました。
『飛ぶ教室』に戻ります。
 この冬号に、私は書評を書かせていただいております。
 絵本の書評は及川賢治さん、YAは金原瑞人さん、大人の本は穂村弘さん、児童書は私、加藤が担当させていただいております。
 フツーの書評誌には紹介されていないようなご本を、それぞれの方が取り上げていらっしゃいます。
 私も書評でご紹介されているご本を読みたくなりました。

 書店でご覧になりました、ぜひお読みになってください。
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ヒメツバキ

2010年01月26日 | Weblog
 写真はお隣の公園の、蕾をつけたヒメツバキ。
 昨日は、936人もの方にこのbogをご覧いただいておりました。
 通常は650人~800人のあたりを行ったり来たりしているのですが。
 なにか,皆さまのツボに反応するキーワードでもあったのでしょうか?
 
 さて、今夜は、長年親しくしていただいている児文芸のO元理事長や皆さんと、K社のHさん、児文協のAさんと私の毎年恒例の新年会です。
 今夜の新年会は銀座のとってもすてきなお店。
 児文芸のMさんが予約を入れてくださいました。
 
 新年会では毎年、お食事が一段落した時間にお遊びがあります。
 お遊びといっても、作家と編集者の集まりなので「言葉」や「文章」に関連するものです。
 アイディアウーマンのMさんが毎年、「なるほど!」と唸ってしまうような楽しい言葉遊びを考えて下さいます。
 たまには児文協で企画をたてなくちゃ、なんていいつつ結局、今年もMさん頼り。
 そんなわけで、新年会が始まる前にMさんとAさんと私の3人で、ホテル西洋銀座のラウンジで打ち合わせです。
 
 さらにその前に待ち合わせをしているAさんと私は、銀ブラ。
 ハイヒールをこつこつならし帰宅を急いでいる人たちを尻目に、これから夜の銀座のど真ん中で遊ぶ私たちは、きっと余裕の表情。
 こんなのんびりした銀ブラも、たまには楽しいものです。
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日だまりに

2010年01月25日 | Weblog
 道ばたの日だまりに、ローズマリーが咲いていました。
 ゆびさきで葉っぱをつまんで鼻先で嗅ぐと、ほんのりハーブの香りがします。

 鶏のもも肉をちょっとだけ日向に干して岩塩をふり,その上にこのローズマリーをのせて、たわしでごしごし洗ったうすい皮つきの新じゃがや、ガーリックを一緒にオーブンで焼くと、とってもおいしいです。ただそれだけの簡単なお料理なのですが。
 
 さわやかな香りに誘われ、日だまりをうろうろ・・・。
 まだまだ風は冷たいですが、こうして日だまりにいると、少しだけ春を感じます。
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『園芸少年』(魚住直子・講談社)

2010年01月24日 | Weblog
 先日の「Beー子どもと本」研究会のとき、作家のAさんから突然「カトーさん、『園芸少年』どう読みました?」と、感想を振られました。
 雑談のなかでの話ですが。
『反撃』(草野たき・講談社)と『園芸少年』(魚住直子・講談社)をたて続けに読んでいた私は、すっかり『反撃』の草野たきの、問題をつかみ出す切り口の鋭さにやられていたようで、『園芸少年』については読み飛ばしていたことに気づき、あらためて読み直してみました。
「園芸部」なんて、また流行の部活もの?という先入観があったからかも知れません。
 
 けれど『フラワー オブ ライフ』(よしながふみ・白泉社文庫)とセットで読んで考えていたら突然、わかったのです。
「そうだ!そういうことだったのか!」と。
 この『園芸少年』の印象の薄さ、いえ、ひりひり感のなさというのは、もしかしたらすごく新しいのかも、と。
 いまの時代の関係性を作り上げるための方法のひとつだったのかもしれないと。
 ここ数年、魚住直子もそうですが、YAというと、まずは日常ありえないような設定を作り、さまざまな手法を駆使し思春期のひりひりした感情や自分で処理しずらい持てあました自我を、危うさを秘めて描いてきたという印象があります。
(それくらいたいへんなところに思春期の少年や少女たちはいるから、共感されて読まれてきたわけですが)

 まずは『フラワー オブ ライフ』を読みながら、その感覚にストップをかけられた気がしたのです。
 フツーなのです。
 このフツーさと同じ感覚を抱かしてくれるのが『園芸少年』です。
『園芸少年』はYAっぽい自意識をセンシティブに語るのではなく、どうコミットするか、その関係性をつきぬけ、フツーの少年たちを描いています。
 段ボールを背負って、みんなの前に絶対顔を見せない「箱男」は、かつて安部公房が描いた『箱男』の重たさやシュールさなど微塵もありません。
(段ボールに生息するための、彼の事情というのは書かれていますが)
 なにしろ、実は彼は「ドラえもん」の出木杉くんのように、くっきりした顔立ちの、いわば出来すぎた顔をみんなにかまわれ、それから段ボールの箱にこもるようになったというのです。
 どうです、見事なコミックでしょ。
 その切実さに、笑えました。
 そういったコミックのようにデフォルメしたキャラクターたちは、園芸を通してゆるやかに日常をつながりあって生きていきます。
 そのなにげない、けれど豊かで、笑える関係性。
 魚住直子、YAの縛りから一歩、抜け出したなと思いました。

 ひりひりぎりぎりして身動きできなくなってしまった思春期の感情をふっとばした、その先でのゆるやかなつながり合い。
 こうしたゆるやかなつながりは、永久性はないこともわかっています。彼ら自らが。
 先日、ご紹介した宇野常寛の言葉を借りるなら、
「「終わり」を,見つめながら一瞬のつながりの中に超越性を見いだし、複数の物語を移動する。次の時代を担う想像力は、たぶんここからはじまっていくのだろう」
 と、いうあたりでしょうか。
 
 そのための、ゆるやかなつながり。
 そういった意味で『反撃』と比べ、『園芸少年』は、これからのYAへのひとつの大きな試みを示した新しい作品だと思いました。

 こんな感想です。
 Aさん、いかがでしょうか?
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冬の京都

2010年01月23日 | Weblog
 行きそびれてしまいました。
 冬の京都。
 夫の単身赴任先にも。(昨日のコメントに書きましたが)

 この冬、キャンペーンをしている「非公開文化財特別公開」の「金戒光明寺」「知恩院三門」、禅寺の「建仁寺」そのあたりを見たいと思っていたのですが。
 そして友人ご推薦の、祇園の「阪川」、あるいは先斗町の「余志屋」あたりでおばんざいをと・・・。
 いずれも予約を入れておかなくてよかったです。
 こんなことになるのなら。
 
 桂離宮にも、ぜひ行って見たいと思っているのですが、あちらは三ヶ月前から予約をいれなければだめみたいです。
 書院造りと庭園を見に、冬の京都へ、いつか必ず・・・。
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2010年01月22日 | Weblog
 木蓮の白い蕾が、ふっくらと芽吹いています。 

 今日はこれから新幹線に乗って、夫の単身赴任先に行きます。
 どうやらメインの食料が底をついてきたようです。
 キャリーバックに冷凍した食材をいろいろ詰め込み、いつものように日本橋から新幹線乗り場までを歩きます。
 この道。
 やっと慣れましたが、大丸デパートのデパ地下。いえ東京駅のエキナカ。不慣れで迷子になりそうで不安で、あちこち動け回れません。
 こういう冒険心のないところが、行動範囲を狭めてしまう、コンサバティブな習性を作り上げているのだということを、自分自身よ~くわかっているつもりです。
 でもいつまでたっても、方向音痴の自分を信じられないのです。

 明日は日帰りで、冬の京都をたずねる予定でしたが、夫に緊急の会議が入ってしまったようです。
 いま電話がありました。
 友人たちに、「土曜日は日帰りだけど、京都に行くのよ、行くのよぉ!」
 と、言いふらしてしまいましたが、どうやら行けるかどうか微妙です。
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