20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

水温む

2012年02月29日 | Weblog
          
 
 ことのほか厳しかった冬も、そろそろおわりが近づいています。
 土の下から芽吹いてきたみどりや、ゆったりと流れる水の流れ。
 春の息吹きを感じます。

 写真は、菖蒲の花の咲き乱れる公園の一角です。
 土の下から、菖蒲のみどりの芽がのぞいています。
 そのまわりを取り囲むように流れている水路の水も、こころなしか温んでいるように見えた数日前・・・。

 寒かった2月も今日でおしまいと、2月を締めくくりたかったのに、なんと今日は雪!
 どこまでも頑固な冬の踏ん張りに悩まされる、二月尽です。
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梅、ほころぶ

2012年02月28日 | Weblog
             
 
 公園の日だまりにある紅梅の花が、ほころんでいました。
 花の香りも、かすかに漂ってきます。

 いつもは確定申告にいくとその足で寄り道をして、亀戸天満宮の梅を観てくるのが毎年のお楽しみでしたが、今年はあいにく、忙しくてその余裕がありませんでした。

 それにしても道すがら、こんな梅の花を見ると、もう春・・・。
 その言葉をつぶやくだけで、胸がほっこりふくらんできます。
 そんなことを思うほど、この冬は寒かったです。
 
 青い空の下で、おもいっきり蕾をほころばせた梅。
 春を待ち焦がれる気持ちが募ります。
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子どもの本の画家たち展

2012年02月27日 | Weblog
            
            

 日本児童美術出版連盟、通称「童美連」(子どもの本などを書いていらっしゃる画家の皆さんの職能団体)の画家たち・182人によるチャリティー展示会のお知らせです。
 3,11の大震災1年目に向けて,童美連の皆さんが東日本復興支援チャリティー展覧会を行ないます。

 場所は日本橋の「丸善」3階ギャラリー
 日時は3月8日~14日まで。

 仲よしの画家・Mさんが責任者であれこれ動き回って企画した展示会です。
 日本児童文学者協会も後援に入らせていただいております。

 こうした画家たち総勢182人もの展示会というのは、滅多にありません。
 3月11日には、恐竜の「黒川みつひろさん」、ネコのダヤンの「池田あきこさん」、『あらしの夜に』の「きむらゆういちさん」ほか、「福田岩緒さん」「いわむらかずおさん」「西巻茅子さん」など人気画家の皆さんのサイン会などのイベントも企画されているそうです。
 ぜひ皆さま、足をお運びください。
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アップルシナモンジャム

2012年02月26日 | Weblog
            
 
 成城石井でお買い物をしていたら、珍しいジャムが・・・。
 アップルシナモンジャム、というネーミングで、なかにレーズンまで入っているそうです。
 そばには、お店のひとが書き添えたポップが。
「店員一押しのジャムです。まるでアップルパイを食べているようです」

 私は自分で作るアップルパイには,レーズンは入れません。
 でも、大のアップルパイ好き。
 そんなことが書かれてあって、買わないわけにはいきません。

 帰宅して、トーストした全粒粉のパンにつけて食べたら、ほんと、アップルパイみたい。
 小さなサイコロ型の林檎と、やわらかいレーズン。シナモンの香りもぷーんとします。

 これ、近頃では一押しのジャムかもしれません。
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菜の花

2012年02月25日 | Weblog
          
 
 スーパーに、春の香り・菜の花がお目見えしています。
 ほろ苦い、菜の花のお浸し。
 菜の花とあさりのガーリック炒めの酒蒸し。

 春らしいお料理を想像しながら,カゴの中へ。
 それにしても、三寒四温とはよく言ったものです。
 ここ数日の気温は、まさしく、そんな感じです。
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賞選考の季節

2012年02月24日 | Weblog
         
 
 今年もそんな季節になりました。
 先日、昨年出版された本が,段ボール箱いっぱい届きました。
 一瞬、気が遠くなりそうになりました。

 でも、選考はまだスタートしたばかり。
 この段ボールいっぱいの本を手始めに読んで、それからさらにいくつもの段ボールいっぱいの本が送られてきます。
 出版不況とはいえ、変わらずすごい数の本が昨年も出版されていることに驚きます。
 児童文庫シリーズもいれると、300点以上。
 でもハード本で見ると、やはり出版点数は落ちているような印象はありますが。

 これから4月末くらいに向け、昨年出版された本の中からベスト1の日本児童文学者協会・協会賞。そして新人ベスト1の新人賞を選んでいきます。
(写真は、昨年度の日本児童文学者協会賞受賞作『皿と紙ひこうき』〔石井睦美・講談社)
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小林豊展

2012年02月23日 | Weblog
              
 
 北緯36°線の風景と題して、2月28日(火)~3月6日(火)まで、上野の森美術館で、友人の画家、小林豊さんの展覧会が開かれます。

 3月1日に作家や編集者の皆さんで上野の森に集合しようというお話になりましたが、なかなか皆さんの予定が揃わず、結局集まれる人たちだけで集まろうと言うことに・・・。
 あいにく私も予定が入っていて、その日は行けません。
 そんなわけで会期中に時間をみて、ひとりで伺うつもりです。
 
 アジア大陸の奥へ。そして砂漠を越え、紛争の続く村をぬけ再び海へ・・・。
 日本画と絵本の原画。そのふたつの小林豊ワールドが展開されています。
 上野にお越しの際は、ぜひ足をお運びください。
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ツグミたちのいる木

2012年02月22日 | Weblog
           
 
 この木の実。
 なんでしょう。

 見上げたら、この木にたくさんのツグミたちが・・・。
 足もとには、黄色い木の実がたくさん落ちています。
 逆光で見たら、まるで影絵のようでとてもきれいでした。

 こうして逆光で見ると冬の光景のようですが、あたりには春の日ざしがあたたかくそそがれ、ツグミたちも、梢をいったりきたり。
 春のよろこびを感じられるような瞬間でした。
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カワセミ

2012年02月21日 | Weblog
             
 
 カワセミが、また公園のいつもの場所にやってきています。
 お買い物の途中、発見。
 日だまりの細い小枝に、とまっています。

 それを眺める小径には北風がふいているのに、そこだけは枯れ草にやわらかな日差しが注ぎ、あたたかそうな日だまりになっています。
 カワセミは、しばしそこで、動かずじっと・・・。
 かと、思ったら、目の前の池に餌を求めて飛び込みます。
 そしてまた、日だまりの小枝に・・・。

 そんなのんびりした、カワセミ時間にあわせて、時を忘れているわけにはいきません。
 あわてて、日の暮れる前にと動き出した私です。
 でもなにも考えず、食べたいときに食べ、眠いときに眠る。日だまりの小枝で。
 そんなカワセミが、ちょっとうらやましくもなりました。

 人間って、いつもなにかに忙しく追われているのですから。
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新刊3冊ご紹介

2012年02月20日 | Weblog
 友人の皆さんの新刊を3冊ご紹介いたします。
 他にもあと2冊ご恵贈いただいているご本があるのでご一緒にと思っていたのですが、あれこれと忙しく、なかなか拝読できません。
 そんなわけで、今回は3冊だけご紹介。

              

『ひっこしはバスにのって』(季巳明代・銀の鈴社)
 お母さんとお引っ越しのためバスに乗っているシーンから,お話ははじまります。
 「ミミ」は、山を切り崩しニュータウンになる、いままで暮らしていた町を離れ、遠い山奥の村へとお引っ越ししていくのです。なのはなばたけ。やまのみち。むらさきのすみれ。たんぽぽ。
 それらを描写しながら「ミミ」の思いを描く、季巳さんのやわらかく、あたたかな文章に、くぼたまなぶさんの絵が丁寧に寄り添い、雰囲気のある世界を描き出しています。
 バスに大きな荷物を持った女の人が乗り込んでくるあたりから、なぜ「ミミ」親子が山奥へ引っ越していくのか。スリリングな展開になっていきます。
 こういう、どんでん返しの面白さを見事につかまえるところが、季巳明代さんの真骨頂です。

 また、この絵本の原画展が、2月25日(土)~3月11日(日)まで「銀の鈴社」のギャラリーで行われます。
(鎌倉市雪ノ下3-8-33 TEL0467-61-1930)お近くの方は、ぜひ足をお運び下さい。


              

『青銅の洗面器』(小林雅子・こども四季の森)
 詩人・小林雅子さんの第一詩集です。ここには41編の詩がおさめられています。
 小林雅子さんの詩を、こんなまとめて読ませていただいたのは、はじめてです。
 少女の清冽さ。そして第二章「ゆめ」に綴られる,長い時間の流れへの憧憬の思い。
 それらが物語性を帯びて、瑞々しく鮮やかに描かれています。
 一編だけご紹介を。

 「空」
 ずっと昔
 こんな とびきり青い空の下
 何かしようとしていた
 何かを叫んでいた
 
 私がいた  私がいた

 もう一度だけ
 呼びもどしてみたい

 私がいた  私がいた

 このご本は、今年の詩の文学賞で評判になること間違いなしです。


             

『雪ぼんぼりのかくれ道』(巣山ひろみ・国土社)

 巣山ひろみさんのデビュー作です。
 巣山さんは、「ゆきのまち幻想文学書」で入選を重ね、研鑽を積んで来られた方です。
 この作品でも、そういった雪のなかの幻想的なシーンがとてもうつくしく描写されています。

 また日本古来の神楽の「歌詞」などから、雪の匂い、土地の匂いを感じさせる、土着的ファンタジーを描いています。
 舞台は雪深い「奥野郷」の温泉宿。
 そこに、主人公の「果奈」のおばあちゃんの「ボケ」の問題、それをめぐる両親のけんか、など現代的な問題を絡ませています。
 「かくれ道」に迷い込み、そこから「今」に戻ってくるには・・・。
 さまざまな仕掛けが、日本的な叙情性にのせられ展開していきます。
 
 皆さま、ぜひこの3冊、お読みになってください。
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