20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

Beの合宿

2019年08月30日 | Weblog

               

 今日は仲間内の読書会「Be」でやっている、年に一度の、一泊の創作合宿です。

 ここ数年は、場所は三浦海岸。

 私は日本橋から都営浅草線で、朝10時台の「三崎口」行きに乗れば、乗り換えなしで、そのまま待ち合わせの「三浦海岸駅」まで連れて行ってもらえて、迷うこともなく、とても便利です。

 お昼用の、おにぎりを作って、フルーツをタッパーに入れて・・・。

 

 写真はネットからお借りした、城ヶ島。

 白秋の歌にあります。

「雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利休鼠の雨が・・・・」

 利休鼠。

 子どもの頃はわかりませんでしたが、その言葉と、城ヶ島のなんとも言えない叙情性が重なり、すごい言葉だと思いました。

 

 毎年、合宿で行っていますが、まだ城ヶ島まで足を伸ばしたことはありません。

 以前、水質調査隊で行ったことはありますが。

 

 でも合宿で泊まる、ホテルから見える風景と似ています。

 今年もたくさんの、原稿が集まっています。

 ここからまた、出版につながっていく作品が出てくるのでしょう。

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荻野吟子

2019年08月29日 | Weblog

                 

 日本で初めての女医、「荻野吟子」の映画が始まります。

 荻野吟子は、若村麻由美が、そしてその夫の志方は、山本耕史が演じます。

 

 現代プロダクションという映画会社の、山田火砂子監督が作られた映画です。

 

 山田監督からは、2年以上前にお電話をいただき、「荻野吟子の映画を作りたい」というお話になり、その後、現代プロダクションの作られた「小林多喜二」など、映画のCDなどをたくさん送っていただきました。

 ご主人の監督亡き後、奥さんの火砂子さんが監督を引き継いでいるそうです。

 でも火砂子さんも、ご高齢。

 お体に鞭打ち、問題意識に突き動かされて、映画を作っていらっしゃるそうです。

 

 東京では9月7日に中野の、ZEROホールで行うそうです。

 上映スケジュールについては、こちらをコピペしてご覧ください。

 http://www.gendaipro.jp/ginko/#schedule

 

 私が書いた「荻野吟子」(あかね書房)も、おかげさまで順調に版を重ねています。

                  

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夏の日暮れ

2019年08月28日 | Weblog

             

             

 8月も、すでに9月へのカウントダウン状態です。

 朝夕は、すっかり秋なのに、日中は、まだ暑いです。

 日が落ちると消しますが、それまではエアコンをつけないと、生活できません。

 ウイークデイは、たまに、近所にお買い物に行くくらいで、あとは、合宿の原稿読みの日々です。

 

 みんな、よく書くなあ・・・。すごいなあ。

 作品を書く、書き手も格闘ですが、読み手も格闘です。

 

 そうしては気がつくと、夏の日が落ちかけていて、夕焼け。

 あわててキッチンに駆け込み、お夕食の支度にはいります。

 日暮れも、少しづつ早くなってきたようです。

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リュージュ

2019年08月27日 | Weblog

               

 格式の高い、オルゴールです。

 

 こんな立派なオルゴールではありませんが、私も、子どもの頃、オルゴールを大切に持っていました。

 曲は定番の「エリーゼのために」。

 昔、ピアノを習っていたので、エリーゼのために、は、ピアノ曲の定番中の定番でした。

 

 20年以上前に『ベートーベン』(ポプラ社)の伝記を書いた時、『音楽家の恋文』(クルト・バーレン著・池井紀訳・西村書店)を読んでいて、ベートーベンの「テレーゼ」へ向ける熱い想い、彼の、女性へのコンプレックスの深さを知りました。

 この「テレーゼ」への想いこそ、「エリーゼのために」です。

 その恋のあれこれも、書いた記憶があります。

 

 また、民衆の味方だと思っていたナポレオンへの尊敬の気持ちから「交響曲第3番 英雄」を作曲しました。

 けれど、皇帝になったナポレオンへの失望。そのベートーベンの正義感が、中盤のクライマックスです。

 そして死んでしまった弟の奥さんとの確執。その子どもを息子として迎えるのですが、その彼との思いの通じなさ。

 耳が聞こえなくなって行く中で生み出した、未曾有の名曲の数々。孤独な死。それがラストに向けてのクライマックスです。

 

 書きながら、あらゆる資料を図書館から取り寄せ、読みましたが、「偏屈で変人」と言われていたベートーベンですが、私は彼のそのまっすぐさ、正義感にとても惹かれました。

 ベートーベンの曲は、PCのiTunesに入れていて、いつも仕事をしながら聴いています。

 

 この『ベートーベン』と同じ時期に書いた、『アンネ・フランク』。

 2冊とも文庫本にもなりましたが、文庫とハード本、共に今でも、毎年、版を重ね続けています。

 20年以上、ずっと売れ続けている、ロングセラーです。

 

          

         

         

       

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地元の夏祭り

2019年08月26日 | Weblog

            

 昨日は朝から、小さな音で、お祭りのお囃子の音が聞こえてきました。

 お囃子の音って、なんであんなに郷愁があるのでしょう。

 風に乗ってくる、音を聞きながら、朝の支度を・・・。

 

 外に出たら、一転、町はお祭り。

 近所の鎮守様のお祭りのようです。

 お水、配布係のおばさまたちが、日焼けしたたくましい素肌に近い格好で、お神輿を担ぐために、そこに向かって歩いている若者たちに、「若いって、いいわね〜」と、ため息まじりに。

 通りすがりに、思わず、笑ってしまいました。

 つられて、おばさまたちも、大笑い。

 お祭りが、この後、どうなっていくのか、まったく知りません。

 

 お出かけから帰ってきたら、町はまた、いつもの静けさでした。

 ファンタジーのような、不思議な時間でした。

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ブーランジェ

2019年08月25日 | Weblog

             

             

 フランス語で、パン職人という意味のパン屋さん。

 ここでのランチは、昔はいろいろお料理も出ましたが、今は、パンと飲み物だけ。

 

 それでも夫は、時々、ここで「パンのランチにしよう」と。

 昨日はここでフランスのパンらしい、繊細で美味しいパンとアイスティでランチにしました。

 夫はコーヒーでしたが。

 

 娘夫婦の息子が言うように、行動範囲が狭いので、食べるお店がかぎられ、そのうち飽きてきます。

 そうすると、パンに。

 私はパンくらいの軽食の方が、歓迎ですが・・・。

 

 でもお店にはお客さんがいっぱい。

 やはりこうした軽食のランチをとる人が多いのでしょう。

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マンダリンオリエンタル

2019年08月24日 | Weblog

           

 blogネタ切れです。

 

 写真は、マンダリンオリエンタルホテル。

 日本橋にある、六つ星とも言われる、東京で最上級のホテルです。

 

 この辺りは、東京駅の丸ビル界隈の三菱村ではなく、三井村です。

 丸ビル界隈の風景の方が、トータルとしては整っていて、うつくしいかもしれません。

 日本橋の三井村の方が、ちょっと負けているかも・・・。

 

 三越も、元はといえば、三井と呉服の越後屋です。

 でも三越でお買い物のときは、三越お帳場カードで、このあたりのお店に入るときは、三井カードでと、使い分けています。

 ルーツは同じでも、まったくの別物です。

 

 秋には友人3人と、ここでランチ会をと相談しています。

 一階には、三井美術館が入っています。

 

 原稿読みの日々ですが、土日は、気分転換に、夫とこの辺りでランチです。

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ああ、散財の夏!

2019年08月23日 | Weblog

                

                

 トイレの蓋が、開けようとすると落ちそうになります。

 「片方のネジが外れたんだ」

 夫がそう行って、TOTOに電話してくれました。

 工事の人は

「あ、片方のネジが壊れていますね。これ、蓋だけ新しいのに取り替えないとダメです」と。

 そして取り寄せて取り付けてくださるそうです。

 

 リフォームして、まだ5年くらいですが、夫が「お金っていうのは、出るときは出るものだな」と。

 トイレなんて20年使っていても、壊れないときは壊れないし・・・。

 

 この夏はエアコンも2台買っていますし、他にもいろいろ・・・(涙)

 ああ、まさに、散財の夏です。

 こんな夏もあるんですね。

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夏の終わり

2019年08月22日 | Weblog

          

 沖縄産の、緑のマンゴーです。

 私は、マンゴーが大好きです。

 赤いマンゴーがいちばんすき。

 次が黄色・・・。

 緑のマンゴーは食べたことがありません。

 

 マンゴーがない季節は、カルディーでドライマンゴーを買って、ムシャムシャ食べています。

 それくらい好きです。

 

 さてさて、そろそろ夏も、終わりです。

 夏の終わり・・・。

 その言葉のひびきは、なぜか一抹のさびしさを、ともなっています。

 

 でも近頃は、「寒さ暑さも彼岸まで」の言葉の方が、実感するようになってしまいましたが。

 朝晩はだいぶ、過ごしやすくなりましたが、日中も早く、過ごしやすい気候になってほしいものです。

  

 火曜日からは、来る日も来る日も、8月30,31日の合宿合評会のために集まった、たくさんの長編作品を、ずっと読んでいます。

 今年もすごい分量の原稿が届いています。

 皆さんの、書き手根性を感じます。

 それが、私の夏の終わり・・・。

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ピースセルプロジェクト

2019年08月21日 | Weblog

                                         

 ピースセルプロジェクトという存在を、初めて知りました。

 

 童心社の著作権関係のご担当の方から、メールでご連絡をいただき、私の紙芝居「いちばんは だれのしっぽ」を、このたび、日本語の作品とあわせて使用できるように、イラク語に翻訳文を作成し、イラクの子どもたちに向けて演じてくださるそうです。

 イラク語に翻訳されたものは、後日、確認のために送ってくださるそうです。

 紙芝居が、世界にたばたく・・・。

 うれしいことです。

 ↓、ピースセルプロジェクトについてです。

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 ピースセルプロジェクトとは、教育関係者、エイドワーカー、デザイナー、劇作家、俳優、ボランティアが、イラクにおける平和教育とエコロジー(環境保護)に特化したプログラムを行う、日本とイラクの共同プロジェクトです。

 

 イラククルド自治区ドホークで、読書キャンペーン、移動図書館、演劇ワークショップ、平和学習、エコロジーキャンペーンなどを展開していきます。

 

 戦後の日本の文化資本の形成過程を参考にした平和教育を取り入れ、イラクで世代を超えて受け継がれてきた「報復の連鎖」を断ち切るための新しい平和教育を構築することを目指します。

 

  • さまざまなプログラムを通して、読書の習慣、表現力、共感力を身につける。地球環境や人権に対する意識の向上、平和に対する学びを高めていく。

  • 将来的には、公立の学校のカリキュラムに「平和学習」を取り入れることを目標とする。

  • イラク国内でも最大数の国内避難民を受け入れ、戦争の犠牲者と近い将来に社会復帰する元子ども兵などを多数抱えるドホークを起点とすることはとても意義深い。

 

 

The PEACE CELL PROJECT is a Japan-Iraq joint project. We are teachers, librarians, aid workers, designers, dramatists, actors and volunteers who together sponsor projects in Iraq focused on peace education and ecology.

 

Drawing upon peace education, which is rooted in the historical formation of postwar Japan's cultural capital, we will incorporate and build a new peace education in order to break the "chain of retaliation" that has been handed down in Iraq through the generations.

 

  • Through various programs, we will aim to empower participants through reading habits, communication skills, self-expression, empathy for others, awareness of the global environment and human rights, and learning about peace.

  • We will also aim to incorporate peace education into the public school curriculum.

  • It is very meaningful to start this project in Duhok, where there are a large number of war victims, IDP [=internally displaced persons], and former child soldiers who are expected to return to society in the near future.

 

 

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