20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

白い花ふぶき

2011年03月31日 | Weblog
          

 春の風に、白い花びらの、花吹雪が舞っています。
 冬の風とはまったくちがう、あたたかさを孕んだ春の風。
 
 こんな白い花吹雪を浴びていると、毎年この季節になると脳裏をよぎる歌を思い出します。
「春の日の花と輝く」
 この歌に関しては、かつて「加藤純子のホームページ」のエッセイコーナーで書いています。
 http://www13.ocn.ne.jp/~junkok/html/essay/essay.htm

 今日で3月もおしまいです。
 明日からは4月。いよいよ本格的な春のはじまりです。
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2011年03月30日 | Weblog
          

 ソメイヨシノの蕾がふくらみかけています。
 木立からかすかに、うす桃色の花びらがのぞいています。
 青い空が、ほんのりとピンク色に・・・。

 東京には、桜の開花宣言が出たそうです。
 まだまだ気温の低い日もありますが、満開の桜が見られるまであと少し。
 原発の問題も気になるし、いろいろ気になるニュースで、巷は溢れています。
 でも早く、うつくしい桜にひとときでも、み~んなの気持ちが和めたらいいなと思っています。
 満開の桜が、行き交う人びとを幸せにしてくれたらいいなと思っています。

 さて私は腕まくりして、本読みラストスパートです。
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菜の花ゆれて

2011年03月29日 | Weblog
            

 風に菜の花がゆれています。
 道ばたが、菜の花色に染まっています。

 もう10年以上前、仕事仲間たちと房総半島に菜の花畑を見に行ったことがあります。
 あたり一面、黄色い絨毯。
 それはそれは、圧巻でした。

 それにしても、菜の花って、どうしてこんなにやさしい風を送ってくれる花なのでしょう。
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柚子とすだち

2011年03月28日 | Weblog
            

 徳島の友人の方から贈っていただいた、「すだちじゅうす」と「柚子じゅうす」。
 いずれも、有機栽培のものから作られた濃縮ジュースです。

 これがおいしい!
 濃縮なので4~5倍に薄めて飲むのですが、喉を通って、体にはいったとたん、細胞がぷちぷちはじけるような感じで体が元気になります。
 まさに天然のビタミンC効果。
 はじめて飲みましたが、ほんとうにおいしかったです。

 すだちは果実で贈っていただいたことはあります。
 そのときは、焼き魚にしぼっていただいたり、酢の物にしぼったり・・・。
 でも、ジュースで飲んだのは、はじめてです。

 大震災以来、テレビを見るたびに心が痛み、すっかり疲れ切っていた気持ちが、ほぐれていくようでした。
 避難所のお年寄りや子どもたちにも、飲ませて上げたい。
 おいしいものを口にいれるたびに、そう思ってしまいます。

 土曜の夜に夫が帰ってきました。
 今日の月曜には、また東京で仕事をして、その足で単身赴任先にもどりますが。
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作家・杉山亮さんのHPから

2011年03月27日 | Weblog
やっと本が届けられそうです。
Iさん、ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
 
また、盛岡で3.11絵本プロジェクトが立ち上がったそうです。岩手県に在住の児童図書編集者・末盛千枝子さん(すえもりブックス代表)の提唱で、盛岡のボランティア団体・NPO等が立ち上げたられたそうです。
たいへんな状況なときですのに、ほんとうにすごいです!頭の下がる思いです。
詳細は、拙blogの「被災地への絵本・児童書・マンガを・・・」の日のコメントをお読み下さい。
こちらからもお願いできるようです。

↓は、作家杉山亮さんのHPからです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3月11日に起きた地震についてはみんな、心を痛め、また、自分になにができるんだろうと考えているかと思いますが名古屋でおもちゃばこフォーラムを主催している石丸良枝さんが中心となって被災地に絵本・児童書を送ろうという動きが起きてきました。

で、ぼくも相談をもちかけられて最初は現地は今てんやわんんやだろうし、大人と子どもでは必要なものが違うと思いつつも、でも、今は食料や暖房具やガソリンが優先だといえばそれはそうだろうし、いきなり絵本だけ送りつけられても向こうもこまるだろうし、第一届け方がわからないし、もう少し様子を見て…なんて考えていたら石丸さんが、ジョイセフという団体に連絡をとってじょうずに話をまとめてくれました。
すばらしい行動力です。

「ジョイセフ」で検索してホームページを見てもらえればと思いますが途上国の妊産婦と女性を守るをキャッチフレーズにしたNGOです。
ふだんはアフリカやアフガンなどでさまざまな活動をしていますが今回の地震では自国での支援活動にすでにのりだしています。

具体的には粉ミルクや紙おむつを送っています。また、男のぼくにはピンとこなくて申し訳ないのですが生理用品や下着もほしいといいだすのに勇気がいる人もいるそうで送るんだそうです。

で、ここでそういうものといっしょに絵本や児童書も渡せるようにすれば、ピンポイントで子どもがいるところに確実に届くということです。

それはいい。
大人ばかりのところに届けられても誰も喜ばずに、逆にじゃまなだけかもしれないけれどこのルートならば…
絵本や児童書があればとりあえず、子どもたちがいい時間を過ごすことができるし、心を遠くに遊ばすことができます。
また、その間、大人たちは復興に向けて、ほかのことができます。

で、その石丸さんの提案にぼくものります。

みなさん、自宅にある絵本・児童書で、もう、読まないなという中でおもしろいのをぜひ、送ってください。
(でも、つまらなかったもの、あまりにポロポロのものはやめてください。被災地はゴミ捨て場ではないのですから)
そのあたりはそれぞれの常識でお願いします。
新品を買う必要はありません。
それなら、義援金にした方がいいですから。

で、うちを倉庫にしてある程度、段ボール箱でまとまったところでジョイセフ経由で現地へということになります。
もしかしたら、向こうまで直接誰かに車で持って行ってもらうことになるかもしれませんがその時にはまた、車を提供してくれる人や運転してくれるボランティアを募集します。

向こうでは助産婦さん経由で手渡ししますが助産婦さんだけで手がまわらなければもう少しおちついてきたら現地で読み語りやってる人や司書さんや文庫をやっている人やしかるべき人にコンタクトして配布を手伝ってもらえるようになるといいなと思います。
向こうでも、子どもたちに絵本や児童書を渡したいけれど現物がないと残念な思いをしている大人は大勢いるでしょうから。
それに助産婦さんも忙しすぎるようですし。

で、とりあえずは小淵沢の家に絵本・児童書を集めなければなりません。
みなさん、どうぞ、送ってください。近くの方は電話かメール(このホームページのおたより欄)で連絡をくれた上で直接持ち込んでくれてもかまいません。
もちろん、送料も本代も一切だせません。
お互い、身銭を切りあうということでお願いします。

住所
408-0044
山梨県北杜市小淵沢10060-464
杉山亮
電話0551-36-5566

なお、このページはコピーしてどんどん
心当たりのあるところ、あちこちに送ってください。
ぼく自身はネットやっていながらその方法を知らないんです。とほほ。
どうぞ、よろしくお願いします。
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ごめんなさい。

2011年03月26日 | Weblog
 この一年近く、児文協の仕事や、児童文学関係の対外的な仕事などに忙殺されていて、なにもかも引き受けていられない状況に追いこまれ、「子どもの本・九条の会」の運営委員会にはずっと欠席させていただいておりました。
 いまも、4月8日までは文学賞の本読みに連日連夜、明け暮れております。
 
 けれど今日は、「子どもの本・九条の会」の大切な発送作業があるとご連絡をいただきました。
 この間の交通事情などで、遠方の運営委員のかたは出席しずらいかもしれません。
 こんな時ですから、ほんとうは発送のお手伝いくらいには伺わなくてはいけません。
 けれどただいま、段ボール箱3箱の本読みと格闘中です。
 頭がぼーっとしてしまうくらい。
 そんなわけでごめんなさい。今日も欠席させてください。

 春には「子どもの本・九条の会」3周年の集いが予定されています。
 そのときはお手伝いいたします。
 3周年の集いの詳細は、後日こちらで。
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木蓮

2011年03月25日 | Weblog
             

 土曜日にお墓参りに行ったら、木蓮が蕾を開いていました。
 
 我が家の子どもたちがまだ学校へ行っている頃、春休みに家族で秩父に行くと、いつも庭の木蓮が満開でした。
 散り際の木蓮ほど、みじめな花はありません。
 けれど、咲き誇っているときの木蓮の気高さといったら!・・・。

 もう、そんな木蓮の花開く季節だったのですね。
 そういえば、そろそろ春休み。
 避難所にいる子どもたちも、家々で支援の手を待っている子どもたちも、それぞれの春を迎えていることでしょう。

 今夜はK社の編集者のKさんとHさん。編集委員の作家のIさんと私で『マジカル★ストリート』全5巻の完成慰労会の予定でしたが、このところの不安定な交通事情などのため、4月に延期になりました。
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被災地への絵本・児童書・マンガ提供のお願い

2011年03月24日 | Weblog
 被災地の子どもたちに、私たちもなにかできないかしらと考えていましたら、作家のひこ・田中さんから、↓のメールをいただきました。ぜひ、皆さんご一緒に参加いたしましょう。
 
 被災地、避難所の子どもが一人で時間を過ごせるように、本を送る活動が始まりました。
「kodomiru 子どもと見る風景」http://www.kodomiru.com/を拠点として、行います。
 ここから、途上国の妊産婦と女性を守るをキャッチフレーズにしたNGO「ジョイセフ」(http://www.joicfp.or.jp/jp/)などに他の救援物資を輸送する際にできる空間を利用して、現地の助産院から助産婦を通して必要な方に手渡されます。
 ガソリンの手配などで第一便の準備最中です。現在は、自転車や徒歩などで、子どものいる避難所へ確実に届けていただこうという作戦も遂行中です。
 一般の主婦の方々にご迷惑をかけてはいけないので、公にはしていませんが仙台青葉地区を中心に支援がはじまりました。また被災地だけでなく、被災地外に避難されてきたご家族も対象にお渡しする準備を新潟をはじめ各地で調査を始めています。

 翻訳者・作家の方は訳書や自著。そして手持ちの中でもう読まないであろう本などを送っていただければうれしいです(できるだけ綺麗な状態の本)。
 おもしろくなかった本でもかまいません。それをおもしろがる子どももいますので。
 訳書・自著の場合、サインやメッセージを書いていただければ、子どもたち、めちゃくちゃ元気になると思います・・・・・。

 
 上のひこさんたちの行動にご賛同いただける方は、ブックマークの加藤純子のホームページの「コンタクト」にご連絡ください。
 送付先等をお知らせいたします。
 ぜひ、皆さん。被災地の子どもたちが元気になってくれる活動にご一緒に参加いたしましょう。
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ガーベラ

2011年03月23日 | Weblog
          

 また段ボールいっぱいの本が届き、文学賞の選考はさらに次の局面に入りました。
 これを経て、さらにもう一段階、次のステップがあります。
 気が遠くなるくらいの、本・本・本の山に囲まれています。
 出版不況と言われ、たしかに一昨年より出版点数は減っているようです。
「子どもの本研究会」の書評誌『子どもの本棚』の4月号に、こんな記述がありました。

「昨年から一挙に30冊(月間)も減るというのはちょっと気になる。いかに出版業界が厳しいかということの現れなのだろうか。さらに困ったことに「紹介したい!」という本も少ない。今回は新刊紹介に選ばれたのがわずか9冊。・・・」
 
「子どもの本研究会」の選定図書のコーナーは、すかすかです。
 その『子どもの本棚』に『ただいま和菓子屋さん修業中!!』(そうえん社)を新刊紹介でご紹介いただきました。
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がらんとした仕事部屋

2011年03月22日 | Weblog
              
  
 今日は東京で用事をすませ、夫はまた新幹線で単身赴任先へ。
 夫が東京にいたときに、ちょっと揺れた地震に遭遇したのは1回だけ。
「そろそろ終息に向かってるね」
と、夫はのんびりした声で。

 でも滞在中に、夫は私のために壁から壁までのサイズを測ったり、頑強な書棚の研究をしてくれたりして新しい書棚を壁面一面にと、3つ買ってくれたりして、またそれがお店から届いたときに困らないようにと、せっせと自分の書斎に私の膨大な本を台車に乗せて何回も運んでくれたり・・・。
 
 地震のときに家にいなかったので、その埋め合わせでもしてくれるかのように、私の部屋の整理にあたってくれました。
「このままにしていたら、きっと気持ちが萎えたままだよ。前向きになるためには、まずは身のまわりを整えることだ」と。
 
 と、そんなわけで私の仕事部屋は、いま、机があるだけ。
 がらんとしています。
 それはそれで、所在ない思いで、いま、パソコンに向かっています。
 
(写真はがらんとした仕事部屋。なぜかトルコの魔除け、ナザールボンジュウだけは落下せずに残っています)
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