20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

キヨコ イシダ画展

2008年07月29日 | Weblog
 昨日は従姉妹と、7月23日から8月11日まで秩父の「西瓜堂カフェギャラリー」で行われている「キヨコ イシダ画展」にお邪魔してきました。
 キヨコイシダ氏は、新象作家協会の会員で、銀座で何度も個展を重ね、さまざまな賞を受賞されている抽象では気鋭の女流画家です。
 今回は、あえて抽象に具象を組み合わせることで生まれてくるなにかを模索、探求にチャレンジしていらっしゃいます。
 こうして具象を描かれても、彼女の特徴ともいえる抽象の図柄が、そこに光りを放っているからすごいです。
 西瓜堂カフェギャラリーの空間に、彼女の実験作が躍動しています。
  

 また、西瓜堂カフェギャラリーで、デザイナーのたかはしふみこさんとお知り合いになりました。ステキな色合いのおしゃれなデザイン画を手がけていらっしゃる方です。
 
 西瓜堂に立ち寄る前に、遅めのランチをいただいたカフェ「なかを」でもギャラリーで展覧会をやっていました。
 8月2日からは、若手のガラス作家、引間裕子さんたちの「・・展」が開かれるそうです。
 ほんとうに秩父には芸術家がたくさんいらっしゃいます。
 秩父方面にお越しの方はぜひ「西瓜堂カフェギャラリー」とカフェ「なかを」にお立ち寄りください。
 カフェ「なかを」は他にも、ママさんの愛情のこもった手作りケーキが絶品です!昨日は抹茶入りのチーズケーキをいただきました。どろけるおいしさでした。
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燃える夕日

2008年07月28日 | Weblog
 昨晩、6時45分くらいの写真です。
 まさに日が沈もうとしている瞬間です。
 お夕食を食べていて、ふと外を見るとたれ込めた真っ黒な雲間に割り込むように、異様な赤さで夕日がすがたをあらわしました。まるであたりをばりばりと焦がすように燃えながら。
 あわててお食事を中断するとベランダに飛び出し、パチリ。
 直後、稲妻が走り、突風がベランダの花々をなぎ倒し、部屋中を凄まじい勢いで駆け抜けていきました。
 不気味なくらい美しい光景でした。

 今朝は、これから秩父行きです。
 弟のメールによると、近頃の母は寝てばかりのようです。
 どんどん小さくなっていく母を見るのは、つらい気持ちがします。

 午後からは母の様子を心配してくれている従姉妹が母の家に来てくれます。
 その後、彼女の友人であり、私自身もお知り合いの、画家・石田清子さんが秩父で行っていらっしゃる個展にお邪魔する予定です。
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『フィッシュ』(L,S,マシューズ作 三辺律子訳 すずき出版刊)

2008年07月27日 | Weblog
 句会のお仲間である、親しい編集者の一宙さんからいただいたご本です。

 この『フィッシュ」は、いま雑誌や書評誌などで評判の、話題の本です。
 頂戴してすぐに、秩父行きの「レッドアロー号のMy書斎」で感動しながら拝読したのですが、なかなかこちらにご紹介する機会が作れず、遅れてしまいました。一宙さん、ごめんなさい。

 この作品はタイトル通り「フィッシュ」、魚が、困難な状況を生きぬく象徴のようにして描かれています。そしてこの象徴性が、干ばつで苦しむ開発途上国から脱出しようとする家族の困難さに、煌めきと生きる力を与えてくれている。そんな作りになっています。
 
 どこの国なのか、あるいは救援活動をしている両親の仕事は医療関係というのがなんなのか。詳しいことはすべて茫洋としています。
 しかし読みすすんでいくうちに、これはいま戦火のなか生きているどこの国にもあてはまる状況で、ある意味、one of them なのだということを知らしめてくれます。
 このお話は、忍びよる戦争を前に国外へ脱出する家族と、脱出の手助けをしてくれるガイド。ガイドのロバ。そして道連れにすることになった雨上がりの泥溜まりで見つけた「フィッシュ」との話です。
 ストーリーを追いながら、いつしか私たちは、この、魅力的な世界や、魅力的な登場人物たちに引き込まれていきます。
 主人公の少女「タイガー」。小柄なのに意志が強く小さなことに動じない母親。繊細でやさしい父親。そして脱出を手助けする不思議な魅力を持ったガイド。
 厳しい状況を描いているのに、この作品はなぜか読んでいて爽やかな気持ちになれます。それは登場人物たちの魅力もさることながら、ロバや魚が、とても有効に、人間の同伴者として描かれているという物語の仕掛けにあるように思います。
 雨上がりにできた泥にまみれた溜まり水で、一瞬、背びれを光らせジャンプした「フィッシュ」。手綱を引かれていないのに、ガイドの人生の相棒のように、まるで彼の気持ちがわかるように忠実で働き者で、なおかつ頑固者のロバ。
 それらがとても愛おしい存在として、物語の中心を陣取っています。
 こういった動物たちをきわめて有効的かつ魅力的に配置する、イギリス人の作家のセンスには唸らされます。
 また、三辺律子さんのやわらかな語りでの翻訳が、とてもすてきです。 
 こうした生き方を選んだ両親のもとで育った少女の、魅力的な心情がリリカルに伝わってきます。
 
 みなさん、ぜひお読みになってください。
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暑中お見舞い写真

2008年07月26日 | Weblog
 暑中お見舞い申し上げます。
 
 かつてはこの季節になると、鳩居堂などでお気に入りの葉書をみつけ、日ごろご無沙汰している友人たちに暑中葉書をしたためたものです。
 でも最近は、すっかりメール。
 
 葉書での暑中お見舞いには、風情があります。
 涼やかに泳いでいる金魚の絵葉書だったり、朝顔のシルクスクリーンだったり、水玉模様だったり・・・。その時々の気分で葉書を見つけるのも、また楽しいものでした。
 ですから、いま、思いがけずそんな暑中葉書を頂戴したりすると、感動します。
 でもメールでのご挨拶の気楽さを覚えてしまった私は、いまやすっかり面倒くさがり屋です。だってこんな気楽な通信方法はありませんから。

 暑い、暑い夏です。
 どうぞ皆さま、お元気にお過ごしくださいますよう・・・。
 
 写真は、暑い盛りを精いっぱい咲き誇っている、ベランダのポーチュラカの花。みなさまへの暑中お見舞い写真です。
 暑さに負けじと咲いている鮮やかな赤い色を見ていると、元気をもらえそうな気がしてきますね。
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マリオン掲載変更のお知らせ

2008年07月25日 | Weblog
 過日、このblogでお伝えいたしました「子ども創作コンクール」の宣伝告知が、昨日の夕刊ではなく、31日の朝日新聞夕刊のマリオンに、急遽、変更になりました。その旨のお知らせを、昨日、くもん出版のHさんからいただきました。
 もし、昨晩の夕刊でお探しくださった方がいらっしゃいましたらお許し下さい。
 再度、31日の夕刊をご覧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
 またお近くの子どもたちにもぜひ宣伝をお願いいたします。
 子どもたちの作品で、絵本になって販売されているものも、この夏休み、図書館等でご覧になってください。
 なかには人気絵本になっているものもあります。
 絵本の詳細につきましては、くもん出版のサイトをご覧ください。
 http://www.kumonshuppan.com/special/077/index.html
 キラキラした表情で子どもたちが、大人たちの思いもつかないような、しなやかで、びっくりするような発想のお話を作りあげています。

 
 今日は午後から、某雑誌の編集部の方たちが我が家にお見えになります。
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地震

2008年07月24日 | Weblog
 昨晩、また大きな地震がありました。
 岩手のMayさん、仙台の佐々木さん、そして今朝ニュースを見ていて気づいたのですが、同じく仙台の梅沢さん。
 だいじょうぶでしたでしょうか?

 すっかり寝入っていたところでの地震。
 まだ半分眠っている頭で、もしこのまま揺れ続けたらどうしようと危惧している自分を感じながら、それでもなお眠くて揺れに身をまかせていました。一分以上、横揺れが続いたでしょうか。
 
 家では本の類はリビングには置かない主義で、かなりの数の本がベッドルームの壁面いっぱい天井まで積まれています。ですから地震がきたら、その本が寝ている私たちを直撃することは確実です。
 ですから地震がくると、いつもまっさきにその本のことが頭をよぎり、「あ、本!」と飛び起きます。
 でも昨晩は夜中の12時半。ちょうど寝入りばなで熟睡している時間です。ですから頭のどこかでは、「あ、本!」と不安を感じているのに、起きられませんでした。
 開け放しているベッドルームのドアの向こうから、いつまでも聞こえてくるブラインドのカタカタゆれる音を不気味で不安な気持ちで聞きながら。
 そんなふうに夜の地震はいつも、「あ、本!」との精神的葛藤をくぐり抜けなくてはなりません。
 それなのに、ベッドルームは私にとって格好のカオス空間。
 かたづける意志も、気力もありません。
 そうなったら、そうなったで覚悟を決めるしかないのかもしれません。
 どうぞこれ以上、大きな地震がきませんよう・・・。
 
 地震にあわれたみなさん。心よりお見舞い申し上げます。
 
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メロンとマンゴー

2008年07月23日 | Weblog
 甘くておいしそうなフルーツの写真。
 うらやましがらせるような写真で、ごめんなさい。
 
 友人のTさんからご恵贈いただいた、北海道のメロンと、宮古島のマンゴーです。
 北のメロンと、南のマンゴー。
 なんて贅沢でしょう!
 宮古島のマンゴーは写真のとおり、知事の売り込みで有名になった宮崎のマンゴーと同じ赤い色をしています。
 いつだったか、世界を旅している画家のKさんが「アフリカのマンゴーは最高!」とおっしゃっていましたが、アフリカのマンゴーは写真で見ると黒っぽい色をしています。
 東南アジアのマンゴーは黄色。
 味はみな同じなのに、場所によってなんで色が違うのかしらと、(アフリカのマンゴーは食べたことがありませんが)そんなことを考えながら、甘くてとろっとしたマンゴーを、ホッペタが落ちそうになりながらいただきました。
 メロンも今日、明日が、そろそろ食べ頃です。

 Tさんが、ふたりだけではとうてい食べきれないくらい、たくさんお送りくださったので、今日はこれから、7月はじめに我が家の近くに引っ越してきた娘夫婦のところへお裾分けを持っていこうと思っています。
 旬の産地のものを、その季節にいただく。
 なんとも贅沢で、しあわせな気分です。
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写真展

2008年07月22日 | Weblog
 今日から高校時代の親しい友人のご主人の写真展が始まります。
「山田昇 写真展」
 場所は、新宿のエルタワー28階の「ニコンサロンbis」 
 会期は今日、22日(火)から28日(月)まで。
 埼玉県深谷市のとなり、児玉というところに住んでいらっしゃる山田さんは、県立高校の化学の先生をしていらっしゃいました。
 先生をおやりになりながら彼は、ここ数年カメラに目覚めていらっしゃったそうです。写した写真は膨大な数にのぼるとか。
 そしてとうとう一昨年にはコダックの写真展に入選され、銀座コダックのフォトサロンでおひとりの写真展をおやりになりました。
 そんなわけで、おひとりでの写真展は今回で二度目です。
 テーマは「秩父~自然と共に生きる人びと~」
 彼が撮した、地べたをはって生きる農民の姿や、真っ黒に日焼けした農婦の笑顔、歯を食いしばって生きる彼らのすがたは、力強く、なおかつとても美しいです。そして光と影が、写真に深い陰影をもたらしています。
 新宿の高層ビル方面へお出かけのご都合がありましたら、ぜひお立ち寄りください。
 奥さんである友人も、初日からいらっしゃるということなので今日は午後からお邪魔して、写真を拝見してから、久しぶりにおしゃべりでもしてこようかと思っています。
 
 夕方5時半過ぎには、「子どもの本・九条の会」運営委員会のため、新宿から新大久保へ向かいます。
 
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『コスモス 七番目に出会った人』(ジャイブ ピュアフル文庫)

2008年07月21日 | Weblog
 日本児童文芸家協会の友人、光丘真理さんから新刊をご恵贈いただきました。真理さん、おめでとうございます!
 この『コスモス 七番目に出会った人』は、昨年ご出版された『コスモス 二番目に好きなもの』の続編です。
 一巻の舞台は東京の郊外。丘の上にある家の玄関は、いつも薄荷のようなさわやかな風が通りすぎていく場所です。
 そしてその場所は「みかげ」の新しい人生がスタートしたところです。
 詳しくは、ぜひ第一巻をお読みになってください。

 そして第二巻の舞台は京都に移ります。
 この第二巻を拝読しながら思ったのは、光丘真理さんの生活者としての視点の芳醇さです。
 作品の細部に、その豊かさが宿っています。
「みかげ」のひりひりした気持ちに寄り添って読みながらも、作者は、そこに心地いい風の通り道を必ず用意しています。
 その通り道がすてきなのです。
 たとえば父親と再婚し、新しい母になった洋子さん。
 あるいはその洋子さんの母親である京都に住むサワさん。
 そのサワさんの孫の涼さん。
 そんな大人たちの豊かな生きように、読みながらこころ惹かれていきます。これはもしかしたら光丘真理さんそのものなのかもしれないと思わされながら。
 そんなふうにステキな大人の女の人たちの魅力的な立ち居振る舞いや所作に。
 そして同じく、真理さんかしらと思わされるのは主人公の「みかげ」の繊細さや一途さにもいえることです。
 この作品をお書きになりながら、きっと彼女は何回も、いえ何十回も、ご自分と向き合い、対峙されながら「みかげ」像と、それを取り囲む大人たちのすがたや気持ちを、ご自分にひきよせ、描かれていったのでしょう。
 心憎いほどのおしゃれ心や、うっとりするような小道具の数々を忍ばせながら。
 
 チャーミングで明るく、どんな時にもいろいろな人たちをやさしく気遣われる、光丘真理さんならではの作品です。そしてこのシリーズは、彼女の代表作のひとつにあげられるでしょう。
「みかげ」に寄り添いながら、京都の町の空気を感じ、青春の頃の、あのひりひりした感じや甘酸っぱくて切ない感覚を、ぜひみなさん、思いっきり堪能なさってください。

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夏のしつらい

2008年07月20日 | Weblog
 疲れを吹き飛ばそうと、今日は夫とお昼から銀座で、ドミグラスソースでことこととやわらかく煮込んだビーフシチューを食べてきました。
 でもさすがに年かもしれません。
 胃が疲れてしまい、お夕食には軽めのものを食べたいということになり、CMで市川海老蔵がおいしそうに食べている、揚げ茄子と大根おろしをのせた、あのそうめんを真似たものを作ろうかと思っています。
 
 それにしても、この暑さ・・・。
 帰宅してからは、夏のしつらいに取りかかりました。
 絨毯を夏用のざらざらした素材の敷物にかえたのです。
 
 夏のしつらいは梅雨が明け、夏休みが近づいた頃。
 そんな子どもの頃の記憶をたぐりよせ、汗をかきながら、ぐでぐでと寝ころぶ部屋の床を、夏モードにかえました。
 
 それにしても・・・。一昨日、お宿へ登っていく道すがら、じとっとした空を仰ぎ、耳をすまして聞いたのは、あれはやっぱりセミの声だったのでしょうか。
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