20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ススキの群生

2009年03月13日 | Weblog
 名刺が切れてしまったので、いつも印刷をお願いしているお店に、それをとりにいてきました。
 その道で、枯れススキの群生に出会いました。
 
 ススキというのは、なぜ、こんなに人を惹きつけるのでしょうか。
 ススキが群生していると、知らん顔をして通りすぎることができません。
 秋にススキが銀色の穂を風にたなびかせながら揺れるすがたは、きらきらとまばゆいくらいに、きれいです。
 世界中の、日のひかりや、風を、いっしんに集めて。

 でも枯れススキは、どことなくさびしげです。
 この落差が、私はすきです。
 人生、山あり谷あり。
 枯れススキも、また秋になると、自らを奮い立たせるように花をひらき、うつくしい穂を揺らします。
 冬の寒さをじっと耐え、乗り越えてきた力があったからこそ、美しさに輝きが加わるのです。
 
 な~んてことを、ススキを見ながらしみじみ思った朝でした。
 フレーフレー、わたし。
 フレーフレー、みなさん。
コメント
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