ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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しばらくぶりにみどり・山梨のサイトを開いてみたら、いくつか更新がありました。
大きな変化は、団体名を 「緑の党・山梨」 と改名されたことです。
『2013年6月22日 「みどり・山梨」は、2004年以来環境政党を作るために力を尽くしてまいりまいりましたが、この度日本に「緑の党」が誕生し、今夏の参議院選挙に候補者を立てて選挙を行う予定であることに鑑みて、団体名を「緑の党・山梨」に変更することになりました。』

緑の党 Greens Japan はその中のページ 緑の党について によると 2012年7月28日 結成総会・ 国際組織 Global Greens に加盟 となっています。・・・前身団体「みどりの未来」
緑の党 地域窓口一覧 を見るとそれぞれ関係者の連絡先が記されていますが、山梨県は 「緑の党・山梨」(旧 みどり・山梨)のメンバーの方々かと思います。

緑の党 応援メッセージには世間知らずな私でも名前を知っている方々が多数メッセージを寄せていますが、中沢新一さんのメッセージは興味深く読みました。ちょっとだけ引用させていただきます・・・・
『国の行っている政策に対する批判勢力が赤い意識、赤い党として19世紀から20世紀に出現した。その赤い勢力が緑の党に変わっていっている。赤が内部から変色を起こしたり、あるいは解体して緑に変わっていくという時代に突入し始めている。世界的な大きな流れです。 その背景として地球上の人類の産業のシステムが大きく変化している、まさにその必然的な流れの中から、緑に変わらなければという時代に入っています。日本人はこのことを去年の「3・11」以後、痛いほど知りました。そして、自分たちにいったい何が本質的に危機をもたらしているのかというのを、深いレベルで認識するようになりました。』

・・・ということで、前置きはこれくらいにして本題です。
みどり・山梨 活動レポート にある 広瀬隆さん講演会「リニアと原発」を開催」 の記録記事ですが、私は参加できなかったので目を通しました。そして驚いたのです。
『講演後、質疑応答に入り、次代のエネルギー、原発を推進する闇の勢力、民意を反映しない政治など多岐に及んだが、聴衆の中に県庁職員の方がおり、リニアについて、問題を論じることがタブー言うよりも、多くの職員はそもそも問題があることに気付いていないし、気付こうともしないという指摘があった。』

この山梨県庁職員の方のご意見だけで全てを判断することができないのは分かっています。しかし、特に3.11以後、私が山梨県や甲府市にとても苛立ちを感じ続けてきたのは、まさに同じような疑念を持ったからです。
彼等は事案について綿密に調べて、理解して、その上での施策なのか? どこかの誰かの指示をそのまま受け入れて何も考えずに、言われるままに執行しているだけでは無いのか? 彼等は問題を把握しきれていないのでは無いか?
この答えは私ごとき市井の雑草には永久に分からないでしょう。
でも世の中の流れはどんどん変化している、中沢新一さんが言われるように、その変化を認識できるかどうかに地域の命運もかかっているのだと考えながら、私は参院選を観ていこうと思います。

参院選山梨の候補者を判断するのも同じスタンスです、彼等は本当に問題を理解しているのか、選挙公報を確認してみましたが、私にはわかりません。
リニアで活性化を語ってTPPのプラスマイナスには言及しない人、TPPに反対してもリニアには触れない人、どちらも触れずに経済・経営を抽象的に語る人・・・・そして原発(放射能汚染)被災者・子供たちに言及する人は皆無・・・ヤマナシでは他人事でしょうか。

特にリニア中央新幹線で山梨活性化を説く方々・・・・原発誘致と同じ道を歩もうとしているのではありませんか。「リニアの何が問題か、何の問題も無い」ではなく、「どこが問題か、その問題についてはこれこれとして解決済み、解決可能」という説明こそが合意形成に導くのです。
「山梨の・・・」「山梨を・・・」と語ることも地域票集めには必要でしょうが、それだけなら県知事、県議会議員選挙の話です。外交と国防、国民全体の安全・安定・安心が国会議員の仕事だと私は思います。



コメント ( 4 ) | Trackback ( )


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コメント
 
 
 
思考停止の行政職員が多いようですね。 (おやじのぼやき)
2013-07-15 13:25:55
思考停止の行政職員が多いようですね。
数兆円かけて作ろうとするリニア新幹線。郷土がズタズタにされて一部の業界だけが潤う仕組み。
こんなのがあります。山梨の候補者はリニア推進、高速道路推進です。
「規制改革3銃士×既得権益3兄弟」なのだそうです。

既得権益3兄弟は「みんな」の党によると、 その3兄弟は 電事連、農協、医師会だそうです。その他はないのでしょうか? リニアや大型公共工事、ダム、砂防堰堤等々に関連する業界は既得権益ではないようです(笑) まさに利益代表としての党でしょう。
http://san2013.your-party.jp/3x3/the_three_musketeers.php
 
 
 
おやじさん、面白いページのご案内ありがとうござ... (ictkofu)
2013-07-15 15:22:27
おやじさん、面白いページのご案内ありがとうございます。
私は政治家の顔を識別できないので三銃士がどなたを意味するのかわかりませんが、既得権益3兄弟の中に農協と医師会を含めたのは、
TPP推進に邪魔だからでしょう。
既得権益というのは、日本に存在する沢山の大小ピラミッドの頂点にのみ存在するものです。

私はピラミッド型組織よりネットワーク型組織を求める者です。
ネットワークを形成するには一人一人の自立精神が必要だから、教育にその根本があると思いますが、311で分かったのは文部科学省こそが既得権益の巣窟の一つということでした。
 
 
 
リニアの抱える問題の厄介なところとして、「夢の... (kabochadaisuki)
2013-07-16 21:52:03
リニアの抱える問題の厄介なところとして、「夢の超特急」としてこれを賛美する声が各方面にあふれかえっている点が指摘されるべきだと思います。

ダムや高速道路なら、直接の受益者以外に計画を賞賛する声は数少ないと思いますが、リニアの場合は、単にマスコミだけでなく(ネット上の)鉄道ファンを中心とした一般市民、鉄道ジャーナリストと呼ばれる人々が無責任に褒め称えています。懸念の声は、即座に某掲示板などで嘲笑のネタにされる…。推進する人々から見れば、これを一種の世論と受け取ることができるかもしれません。

「リニアについて、問題を論じることがタブー言うよりも、多くの職員はそもそも問題があることに気付いていないし、気付こうともしない」
という指摘は、この計画のもつ問題の性質をよく表していると思います。「職員」という言葉を「県民」「国民」と置き換えるべきかもしれません。
 
 
 
kabochadaisuki さん、コメント公開が遅れて申し訳... (ictkofu)
2013-07-17 13:35:20
kabochadaisuki さん、コメント公開が遅れて申し訳ありません。
このブログでは即時公開にならない場合が時々あるので、定期的に確認しておりますが、今回は気付くのが遅れました。
今後もしすぐに掲載されない場合がございましたら少しお待ちください。

どういう環境配慮の結果として南アルプスでの工事を推進するのか?
http://blogs.yahoo.co.jp/jigiua8eurao4/archive/2013/07/16
この7月16日の記事でお書きになったトンネル工事と環境破壊問題も、山梨県では関心を持っている方はほとんどおられないと思えますので、私のブログでもご案内させていただくつもりです。

リニア推進の流れは原発誘致と似ているし、例え運行開始されても運命は超音速コンコルドの二の舞になるだろうと私は思っています。
 
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