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引用した記事中の下線は編者によります。

児童・生徒の防災教育を考える(2017/7/31 19:35 山梨放送)
 児童・生徒の防災教育を考える教員向けの講習会が31日、甲府市で開かれた。
 小中学校の教員ら50人が参加し、県の担当者が東日本大震災で5年間、避難を続けた男性へのインタビューを元にスライドで復興の様子を説明した。
 また全国に避難する子どもが被害に遭ういじめ問題についても意見を交わした。講習会は来月も3か所で行われる。
原発避難者のいじめ問題を考える(2017.07.31 18:50 UTYテレビ山梨ニュース)
 大規模災害に絡んだいじめ問題など課題への対応です。
東日本大震災の原発避難者へのいじめ問題などを題材に、教職員などを対象にした講習会が開かれました。
甲府市の里垣小学校で行われた講習会は、学校が子ども達に災害時の対応を教える防災教育として県が開いたもので、小中学校の教職員などおよそ50人が参加しました。
きょうは、東日本大震災の原発災害で福島から山梨に避難し、5年間を過ごした当時中学校3年生の男性の心境がVTRで紹介されました。
この中で男性は、相談相手がいない不安や周りに心配をかけまいと無理をしていたことを明かしました。
これを見た参加者からは災害の内容をよく理解し、子どもたちに相互理解の心を育むことが大切といった意見が出されました。
「色々なことを想像しながら、子どもたちに寄り添った授業をしていかなければと思った」(参加者)。
またこの後には、震度5強以上の地震が発生した想定のもと、実践的な避難訓練も行われていました。
原発いじめなくす授業を考える(7月31日 17時42分 NHK甲府放送局ニュース)
 原発事故で避難している子どもがいじめにあうケースが相次ぐ中、子どもたちに思いやりの心を持ってもらう授業を考えようと、県内の小中学校の教師が集まり、講習会が開かれました。
甲府市で開かれた講習会には県内の小中学校から、およそ50人の教師が集まりました。
講習会では、子どもたちに被災者の現状を理解してもらい思いやりの心を持ってもらおうと、県教育委員会が提案する模擬授業が行われました。
この中で、実際に中学生の時に福島県南相馬市から笛吹市に避難した大学生に当時の思いを聞き取った動画が用いられました。
大学生は「転校する時はやはり不安で怖かった」と当時を振り返り参加した教師は真剣な表情で講習を受けていました。
参加した男性教師は「被災した人がどのような苦労をしたか、教師の自分が橋渡し役となって子どもたちに伝えていきたい」と話していました。
県教育委員会の佐藤雄二指導主事は「災害は初めて自分のこととして捉えて初めて理解できると思う。
各学校が工夫した防災教育を行い相手の気持ちが分かる子どもを育てて欲しい」と話していました。

NHKの記事を読むと山梨県内で原発避難イジメが今でも多発していると感じます。この問題は昨年以前に全国各地で取り上げられていた問題で、何を今更と思うのが当然でしょう。
それでUTYや山梨放送を確認したらニュアンスが違うようですが、模擬授業では福島から避難された方の経験がVTRで紹介されて教材とされたとのことです。

行政事業を報じるマスコミ情報はこのように三者三様なので、行政発信のソースを確認しないと本当のところは分からないものです。
そもそも山梨県でもこんなイジメ問題が話題になったのを、2011年7月8日の記事・被災地と避難地における安心の確保 で記録しています。

人権啓発

主催した山梨県教育委員会(山梨県教育庁)が教員講習以前に、子供たちの 保護者に向けた啓蒙活動をして来たのかどうかは知りません。
山梨県総合教育センター が教員の研修機関・サイトだと思いますが、おそらくここに当該主題の記事が多数置かれているでしょう。
山梨県保護者の皆様も教育委員会ホームページと合わせてご確認ください。
政府の記事はこれしか知りません・・「いじめ、学校安全等に関する総合的な取組方針」の策定(文部科学省 平成24_2012年9月5日)

このテーマは教育問題というより、子供たちが見てる、知らず知らずに心に植え付けられていく政治や社会の姿を映している問題だと思っているので「政治・社会」カテゴリーに置いておきます。
教員の労働時間が大変過重労働になっていると報じられています。なんでもかんでも学校・教員に押しつけるのはいい加減に止めなきゃだめです。
道徳教育なんて学校のテーマじゃない、まず政治にたずさわる人達が学び直せば世の中ちったぁ良くなる。
「風林火山」の戦術でリニアだスタジアムだと号令するよりも「人は石垣、人は堀・・・」からしっかり学習が地域を育てます。



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