事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

真田丸 第四十一回「入城」

2016-10-16 | 大河ドラマ

第四十回「幸村」はこちら

前回の視聴率は15.0%と予想に反して降下。番組改編期の常として、特に日テレ好調バラエティ軍団が長時間化した余波もあったろうけれど、洗面器型の視聴率の推移が大河ドラマの定番である以上、もう少し数字はほしかったところ。

今回はいかに真田家が九度山を脱するかがメイン。おなじみのストーリー。ひょっとしたらいちばん有名なエピソードかもしれない。コンセプトははっきりしている。

講談そのままにやるのだ。

猿飛佐助と服部半蔵の激突とか、村人の協力を得て幸村たちが次第に消えていくとか。わたし、もうちょっとひねるのかと思ってました。

これまでひたすら予想を裏切る展開を見せてきたので。「古畑任三郎」の三谷幸喜である以上に、ソング&ダンス(長澤まさみはそれにしても華がありますねえ!)の舞台人であるほうを優先したみたい。実はよぼよぼだったらしい真田幸村を、変装した結果だったというひっかけと、半蔵が伊賀越えでみせたようにおちゃらけキャラだった点をのぞけば(笑)。

入城した幸村はさっそく知略を披露し、大野修理をいらつかせる。家康はそろそろ呆けが入ってきていて、だからこそ強引な展開に持っていく、という話にしたいのかな。

後藤又兵衛(哀川翔)と毛利勝永(岡本健一)という、一世風靡セピアと男闘呼組(「ロックよ、静かに流れよ」はよかったなあ)のコラボという最強のヤンキーたちが登場し(笑)、さあ役者はそろった。

にしてもつくづく思う。家康が言うように「牢人がいくら集まっても烏合の衆にすぎない」のは確実。それでも、これだけの人間が集まった以上、秀吉の人気と豊臣家の経済力はおそろしいほどのものだったのかと。

いやそれ以上に、四百年たっても家康嫌いが多くて秀吉の浪花における人気は不動。うーん、家康好きとしてはなんとも。今日も日テレはお祭り状態なのかな?今度こそ17%台では。

第四十二回「味方」につづく

コメント
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