事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第四十七話「残された時間」

2013-11-24 | テレビ番組

Apocalypsenowbrando 第四十六話「駆け落ち」はこちら

前回の視聴率は13.7%でピタリ的中。かえって怖い。

早稲田、慶応、津田塾、そして同志社と、私学がどのように設立されたかが後半のテーマ。卒業生諸君、ちゃんとその精神を受け継いでる?えーと、わたしが卒業した大学もこないだ映画にまでなったのに見てなくてすみませんでしたー。

教育はとにかく金がかかる。そして、その結果がすぐに現れないからこそ教育者の性根と、資金提供者の度量がためされる。公立という名にふんぞり返っている(わけではないけれど)わたしの商売にもそれは言える。

新島襄にとって、同志社の大学化こそが戦地。だから死亡フラッグ立ちまくりの今回と次回は、会津戦争と同様に硝煙の匂いがする。鉄砲は鎌倉の縁日においてだけ登場しましたが。

「かわいそうに……」

余命宣告された譲が、妻に語った最初の言葉がこれ。

「毛布!」

夫の命が長くないことを知らされた八重の最初の言葉がこれ。泣ける。関係ないけど、母が死んだときに最初にやったことが、病院の売店に行って浴衣を買うことだったことまで思い出してしまいました。

同志社大学設立に大きなチカラになったのが徳富蘇峰の筆だったのは説得力があった。アジテーションが有効となり、ペンが剣よりも強くなる素地がつくられ始めていたわけだ。民には知らしむべからず、的な法律をかまそうという現代に蘇峰がいたら、はたしてどんな文章で煽っていただろう。

それにしても、勝海舟とご近所さんだったとは。生瀬のスケジュールと会わなかったからか、中村蒼とのツーショットが無かったのはありゃ。「地獄の黙示録」のマーロン・ブランドとマーティン・シーンだってもうちょっとうまくやってたのに(笑)

最終月に入る。欠点も多いドラマだけれど、追走してよかったと思います。まさか普通に泣けるとはねえ。視聴率は14%にのるでしょう。のってほしいっす。

第四十八話「グッバイ、また会わん」につづく

コメント
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