ヘルズブログ

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我が青春のダイナマイトナース

2006-07-17 17:31:41 | バカ文化
ダイナマイトナースというゲームの話。
カードゲームだが普段ヘルズ商事カード部がやってるような
トレーディングカードではなく1セットのゲームをみんなでやるUNOタイプ。
だがジャンル的にはテーブルトークとかやるアナログゲーマー向けに出た物なので
知らない人も多いだろう。

村上はヒョンな事でこれを買ったのだが(後述)
そのゲーム性の高さで中学時代、高校時代と遊びまくってハヤらせたのだ。

ゲームのイラストはアクエリアンエイジなどで活躍する
思い当たる氏のほぼデビュー作と言うので名前だけ知ってる方はいるかもしれない。

だがこのゲームはゲーム性も極めてイカれ…イカしてるのだ。
3~5人で山札を囲む。
プレイヤー一人一人が病院長となり、
患者を相手病院に送り込む、相手から送り込まれた患者を処置して退院させる
などなどして医療ミスや死者を出さず病院の評判を悪くしないようにする。

…と言うと分かりづらいが、逆に言えば
どんな事をしても相手の評判を下げさせるゲームなのだw
以降説明するゲーム内容はかなりブラックユーモア溢れてるので覚悟をして欲しいw

カードは患者、医者、イベントとある。
患者には0~9までの難易度がありこれはプレイヤーが他の相手に送り込む。
紹介なのか来院の偶発性を他プレイヤーが担ってるのかはわからない。
送られたプレイヤーは入院させるか処置するかを選べる。

医者カードには技術レベルが1~10まであり、
レベル以下の患者を手術して退院させる事ができる。

ここまでは良いとしよう。
だが問題は患者に対して医者が圧倒的に少ないのだw
そしてスペース。
プレイヤーの病院は最初にベッドが3つある設定になってる。
つまり3人までは患者をストックできるのだが
ベッドからあぶれると先にいた患者の容態が悪化して2ターンで死んでしまう!
切り傷だろうが不治の病だろうがダイナの世界では平等なのだ!!

なので自分の病院のスペースは貴重になってくる。
そして何も病院のスペースを確保するのに
正攻法で処置しなきゃいけない義理が無いのがダイナ。
送り込まれた患者をイベントカードで
他の病院に「たらいまわし」したり「紹介状」で送り込んだり
手が付けられない患者を「強制退院」や「新薬投与」で
無理やり退院させたりとやりたい放題なブラックさだw
どんな事をしても相手の評判を下げさせるゲーム

今だったら出せないかもw

そして複数プレイなので手術したら意外な所からジャマされたり、
結託されて袋叩きにあったり、逆にピンチに追い込まれてたら
手札が充実して逆転したりと
多人数プレイの楽しさと汚さが入り混じったゲーム性は
正に妙味と言ったところであろう。


こんなダイナマイトナース。
手にしたキッカケは正に偶然で。
・たまたま同じメーカーだったホビージャパン系のアナログゲーム誌を貰った
・丁度発売前後でプッシュしてた
・またまた丁度、親戚の家の近所の模型屋がアナログゲームに強いお店だった


これらが重なりつつ中学生には大きい¥2000強をはたくという
村上らしい後先考えぬ衝動買いっぷりが
ヘルズ商事とこの稀代の冥ゲームとの絆を結んだのだ。

ちなみにこのゲーム。
作者人気なのか、ゲーム性かは知らないが
ものすごいプレミアが付いている。
でもウチのダイナはカードゲームに親しむ前だったので
保護カバーもせずに紙のカードで遊びまくって
もう擦り切れるくらいボロボロなってしまってるのだが
その痕跡こそが青春の1ページだったのだなぁと思う。

先日皆のリクエストがあったのでスリーブを買い
久々にやったら高校時代に帰ったような気がした。
やはりいいゲームだ。