ヘルズブログ

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ウォーハンマーウィズヘルズ-7話 コンバージョンコンフュージョン

2023-03-21 15:56:26 | ウォーハンマー
資料とか文章がまとまらず1年以上空いてしまった。

10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。

2009年
ウォーハンマーをはじめる一因でもあった「池袋勤務」が異動したり転職したり。
波乱があった時期でも自分の中のウォーハンマーの灯は絶えなかった。
そんな頃の話。

この時期はホビーセンター(現ウォーハンマーストア)でのイベント参加を盛んにしつつ、
ウォーハンマーのイベントの合間はもう一つのライフワークである、
アイドルのファン活動としてフィギュアを作ると言う誓い(ゲッシュ)があったので(?)
交互に〆切と戦っては日々が過ぎていた。

今回はコンバージョンへの熱狂の話をしたい。
ウォーハンマー用語で改造を表す言葉「コンバージョン」。
後年はキットのパーツの切り貼りを主にした改造を「キットバッシュ」と呼んだりもしたが、
時代性もあるしパテもガンガン使うのでコンバージョンとして記述する。

読者諸氏は身に覚えがあると思うがウォーハンマーをはじめて
1~2年目くらいの強烈な熱狂と言う物が誰しもある。
自分もそうだった。
今回はその辺りを追いつつ2009年を追っていきたい。

3月;ファンタジーバトルのバトルキャンペーン「終焉の大預言」
で遊ぶにあたりダークエルフはネームドキャラのジェネラルしか持っていなかったので、
低ポイント戦の為に俺ジェネラルを作ろうとする。

当時のジェネラル(今で言うキャラクター。)は現代と違っていてここで注釈しておくと
・オプションで武器も鎧もマジックアイテムも騎乗動物も多彩に選べた
・しかし商品的には好きな武器を組み替えられるキットは「エンパイアジェネラル」くらいで
 他の勢力はメタルのジェネラルなどとプラのビッツ(パーツ)で改造して作るのがセオリーだった。
・自分が遊んでいるダークエルフのネームドではないジェネラルは当時の環境では本国直輸入のメタルしかなかった


と言うことでビッツから造ろうと言う話。
※ビッツ=ウォーハンマーではジャンク、余剰パーツをそう呼ぶ

ダークエルフ、ドレッドロードのイラスト



顔はアーミーブックにある両角のフルフェイスの兜のイラストが
カッコ良かったので普通のウォーリアーの頭に
旗の脇に付いてるトゲを切って角にした

武器

悩んだ結果武器はとりあえずグレイトウェポンなら間違いないだろうと
貰ったウォーリアーオブケイオスの誰かの剣の鍔と、余ってたダークエルフの剣や槍を切った張ったして作ったり。


ホビセンでビッツ交換会があったので普通では余剰が出ないシードラゴンクロークを貰ったり、
徒歩の甲冑足が存在しない中で「細身で丁度いいジークワルドの足」を教えてもらって交換したり



角とか肩アーマーをグリーンスタッフで作って完成~!
まだまだ序盤だけどコンバージョンの面白みを痛感したミニチュア。

ウォーハンマーと言うかミニチュアゲームは
ビジュアル(模型的な造形)とデータが一致する所に面白みがあると感じる。
最近では聞かなくなってしまったが
WYSIWYG(What You See Is What You Get[ウィジウィグ]=データと見た目が一致している)
と言うのも推奨されていた。

現代、特にエイジオブシグマーでは商品キット内だけの武装で
ゲームデータ内の武装やオプションも固定されてしまっていたが、
ジェネラルハンドブック2020では「改造して俺キャラクター、俺ジェネラルを作ろう!」
と言う試みが復活していた。
翌年には消えてしまったがウォーハンマーの醍醐味だと思うのでまた復活して欲しいね。


6月;40Kのバトルキャンペーン「鋼鉄の征戦」
またもバトルキャンペーンに参加していた。
実際はあまり参加できなかったのだが少しでも遊びたい、そう言う時期だったのだ。

前述のダークエルフ同様にダークエンジェルもネームドではないキャラクターは
メタルしかいない&スペースマリーンにはコマンダーと言う武装が豊富なボックスがあったが
「ダークエンジェルはローブを着てて欲しい!」と言う熱狂があったので
やはりその時に旬な装備のキャラクターを自作することにしたのだった。

コンセプトは敏を活かす→ライトニングクロー
射5を活かしてビークル&モンスター対策→メルタ
移動スピード→ジャンプパック
(本当はレリックブレイドにしたいがDAには無い)

胴と頭…ダークエンジェルベテラン
バックパック…アサルトスカッド
手…メタルのベテランのライトニングクローをビッツで
マルチメルタ…ビッツ

武装が変わるなら磁石や真鍮線での組み換えができるようにするのも良いが、
駒として持った時の収まりの良さも捨てがたい魅力なので、
この時はポイントに大きくかかわるジャンプパックだけ差し替えにした。

クローを持ちながらコンビボルターも持てると言うのが
当時のダークエンジェルならではのヘンテコさだったが
当然のように次版ではできなくなった。
勿体なさもあるが、逆に「当時こんなのができたんだぜ!」と言う思い出になるのも良い。



7月:第4期アイアンヘイロー。
第4期アイアンヘイロー。
前の回でも書いた「一定期間でゼロからアーミーを作って遊んで見せ合って交流しよう」と言うイベント。
この回では新アーミーではなくダークエンジェルの増強を選ぶ。
バイク組のレイヴンウィングはもう作ってしまっていたので
ベテランとデスウィングを主に増やしていくことにした。

・デスウィングターミネイタースタンダードベアラー
4~5版ではデスウィングターミネイターはどの武装をしてても
スタンダードベアラー(軍旗持ち)やアポシカリー(医療兵)になれると言う
他のスペースマリーンにはない不思議なオプションがあったが、
キットはないので上手く作ってくれと言うやつ。
その時の軍旗は「攻撃回数が増える」と言う能力だったので、
相性が良いライトニングクローだ!と思って作成。


ライトニングクローのプラのムクの指を全部切り離して、
プラ棒を持たせて接着し直すと言う地味で大変な改造。

1年弱の頃にしてはバナーの書き込みもがんばってるね。

同じくレイヴンウィングバイカーもスタンダードかアポシカリーができたので
ダークエルフから流用した旗。



今回の目玉デスウィングのボス、ベリアルさん!
彼は当時多くあった
「データだけあってミニチュアはコンバージョンで作ってねスぺキャラ」の走りだった。

加えて自分のそして新人の狂気的の熱意の一つ
「イラストまんまに仕上げたい」と言うのが発露した先駆けでもある。
先にイラストを見ておいてくれ。


・足。

当時はターミネイターボックスとダークエンジェルパーツ程度しかバリエーションがなかった。
仁王立ちみたいにしたいので関節を切って伸ばして蛇腹をグリーンスタッフで復元したり、
装飾を別の物からレリーフ状に削いで熱で曲げたり。


近そうなパーツ、肩の扇アーマーをプラ板で作ったりしつつ
ローブはグリーンスタッフで作る。やっとこ馴れて来た頃じゃないかな。


そしてグリーンスタッフでマント自作に初チャレンジ。
精度はさておきやり方は今とそんなに変わってない。

そして完成!





この辺りのキャラは2013年のダークエンジェル6版コデックスリリースまで出なかったので
頑張った甲斐があったんじゃないかな。


10月:グランドペイントコンテスト2009
2度目のグランドペイントコンテスト。
この時のモチーフは40Kを始めた当初から考えてた
ダークエンジェルのコデックス表紙のチャプレインにした。

イラストが好きなのでいずれ造ろうとビッツはかなり集めて居たのだった。

使うビッツを並べた図

作成に当たったテーマ
●その1! できるだけイラストに忠実にする「超WYSIWYG」を目指す。

当時は「メタルだとえらい」と言う変なこだわりがあったので、
グリーンスタッフ(パテ)のローブで大半隠れるのにメタルを切った貼ったして作った。



今冷静に考えればプラで良いだろと思いつつも重さは嬉しい。
メタルのチャプレインの頭を取りたいんだけど、胴体や腕も勿体ないので
できるだけ潰さないようにエッチングソー(ノコギリ)で分割していくのがめちゃ大変だった。
もう二度とパーツ残してメタル切ったりしないぞ!!
…と言いつつ今に至るまで何度も切ったり削いだりし続けてる。

ちなみに10年以上経った最近でもこの時に残したパーツを使ったりしたので、
丁寧にパーツを残すのは大事だなぁと言う気持ちになる。
この後の腰のバックルの為に潰したチャプターチャンピオンの胴体とか本当最近使ったな。

●その2!できるだけ純正ビッツを使う!
●その3!イラストの通りの装飾品!
ギリギリまで純正パーツを使った方が良いと言う拘りが当時は強かったので
逆にグリーンスタッフで作れば良いよいなパーツもプラのビッツから切って採取した。



●その4! イラストに合わせた特定光源ペイント
できた!

今見るとつたない部分もあるし受賞はならなかったけど、
頭身バランスやイラストまんまのポーズ、
イラストに合わせて普段使わないカラーなどとても勉強になる作品に仕上がった!
自分ウォーハンマー史黎明期の代表作にしても良いくらいだ。
よかったよかった。

ところで後年のウォーハンマー40000、6版スターター「ダークヴェンジェンス」の
特典限定ミニチュア「教戒官セラフィカス」を見てくれ。

ウオォーッッ!
今まで無かったから作ったフード付きドクロメットも、
燭台付きバックパックも、
腰の飾り剣やランタンみたいな飾りもも全部製品化されとる!
俺の苦労は…!


熱狂から来る混迷の日々と徒労。
それが趣味人を強くするのだ…

ほんとうか。

ウォーハンマーウィズヘルズ-6話 Go Funk 5版

2021-09-06 00:32:39 | ウォーハンマー
10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
ウォーハンマーFBの4話でようやく2009年にたどり着いたのだが、
2008年に少し戻らねばならない。

2008年9月 ウォーハンマー40000:5版発売
自分が参加した時の本体ルールはウォーハンマー40000:4版だったのだが、
はじめて3か月もした頃の2008年9/27に
ウォーハンマー40000:5版スターター「ブラックリーチ強襲」が発売された。
この記事を読んでる諸氏にはいらない説明かもしれないが
ウォーハンマーは一定期間でゲームバランスの改善やスムーズ化の為に
本体ルールを更新するようになっている。

はじめた頃から「そろそろ5版来そうだよ」と顔見知りになった趣味人や
店員さんなどから教えてもらっていたので困ったり戸惑ったりはなかった。

5版発売が公式に発表した時に常に予算が少ない俺が取った行動は…
4版スターター マクラーグの攻防をゲットすることだった!

いくつか当時の事情を説明すると
・当時は本体ルールはスターターにしか付属していなかった。
・俺は当時好きなバトルフォース(スタートコレクション相当)に
  ルールブックが付く特別セットを買ってて4版スターターを買ってなかった
と言う事情を踏まえて、これがキモなんだけど
5版発表後に4版スターターを買うと
  5版ルールブックをくれると言うサービスがあった!

以後はなかったので気前良いね。

そんな4版スターターのバックボーン。

「ウルトラマリーンの星域の惑星マクラーグに、
外宇宙からの捕食者ティラニッドがやって来てる真っ最中。
帝国将校のヴァラス中尉はとても貴重な、
スペースマリーンの元になる遺伝種子(ジーンシード)を持って
墜落する宇宙船から脱出したが、ティラニッドに取り囲まれていた!」
と言うお話。


ミニチュア的にはスペースマリーンはタクティカルスカッド10人:1スカッドと心もとないが
ティラニッド側はターマゴントにジーンスティーラーがモリモリ。
巣も付いてるし、フレーバーとしてのヴァラス中尉や核燃料、
墜落した宇宙船の情景モデルも付いてくるボードゲーム的な豪華さがある。
付属ゲームも最初は逃げてピストルを撃つヴァラス中尉(移動と射撃)vs
スキャッターダイス(ランダム方向を決めるダイス)だけで動く生物浮遊機雷の逃走劇から、
最後はマリーンがティラニッドと戦って抑え込みつつ
宇宙船の核燃料をティラニッドの巣にブチ込んで爆破して宇宙船で脱出すると言う
ハリウッド映画ばりの雰囲気とゲーム手順を段階的に教えてくれるミニゲームが個人的にめちゃめちゃツボだった。


ヴァラス中尉と核エンジンはビジュアル的にすごい好きだったので満足!


…と言いつつ5版スターター:ブラックリーチ襲撃も少ししてから増強の為にゲットしたよ。

ウルトラマリーンとオルクが激突した場面を描いたスターターセット。
ウルトラマリーン側は
キャプテン
タクティカルスカッドx10
ターミネイターx5
ドレッドノート(マルチメルタ装備)


オルク側は
ウォーボス
ボウイx20
ノブx5
デフコプタx3

と言う両軍共にゲームに不足のない豪華な物量。
2021年夏のオルクリリース発表まではデフコプタはこのボックスでしか手に入らなかったので
(高くて1機ずつ売られてる旧メタルはあったけど)
近年まで非常に有用なボックスだった。


5版とはどんなゲームだったのか
・距離の単位が1インチ=2cm相当で換算されてたので海外よりもゲームが狭かった※日本のみ
・距離は事前に測ってはならず目測で測る為にゲーム慣れと腕が必要だった。
・攻撃する自軍ユニットから見て奥の敵を狙うには士気チェックが必要だった
・モンスターとかビークルは「ラージターゲット」と言って奥にいても見える
・朝から始まるか夜から始まるかダイスで判定。夜だと射程が短くなる「夜戦」ルールがあった。
・4版から継続してビークルには装甲値が前後側面で決まっていた。
 装甲が薄い所を狙って撃つ→武器の攻撃+D6で装甲の値を抜けるか判定。
 ビークルダメージ表でダイスを振ってビークルの武器が壊れたり動けなくなったり爆発したりと言う手順だった。
 煩雑だけど戦争映画だと当たり所が悪いとドカンと行くのでリアルだったなぁと思ったりもする。
 貫通した後チャートを振って移動ができなくなったり、武器が壊れたり爆散したりするシステムだった。
 ※爆散40Kコマンダーレイジの爆散はここから取っている。
 ビークルが非常に硬いが落ちる時は落ちると言うランダム性の高いユニットだった


・全力移動の登場。※4版はティラニッドくらいしかできなかった

そして看板のリアル射線システム!
 過去はユニットごとに射線が通るかで判定してたけど実際のミニチュアの視線で見て、
 射撃する相手が見えてるかを測ると言う画期的なシステムだった。
 さらにリアル射線システムを測るアイテムがこれ!

ミニチュアの頭越しに射線を見れるレーザーサイト!
ミニチュアの目元からレーザーを出して敵まで届けば視線が通ると言う道理!
そんなのに輝度が高くないので見づらいんだけどオシャレだったなぁ。

さらに当時のゲームに便利なマーカーがこれ!

ターンマーカーに前述の夜戦チェック。
ビークルが何が壊れてるのマーカーに、
ユニットが逃走したか全力移動したかなどの表示がある。


スターターのテンプレートも今まではFBと共用の半透明の樹脂製だったのだが、
5版からこのクリア蛍光グリーンで統一されていたので
5版直撃世代の俺には非常に未来的でサイバネティックな印象が焼き付けられていて
未だにこの色のプラ材を見ると40K用のマーカーなどを作りたくなったりする。

当時はネクロンのガウス武器の発光部分がこのクリアプラだったのだが(※通称ネクロン棒)
当時ネクロンユーザーはそこまで多くなかったので、
ゲームズワークショップに素材が余ってるんじゃないかと言う下馬評もあったw



5版のダークエンジェル
4版コデックスにパッチが当たっただけで特に変化はなかった。
スペースマリーンはスターター封入アーミーなだけあって更新早々にコデックスが出たのだけど、
その際に4版から大幅強化されたウォーギア、
例えばサイクロンミサイルポッドが1発から2発攻撃になったり、
ストームシールドが白兵戦のみだったのが常時スペシャルセーブ4+になったりしたのが
ダークエンジェルに反映されるのが非常に遅くて
「ダークエンジェルは割を食う」
と言う気持ちを強く持つようになったのを覚えてる。

4版からだけどスカウトのサージェントに強化オプションが一切なくて(誤訳)
スナイパーライフルの小隊にしたいのにサージェント一人だけが
射程が届かないピストル持って暇をしていると言う事がよくあった。
ベテランスカッドも同様だったなぁ!
思い出し怒りだけど10年以上経ってるのに未だに覚えてるなw

ベリアルはこの頃はデータのみでミニチュアが存在せず、
他のミニチュアから改造して使おうと言う枠だった。
後年この枠は消えていくのだが、ベリアルは6版更新の時にミニチュアが出たので
その手合いの枠でも生存したキャラではないか。

テレポートはまだどこに降りるかランダムだった時代、
レイヴンウィングはテレポート誘導装置と言う周囲一定範囲なら
テレポートが必ず成功するオプションを持っていたので
デスウィングが連携して降りてくると言うフレーバーを実践できた。
2021年現在の9版だとゲーム上ではなくなってしまったので
しみじみする所でもある
次回はそんな話をしよう。

※余談だけど今回のトップ画は5版ルールブック。
自前のをスキャンしたので当時張ったテプラが付いたまま。
剥いでもいいんだけど良い味じゃないかと思ってw

ウォーハンマーウィズヘルズ-5話 偽典「ナーガロスからこんにちは」

2021-08-08 05:06:47 | ウォーハンマー
10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。

普段は体感した歴史を振り返っていくのだけど
前回の4話で自分の中に火が付いたのでウォーハンマーファンタジーバトルの中の
ダークエルフについて語って行きたいと思う。
自分が一番熱中した7版くらいの時代だと思ってほしい。

本来はウォーハンマーの世界設定などは自分が語るべき事ではなく、
興味を持った人が居たら各人で調べたら良いんじゃないかな、と思っているのだけど
ダークエルフについては後述するとある理由のせいで、
おそらく失伝していくのではないかと言う予感がするので
RoRで自分が書いている記事「偽典ウォーハンマー40000」のように、
「公式の和訳を写す訳には行かないので、自分が噛み砕いた形の口伝で綴って行く形」
としてつらつら書いていこう。

資料は確認にするにしても自分を通す事で微妙な勘違い、見解の差など
本来の物とは違う物にしてでも口伝していく事になるのがまた味わいと言うことで。
偽典とは本来「教会が認めなかった書物」を意味する言葉です。

※注意:ダークエルフの風習はドギツいのでグロ表現が多分に含まれます。


ダークエルフについて
まずハイエルフの国「ウルサーン」があった。
めちゃカリスマの王様、"フェニックスキング"アナリオンが統治していたのだけど
迫り来る渾沌のディーモンとの闘いの果てに壮絶な討ち死に。
ご健在の時の遠征の道中に北の方で謎の女預言者モラスィを妻に迎えて
(※ウォーハンマーのオールドワールド世界で北と言えば渾沌の陣地だ)
生まれていた子供が後のダークエルフの絶対王者メルキス様。

メルキス様は武人としても強いし血統もあるので
「次期のフェニックスキングはメルキスだろう」と
周りも思っていたし自分でも思っていたのに政権闘争に負けてしまう。
メルキス様は「統治にはそれも良いでしょう」と口では言ってても腸が煮えくり返ってるので
メルキス様は自分の代わりに王様になってた人を毒殺してクーデターを起こして
エルフの国のウルサーンは壮絶な内乱の時代になる。

追い詰められたメルキス様がぶちギレて
「皆殺しにしてやらぁ!」とすごい魔法を繰り出したら
暴発して負けちゃったので放逐されて流れ着いたのが暗黒大陸ナーガロス。
寒い辛い苛酷で過酷すぎる不毛の地に王国を打ち立てるのに必死でダークエルフは
冷酷に冷酷に無慈悲に、すべての者を憎悪するようになったのだ。

そんなダークエルフのキレキレの社会や
灼熱すぎるキャラクターを紹介していきたいと思う。


ナーガロスの暗黒貴族社会
ダークエルフの国ナーガロスは貴族社会。
絶対君主のメルキス様は権力もあるし武力もあるし財力もある。
しかも魔術もめちゃ強くて誰も逆らえない。


めちゃ強くてパワーフィストまで持ってる上に
魔法使いとしても最強クラスと言う絶対君主のメルキス様。
フェニックスの炎に焼かれて死にかけたけど
魔法の鎧とメタルメンポを皮膚の代わりにして復活したタフガイ中のタフガイだ。

ダークエルフ貴族はメルキス様に気に入られて出世したり、
不興を買って処刑されないように貴族同士は謀殺暗殺で上を目指す地獄なのだ。
そうして貴族が権力闘争してる間にもメルキス様はどんどん利権とお金も増やしていく。
メルキス様はウルサーンの王は自分しか居ないと思ってめちゃめちゃ執着してるので
ちょいちょいエルフの国に侵攻しては失敗してる。
ねちっこい。


ダークエルフのおもな産業
奴隷!
独立したダークエルフはみんな武人なので農業も産業もできない!
と言う事でひらめいた対策は
「攫ってきたヤツにやらせよう!」
そしてその頃には世界中に奴隷にうってつけの新種「人間」が蔓延っていたのだ。
黒き方舟(ブラックアーク)と言う空飛ぶ海賊船で湾岸からガツンと襲う。
労働力も奴隷、魔術のコストの生贄も奴隷、鍛冶とかの生産品もドワーフの奴隷で賄う。
なるほど!

海賊、ブラックアークコルセアの皆さん。
マルスの次に惚れ込んだ良いミニチュアだ。
何人かはデッカい鉤爪を持っているので
奴隷を引きずり倒すのだろう。


貴族のソーシャルディスタンス
ダークエルフの貴族社会は暗殺毒殺権謀術数が渦巻くのだけど
殺人を厭わないダークエルフの社会で貴人は
暗殺の被害妄想へ陥らない為に“作法(エチケット)”を設けた。
「下位の貴族は例外を除き剣三本以内に近づいてはならない。
 従者は剣二本以内、信を置く者は剣一本以内に近づいて良く、
 破った者は処刑して良い。」
ソーシャルディスタンスを先どってる!
社会的!


コールドワンナイト

下に乗ってる恐竜がコールドワン。すごい強いけどすごい狂暴。
FBでは騎兵はただでさえ強いのに恐竜を従えてればなお強い。道理だ。

コールドワンの騎士は手懐ける為にコールドワンの体液を身体に塗って馴染ませる。
その体液は猛毒で不可逆に嗅覚や触覚が無くなるのだけど
「貴族社会で成り上がる為には悪くないデメリット」と考えてる。
他人の命にも軽いけど自分の命も軽いクレイジーさに痺れる。
このコールドワンちゃんは「愚鈍」と言うデメリット能力を持っている。
移動前にダイスを振って1が出たらトボトボ前に歩いていくのだ(移動力の半分だったかな)
6ターンしかないゲームなのに1ターン浪費とか重い!
しかしコールドワンナイトの突進力は凄まじいので、ダークエルフプレイヤーは
「ウォーハンマーの戦場で成り上がる為には悪くないデメリット」と考えてる。


鋼鉄の礼状
ダークエルフの将帥階級「暴君(ドレッドロード)」

功績を上げたり、暗殺で成り上がったりメルキスに気に入られて出世したりするのだけど、
そこまで出世が出来て無い場合には上位貴族に支援者(ケツモチ)に付いてもらう。
そうした時は上位貴族の名前と権威を見せつける「鋼鉄の礼状」と言う免状を貰い
水戸黄門の印籠、暗行御史の馬牌のように部下にも他の者にもなんでもムチャクチャできるので
文字通り暴君のように軍を率いる事ができるんだ!
しかし惨敗したり腰抜けな様を晒すと上位貴族に泥を塗ったと言われて
「鋼鉄の礼状」を鋳溶かして飲まされるんだ。
煮え湯ならぬ煮え鉄を物理で。
ケジメ!

でもダークエルフ軍はヒラの兵士も下級貴族の傍系だったりするので
すぐ他の上位貴族からの推挙で横入してきたり、
すぐ謀殺で死んだり、すぐ裏切って敵軍に付いたりするので
軍としての体裁が全然立たないので力づくで従えなきゃいけないんだ。
道理だ。
そうでもないか。

ミニチュア的余談だけどドレッドロードは画像の鎌みたいな武器とドラゴンを乗せたモデルと
前述のナイトと轡を並べられるコールドラン騎乗がだけが店頭市販されていたのだが
他にもグレイトウェポン(大剣)、二刀流、馬、女性ロードなどバリエーション豊富だった。
店頭では買えないので悔しい思いをするのだけど。
その割にそれらのリリース前だと太古のコールドワン騎乗以外はモデルが一切なくて
プラ兵の改造とかハイエルフなどから作ったりしてた。リリースが極端!
8版になるとプラのブラックドラゴンが出たので
ジェネラルのプラパーツとかが出て改造しやすくなるんだけど。

さらに余談の余談だけどチョンマゲの人が持ってる鎌みたいな武器はただのハンドウェポンだし
肩のドラゴンはなんら強さのオプションがないただの飾りだ。紛らわしい!


スペシャルキャラクター「凶心ロクヒィル」

海賊船「祝福されし戦慄の塔(タワー・オブ・ブレスト・ドレッド)」を駆る代々の海賊の名家の出身。
一家を復興しようとハイエルフの海岸都市や
ゾンビだらけのヴァンパイア領土の海岸の相手はスルーして
目指すはリザードマンの密林王国ラストリア…の更に奥。
上位存在<旧き者>の秘密が眠る古代海底都市!

金で魔導士をガッツリ雇って水に潜れる魔法を掛けての大侵攻!
めちゃ強い海底モンスター相手にどったんばったん大騒ぎして
貴重なお宝をゴッソリ持って帰って家名を響き渡らせたんだけど
・被ってるイカの兜も奪ってきた古代のめちゃ強い魔法の武具
・貴重な「血鉄(ブラッドスティール)」の像を略奪したと思ったら
 帰り道の船の上で溶かして二刀流の剣を作った(せめて帰るまで我慢して!)
・上位存在<旧き者>の秘密が記された貴重な石板も(ワンピースのポーネグリフ的な)
 ガッツリ略奪しては金の為に売り飛ばす!

世界の秘密がガンガン失われるあたり悪事の規模がデカい!

イカデビルさんは海賊エリートなので敵を追いかけて捕まえると
奴隷にしたと見なしてポイント倍になるルールがあった。強い。
捕獣(ポケモン)ゲットだぜ!


スペシャルキャラクター「ハガニィスのテュラリス」

処刑部隊エクスキューショナーに入れる事が出来たキャラクター。
ミニチュアがなくてチャンピオンをスペキャラに置き換えてねと言うシステムで
しばしば見かけられた諸兄人エリートのテュラリスさん。

処刑ばかりの町ハガニィスに生まれた彼は子供の頃に処刑された生首を見て
「カイン神(ダークエルフに信仰される殺人の神)の導きだ…」と悟りを得て
次の日にはカイン神の神殿の定例処刑に飛び入り参加。
生贄の首をズバリと斬り落として目覚めたと言う天性の処刑人なのだ。

・村の名前が気に食わんから家を全部打ち壊した上に村人を虐殺した。
・オークの一団に奇襲されたのを返り討ちにした上に、自分の家をデコる為に頭蓋骨を大量に持ち帰った。
・スパイに来たハイエルフの一団を見つけたので皆殺しにして壁に打ち付けた

生きたクソデカヨハネスブルグみたいな人。

ハガニィスの町の紹介も
「処刑者とカイン神信徒の町で、
ハイエルフの一団を攫ってきた彼らは殺戮の宴を開き、
夜が明ける頃には、黒い街は赤い街になっていたのだった!バーン!」
と言うグロと実も蓋もなさしかないフレーバーが掲載されてた。

スペシャルキャラクター「人剥ぎメンギル」

もともとは昔のキャンペーン、ストームオブケイオスで出たキャラクターで、
7版ではデータが無くなってエピソードだけになったキャラ、人剥ぎメンギルの人剥ぎ部隊。
「ダークエルフの中でも最も凶悪で血に飢えた者…」と言われる有力者。

彼のアーミーブックでの説明はイカしていて、
「ダークエルフなら誰しも邪魔だてする相手の喉元に刃を突き立てることを好むだろうが、
 メンギルはこれを快楽の為に行う冷血漢なのだ…」


前半がメンギルの恐ろしいエピソードの枕かと思ったら、ここはダークエルフの一般常識なの!?
メンギルの凄さが全然入ってこない!
ちなみに部隊は全員剥いだ人の皮をマントに着てるんだけど、
みんなが残酷すぎて誰がメンギルかわからない。 答えは矢印の人。
なんなら人の皮で作った軍旗持ちの方が貫録がある。
個人的にはダークエルフをはじめるキッカケの一端になったくらいハチャメチャさが好き。


古き世界に別れを告げて
こんなハチャメチャすぎるスーパーヴィラン国家のナーガロスなのだけど
物理時間2014年8月から1年がかりで行われたキャンペーンブック「終焉の時~エンドタイム~」で
今まであんまり進まなかった設定の時間がガツンと進み、
オールドワールド世界は崩壊して新たな世界エイジオブシグマーになった。

エンドタイムでメルキス様はなんだかんだあってエルフ連合軍の王様になってスッキリしたのか
インドメタシン光線を食らったみたいに心の底から偽善者になってしまった。


AOS初版の黎明期の頃はダークエルフには全員キーワード"放浪する民EXILED"とか
貴族階級の"Darkling Coven" とかが付いていたのに最近ではそれらのキーワードも無くなっちゃって
ザックリと「シティオブシグマー:シグマーの都市部隊」になっちゃった…
今やメルキスは半神になり秩序陣営なのは分かるけどヴィラン精神が好きだったので悲しい。

と思っていたのだけど2020年11月に出たキャンペーンブック「モラスィ」。

まだ読めていないのだけど相変わらずのハチャメチャぶりが
日本語で読めるので復帰しても良いかもしれない。

もしくはフォージワールドでファンタジーバトルの後継ゲームを出すようで、
カイジの利根川みたいに「出すとは言ったがいつ出すとは言ってない…何年後、何十年後でもだ!」
ってパターンかと思ったら先日(2021年7月)続報もあったので
コレクションのダークエルフはナーガロスにいるままにしても良いかもしれない。

かなり嚙み砕いてるし他アーミーの資料で分かる話や
小説類を全然チェックしてないので大分違うと思うけど
ダークエルフのはちゃめちゃぶりが伝わると嬉しい。
おわり。

ウォーハンマーウィズヘルズ-4話「愛と幻想のファンタジーバトル」

2021-06-20 23:17:03 | ウォーハンマー
10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
最初の時期が書く事が体感した刺激が多いので
全然進まないけどようやく2008年が終わる頃、別の話が始まる。

2008年の販売状況

3話で少し触れたが
「日本支社は英国公認だが末端も末端の扱いで通販も本国頼りだった」と言う話が重要になってくる。
日本語でのゲームズワークショップのホームページは現在のように通販はできず
カタログとルールのダウンロードなどができる情報としての機能が主だった上に、
今で言う定番商品は国内のホビーセンターの店頭で購入できたのだが、
ダイレクトオンリーは入荷してくれなかったのだ。

スペースマリーンで言えばウルトラマリーンのマルネウス・カルガーとか
ブラッドエンジェルの戦団長ダンテは買えたけど、
ブラッドエンジェルでもティコはダイレクトなので買えないし、
インペリアルフィストのライサンダーや、レイヴンガードのシュライクなどの
スペシャルキャラクターは平時に店頭では買えない状況だった。

趣味人側の対策の一つはゲームズワークショップの英国サイトで個人輸入するくらいだったが
そうは言っても英語も堪能でない新人趣味人にはにはハードルが高く、
ベテランの識者の発注にたまに相乗りさせてもらうくらいだった。

そしてもう一つがイベント時期である。
バンドルと言ってなかなか入荷しないダイレクト限定ミニチュアとか、イベント限定ミニチュアが
バトルフォース(現在のスタートコレクション相当)や当該アーミーのユニットボックス2個とかと
セットになって販売されていたのだ。

察しの良い諸氏は「抱き合わせじゃねーか!」と思うだろう。
そうなのだ!それでもノー輸入趣味人としては有難い機会だったんだよ!


店頭では買えないけどイベントの度に出てくるなぁと言う「おまいつ」なミニチュアもある中、
※「お前いつも現場いるな」と言うアイドルファン用語
昔のイベントだけの限定販売だったりした本当に珍しいミニチュアが来る時もあったので
このバンドルと言うのは玉石混交で、不便ながら今ではないエンターテイメント性も感じていた。
そしてとてもレアな物が来た話になっていく。


ファンタジーバトルと2008秋からの回想
0話で少し触れたが当時のウォーハンマーは
すでに俺が初めていた「暗黒の遠未来SFの40000(40K)」
「剣と魔法のファンタジーバトル(以下FB)」、
「版権のロードオブザリング」の三本柱を展開しており、
特にFBは今のエイジオブシグマー(AoS)の前身にあたる世界観だった事を覚えておいてほしい。

2008夏の終わりごろにFBのダークエルフがアーミーブックの更新した!
※「(40Kのコデックス、エイジオブシグマーのバトルトゥーム相当)


同時にかなりの量のミニチュアも刷新。
特にメタルだった兵士のブラックアークコルセア(略奪部隊)と
コールドワンナイト(騎馬兵)のミニチュアがプラに変更されたのは、
初心者参入へのハードルを大きく下げる物だった。

プラになって単純にスタイリッシュになってカッコ良くなったのもあるし
組み立て、保存が楽と言う面もあるけど、
なによりFBは歩兵を1ユニット10人20人と揃えるゲーム性だった為に
歩兵がメタルだと現在(2021年)の感覚で見てもリアルコストが嵩む
上級者向けのアーミーと言う認識だった。
具体的には0話のウォーハンマーニュースを見てみて頂きたい。


ホワイトドワーフの作例で見たちょっとマイナーな配色で
ターコイズに塗られたダークエルフにビビっと来てすごく惹かれていたが
(ターコイズに塗られたミニチュアは大体カッコイイ。後に出てくる)
「アイドルファン活動もしながら40Kだけでも予算パンパンなのにFBは手が回らん…!」
と強い気持ちで俺は1回目の士気テストに耐えたのだった。
※士気テスト:自分の気力が劣勢に耐えられるかのテスト。
 ダイスを2個振り『気』の値以下を出すと耐えると言うシステム)


しかし、もう趣味人だった俺は40K参入前の時にはやらなかった
ダークエルフアーミーブックの無料PDFを読み耽って惹かれはじめていた。
※販売戦略の一環だったのか当時和訳コデックスやアーミーブックはPDFで無料で読めた。
 今よりも便利でお得だが、英語版よりリリースが遅れたり、リリースされなかったり、
 コアブックがスターターにしかなかったりと言うデメリットもあった。一長一短である。



ストーリーは後述するが一人のキャラクターがすごいお気に入りになった。
「暗き刃マルス」


残虐非道、野心の持ち主のダークエルフの貴人である。
邪悪な儀式の影響で悪魔ツァ=アールカンに取り憑かれながらも
冒険の果てに使いこなせるようになったと言うドラマチックなキャラで、
当時ブラックライブラリーでもスピンオフが出るくらいの人気キャラだった。

コールドワンに乗った騎乗モデルは当時にしてもやや古いミニチュアで
店頭で買えたかはウロ覚えだったが、
限定にしてもおまいつだったか。
いずれにしても「そこまで入手困難じゃないミニチュア」
と言う印象は覚えている。


秋口にはダークエルフのスピアヘッドが世界的に発表された。

・ブラックアークコルセア
・コールドワンナイト
・ドレッドロード(徒歩)
・ドレッドロード(騎乗)
・シュープリムソーサレス(徒歩)
・ソーサレス(騎乗)
・ヒドラ
・凶心ロクヒィル
・シャドウブレイド

スピアヘッドとは新製品だけ詰まった上に限定ミニチュアまで付属すると言うセット箱で、
前述の7版のアーミーブック更新と同時に刷新したダークエルフの
めちゃカッコイイミニチュアだけが詰まってると言う痒い所に手が届く気持ち!
ただでさえお得なのに限定ミニチュアとして「暗き刃マルスの騎乗モデルと徒歩モデル」が付属するセットが
「徒歩マルス!」

騎乗マルスはちょっと古いだけだったのだが、
徒歩のマルスはイベント限定だったかで世界的にも相当レアなミニチュアで非常に話題になった上に、
前述の入荷が厳しい国内のホビセン状況でも受注すれば買えるように営業努力してくれていたのだった!

「徒歩マルス…!欲しい…!
 はじめたかったダークエルフの新ミニチュアがリーズナブルに全部詰まってるけど…
 我慢だ…ッッ!」

金欠だったタイミングだったこともあり更なる士気テストに耐えた俺。
※ウォーハンマーをやっていれば年中金欠だと気づくのはもう少し後の話だ


2008年クリスマス
ゲームズワークショップは英国企業なのでクリスマス商戦が非常に強烈で
お年玉を狙った年始とかの分もクリスマスに注力してくる。

今も変わらず例年ものすごいお得なセットなどがリリースされるのだが
当時はそれに加えて前述のバンドルがあったのだ。

ダークエルフのコアアーミーボックス(スタコレ)に徒歩マルスが特典で付く!
俺「ください」
士気テスト失敗!


もうPDFを読み込んでた時点でもう一押しを待つばかりだったので
ちょっと大袈裟かもしれないが、
こうして1つのミニチュアに強烈に惹かれた所から
俺のダークエルフ、ファンタジーバトル参戦ははじまったのだった。

と言う訳でマルス


アーミーができるのはもう少し後だけど
さんざん話題に挙げたので当時塗った徒歩マルスをご紹介。

限定ミニチュアのブリスターを開けるのに躊躇したけど
尊敬する漫画家でおもちゃ好きの藤異秀明先生(デビルチルドレン、武狂争覇など)が
「おもちゃはバリバリ開けるべし」って言ってたので…

本のイラストに合わせてできるだけ無彩色っぽく色味を使ってみたり、
設定がないのを良いことに、ゲーム中に自分が見るのは背中と言うことで
鱗マントを玉虫色にしてみた。

そして晩夏にスルーしてスルーできなかったコアアーミーボックスも。
※現在のスタートコレクション相当が40KとFBで名前が違った


既存プラのダークエルフウォリアースピアマン12
ダークエルフクロスボウマン16
新プラのブラックアークコルセア20
コールドワンナイト5人

ダークエルフは兵科の多いアーミーだったので
ウィッチエルフとかのカイン教団編成はメタルばかりでまだまだハードルが高かったが
ダークエルフ貴族で始めるには十二分な陣容だった。

ダークエルフのスピアマンとクロスボウマンはコンパチキットなのだけど
ゲーム上でも防御が上がる盾が12個しか入ってないので結果的にこの数になる。
7版は横5人xX列の編成が主だったし、
胴体も4種バリエーションだったので
「なんで変な数なのかなー?」と思ってたら
その前の版では横4人が主流だったんですね。
最近知って納得&スッキリ。


2009年1~3月 第3期アイアンヘイロー
3話で書いた一定の期間内にアーミーを作ろうと言うホビーセンターのイベントの3期目。

当時は初々しく積みプラと言うのも大してしてなかったので
暮れに買ったダークエルフをがっつり作る事にする。


初参加の2期では優秀賞のアイアンヒーローが貰えなかったのでリベンジするぞ~!
初参加の2期では優秀賞のアイアンヒーローが貰えなかったのでリベンジするぞ~!
…と思った割には直前までアイドルファン活動でフィギュアを作ると言う修行に勤しんでいたので
結局期限ギリギリで仕上がりました。

ダークエルフのパッッケージ作例の黒・紫でもなく、
最初に引かれた作例のターコイズを経て、試行錯誤の末に
当時でも絶版カラーだったスカリィグリーンをメインに据えたオリジナル配色にしたものの
緑、銀の次のサブカラーが思いつかず苦戦。

なんとか決まった時にはもうギリギリで空いてる時間を全てペイントに回し、
職場の昼飯でも塗装してなんとか完成!(ローテーションの昼休憩なので一人だった)
イベントは最終展示前のチェックで3色塗ってあれば良いと言うので
ギリギリ滑り込んだけど武器の銀もペイントできてなくて渋い顔をされたのも良い思い出です。
バトルレディですら無いとか我ながら酷いな笑

イベント当日に間に合わせた状態の当時のダークエルフアーミー
写真も当時のままなので粗いのはご容赦を。


コアアーミーボックスにジェネラル一人と、
強い重火器のリーパークロスボウを入れた初心者第一歩のアーミー。


配色で苦戦したダークエルフウォリアー、コールドワンナイト、ブラックアークコルセア。


ジェネラルに入れたイカデビルこと凶心ロクヒィルさん。
頑張りと当時の腕前を感じられて実にいい味が出てる。


ゲームもロクすっぽ出来ずに塗って滑り込んだので今回もアイアンヒーローは取れなかったのですが、
今にして思えば積まずに塗りきった感があるのでヨシ!!

大急ぎで塗った連中なのでいつかリタッチするぞー!
とか思ってる間にファンタジー世界崩壊しちゃった…
まぁその話もおいおい。



暗き刃マルス再び。
本当つい最近(2021)に海外のオークションで見つけた
暗き刃マルスのブラックライブラリー限定版!

かっこいい!

当時の熱意が蘇える激ヤバクールな造形だったので即ゲット!

もう趣味人歴も10年以上になるし、そうそう飛びつくミニチュアも減ったワイ…
とか老境のつもりだったのに、マルスへのテンションと
懐に対してのアクセルベタ踏み感はまるで成長していない…

これはケチって溜め込まずに塗るぞー!

ダークエルフの良さを語りつくしたいんだけど、
文字数も結構な量になってきたので今回はこれでひと段落。
次回に続く。

ウォーハンマーウィズヘルズ-3話「イベントアドベント」

2021-04-28 23:01:22 | ウォーハンマー
10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
今回は2008年くらいの公式イベントの話
全然進まないけど最初の1年くらいが
一番密度が高いからご勘弁してくだされ。


2008年夏―冬
この頃はゲームズワークショップ日本支社は英国公認だが
こう言ってはなんだが末端も末端の扱いで通販も本国頼りだった代わりに
結構独自のイベントを打ち出していたのでそんなお話。

ペイント:グランドペイントコンテスト
多分自分が参加した一番最初のイベントは
2008年8月の「グランドペイントコンテスト」だったと思う。
調べたら多分2008/8/16かな。

海外のゴールデンディーモンに相当するのだけど
ゴールデンディーモンを開催するには規模などに一定の基準があるらしく、
日本ではその基準に満たなかった代替策だったとは思う。

それでも当時のウォーハンマーのファンダムの環境は
SNSもTwitterが生まれる前でmixiが一番大きくて、
そこでも登録だけの名義が2~300あるかどうかくらい。
今よりもネットでのコミュニティは桁違いに狭かった時代、
全国の猛者の作品を見れるのは痺れるものがあった。
しかも「現物のみ」「郵送可」だったんじゃないかな。

はじめて3か月の俺も参加。
ダークエンジェルのお気に入りキャラ「チーフライブラリアン・エゼキエル」を塗る。
まずは見ておくれよ。





両手持ちの剣の構えに侍の決闘のようなイメージを受けたのと、
丁度エゼキエルは旧バージョンのバナーポールしかない方を持っていたので
風にたなびく様なバナー(軍旗)を初のグリーンスタッフで作った。
 ※後~2021まで買えるバージョンは本体は同一形状のままバナーが立体になったが、
 古いバージョンは旗の棒だけがあるバックパックに紙~シールでバナーを付けた。
 ダークエンジェル箱の時にヒロさんに一緒に譲ってもらったんだね)



グリーンスタッフは海外でデューロパテとも呼ばれてる当時日本の模型業界にはあまりなかった素材。
基本は2剤を混ぜて捏ねると堅くなるエポキシパテの一種なのだけど、
硬化しても堅めのPVCくらいの弾力を保っているので接触が多いミニチュアゲームにとても適している。
一方で普通のパテと違い彫刻に向かず紙ヤスリも使えないので独特の作業工程が必要なのだけど
無謀な俺は初のグリーンスタッフなのに締め切りの2~3日前にバナーを作り出して、
「え!え!なんで削れないの!普通のエポキシパテとは違うってコト!?」
ってまたハチワレ構文になってた。

なんで行き当たりばったりなの俺は。練習とかしなよ。。
あと肘のピュリティシールが腕にピッタリくっついてる造形なんだけど、
「お札貼ってるならこれもなびくんじゃね?」と思い
メタルをゴリゴリ削ってお札部分をプラで移植したり。
10年以上メタルゴリゴリやってんな、俺は。
そして肩アーマーのリベット復旧とか手間を割いた割に、
今見るとあまり効果的ではなかった。若さよ。

・ライブラリアンは青だけどダークエンジェルの緑を入れたいので
 色相が変化するグラデにしたい!
・フォース・ソードの文字は虹色にしたい!

気持ちだけは滾ってて腕は追い付いてないのだけれど、
この創作意欲はやはりスタートダッシュの頃にしかないので
大事にしていきたい。
でも、瞳入れとか手書きバナーとかは3か月くらいにしては
結構頑張ってるんじゃない?
自画自賛は大事にしていきたい。

ちなみにコミケ直後のド金欠の時だったのでミニチュア用のサンドじゃなくて
神社の境内からいいサイズの砂利を拾って使ってる(笑)

そしてこの年は今でもTwitterでお話させていただく(構って貰ってる)
あずき舎くろまるさんが単体のブラッドレター1匹と言うシンプルなモデルに
壮絶な腕前のペイントを施した作品が最優秀賞を取って行った年だった

「初めて会った物がこの世で最高の物だった…」

と言うFSSのアイシャさんみたいな気持ちになる。

この時はPDFじゃなくてGWジャパンのサイト内発表だったから
手元に画像が残ってないんだよなぁ。
あっても他人の作品を勝手にあげる訳にはいかないけど。
それにしても凄かった。
高みを知るのは大事なことです。

増強:アイアンヘイロー
ヨーイドンでみんなで一定期間でアーミーを作るor増強しようと言う
アイアンヘイローと言うイベントが開催されていた。


2008年3月くらいに1期があったが自分がはじめる前だったので、
自分が参加したのは2008年9月の2期。

レギュレーションは都度都度変わっていたのだけど
・おおよそ3か月くらいで1500Pを作る。
・スタート時以後に購入したミニチュア
 もしくは黒サフまでしか着手してないミニチュア(かな)
・3色以上塗る
・ゲームもしよう
・達成すると記念バッヂがもらえる。
・最終日には展示とタッグマッチがあって、
 優秀賞3人(だったかな)「アイアンヒーロー」には
 アイアンヘイロー型の限定バッヂがもらえる。

ペイントの美しさはペイントコンテストがあるので
コンセプトやクレイジー具合、
作ったアーミーで遊んだ時のグッドプレーヤー具合とか
色々総合的なコンテストだったように思える。
当時からゲームがおろそかだった俺なのでアイアンヒーローは逃したけど
ちょうど新アーミーをはじめたり、増強したりと言う時には
勢いがついて良いイベントだったなぁ。
アーミーズオンパレードの先駆けと言うか、
世界的にジオラマの上背コンテストになりつつあるAoPの
当初の姿だったのかなぁと思わなくもない。

その時に作ったダークエンジェルアーミー1000P。

カンパニーマスター
チャプレインジャンプパック装備
タクティカルスカッドx2
アサルトスカッド
デヴァステイタースカッド
ライノ
に先日出したエゼキエルかな。
今見るとシンプルな構成だしベテラン少ないし、
そもそも写真の撮り方が暗い!
この後ウォーハンマー数年やってたお陰で
撮影も上手くなっていくんだなと思うと感慨深いね。

当時のログを見ると
「自分の塗り方はドライブラシばかりで
手間食う割にキレイじゃないかもと今更ながら反省
先日オーガですごいキレイな重ね塗りのマリーンを見て
重ね塗りで進めるべきだったかなぁと思う。

後になってそのマリーンの人は前々からネットで見て
密かにペイントを尊敬してる人だったので上手いのも納得だった。

だがもう歩兵全員ドライブラシにしちゃったのでマリーンはドライブラシで行こう
あとシタデルウォッシュの性能はすごいなぁ」

全てが若い!
別に後からグラデーションを掛けてもいいし、
お前は腕を磨く代わりにドンドン手が遅くなるから
安心するんだよと言ってあげたい。


ゲーム:忠義の守護者
2008年秋冬。
2008/9/27にウォーハンマー40Kは5版ルールに刷新され
ゲームシーンは大いに盛り上がっていた中、
「忠義の守護者」と言う40kのバトルキャンペーンイベントをやっていた。

調べたところ2008/11/1-12/21の期間らしい。2か月弱で結構長い。
ある惑星で各勢力が入り混じる激戦区と言う設定で、




各ホビーセンターをテーマになる惑星の各大陸に見立てて、
その大陸の覇権を争い店舗ごとの各プレイヤーの勝ち星が加算されて行く


週末には実際の勝ち星を集計して「帝国からの新聞」と言う体で
戦況報告が公式サイトからPDFで上がってくると言う
実に臨場感があるスリリングな物だった。


この形式は3~4回はあったんじゃないかな。
海外のイベントでしか買えない限定ミニチュアも
「このイベント時の限定品」と言う形で輸入してくれて嬉しかった。
この「忠義の守護者」の時は海外のゲームズデイ限定だった
「スペースマリーンサージェント サンダーハンマー装備」


ペイントコンテストがあったので
グリーンスタッフでローブを着せたダークエンジェル仕様にして参加!




当時のミニチュアはメタルだったのに
ヒーヒー言いながら胴体とかゴリゴリ削ってたよ。
なんか毎回削ってるな。

そして当時はスタッフさんの寸評がもらえた。

この文面は当時のトップの某氏じゃないかな。
半年くらいのまだまだニュービーの自分に
汲む所は汲み、より良くなる点を挙げてくれている。
今にして思うとRoRでコメントをする時の原点になっているようにも思えた。

最期は戦果に応じて各勢力のフレーバーが載ってた。

翻訳と運営が一体化してた当時の空気感ならではと言う感じ。

そして最後に帝国広報が載ってたw

レイアウトもうまい人がいたんだねぇ。
このノリが当時のGWJを表している。


今回は長くなったけどおわり!!

ウォーハンマーウィズヘルズ-2話「縁カウント」

2021-03-22 01:04:30 | ウォーハンマー
10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
ウォーハンマーをはじめた頃の人の出会いとその頃のリリースの話。
あまり進まないけどまぁそれはそれで。

2008年6月 初バトル
最初のユニットも組み、初心者特有の過剰な熱意で
ライノのドアを開閉する改造などしていた頃
●リンク ライノドア改造
初心者がつまづきがちな問題「どの武装を装備すれば良いのか」と悩んでいた時に
オーガに来るアウトライダーの人(ファスト枠ホビセンマン)に声を掛けられた。

「ゲームで使ってみないと
 何が自分に必要なのか分からないものです。
 どなたかとゲームをやってみませんか?」


体験ゲームはしてたけど自分のアーミーでのバトル!
400ポイント編成で1ヘッドクォーター1トループ最小制限の「コンバットパトロール」!

???「ゲームデイで良ければ、やりましょうか?」
そうやって申し出てくだった相手は


コマンダーレイジに登場した寺仁堂泰良!


…のモデルになったKTさん!!
当時のオーガには木曜夜だったかにウォーハンマーゲームデイがあり、よくいらしてた。
と言う訳で突貫でとりあえずモデリングだけ間に合わせて初ゲーム!

初対戦はディーモン。
寺仁堂さんなのにティラニッドじゃないのかよと思うかもしれないが
当時のKTさんのアーミーは3勢力あり、
1軍ティラニッド、2軍ケイオスマリーン、3軍が新発売のディーモンだったのだ。

当時ケイオスディーモンはコデックスが更新されたばかりだったが
基本性能が強い事のバランス取りなのか
「全アーミーを予備戦力にした上に、ランダムで半数しか1ターン目に出られない」
みたいなトリッキーなルールだったのを覚えてる。

大分逸れた。まぁそんな感じで
色々手取り足取り教えてもらいながら楽しい初ゲームだった。



結果はまぁ普通に負けたw
自分はペイントに寄りがちなので手取り足取りゲームしてもらうのは
10余年経った今でも大して変わらないのであまり初々しくもない。

ちなみに後々にKTさんの1軍ティラニッドにも相手をしてもらったが、
当時の4版コアルール、ティラニッドの能力、
KTさんのロジカルなプレイングの相性がめちゃめちゃ良くて
それはまぁ強かったのが印象に残っていて、
コマンダーレイジの寺仁堂さんのイメージに繋がっていくのだった。

後にウォーハンマーから「ウォーマシーン&ホード」のPPゲームに推移してらしたが
そっちはウォーハンマーより更にロジカルなゲームなので
やっぱりお強かったようだ。
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2008年6月 ダークエンジェル バトルフォース
ややこしい話をする。
ゲームとしてのアーミーは「ダークエンジェル」を選んだ俺だが
当時商品としての「ダークエンジェル バトルフォース」は限定品で
既に市場から絶滅して買えなかった為に
商品「スペースマリーン バトルフォース」に「ダークエンジェルベテラン」などを買い足して
アーミーを作成していた俺だった。
ダークエンジェルのバトルフォースは既存商品の組み合わせなので
お得度に多少の前後はある物の、基本的に市販品で補える範疇だったので
物理的には問題がなかったのだ。

…だがダメだ!
 どうしてもダークエンジェル バトルフォースが欲しい!

買えなかったと言う後ろ髪を引かれる気持ちだったかもしれない。
単純にパッケージがカッコ良かったので箱だけでも買うつもりもあった。
しかし当時、国内でのウォーハンマー人口は少なく、
取扱店もネットショップも少なく絶望的だった。

しかし、そんなある日、当時主流だったSNS「mixi」で
見知らぬ方からある日メッセージを頂いた。

「ダークエンジェルのバトルフォース余ってるから要ります?」

一応当時mixi内にあった「ウォーハンマー」のコミュニティに参加して
「ダークエンジェルバトルフォースが欲しいなー」と
どこかのスレッドだか自分の日記だかで書いてたとは思うが
それにしてもこんなタイミング良く、
善意の第三者が声を掛けてくれる事があるだろうか。
そうそうない。
つまりラッキーだから乗るべきだ!!
「欲しいです。」と返信した。
そのお相手こそ現在も良くして貰ってるゾンビ☆ヒロさんだった。

たまたまご近所で池袋で合流して譲っていただき深々お礼をした。
「在庫2個あったけど1個で良かったの?」
「始めたばっかでお小遣いガンガン使ってて金欠なので1個で大丈夫です」
当時はツーマストバイなんて言葉も知らない
善良なヤングブラッドだったのだ。

その時に、ヒロさんの趣味人仲間の方も自分と同じように
ヒロさんから引き取る物があったので合流して
凄い量のミニチュアを引き取って行かれた。
漠然とした記憶だと半ウォーロードタイタンくらいのお値段分のミニチュアを
2インドミトゥスくらいのお値段でのやり取りだった気がする。
1スタコレくらいの金額でヒーヒー言ってた若い日の俺にとっては
ヘヴィなやり取りを目撃して驚いたのもたのも束の間。
…ヒロさんはホビーセンター池袋に直行して
1スタコレ2インドミほどの現金をサイフに入れる間もなく
 ソッコーでティラニッドのアポカリプス箱に等価交換していたw

「お、ヤバイ業界に足を突っ込んだぞ」
と逆にあっけらかんとしたのを覚えている(笑)

ヒロさんが買ったアポカリ箱なんだったかなぁ。
ティラニッドはウロ覚えだけどアポカリプス4版のデータを見るに
カーニフィックス5匹箱だったか、ゴーント120匹箱だったかなぁ。
値段を見返したら上記の2個を両方1つずつだったかもしれない。


そんなこんなのダークエンジェルバトルフォース。

今見ても最高のパッケージ。探したのは間違いではなかった。


コマンドスカッド、ベテラン、デヴァステイタースカッド、タクティカルスカッド、スカウト。
と言う表記になってるが実際には
ベテランx2、コマンドスカッドのコマンドランナーだけ
(※実際にはベテランとコマンドランナーを混ぜたダークエンジェルコマンドスカッドと言う箱があったのだが)
でデヴァステイターをローブマンにする事で
デヴァステイターの身体でタクティカルスカッドをでっちあげると言う
今見てもトリッキーな編成だった。
-----------------------------------------------------
2008年9月 道半ばのレイヴンウィング 
ヒロさんとの出会いと前後して神保町ホビーセンターで
現在もお世話になってる物理的なメンター(先達)の圭さんと
圭さん主催のクラブチーム鉛駒卓遊会の1期メンバーとも面識になった。
ある日、圭さんの家が当時めちゃ近所だった事もあり伺うと
「ウォーハンマーを初めて猛烈な熱意だったけど、
 スタートダッシュが全力過ぎて力尽きた知人がいて、
 処分するよりはと引き取った組み済のレイヴンウィングのバトルフォース」

と言うものを見せてくれた。


「今ダークエンジェル増やしてる最中なら使わない?」との事。
見るとレイヴンウィングに加えてブラックテンプラーのパーツも混ぜてあり
設定としても違和感があったり、
ウォーギアの装備もゲームとして使いづらそうだとすぐわかった。

…が過酷なミニチュアこそかえってその若い闘魂を揺さぶりついには…
「俺が直さないとコイツは多分一生日の目を見ない!
 俺が直してやる!」


と言う気持ちに至った俺は

「いただきます」

そう答えた。

ポーズも微妙だったので結局接着されたバイカーを
上半身を各部折れながらでもゴリラパワーでもぐ!

肩パットをニッパーとかねじ込んでもぐ!削ぐ!

全パーツに真鍮線を打ち直す!!
過酷だ…

お礼に出した分は定価から見れば
 リーズナブルだが正直買った方が3倍ラク

と言う過酷な物だったがミニチュアを救えた事。
ウォーハンマーは軸さえ打てばへし折れようがなんとでもなる事。
なにより過剰な熱意は燃え尽きへ繋がる
と言う事を学べた良い出会いだった。
そんなレイヴンウィングもきっちり直って元気にがんばってます。




2008年 ウォーハンマー25周年 
自分の思い出話ばかりなのだけど(元々そう言う企画だが)
ちょっと全体史観として言及しておかないとならないのは
自分がウォーハンマーをはじめた2008年と言うのは
ウォーハンマー25周年の年で、
大々的に打ち出してて記念グッズが多数出てたので紹介しよう。

まずは記念ミニチュア戦鎚ハリー


ウォーハンマーファンタジーバトルの初版の頃に描かれていたイラストの
ケイオスウォリアーをリファインしたもの。

当時は「恐れないアンデッドを恐れさせる」と
言うルールがホワイトドワーフに掲載されていて
お祭りキャラなのでめちゃめちゃに強い数値やデータが設定されていた。


25周年ダイス

ハンマーに25と書かれたロゴが入ってる。
カッコイイけどちょっと観づらい。
アタリチケットが入ってると純銀ダイスだかを貰えたんだったかな?
当たった人を見た事はないw

クリティカルメタルダイス。


多分真鍮製の重いダイス。当時買いそびれてしまったのだけど
ここ数年のショップの出物でゲットした。
ゲームの盤面でピンチになったら
対戦相手に投げつけるのかもしれない
※対戦相手に投げつけてはいけません

画像はRmanさんからお借りしてます。

25周年ミニチュアケース

当時発売されていて今なお影響力の大きいシタデルキャリングケース。
当初は40Kの「双頭鷲」、工具箱の「GAMESWORKSHOPロゴ」くらいだったので
柄違いは結構レアなバリエーションでお気に入りだった。

シャツとかもあったので買っておけばよかったなぁ。
そんなこんなで2話もおわり。

ウォーハンマーウィズヘルズ-1話 「禁じられた遊び」

2021-02-23 23:49:50 | ウォーハンマー
10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
ウォーハンマーを始める事になる第1話。


2008年初春~5月
当時の俺は池袋で働いていた。
元々好きな街だったので職場を選んだのもあったが、
玩具、模型、同人、アイドル、
自分のオタク活動の要素が池袋にはすべて詰まっていた。
そして自分のホビーには未だカードゲームも含まれていた。
ここが大きな転換期になって行く。

当時のメインのショップは今は失き「カードショップ・オーガ」。
古くからいくつものカードショップが並ぶ池袋の中では新興店だったが
市場価値分かっている上で妙にリーズナブルで購買意欲をくすぐる絶妙な値付けと、
活気があるデュエルスペースや店員のフランクさが居心地が良かったので行きつけにしていた。
その店こそ、当時としてはまだまだ少なかった
ウォーハンマー取扱店だったのだ。

ウォーハンマーは店の一角にある什器2つ分程のわずかなスペース。
その割にアウトライダー(取扱店を周るGW社員をそう呼んでた)が気合が入っていたのか
ショーケースにはスペースマリーンやケイオススペースマリーンなど
4勢力くらいのフルペイントアーミーが並んでいた。完成品の軍隊と言う強烈な魅力と圧力。

ショップのポイントで交換できる特典として並んでいた限定ミニチュアやフォージのパーツ。
(※当時でも珍しい仕様だった)
月に1度くらいは週末にゲーム会を開催しては
カードゲーマーがミッチリ座って、カードをパチパチ鳴らして宣言してと、
ヒリついたカードバトルを繰り広げるデュエルスペースの一角で、
2卓を占拠して立ちっぱなしでサイコロをジャラジャラ振ってはしゃぐ趣味人。
正直多少違和感はある。
しかし気になる。

カードゲームで見知らぬ人とフリー対戦でもしようかと思ってオーガに行った、
週末のある日もウォーハンマーのゲーム会が開催していて、
俺が覗いているとアウトライダーの人が声を掛けてくる。
「ミニチュアで戦うゲームなんですよ。こう言うのご興味あります?」

元々の模型好き、そして3度のニアミスを果たした俺は
つとめて冷静にこう答えた。
「ええ」

アウトライダーは続ける。
「遠い未来の戦争を描いたゲームなんです。
 Aさんの軍とBさんの軍が戦ってて、今この戦線で両軍が殴りあってて
 結果をサイコロで判定するんですよ!
 出目がX以上で防御が成功するシーンなんですが
 良ければ振ってみて下さい」

えぇ!?ゲームの決め手なのに通りすがりに任せて良いの!?
20個か30個か。
人生に持ったことがない数のサイコロを手に抱えておそるおそる振る。
ジャラジャラ。
ひどい目だった。
代理に振らせてくれた趣味人の兵が大分バタバタやられていく。
どう考えても期待値を割り込んでいて申し訳ない気持ちになったが
やられた趣味人も楽しそうだったのをよく覚えている。

この辺りでウォーハンマーに大分惹かれてはいたが
この頃は℃-uteを応援するアイフドルヲタに軸足を置いてたし
玩具にカードゲームにと多趣味な俺は
どう考えても予算が厳しく踏み出すのは躊躇われた。
…が、オーガに行く度に後ろ髪を引かれては
常設してあった製品カタログをしばらく眺めては
全然分からない世界観をカタログの僅かなフレーバーから夢想し
もしウォーハンマーをはじめるなら、どの勢力かなぁと考えていた日々が続いた。
この考えが頭によぎった時点で、もう時間の問題だったろう。

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時代背景補足
今からは信じられない事だが、
2008年当時もGWの日本語版公式サイトはあったものの
通販は機能しておらず国内で買えるレンジのミニチュア
(今でいうダイレクトオンリーは国内では通常には買えなかったがそれは後に)
ファンタジーバトル、40K、ロードオブザリングで
3種カタログのPDF配布されてるだけだったのだ。

更に言うとその頃はファンタジーのアーミーブック(現バトルトーム相当)と
40Kのコデックスの日本語版PDFが無料配布されていたのだが、
開始前にバックボーンの筋はあまり読んでなかった気がする。

今にして思うと勿体ない話だが
まぁ冷静に考えてなんだか分からない世界の
なんだか分からない小説とルールが
10個も20個もあったら、
端からガンガン読まない事もあるよなぁとも思わなくもない。

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オーガにはそのPDFを印刷して綴じた冊子が置いてあったので
仕事終わりにカードを見に行く度にカタログをためつすがめつして
「スペースマリーンってやつらと同じ見た目してるのに、
 ダークエンジェルとブラッドエンジェルが別カテゴリで売ってる…?
 結局どこの勢力なんだ…!?」
などの初心者あるあるも段々と分かって来て
一番気になるのがダークエンジェルまで辿り着いた。
決め手はフレーバーから感じる僅かなヤバそうな雰囲気と、
ごくごくシンプルに「ローブがカッコイイ」からだ。

だが2008年当時。
40K:コアルール4版日本語版。
バラ売りはなくスターター同梱のみ
スターター:マクラーグの攻防(7000円ほど)


今からするとめちゃリーズナブルだし、
テレインも付くし帝国将校ヴァラス中尉が逃げるミニゲームも付くので良い箱だが…!
スペースマリーンはタクティカルスカッド10人のみで
実ゲームとして考えるとそのままは始められない物量で、
お得度には欠けていた。

まだ一歩足りない。
そんな時に背中を押してくれた最後の一手。
「決戦前夜バンドル」だ!!


この決戦前夜バンドルとはなんぞやと言うと
バトルフォース(今のスタートコレクション相当)に
2000円くらいで9色のペイントセット
(当時はシタデルカラーが1本¥350くらいなので定価が既に安い)
更に当時スターターにしか封入されてなかった
コアルールブックまで付いてスタコレ+1000円くらいしかしないと言う
割引の加減が分からなくなっちゃうシタデル算の中でも
向こう10年以上見ても未だに群を抜いたクレイジー割引セットだったのだ!

もしウォーハンマー初心者の方がこの記事を読んでいたとしたら
憶えておいて欲しいのだが
・ウォーハンマーはまとめて買うほど安い!
・ゲームズワークショップはたまにセット製品の割引で
 算数が出来ないくらい安くなる時がある!


それにしても安すぎる。
この頃は大規模戦アポカリプスが初めて40Kでルール化、発表されて
GWはめちゃめちゃプッシュしていて、
レマンラス9体とかマリーン100体とかオルクボウイ100体みたいな
めちゃくちゃなフォーメーションデータと共に、
めちゃくちゃなフォーメーションを構築するミニチュアが全部セットでがデカい箱に収まった
めちゃくちゃな割引のアポカリプス箱が色々リリースされたので、
決戦前夜バンドルもその一環のお祭り的な商品だったんじゃないかと思う。


こんな格言がある。
「悩むのが値段なら買え。買う理由が値段ならやめておけ」
だが最後の一歩の後押しをするのに値段は強力だ。

そうして俺はダークエンジェルをはじめる事にして
スペースマリーンバトルフォースで暗黒の遠未来に身を投じた。

※ダークエンジェルのバトルフォースは限定発売で、
この時には既に買えなかったのでスペースマリーンを買ったのね。

当時の写真はガラケーで使い物にならなかったのでボックスを撮り直し。
10年以上、未組みランナー収納したりしてクタクタになってしまったけど
思い出深いのとカッコ良かったので未だに箱を取ってある。


話をぶった切るけど懐古がてらに中身。
タクティカルスカッド10、アサルトスカッド5、普通スカウト5、ライノ。実に堅実で良い箱。


当時のSNSではゲットした日、2008年5月8日にこんなタイトルを付けていた。
「禁じられた遊び」
ヤバいヤバいと思ってた世界に踏み込んだ自覚がある。
が、もう止められねぇ!

繰り返し初心者向けの話になるけど
「気になるけど未だにウォーハンマーをはじめてない人」からしたら
やっぱり予算は気になる物だと思う。
「イニシャルコストは結構するけど、
 買った物で長く遊べるからランニングコストはそうでもないよ!」

と説明するようにしている。

つまりイニシャルコストはめちゃめちゃ掛かった。
最初安くてもめちゃ楽しいからドンドン欲しくなるよね!!
当時はまだ年若く、同世代としても稼いでいた方だった上に
若くて浪費家のオタクのたかが知れてる貯蓄に
ガツンとバカデカいクレーターが空いたのだった…
まぁ身上を崩す程ではなかったし、
10年以上ずっと遊べてるしまぁ良しとしよう。


当時の画像がいくつか残っている。

スペースマリーンバトルフォースだけでは当然だが
ダークエンジェルの印象的なローブがないので
装飾パーツがふんだんな「ダークエンジェルベテラン」も追いゲットして
組み上げた初の完成したユニット。
こう言う時に通勤ついでに買い物ができると強い。出費はヤバイ。
まだグラデーションなどは分かってないのが初々しい。

ダークエンジェルの作例はアイレンズが赤、銃の外装も赤が多いのだが、
ダークエンジェル4版コデックスのイラストに惹かれたのではないかと
自問自答の末に気付いたのでアイレンズ黄色、銃の外装がメタリックブルーにした。

10年以上同じカラーリングで気に入ってるので、
最初に自分のアーミーの色合いを悩むのはとても大事だと思う。


バトルフォースにはヘッドクォーターがいないので
当時あったダークエンジェルカンパニーマスターのメタルブリスター。
右上のDって部分が値段。
「キャラクターの単独ブリスターならD」
「装飾も少ない1体ならC」
「スペシャルキャラクターならE」とか大枠が決まってて、
このレンジごとに値段が変動していた。
Dは俺が買った時は1500円くらいだったんじゃないかなぁ。
この価格帯の中で国ごとにレートが変わっていくので
各国のショップは値札を張り直さなくていいんだね。分かりやすい!
このレートは史上稀に見るポンド安を経ても右肩上がりし続けたのだが
(※ゲームズワークショップはイギリスの会社なので本来ポンド計算)
それはまぁ現在も変わらないので今更言っても。


脱線したけど今も遊んでるダークエンジェルは
自分がウォーハンマーの開始した当初から選んでいたよと言う長い昔話

ほぼ見た目で決めたものの、
コデックスを読んでその渋さとメンタリティに惚れ込んで以来10余年。
ずっと続けて愛用、増強しているので
偶然にも最良のチョイスだったのは幸せな事だと思う。
初バトルとか出会いの話はまた次回。

ウォーハンマーウィズヘルズ-0話「四顧の礼」

2021-02-14 01:08:08 | ウォーハンマー
ウォーハンマーを続けて10年以上。
この界隈は日本語になる前からの20年級のレジェンドが現役だったりするので
自分なんかまだまだ…と思ってたが、
それでもそこそこのベテランになってしまったのと、
ここ近年での裾野の広がり方は凄く新規参入者がめちゃ多い。

その割に公式サイトは情報を残さなかったり、
HTMLサイトやブログのサービスの消滅などで
情報が大分断絶してきているので、
自分の体感してきた事自体が
一つのログとエンターテイメントになるんじゃないかと思って記してみる。
題してウォーハンマーウィズヘルズ。

0話はウォーハンマーを始める前に3度ニアミスしていた話。
本格的に始まらないので1話からでもいいよ。

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1999年頃
97年頃からしばらく「楽市楽座」と言うオタク系フリーマーケットにハマっていた。
古い玩具やトレカ、同人誌にゲーム。蔵出しのレアな物を扱っているイベントで、
今ならヤフオクなりメルカリなり中古ショップで通販すれば良いが
当時はネットもそこまで普及していなかったので
ワンフェスの中古ブースはじめこう言うフリマ系イベントが大きな手段であり、
特に楽市楽座は出展者がこれは!と言う物を比較的リーズナブルに出す傾向があり
学生だった自分にはありがたかったのだ。
※ご無沙汰してますがコロナ禍自粛を覗けば2021年も健在の様子。


何度か通いなれた頃のある日、一つのブースに目が留まる。
多くのブースは会議机半分のスペースに
同人誌だのカードだのフィギュアだの、商品をミチミチに並べているのに、
そこは見慣れない海外のプラモを平たく面陳列で並べているだけだった。
しかも個々がウン千円から1万円以上する物ばかりで
「…一体なんなのコレ…?」と思い少し遠巻きに見ていた。

すると一人のお客さんがササッとそのブースに歩み寄り
客「あぁあったあった。コレがハマるとお金が飛んでくと言う噂のウォーハンマーですか」
出店「そうです。ハマるとお金が飛んできますよ~笑」
客「はははw じゃあ下さい。バサバサ」
俺「!?」


ほぼノータイムでお札(多分万札)を数枚出して、箱を数個引き取っていく
(そのお金出して数箱だけなの!?)

当時学生で少ない小遣いでチビチビとコレクションしていた自分にとって
ウォーハンマーとの出会いは衝撃的だった。
当時見たのは多分5版かな。
6版が2000年らしいし、
パッケージもうっすら憶えがあるので合ってると思う。


ブレトニアVSリザードマンのスターターだったらしい。

今にして思うとリーズナブルなんだろうけど
ネットも少ない時代にそのブースに目を付けて即買いした御仁は
今から考えてもやっぱりちょっとクレイジーだった気はするw


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2002年頃

自分は地元の友人と共に遊戯王や他のTCG数種類を遊ぶカードゲーマーだった。
主なホームは池袋である日、池袋イエローサブマリンまで足を延ばして
物色した時に配られていたのがこのウォーハンマーニュースだ。


ウォーハンマーニュースは当時ホワイトドワーフ輸入前の環境で
新製品と和訳データなどを小出しに掲載した廉価版ホワイトドワーフのような物で
通常はモノクロ100円くらいで刊行されていたらしいが(伝聞。後にカラー化)
自分が出会った号はハイエルフ押し出しの記念号だったのかフルカラーで無料配布だった。

当時はイエローサブマリンの新宿地下店が「地下サブ」と呼ばれ
ウォーハンマー輸入のメッカだったようだが(自分は通っていないので伝聞)
その余波で池袋も少々扱っていたのだと思う。
ショーケースの狭い一角を完成品やコンペ作品が並んで居たのを覚えている。

模型が好きだったので何となく手を取ってみた所、
今でも覚えてるイムリックの君のドラゴン騎乗のページ。


「洋物の造形はくどいけどカッコイイなぁ~」
と思ったのも束の間。


「えッ!えッ!どう言うこと!?1ユニットがこの値段なのッッ!?」

ってナガノさんのちいかわみたいになったのを今でも覚えてる。
今にしてみるとドラゴン騎乗がこの値段とかお安いんだけど(笑)

しかしフェニックスガードはコマンドグループ3人
(チャンピオン、ミュージシャン、旗持)1ブリスターで
ヒラは2人1ブリスタ―くらいだったと思うから
15~20人並べると結局良い値段したような記憶。
いつの時代もウォーハンマーは良いお値段する。


この時期はゾイドカードのコマ(ガシャポンサイズ)を塗ったり、
ゾイドのパイロット1/72を塗って細かい模型の塗装には自信があったので
たまに飾られているウォーハンマーの作例に少し対抗心を燃やしていた。

自社のクソ滑った同人誌
「地獄から来たKEY本 純ファン禁(2003年刊)」の中でも記述がある。




※画像クリックで拡大
文章が気恥ずかしいのはまだ若い頃だから見逃して欲しい

この頃からウォーハンマーは怖さに加えて対抗心のような物が目覚めたのだった。
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2007年

この頃はアイドル、ハロプロの℃-uteを応援するのをメインとしていた。
神保町に℃-uteのムックだかを買いに行ったついでに、
足を延ばしてみると知らない模型屋があった。
冷やかしに入ってみると何が原作か分からないけど完成品がめちゃめちゃあり、
ウナギの寝床のような奥に長い店内を縦断するようなジオラマがあり圧倒された。
そうホビーセンター神保町である。

当時はウォーハンマーストアと言わずホビーセンター(ホビセン)と呼ばれていた。
拙作、爆散40Kコマンダーレイジに出てくるホビーメンターはこのパロディである。
そして強烈な誘惑と勧誘を回避してチラシだけ貰って帰って来ては眺めていたのだった。


ファンタジーバトルは7版「どくろ峠の戦い」


ウォーハンマー40000は日本語版4版「マクラーグの攻防」
この頃のコピー
「暗黒の遠未来に唯一残ったもの。それは戦争。」がカッコいいんだよなぁ。
後年はちょっとアレンジされていくのでコレが一番好き。


そして当時の自分の感触がヘルズ商事内にもアーカイヴされていた。
●リンク

シタデルカラーの性能差を知らないままのが初々しいし、
ハマると恐ろしいと言う刷り込みで恐る恐る爪先で突いているかのような
にじり寄り方だった。
文章が気恥ずかしいのはまだ若い頃だから見逃して欲しい(2回目)

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士気チェックに失敗して実際にウォーハンマーに手を出すのはもう1年少々後になる。

0話おわり。

スゴイデカイスペースマリーン!

2020-09-21 03:51:47 | ウォーハンマー
俺がいつもやってるウォーハンマーはイギリス、ゲームズワークス社の自社製品なのだけど、
近年、日本での盛り上がりが一際すごく、なんとバンダイからアクションフィギュアがリリースされた!
プレミアムバンダイ受注生産とは言え物凄いコラボだ!

俺たちが欲しいと思った時には俺たちは買い終わってるんだよ!
と強い言葉を使ってみたけどウソ!
マンモーニだから給料後に申し込もうと思ったら受注すっかり忘れてた!

と言うのが2019年暮れくらいなんだけど、
2020年6月くらいに直営店のウォーハンマーショップに少数入荷したので
スゴイデカイスペースマリーンインターセッサーを買った!

Rmanさんの記事を見て背中を押されたり、
結構な値段とデカさに引き戻されたりマクファーレントイズからも出るし…と悩んだけど
いいや!もう我慢できない買うね!
ショップに来た見た買った! 現代のカエサル!


スゴイデカイスペースマリーンインターセッサーを開けてキャッキャヾ(*´∀`*)ノしてみる。

サラサラのPPと金の箔押しのスリーブケースの下はブリスター。
本体とボルトライフル、ナイフ、替えハンドの構成。

開ける!


意外とバックパックと肩が低い解釈。
スネとか肩とかはシャドウが噴いてある。


肩が二重のアーム保持になってる。これは新しい。


爪先が曲がって戻るとソールがツライチになるのと、
くるぶしの丸が可動するバンダイ脅威のメカニズム

マリーンと言えばボルトガンを構えてみる。









面倒なポーズの説得力が凄い!
この両手持ちマシンガンを構えた姿勢が色んな角度で描こうとすると大変なのよ。
コマンダーレイジを描いた時に泣きを見たけど以後は見ればいいから
もうお値段実際無料なのでは…?

ふぅ。満足。
たまのレアアイテムだし奮発して良かったワイ。



…ってインペリアルフィストと、サラマンダー来るのかよ!
しかも銃だけとは言えそれぞれリデコとか凝ってるな!
その内に俺がやってるダークエンジェルも出るのでは…

爆散40Kコマンダーレイジ~非ゲーマー向け注釈

2015-09-17 00:22:50 | ウォーハンマー
拙作爆散40Kコマンダーレイジ、
ウォーハンマープレイヤーじゃなくても分かるようにしたつもりなのだけど
それでも全然分からない事だらけだろうと言う事で
まったくゲームをしらない人にも分かるような注釈記事を作ってみました。
冒頭からページ順になってるので良ければ照らし合わせてみて下さい。
ゲーマー向けのネタバラシ記事はまた追って。

1話
2P
バラバラ…
ミニチュアは精巧な上に量を運ぶのでスポンジのケースに入れて運ぶ事が多い。

3P
ミニチュアゲーム
デジタルではない実際にコマやボードを使うゲームをアナログゲームと言い、
その中でも戦争を追体験するゲームをウォーゲームと言うが
更にその中で、小さな模型の駒(ミニチュア)を使う物をミニチュアゲームと言う。
日本では珍しいが、欧米では日本に於けるカードゲームのように多種多様出ている。
ウォーハンマーはその中の老舗中の老舗の作品。


遊べるお店
ミニチュアゲームは場所を食うので遊べる場所は限られてる。
メーカー直営店かミニチュアゲーム専門店、アナログゲーム全般を扱ってプレイスペースを貸し出しているお店が主となる。
ユーザーが複数人で定期的に公民館などの場所を借りて遊ぶ場合もあるが作中とは離れるので割愛

4P
ミニチュアゲームの様子
TVゲームのシミュレーションと同様に2者の軍隊が戦うのだが
一番の特徴は実際の移動や射程をメジャーで計って行う。
戦闘はお互いの能力値とダイスの出目を比べて行う。少しTRPGに似ている。


5P
体験ゲーム。
スターター(後述)の二軍を使って低ポイントゲームや最小単位の構成で
ゲームの仕組みを体験するのが初心者への紹介としてよく行われる。

スペースマリーン:ウォーハンマー40000に登場する種族の一つ。
パワードスーツを着た人類の超戦士。看板アーミー。高性能高コスト。

オルク:ウォーハンマー40000に登場する種族の一つ。
緑の肌をした蛮族。大群での白兵戦を得意とする種族。

インペリアルガード:ウォーハンマー40000に登場する種族の一つ。
人類の防衛軍。スペースマリーンより個々の能力は大分落ちる代わりにすごく低コスト。
大群での人海戦術と高火力の戦車群で戦う。



アーミー:カードゲームに於ける自分のデッキでもあり、いろんな種族(ゲーム的に言う色や陣営やファンクション)を表す事もあり、
その種族の総コレクションを表す事もある。文脈で読み取って欲しい。


アーミーを作る:この場合はゲームで戦えるようコレクションをはじめる、模型として組み立てて塗装する事を表す。
多くのカードゲームがランダムで集めるくじ形式であるのに対して、ミニチュアゲームは欲しい物を選んで買える物がほとんどでありウォーハンマーもそうである。

6P
こんなに種類があるのか
ウォーハンマー40000ではおおよそ15種類の種族が居る。
原則は1アーミー1種族で混成しないのがセオリーなので趣味に合わせて吟味する事が大事。
近年は混成できるルールも増えたのでアーミーが細分化されたりするが込み入った話になるので割愛。


ブラックリーチ:作中時間は6版ルールブックが出た後だが6版スターターが出る前を想定しているのだけれど、この商品は5版スターターである。
スターターにはルールブックと2陣営のミニチュアが入っていて簡易な作りの代わりにお買い得である。

集めるのも作るのも楽ラクじゃない。
ゲームをはじめるにはゲーム全体の「ルールブック」と各アーミーごとの個別のデータやルールが載った「コデックス」と言う本の2冊を使う。
イニシャルコストが高いゲームなのは否めないのでレイジはお小遣いを頑張ったか、お店のを借りたかしたのだろう。
低ポイントでもアーミーを全て塗るのは大変だが手を掛けただけ愛着の湧く趣味でもある。

くじ
昔は一定金額以上買うとお店としては余った使いでのあるパーツや限定品を入れたくじを引かせてくれるイベントがタマにあった。

7P
一通り教えたよ:レイジはサッカー少年なので模型もごくごく簡単な物を組み立てた事がある程度。
ウォーハンマーの模型は大きく大別してメタル(金属製)、ファインキャスト(樹脂)、プラスチックの物に分かれている。
メタルフィギュアと言うジャンルがある程で古い商品、ヒロイックな単体のミニチュアはメタル、
一般兵や基本になる戦車などはプラスチックになる事が多かった。
原材料の高騰によりメタルは近年ファインキャストと言うガレージキットとも違う柔らかさと硬さを兼ねた樹脂になった。
更に最近は全てプラスチックになりつつある。
作成に於いてプラスチックの物は接着剤で接着したり、
メタル、ファインキャストは補強の為にハンドドリルで穴を空けて針金を通すなどする必要がある場合もある。

また色塗りも必要となる。ミニチュア用のカラーは絵具のように水で希釈、洗浄できるので子供でも図工の気分で出来るのと、
簡単な技術でカッコ良く見える方法が確立されているのでやりやすい。
が、模型に疎いレイジにそれらを詰め込むのはやはり駆け足。

怒雷武嵐
ドライブラシと言う筆に付けた塗料をギリギリまで拭き取る(=乾く)事で用意に立体感を付ける技法がある。

勉強してるわ。
読んでいるのは個別ルール「コデックス」。アーミー編成の試行錯誤やルールの勉強をしてるんだろう。

レディウォー
趣味人のマナーとも言える儀式と掛け声。

8P
1000P戦。
ウォーハンマーでは各軍、各キャラ、各ユニットに強さに応じて点が割り振られて居て
両プレイヤーでポイントを合わせて規模を合わせてアーミーを編成しておく。

盤面とミッション。
ウォーハンマーは戦場の臨機応変さ、ゲームの面白さの為に両軍の配置、勝利条件(ミッション)をゲーム直前にランダムで決定する。
配置は横長の盤面に対して、縦、横、斜めの3通り、
勝利条件も複数あるが1話の「ミッション6」は盤面中央に置かれた目標を持って動けるので奪い合う事になる。

俺の先行
ウォーハンマー40000は交互ターン制。
一方のプレイヤーが移動、射撃、白兵戦を行う。白兵戦だけは両軍同時に行うので相手ターンでも戦う事になる。

蜂の巣にしてやる
スペースマリーンは防御性能も高いが確率のゲームではたくさん攻撃されると事故的被害も増える。数も力。

煙幕で回避:ウォーハンマー40000では攻撃を受けた時に防御できるが
 「アーマーセーブ:装甲による防御」「カバーセーブ:建物や物陰による回避」「スペシャルセーブ:バリアなど超常の力による防御」がある。
 攻撃する武器により防御できる限度があり、煙幕はカバーセーブを得る事ができるのだ。

プラズマはマリーンの装甲でも溶ける!:前述のようにプラズマキャノンは防御性能が高いスペースマリーンの装甲でも防御しきれずカバーセーブに頼ることになる。

10P
これでセンチネルは射撃できなくなった!
白兵戦に入ったユニットは射撃する事もされる事もできなくなる。
強力な射撃を持つユニットを無効化するレイジの戦術。

11P
予備戦力:ゲームで最初に配置せず後から登場する事が出来るユニットもいくつか居る。
いつ出てくるかはダイスの判定によるので確実ではないが、戦況に応じて後出しできる強みがある。
本来は

戦団長マルネウスカルガー
なんでこんな大物がここに!:設定上でもスペースマリーンの最高指揮官の一人。ゲーム上でも強力だが高コスト。
正直な話1000Pではコストが高すぎると言う皮肉でもある。

13P
5ターン目でゲーム終了:ゲーム終了タイミングも5~7ターンでランダムである。
作中では激戦が続く所為で5ターンで終わる事が多いがまぁ察して欲しいw

15P
上の図:ウォーハンマー40000に於いてゲーム規模となるポイントを決めた後は、
コデックス(種族ごとの個別ルールブック)のデータを参照して、どのユニットが何点でオプションをどう加えて
自軍を編成したかと言うリストをロスターと言う。カードゲームで言うデッキに当たると思って良いかもしれない。

2話
16P
目標確保してたマリーンが死ななきゃ:勝利条件は6種中5種が目標を確保すると言う物である。
目標は原則歩兵が生きて近くに居る事で確保となるのだがポイント計上はゲーム終了時なので死んでしまうとポイントは得られない。


流派ごとに:スペースマリーンは数多居るのだが、設定上9つの血統に分けられそれぞれが分化しているのだが
設定を解説すると読者が混乱すると思い便宜上流派と呼ぶ事にした(作中の独自解釈)
9つの流派の内3つは独特すぎる性質の為に別コデックスになり、残る6つはスペースマリーンコデックスで扱うのだが、
6版コデックスから設定上での流派がゲームでも反映されて流派ごとの特殊能力が付くようになった。
レイジが使うのは一番正統派のウルトラマリーン。マリンブルーがテーマカラー。

17P
バナー、スタンダードベアラー:いずれも軍旗を表す言葉。

18P
旧ヤーリック:インペリアルガードのキャラクターヤーリック。長い歴史を持つウォーハンマーでは同じキャラでも何度か模型的にリメイクされる事もある。
旧ヤーリックは大分古くて面白い味わいのある造形。

19P
バナーを入れる変則ルールだ:実際には無い特殊ルール。

20P
えーズルくない?:ウォーハンマーでは事前に編成を決めておいて、相手を見て変える事はしないのが通常である。

21P
ドロウイング:実際には「描き込み」などと言うだけで技法としては無い言葉。筆で繊細に軍旗の刺繍を塗るのを技法のひとつとしてみた。

22P
巨砲は眠らず:ミッションの一つ。複数個の目標の確保とヘヴィ枠(重火器ユニット)が目標を確保できる、倒したヘヴィ枠をポイントに加算するルール。

ライノ大破:マリーンの乗る輸送装甲車。歩くより早く被弾せず戦場を進む為にウォーハンマーでは兵員輸送車などが頻出する。
後に出るトラックもオルクの輸送車である。

24P
大進撃:オルクの掛け声と同じ響きの特殊能力。ゲーム中一度、突撃しやすくなる。前版ではもっと強かった。

カルガーとオナーガード! 20Pの店長が出した面白い物がコレ。1話のカルガーはターミネイターアーマーと言う重装甲なので
丈夫な分輸送車に乗れないのだが、こちらはマリーンと同様の装甲なので旗を持つオナーガード(近侍部隊)と一緒に装甲車に乗れると言う演出。

25P
衛星軌道砲撃。 マリーンの最高指導者は宇宙から極めて強力な砲撃をゲーム中一度だけ使う事ができる。

26P
相打ちか:強力な武器であるカルガーのパワーフィスト、オルクのパワークロオは共に敏捷度が遅くなるデメリットがあるので同時に攻撃する事になる。

即死する:ウォーハンマーでは強力すぎる攻撃を食らうと残りライフに関わらず即死すると言うルールがある

即死しない:即死しなくなる特殊ルールをカルガーは持っている。結構レア。

先に対策してたのに:手の内を知って対策するのはメタと言ってマナー違反のきらいがある。ハヤりを予想して対策するのはアリ。
誤植もあり作中では引き分けになりかけてるので23Pのサンダーファイヤキャノンの砲手は生きてるか、
見えない所でデヴァステイターも目標を確保したと思って欲しい。

27P
ひどく罵られて:人のペイントをバカにしてはいけない。

遊び過ぎて色が剥がれまくって:ミニチュア用カラーは凄く丈夫で遊んでてもなかなか剥がれないが
それでもメチャメチャ遊んだり、メタルのミニチュアだったりすると角から色が落ちたりする。
気にする人はチョチョッと色を塗って直そう。

3話
34P
フォージワールド:ウォーハンマーのガレージキット部門の名前。凄い精巧で良いお値段。金券は多分ない。

マンタ:フォージワールド製のタウの大型母艦。めちゃデカい。

36P
征戦の時:目標を2+1~3個を奪い合う。一番目標数が多い。

被害はほぼなしね:戦車相手の攻撃は当たったかどうかの判定の後に被害度をダイスで判定する。
出目が悪いと脅威度を全く減らせない事もある。

38P
プレデターが!:シャドウサンは特殊ルールで両手の銃で別々の目標を攻撃できる。

タウの射撃は隠れてても見逃さない:タウはマーカーで地形による守備も無効化できる。

40P
マリーンを倒せば僅差で勝つ:4つある目標を全部確保できなくすればセラの勝ちになる場面。
ウォーハンマーは目標確保のポイントより低い物のサブ目標があり、その内の一つで最初に敵ユニットを倒した時にポイントが得られるのでその分で勝つ。

疾ってシャドウサン!:シャドウサンは特殊能力でダイス3個分の出目だけ進める。目標を確保したマリーンを白兵戦に巻き込めると
確保をできなくさせる事ができる。


4話
48P
異種族撃滅命令:倒した敵の数がポイントになるシンプルなミッション

先攻を奪取する:ウォーハンマーではゲーム開始前に後攻がダイスの6を出すと先攻を奪える。
 先攻が自軍を先に盤面に置くので先行の予定が大幅に狂うことになり不利。


浸透戦術:スペシャルルールのひとつ。 これを持つユニットは一定の条件をクリアすれば本来の配置する場所ではなく敵陣などに配置する事もできる。


49P
バカめ!こちらの方が速い。ウォーハンマー40000には敏捷度のステータスがあり、早い順に処理をしていく。
遅いユニットや遅くなる武器は一方的に殴られるのである。


52P
カルガーがアバターを倒した逸話:スペースマリーンのコデックスにカルガーがエルダーと戦い単身アバター・オブ・カインを倒したと言う設定が載っている。

「刃の嵐」エルダーが持つ武器についた特殊能力の一つ。 ダイスで6が出ると一般兵はガードが出来なくなる。
 カルガーはガードできるが防御率がガクンと落ちる。結果袋叩きになり負けた。

※ウォーハンマーは自身の防具による防御、建物などによる防御、加護など特殊な防御がある。 この場合は防具による防御ができなくなる。

53P
強力なユニットをわざと入れていない:エルダーは超能力を使う司令官ファーシーア、巨大ロボットのレイスナイトなどが強いがこの編成では入っていない。

5話
61P
置きアーミー:アーミーはかさ張る為にミニチュアショップによってはアーミーを預かってくれるサービスをしている所もある。


62P
誰もが前線に立つ訳じゃないけどね:ウォーハンマー40000の兵の種類の中に司令官になれる「ヘッドクォーター」と言う分類がいる。
名もなき司令官に自分を投影しても良いし設定上にも居る高名な英雄を使っても良い。 レイジは前者でカルガーは後者。
このセリフはカルガーを使うと言う状態や自分は作戦本部だと言う投影をする場合もあると言う程度の意味合い。

これで俺だけの司令官を作るんだ!:「スペースマリーンコマンダー」と言う商品。武器や装飾など豊富で自分のコマンダーをカスタマイズして作れる。

63P
ゲーム風景をネットに上げて:日本では少ないが外人はよくやる。

後はコイツで決めようぜ!:デカいサイコロじゃなくてサイコロ型のケースに27個のサイコロが詰まった公式ダイスがあってそのケースを持ってる。

64P
皇帝陛下の御意のままに:自陣に一つずつだけ目標が置かれたミッション。 目標を得るには自陣を守りつつ敵陣に切り込まねばならない。

65P
ターボブースターで駆け抜けろ:バイクは射撃をしない代わりに通常移動以上の移動をもう一度できる。

67P
一騎打ちだ!:ユニットのリーダーから司令官までのキャラクターは乱戦ではなく敵のキャラクタ―を呼びつけて一対一のタイマンを仕掛ける事ができる。

68P
先制打撃と敵将撃破:目標以外のサブ目標。先に敵ユニットを破壊した時に一点、敵の一番の司令官であるウォーロードを倒すと1点。椎也はカイン

ウォーロード能力「人類の代理戦士」:自軍の司令官ウォーロードはゲーム開始前にランダムで専用の能力を得られるのでその内の一つ。
 敵ウォーロードを倒すとD3、つまりダイス1個の半分(小数点切り上げ)の追加点を得られる能力があったのでレイジは一騎打ちの賭けに出たのだった。

少々イカサマ気味だが:本来ウォーロード能力は公開情報。知らなかったのは漫画の演出上なのでズルい。

69P
一個じゃゲーム開始と終わりにしか使えないしな~:ゲーム開始前に先攻後攻を決めたり、ゲームがランダムで終わる時にはダイス一つを振る。
そうじゃない場合は2個以上の場合が極めて多い。

2個なら良く使うからな!:ゲーム中に頻発する士気を持ちこたえるかどうかのテストなどダイス2個を振る場面が多い。

0話
73P
バトルフォース:一つの種族で1000P弱のユニットが複数入ったセット商品。スターターと違いルールは入っていないが割とお買い得。