「会田誠+天明屋尚+山口晃 - ミヅマ三人衆ジャパンを斬る」 高橋コレクション日比谷

高橋コレクション日比谷千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井ビルディング1階)
「会田誠+天明屋尚+山口晃 - 誠がいく、尚がいく、晃がいく - ミヅマ三人衆ジャパンを斬る」
4/24-8/8



高橋コレクション日比谷で開催中の「会田誠+天明屋尚+山口晃 - 誠がいく、尚がいく、晃がいく - ミヅマ三人衆ジャパンを斬る」へ行ってきました。

今更ではありますが、各作家のプロフィールについてはミヅマアートギャラリーのWEBサイトをご参照下さい。経歴、過去作品などが分かりやすくまとまっています。

会田誠/天明屋尚/山口晃@ミズマアートギャラリー



色々と物議を醸したという前回のカオスラウンジより一転、あたかも平静を取り戻したかのように展示されているのは、押しも押されぬ「現代日本の傑出したアーティスト」(画廊HPより引用。一部改変。)である会田、天明屋、山口の近作群、計18点でした。会田と山口については、上野の森美術館での二人展の記憶もまだ新しいところですが、天明屋の加わった、それこそ本家ミヅマでも叶わない豪華な空間は、さすがに見応え十分ではないでしょうか。もはや宗教画のような荘厳な趣きさえたたえる会田の「ジューサーミキサー」(2001)を背景に、山口のメカ武者が事細かに描かれた「九相圓」(2003)の並ぶ様は、まさに見事の一言につきました。



しかしながら今回、私が一番惹かれたのは、天明屋尚の近作、特に「九尾の狐」(2004)でした。どちらかと言うと彼の新作はグラフィカルな要素が強まっているようにも思えますが、こちらはアクリルながらも日本画風の独特な温かい質感がとても魅力的に感じられます。大きく目を見開いた狐の表情は鬼気迫るものがありました。

なお会期中、各作家のトークイベントが予定されています。盛況となりそうです。(詳細は後日、画廊WEBサイトで告知予定。)

5月29日(土)会田誠
6月12日(土)山口晃
7月10日(土)天明屋尚

ロングランの展覧会です。8月8日まで開催されています。

注)写真の撮影と掲載は許可を得ています。
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