「おうちで式場展」で見る「式場隆三郎:脳室反射鏡」展

広島市現代美術館
「式場隆三郎:脳室反射鏡」 
2020/3/14~5/17 *臨時休館中



2月29日より臨時休館中の広島市現代美術館が、「式場隆三郎:脳室反射鏡展」をオンラインで楽しめる特設サイト「おうちで式場展」を公開しています。



「おうちで式場展」
https://www.hiroshima-moca.jp/ryuzaburo_shikiba/special/

主なコンテンツは3つあり、最初にアップされた「続・無観客美術館」では、式場展の展示風景を引きを中心としたアングルで撮影し、動画として紹介していました。同館の映像部の方々による制作で、ダイジェスト版を含めると4本あり、全部で5分程度でした。会場内の雰囲気を掴むのに良いかもしれません。



続くコンテンツが「都築響一 誌上展覧会」で、都築氏のメルマガで有料配信された「怪人シキバ二十面相」が特別に掲載されていました。これが想像以上に充実していて、精神科医で文筆家でもあり、またゴッホ研究家で山下清の紹介者でもあった式場のマルチな活動を、豊富なテキストや図版を通して追うことが出来ました。中でも戦時下における民藝との関わりや、書物への偏愛などの面は興味深いのではないでしょうか。ちなみに日本へのゴッホ受容に際しては、2017年に東京都美術館で開催された「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」でも式場の資料展示がありました。



ラストが「バーチャル展覧会」で、画面を動かしながら展示室を360度の方向から見ることが出来ました。ここで面白いのは「画面の表示」と「情報の表示」のアイコンがあることで、それらをクリックすると一部展示資料を閲覧出来たり、解説文が表示されました。またgoogle Polyを通すと全画面で表示されるため、会場内へ立ち入ったかのような臨場感も得られるかもしれません。


休止中の展覧会をWEBで伝える試みが各美術館で増えていますが、広島市現代美術館の「おうちで式場展」もかなり充実しているのではないでしょうか。さらに同館では本展のみならず、「おうちで図録を楽しもう!」として、過去展の図録を送料無料で購入出来るキャンペーンや、ワークショップの「おうち」バージョンをyoutubeで公開するなど様々な取り組みを行っています。


*里見公園(市川市)に咲くバラ。数年前に撮影。

さて今回の展覧会の主人公である式場隆三郎は、昭和11年、千葉県市川市の国府台に精神科の式場医院を設立し、院内にバラ園を整備しました。しかし昭和30年に火災が発生し、多くの方が亡くなる悲劇に見舞われましたが、後に新病院を建設して再びバラ園を開設するなど、市川市と縁の深い人物でもあります。そして市の花にはバラが指定され、没後に市の名誉市民として顕彰されました。

私も市川市に在住していることもあり、少なからず式場について関心を持っていて、以前、市の文学ミュージアムで開催された「炎の人 式場隆三郎ー医学と芸術のはざまで」を観覧したことがありました。主に式場の芸術面の関わりについて紹介する展覧会でした。



「式場隆三郎:脳室反射鏡」も見られれば良かったのですが、コロナの件もあり、叶いそうもありません。まずはWEBでのコンテンツを作って下さった広島市現代美術館のスタッフの皆さんに感謝致したいと思います。

「式場隆三郎:脳室反射鏡」 広島市現代美術館@HiroshimaMOCA
会期:2020年3月14日(土)~5月17日(日) *臨時休館中
休館:月曜日(5月4日を除く)、5月7日(木)。
時間:10:00~17:00
 *入館は閉館の30分前まで。
料金:一般1000(800)円、大学生700(600)円、高校生・65歳以上500(400)円、中学生以下無料。
 *( )内は30名以上の団体料金。
場所:広島市南区比治山公園1-1
交通:広電(市内路面電車)比治山下駅より徒歩10分。広島駅及び紙屋町より広電・広島バスにて「段原中央」下車。動く歩道「比治山スカイウォーク」経由にて約700m。
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オンラインショップで探したい展覧会カタログ&グッズ

「ほぼ日刊イトイ新聞」が運営する「ほぼ日カルちゃん」が、新型コロナウイルスの影響により休止、あるいは開催が延期された、展覧会のカタログやグッズをオンラインで発売しています。



「ほぼ日カルチャんWEBショップ」
https://www.1101.com/store/culturen_shop/

現在、扱われているのは、いずれも開催日が未定の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋美術館)と「古典×現代 2020」(国立新美術館)、それに「特別展 和食」(国立科学博物館)や、休止中の「ピーター・ドイグ展」(東京国立近代美術館)のカタログやグッズなど約60点で、カタログにはもれなく「カルちゃんステッカー」のおまけが付いていました。また各展覧会の取材記事へのリンクもありました。



4月28日にスタートしたばかりにも関わらず、一部の商品は既に「再販売検討中」と表示されていて、事実上の品切れとなっていました。なおオンラインでの購入に際しては、「ほぼ日ストア」のシステムに登録する必要がありました。



東京の美術や演劇、それに音楽や映画などの催しを紹介する「ほぼ日カルチャん」の店舗は渋谷PARCOの4階にありますが、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、2020年4月7日より休業しています。

そして「ほぼ日カルチャん」と同様、オンラインで展覧会のカタログなどの販売を行っているのが、「OIL by 美術手帖」の運営する「Exhibition Catalogue &Goods Collection」で、4月27日にオープンしました。



「Exhibition Catalogue &Goods Collection」
https://oil-catalogues.bijutsutecho.com

スタート段階で13の展覧会が参加し、約80点以上のカタログやグッズが扱われていて、今後も約30の展覧会が参加表明するなど、「ほぼ日カルチャんWEBショップ」よりも網羅的でした。また品切れも少なく、在庫も比較的、余裕があるようでした。

【参加予定の展覧会一覧】 *4月27日段階

「ピーター・ドイグ展」(東京国立近代美術館)
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」(東京都現代美術館)
「ソール・ライター展」(Bunkamura ザ・ミュージアム)
「ゴッホ展」(兵庫県立美術館)
「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ」(名古屋市美術館)
「ラウル・デュフィ展」(松本市美術館)
「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」(原美術館)
「久門剛史―らせんの練習」(豊田市美術館)
「木梨憲武展 Timing‐瞬間の光り‐」(長崎県美術館)
「柚木沙弥郎のいま」(松本市美術館)
「2020年のさざえ堂—現代の螺旋と100枚の絵」(太田市美術館・図書館)
「おいしい浮世絵展」(森アーツセンターギャラリー)
「和食~日本の自然、人々の知恵~」(国立科学博物館)



「OIL by 美術手帖」は美術専門誌の「美術手帖」が、国内のギャラリーやアートストアとともに開設したマーケットプライス型の販売サイトで、実店舗は「ほぼ日カルチャん」と同じ渋谷PARCOにあります。こちらも休業中です。



「ほぼ日カルチャんWEBショップ」のサイトにも案内がありますが、サイトを閲覧しながら、ミュージアムショップを歩くようにグッズを愛でるのも楽しいのではないでしょうか。いずれのサイトでも今後、取り扱いする展覧会やグッズが追加されていくそうです。


この他、一部の展覧会のカタログは、「NADiff Online Shop」などでも扱われています。取り寄せの期日を鑑みるとGW中には間に合わないかもしれませんが、しばらくは見られなかった展覧会のカタログを自宅でじっくり読むのも良いかもしれません。

東京都美術館にて会期途中で閉幕し、山口県立美術館での開催が延期となっている「ハマスホイとデンマーク絵画」の特設オンラインショップが、4月30日の10時にオープンします。



「ハマスホイとデンマーク絵画」特設オンラインミュージアムショップ
URL:https://hammershoi.shop/
グッズ注文受付期間:2020年4月30日(木)午前10時~5月10日(日)午後11時59分
*5月11日(月)以降の販売については未定。


オンラインミュージアムショップの開設期間は5月10日までで、以降の販売については未定です。また展覧会の開催状況や在庫の有無により、途中で受付停止となる場合もあります。「ハマスホイとデンマーク絵画」のグッズはどれも魅惑的だっただけに、人気を集めるのではないでしょうか。

「ほぼ日カルチャん」@culturen_1101
概要:「まいにち、東京特集。」をテーマにしたWEBサイトほぼ日刊イトイ新聞による「東京の文化案内所」。舞台、映画、ライブ、展覧会など連日さまざまなイベントが行われている東京の催しを、ほぼ日の視点でセレクトし、紹介しています。
店舗住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO4階 *2020年4月7日より臨時休業中。

「OIL by 美術手帖」@OILbyBT
概要:2019年オープン。これまでアートシーンの動向を伝えてきた『美術手帖』が、日本を代表するギャラリーやアートストアとともにつくる、アートに特化したマーケットプレイス型の販売サイトです。
店舗住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO2階 *2020年4月7日より臨時休業中。
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「おうちで体験!かはくVR」で探検する国立科学博物館

国立科学博物館が、3DビューとVR映像で館内を紹介する特設サイト、「おうちで体験!かはくVR」を公開しています。



「おうちで体験!かはくVR」
https://www.kahaku.go.jp/VR/

これは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館している同館が、一般財団法人VR革新機構の協力によって高画質画像を撮影したもので、スマホやPCにて自由に閲覧出来ました。但しVR映像としての鑑賞には、専用ゴーグル、及びメガネが必要でした。



まずトップページでは、博物館の「日本館」と「地球館」が選択可能で、例えば「日本館」をクリックすると、建物のドールハウスの全景から、3階「日本列島の生い立ち」の一角にある、フタバスズキリュウの展示風景が表示されました。



さすがに高精細画像だけに、画像は明らかに鮮明で、作品のみならず、キャプション一部までも読めました。博物館の中に立ち入っているような雰囲気が得られるのではないでしょうか。



「かはくVR」で面白いのは、単に館内を3Dで画像で楽しめるだけでなく、ドールハウスの断面図やフロアマップが表示されることでした。また地下から3階までの移動も、フロアセクターのアイコンでスムーズに行えました。



3階の展示室からそのまま地下へ移動するとラウンジがあり、反対側のミュージアムショップも覗き込むことが出来ました。一般的に入場出来るほぼ全てのスペースが撮影されていて、入れない場所はトイレといった程度でした。



広大な面積を有する国立科学博物館だけに、一通り、館内を見て歩くのも相当の時間がかかりますが、3階から2階、1階へと、順に降りながら展示資料を見学するのも分かりやすいかもしれません。



一方で「地球館」も、地下3階から地上3階へ至る全フロアが、3D及びVR映像で公開されていて、「日本館」と同様に展示室を行き来したり、標本などを拡大して閲覧出来ました。



この「地球館」でおすすめなのは、3階の「大地を駆ける生命」のコーナーで、野生の大型獣の剥製が100体以上も並ぶ光景を、実際の会場と同じように、ぐるりと一周、360度の方向から眺められました。実に壮観ではないでしょうか。



上野公園のジャイアントパンダや、現存する3体のうちの1つであるニホンオオカミなど、どれもが貴重な剥製ばかりであるのは言うまでもありません。



また2階では、ラバウル沖で発見された零戦や、日本初の液体酸素ロケットエンジンの「LE-5」なども、高精細な画像で楽しめました。



「おたずねの多い展示」国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/permanent/imgs/otazune.pdf

以前より国立科学博物館では、「おたずねの多い展示」として、アンモナイト化石やダイオウイカ、それに月の石など、人気のある展示資料をPDFで公開しています。そちらを参照しながら3D画像を追っていくのも面白いかもしれません。



「おうちで体験!かはくVR」の制作に際しては、一辺25センチの3Dカメラを用い、博物館の約1500点もの箇所が休館中に撮影されました。またカメラの高さが約120センチと子どもの目線に合わせているのも特徴で、もちろんファミリーに人気の「親子とのたんけんひろば コンパス」も見られました。



この他では、まるでSF映画に登場する宇宙船のような「地球館」の全体を俯瞰したドールハウスも迫力がありました。



報道によると、一般財団法人VR革新機構では、国立科学博物館以外にも撮影を希望する施設を募集しているそうです。まずは新型コロナウイルスの一刻も早い鎮静化を願うばかりですが、ひょっとすると他の美術館や博物館でも高精細な3Dビューを見られるかもしれません。


youtubeで公開中の「かはくチャンネル」などと合わせて楽しむのが良いのではないでしょうか。率直なところ、想像以上に臨場感がありました。

「おうちで体験!かはくVR」 国立科学博物館
ウェブサイト:https://www.kahaku.go.jp/
YouTube: https://www.youtube.com/NMNSTOKYO/
Facebook: https://www.facebook.com/NationalMuseumofNatureandScience/
Twitter: https://twitter.com/museum_kahaku/
Instagram: https://www.instagram.com/kahaku_nmns/
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「おうちで楽しむ水戸芸術館」で聞きたい水戸室内管弦楽団

4月3日より臨時休館中の水戸芸術館が、過去のコンサートや演劇、展覧会などを無料配信する特設サイト、「おうちで楽しむ水戸芸術館」を公開しています。



「おうちで楽しむ水戸芸術館」
https://www.arttowermito.or.jp/entry/ouchi/

中でも注目したいのは「水戸芸術館サウンド・ライブラリー」で、第1弾として2020年2月2日に行われた「水戸室内管弦楽団第105回定期演奏会」から、チャイコフスキーの「弦楽セレナード」の第1楽章とメンデルスゾーンの「交響曲第4番」を動画で配信していました。

「水戸芸術館サウンド・ライブラリー」
https://www.arttowermito.or.jp/topics/article_40282.html



これは、水戸室内管弦楽団の創立30周年を記念して開かれたコンサートで、 同楽団の活動の柱の1つでもある「指揮者なし」で演奏されました。細かに音を重ねていく「弦楽セレナード」は、実にニュアンスに豊かな音楽を築いていて、まるで室内楽のように緻密でした。



一方のメンデルスゾーンも、弦と管楽器の細かな掛け合いが魅力的で、曲の構造が立体的に浮き上がっているように思えました。コンサートマスターの豊嶋泰嗣さんがオーケストラに向き合いながら、演奏を導いていくような姿も印象的かもしれません。

さらに4月29日からは期間限定にて、ラデク・バボラークと小澤征爾が指揮を担った、ベートーヴェンの「交響曲第9番」のライブ録画が公開されます。



【水戸芸術館サウンド・ライブラリー 配信スケジュール】

・4月21日(火)15:00~5月6日(水・祝)15:00
「水戸室内管弦楽団 第105回定期演奏会」(抜粋)
 チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 作品48より 第1楽章
 メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 作品90〈イタリア〉

・4月29日(水・祝)15:00~(期間限定)
「水戸室内管弦楽団 第100回定期演奏会」
 指揮:ラデク・バボラーク(第1、2楽章)、小澤征爾(第3,4楽章)
 ソリスト:三宅理恵(ソプラノ)、藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)、福井敬(テノール)、マルクス・アイヒェ(バリトン)
 合唱:東京オペラシンガーズ(合唱指揮:村上寿昭)
 ベートーヴェン:交響曲 第9番 二短調 作品125

・5月2日(土)15:00~5月16日(土)15:00
「新ダヴィッド同盟 第1回演奏会」より(抜粋)
 出演:庄司紗矢香、佐藤俊介(ヴァイオリン)、磯村和英(ヴィオラ)、石坂団十郎(チェロ)、小菅優(ピアノ)
 ハイドン:ピアノ三重奏曲 第39番 ト長調 Hob.XV-25 作品73の2
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44



「森英恵 世界にはばたく蝶」展の紹介映像」
https://www.arttowermito.or.jp/topics/article_40284.html



また「おうちで楽しむ水戸芸術館」では、会期途中で打ち切りとなってしまった「森英恵 世界にはばたく蝶」展の紹介映像や、同じく途中で閉幕した「磯崎 新-水戸芸術館 縁起-」展の展示風景(写真)も公開していました。私も結局「森英恵」展へは行きそびれてしまったので、短い動画を通してでも、会場の雰囲気を味わうことが出来ました。



ACM Theatre Best Selection
https://www.arttowermito.or.jp/topics/article_40288.html

演劇では、2018年に9月21日にACM劇場で上演された「海辺の鉄道の話」がノーカットで公開されていました。全155分にも及ぶ長丁場ゆえに、私自身、まだ全てを見られていませんが、芸術監督の井上桂さんと脚本と演出の詩森ろばさん、それに舞台となったひたちなか海浜鉄道の吉田社長が「海辺の鉄道の話」について語る動画も興味深いかもしれません。



この他、日比野克彦の「明後日朝顔プロジェクト 自宅で育てよう!」や、水戸芸術館のタワーの工作や塗り絵をPDFでダウンロード出来る「おうち・こらぼ・らぼ」なども展開していました。今後も自宅で楽しめるような情報が、随時、追加されていくそうです。


「おうちで楽しむ水戸芸術館」は、コンサート、美術展、そして演劇と多方面に活動する水戸芸術館だからこそ可能なコンテンツではないでしょうか。今後の更新にも期待したいと思います。



「おうちで楽しむ水戸芸術館」 水戸芸術館@art_tower_mito
概要:このたびの新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い、多くの方々がご自宅で過ごされる時間が増えています。水戸芸術館では、音楽や演劇、美術を通して少しでも皆様の心に安らぎや喜びをお届けできればと願い、過去のコンサート、演劇公演や展覧会を動画で無料配信したり、ご家庭で楽しめるコンテンツを、4月21日(火)から発信いたします。
コンテンツ:水戸芸術館サウンド・ライブラリー、ACM Theatre Best Selection、「森英恵 世界にはばたく蝶」展の紹介映像、「磯崎 新-水戸芸術館 縁起-」展の展示風景、「明後日朝顔プロジェクト 自宅で育てよう!」、「おうち・こらぼ・らぼ」、「ゆうくんとマットさん」動画チャンネル
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バーチャル・ツアーやニコニコ美術館で見る「ピーター・ドイグ展」

東京国立近代美術館
「ピーター・ドイグ展」
2020/2/26~6/14 *臨時休館中



新型コロナウイルス感染拡大に伴い、臨時休館中の東京国立近代美術館が、「ピーター・ドイグ展」の会場風景を、Facebookページ上で公開しています。

その名は「FB限定バーチャル・ツアー」で、4月11日を1日目とし、20日を10日目として、会場内を章を追って順に紹介していました。



ここで特徴的なのは、360度カメラで館内を撮影していることで、Facebook上では写真を動かすことも出来ました。また写真を拡大することも可能ですが、かなり引きのアングルであるため、細かなタッチなどを見ることは叶いませんでした。ただし会場内の大まかな雰囲気は分かるかもしれません。

それを補って余りあるのが、ニコニコ美術館で公開された「ピーター・ドイグ展」の解説動画で、休館中の3月18日の19時から生中継されましたが、現在もアーカイブとして閲覧することが出来ます。



休館中の東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」から生中継【ニコニコ美術館】

ゲストに現代アーティストの五月女哲平さんをお迎えし、東京国立近代美術館の主任研究員の桝田倫広さんと、当時は企画課長で、4月から横浜美術館の館長に就任された蔵屋美香さんが作品を参照しながら、時に動画のコメントに反応しつつ、実に細かに解説されていました。

所要時間もゆうに2時間半に及んでいますが、おそらく実際のギャラリートークでもこれほどの長時間に渡って作品を紹介することはまずありません。時に冗談を交えつつも、蔵屋さんらの鋭い視点は、あたかもドイグの絵画を解剖していると思うほどでした。この他、設営の準備段階のエピソードなども興味深いものがありました。

さて「ピーター・ドイグ展」ですが、2月26日に無事開幕したものの、僅か3日目にして臨時休館となり、3月15日までの休館期間が現在まで延長され、開館出来ない状況が続いています。


「ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ」 2000〜2002年 シカゴ美術館

実のところ私自身、ドイグ展を大変に楽しみにしていたので、会期早々、2日目の2月28日に一度、見てきました。会場内の撮影も出来ました。


「赤い船(想像の少年たち)」 2004年 個人蔵

リアルな光景に心象風景が混じり合いつつ、複数の絵画によって物語が紡がれていくかのようで、「誰もが見たことがあるようで、誰も見たことのない景色」との指摘も誇張とは思えませんでした。それに幻想的でありながらも、時にオカルト的な場面がフラッシュバックするような、不思議な魅力も感じられました。いくつかの作品はまるで白昼夢を見ているかのようでした。


「花の家(そこで会いましょう)」 2007〜2009年 ニューヨーク近代美術館

また砂糖を結晶化したような絵具の質感や、キャンバスから滲み出てくるような色彩そのものの美しさにも強く惹かれました。こればかりは映像ではあまり良く分かりません。


再開館日は現在のところ未定ですが、当面の会期は6月14日までと予定されています。いつしか作品の前に立てることを心待ちにしつつ、WEB上で「ピータ・ドイグ展」を追いかけたいと思いました。

「ピーター・ドイグ展」 東京国立近代美術館@MOMAT60th) 
会期:2020年2月26日(水)~6月14日(日) *臨時休館中
休館:月曜日。但し3月30日、5月4日は開館。5月7日(木)。
時間:10:00~17:00
 *毎週金曜・土曜日は20時まで開館。
 *入館は閉館30分前まで
料金:一般1700(1500)円、大学生1100(900)円、高校生600(400)円。中学生以下無料。
 *( )内は20名以上の団体料金。
 *本展の観覧料で当日に限り、「MOMATコレクション」も観覧可。
場所:千代田区北の丸公園3-1
交通:東京メトロ東西線竹橋駅1b出口徒歩3分。
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かはくチャンネルで見る「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜-太田洋愛原画展-」 

国立科学博物館
「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜-太田洋愛原画展-」 
開幕日未定~2020/4/12 *臨時休館中



国立科学博物館公式「かはくチャンネル」で公開中の解説動画、「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜ー太田洋愛原画展ー」を見てみました。

1910年に生まれ、旧満州で植物画の道に進んだ太田洋愛は、戦後ソ連による抑留を経て帰国すると、図鑑や教科書の植物画を多く描き、1970年には日本ボタニカルアート協会を設立するなどして活動しました。

その太田の描いたサクラの水彩画、約100点を展示したのが、「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜ー太田洋愛原画展ー」で、あわせて日本の植物分類学の礎を築いた植物学者、大井次三郎の業績を紹介していました。



さて計3本の動画によると、まず第1章「サクラの自然史」に取り上げられたのは、日本やヒマラヤのサクラの標本でした。日本では野生のサクラが約10種類あるとのことで、桜餅に使われるオオシマザクラや、牧野富太郎が上野公園で採取したソメイヨシノなどを見ることが出来ました。また花見の習慣の史的変遷も興味深いかもしれません。

続く第2章では「桜のボタニカルアート」と題し、サクラの様態を記録した植物画が紹介されていました。いずれもサクラを研究するために制作されていて、動画越しでも細部までを精緻に描いていることが分かりました。



そして重要なのが、太田洋愛が絵を描いた「日本桜集」で、植物学者の大井次三郎が種類の名前や特徴を記していました。ようは二人の合作と言えるかもしれません。

解説では太田洋愛の活動についても触れていて、太田がサクラの絵を描いた百科事典をアップで映し出していました。また大井が著し、日本の初めての植物の総覧である「日本植物誌」や、オオタザクラをまつわる二人のエピソードも印象に残りました。



ラストが太田が「日本桜集」に記したサクラの原画で、絵の標本と合わせて見比べることが出来ました。ここで面白いのが、品種によって花や葉の生育の時期が違うことから、絵と標本のサイズが異なるとの指摘でした。ただ基本的には標本と同じサイズで描かれるとのことでした。

一般的な花の絵画と植物画の違いについても言及があり、太田の作品は単に写実的ではなく、芸術性を得たボタニカルアートとして位置付けられています。また「日本桜集」には解剖図も含まれていて、科学的にサクラの構造を捉えた作品でもあります。この他にはソメイヨシノ特性についても興味を引かれました。


今年はお花見もままならない状況でしたが、動画を通してとは言え、美しく精緻なサクラの絵を多く愛でることが出来ました。国立科学博物館のスタッフの方々と、展示を監修され、解説も担当された植物研究部長の樋口正信さんに感謝したいと思います。

「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜-太田洋愛原画展-」 国立科学博物館@museum_kahaku
会期:開幕日未定~2020年4月12日(日) *臨時休館中
休館:3月23日(月)、4月6日(月)。
時間:9:00~17:00。
 *毎週金・土曜日は20時まで開館。
 *入館は閉館の30分前まで。
料金:一般・大学生630(510)円、高校生以下・65歳以上無料。
 *( )内は団体料金
住所:台東区上野公園7-20
交通:JR線上野駅公園口徒歩5分。東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、京成線京成上野駅徒歩10分。
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解説動画で楽しみたい「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催直前で延期となった「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」展の特設サイトでは、見どころを動画で楽しめるコンテンツを公開しています。



「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」特設サイト
https://artexhibition.jp/london2020/

近年、大型展を中心に、youtubeなどでプロモーション動画が公開されることは珍しくありませんが、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」で注目したいのは、展覧会を構成する7つの全ての章を、主任研究員の川瀬祐介さんが作品を参照しながら丁寧に解説していることでした。

冒頭では「コンセプト紹介|ロンドン展の見どころ&おススメ作品」と題し、展覧会のコンセプトが語られていて、イギリスの美術に対する趣味の反映された、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのコレクションの内容についても紹介していました。



続く第1章では、今回の目玉の1つでもあるクリヴェッリの「聖エミディウスを伴う受胎告知」を拡大しながら解説していて、極めて精緻に描かれたモチーフを映像でつぶさに確認することが出来ました。それに天使や聖人の役割、小鳥の意味など、個々の描写が受胎告知の場面をどのように築いているのかについても理解し得るのではないでしょうか。また第1章が8角形の展示室であることについてのエピソードも面白く感じました。



私が特に印象に残ったのは、第5章の17世紀スペイン絵画のセクションでした。ここではムリーリョの「幼い洗礼者聖ヨハネと子羊」が引用されていましたが、そもそも17世紀のスペイン絵画を国外で初めて評価したのは、19世紀のイギリスやフランスであって、さらにムリーリョに関しては、イギリスが存命中から高く称賛していたということでした。またメランコリックな少年や少女をモチーフとした作品は特に人気を集めていて、実際に「幼い洗礼者聖ヨハネと子羊」は、収集当時、ロンドン・ナショナル・ギャラリーにて最も模写された作品の1つでもあったそうです。ムリーリョとイギリス絵画の思わぬ接点が浮かび上がっていると言えるかもしれません。



イギリスで珍重された肖像画についても見るべき点が多いのではないでしょうか。第3章の「親しみある肖像画」では、ライト・オブ・ダービーの「トマス・コルトマン夫妻」が紹介されていて、「カンバセーション・ピース」と呼ばれるイギリスに独自の肖像画の特徴についての知見を得ることが出来ました。まさに「親しみ」、「リアル」などもキーワードなのかもしれません。



川瀬さんは以前、「失われたアートの謎を解く」のトークイベントでご一緒したことがあり、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」についてお話ししていただきましたが、専門的な見地に基づきながら、気取らずに見どころを語って下さり、とても引き込まれるものを感じました。解説動画を拝聴しても明らかですが、話題の尽きない、澱みない語り口も大いに魅力です。



初めにも触れましたが、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は、展示の設営が終了したものの、いまだ開幕を迎えられていません。こうした状況によるのか、前売券の販売も終了になりました。

「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 完全ガイドブック/AERAムック」

ただ東京の国立西洋美術館(開幕日未定〜6月14日)の後は、大阪の国立国際美術館(7月7日〜10月18日)への巡回も予定されています。


がらんとした展示室を動画で見れば見るほど、実際の作品を鑑賞したくなるかもしれませんが、開催に希望を持ちながら、全40分を超える川瀬さんの力の入った解説にじっくり耳を傾けるのも良いのではないでしょうか。

「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」@london_2020art) 国立西洋美術館@NMWATokyo
会期:2020年3月3日(火)~6月14日(日) *開幕延期(開催日未定)
休館:月曜日。但し3月29日、5月4日は開館。
時間:9:30~17:30 
 *毎週金・土曜日は20時まで開館。
 *入館は閉館の30分前まで。
料金:一般1700(1500)円、大学生1100(1000)円、高校生700(600)円。中学生以下無料。
 *( )内は20名以上の団体料金。
住所:台東区上野公園7-7
交通:JR線上野駅公園口より徒歩1分。京成線京成上野駅下車徒歩7分。東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅より徒歩8分。
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記念WEBサイトで振り返る「三菱一号館美術館の10年」

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館中の三菱一号館美術館では、様々なコンテンツをWEB上で楽しめる専用サイト「三菱一号館美術館の10年」を開設しています。



「三菱一号館美術館の10年」
https://10th.mimt.jp/

まず注目したいのは、「展覧会ポスターでたどる三菱一号館美術館10年のあゆみ」で、開館記念展の「マネとモダン・パリ」に始まり、最近の「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展」までのポスターを閲覧することが出来ました。


オディロン・ルドン「グラン・ブーケ(大きな花束)」 1901年 三菱一号館美術館 *「ルドンー秘密の花園」の内覧会時に許可を得て撮影

私もほぼ全ての展覧会に通い、チラシやポスターを手にしましたが、「シャルダン展ー静寂の巨匠」や「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」のような落ち着いたスタイルだけでなく、時に「もてなす悦び展」や「ルドンとその周ー夢見る世紀末」のような、個性的なデザインがあるのも面白いところではないでしょうか。



「フィリップス・コレクション展」のチラシも奇抜で、同展開催中はチケットショップにて「ド ザンヌ スー展」とした展覧会の表記を見かけるほどでした。私としては特に「KATAGAMI STYLE」や「ヴァロットン展」のポスターなどに惹かれましたが、左右にピンクを配した「画鬼 暁斎展」もインパクトがありました。

歴代の「展覧会入場者数のベスト5」も、10年の美術館の活動を振り返る1つの目安となるかもしれません。1位はオープニングを飾った「マネとモダン・パリ」で、98日の会期の間に30万4206人の入場者を記録しました。この展覧会は確かに大変に魅力的で、チラシ表紙を飾った「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」をはじめ、「死せる闘牛士」を包む衣装など、マネの絵画のとりわけ黒の迫力に圧倒されたことを覚えています。私が毎年、ブログで続けている私的ベスト企画、「私が観た美術展 ベスト10」の2010年の1位にも入れました。


「プラド美術館展ースペイン宮廷 美への情熱」会場風景 *内覧会にて許可を得て撮影

3位の「プラド美術館展ースペイン宮廷 美への情熱」も、三菱一号館美術館ならではの企画だったのではないでしょうか。とするのも、過去に複数開催された「プラド美術館展」とは異なり、あえて「小さなサイズの作品に焦点」を当てていたからで、細密な描写をとった作品が多く、初来日を果たしたヒエロニムス・ボス「愚者の石の除去」や、グロテスクな怪物を魑魅魍魎に表したピーテル・フリスの「冥府のオルフェウスとエウリュディケ」などに強く惹かれました。言わば、美術館のスケールと作品のサイズがマッチした展覧会だったかもしれません。


「パリ・グラフィック」会場風景 *撮影可能エリア

「三菱一号館美術館の10年」では、美術館の魅力を著名人が語る読み物も充実していました。そのうち国立西洋美術館の馬渕明子氏は「三菱一号館美術館の10年とジャポニスム」としたコメントを寄せていて、ジャポニスムの観点から、同館が展覧会で果たした役割を顕彰していました。また冨田章氏(東京ステーションギャラリー館長)と山下裕二氏(明治学院大学教授)、それに三菱一号館の高橋明也館長による「初老耽美派」の対談も興味深い内容で、多様性を重視する視点などには大いに共感するものがありました。


ミケランジェロ・ブオナローティ(未完作品、17世紀の彫刻家の手で完成)「十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)」 1514〜1516年
バッサーノ・ロマーノ、サン・ヴィンチェンツォ修道院付属聖堂 *「レオナルド×ミケランジェロ展」の撮影可能エリア

元々、三菱一号館美術館は著名人との対談に積極的で、公式サイトには「館長対談」と題し、各展覧会で行われた対談の記録が残されています。最近では「開館10周年記念展 画家が見た子ども展」にて、高橋明也三菱一号館美術館館長と、作家でEテレの日曜美術館でもお馴染みの小野正嗣さんとの対談が行われました。



さらにWEB企画「わたしだけの三菱一号館美術館」のコンテンツでは、10周年記念サイトのデザインとコンテンツをカスタマイズすることが可能で、完成したサイトをSNSにてシェアすることも出来ました。スマートフォンからの方がよりスムーズにアクセス出来るかもしれません。

先の「館長対談」しかり、三菱一号館美術館は公式サイト自体が充実していますが、私が過去の美術館を振り返るのに特に重要と思えるのが、各年度の年報です。



2010年度から2018年度までの年報がPDFで公開されていて、各展覧会の概要だけでなく、教育普及活動やカフェなどの施設活動報告などが掲載されていました。2011年度では東日本大震災にも触れられていて、一時休館から再開したものの、原発事故や電力不足等の影響を受けつつも、展覧会を開催した経緯について記されていました。大変な労苦があったに違いありません。



2月15日にスタートした「開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」は、半月ほど経過した段階で臨時休館となり、現在まで開館出来ない状態が続いています。会期は6月7日までありますが、私もまだ見られていません。10周年を祝した記念のイベントもほぼ全てが延期となってしまいました。


公式Twitterアカウントでは、1日1年ずつ過去の展覧会を振り返る企画が進行中です。またInstagramでも「画家が見たこども展」の作品解説が行われています。

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しばらくはSNSを含めて、「三菱一号館美術館の10年」のコンテンツを楽しむのも良いかもしれません。

三菱一号館美術館@ichigokan_PR
2010年春、東京・丸の内に開館。
19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展を年3回開催。
赤煉瓦の建物は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したもの。
住所:千代田区丸の内2-6-2
交通:東京メトロ千代田線二重橋前駅1番出口から徒歩3分。JR東京駅丸の内南口・JR有楽町駅国際フォーラム口から徒歩5分。
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モーツァルトの「魔笛」を自宅で楽しむ 新国立劇場「巣ごもりシアター」

新型コロナウイルス感染拡大対策に伴う緊急事態宣言のため、5月10日まで主催公演を中止している新国立劇場が、過去公演を期間限定にてストリーミング配信する「巣ごもりシアター」を行っています。



おうちでまったり!「巣ごもりシアター」のご案内:新国立劇場 

その第一弾に選ばれたのが、2018年10月3日に公演されたモーツァルトの「魔笛」で、動くアニメーションで知られる南アフリカ出身の現代美術家、ウィリアム・ケントリッジが演出を担ったステージでした。



モーツァルト『魔笛』 視聴ページ <2018年10月3日公演> ドイツ語上演/日本語字幕付
配信期間:4月10日(金)15:00~17日(金)14:00 

私自身、実際に同じプログラムを新国立劇場で観覧しましたが、冒頭から動く光のドローイングが、天体や鳥、それにメトロノームや図形的な模様などを描いていて、「魔笛」に特有の幻想的な舞台を作り上げていました。またフリーメイソンの象徴である、プロビデンスの目の扱いも印象的に見えました。


オペラ『魔笛』(写真:寺司正彦)

またアニメーションによって森林が左右に展開し、神殿の扉が開く場面などは、あたかも舞台が本当に前後左右へと動いているかのようで、まさに映像表現ならではのバーチャルな空間体験が得られました。

ケントリッジの「魔笛」の配信期間は4月10日(金)から17日(金)の14時までの約1週間で、ダイジェスト版のようなyoutubeでの配信ではなく、新国立劇場の特設ページより閲覧することが出来ます。



W.A.モーツァルト作曲 
オペラ『魔笛』(2018年10月3日上演)
全2幕 ドイツ語上演/日本語字幕付
指揮:ローラント・ベーア 
演出:ウィリアム・ケントリッジ
出演:サヴァ・ヴェミッチ、スティーヴ・ダヴィスリム、安井陽子、林 正子、アンドレ・シュエン、九嶋香奈枝、升島唯博 ほか
合唱:新国立劇場合唱団 
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

この他、新国立劇場では「魔笛」と同様に、大野和士オペラ芸術監督の第1シーズンであるプッチーニの「トゥーランドット」と、今シーズンの開幕公演であるチャイコフスキーの「エウゲニ・オネーギン」を、ぞれぞれ1週間ごとに配信します。うち「トゥーランドット」に関しては、バルセロナ・オリンピック開会式の演出を手がけた、アレックス・オリエが演出を担当しました。スペインのパフォーマンス集団の芸術監督も担っていて、前衛的なステージも見どころと言えるのではないでしょうか。



プッチーニ『トゥーランドット』 <2019年7月20日公演> イタリア語上演/日本語字幕付
配信期間:4月17日(金)15:00~4月24日(金)14:00 
指揮:大野和士
演出:アレックス・オリエ
出演:イレーネ・テオリン、テオドール・イリンカイ、中村恵理、リッカルド・ザネッラート ほか
合唱:新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、びわ湖ホール声楽アンサンブル、TOKYO FM 少年合唱団 
管弦楽:バルセロナ交響楽団



チャイコフスキー『エウゲニ・オネーギン』<2019年10月1日公演> ロシア語上演/日本語字幕付
配信期間:4月24日(金)15:00~5月1日(金)14:00 
指揮:アンドリー・ユルケヴィチ
演出:ドミトリー・ベルトマン
出演:エフゲニア・ムラーヴェワ、ワシリー・ラデューク、パーヴェル・コルガーティン、鳥木弥生、アレクセイ・ティホミーロフ ほか
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団


既に海外では、同じように劇場の閉鎖を余儀なくされた、ドイツのベルリン国立歌劇場やアメリカのメトロポリタン歌劇場などでも、過去公演の無料配信を実施しています。新型コロナウイルスの1日も早い収束を願いつつ、しばらくは自宅にこもってオペラの配信を楽しむのも良いかもしれません。

新国立劇場「巣ごもりシアター」(@nntt_opera
【概要】:新国立劇場では、このたび、舞台芸術を愛する皆様に向けて、4月10日(金)より期間限定で、無料で過去の公演記録映像をストリーミング配信する「巣ごもりシアター」を開始いたします。まずはオペラ公演から、大野和士オペラ芸術監督の第1シーズンより『魔笛』『トゥーランドット』、今シーズンの開幕公演『エウゲニ・オネーギン』の3作品を、1週間ごとに配信。オペラパレスでの感動を、ご自宅でも味わっていただけます。
【配信ラインアップ】
4月10日(金)15:00~17日(金)14:00 モーツァルト『魔笛』<2018年10月3日公演>
4月17日(金)15:00~4月24日(金)14:00 プッチーニ『トゥーランドット』<2019年7月20日公演> 
4月24日(金)15:00~5月1日(金)14:00 チャイコフスキー『エウゲニ・オネーギン』<2019年10月1日公演>
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新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第六報

第一報(3月2日)、第二報(3月9日)、第三報(3月16日)、第四報(3月24日)、第五報(4月1日)に続きます。新型コロナウイルスへの対応に伴う、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の主な美術館と博物館の休館情報をまとめてみました。 *4月10日一部更新

最新の情報は→新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第十四報(2021年6月1日現在)

【開館中の美術館・博物館(4月9日現在)】

・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」 *4月中の土日は臨時休館。
・ワタリウム美術館 「青木陵子+伊藤存 変化する自由分子のWORKSHOP展」 *電話での事前予約制。
・練馬区立美術館 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 *4/11より臨時休館。次期企画展の「ショパン-200年の肖像」は開催を延期。
・川崎浮世絵ギャラリー 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(後期)」 *4/11より5/6まで臨時休館。
・川崎市岡本太郎美術館 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 *4/11より5/6まで臨時休館。
・河鍋暁斎記念美術館 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」 *4/12より5/7まで臨時休館。


4月7日に政府の緊急事態宣言が発表されたこともあり、開館している美術館は極めて限定的となりました。また9日の段階で開館していても、週末から休館する美術館も多く、例えば練馬区立美術館の「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」は、会期末の4月11日と12日が休館となり、次期企画展の「ショパン-200年の肖像」の開催延期が決まりました。またワタリウム美術館は、4月中の土日を休館した上、観覧を完全予約制に切り替わりました。事前に電話で予約する必要があります。

一方で緊急事態宣言の5月6日までの発令期間を受け、5月中を目処に臨時休館する美術館も増えてきました。

【5月中を目処に臨時休館予定の美術館】

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~5/7休
・東京都美術館 2/29~5/6休 「ボストン美術館展 芸術×力」(開催延期)
・岡本太郎記念館 3/27〜5/6休 「岡本太郎の版画」(~6/28)
・草間彌生美術館 3/9〜5/6休 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」(~5/31)
・國學院大學博物館 4/8〜5/15休 「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起」(展示中止)
・渋谷区立松濤美術館 3/30〜5/7休 「いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」(開催日未定〜5/17)
・Bunkamura ザ・ミュージアム 4/8〜5/7休 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」(~5/11)
・アクセサリーミュージアム 3/28〜5/6休 「ルイ・イカール 版画の中のパフォーマンスレディーII」(3/24~)
・東京都写真美術館 2/29~5/6休 「写真とファッション」(〜5/10)、「日本初期写真史 関東編」(〜5/24)、「白川義員写真展」(3/20〜)
・東京都庭園美術館 2/29~5/6休 「東京モダン生活 東京都コレクションにみる1930年代」(〜6/23)
・目黒区美術館 〜5/6休 「あそぶひと-人形と子どもの暮らし」(開催延期)
・江戸東京博物館 2/29~5/6休 「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」(開催日未定〜6/21)
・すみだ北斎美術館 4/6〜5/7休 「大江戸歳事記」(開催延期)
・東京都現代美術館 〜5/6休 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」(開催日未定〜6/14)
・板橋区立美術館 4/4〜5/6休 「深井隆 -物語の庭-」(〜5/10)
・八王子夢美術館 2/28~5/7休 「かこさとしの世界展」(展示中止)
・府中市美術館 4/8〜5/6休 「ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション」(〜5/10)
・町田市立国際版画美術館 3/28〜5/6休 「インプリントまちだ展2020」(5/8〜6/28)
・三鷹市市民ギャラリー 4/2〜5/10休
・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜5/10休
 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」(4/11〜)
・平塚市美術館 4/9〜5/7休 「川瀬巴水展/柳原義達展」(4/18~6/7)
・横須賀美術館 3/4〜5/6休 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」(展示中止)
・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~5/6休
・岩槻人形博物館 3/2〜5/6休 「御所人形 ― 輝く肌の魅力」(4/25〜6/7)
・川越市立美術館 3/3〜5/7休 「没後70年 吉田博展」(4/25〜6/14)
・埼玉県立近代美術館 2/29~5/6休 「写真と映像の物質性」(開催日未定〜5/17)
・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~5/6休 「武蔵国の旗本」(開催延期)
・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜5/7休 「大宮盆栽村の歴史」(5/8〜5/21) *会期変更


江戸東京博物館は臨時休館が5月6日まで延長され、4月25日よりスタートする予定だった特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」の開催が5月7日以降に先延ばしされました。また一時、開館していたBunkamura ザ・ミュージアム(超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵)や板橋区立美術館(深井隆-物語の庭)、それに府中市美術館(ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション)も、GW明けまで軒並み休館となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の長期化を見通して、臨時休館の再開日を未定とする美術館も依然として少なくありません。

【当面休館予定の美術館(再開日未定)】

・上野の森美術館 3/28〜休 「VOCA展2020」(展示中止)
・国立科学博物館 2/29~休 「特別展 和食」(開催日未定~6/14)
・国立西洋美術館 2/29~休 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」(開催日未定〜6/14)
・東京藝術大学大学美術館 休 「御即位記念特別展 雅楽の美」(開催日未定)
・東京国立博物館 2/27~休 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」(開催断念)、「特別展 きもの KIMONO」(開催日未定〜6/7)
・弥生美術館・竹久夢二美術館 3/28〜休 「水森亜土展/夢二に学ぶ、恋のいろは」(開催延期)
・アーティゾン美術館 休 「鴻池朋子 ちゅうがえり/Cosmo-Eggs | 宇宙の卵/新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」(開催延期)
・相田みつを美術館 4/4〜休 「みつをの言葉力」(~6/21)
・出光美術館 3/2〜休 「茶の湯の美」(開催中止)
・東京国立近代美術館 2/29~休 「ピーター・ドイグ展」(~6/14)
・三の丸尚蔵館 2/29〜休 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」(〜4/12)
・東京ステーションギャラリー 2/29~休 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」(展示中止)
・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~休 「ルオーと日本展響き合う芸術と魂」(開催延期5/9〜)
・三井記念美術館 2/29~休 「知られざる芸術と文化のオリンピック展」(開催見送り)
・三菱一号館美術館 2/28~休 「画家が見たこども展」(~6/7)
・太田記念美術館 4/7〜休 「月岡芳年 血と妖艶」(開催延期)
・根津美術館 休 「国宝燕子花図屏風」(開催中止)
・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~休 「ドレス・コード? ─ 着る人たちのゲーム」(開催日未定〜6/21)
・中村屋サロン美術館 4/8〜休 「浅見貴子展 変容のプロセス」(来年に延期)
・文化学園服飾博物館 休 「ヨーロピアン・モード」(開催延期)
・大倉集古館 〜休 「彩られた紙―料紙装飾の世界」(開催中止)
・菊池寛実記念 智美術館 4/9〜休 「継ぐ―菊池コレクション 今泉今右衛門、酒井田柿右衛門、三輪休雪、樂吉左衞門」(開催日未定〜8/10)
・国立新美術館 2/29〜休 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(開催日未定〜6/1)
・森アーツセンターギャラリー 2/29〜休 「おいしい浮世絵展」(開催日未定〜6/7)
・森美術館 2/29〜休  「STARS展:現代美術のスターたち」(開催日未定〜9/6)
・建築倉庫ミュージアム 2/29~休 「高山明/Port B 模型都市東京」(〜5/31)、「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」(〜5/31)
・日本科学未来館 2/28~休
・日本民藝館 〜休 「洋風画と泥絵 異国文化から生れた『工芸的絵画』」(開催期間未定)
・山種美術館 4/4〜休 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」(〜5/10)
・原美術館 3/28〜休 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」(〜6/7)
・たばこと塩の博物館 3/5~休 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」(~4/19)
・刀剣博物館 3/2~休 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」(〜6/21)
・東洋文庫ミュージアム 3/3~休 「大清帝国展」(~5/17)
・古代オリエント博物館 3/3~休 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」(~3/29)
・ちひろ美術館・東京 3/31〜休 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」(~6/21)
・永青文庫 4/1〜休 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」(展示中止)
・五島美術館 3/2~休 「筆跡の雅び」(開催日未定〜5/10)
・静嘉堂文庫美術館 休 「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」(〜5/31)
・東京富士美術館 3/2~休 「上村松園・松篁・淳之 三代展」(~4/12)
・多摩美術大学大学美術館 休 「多摩美術大学博士課程展2020」(展示中止)
・馬の博物館 4/8〜休 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」(展示中止)
・そごう美術館 3/5〜休 「ラリック・エレガンス」(開催延期)
・ポーラ美術館 休 「モネとマティス展」(開催日未定〜11/3) 
・横浜美術館 2/29~休 「澄川喜一 そりとむくり展」(~5/24)
・うらわ美術館 休 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」(開催中止)
・川口市立アートギャラリー・アトリア 休 「第9回新鋭作家展 ざらざらの実話」(展示見合わせ)
・原爆の図丸木美術館 4/9〜休 「砂守勝巳 黙示する風景」(〜5/10)
・鉄道博物館 2/29~休 「全線運転再開記念 常磐線展」(開催日未定〜7/5)
・市原市湖畔美術館 4/7〜休 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」(4/1〜)
・航空科学博物館 4/9〜休
・国立歴史民俗博物館 2/28〜休 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」(開催日未定〜5/17)
・佐倉市立美術館 3/5〜休 「収蔵作品展 ちばのいろ」(開催日未定〜5/17)
・千葉県立美術館 3/3~休 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」(~4/12)
・DIC川村記念美術館 ~休 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(開催日未定〜7/26)
・成田山書道博物館 2/28~休 「今日の書壇 新井光風展」(〜4/19)


アーティゾン美術館は「鴻池朋子 ちゅうがえり/Cosmo-Eggs | 宇宙の卵/新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」の開催を延期し、当面の間、臨時休館することが決まりました。また出光美術館や根津美術館も臨時休館を延長し、共に開催予定だった「茶の湯の美」と「国宝燕子花図屏風」が中止されました。


臨時休館中の三井記念美術館は、東京オリンピック・パラリンピックが1年延長されたため、「知られざる芸術と文化のオリンピック展」が見送りとなりました。この他、東京国立博物館の「特別展 きもの KIMONO」なども開催が延期され、日本民藝館の「洋風画と泥絵 異国文化から生れた『工芸的絵画』」も開催期間が未定になりました。

【開催日が決まらない主な展覧会】

・国立科学博物館 「特別展 和食」(開催日未定~6/14)
・国立西洋美術館 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」(開催日未定〜6/14)
・東京藝術大学大学美術館 「御即位記念特別展 雅楽の美」(開催日未定〜5/31)
・東京国立博物館 「特別展 きもの KIMONO」(開催日未定〜6/7)
・東京都美術館 「ボストン美術館展 芸術×力」(開催延期、5月中旬頃を目処に予定)
アーティゾン美術館 「鴻池朋子 ちゅうがえり/Cosmo-Eggs | 宇宙の卵/新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」(開催延期)
・東京ステーションギャラリー 「神田日勝 大地への筆触」(開催延期)
・渋谷区立松濤美術館 「いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」(開催日未定〜5/17)
・東京オペラシティ アートギャラリー 「ドレス・コード? ─ 着る人たちのゲーム」(開催日未定〜6/21)
・国立新美術館 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(開催日未定〜6/1)
・森アーツセンターギャラリー 「おいしい浮世絵展」(開催日未定〜6/7)
・森美術館 「STARS展:現代美術のスターたち」(開催日未定〜9/6)
・日本民藝館 「洋風画と泥絵 異国文化から生れた『工芸的絵画』」(開催期間未定)
・江戸東京博物館 「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」(開催日未定〜6/21)
・東京都現代美術館 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」(開催日未定〜6/14)
・練馬区立美術館 「ショパン-200年の肖像」(開催日未定〜6/28)
・五島美術館 「筆跡の雅び」(開催日未定〜5/10)
・ポーラ美術館 「モネとマティス展」(開催日未定〜11/3)
・埼玉県立近代美術館 「写真と映像の物質性」(開催日未定〜5/17)
・埼玉県立歴史と民俗の博物館 「武蔵国の旗本」(開催延期)
・鉄道博物館 「全線運転再開記念 常磐線展」(開催日未定〜7/5)
・国立歴史民俗博物館 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」(開催日未定〜5/17)
・佐倉市立美術館 「収蔵作品展 ちばのいろ」(開催日未定〜5/17)
・DIC川村記念美術館 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(開催日未定〜7/26)


神奈川県の県立美術館と博物館の、8月31日までの長期に渡る臨時休館が決まりました。これは神奈川県が緊急事態宣言を受け、全庁でコロナ対策にシフトするため、主催のイベントを原則として8月末まで中止する措置に伴うものと思われます。


5月30日と31日に予定されていた「六本木アートナイト2020」も、5月の開催を取りやめ、今後の開催について未定となりました。

3月2日からほぼ一週間毎に開館、休館情報を追ってきましたが、緊急事態宣言が発令されたため、今後の状況はしばらく変わらないことが予想されます。とは言え、東京都が休業を求める範囲に「博物館や美術館などを除外する方向で検討している」との一部報道もありました。

<新型コロナ>百貨店 理美容店 ホームセンター 都、休業要請対象外に:東京新聞

明日、4月10日に、都から詳細な内容が発表されますが、いまだ流動的な面も否めません。

*以下、4月10日追記

東京国立博物館の「法隆寺金堂壁画と百済観音」は開催を断念し、一度も一般に公開されることなく、展示そのものが打ち切りとなりました。チケットの払い戻しについては、緊急事態宣言が解除され次第、開始されます。


この他、森美術館で4月8日より始まる予定だった「ザウィック・スタジオ展:共感する建築」は、2023年の1月以降への開催に変更となりました。

最後にエリア別の休館情報です。



【上野】

・上野の森美術館 3/28〜当面休館 
 「VOCA展2020」 3/27にて展示中止(当初会期は3/30まで)
 http://www.ueno-mori.org

・国立科学博物館 2/29~当面休館
 「特別展 和食」 開催日未定~6/14
 http://www.kahaku.go.jp

・国立近現代建築資料館 新しい展示を準備するために休館中
 *収蔵資料利用サービスのうち、閲覧および原本資料の貸し出しを停止
 http://nama.bunka.go.jp

・国立西洋美術館 2/29~当面休館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」 開催日未定〜6/14
 http://www.nmwa.go.jp

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~5/7臨時休館
 http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/

・東京藝術大学大学美術館 4/4〜当面休館
 「御即位記念特別展 雅楽の美」 開催延期(当初会期は4/4から)
 https://www.geidai.ac.jp/museum/

・東京国立博物館 2/27~当面休館
 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」 開催中止
 「特別展 きもの KIMONO」 開催日未定〜6/7
 http://www.tnm.jp

・東京都美術館 2/29~5/6臨時休館
 「ハマスホイとデンマーク絵画」 展示中止 (当初会期は3/26まで)
 「ボストン美術館展 芸術×力」 開催延期 (5月中旬頃を目処に予定)
 http://www.tobikan.jp

・弥生美術館・竹久夢二美術館 3/28〜当面休館
 「水森亜土展/夢二に学ぶ、恋のいろは」 開催延期4/21〜(当初会期は4/2〜)
 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp



【丸の内・京橋・日本橋・新橋】

・アーティゾン美術館 当面休館
 「鴻池朋子 ちゅうがえり/Cosmo-Eggs | 宇宙の卵/新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」 開催延期(当初会期は4/18から)
 https://www.artizon.museum

・相田みつを美術館 4/4〜当面休館
 「みつをの言葉力」 ~6/21
 http://www.mitsuo.co.jp/museum/

・出光美術館 3/2〜当面休館
 「茶の湯の美」 開催中止
 http://idemitsu-museum.or.jp

・国立映画アーカイブ 館内整備のため5/28まで休館
 「ポーランドの映画ポスター」 会期終了を3/8から2/28に変更
 https://www.nfaj.go.jp

・東京国立近代美術館 2/29~当面休館
 「ピーター・ドイグ展」 ~6/14
 *工芸館の「パッション20 今みておきたい工芸の想い」は2/28にて展示終了
 http://www.momat.go.jp

・三の丸尚蔵館 2/29〜当面休館
 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」 〜4/12
 https://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

・東京ステーションギャラリー 2/29~当面休館
 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 「神田日勝 大地への筆触」 開催延期(当初会期は4/18から)
 http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~当面休館
 「ルオーと日本展響き合う芸術と魂」 開催延期5/9〜(当初会期は4/11から)
 https://panasonic.co.jp/es/museum/

・三井記念美術館 2/29~当面休館
 「三井家のおひなさま」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 「知られざる芸術と文化のオリンピック展」 開催見送り(当初会期は4/24から)
 http://www.mitsui-museum.jp

・三菱一号館美術館 2/28~当面休館
 「画家が見たこども展」 ~6/7
 http://mimt.jp

・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 開館中 *但し4月中の土日は臨時休館
 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」 ~5/20
 https://www.yamasa.com/musee/



【表参道・青山】

・太田記念美術館 4/7〜当面休館
 「月岡芳年 血と妖艶」 開催延期(当初会期は5/27まで)
 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp

・岡本太郎記念館 3/27〜5/6臨時休館
 「岡本太郎の版画」  ~6/28
 http://www.taro-okamoto.or.jp

・根津美術館 当面休館
 「虎屋のおひなさま」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 「国宝燕子花図屏風」 開催中止(当初会期は4/18から)
 http://www.nezu-muse.or.jp

・ワタリウム美術館 開館中 *但し電話での完全事前予約制
 「青木陵子+伊藤存 変化する自由分子のWORKSHOP展」 3/29〜
 http://www.watarium.co.jp



【新宿・渋谷】

・NTTインターコミュニケーション・センター  当面休館
 「開かれた可能性―ノンリニアな未来の想像と創造」 会期を短縮し2/28にて終了
 http://www.ntticc.or.jp/ja/

・草間彌生美術館 3/9〜5/6臨時休館
 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」 ~5/31
 https://yayoikusamamuseum.jp

・國學院大學博物館 4/8〜5/15臨時休館
 「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起」 3/20〜
 http://museum.kokugakuin.ac.jp

・渋谷区立松濤美術館 3/30〜5/7臨時休館
 「いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」 開催日未定〜5/17
 http://www.shoto-museum.jp

・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~当面休館
 「白髪一雄」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「ドレス・コード? ─ 着る人たちのゲーム」 開催日未定〜6/21
 https://www.operacity.jp/ag/

・中村屋サロン美術館 4/8〜当面休館
 「浅見貴子展 変容のプロセス」 来年に延期
 https://www.nakamuraya.co.jp/museum/

・文化学園服飾博物館 臨時休館中
 「ヨーロピアン・モード」 当面延期
 http://museum.bunka.ac.jp

・Bunkamura ザ・ミュージアム 〜5/7臨時休館
 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」 ~5/11
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/

・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 3/3~臨時休館
 「FACE展2020」 3/1にて展示終了(当初会期は3/15まで)
 http://www.sjnk-museum.org
 *2020/5/28にSOMPO美術館としてオープン予定



【六本木・虎ノ門】

・大倉集古館 〜当面休館
 「彩られた紙―料紙装飾の世界」 開催中止(当初会期は4/18から)
 https://www.shukokan.org

・菊池寛実記念 智美術館 4/9〜当面休館
 「継ぐ―菊池コレクション 今泉今右衛門、酒井田柿右衛門、三輪休雪、樂吉左衞門」 開催日未定〜8/10(会期変更)
 http://www.musee-tomo.or.jp

・国立新美術館 2/29〜当面休館
 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」 展示中止
 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」 開催日未定〜6/1
 http://www.nact.jp

・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~当面休館
 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」 ~5/10(会期延長)
 http://www.2121designsight.jp

・森アーツセンターギャラリー 2/29〜当面休館
 「特別展 天空ノ鉄道物語」 展示休止(当初会期は3/22まで)
 「おいしい浮世絵展」 開催日未定〜6/7
 https://macg.roppongihills.com/jp/

・森美術館 2/29〜当面休館
 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 「STARS展:現代美術のスターたち」 開催日未定〜9/6
 「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」 2023年へ開催延期(当初会期は4/8から)
 https://www.mori.art.museum/jp/

・サントリー美術館 改修工事のため休館中
 「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」 5/13〜
 https://www.suntory.co.jp/sma/

・泉屋博古館分館 改修工事のため休館中
 https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/



【恵比寿・白金・目黒・品川・台場】

・アクセサリーミュージアム 3/28〜5/6臨時休館
 「ルイ・イカール 版画の中のパフォーマンスレディーII」 3/24~
 http://acce-museum.main.jp

・建築倉庫ミュージアム 2/29~当面休館
 「高山明/Port B 模型都市東京」 〜5/31
 「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」 〜5/31
 https://archi-depot.com

・東京都写真美術館 2/29~5/6臨時休館
 「写真とファッション」 〜5/10
 「日本初期写真史 関東編」 〜5/24
 「白川義員写真展」 3/20〜
 http://topmuseum.jp

・日本科学未来館 2/28~当面休館
 http://www.miraikan.jst.go.jp

・日本民藝館 〜当面休館
 「洋風画と泥絵 異国文化から生れた『工芸的絵画』」 開催期間未定
 http://www.mingeikan.or.jp

・山種美術館 4/4〜当面休館
 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 3/14〜5/10
 http://www.yamatane-museum.jp

・東京都庭園美術館 2/29~5/6臨時休館
 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」 展示中止(当初会期は4/7まで)
 「東京モダン生活 東京都コレクションにみる1930年代」 4/18〜6/23
 http://www.teien-art-museum.ne.jp

・原美術館 3/28〜当面休館
 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」 6/7まで会期延長(当初会期は4/12まで)
 http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/

・目黒区美術館 〜5/6臨時休館
 「あそぶひと-人形と子どもの暮らし」 開催延期(当初会期は4/22から)
 http://mmat.jp

・畠山記念館 施設改築工事のため休館中
 http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

・松岡美術館 所蔵作品の修復調査、設備点検のため休館中
 http://www.matsuoka-museum.jp



【両国・清澄白河・駒込】

・江戸東京博物館 2/29~5/6臨時休館
 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」 開催日未定(5/7以降を予定)〜6/21
 https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

・すみだ北斎美術館 4/6〜5/7臨時休館
 「大江戸歳事記」 開催延期(当初会期は4/21〜)
 http://hokusai-museum.jp

・たばこと塩の博物館 3/28〜当面休館
 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」 ~4/19 *会期延長
 https://www.jti.co.jp/Culture/museum/index.html

・東京都現代美術館 〜5/6臨時休館
 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」 開催日未定〜6/14
 http://www.mot-art-museum.jp

・刀剣博物館 3/2~当面休館
 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」 〜6/21 *会期延長
 https://www.touken.or.jp/museum/
 
・東洋文庫ミュージアム 3/3~当面休館
 「大清帝国展」 ~5/17
 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/



【池袋・目白・板橋・練馬】

・板橋区立美術館 4/4〜5/6臨時休館
 「深井隆 -物語の庭-」 3/14〜5/10(開催日を3/7より変更)
 http://www.itabashiartmuseum.jp

・古代オリエント博物館 3/3~当面休館
 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 http://aom-tokyo.com

・ちひろ美術館・東京 3/31〜当面休館
 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」 ~6/21(会期延長)
 https://chihiro.jp/tokyo/

・練馬区立美術館 開館中 但し4/11〜当面休館
 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 ~4/12
 「ショパン-200年の肖像」 開催日未定〜6/28
 https://www.neribun.or.jp/museum.html

・永青文庫 4/1〜当面休館
 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」 展示中止(当初会期は4/15まで)
 http://www.eiseibunko.com

・講談社 野間記念館 建て替えのため休館中
 http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp



【世田谷】

・五島美術館 3/2~当面休館
 「中国の陶芸展」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 「筆跡の雅び」 開催日未定〜5/10
 http://www.gotoh-museum.or.jp

・静嘉堂文庫美術館 当面休館
 「磁州窯と宋のやきもの」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」 4/11〜
 http://www.seikado.or.jp

・世田谷美術館 3/31〜4/15臨時休館
 「村井正誠 あそびのアトリエ」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 「高松次郎・若林奮・李禹煥―版という場所で」 4/18〜
 https://www.setagayaartmuseum.or.jp

・世田谷文学館 3/31〜4/15臨時休館
 「六世 中村歌右衛門展」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 「安野モヨコ展 ANNORMAL」 4/25〜
 https://www.setabun.or.jp
 


【武蔵野・多摩】

・東京富士美術館 3/2~当面休館
 「上村松園・松篁・淳之 三代展」 ~4/12
 http://www.fujibi.or.jp

・八王子夢美術館 2/28~5/7臨時休館
 「かこさとしの世界展」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 http://www.yumebi.com

・府中市美術館 4/8〜5/6臨時休館
 「ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション」 3/14〜5/10
 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

・町田市立国際版画美術館 3/28〜5/6臨時休館
 「インプリントまちだ展2020」 5/8〜6/28(会期変更)
 http://hanga-museum.jp

・三鷹市市民ギャラリー 4/2〜5/10臨時休館
 http://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/

・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜5/10臨時休館
 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」 4/11〜
 http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

・多摩美術大学大学美術館 当面休館
 「多摩美術大学博士課程展2020」 展示中止
 http://www.tamabi.ac.jp/museum/



【神奈川県】

・馬の博物館 4/8〜当面休館
 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」 展示中止
 http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/

・岡田美術館 4/5〜4/23臨時休館
 「北斎の肉筆画ー版画・春画の名作とともに」 開催延期〜9/27
 http://www.okada-museum.com

・神奈川県民ホールギャラリー 各展覧会開催延期
 「對木裕里展 ぐるぐる」 5/27〜
 http://www.kanakengallery.com

・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜8/31臨時休館
 「生誕120年・没後100年 関根正二展」  展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex

・神奈川県立歴史博物館 3/4〜8/31臨時休館
 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「明治錦絵×大正新版画-世界が愛した近代の木版画」 開催中止(当初会期は4/25から)
 http://ch.kanagawa-museum.jp

・川崎浮世絵ギャラリー 開館中 但し4/11より5/6まで臨時休館
 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(後期)」 3/28〜
 https://ukiyo-e.gallery

・川崎市岡本太郎美術館 4/11〜5/6臨時休館
 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 ~4/12
 http://www.taromuseum.jp/

・そごう美術館 3/5〜当面休館
 「再興第104回院展」 展示休止(当初会期は3/20〜4/5)
 「ラリック・エレガンス」 開催延期
 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

・茅ヶ崎市美術館 3/9〜4/30臨時休館(一部施設利用休止)
 「日常への視線」 展示中止(当初会期は4/12まで)
 「生誕100年 國領經郎展 ー静寂なる砂の景」 4/19〜
 http://www.chigasaki-museum.jp

・BankArt Station + BankART SILK 展示中止
 「多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース2019年度卒業制作展」 展示休止
 「渡辺篤 修復のモニュメント」 5/7〜6/7(会期変更)
 http://www.bankart1929.com

・平塚市美術館 4/9〜5/7臨時休館
 「川瀬巴水展/柳原義達展」 4/18~6/7
 http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

・藤沢市アートスペース 4/4〜4/30臨時休館
 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS

・ポーラ美術館 当面休館
 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」 4/3にて展示中止(当初会期は4/5まで)
 「モネとマティス展」 開催日未定〜11/3 *海外からの借用作品が開幕に間に合わないため、一部展示内容を変更。
 http://www.polamuseum.or.jp

・横須賀美術館 3/4〜5/6臨時休館
 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」 展示中止(当初会期は4/12まで)
 http://www.yokosuka-moa.jp

・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~5/6臨時休館
 https://artazamino.jp

・横浜美術館 2/29~当面休館
 「澄川喜一 そりとむくり展」 ~5/24
 http://yokohama.art.museum

・神奈川県立金沢文庫 4/1〜8/31臨時休館
 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」 開催中止
 https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm

・神奈川県立近代美術館葉山館 〜8/31臨時休館
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp

・川崎市市民ミュージアム 台風19号の浸水被害により当面休館
 https://www.kawasaki-museum.jp



【埼玉県】

・岩槻人形博物館 3/2〜5/6臨時休館
 「雛人形と犬筥・天児・這子」 展示中止(当初会期は4/12まで)
 「御所人形 ― 輝く肌の魅力」 4/25〜6/7
 https://ningyo-muse.jp

・うらわ美術館 当面休館
 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」 開催中止(当初会期は4/25〜8/30)
 http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html

・川口市立アートギャラリー・アトリア 当面休館
 「第9回新鋭作家展 ざらざらの実話」 展示見合わせ
 http://www.atlia.jp

・川越市立美術館 3/3〜5/7臨時休館
 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 「没後70年 吉田博展」 4/25〜6/14
 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/

・河鍋暁斎記念美術館 開館中 4/12〜5/7臨時休館
 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」 〜4/25
 http://kyosai-museum.jp/hp/top.html

・原爆の図丸木美術館 4/9〜当面休館
 「砂守勝巳 黙示する風景」 〜5/10(会期延長)
 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/

・埼玉県立近代美術館 2/29~5/6臨時休館
 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「写真と映像の物質性」 開催日未定〜5/17
 http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~5/6臨時休館
 「武蔵国の旗本」 開催延期(当初は3/20〜)
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp

・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜5/7臨時休館
 「大宮盆栽村の歴史」 5/8〜5/21(会期変更)
 https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/

・鉄道博物館 2/29~当面休館
 「全線運転再開記念 常磐線展」 開催日未定〜7/5
 http://www.railway-museum.jp



【千葉県】

・市原市湖畔美術館 4/7〜当面休館
 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」 4/1〜
 http://lsm-ichihara.jp/

・航空科学博物館 4/9〜当面休館
 http://www.aeromuseum.or.jp

・国立歴史民俗博物館 2/28〜当面休館
 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」 開催日未定〜5/17
 https://www.rekihaku.ac.jp

・佐倉市立美術館 3/5〜当面休館
 「メスキータ展」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「収蔵作品展 ちばのいろ」 開催日未定〜5/17
 http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

・千葉県立美術館 3/3~当面休館
 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」 ~4/12
 https://www.chiba-muse.or.jp/ART/

・DIC川村記念美術館 ~当面休館(当初3/6再開予定)
 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」 開催日未定〜7/26
 http://kawamura-museum.dic.co.jp

・成田山書道博物館 2/28~当面休館
 「今日の書壇 新井光風展」 〜4/19
 http://www.naritashodo.jp

・千葉市美術館 改修工事のため長期休館
 http://www.ccma-net.jp

・ホキ美術館 水害の影響により休館中
 https://www.hoki-museum.jp

なお先日、「休業要請に除外される見通し」との報道のあった美術館と博物館ですが、結局、「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づかない休業の協力を要請」という形で、事実上要請の範囲内に入りました。よって緊急事態宣言が発令されている間は、ほぼ全ての美術館と博物館が臨時休館すると推測されます。

「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置等」:東京都(PDF)

新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、基本的に外出は自粛です。最新の情報については改めて各館の公式サイトでご確認下さい。
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「オンラインで楽しむ横浜美術館」で見たい「澄川喜一 そりとむくり」展

横浜美術館
「澄川喜一 そりとむくり」
2020/2/15~5/24  *2/29より当面の間、臨時休館。



新型コロナウイルス感染拡大、及び政府による緊急事態宣言のため、美術館の休館が長期化しています。そのような中、横浜美術館では、企画展「澄川喜一 そりとむくり」の展示風景やイベントレポート、またはコレクション展の作品解説を映像などで配信する、「オンラインで楽しむ横浜美術館」が行われています。

「オンラインで楽しむ横浜美術館」
https://yokohama.art.museum/news/news/data-20200331-1095.html



まず企画展「澄川喜一 そりとむくり」では、横浜美術館の副館長で主席学芸員である柏木智雄氏が、展覧会の内容を会場写真とともに詳細に解説していて、具象から抽象へと至る澄川の作風の変遷を辿ることが出来ました。

展覧会の見どころダイジェスト/「澄川喜一 そりとむくり」展
https://yokohama.art.museum/blog/2020/03/post-538.html

ここで目を引くのが、仮面や甲冑のような形をした抽象彫刻で、独特のプリミティブな造形は、後の木のねじれや反りを作品に活かした「そりのあるかたち」に連なるようにも思えました。また澄川は東京スカイツリーや東京湾アクアライン川崎人工島の「風の塔」のデザイン監修を担っていて、彫刻を超えた幅広い領域で活動していることも分かりました。



全64もの質問を澄川本人に直接ぶつけた、「教えて澄川先生」のコンテンツも大変に充実していました。幼少期から現在までの体験や、制作にまつわるエピソードなど追っていて、最近ハマっているものや趣味を「仕事」としたり、好きなおにぎりの具を「ツナマヨネーズ」と答えるなど、澄川の人となりも浮かび上がっていました。なお澄川は、88歳になっても、アトリエで木に向き合っては、日々、創作に励んでいるそうです。

「アトリエ訪問記(前半)」/「澄川喜一 そりとむくり」展
https://yokohama.art.museum/blog/2020/02/post-533.html

アトリエに取材した訪問記も興味深いではないでしょうか。作品を保存する「彫刻館」なる施設には、今回の展覧会への出品作を含め、まさに反った作品が多数置かれていて、あたかも森の中の樹木を目の当たりにするかのようでした。



また2020年2月22日(土)に横浜美術館で行われた記念対談「澄川喜一×深井隆」のyoutube動画も、澄川の制作に対するスタンスを知るのに重要と言えるかもしれません。澄川と20歳年下で、現在、板橋区立美術館で個展を開催(新型コロナウイルス感染防止のため、臨時休館中。)している彫刻家、深井隆は、東京藝術大学の彫刻科にて澄川に学んでいました。それゆえか、トークも大学時代のエピソードから始まっていました。



コレクション展「横浜美術館の西洋美術 木版挿絵からボルタンスキーまで―絵画・版画・写真・彫刻」のページにも、全7章の詳細な展示解説が掲載されていて、ヴァシリィ・カンディンスキーの「網の中の赤」の解説もyoutubeにアップされていました。カンディンスキーの画家としての変遷や青騎士との関連を踏まえつつ、作品を紹介していて、あたかもギャラリートークに参加したかのようでした。



さらに若手作家を紹介する小企画展である「New Artist Picks 柵瀨茉莉子|いのちを縫う」では、展示写真風景、動画での作家インタビューなどを見ることが出来ました。

New Artist Picks 柵瀨茉莉子展|いのちを縫う
https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20200314-555.html

葉や貝などの自然の素材を用い、布に縫って広げた作品は、写真や動画からしても魅惑的で、作家の自然への共感が感じられるようでした。なお同館が再館された後、会期を変更の上、改めて開催されるそうです。


2月15日に開幕した「澄川喜一 そりとむくり」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月29日に臨時休館が決まりました。その後、状況を鑑みつつも、休館期間は延長され続けていて、実のところ私もまだ展示を見られていません。



当面の会期は5月24日までとされていますが、再開館に期待を寄せながら、「オンラインで楽しむ横浜美術館」の各コンテンツを追っていきたいと思いました。*掲載画像は美術館サイトより

「澄川喜一 そりとむくり」 横浜美術館@yokobi_tweet
会期:2020年2月15日(土)~5月24日(日) *2月29日より当面の間、臨時休館。
休館:木曜日。
時間:10:00~18:00
 *5月の金曜・土曜は20時まで。
 *入館は閉館の30分前まで。
料金:一般1500(1400)円、大学・高校生900(800)円、中学生600(500)円、小学生以下無料、65歳以上の当日料金は1400円(要証明書、美術館券売所でのみ発売)
 *( )内は20名以上の団体料金。要事前予約。
 *当日に限り「横浜美術館コレクション展」も観覧可。
住所:横浜市西区みなとみらい3-4-1
交通:みなとみらい線みなとみらい駅3番出口から徒歩3分。JR線、横浜市営地下鉄線桜木町駅より「動く歩道」を利用、徒歩約10分。
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「深井隆 物語の庭」 板橋区立美術館

板橋区立美術館
「深井隆 物語の庭」
2020/3/14~5/10 *臨時休館中



板橋区立美術館で開催中の「深井隆 物語の庭」を見てきました。

1951年に生まれ、東京藝術大学の彫刻科にて後進を指導しつつ、馬や椅子をモチーフとした彫刻を発表してきた深井隆は、退任後も板橋と故郷群馬のアトリエを拠点にして、勢力的に作品を制作してきました。

その深井隆の平面と立体の新旧作、約30点から構成されたのが、「物語の庭」と題した個展で、展示空間全体を舞台に、複数の物語を紡ぐかのように作品を展開していました。(会場内の撮影が出来ました。)


展示室中央:「詩よりも遠く」 1995年

まず受付から正面のスペースに進んで目に飛び込んでくるのが、高さ2メートル60センチほどの「詩よりも遠く」で、先端部が家のような形をしたモチーフを載せながら、まるで古い遺跡の塔を思わせる佇まいを見せていました。


「栖 2018ー1」 2018年

そして「詩よりも遠く」を囲むのが、「栖」や「四角形の庭ー回想」などで、一部は机のような形をしつつ、床面付近に直に置かれた作品もありました。それらはやはり家を思わせる形をしていながら、水色や金色に塗られていて、しばらく作品の間を歩いていると、塔を中心とした失われた都市の遺構を彷徨っているような錯覚に囚われました。


手前:「幻想の闇より」 1993年
奥:「円形の庭ー覚醒」 1993年

展示室は6つに分かれていましたが、各スペース毎に変化する景色も見どころと言えるかもしれません。そのうち「円形の庭ー覚醒」と「幻想の闇より」のある展示室では、共に長い棒状の木を矢のように刺したオブジェが置かれていて、一部には金箔が貼られていました。


「青空ー2020」 2020年

一方で4体の彫刻から成る「青空ー2020」は、深い青に染まった天使の羽のようなオブジェが並んでいて、2体は羽の部分のみ散るように床へ置かれていました。左右へ羽を広げる姿はどこか神々しくもあり、あたかも神殿の中へと誘われるようでした。


「月の庭ー言葉を聞くために」 2004年

ハイライトは共に馬をモチーフとした2点の「月の庭」かもしれません。それこそ月明かりを思わせる暗がりの空間の中、切り株のような円形の彫刻を前に、頭を垂れる馬の半身を象ったのが「月の庭ー言葉を聞くために」で、ちょうど首から頭の部分のみ金色に染まっていました。



近づいて見ると馬の瞳は思いがけないほど鋭く、物静かでありながらも、内に秘められた強い意思が感じられるかのようでした。


「月の庭ー月に座す」 2006年

もう1点は「月の庭ー月に座す」と名付けられた作品で、同じく半身で銀箔の貼られた馬が、1体の球と複数の円錐に向き合うように置かれていました。



ここで興味深いのは同じ馬であるものの、身体の質感が異なっていることで、前者は木目がそのまま浮き上がって見えるのに対し、後者は四角形の板か木材が嵌め込まれたような跡が残っていました。素材はともに樟でした。



こうした個々で異なった素材にも見るべき点が多いかもしれません。樟を基本としながらも、金箔や銀箔、さらに大理石や砂岩などを交えて彫刻を象っていて、時に荒削りとも呼べるような独特の質感にも惹かれるものを感じました。


4月3日まで開館していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月4日から4月15日までの臨時休館が決まりました。5月10日までの会期とされていますが、4月16日以降の予定については、改めてお知らせがあるそうです。

開館状況等については同館のウェブサイトをご覧下さい。

「深井隆 物語の庭」 板橋区立美術館@itabashi_art_m
会期:2020年3月14日(土)~5月10日(日)
休館:月曜日。但し5月4日は祝日のため開館し、5月7日は休館。
時間:9:30~17:00 *入館は閉館の30分前まで。
料金:一般650円、高・大生450円、小・中学生200円。
 *毎週土曜日は高校生以下無料。
住所:板橋区赤塚5-34-27
交通:都営地下鉄三田線西高島平駅下車徒歩13分。東武東上線・東京メトロ有楽町線成増駅北口2番のりばより増17系統「高島平操車場」行き、「区立美術館」下車。
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新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第五報

第一報(3月2日)、第二報(3月9日)、第三報(3月16日)、第四報(3月24日)に続きます。新型コロナウイルスへの対応に伴う、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の主な美術館と博物館の休館情報をまとめてみました。

最新の情報は→新型コロナウイルスへの対応に伴う「美術館・博物館」休館情報 第十四報(2021年6月1日現在)

【開館中の美術館・博物館(4月1日現在)】

・相田みつを美術館 「みつをの言葉力」
・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」
・太田記念美術館 「月岡芳年 血と妖艶」 *4/12までの土日は臨時休館
・ワタリウム美術館 「青木陵子+伊藤存 変化する自由分子のWORKSHOP展」
・中村屋サロン美術館 「浅見貴子展 変容のプロセス」 *土日は臨時休館
・Bunkamura ザ・ミュージアム 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」 *4/12までの土日は臨時休館、金曜の夜間開館中止
・國學院大學博物館 「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起」 *4/12までの土日は臨時休館
・山種美術館 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 *4/4より臨時休館
・すみだ北斎美術館 「北斎師弟対決!」
・板橋区立美術館 「深井隆 -物語の庭-」
・練馬区立美術館 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 *4/12までの土日は臨時休館
・府中市美術館 「ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション」
・川崎浮世絵ギャラリー 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(後期)」
・川崎市岡本太郎美術館 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」
・平塚市美術館 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」
・ポーラ美術館 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」 *4/4、5の土日は臨時休館
・河鍋暁斎記念美術館 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」
・原爆の図丸木美術館 「砂守勝巳 黙示する風景」
・市原市湖畔美術館 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」
・航空科学博物館


まずは4月1日現在の開館中の美術館です。ワタリウム美術館では、「青木陵子+伊藤存 変化する自由分子のWORKSHOP展」が3月29日から始まりました。太田記念美術館も「月岡芳年 血と妖艶」を当初の4月1日から開催し、市原市湖畔美術館でも「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」が同日よりスタートしました。東京近辺では水戸芸術館の「森英恵 世界にはばたく蝶」も4月1日から展示を再開しました。


しかし新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、東京都や近隣各県の外出自粛要請によって、開館する場合でも、土日を休館する美術館が出始めています。太田記念美術館の「月岡芳年 血と妖艶」と國學院大學博物館の「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起」、それに練馬区立美術館の「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」は、平日のみ開館し、4月12日までの土日の休館が決まりました。中村屋サロン美術館の「浅見貴子展 変容のプロセス」も、当面、土日が臨時休館となり、ポーラ美術館も3月末の土日に続いて、4月4日と5日の土日が休館となりました。


さらにBunkamura ザ・ミュージアムは、4月12日までの土日を臨時休館し、金曜の夜間開館も中止となりました。

一方で3月末をめどに休館予定だった美術館が、4月中旬、もしくは4月末まで休館期間を延長する例も少なくありません。

【4月中旬、下旬頃まで臨時休館予定の美術館】

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~4/13休
・東京都美術館 2/29~4/12休 「ボストン美術館展 芸術×力」(開催延期)
・弥生美術館・竹久夢二美術館 3/28〜4/20休 「水森亜土展/夢二に学ぶ、恋のいろは」(開催延期4/21〜)
・草間彌生美術館 3/9〜4/15休 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」(~5/31)
・大倉集古館 〜4/17休 「彩られた紙―料紙装飾の世界」(開催延期4/18〜)
・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~4/12休 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」(~5/10)
・東京都写真美術館 2/29~4/13休 「写真とファッション」(〜5/10)、「日本初期写真史 関東編」(〜5/24)、「白川義員写真展」(3/20〜)
・日本民藝館 〜4/13休 「洋風画と泥絵 異国文化から生れた『工芸的絵画』」(開催延期4/14〜)
・東京都庭園美術館 2/29~4/12休 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」(展示中止)
・目黒区美術館 〜4/30休 「あそぶひと-人形と子どもの暮らし」(開催延期)
・江戸東京博物館 2/29~4/13休 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」(展示中止)
・東京都現代美術館 〜4/13休 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」(開催日未定〜6/14)
・世田谷美術館 3/31〜4/15休 「村井正誠 あそびのアトリエ」(展示中止)
・世田谷文学館 3/31〜4/15休 「六世 中村歌右衛門展」(展示中止)
・八王子夢美術館 2/28~4/16休 「かこさとしの世界展」(展示中止)
・町田市立国際版画美術館 3/28〜4/12休 「インプリントまちだ展2020」(4/14〜)
・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜4/14休 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」(4/11〜)
・茅ヶ崎市美術館 3/9〜4/18休 「日常への視線」(展示中止)
・横須賀美術館 3/4~4/27休 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」(展示中止)
・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~4/12休
・岩槻人形博物館 3/2〜4/12休 「雛人形と犬筥・天児・這子」(展示中止)
・川口市立アートギャラリー・アトリア 4/4〜4/15休 「第9回新鋭作家展 ざらざらの実話」(開催延期4/16〜)
・川越市立美術館 3/3〜4/20休 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」(展示中止)
・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜4/19休 「大宮盆栽村の歴史」(4/20〜)


3月末まで通常通り開館していた世田谷美術館と世田谷文学館は、3月31日から4月15日までの臨時休館が決まり、「村井正誠 あそびのアトリエ」と「六世 中村歌右衛門展」は共に展示が中止されました。


東京都庭園美術館や江戸東京博物館などの都立の美術館も、おおむね4月中旬まで臨時休館期間が延長されたため、「ルネ・ラリック」や「江戸ものづくり列伝」が同じく会期途中で打ち切られました。横須賀美術館の「長沢明展 オワリノナイフーケイ」も、4月27日までの休館が決まったため、4月12日までの当初会期を待つことなく、展示が終了となりました。

さらに新型コロナウイルスの感染拡大の長期化、あるいは感染爆発を懸念してか、臨時休館の再開日を未定とする美術館が目立ってきました。

【当面休館予定の美術館(再開日未定)】

・上野の森美術館 3/28〜休 「VOCA展2020」(展示中止)
・国立科学博物館 2/29~休 「特別展 和食」(開催日未定~6/14)
・国立西洋美術館 2/29~休 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」(開催日未定〜6/14)
・東京藝術大学大学美術館 休 「御即位記念特別展 雅楽の美」(開催日未定)
・東京国立博物館 2/27~休 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」(開催日未定~5/10)
・東京国立近代美術館 2/29~休 「ピーター・ドイグ展」(~6/14)
・三の丸尚蔵館 2/29〜休 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」(〜4/12)
・東京ステーションギャラリー 2/29~休 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」(展示中止)
・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~休 「ルオーと日本展響き合う芸術と魂」(開催延期5/9〜)
・三井記念美術館 2/29~休 「三井家のおひなさま」(展示中止)
・三菱一号館美術館 2/28~休 「画家が見たこども展」(~6/7)
・渋谷区立松濤美術館 3/30〜休 「いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」(開催日未定〜5/17)
・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~休 「ドレス・コード? ─ 着る人たちのゲーム」(開催日未定〜6/21)
・文化学園服飾博物館 休 「ヨーロピアン・モード」(開催延期)
・国立新美術館 2/29〜休 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」(展示中止)、「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(開催日未定〜6/1)
・森アーツセンターギャラリー 2/29〜休 「特別展 天空ノ鉄道物語」(展示休止)
・森美術館 2/29〜休 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」(展示中止)
・建築倉庫ミュージアム 2/29~休 「高山明/Port B 模型都市東京」(〜5/31)、「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」(〜5/31)
・日本科学未来館 2/28~休
・原美術館 3/28〜休 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」(〜6/7)
・たばこと塩の博物館 3/5~休 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」(~4/19)
・刀剣博物館 3/2~休 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」(〜6/21)
・東洋文庫ミュージアム 3/3~休 「大清帝国展」(~5/17)
・古代オリエント博物館 3/3~休 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」(~3/29)
・ちひろ美術館・東京 3/31〜休 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」(~6/21)
・永青文庫 4/1〜休 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」(展示中止)
・五島美術館 3/2~休 「筆跡の雅び」(開催日未定〜5/10)
・東京富士美術館 3/2~休 「上村松園・松篁・淳之 三代展」(~4/12)
・多摩美術大学大学美術館 休 「多摩美術大学博士課程展2020」(展示中止)
・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜休 「生誕120年・没後100年 関根正二展」(展示中止)
・神奈川県立歴史博物館 3/4〜休 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」(展示中止)
・横浜美術館 2/29~休 「澄川喜一 そりとむくり展」(~5/24)
・神奈川県立金沢文庫 4/1〜休 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」(開催日未定〜5/24)
・埼玉県立近代美術館  2/29~休 「写真と映像の物質性」(開催日未定〜5/17)
・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~休 「武蔵国の旗本」(開催延期)
・鉄道博物館 2/29~休 「全線運転再開記念 常磐線展」(開催日未定〜7/5)
・国立歴史民俗博物館 2/28〜休 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」(開催日未定〜5/17)
・佐倉市立美術館 3/5〜休 「収蔵作品展 ちばのいろ」(開催日未定〜5/17)
・千葉県立美術館 3/3~休 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」(~4/12)
・DIC川村記念美術館 ~休 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(開催日未定〜7/26)
・成田山書道博物館 2/28~休 「今日の書壇 新井光風展」(〜4/19)


こうした休館の長期化に伴い、開催日が定まらない展覧会もかなり増えてきました。

【開催日が決まらない主な展覧会】

・国立科学博物館 「特別展 和食」(開催日未定~6/14)
・国立西洋美術館 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」(開催日未定〜6/14)
・東京藝術大学大学美術館 「御即位記念特別展 雅楽の美」(開催日未定〜5/31)
・東京国立博物館 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」(開催日未定~5/10)
・東京都美術館 「ボストン美術館展 芸術×力」(開催延期、5月中旬頃を目処に予定)
・渋谷区立松濤美術館 「いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」(開催日未定〜5/17)
・東京オペラシティ アートギャラリー 「ドレス・コード? ─ 着る人たちのゲーム」(開催日未定〜6/21)
・国立新美術館 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(開催日未定〜6/1)
・東京都現代美術館 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」(開催日未定〜6/14)
・五島美術館 「筆跡の雅び」(開催日未定〜5/10)
・埼玉県立近代美術館 「写真と映像の物質性」(開催日未定〜5/17)
・埼玉県立歴史と民俗の博物館 「武蔵国の旗本」(開催延期)
・鉄道博物館 「全線運転再開記念 常磐線展」(開催日未定〜7/5)
・国立歴史民俗博物館 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」(開催日未定〜5/17)
・佐倉市立美術館 「収蔵作品展 ちばのいろ」(開催日未定〜5/17)
・DIC川村記念美術館 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(開催日未定〜7/26)


また4月1日時点で会期が決まっているものの、展示内容が変更になる展覧会の例もあります。例えば4月23日から「モネとマティス展」を開催するポーラ美術館では、海外より借用される作品が開幕に間に合わず、約20点の公開期間が未定となりました。パナソニック汐留美術館の「ルオーと日本展」(5月9日開催予定)も、フランスの美術館から借りる予定の24点が間に合わない場合があるとの発表がなされました。新型コロナウイルスのパンデミックに伴って、海外とのやり取りが必要な西洋絵画展を中心に、夏以降の展覧会の開催にも影響を与える可能性が十分に考えられます。

最後にエリア別の休館情報です。



【上野】

・上野の森美術館 3/28〜当面休館 
 「VOCA展2020」 3/27にて展示中止(当初会期は3/30まで)
 http://www.ueno-mori.org

・国立科学博物館 2/29~当面休館
 「特別展 和食」 開催日未定~6/14
 http://www.kahaku.go.jp

・国立近現代建築資料館 新しい展示を準備するために休館中
 http://nama.bunka.go.jp

・国立西洋美術館 2/29~当面休館
 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」 開催日未定〜6/14
 http://www.nmwa.go.jp

・台東区立朝倉彫塑館 2/28~4/13臨時休館
 http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/

・東京藝術大学大学美術館 休館中
 「御即位記念特別展 雅楽の美」 開催延期(当初会期は4/4から)
 https://www.geidai.ac.jp/museum/

・東京国立博物館 2/27~当面休館
 「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」 開催日未定~5/10
 「特別展 きもの KIMONO」 4/14予定〜
 http://www.tnm.jp

・東京都美術館 2/29~4/12臨時休館
 「ハマスホイとデンマーク絵画」 展示中止 (当初会期は3/26まで)
 「ボストン美術館展 芸術×力」 開催延期 (5月中旬頃を目処に予定)
 http://www.tobikan.jp

・弥生美術館・竹久夢二美術館 3/28〜4/20臨時休館
 「水森亜土展/夢二に学ぶ、恋のいろは」 開催延期4/21〜(当初会期は4/2〜)
 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp



【丸の内・京橋・日本橋・新橋】

・アーティゾン美術館 展示替えのため休館
 「鴻池朋子 ちゅうがえり/Cosmo-Eggs | 宇宙の卵/新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」 4/18〜
 https://www.artizon.museum

・相田みつを美術館 開館中
 「みつをの言葉力」 ~6/21
 http://www.mitsuo.co.jp/museum/

・出光美術館 3/2〜臨時休館
 「茶の湯の美」 4/21に開催延期(当初会期は4/4から)
 http://idemitsu-museum.or.jp

・国立映画アーカイブ 館内整備のため5/28まで休館
 「ポーランドの映画ポスター」 会期終了を3/8から2/28に変更
 https://www.nfaj.go.jp

・東京国立近代美術館 2/29~当面休館
 「ピーター・ドイグ展」 ~6/14
 *工芸館の「パッション20 今みておきたい工芸の想い」は2/28にて展示終了
 http://www.momat.go.jp

・三の丸尚蔵館 2/29〜当面休館
 「御即位記念特別展 令和の御代を迎えて」 〜4/12
 https://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

・東京ステーションギャラリー 2/29~当面休館
 「奇蹟の芸術都市バルセロナ」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 「神田日勝 大地への筆触」 4/18〜予定
 http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

・パナソニック汐留ミュージアム 2/29~当面休館
 「ルオーと日本展響き合う芸術と魂」 開催延期5/9〜(当初会期は4/11から)
 https://panasonic.co.jp/es/museum/

・三井記念美術館 2/29~当面休館
 「三井家のおひなさま」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 http://www.mitsui-museum.jp

・三菱一号館美術館 2/28~当面休館
 「画家が見たこども展」 ~6/7
 http://mimt.jp

・ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 開館中(3/28、3/29のみ臨時休館)
 「春の南桂子展 あの木の向こうがわ」 ~5/20
 https://www.yamasa.com/musee/



【表参道・青山】

・太田記念美術館 開館中 *但し4/12までの土日は臨時休館
 「月岡芳年 血と妖艶」 4/1〜5/27
 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp

・岡本太郎記念館 3/27〜4/7臨時休館
 「岡本太郎の版画」  ~6/28
 http://www.taro-okamoto.or.jp

・根津美術館 展示替えのため休館
 「虎屋のおひなさま」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 「国宝燕子花図屏風」 4/18〜予定
 http://www.nezu-muse.or.jp

・ワタリウム美術館 開館中
 「青木陵子+伊藤存 変化する自由分子のWORKSHOP展」 3/29〜
 http://www.watarium.co.jp



【新宿・渋谷】

・NTTインターコミュニケーション・センター  展示替えのため休館
 「開かれた可能性―ノンリニアな未来の想像と創造」 会期を短縮し2/28にて終了
 http://www.ntticc.or.jp/ja/

・草間彌生美術館 3/9〜4/15臨時休館
 「ZERO IS INFINITY ゼロと草間彌生」 ~5/31
 https://yayoikusamamuseum.jp

・國學院大學博物館 開館中 *但し4/12までの土日は臨時休館
 「國學院大學図書館の名品~神の新たな物語―熊野と八幡の縁起」 3/20〜
 http://museum.kokugakuin.ac.jp

・渋谷区立松濤美術館 3/30〜当面休館
 「いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」 開催日未定〜5/17
 http://www.shoto-museum.jp

・東京オペラシティ アートギャラリー 2/29~当面休館
 「白髪一雄」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「ドレス・コード? ─ 着る人たちのゲーム」 開催日未定〜6/21
 https://www.operacity.jp/ag/

・中村屋サロン美術館 開館中 *但し土日は臨時休館、開館時間を10:30~17:00に変更
 「浅見貴子展 変容のプロセス」 4/1〜
 https://www.nakamuraya.co.jp/museum/

・文化学園服飾博物館 臨時休館中
 「ヨーロピアン・モード」 当面延期
 http://museum.bunka.ac.jp

・Bunkamura ザ・ミュージアム 開館中 *4/12までの土日は臨時休館、金曜の夜間開館中止
 「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」 3/20~
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/

・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 3/3~臨時休館
 「FACE展2020」 3/1にて展示終了(当初会期は3/15まで)
 http://www.sjnk-museum.org
 *2020/5/28にSOMPO美術館としてオープン予定



【六本木・虎ノ門】

・大倉集古館 〜4/17臨時休館
 「彩られた紙―料紙装飾の世界」 開催延期4/18〜(当初会期は4/4から)
 https://www.shukokan.org

・菊池寛実記念 智美術館 展示替え休館
 「継ぐ―菊池コレクション 今泉今右衛門、酒井田柿右衛門、三輪休雪、樂吉左衞門」 4/11〜
 http://www.musee-tomo.or.jp

・国立新美術館 2/29〜当面休館
 「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」 展示中止
 「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」 開催日未定〜6/1
 http://www.nact.jp

・21_21 DESIGN SIGHT 2/27~4/12臨時休館 *休館期間を3/31までより延長
 「秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」 ~5/10(会期延長)
 http://www.2121designsight.jp

・森アーツセンターギャラリー 2/29〜当面休館
 「特別展 天空ノ鉄道物語」 展示休止(当初会期は3/22まで)
 「おいしい浮世絵展」 4/17〜予定
 https://macg.roppongihills.com/jp/

・森美術館 2/29〜当面休館
 「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 「STARS展:現代美術のスターたち」 4/23予定〜
 https://www.mori.art.museum/jp/

・サントリー美術館 改修工事のため休館中
 「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」 5/13〜
 https://www.suntory.co.jp/sma/

・泉屋博古館分館 改修工事のため休館中
 https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/



【恵比寿・白金・目黒・品川・台場】

・アクセサリーミュージアム 3/28〜4/12臨時休館
 「ルイ・イカール 版画の中のパフォーマンスレディーII」 3/24~
 http://acce-museum.main.jp

・建築倉庫ミュージアム 2/29~当面休館
 「高山明/Port B 模型都市東京」 〜5/31
 「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先」 〜5/31
 https://archi-depot.com

・東京都写真美術館 2/29~4/13臨時休館
 「写真とファッション」 〜5/10
 「日本初期写真史 関東編」 〜5/24
 「白川義員写真展」 3/20〜
 http://topmuseum.jp

・日本科学未来館 2/28~当面休館
 http://www.miraikan.jst.go.jp

・日本民藝館 〜4/13臨時休館
 「洋風画と泥絵 異国文化から生れた『工芸的絵画』」 開催延期4/14〜(当初会期は3/31から)
 http://www.mingeikan.or.jp

・山種美術館 4/4〜当面休館 *4/3までは開館
 「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 3/14〜5/10
 http://www.yamatane-museum.jp

・東京都庭園美術館 2/29~4/12臨時休館
 「ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」 展示中止(当初会期は4/7まで)
 「東京モダン生活 東京都コレクションにみる1930年代」 4/18〜予定
 http://www.teien-art-museum.ne.jp

・原美術館 3/28〜当面休館
 「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020」 6/7まで会期延長(当初会期は4/12まで)
 http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/

・目黒区美術館 〜4/30臨時休館
 「あそぶひと-人形と子どもの暮らし」 開催延期(当初会期は4/22から)
 http://mmat.jp

・畠山記念館 施設改築工事のため休館中
 http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/

・松岡美術館 所蔵作品の修復調査、設備点検のため休館中
 http://www.matsuoka-museum.jp



【両国・清澄白河・駒込】

・江戸東京博物館 2/29~4/13臨時休館
 「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

・すみだ北斎美術館 開館中(3/20より展示再開)
 「北斎師弟対決!」 ~4/5
 http://hokusai-museum.jp

・たばこと塩の博物館 3/28〜当面休館
 「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」 ~4/19 *会期延長
 https://www.jti.co.jp/Culture/museum/index.html

・東京都現代美術館 〜4/13臨時休館
 「オラファー・エリアソン展/もつれるものたち/ドローイングの可能性」 開催日未定〜6/14
 http://www.mot-art-museum.jp

・刀剣博物館 3/2~当面休館
 「日本刀の見方パートⅢ 刃文」 〜6/21 *会期延長
 https://www.touken.or.jp/museum/
 
・東洋文庫ミュージアム 3/3~当面休館
 「大清帝国展」 ~5/17
 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/



【池袋・目白・板橋・練馬】

・板橋区立美術館 開館中
 「深井隆 -物語の庭-」 3/14〜5/10(開催日を3/7より変更)
 http://www.itabashiartmuseum.jp

・古代オリエント博物館 3/3~当面休館
 「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 http://aom-tokyo.com

・ちひろ美術館・東京 3/31〜当面休館
 「瀬川康男 坦雲亭日乗-絵と物語の間」 ~6/21(会期延長)
 https://chihiro.jp/tokyo/

・練馬区立美術館 開館中 *4/12までの土日は臨時休館
 「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」 ~4/12
 https://www.neribun.or.jp/museum.html

・永青文庫 4/1〜当面休館
 「古代中国・オリエントの美術―国宝 細川ミラー 期間限定公開」 展示中止(当初会期は4/15まで)
 http://www.eiseibunko.com

・講談社 野間記念館 建て替えのため休館中
 http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp



【世田谷】

・五島美術館 3/2~当面休館
 「中国の陶芸展」 展示中止(当初会期は3/29まで)
 「筆跡の雅び」 開催日未定〜5/10
 http://www.gotoh-museum.or.jp

・静嘉堂文庫美術館 展示替え休館
 「磁州窯と宋のやきもの」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」 4/11〜
 http://www.seikado.or.jp

・世田谷美術館 3/31〜4/15臨時休館
 「村井正誠 あそびのアトリエ」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 「高松次郎・若林奮・李禹煥―版という場所で」 4/18〜
 https://www.setagayaartmuseum.or.jp

・世田谷文学館 3/31〜4/15臨時休館
 「六世 中村歌右衛門展」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 「安野モヨコ展 ANNORMAL」 4/25〜
 https://www.setabun.or.jp
 


【武蔵野・多摩】

・東京富士美術館 3/2~当面休館
 「上村松園・松篁・淳之 三代展」 ~4/12
 http://www.fujibi.or.jp

・八王子夢美術館 2/28~4/16臨時休館
 「かこさとしの世界展」 展示中止(当初会期は4/5まで)
 http://www.yumebi.com

・府中市美術館 開館中(3/28、3/29は臨時休館)
 「ふつうの系譜  奇想があるならふつうもあります─京の絵画と敦賀コレクション」 3/14〜
 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

・町田市立国際版画美術館 3/28〜4/12臨時休館
 「インプリントまちだ展2020」 4/14〜(会期変更)
 http://hanga-museum.jp

・三鷹市市民ギャラリー 4/2〜5/10臨時休館
 http://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/

・武蔵野市立吉祥寺美術館 3/2〜4/14臨時休館
 「土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ」 4/11〜
 http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

・多摩美術大学大学美術館 当面休館
 「多摩美術大学博士課程展2020」 展示中止
 http://www.tamabi.ac.jp/museum/



【神奈川県】

・馬の博物館 3/4〜4/2臨時休館
 「生類憐みの日本史 ~馬から犬まで~」 ~4/19
 http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/

・岡田美術館 展示替えのため休館
 「北斎の肉筆画ー版画・春画の名作とともに」 4/5〜
 http://www.okada-museum.com

・神奈川県民ホールギャラリー 各展覧会開催延期
 「對木裕里展 ぐるぐる」 5/27〜
 http://www.kanakengallery.com

・神奈川県立近代美術館鎌倉別館 3/4〜当面休館
 「生誕120年・没後100年 関根正二展」  展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex

・神奈川県立歴史博物館 3/4〜当面休館
 「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「明治錦絵×大正新版画-世界が愛した近代の木版画」 4/25予定〜
 http://ch.kanagawa-museum.jp

・川崎浮世絵ギャラリー 開館中
 「浮世絵にみる“時”の移り変わり(後期)」 3/28〜
 https://ukiyo-e.gallery

・川崎市岡本太郎美術館 開館中
 「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 ~4/12
 http://www.taromuseum.jp/

・そごう美術館 3/5〜4/10臨時休館
 「再興第104回院展」 展示休止(当初会期は3/20〜4/5)
 「ラリック・エレガンス」 開催延期
 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

・茅ヶ崎市美術館 3/9〜4/18臨時休館(一部施設利用休止)
 「日常への視線」 展示中止(当初会期は4/12まで)
 「生誕100年 國領經郎展 ー静寂なる砂の景」 4/19〜
 http://www.chigasaki-museum.jp

・BankArt Station + BankART SILK 展示中止
 「多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース2019年度卒業制作展」 展示休止
 「渡辺篤 修復のモニュメント」 4/14〜5/6(当初会期2/21〜3/15より変更)
 http://www.bankart1929.com

・平塚市美術館 開館中(3/3~3/31臨時休館)
 「糸賀英恵展 うつろいのかたち」 ~4/5
 「川瀬巴水展」 4/18~予定
 http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

・藤沢市アートスペース 休館中
 「変容のありか 流れる時間の捉え方 cobird/片岡純也+岩竹理恵」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS

・ポーラ美術館 開館中 *4/4、5の土日は臨時休館
 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」 4/3にて展示中止(当初会期は4/5まで)
 「モネとマティス展」 4/23〜 *海外からの借用作品が開幕に間に合わないため、一部展示内容を変更。
 http://www.polamuseum.or.jp

・横須賀美術館 3/4〜4/27臨時休館
 「長沢明展 オワリノナイフーケイ」 展示中止(当初会期は4/12まで)
 http://www.yokosuka-moa.jp

・横浜市民ギャラリーあざみ野 3/2~4/12臨時休館
 https://artazamino.jp

・横浜美術館 2/29~当面休館
 「澄川喜一 そりとむくり展」 ~5/24
 http://yokohama.art.museum

・神奈川県立金沢文庫 4/1〜当面休館
 「江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~」 開催日未定〜5/24
 https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm

・神奈川県立近代美術館葉山館 空調設備等の改修工事のため展示中止
 http://www.moma.pref.kanagawa.jp

・川崎市市民ミュージアム 台風19号の浸水被害により当面休館
 https://www.kawasaki-museum.jp



【埼玉県】

・岩槻人形博物館 3/2〜4/12臨時休館
 「雛人形と犬筥・天児・這子」 展示中止(当初会期は4/12まで)
 「御所人形 ― 輝く肌の魅力」 4/25〜
 https://ningyo-muse.jp

・うらわ美術館 展覧会準備のため休館
 「開館20周年記念 芸術家たちの住むところ」 4/25〜
 http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html

・川口市立アートギャラリー・アトリア 4/4〜4/15臨時休館
 「第9回新鋭作家展 ざらざらの実話」 開催延期4/16〜(当初会期は4/4から)
 http://www.atlia.jp

・川越市立美術館 3/3〜4/20臨時休館
 「平山郁夫展 シルクロードとガンダーラ美術」 展示中止(当初会期は3/15まで)
 「没後70年 吉田博展」 4/25〜
 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/

・河鍋暁斎記念美術館 開館中
 「暁斎・暁翠が描いた年中行事・おまつり」 〜4/25
 http://kyosai-museum.jp/hp/top.html

・原爆の図丸木美術館 開館中
 「砂守勝巳 黙示する風景」 〜5/10(会期延長)
 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/

・埼玉県立近代美術館 2/29~当面休館
 「森田恒友展 自然と共に生きて行かう」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「写真と映像の物質性」 開催日未定〜5/17
 http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

・埼玉県立歴史と民俗の博物館 2/29~当面休館
 「武蔵国の旗本」 開催延期(当初は3/20〜)
 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp

・さいたま市大宮盆栽美術館 3/2〜4/19臨時休館
 「大宮盆栽村の歴史」 4/20〜(会期変更)
 https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/

・鉄道博物館 2/29~当面休館
 「全線運転再開記念 常磐線展」 開催日未定〜7/5
 http://www.railway-museum.jp



【千葉県】

・市原市湖畔美術館 開館中(3/5〜3/31臨時休館)
 「雲巻雲舒―現代中国美術展・紙」 4/1〜
 http://lsm-ichihara.jp/

・航空科学博物館 開館中(3/24より展示再開)
 http://www.aeromuseum.or.jp

・国立歴史民俗博物館 2/28〜当面休館
 「昆布とミヨク-潮香るくらしの日韓比較文化誌」 開催日未定〜5/17
 https://www.rekihaku.ac.jp

・佐倉市立美術館 3/5〜当面休館
 「メスキータ展」 展示中止(当初会期は3/22まで)
 「収蔵作品展 ちばのいろ」 開催日未定〜5/17
 http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

・千葉県立美術館 3/3~当面休館
 「近代洋画の先駆者 浅井忠11」 ~4/12
 https://www.chiba-muse.or.jp/ART/

・DIC川村記念美術館 ~当面休館(当初3/6再開予定)
 「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」 開催日未定〜7/26
 http://kawamura-museum.dic.co.jp

・成田山書道博物館 2/28~当面休館
 「今日の書壇 新井光風展」 〜4/19
 http://www.naritashodo.jp

・千葉市美術館 改修工事のため長期休館
 http://www.ccma-net.jp

・ホキ美術館 水害の影響により休館中
 https://www.hoki-museum.jp


この他、東京近辺以外の地域でも、各美術館が臨時休館になり、京都市京セラ美術館や弘前れんが倉庫美術館の開館が延期されるなど、大きな影響が出ています。

最新の情報については改めて各館の公式サイトでご確認下さい。

*展覧会の開催スケジュールが極めて流動的な上、基本的には外出自粛のため、毎月冒頭に更新していた「今月に見たい展覧会」のエントリーはお休みします。
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