Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

今日は逃したサーモンキャビア

2007年12月20日 03時06分30秒 | Weblog
レッスン行ってきました。この前のをもう一度と新しい曲を見てもらいましたが、歌っていて、やっぱりウィーン歌曲合ってるなぁと思います。楽しいです。

今日よもやま話で教えてもらったのが、フランツヨーゼフの息子ルドルフがよくホイリゲに行って、こういうウィーン風の歌をくちずさんでいたという話です。びっくりですけど、意外と有名な話みたいで、ウィキペディアの日本語版にも書いてありました。

他にもなんでウィーン歌曲に多くフランス語が出てくるのか?なんでドイツ語にフランス語から派生した単語が多いのかなど。

他にも実際に言葉としてはわかるけど、見たことないのでわからないちょっとしたコーヒーカップを台所から持ってきて見せてもらったり、いろいろ脱線して面白い授業になっています。

さて、今日はレッスンのあと、一人で市庁舎前のクリスマス市に行ってきました。もう一度よ~く探して「サーモンキャビア」の焼きじゃがいもの店を見つけました。で、並んで注文したらサーモンソースが切れてないとか。しかたないので「ほんまもんのウィーン人」という名前のじゃがいもを頼みました。(その隣にはもちろん「うそもんのウィーン人」もありました)

これは、ニンニクソース&玉ねぎとベーコンをみじん切りにしてあめ色になるまでいためたもののトッピングです。懐かしい美味しさです。これも昔食べたなぁ。でも、大きい。これも後数年したら一人で食べられなくなるのか?と思うと寂しい。今日逃した大好物サーモンキャビアは明日にします。明日もなかったら明後日でもその次でも食べるまで行きます!(明日は写真取るようにしますね。)

それにしてもジャガイモ1個6.5ユーロは高いよね。1,000円ですよ!千円!もちろん縦20センチ横10センチのジャガイモに、これでもか~というくらい具ものせてくれるし、タレもかけてくれるけど、でも1,000円のジャガイモって…安いランチ食べれる。フォルクスでオペラ4回行ける。

今日はそれ以外にもバナナのチョコレートコーティング2.5ユーロを買い食い。一人で行くの恥ずかしいなぁと思っていたのもつかの間、いろいろな店を渡り歩いてしまいました。

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女性政治家の美貌

2007年12月18日 23時02分44秒 | Weblog
女性政治家といえば、(年がばれますけど)土井孝子が最初に浮かんでくるんですけど、最近政界に進出するだけではなく、トップに立つ女性政治家が目立ちます。お隣ドイツの首相、メルケルさんも女性ですし、その昔サッチャーさんなんてのもいらっしゃいました。ただ、この二人はどちらも「強そう」というのが私のイメージ。

ところが最近「強い」ではなく「美しい」がキーワードのような女性政治家、それもトップ(大統領とか首相とか)が出てきました。一人はアルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルさん。スペイン系の美女です。しかし、それより上を行くのでは(ぱっと見ぃの雰囲気がとても政治家とは思えない!)と思われるのが、ウクライナの首相に返り咲いたユリヤ・ヴォロディムィリヴナ・ティモシェンコ。

実際ウクライナって近くのはずだけど、どこにあるのかもわかりません!でもこのティモシェンコさんを知らない人は、検索かけてこの人の写真見てください!美人です。(10年前はすごい美人やったと思います。)その金髪は染めてるだけで黒髪が本当だと書いてありますが、そんなんすっとばかしても美人ですし、こちらのテレビで国会風景うつってますけど、政治には不釣合いな雰囲気です。だって、金髪の三つあみを頭の上で巻き込んで、手をふっているところなんかめっちゃかわいいです。(でも演説してる時はやっぱり強そうです。)

いつだったか、日本で私の住んでいる村で選挙があったとき、声を聞いて、遠目で見て、話し方とかも、てっきり男だと思ったのですが、近寄ってまじまじ見てみたら女でした。当選しはりましたけど…そんな人もいる中、このティモシェンコを見た時、そのあまりの違いにひっくり返りそうになったのを思い出しました。

もちろん日本でも美しいとされる政治家さん今多いですけど、美貌と実力と両方兼ね備えた人が現れるのはいつのことでしょう?

「はにゅうす」にはめずらしい話題になってしまいましたが、とにかく写真見て!最初バレリーナかと思ったくらいです。それとも今日首相に返り咲いたので、夕方のニュースでしたかな?
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フォルクスオパー「ラルフ ベナツキーの夜: "素晴らしきもの"」17.12.2007

2007年12月18日 06時17分23秒 | Weblog
今日も朝・昼練習したら終わりました。

途中さばくさんに用事があって電話したら、親子3人でノロっぽいとか。こっちでは「お腹の流感」と言ってましたが、どうもひどいとのこと。かなり心配です。

私はのんきに今夜もフォルクスオパーに行ってきました。2回目のベナツキーの夜。前回より歌手のみなさんめっちゃ上手くなってました。オイオイ!

今日はプログラムも買って、いったいなんていう曲なのか、確認しながら聞いたのですが、カンマーゼンガー(宮廷歌手)のミニッヒが歌ったのは私も今後練習しようと思っていて、タイトルだけ知っていた曲。これはこれは…他にもシュランメルの演奏にあわせて、歌えそうな曲が数曲ありました。楽譜探します。

この前うまちゃんが来た時かな?「フォルクスは終わったらいつもこの坂道を早足で駆け下りてるのよ。」と言ったら「なんで早足で降りる必要があるのか?」と聞かれ返事に困ったのですが、今日わかりました。フォルクスは楽しい作品が多く、そのほとんどが最後テンポの速い曲なんです。だから感化されてその曲のテンポで歩く。その上下り坂。自然と早くなっている。今日もすごいスピードで駆け下りていて、途中で「なんでこんなに早足なんだ?」と自分で気がつきました。飛んでましたもん。昔、作品によっては腰を振りながら帰ることもあったかと。

さて、毎日寒い寒いと書いていますが、外が寒いので家の中は(寒いはずだけど)あったかく感じます。実際夜はマイナス4~6度、昼は0度というのが最近の温度です。
で、その寒い中、まだあと1~2回クリスマス市に行かないといけない。なぜならあの「じゃがいも」をまだ食べていないから。大きなジャガイモをオーブンで焼いてそのままソースをかけて食べるあれです。「サーモンのソースでないといやだ」と今まで数回拒否していたせいか、まだザルツブルグで1回食べただけ。その上サーモンにも当たっていない。これはなんとしてでも探します。

指揮Alfred Eschwé
歌Johanna Arrouas ・Stefan Cerny ・Béla Fischer ・Mathias Hausmann
Natalie Karl ・Edith Lienbacher ・Peter Minich ・Geschwister Pfister
Thomas Sigwald ・Christoph Wagner-Trenkwitz

ゲストでFraeulein SteinerとToni Pfister
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なんてことない日曜日

2007年12月17日 00時59分52秒 | Weblog
寒いのは寒いです。窓を開けても電気をつけないと字が読めないくらい暗いですし。今日は家から一歩も出ていませんし、掃除して、たまったセーター手洗いして、1ヶ月ぶりにカレー作って(ルーを節約しすぎてしゃぱしゃぱかカレーになってしまった)、歌の意味調べと歌詞写しをして、メールを出して、なんとなく一日だらだらとしていたので、書くこともありません。

最近ボチボチやっているのが、ウィーンでのコンサートの準備。会場へ打ち合わせに行ったり、チラシ用の文章をドイツ語で考えてたり、日本語の歌詞をドイツ語に訳していっています。まず私がなんとなく訳して、それを日本語学科のみなさんの手助けを借りて訂正する。それを2~3人繰り返します。その後他の人に最終チェックをしてもらう手順になってます。これが意外と大変なんです。日本語学科の人たちも、私の説明を聞いて、一番いい言葉をひねり出そうと必死です。なにしろ「かなかなぜみが遠くで鳴いた」を直訳するだけでは、意味がわからないから、そこに「晩夏の夕方に」とかいれていかないといけない。「まいごのまいごの子ねこちゃん」を直訳すると、スケベなおじさんのセリフに聞こえるねぇと言われてみたり…合計20曲です。今一日1曲ノルマです。

日本の情報はヤフーのニュースと、知り合いのブログから得ています。昨日は日本の天気予報まで見てしまって「10度か、あったかいなぁ~。」とため息をついていたところです。テレビではウィンタースポーツのスキー大回転や、なんていうのか知らないけどスキーで歩いて走って山超えて鉄砲で打つやつを、飽きもせず毎日やってます。そして飽きもせず毎日見てます。応援するのはオーストリアですが、たまに後ろのほうで日本の選手がいるので応援したいのですが、放送局がこっちなのでほとんど映りません。残念です。

今晩は2ヶ月ぶりくらいにお風呂に入って、夜は好きなヒューグラントの映画を見る予定です。「カレー作って風呂に入って映画観る。」極楽極楽。
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小話

2007年12月16日 05時30分23秒 | Weblog
実は昨日、タンデムをしているクリスチャンがプレゼント用にきれいに包んだチョコレートを持ってきてくれた。てっきりクリスマスプレゼントだと思って受け取ったが、彼は「お歳暮です。」といって渡してくれた。

「冬はお歳暮、夏は中元を、お世話になっている人にするんですよね?はに~にはいろいろ教えてもらったりしているので、お歳暮です。」と。
ひっくり返りそうになりました。もちろん「お歳暮は一回すると一生しないといけないというから、これでやめておこうね。」と言いましたが、ありがたくチョコレートは受け取りました。また日本人は普通はその場でこういったものは開封しないんだけど、私は中を見たいからあけてもいいか?と聞いてからあけました。(こっちではあけるのが普通だったりするから。)←もしかしてこれも迷信か?

それにしても、いったいどこでそんな日本を学んでくるんだろうという話になった時に、そういえば私たちも留学する前に「ドイツ留学の手引き」みたいな本をたくさん読んだ記憶がある。そこには「奥さんお手製のケーキが出たら必ず食べる。おかわりを勧められたら断らない。食べられない時は医者に止められていると言う事。」(ケーキは杯を交わすくらい重要だとされていた。)なので私は一度に3個のケーキを食べた記憶がある。添えられた生クリームはケーキより多かった。

また、ある留学生は、「ヨーロッパではロウソクの明かりで食事をする」と書いてあったので、友人を招待した時にロウソクを用意した。こっちの人たちがテーブルについて言った。「これ墓地のロウソクだよ。」(わかるわかる、だって、赤いローソクできれいなんだもん!)

ロウソクと聞いて、私は反対に、すき焼きを作って食べようとした時に、電気を消され、ロウソクだけになり、どれが肉でどれがネギかわからないくらい暗く、だんだん腹が立って(だってお肉がつかめない!)電気をつけてくれと頼んだ記憶もある。

他にも、巻き海苔を出しても「紙は食べられない」と反感を買うとか(今じゃ信じられないけど)、風呂に入りすぎると下宿を追い出されるとか(ドイツ人は朝にさっとシャワーをするだけ)など。

初めてドイツに行ったとき、ある家庭に臨時でピアノを借りたときも、なにかお礼をしたいと言ったら、そんなのしなくていいと言われた。(これくらいは普通に借りれてしまう感じだった)。プレゼントをすると大げさだと聞いたので、花束にした。もちろん日本人プレゼント最低価格で3000円くらい。すごい花束になってしまい、まるでプロポーズするかのようだった。
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モンセ、ウィーンへ!

2007年12月16日 01時05分03秒 | Weblog
その前に、今日は4人目のタンデム相手、コニーちゃんが我が家に来ました。彼女は先日の日本語学科飲み会で知り合ったとても日本語の上手な子です。今日はお茶を点て、日本の文化についていろいろ話をして、その後私のドイツ語をいろいろ直してもらいました。

さて、数日前いきなり「はに~!時間が出来たウィーンに行く!」とメールが来た。なんとスペインの友人モンセ。モンセはもちろんスペイン人。この人とは、今は亡きシルハウスキー先生のスペイン講習会に参加した時に出合ったんだけど、なんとなく馬があう。その次に講習会に行った時も一緒に食事をしたりして楽しかったのを覚えている。その後も何度か手紙のやり取りをしたりしていたが、今回初めてスカイプをした時に、最初だけ無料電話通話がおまけでついていたので、どうせなら一番遠いモンセに電話しようとかけてみた。そして久しぶりに話をし、私がウィーンに行くことや、よかったらウィーンに来て!といったりしてたんだけど、その時は「忙しくて無理~」と言っていたのに、いきなり来る事になった。本当に来ることになり、来てと言った私もびっくりしている。

彼女はスペインでドイツリート他、声楽を教える先生をしているはず。なので会話ももちろんドイツ語でオッケイなんだけど、大丈夫だろうか…ちょっとしんぱい。
でも、まあ、正味3日間なので(1月2日~5日)オペラにいって、美味しいもの食べているうちになんとかなるだろう。

とかくスペイン人のイメージからは遠い、勤勉なカタルーニャ人(バルセロナ地方の人は、スペイン人と一緒にしないでくれと言います。マドリッドなど他の地域の赤字を、バルセロナの稼ぎで埋めていると。)だし、商業も発達しているバルセロナはスペインの大阪みたいです。

バルセロナの思い出といえば、昔、バルセロナから空港に行く時、タクシーに乗り、座席にありったけの小銭をばらまき、「空港」だけ叫んで連れて行ってもらった記憶があります。そのお金がどの程度空港へ走るに充分だったのか、足らなかったのかいまだによくわかりませんが、とりあえず空港にいけました。

また、いまだにウィーンにはないプッチンプリンが昔からありました。2週間で21個食べた記憶があります。それ以外にもちろんケーキも食べていました。当時ウィーンに全然なかった魚介類も豊富で、市場ではマグロの赤身を「トロ」と称して売っていました。パエリアなど米料理もうれしかったです。また、高級レストランに乗り込み、ゼスチャーで「はに~特注プリンパフェ」を作ってもらったりしました。(ウィーンにプリンもパフェもありませんでしたが、スペインにはプリン・果物・生クリームをアイスに乗せるはあるわけです。なのでそれを全部一緒に盛ってくれとゼスチャーで頼みました。)つまりスペインは講習会が目的ではなく「身体が要求しているウィーンにないものを食べに行く街」でした。

今回モンセは「おみやげにトゥーロンがいいの?」と聞いてくれましたが、あの甘さは、もう食べられないと思ったので断りました。「黄身の砂糖漬け」です。これこそ震えの来る甘さです。私はこのトゥーロン以上にくどくて甘いものは知りません。

それにしても15年?いや18年ぶりくらい。お互いどんなにおばさんになっているか楽しみです!



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フォルクスオパー「メリーウィドー」14.12.2007

2007年12月15日 06時19分42秒 | Weblog
寒くなりました。天気予報は「冬っぽい」という単語を使っていました。昼に少し雪が降り、一日ずっと気温0度くらいです。今週いっぱい続きます。

今日は気が進まないまま、メリーウィドーを観にいってきました。
行ってみると新しい演出になっていて、以前の演出にみられたごちゃごちゃした感じがなく、わかりやすい動きと舞台になっていました。2幕はフランスの絵画を思わせるような舞台と衣裳で、とても好感が持てました。

この作品は、数年前に大阪市のワークショップでオルガという役を演じ、本番もやったわけですが、それ以来、今日が初めて見るメリーウィドーでした。

実際観てみて、一番大きく感じたのは、「こうもり」のそれよりかなりセリフを日本語で表現するのが難しいなと思ったことです。例えば「Nie」「Nie?」「Nie!」「Nie~?」「Nie!!!」と「ニー」つまり一度もないという言葉をつかって何度も応酬するのですが、これが一言だからおもしろい。日本語だと何になるんだろう?「絶対愛しているとは言わない。」「絶対?」「絶対。」「ぜ~ったい?」「そう絶対。」「ぜったいのぜったい?」「ぜったいってゆったらぜったいや」と私の頭のなかではだんだん大阪弁になってしまう。

それと、今までこういう「こうもり」「メリーウィドー」はじめ、「ウィーン気質」なんかもそうだけど、いつも感じるのは、演者が、一目見てその階級がわかる歩き方をしている。または身のこなしをしている。これが日本では難しい。
つまりぱっとみて、「お嬢さん」か「銀座勤め」かそれもママか下っ端か、判断できるようなもの。

今日も、上流階級の奥様方と、マキシムのカンカンを踊るお嬢さんがたとでは、舞台にでた瞬間、その動きから違いがわかった。出ているフェロモンが違う。ちょっとした腰の動きや、手の動かし方でわかるのだ。立ちかた一つでも違う。毎回同じ人がやっているわけではない。ある歌手はここでは上流階級の役、ほかでは下町の女、ちゃんと演じ分けてる。演劇界ではあたりまえのことなんだろうけど。でも、これが着物だったら「ごりょうさん」と「女中」の違いってもう少し自然にできるのかな?それにしても、いい作品なのにお客さんが少なかったのが残念でした。(いまいち盛り上がりに欠けます。)

演出Daniel Dollé
舞台Daniel Dollé
指揮Michael Tomaschek
バレンシエンヌMartina Dorak
ハンナUrsula Pfitzner
シルヴィアーネLidia Peski
オルガManuela Culka
プラスコビアSulie Girardi
ツェータParisJosef Luftensteiner
ダニロFrank Larsen
ニェグスGerhard Ernst
カミーユPavel Cernoch
カスカーダDaniel Strasser
ブリオッシュThomas Tischler
ボクダノビチDavid Busch
クロモフWolfgang Tomsits
プリチッチAlfred Werner
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これぞコレペティ

2007年12月14日 02時19分12秒 | Weblog
コレペティという職業がウィーンにはあります。ヨーロッパにありますの方が正しいですね。今日はコレペティ兼伴奏者の日本人Kさんのレッスンに行ってきました。

彼女は日本人なんですが、もうウィーンに来て何年になるんでしょう、私が初めて来た時にはかなり年数経っていたと思われます。入試の時にお世話になりました。彼女のレッスンなしでは合格してなかったと思います。特に日本人であることから、私たち日本人の弱点もよく知っているので、その分頼りになります。

コレペティとはピアノを弾きながら、歌い手のレッスンをするピアニストです。細かいことですが、それができないと歌にならない事を、逐一全部言ってくれます。こっちは「そうだった。」から始まり、何度も何度も直されるので「わかっちゃいるけどまだできない」になってきますが、できた時は「そうだこれだ」と思い出す。地味な作業ですが、なかなか一人ではできない練習なんです。それに付き合うコレペティさんはもっと地味な仕事ですが、なくてはならない存在です。

何の予告なしにいって、私の「今日これやります。」でさらっとモーツァルトのレッスンが始まってしまうのですから、その頭の中なのか、身体なのかわかりませんが、蓄積はすごいと思ってしまいます。

「今そこで(彼女)って思ってなかったでしょう!」「そのRは巻いて」「歌ってる最中に思いがなくなってる」「その子音をもっと早く用意して」「もっと母音を長く」「その単語は必要ないからアクセントつけない。」「単語が2つに分かれているところは、どっちを歌うか決めて」などなど、「わかっちゃいるけどできないよ~」がどんどん飛んできます。

日本では、まだまだ「伴奏しますけど、意味はわかりませんから。」という伴奏者が多い。もちろん歌っている人も「意味はわかりませんけど歌ってます。」という人も多いのでなんともいえないけど。ここまでわかっている日本人伴奏者他にいないと思います。

今日言われて「そうなんだ、でもやってるつもりなんだけど、全然できてないかぁ」と一番思ったのは、4番まであるモーツァルトの曲なんですが、「単語や意味からテンポを変えていい」ということ。淡々と進んでいるように見える演奏も、すごい山谷があって当然みたいな。これが難しいんです。ああ、頭痛い!

いきなり勉強モードに入ってしまった今週。明日はまたタンデムでウィーン語を習う。昨日からずっと辞書片手に動いているのですが、久しぶりなので、今のところはまだ、この「勉強してま~す」モードがうれしかったりする。しんどいのはこの後か?



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あなどれないヴェーリンガー通り

2007年12月13日 04時15分22秒 | Weblog
今日はまだ観ていないベッリーニの「ノルマ」の日なんですが、それもグルベローヴァとホセクーラで。でもオペラ座なのに演奏会形式なので、なんとなくやめました。だって、「すごい声の持ち主どおしの共演大会」になってるんじゃないかって思ったので。「すご~い。でも疲れた~。」って言って帰って来るのがオチではないかと。

今日は雨。曇っているので夜が明けたのがわかりません。もう4時には真っ暗です。それでもノートを一冊買いにいくついでに、傘差して近所探検に出かけました。前から気になっていたヴェーリンガー通りのフォルクスオパーより上側。ギュルテルと呼ばれる大きな道路の外側です。

うまちゃんとホイリゲに行った時、市電の中からみて気になっていたカフェに行ってみました。市電の中からの一瞬見ただけだったのですが、なにやら美味しいそうな気がしたのです。行ってみたらなんと、あの有名なオーバーラーの支店でした。こんな近所にオーバーラーがあるなんて!早速トプフェントルテ(軽いチーズケーキ)とメランジュ(コーヒー)を頼んで座りました。オーバー脱いで気がついた!「やばい、家服だ。」ぼろぼろでした。でもいまさらコーヒーまでお持ち帰りにできないので、「近所ですから光線」を出して座っちゃいました。ちょっと恥ずかしかったです。

店に入った時はわかってなくて、持ってきてもらって紙ナプキンがオーバーラーなので不思議に思い、店員さんに「ケーキはオーバーラーなんですか?」「ここはオーバーラーの支店ですよ。」といわれて初めて気がつきました。最初からそうと知っていればムースオショコラにしたのに!しかしさすがオーバーラー。ケーキは軽くそして軽く。でも次はムースオショコラにします。

オーバーラーの斜向かいには、最近減ったなぁと思っていた「ヴィーナーヴァルト(ウィーンの森)」がありました。ここは鶏肉専門のレストランです。これがあるからケンタはウィーンに出店できないといわれるくらいです。ここの鶏の唐揚げ(1人前が半羽ある)大好物でした。40過ぎた今、完食する自信はないので、次誰か来たら一緒に食べてください。

オーバーラーの隣にはオープンサンド屋。他にもトリンプの下着屋や、洋服店も多く、ちゃんとした本屋も数件あるこの通り、あなどれません。
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レッスン行ってきました

2007年12月12日 02時56分12秒 | Weblog
今日、4ヶ月目にして初めてまともなレッスンに行ってきました。

今回ウィーン歌曲を教えてくださるのは、ワルター・ツェー先生という方で、国立歌劇場付きの歌手だった人です。最初は合唱歌手だと思っていたのですが、今日いろいろ話をする中で、86年のウィーン国立歌劇場公演で日本に行ったという話になり、「それは私が最初に見たオペラだ」というと、パンフレットを見せてくださり、「薔薇の騎士」に端役ですが名前が載ってる。びっくりです。「トスカ」や他のオペラにも出演されていたようです。きっと昔、留学中に見てるんだけど、覚えてないだけだと思います。

現在はウィーン歌曲などを歌う活動と、あとザルツブルグのフェストシュピールや、オーストリア、フランスなどで、外国人の歌手のためにドイツ語の発音を教えに行ったりしているそうです。もちろん合唱の指導もされている。

なので、発音は(親切だけど)細かい!でもとてもわかりやすく話して下さるし、発音そのものもわかりやすいので理解しやすく助かります。「歌う為のウィーン訛り」を心得ていらっしゃるので、訛りすぎず、ドイツ語っぽくなく、私にはちょうどいい具合のウィーン語感です。

ウィーン歌曲を勉強するに当たって、「発音・訛り」「表現」を中心にしたいと希望を述べ、また「作品の背景(作曲家のことや、映画音楽なのか?クラシックなのか?どんな作品から出たものかなど)」も知りたいといったら、レッスンの最中にいろいろ話を教えてくれる約束もしました。

今日は3曲、性格の違うものを持って行きました。シリアスなゆったりしたもの、早いテンポのマーチ、ウィーン風ワルツ。どれも発音から丁寧に見てくださり、そして音楽的にも(ウィーン風の)アドヴァイスをもらいました。

「え~ここでTの発音をはぶいていいのか~」みたいな驚きや「ドイツ歌曲ではご法度のリエゾンしてるぞ~」とか、「ここで重みを入れるのか~ふ~ん。」みたいな納得あり、気を抜く暇もなく、全部終わったと思ったら「もう一度全曲発音読んで」となり、最後は「早く終わってくれ~」と思うくらいしんどかったです。

来週またうかがう約束をして、帰りに(ちょっと頑張ったし、な~んて、ご褒美の意味もあって)チーズをはさんだパンを買って帰ってきました。ふぅ、習うの久しぶりだから、ほんと久々に芯まで疲れました。

ところで、写真みて思ったのですが、昔ザルツブルグで習ってたシルハウスキー先生に似てない?(って誰が知ってるんだ?)オーストリア人の顔なんですね、きっと。
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普通の一日、ちょっとうれしい一日

2007年12月11日 01時36分37秒 | Weblog
明日、ウィーン歌曲の先生に始めてレッスンを受けにいくので、今日はかなりナーバスです。(前回はレッスンではなかったので)何事も初めてに弱い。2回目からはどこでも我が家同然なんだけど。

で、今日は引き続き洗濯、掃除、練習、オペラの立ち見チケット買いに行って、楽譜コピーして終わりました。

昨日もさばくさんと話をしてたんですが、フォルクスオパーの前に(下に)今、KIM(キム)というレストランがあり、いつもとってもはやっている。最近「あそこどうなの?」「美味しいって噂だけど」というセリフを2人から聞いた。私も鼻がくんくんと鳴るので気になってた。

で、今日、フォルクスでチケットを買って帰る途中、ドアの向こうを覗いてみたら、ORF(NHKみたいなもん)の撮影隊が、キムさんが料理している所を撮影していた。えっ?キムさんって、最近、朝の番組でご飯作ってるあの女性じゃん!びっくりした。こんな有名人のお店が家のすぐ近くとは!本番中だったので、大きなリアクションはなかったが、外から覗いている私に目線を投げかけてもらったので、ちょっとうれしかったです。確か生春巻きを巻いた後だったので、テレビで放送したら確認しようと思います。

その後、近所に古本屋を見つけたので、「何かウィーン歌曲に関する本はないですか?」と尋ねてみた。そうしたらかわいい1冊を出してくれたので、よくわからないけどブドウの絵がかわいかったので9ユーロで買ってみた。ドイツ語で書いてある本、ぱっとみてわかるはずもない。家に帰ってじ~っと見てみたら、なんと「ウィーン我が夢の街」を作曲したジーツィンスキーさんの著書だった。表紙に大きく書いてあるのに気がついていないのもおかしい。

タイトルは「ウィーンの歌・ウィーンのワイン・ウィーンの言葉」という本。ウィーン歌曲の簡単な歴史と、ウィーン歌曲には欠かせないワインの話、そしてウィーン歌曲にはやはり欠かせないウィーン訛りの話です。ドンピシャ私の為の本でした。ゆっくり読みます。日本からは携帯で撮影したたいちくんの動画も届き、ちょっとうれしい一日でした。

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シュタイナー学校のバザーに行ってきました

2007年12月10日 01時40分16秒 | Weblog
今日はさばくさんとご主人、そしてりりあちゃんと一緒に、シュタイナー学校のバザーに行ってきました。

市電の終点、街からはずれたところにある、昔のお城を使用した校舎はとてもすてきでした。シュタイナー学校でご存知ですか?昔、興味があったので何冊か本を読みましたが、小さい時から自然に触れ、自分の肌で感じとり、学科の枠を超えて学んでいくという印象があります。日本にもありますが、その成果は良し悪しで、うまく行っている所と、ドイツのシュタイナー学校とはずい分違うといわれている所とあるようです。

このウィーンの学校が、どうなのか?はわかりませんが、今日はバザーなので、気軽に外部の人間も入ることができ、楽しめるようになっていました。しかしそこはシュタイナー。子どもが受付や会計をやったりする店もあり、またフエルトの原料の毛を売ったり、お母さん手作りのケーキで喫茶をしたり、他にもすべて出来合いのものではなく、「見る」「作る」「触る」「創作する」という単語が似合いそうなブースばかりでした。ガラス工房も子どもが火を扱っていましたし、木工ブースも懸命な男の子が多かったです。

また、どのブース(普段は教室)も、その出し物と関係なく、隅のほうで音楽を奏でていました。ロウソクを作りながら竪琴を(意識せず)聴いている。お昼ごはんはインド料理でしたが、そこは若いギターバンドのお兄ちゃんたちでした。

最後に人気のカフェで手作りのヨーグルトロールケーキとティラミスを食べて帰ってきました。「明日は学校休みになって掃除かな?」と聞くと「いや~たぶん掃除も含めて授業なんじゃない?」と返事。さもありなんです。


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ウィーンはせまい街&今日で100日目

2007年12月09日 03時54分01秒 | Weblog
その前に、今日で8月31日に出発してから100日経ちました。300日の予定なので、3分の一が終わりました。あっという間でしたし、レッスンなどはまだ始まってないんですが(来週初めてのレッスン行きます!)、でも、自分で思っていたよりは、いろいろやったなぁと思っています。問題もなく、以外に順調です。台所に水をまいたのと、パリにいけなかったこと、泣かされて帰ってきたこと、あと風呂場も1回じょうろで水やりをしてしまい後始末が大変でしたが、それいがいはまだなにも悪いことはありません。反対にいいことは多く、ワイン関連はすごいおもしろいですし、美味しいものもたくさん食べていますし、演奏会やオペラも充実してます。クリスマスは10年ぶりくらいなので満喫してます。この次の100日は3月の演奏会準備と、ウィーン物、そしてドイツ歌曲などのレッスンに終わるかなと予想していますが、きっとまたいろいろハプニングが起こることでしょう!楽しみです。

さて、今日はよしこちゃんとAltesAKH(昔の総合病院、今は昨日講義をしたウィーン大学の校舎になっているところ)のクリスマス市に行きました。こんなところにまでクリスマス市が!とびっくりです。でもまだ知られていないのか、夕方は小さな子どもを一人で歩かせても大丈夫なくらい空いていました。(5時過ぎたら満員だったけど)。最近市庁舎前のクリスマス市は昼からすごい人で、見るのも大変なんです。

写真はよしこちゃんちの、りさちゃんとゆりあちゃん。この二人も4年前の合唱を聞きに会場に来てくれていました。りさちゃんはすっかりお姉さんになって、いかにもティーンエージャーって感じです。この前よしこちゃんちに行った時は、物理のテストに出るといって、お父さんと「冷蔵庫が冷える仕組み」について勉強していました。「なぜ冷えるのか?」「なぜそうなるのか?」と答えだけでなく、理論をきっちりやっているのはすごいなぁと思いました。

今日は、お店を少しみて、プンシュを飲んで、2時間くらい一緒にうろうろしていました。あとからよしこちゃんのご主人のおさななじみ夫婦も合流しました。

話は戻るんですが、そのよしこちゃん家族と待ち合わせは3時半だったのです。彼らが来る前にトイレにでも行っておこうと歩き出した時、前方から知ってる顔が…!びっくりしました。ビニーです。この人も合唱の時に来てくれていたのですが、その後連絡が取れなくなっていたんです。ウィーンは狭いねぇ!まさかこんな所で遭うとは!よしこちゃんも遭遇して、しばらくの立ち話をし、クリスマス前後にもう一度ゆっくり会うことになりました。今は高校でドイツ語と美術などを教えているそうです。



本当に狭い街です。あと会いたいけど連絡が取れない人が2人。でもそのうち市電の中とかでひょっこり会うのではないかと思っています。

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ウィーン大学で特別に教えてきました!

2007年12月08日 01時42分18秒 | Weblog
「ウィーン大学で教えました」って書くとめっちゃかっこいいけど、まあ、自分の得意なことを披露したってところです。

思ったよりたくさんの参加者があり、雨にもかかわらず自由希望で26人の学生が来てくれました。曲目は「げんこつ山のたぬきさん」「犬のおまわりさん」「うさぎ」。


カセットで録音したピアノに合わせて私が歌い、練習の間は「くちじゃみせん」で練習し、わからない意味は周りの子に聞いて進めました。やっぱり「げんこつ山」は通じなかった。「おっぱいのんで」もわからない人あり。「おっぱい」の手つきが方向を間違えるといやらしくなるので注意してねのジョークを言って、通じたのはかなり話せる1名だけだった。(言った自分が恥ずかしくなった)そして、哺乳瓶が3リットルサイズの子もいた。

「犬のおまわりさん」に絡めて、日本で動物はどう鳴くのか?クイズ大会になってしまったり、子どもは「犬がいる」というより「わんわんいるよ~」とか「ぴょんぴょんいる」という子が多いですと話すとなぜか受けていました。

彼女たちは普段正しい日本語で話すので、私たちと話す時も「祖母が」といいます。「普段はおばあちゃんでいいよ」と訂正することもしばしば。だから日本の子どもがうさぎを「ぴょんぴょん」と言うのがおかしかったのでは?

1時間15分の授業でしたが、「げんこつ山のたぬきさん」の最後にじゃんけんを持ってきて、実際にじゃんけんをしてめっちゃ盛り上がったり、「犬のおまわりさん」では「ないてばかりいる~」の3連符が難しいといっていました。それでも最後にはどの曲も上手く歌えるようになり、3人の先生方にご披露して終えることができました。

最後に「またやりたいですか?」と尋ねるとほぼ全員が希望してくれ、おそらく4月ごろもう一度授業をさせていただくことになりそうです。そして「希望者には、ただでいいから日本の歌教えますよ。」と言ったら2人恥ずかしそうに授業後寄って来ました。

もちろん3月のコンサートは宣伝しましたけど、全員来ると他のお客さんとあわせて座席が足らないかも…うれしいことです。



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例のチョコレート仕入れました

2007年12月07日 07時07分00秒 | Weblog
さて、人生これで変わるかもしれない?

まず、11月のワイン見本市で知り合ったおじさんが連れて行ってくれたワイン屋のワインが本当に美味しいんです。(実は今日も行って飲んできました)オーストリアベスト15に入る賞を取ったワイン屋です。オーストリアにワイン屋何軒あると思いますか?数えたことないけど、ウィーンのグリンツィングだけでも知ってるだけで20軒はある。そんなホイリゲ街がウィーンだけで10箇所くらいあるのだから、オーストリアだけで1000を超えるワイン屋があるはず。その中のベスト15なんだからそりゃ美味しい。

この店のチョコレートに惚れた私。今のところ誰に食べてもらっても美味しいと言ってもらえる。うまちゃんもいきなり10枚買って帰った。こんな田舎のチョコレート、おじさんに連れて行ってもらわなかったら一生出会えなかったと思う。それくらい美味しい。すでに6枚食べたけどまだ美味しい。

「こんなに美味しいチョコレートだから日本に紹介したい。」そう思ってはいたけれど、どうやって?は何にもわからないので、出来ないだろうなぁと思ってました。ところがオーストリアの友人ユタが貿易関係に明るいということと、今日、おじさんとよしこちゃんと、またワイン屋に行くチャンスがあったので、思わずお店の奥さん(この人がまたステキな人です)に「このチョコレート日本で売りたいんですが、お話しするお時間いただけますか?」って言ってしまいました。

2階で奥さんと二人っきりで話をして、まだ私も「どうやって」はまったくわからないし、実際可能なのかどうかも不明だけど、なぜか熱く語っている自分がいる。
私はいったい何をしにウィーンに来たんだろう?なんで急にチョコレートの仕入れをしているんだろう?と疑問に思いながらも、どうしてこのチョコレートが美味しいのか、どれだけこの商品が魅力的か、語っている自分がいました。そして、とにかく数ヶ月間は日本人は私だけと取引してもらえることになりました。(まあ、他に日本人は全く来ないと思われる田舎ですが)

実際、このチョコレートはオーストリア国内の他のチョコと比較して安くないです。どちらかというと高級チョコになります。そして、これを日本に送るだけでかなりの値段になります。もちろん税金もかかると思います。1枚いくらになるのかまだわからないし、いくらなら日本で買ってもらえる、つまり売れる値段の範囲かも想像もつきません。

でもとにかく、今日たくさん仕入れてしまいました。これから思いつくかぎりのお店に興味があるかどうか打診するつもりです。もちろんそれ以外にも関係省庁への連絡もする予定です。

チョコレートは全部で3種類あります。どれもワインを凝縮したものが間に挟まったチョコレートです。「赤ワイン」「白ワインとレッドペッパー」「白ワインとアプリコット」の3種です。「赤ワイン」は甘いものも好きなワイン派、または女性に。「白ワインとレッドペッパー」はお酒も辛口好きの方に。「白ワインとアプリコット」はどなたでも大丈夫な自然な風味です。私は「赤ワイン」「白ワインとレッドペッパー」派です。「アプリコット」も捨てがたいけど…

そして、ここはチョコレート屋ではなく、ワイン屋。そのうちチョコだけでなく、メインのワイン、そしてワインを使ったジャムや蜂蜜なども扱えるといいなぁと思います。蜂蜜はこの前買ったけど濃くって美味しかったです。

そしてお店のロゴって言うのかな?マークがなんともかわいい。お店の名前(Schwarzbock)の通り、黒ヤギさんマークなんです。このロゴも気に入ってもらえると思います。

うまく行けば来年にはみなさんに食べてもらえると思いますし、ダメなら自分で全部食べます!この先どうなるのか、どうぞ楽しみにしておいてください。また詳細きまれば掲載しますので、どうぞ2月のバレンタインに予定しておいてくださいね!
コメント (9)
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