Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

フォルクスオパー「マルタ」26.12.2007

2007年12月27日 06時12分05秒 | Weblog
昨日、開いていると新聞に書いてあったのに、行ってみたら閉まっていたスーパーのおかげで、家にはなにもなく、ご飯炊いて、ふりかけかけて、インスタント味噌汁でしのいでいます。明日からは通常営業なので、これでお肉が食べられます。

閉まっているという事実、たぶん想像してもらえてないと思います。もちろんウィーンにはファミレスはありませんし、近所のスタバもしまってます。レストランも、喫茶店も、スーパーも、個人商店も全部閉まっています。関西でたとえると、関西国際空港と新大阪駅のキオスクだけが開いているといった状態でしょうか?それが3日続いていると思っていただければOKです。マクドも、パチンコやも閉まっているはず。それくらい、誰も働いていません。ケルントナー通りなど中心地はどうかわかりませんが、このへんは家に電気もついていないので、道もくら~いです。

そんななかフォルクスで「マルタ」を見てきました。アンサンブルがとってもよくて、「庭の千草」もよかったし、テノールの有名なアリアもブラボー出てましたし、音楽的にはいい出来だと思います。演出も無理なく、私の中で可もなく不可もなくといったところでしょうか。でも作曲家フロトーって何人?この人の音楽が、私の中の血が騒がない音楽のようで、ずっと「今年1年なにしてたかなぁ」と考え事をしていたら2時間半終わってしまいました。

あらすじは始めてみたオペラなので、よくわかりませんでした。すみません。
この「マルタ」は来年の日本公演に持っていかれる演目だと聞いています。オペラ鑑賞大好き派にはお勧めです。(はじめてみる人にはどうかと…舞台もきれいですし、アンサンブルもきれいです。でもインパクトにかけます。たぶんきれいな~と思いながら寝てしまうかも?)特に、ナンシー役のアルトの女性は聴きごたえがあります。メゾ・アルトの歌手を目指している方はぜひ聞かれることをお勧めします。もちろんマルタ役の(コロラトゥーラになるのかな?)女性もよかったし、テノールの男性もよかったです。なによりもアンサンブルがとてもしっかりしていたので、その辺は高く評価できるオペラだと思います。そう、一言で言えば「秀作」です。

どうも、つまりワインを飲みながら、肉食ってるのが好きな私としては、きれいな花瓶の絵を美術館で見せられているようで…「秀作」でした。


演出Michael McCaffery
指揮Andreas Schüller
ハリエットMelba Ramos
ナンシーDaniela Sindram
第1の女性Katharina Ikonomu
第2の女性Brigitte Herget
第3の女性Nora Drimba
トリスタンMathias Hausmann
ライオネルHerbert Lippert
プルンケットLars Woldt
判事Raimund-Maria Natiesta
召使Gerhard Rak
召使Jaroslaw Jadczak
召使Thomas Tischler
コメント
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