紅麹サプリの健康被害の解明に現場の医師の判断が大きく役立ちました。
臨床医として大事なのは、「これは何かおかしいのでは?」と感じられるかです。
「紅麹サプリ」問題 診察した医師が小林製薬側とのやり取り明かす
いつもの患者さんとは違うという違和感から診断の糸口が掴めることが
あります。
いつもと同じ病気だと思う時には、いつも通りの診療を行います。
ただ、いつもと違うことが起きた時に、「たいしたことではない」と
スルーするのか、「これは何か原因があるのではないか」と
違和感を感じて原因を探るかで結果が大きく変わります。
今回の紅麹サプリの腎機能障害の患者さんを診察して
「このぐらいはあること」と片付けるのではなく
「この年齢の腎機能低下としておかしい」と違和感を感じるか。
ここで、そのドクターの技量に差が出ます。
臨床医として大事なことは、忙しい毎日診療の中でも
「これは何か変だな」と感じられるのが優れたドクターです