木村拓哉主演で視聴率が期待ほど上がらないとか、いろいろな批判的な評価が
ありましたが、個人的に楽しめたテレビドラマは…
「グランメゾン東京」
https://www.tbs.co.jp/grandmaisontokyo/
個人的にはフレンチが大好きであることと、ミシュさんガイドの星が取り上げられて
いるので、放送前から興味がありました。
始まってみると、フランス・パリで20年以上も三つ星を維持している
「ランブロワジー」で撮影されていたり、ドラマに登場する料理を
ミシュランガイド三つ星「カンテサンス」オーナーシェフ岸田周三氏と
ニつ星「INUA」シェフのトーマス・フレベル氏が料理を監修していて
ため息が出るほど美しく美味しそうなレシピが並びました。
調理過程も含めて、料理を見るだけで大満足でした
調理についてのリアリティーがしっかりしていて、他のグルメドラマとは
一線を画しています。
調理人の仕事や生活の厳しさは、昔、外科医になったころを思い出します
駆け出しは野菜の角切りを練習し続ける姿は新米外科医が一結びを四六時中
練習する姿に重なります。
ミシュランが公認・協力しているということでミシュランの調査も
現実に近いということらしいです。
ミシュランの星をとるというのは大変なんですね〜
何よりも、「三ツ星をとらす」といって木村拓哉演じる尾花夏樹が
スーシェフとして働きながらも料理の全てをコントロールしていましたが、
話が進みに連れて、他のメンバーの力量を認めてワンチームを作り上げました。
最後には、自信がなく凡庸だった木村京香演じる早見倫子シェフに
料理に対する真剣さと自分の料理で勝負するという自信を引き出して、
尾花が作った斬新な料理を封印させました。
「自信がないシェフには星が取れない」とドラマの中でも提示されていましたが。
自分の作った料理で星を取らせることを考えていた尾花が他を育てる
ことで星を取らせたというストーリは胸を熱くします。
外科医も自分で手術するだけでなく、若手を成長させることが大事です。
僕自身も先輩に引き上げられたし、最後には踏み台になって後輩が上へ
行くことの役に立ったのではないかと思っています
年末まで、ドラマで楽しませてもらいました