明日8月1日から「被保険者資格申立書」が必要にならないといいな

　マイナ保険証の運用について、8月1日からマイナ保険証で資格確認が
できない場合も10割負担にならないようにするようにという処置が始まります。





「被保険者資格申立書」


　若い人では基本的に3割負担ですが、問題は高齢者では1割〜3割と負担が違います。
定期的に通院している人は問題はないでしょうが、初めて受診する高齢の患者さんが
マイナ保険証を持参されて資格確認ができないときに「被保険者資格申立書」の出番です。

当院でも準備をしていますが、該当する患者さんが出ると受付業務が停滞します。
さらに問題なのは、1割〜3割の負担割合について、患者さんの申請と実際の負担割合が
後で違うことが判明するとやっかいです。
負担割合よりも多くいただいた場合は患者さんに連絡して返金したり、
実際の負担割合よりも窓口聴取が少ない場合は不足分をいただくことになります。
遠方からの患者さんもいるので、このようなことになると大変です（汗）


でも、8月からの国保の新しい保険証が患者さんに届いているようなので、
混乱は少なくなると期待しています　

土用の丑の日 うなぎよりもあゆが主役

　今日は土用の丑の日です。
うなぎを食べるひとが多くなります。





わが家は国産うなぎを少しだけ味わって、メインはあゆの塩焼きで
元気回復です。





あまりに暑いので、エアコンで温度管理と十分な食事と水分補給で
乗り切りましょう　

マイナ保険証 いまごろ介護現場を視察してどうなるのか？

　マイナ保険証については、当初から医療現場、介護現場では大きな問題が
あると感じてブログでも指摘してきました。
政府がいくら便利さを強調しても、マイナ保険証はマイナンバーカードの普及が
進まないために保険証の廃止という脅しをかけて計画したと思っていました。
だから、高齢者がITに疎いマイナ保険証の申請や管理は難しいし、当院の外来でも
認知症の患者さんが多いのでマイナ保険証を使うのは無理だと思っていました。
まして介護施設で寝たきりに近い高齢者もいるのですから。

　マイナンバーカードは任意であると言いながら、保険証廃止という事実上の
強制でゴリ押しするのはボロが出るのは当然です。
若い人はまだしも、高齢者や介護施設の入所者をにいての対応について
マイナ保険証の制度設計が不十分であり、当初の来年秋の紙保険証の廃止から
ズルズルと交代して、だんだん紙保険証の継続に近づいてきています。
つまり、紙保険証の方が（少なくとも高齢者では）便利であることが
だんだん明らかになってきました。

　最近、岸田首相は介護現場を視察して意見を聞いた報道されました。
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2023/0728kaiken.html

　本来なら、マイナ保険証制度を検討する段階で、医療現場や介護現場の
状況の把握や問題点を十分に検討すべきだったので、いまさらのポーズ、
あるいは紙保険証廃止の延期（あるいは撤回）のためのパフォーマンス
でしょうか。

　マイは保険証については、岸田政権の政策決定の準備不足や思慮不足が
いろいろな混乱の元になっていて、残念です。

　8月1日からの窓口の混乱がないことを祈るばかりです　

暑いので見た目を涼しく

　あまりに暑い日が続いています。
外を出歩くのが危険だと熱中症警報が出ています。
なので、見た目で涼しく…




「ターコイズの透明軸の万年筆とスタビライズドウッド」

　木は自然なままが一番だと思いますが、人工的の樹脂で固めて
自然にはない美しさが出るならそれもよいと思います。
こんな涼やかな木は自然界ではありませんから。

デスク周りが少し温度が下がって、風が通り抜けたようです　

誕生日は節目！ 祝ってばかりいられず、次の1年へのプラニングを

　あまりオープンにしていませんが、今日は誕生日でした。
こどもの頃とは違って、喜んでばかりもいられません。






　今日も心臓の病気の飛び込み患者さんを病院へ紹介して
救急搬送したり（汗）
コロナ禍を契機に診療内容を変えています。
風邪や発熱外来など本来当院の得意でない分野はやめて
専門分野に専念させていただくことにしました。
今まで以上に専門的な診察ができて、心臓や血管の病気の
新しい患者さんを受け入れて、自分で診療したり病院へ紹介
したりということが増えています。
病院で治療が終わった患者さんの治療も継続しています。

　気づけば、重症な患者さんが多くなり、開院当初は
考えられなかったような患者構成になりました。

　僕自身の体はひとつ、見れる患者さんの数は限られます。
スタッフも病院のようには多くありません。
そんな「医療は有限」という小さなクリニックで全ての分野を
こなすことはできませんし、効率が悪いのは当然です。

　さて、次の1年はさらなる変革を行うべく作戦を立てる必要が
あり、誕生日はそれを考える日だと思います。
まさに「1年の計は誕生日にあり」です