新型コロナウイルス 感染患者、重症者が増えて、各県でコロナ用の病床を
不安要請があり、各病院で病床の準備が進んでいます。
新潟市内の大病院でも病棟をコロナ患者用に変更したという情報がありました。
これで安心かというと、何が起こっているのか一般の皆さんはご存知でしょうか?
コロナ患者用にベッドやスタッフを振り替えるということは、
他の病気の診療が制限されるということです
「医療はパイの分配のようなもの」
病院のベッド数やスタッフ数は限られています。
そもそもベッド数は医療政策で人口を鑑みて制限がされています。
だから新潟市内でもベッド数の上限に達しています。
その中で各病院がいろいろな診療にベッドを振り分けています。
つまり、医療としてのベッドやスタッフは決まった大きさです。
そのパイをいろいろな診療科で分け合っているのが現実です。
がんの診療や心臓病の診療を始め、様々な診療を分け合っています。
コロナ患者用ベッドを増やすことは、他の診療のベッドやスタッフが
減ることになります
今回の「第3波」の前から、いろいろな治療が制限を受けていましたが、
今回の重症患者急増でコロナ以外の診療の制限が大きくなっています。
新型コロナウイルスの急速な感染拡大で、医療がひっ迫し、がん患者が治療の
中止などに追い込まれるおそれがあるとして、全国がん患者団体連合会が
対策を求める要望書を国に出したというニュースがありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201129/k10012736281000.html
一般の方は「コロナ用ベッドを増やせはいい」とお考えかもしれませんが、
現実は「パイをどのように分配するか」という問題であり、
コロナ以外の
診療も逼迫が始まっています