Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

ウクライナ危機 3年目突入に寄せて

2024-02-25 21:24:43 | 国際・政治
昨 2/24は、ロシア国が生じた対ウクライナ国侵略の所謂「ウクライナ危機」2周年。3年目に入り、欧米各国の消耗戦的「支援疲れ」も懸念材料とされる。

なかんずく、軍事面で最大の支援国とされる米合衆国にて この問題が「政争の具」と化してしまっている事は遺憾だ。J・バイデン米政権の尽力もあって 同国連邦議会上院で追加支援予算可決も、野党勢力が優位の同議会下院において可決の見通しが立たないのが障壁とか。

その陰には、今秋の米大統領選にて復帰を図る D・トランプ前大統領の意向も絡んでいるとの情報もある。つまり、米国の対宇支援を更に縮小しようとの意図だ。我国も軍事面以外での対宇支援続行を表明も、米国共々震災など災害対策や経済格差是正など、それぞれの深甚な国内問題を優先すべきとの論調に押されている所もあろう。

しかしながら、ウクライナ危機にテコ入れする事なく手を拱く様では専制国露側の思うツボ。更に我国を含む欧米側が国境を超えて不利な状況に追い込まれる可能性もあろう。その様な状況に陥らない為にも、各国が連携しての対応が強く求められる所。我国にしても、そうした所の傍観は許されない事だろう。以下 今日の読売新聞オンライン記事を引用して、みて参る事に。

「『継戦能力』に不安抱える日本、岸田首相『ウクライナは明日の東アジアかもしれない [ウクライナ侵略 2年] 見えない出口」

自民党の 小野寺五典(おのでら・いつのり)元防衛相は 昨年 12月中旬、ウクライナの オレクシー・レズニコフ前国防相と東京都内で向き合った。

小野寺氏が ライセンス生産する地対空誘導弾パトリオット・ミサイルを米国に輸出する方針を伝えると、レズニコフ氏は「大きな支援になる」と謝意を示した。米国が保有する同ミサイルの在庫は、ウクライナーの提供で枯渇している。日本が米軍に同ミサイルを提供することは、ウクライナへの間接的な軍事支援になり得るためだ。

「日本はこれまでも、そしてこれからも ウクライナと共にあります」

岸田首相は 2/19、東京都内で開かれた「日・ウクライナ経済復興推進会議」でこう強調した。首相は日頃から「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」と繰り返し、日本がウクライナに関与し続ける姿勢を示す。

北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、中国(大陸)による台湾侵攻が懸念される中、ウクライナがロシアに屈することがあれば、日本を取り囲む権威主義国家を勢いづかせかねない。弾薬保有数の少なさから「継戦能力」に不安を抱える日本の状況も、弾薬不足で苦戦を強いられているウクライナの事情と重なる。

外務省幹部は「『ウクライナ(危機)は他人事』という態度では、日本周辺で万が一のことがあっても 欧州諸国から支援が得られる保証はない」と語る。

ウクライナは各国に戦車や弾薬などの提供を要請するが、日本からの装備品の供与は現在 防弾チョッキなど殺傷能力のないものに限定されている。ニーズがあっても、ウクライナへの直接提供は認められていない。

日本政府内には 一時ライセンス生産した榴(りゅう)弾砲などを米国に輸出する案もあったが、実現しなかった。日本は ロシア政府が新設した会社が運営する露極東の資源事業「サハリン 2」から液化天然ガス(LNG)輸入を継続しており「さらなる軍事的支援がロシアを刺激する可能性に配慮したのではないか」との見方も出ている。

先進 7か国(G7) の一員として、日本は平和国家の理念に反しない範囲で 国際秩序の維持にどこまで貢献できるのか。欧米の「支援疲れ」も指摘される中、真剣な議論が求められている。(引用ここまで)

欧米各国もそうだが、我国も 元日の能登半島震災初め災害対応など国内問題を優先すべきではとの見方や主張は理解する。その上で やはり一定でも対宇支援を息長く続ける方針を取り下げてしまうと、いずれ我国周辺の安保情勢悪化に繋がってしまう所も国民的理解が必要なのだろう。

少なくとも当面の装備品支援は 非殺傷能力分野に限られる所やむなしかも知れないが、ライセンス生産の弾薬の米国経由輸出などは 再度の可能性を究める努力を願いたい。同時に エネルギーや食糧などの輸入元を多角化し、対露依存をゼロに近づける努力も必要。

前出の「サハリン 2」などは、国民が声を上げて政府に働きかければ 相当に縮小が可能ではないか。そうなれば「エネルギー安保の一環」なる理由は薄れ、対露関与企業の権益確保のみといった些末化にも道が開けるだろう。それが実現した時、我国の更なる対宇支援深化が可能となる事だろう。その努力がひいては、我国の更なる外交安保面強化に繋がると信じたい所だが。

同時に、我国の機密保持力や防諜の信頼性向上も不可欠だ。詳しくは末尾の関連記事に譲る所もあるが、国こそ異なれ ロシア国も似た様な諜報活動を我国内にて展開しているとの指摘もある。

何よりも プーチン露大統領が諜報出身者ではないか。ゆくゆくはスパイ防止法制定や必要な憲法改正など、防諜強化の「見える化」を国際社会に示せる様でなければという所ではないか。今回画像は今月初、当地北郊・稲沢市付近にて目撃の JR中央本線下り燃料列車が雪を突いて長野県方面へと出発の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やはり気になる「衆院有志の... | トップ | 石破元防衛相の防災政策活動... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際・政治」カテゴリの最新記事