Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

会談~ありふれている内に 後記

2012-08-29 23:03:39 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!残暑厳しい中、2012=平成24年8月も、間もなく終わろうとしている。想えば、今夏も波乱が多かったのではないだろうか。国内にては、遂に野田内閣総理大臣の問責決議が参議院にて可決され、衆院解散総選挙も日程に上る風情となって来た。何よりも、密室談合同然の自由民主、公明両党との、消費増税を初めとする所謂「三党合意」は決して民意を汲んでいる訳ではなく、むしろ霞が関官僚勢力や、経済面にて大きく物言いをする、財界に配慮した結果ではないのか。この所は、これも不評の極みの、原子力政策への姿勢とも通底するものがある様だ。一方的に増税を決めておいてから、政権公約マニュフェストに違反するとて、国民向けのお詫びメッセージを発せられても、我々としては、最早白けるだけである。更なる不信を煽る事にすらなりかねないであろう。

対外面では、シリア国の内戦に際し、日本人女流報道家が戦闘に巻き込まれ犠牲となったのが遺憾。勿論危険が伴うのは承知の上だろうが、今回は、戦闘員が報道関係者を狙撃していた疑いがあり、ここの所は糾されるべきだろう。犠牲となった報道家への弔意と共に、ここの所が明らかにされる事を願ってやまない。

さてさて、まとまりのない事共を書き綴って参った物語風特集日記も、今回にてひとまずの最後としたい。例の武者ら3名、又も馴染み処にて酒席中であります。

偽!大黒「この夏も、色々ととりとめもなく喋って来た訳やが、どうやら暑さも先が見えて来た様や。8月は、我々日本人にとり、言わば『祈りの時季』な訳やが、やはり『戦争と平和』を語る事は中々に難しい。先の、大東亜戦争こと太平洋戦争の折の、主要都市の空襲や、広島・長崎の原子爆弾攻撃に見られる様に、無辜の大衆に多くの犠牲を生じるのは事実なるも、領土、資源の問題をも含む、祖国の尊厳を踏みにじるが如き不当な攻勢とは、毅然と戦わざるを得ぬのも事実。要は、先の大戦の様な、泥沼的総力戦に陥る事なく、最低限の警察力の行使に留め得る知恵を持つ事やろうと思う。一度、そなた達の見解も聞きたいがどや?」

偽!義経「大黒様のお話を伺って、それがしも考えたんですが、やはり、昨今の離島領土を巡る周辺諸国との緊迫した状況を考えても、必要最低限の武備は必要やないかと心得ます。仰る様に、先の大戦みたいな泥沼は繰り返すべからざる事ですが、その一方で、祖国日本は海洋国。周辺諸国や大国との軋轢を緩和すべく、領土領海や自国資源の保全の為にも、必要な備えは抜かりなく行うべきでょう。勢力均衡って言うらしいですが、米合衆国との安保面にての同盟関係を維持しつつ、我国としても、一定の必要な自衛力は保持するってのが、曖昧な様ではありますが、やはり現代の我国にとっては、王道の様な気が致しますな。ってとこで、弁慶の見解も聞かせてくれや。」

偽!弁慶「はい陛下、そして殿。拙者は、皆様が仰った所の他に、やはり国民市民向けの教育が大事やないかと思うのでござります。作家 犬飼道子さんも仰った様に『初めに武備ありき』やなしに、国民的利益、即ち国益を保持して参る為には、一定の防衛活動とその装備は不可欠って事を、地道に教育啓蒙して参る事が大事な様に感じますな。この事は、普段の生活面における、安全保持への姿勢にも通底する様にも心得まする。」

偽!大黒「そなた達の見解、どちらもその通りや思うぞ。特に、政策面でのバランスと、教育はその真髄やろうな。それらを高い次元にて実現してこそ、戦争の犠牲となった方々への供養にもなるってもんやろう。まあこれは、永遠のテーマとなるかもやが。それと同時に、戦後のあり様が本当に妥当やったかも、これから検証せなあかんやろうな。」

偽!義経「それも大事でしょうね。もう戦後60余年になるけど、その間日本及び日本人は、ただ物の豊かさを追って、突っ走って来た様に思うんです。その背景にあったのが、日本国憲法を背後にした戦後レジームやったのはご存知でしょう。高度成長の頃はそれでも良かったが、時は移ろい平成の世となり、更に21世紀に入るに及んで、環境やリサイクル、それに人心の大切さを顧みなかった戦後レジームは綻び始め、今や『死に体』の有様です。もう役目を終えた以上、我々国民市民の蛮勇を以て解体され、葬り去られねばなりません。当てにならない既成政党の問題をどうするかと共に、我々の、その勇気が今こそ試されていると思いますね。」

偽!弁慶「陛下、殿。恐れながら申しますと、その『戦後レジーム』の矛盾と悪弊を放置した事が、昨今の我国の国民的不幸に繋がっている気が致しますな。昭和後期の『北』による日本人拉致とか、平成に入ってからの、山口県下の母子惨殺や、愛知県下の女性会社員拉致惨殺などの各事件、それに先の震災に伴う、福島県下の原子力発電所事故への不十分な対応などは、皆そうした悪弊が背景となっている様に感じますな。」

偽!大黒「そこなんだよな!やはり戦後のあり様は、全てが善ではなかったと言う事や。その所を見直す事に、既成政党はどこも及び腰、ここは所謂『第三極』に頑張ってもらわなあかんとこやが、その力量は未知数。ただ、確実に言える事は、有権者たる国民市民の意思次第で、変えられる所も大きいと言う事や。その事に留意しながら、我々も、続く秋へと繋げなあかんな。さて弁慶、この会談の結びを宜しく願いたいんやが、そなたは『名画』と言われる画像にも親しんどるそうやな。」

偽!義経「そうですか。まあ弁慶のイメージよりすると、所謂『ポルノ』と呼ばれる18禁画像のイメージが付き纏いますが、それがしの思い過ごしですかな。笑 なあ供の衆、この事、どう感じられるかな?」

供の衆、これに応えるべく「弁慶殿にとっての名画は『エマニエル夫人』ではないかと、専らの話でござりまするが」の声に、一同大爆笑!

偽!弁慶「嫌ですなあ、皆々様まで。苦笑 拙者、これでも『世界の名画』の範疇も何本か拝見しておりまする。今回は、まだ不見ではありますが、イタリー国の名画『ひまわり』のあらすじをご紹介して、締め括りにしたいんですが、如何でしょうか?」

偽!大黒+偽!義経「ああ、それも良いなあ。その話、先の大戦中、戦火に巻き込まれて引き裂かれた愛情を描いた名作らしいな。そう言う結びも良いやんけ。読者各位には、心より感謝です。では弁慶、後を宜しく。」

偽!弁慶「かしこまってござります。読者の皆様にはお読み下さった事、陛下と殿には、話の進行上色々とご見解を賜った事、心よりお礼申し上げます。まだ残暑の折、皆様のご健勝を、一言お祈りする次第。それでは・・・

映画『ひまわり』より。

貧しい裁縫工ジョバンナと、電気技師アントニオは、イタリー国のベスビアス火山を仰ぐ、美しいナポリの海岸で出会い、恋に落ちた。だが、2人の上に、第2次大戦の暗雲がさし始めた。ナポリにて挙式をした2人は、新婚旅行の計画を立てるも、アントニオの徴兵日まで14日しか残されていなかった。彼は思い余った末、精神病を装い徴兵を逃れようとしたが、夢破られ、その為に、酷寒のソ連戦線に送られてしまった。前線にては、ソ連の厳寒の中で、伊軍兵士が次々と倒れて行った。

アントニオも、死の一歩手前まで行ったが、若きソ連女性マーシャに助けられた。年月は過ぎ、1人イタリーに残され、アントニオの母と淋しく暮らしていたジョバンナのもとへ、夫の行方不明と言う通知が届いた。これを信じきれない彼女は、最後にアントニオに会ったと言う復員兵の話を聞き、ソ連へ出かける決意を固めたのだった。異国の地 モスクワに降り立った彼女は、襲って来る不安にもめげず、アントニオを探し続けた。そして何日目かに、彼女は、モスクワ郊外の住宅地にて、1人の清楚な女性に声をかけた。この女性こそ、今はアントニオと結婚し、子供までもうけたマーシャだった。全てを察したジョバンナは、引き裂かれる様な衝撃を受け、よろめく足取りのまま、1人駅へ向かった。逃げるように列車に飛び乗った彼女だったが、それを勤めから戻ったアントニオが見てしまった。

ミラノに戻ったジョバンナは、傷心の幾月かを過ごしたが、ある嵐の夜、アントニオより電話を受けた。彼もあの日以後、落ち着きを失った生活の中で苦しみ抜き、今、マーシャの計らいでイタリーにやって来たとの事だった。迷った揚句、2人は遂に再会した。しかし、2人の感情のすれ違いはどうしようもなかった。そして、ジョバンナに、現在の夫エトレの話と、2人の間の子を見せられたアントニオは、別離の時が来た事を悟るのだった。翌日、モスクワ行の列車に乗るアントニオを、ジョバンナは見送った。万感の思いを胸に去って行く彼を見送るプラット・フォームは、何年か前、やはり彼女が戦地へ赴く若き夫を見送った、その同じ場所であった。(1970=昭和45年度作品)」

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会談~ありふれている内に その7

2012-08-26 22:19:03 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ! と、今夜は久し振りにこのご挨拶をしてみた次第。8月ももう終盤なのだが、当地愛知は、盆前と大差ない残暑に見舞われている。蝉の声は流石にやや退潮気味とはなったが、その後を受ける、秋の虫の声はまだまた弱い様だ。その様な中、名古屋市内にては、昨日今日と、8月最後の祭祀「にっぽんど真ん中まつり」が催され、暑い中ではあったが、相当な賑わいだった様だ。月初の大仮装大会「世界コスプレ・サミット」に始まり、名古屋城や、当地のメイン・ストリート 広小路の両夏祭りなど、毎年ながら、今月は結構祭祀が多かった様に思う。又、富士山麓の陸自演習場においては、年に1度の火力演習が行われ、昨今の領土絡みの、近隣諸国との難しい情勢に対応しての、3自衛隊を横断しての連携を持った、大規模な訓練となった様だが、この様な情勢下では、年1度では不十分ではないだろうか。技術、装備、それに国民感情の各面より、直ちの頻度増加が困難であるのは分っているが、せめて年2度位の実施は願いたい所である。

もう1つ、今月は、残念な報に接する事となった。東日本にお住まいのOCN Cafe時分よりの知友、annuさんが、今月末をもって、ひとまずブログ活動に終止符を打たれる事となったのであります。想えば、読書や健康面の知識、大変ご愛好のワン君の心身面の話題など、俺も大いに学べる記事が多かっただけに、残念ではあるが、誰でも人生の節目はある訳で、今回は同氏がこの節目となったと言う事だろう。これまでのご活動と、拙記事へのご見解に心より感謝申すと共に、改めて今後のご健勝とご多幸もお祈りしたい。物語中の武者ら3人も、今回はこの出来事に関連する話題の様だ。

偽!大黒「作者殿が懇意にされていた、東日本におわすA様が、今月末を以て、ブログ活動を終えられる由やな。些か残念ではあるが、本当に色々教えて下さった事には、感謝の至りやな。」

偽!義経「それがしも、本当に内容濃い記事で、毎回学ぶ所がありましたな。拙記憶が正しければ、A様は確か教育のご関係で、その為質の高い話題を綴られる事が可能やったのかも知れませんな。」

偽!弁慶「拙者も同感です。後、A様は先の大震災にても被災なさった由で、そうした事よりも『他人の痛みの分る方』とお見受けした次第。こう言う方のお話や記事は、本当に他人の心を打つものがある様ですな。」

偽!大黒「さてさて、ご執筆を終えられるからと言うて、いつまでも残念がってばかりいても能がなかろう。終了後も、作者殿を含めてのご友人衆の記事ご閲覧は続けて下さる様なので、又の折に、有意義なご見解を伺えると良いものよな。」

偽!義経「それがしも、僅かにそれに期待してますな。皆様それぞれに忙しく、特に夏場は心身に負荷が来易いのですから、無理やと思ったら、少なくとも一時期掲載をやめてみるのも誠意ある選択でしょう。又の折、態勢が整ったら、又戻って下さっても良いのですから。」

偽!弁慶「陛下、殿。拙者にしても、話の話題とかこの欄の記事など、話材に事欠く時はござります。その様な時は、はっきり『話す事はない』と言い切ってしまった方が、返って誠実な感じも致します。このブログの連載にしましても、A様は長きに亘って、様々な角度より有意義なご見解を下された。拙者は今、その事に心より感謝と敬愛を致し、改めてそれらのお言葉を噛みしめる時期を迎えておる様な気がしますな。」

偽!大黒「弁慶、再び褒めて遣わす。今の言葉は、ワシも大事や思うぞ。A様が、今まで普通に下されていたご見解が、あるいはこれからは下されない。そうした場合、これまでのご見解を振り返り、これからに繋げる一助にしようとする姿勢は大事やし、貴い心がけとも思うのや。それが大事・・・と分っていても、中々にできるものでないのも事実やが、こうなった以上は、折々実行せんとって所やろうな。」

偽!弁慶「有り難き事でござります。拙者も『適切に振り返る』って事となると、大きな事は申せませぬが、明日よりは、そうした心がけも必要かと心得ます。今まで、コメント欄にての意見交換が、余りにも日常のありふれたレベルでしたので、暫くは努力と忍耐が必要かもですが。苦笑」

偽!義経「弁慶の言葉通り、コメント欄にての意見交換は、日常に埋没した『ありふれたレベル』ですので、普段は『ずっと続くもの』って意識が強いのが現実です。本当は『最後だと分っていたなら』との姿勢で、毎回丁寧にやり取りができれば最善なんですがねぇ。」

偽!弁慶「本当に、殿のお言葉は、拙者にはこたえまするな。又苦笑 後、どうしても意識せねばならぬのが、今後益々高齢になる、親達の事でしょう。今は、我々の親達も一応は健康なるも、齢を重ねた暁には、いずれ失われてしまいましょう。そうした事に常に留意しながら日々を送れれば、本当は良いんですがねぇ。本当に『最後だと分っていたなら』って状況を、少しでも緩和できる様にする為にも。」

偽!大黒「弁慶、その話題も良い所突いとるな。ホンマにそうやろう。『一期一会』って言うんかな。親達もそうやが、知友の各位とも、普段は『ああ、又いつもの』ってな気分で会話しとるのと違うか、とワシも感じるんや。本当は『明日の事は分らん』位の切迫感を持続できると良いんやが、中々思うに任せぬのも事実。まあ義経も、弁慶もワシも、できる所よりそうした気持ちを持つ様心がけようやんか、としか今は言えねえな。ただ、『次がないものを振り返る』心がけは大事や思うな。以上が、今回の総括や。」

偽!義経+偽!弁慶「心得ましてござります!」

次回にて、ひとまずの終了とする予定です。annuさん、改めて有難うございました。

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会談~ありふれている内に その6

2012-08-23 07:24:34 | 日記・エッセイ・コラム

各位お早うございます。今朝も晴天なるも、残暑厳しい当地愛知。気象情報によれば、今月中は、こんな天候が続くらしい。引き続き、日射病や熱中症、それに集中力低下より来る交通事故や労働災害などに、注意を新たにしたい所であります。

さて、特集記事に登場中の武者ら3人、前夜は馴染み処で心行くまで美酒を味わい、翌日のこの日は、再び偽!弁慶の居所へ向かうべく、京は五条大橋上を歩行していた。

偽!大黒「しかし弁慶、あの『もし、憧れの女先生がノーパンだったら』は中々面白いな。『あり得へん展開』は分っておるが、野郎共の、仕様もない性(さが)と本音が良く描かれておるな。その事の為に、男先生達がわざと残業する?下りは特に・・・笑」

偽!弁慶「お褒めを下さり、有り難き事に存じます。陛下・・・苦笑。まあさしずめ、些か下品な『学校のおとぎ話』って風情ですな。絶対にあり得へんのは分ってるんですが、それでも、野郎より見た『あったら良いな』って事共が綴られておりまして。又苦笑 殿は如何お感じでござりますか?」

偽!義経「ああ、あれね。俺も中々面白い思うよ。今の『学校のおとぎ話』は上手い表現やね。野郎の視点よりは、その通りやで。後、この媒体『ノーパン女教師』で検索もできる様やな。」

偽!大黒「さて、学校で思い出したのやが、前回できなんだ、この所又話の出とる、大型公共事業執行の可否について、今夜はそなたらと話がしたい思うてな。但し、『公共』言うても範囲が広いさかい、何か1つテーマを絞ってやらなあかんとも思うとるとこや。」

偽!弁慶「さすれば陛下、作者殿もご関心有りの、整備新幹線問題とかは如何でしょうかな?これまでは、東海道・山陽・東北・上越などの大幹線鉄道を移行させ、高速化する事で成功を収めて参ったのはご存知の通りです。開通後の利用実績が危惧された、九州新幹線も、今の所は一定の集客効果を上げている様ですし。」

偽!義経「弁慶、問題は、これから開通する所だよな。現行の九州新幹線の福岡南方より分岐予定の『長崎ルート』(2018=平成30年度末までに開業の見込み)、日本海側、北陸新幹線の金沢~敦賀間(同線の長野~金沢間は2015=平成27年春開業の見込み)、それに北海道新幹線の新函館~札幌間(新青森~新函館間は2015=平成27年度末までに開業の見込み)だった様な・・・。」

偽!大黒「よしゃ!それええな。それで行こや。新幹線列車が直通できる、山形と秋田の各線をも含め、我国の高速鉄道『シンカンセン』は、これまで曲がりなりにも成功の軌跡を突き進んだ訳やが、これからは疑問符がついておるのも事実や。で、そなた達は、義経が触れた通りの、整備新幹線のどこが心配なんやろうな?」

偽!弁慶「拙者は、やはり北海道新幹線の新函館以北が大いに不安ですな。」

偽!義経「それがしは、弁慶の見解に留意しながら、福井・敦賀と関西圏をどう結ぶつもりかと・・・。」 続きは夜にでも。

失礼しました。夜に入り続きです。では・・・。

偽!大黒「ああ、分る分る。北海道も北陸も、新幹線建設には、それぞれ難点もあるやろう。そいじゃ、まずは弁慶の北海道の方から聞こうか。まあワシも感じる事やが、最早主流となった、航空との競争に勝てる見込みは薄いやろな。」

偽!弁慶「そうなんです。陛下ご懸念の事が現実になりそうな気配ですな。北海道新幹線の新函館開業は、殿もご指摘の通り、2015=平成27年度中が見込まれています。ここまでは、広く知られる青函トンネルの新幹線対応仕様を初め、線路用地の目途も立っていて、ほぼ当初予定通り開業しそうです。が、問題はそこより先。土地の具合か、工事計画の加減によるのかもやが、何と新函館開業より20年は先だとか。」

偽!大黒「新函館~札幌間は、確か距離にして300km弱位。東海道新幹線建設の折は、数年で完成させたと聞いとるで。工期20年は遅いし長過ぎる気もするな。又、その事が、建設コストを大きく押し上げる様な感じもするのや。」

偽!義経「新函館以遠は、ルートの設定も良くないですね。」

偽!弁慶「そうなんですよね。殿の仰る通りで、現在のメイン・ルートたる室蘭・苫小牧ルートやなしに、山間を通る倶知安(くっちゃん)・小樽ルートらしいですよ。」

偽!大黒「それって、所謂函館山線ってルートやな。往年の、大型蒸機の2機重連で走った、急行『ニセコ号』が大人気やった所やな。あの頃も、このルートの長距離列車は、特急『北海』を初め、日に数往復しか走ってなかったはずや。そんな閑散とした地域に、新幹線を通す意味なんかあるのやろかってとこやろうな。コスト面も、海側の室蘭ルートの方が断然安いはずやし、カーヴも緩くて、高速運転にも有利なはずやで。にも関わらず山側ルートって事は、最早『ただただ、札幌は新幹線の通わない唯一の政令都市』とか言う地元の政治力としか思えんな。」

偽!弁慶「陛下のお言葉は、確か2004=平成16年春に、九州新幹線の新八代~鹿児島中央が先行開通した時にも、指摘がありましたなあ。北海道、北陸、それに九州長崎ルートにしても、どこも政治の影が付き纏う印象が拭えませんな。それと、交通需要の面でも大いに疑問有りですよ。現状、函館~札幌間の在来線特急はほぼ1時間毎で、所要時間は3時間強。これなら、函館線の函館~長万部(おしゃまんべ)間とその先の室蘭線 苫小牧(とまこまい)を経て、札幌までの千歳線の軌道改良で十分でしょう。最高速140km制限まで緩和できれば、函館~札幌間3時間を切る運転だって可能で、両駅間2時間弱を要する新幹線建設の意味はないと申して良いでしょう。まして山間を通るとなれば、トンネル掘削の工費だって馬鹿にならない。トンネルの方が安いのは都市部の話で、原野が多くて地代も安い北海道と一緒に思考するのは余りにも馬鹿げてると思いますね。」

偽!義経「それがしも、さっきのお話聞いとると、ホンマに呆れ返るものがありますな。単に『札幌が政令都市中唯一新幹線が来てないから』の理由で無理矢理通すのが事実なら、こんな政治姿勢は大問題でしょう。」

偽!大黒「そなたらの話聞いとると、ホンマに問題があり過ぎるな。こりゃ、白紙撤回位した方が良い位や。で、義経、そろそろ北陸とかの方の問題を宜しくや。」

偽!義経「かしこまってござります。本当になあ、ええ加減にせいよって感じですな。どこまで税金を浪費して選挙向けの利益誘導する気やろ。それがしも白紙に戻すのが最善や思いますよ。このままじゃ、交通需要が伴わなければ、新函館以遠は不良資産に陥りかねないでしょう。そこへ行くと、北陸新幹線はまだマシな印象もありまして。」

偽!弁慶「あそこは、大阪より石川・金沢辺りまでは、在来線特急がほぼ1時間に2往復してますな。その頻度なら、新幹線移行の価値は『あると思います』。」

偽!義経「確かに、弁慶の見解通りとは思う。但しや・・一つ怪があるのや。それは、福井・敦賀と我々が居る京都、それに新大阪へ至るルートが判明しておらんと言う事や。」

偽!弁慶「確かに不可解ですなあ。まず、敦賀より琵琶湖北岸の近江塩津までは、確実に新幹線の専用線が必要でしょう。そこからは、あくまで新幹線の規格をクリアしてればの話ですが、京都近くの山科まで、湖西線の高架線の軌道を新幹線用に変更する事で、あるいは解決できるかも知れませんな。この地区より関西向け通勤輸送保持の問題が生じるが、それは新幹線幅の線路を走れる普通車両の新造で解決できるでしょう。後は・・・。」

偽!大黒「弁慶。話を遮る様で悪いが、湖西線と言や、関西より北陸方面への貨物輸送も多かねえか?その対応は取れるのやろか?義経でも良いや。コメントしてくれんか。」

偽!義経「では、それがしがお答えしましょう。湖西線が新幹線軌道に移行したとしても、滋賀・米原(まいばら)より敦賀方面への北陸線が健在です。今は、線路容量にも余裕があるはずですから、北陸方面への貨物列車が集中しても、一応心配はないかと。」

偽!大黒「よしゃ!そっちの方は、一応の解決策があるのやな。では、もう一つの難問へ行こう。福井方面より山科までは来られるとして、問題はその先や。ここより東海道新幹線への合流が、果たしてできるかやな。ただでさえ列車密度が高く、1時間に、2本の列車のダイヤを新大阪まで挿入できるかどうかやな。」

偽!弁慶「単純な比較はどうかとは思いますが、例えば、首都圏の東北・上越新幹線 東京~大宮間の例ですと、東北新幹線よりほぼ15年後に開業した長野新幹線の列車を乗り入れさせた時、同線の列車が1時間2往復やったんです。ですから、楽観に過ぎるかもですが、東海道新幹線の京都~新大阪間の列車頻度が、東北・上越の東京~大宮間と同程度なら、北陸新幹線の列車を滑り込ませる事は、物理的には不可能ではない事になりますな。」

偽!義経「京都・新大阪辺りは、線路が別会社のJR東海持ちですので、そちらの難しい調整も要るかもですが、整備新幹線計画中で、一番需要が見込め、楽観できるのは多分北陸筋でしょう。やるからには、地元と利用者の双方に安心できる路線計画を明示して、多くの利益に貢献できる施設にせなあかん。血税を投じる以上、当然の事や思いますが。」

偽!大黒「その通りやな。と言う所で、今回の総括や。九州・長崎ルートはスペース都合で割愛するが、北陸ルートと似た事情を抱えとるはずで、その辺はどの路線も地元と利用者の利益を良く考えて執行してもらわんとって事や。最もリスクの大きいのが、北海道筋の新函館以遠。最早航空路が主になった、本州よりの旅客移動を変える事は不可能に近いやろう。沿線人口も少ない地域に無理に延ばすのは暴挙に近く、不良資産に転落して、次の世代に大きな負債を残す事となりかねぬ。せめて北海道だけは、白紙撤回をも含めて、再検討をすべきやと、我々は強く思うのやが。」 以下次号。

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会談~ありふれている内に その5

2012-08-19 12:23:38 | 日記・エッセイ・コラム

盆の期間も終わり、今夏の猛暑も、どうやら峠を越えた様だ。当地愛知にては、名古屋市街にても「秋の顔」とも言える、赤とんぼこと「アキアカネ」の姿もボツボツと見かける様になった。又、一昨日辺りより、秋の虫の代表「エンマコオロギ」の美声も聞こえて来る様になった。秋に限っては、最もありふれた虫の声が最も美しく、結構な事ではある。ストレスや不愉快な事共で、どんなに気が荒んでいても、エンマコオロギの声を聴けば、少しは良からぬ所を吹き飛ばせると言う事だ。同様に、音楽を初めとする芸術の時季にも入る訳だが、この虫の美声の様に、芸術の世界にても、少しでも良質な事共に接する事ができればとも思う次第。

さてさて、ありふれた虫の声も芸術も、祖国の安全と安定なくしては、オチオチと見聞きできないのはご存知の事だろうが、どうも我国周辺の複数の離島にては、大韓民国や中華人民共和国などと、領有を巡ってもめている様だ。日本海・竹島は、先の大戦後、大韓民国が一方的に領有を宣言した後、近年は実効支配を確立すべく、同国軍や警察関係者が詰め始めている様だし、沖縄、尖閣諸島についても、中国大陸による監視強化と、先日などは同国や香港の民間グループが上陸を試みている。本日は、国会議員を含む我国の戦没慰霊団中、複数の人物が魚釣島に上陸した模様。事前の上陸申請に対し、対中関係の悪化を恐れる我国政府は、許可しなかった由だが、この様な事態は事前に十分予知できた事。それならば、これも事前に分っていた慰霊団に、なぜ上陸可能な政府関係者が帯同しなかったのか、政府の対応は粗雑と言わざるを得ない。政権党内でも、左右両派で見解の相違がある事が想像され、真に我国の安全を図る気があるなら、今回の慰霊団に対し、もっと真摯に誠意ある対応をすべきではなかったのか。

この事共につき、物語中の武者ら3人、盆明け営業を再開した馴染み処にあっても、やはり気にかかっている様である。初めは、復活気味の大型公共事業への疑問の話をしたかった様だが・・・。

偽!大黒「又また周辺国との領土絡みの諍いが再燃しているな。これは、我国の政権が脆弱であるせいもあると想うが、ボツボツでええから、そなた達の見解も聞きたいものやな。」

偽!義経「かしこまってござります。中・韓両国共、我国の、先の大戦の終戦月に動きをしかけて来たってのに特徴がある思うんです。特に、中国大陸は、選りも選ったり終戦記念日に活動家達の魚釣島上陸を強行した。香港が拠点のグループの由ですが、同じ『大陸』の所業に変わりはないでしょう。弁慶の見方はどうかな?」

偽!弁慶「はい陛下、殿。拙者は、日本海・竹島の問題から見てみたいんです。北方領土の国後、択捉両島もそうですが、ここでのロシア共和国同様、大韓民国は竹島への事実上実効支配を加速させようとしている。つまり、実効支配の既成事実を固めれば、国際社会は自国領土として認めるやろうとの、露骨な意図を感じずには居られませんな。それともう一つは、教育の問題。周辺国は、北方、竹島、尖閣の場所に関係なく、自国領土たる主張を、強く明確に子弟達に教えている様ですぞ。領土領海とかの問題につき、教育面の立場=スタンスの曖昧な我国とは、それこそ天地程の差がある様に見受けられますな。」

偽!大黒「弁慶、褒めて遣わす!そなた、良い所を突いた。本当に、教育の問題は大事やで。本当は、領土の問題は、歴史の問題とセットにして教導するべきものやが、我国の文部、文科の両省共その努力を怠った。日教組などの妨害があったのも事実やが。又、領土問題の先頭に立つべき歴代の政権党と外務省も、解決への強い姿勢から逃げ続けた。ロ・韓両国の不法占拠地への実効支配への動きと、中国大陸、そして台湾の尖閣への不穏な動向は、それらの不良姿勢が招いたツケやろう。その不良の続きが、我国政府の、日本人対尖閣上陸認可をさえ渋る、煮え切らぬ対応になって現れているのやろう。こんな事を続けていては、それこそ当事国以外のアジア圏諸国よりも、低く見られる事となりかねんやろうな。」

偽!義経「前回、我国内には、内外の問題への危機感が希薄やと指摘申しましたが、離島領土の問題でも同様ですな。初めに、祖国日本は海洋国との自覚が欠けている様に思います。弁慶も指摘した、教育の問題は重大やし、根も深いと思いますね。冷戦の頃は、周辺が共産圏が主だった事もあり、そちら寄りの日教組や自称進歩的勢力よりの妨害もあって、停滞していたかもですが、いつまでもそんな事を引きずっていてはなりませぬ。子弟など、次の世代の不幸を招きかねませんからな。」

偽!弁慶「拙者も、殿に同感です。確かに我国は、例えば先の大戦の戦後処理などを明確に行わなかった所はあるかもですが、それらの処理と並行して、固有領土の問題は、歴史的根拠などをきちんと挙げて、周辺国に強く主張し続けるべき。そして国民市民もその事を理解して、必要な支援などをすべきでしょう。今取り沙汰されている増税の問題も、領土保全にも一定の出費を要す事を誠実に説明すれば、少しは理解が得られると言うものでしょう。何よりも、国民生活に不可欠なエネルギー資源の問題も絡んでいますからな。」

偽!義経「弁慶、はっきり言うが、お主の全うな主張を健全に叶えて行くとなると、やっぱり今の民主党政権では役不足の様な気がするな。本来は、我国の固有領のはずの尖閣諸島の日本人上陸を認めない政府の現状は、やはり弱腰の印象を拭えんな。特に、鳩山政権のお粗末さは誠に酷かった。中国大陸ともめるのが、一々不安なんじゃないか。自信のない証拠やよ。竹島に至っては、韓国の国民市民より『日本より竹島へ行くには、旅券が要るそうじゃないか』と半ばバカにされた様に揶揄されているらしいな。」

偽!弁慶「やはり、殿もそうお思いでしたか。拙者も正にそう言う思いでござりまする。先日の、尖閣入りした香港のグループを公務執行妨害容疑などの罪責を問わず、ただ前例に倣って強制送環するなど生ぬるい印象であります。最前線の、海上保安庁の権限強化は当然の事、警察本体と自衛隊も、必要なら同庁をいつでも機動的に支援できる様、法整備を進める由ですが、くれぐれも後退なき様毅然とした対応を願いたいものでありまするな。『平和裏に』も勿論大事ではありますが。」

偽!大黒「よしっ!そなたらの話は分った。ひとまず総括としよう。先日来の領土問題の動きは、まず我国の教育の不良からやった。その為に、既に実効支配へ向け、相手国の動いている北方や竹島などの領有権主張は難しいし、一筋縄では行かぬやろうが、継続して取り組まなあかん。それに尖閣、先日の相手国民間人上陸への対応、本日の日本人上陸への対応、我国政府はどちらも不良や。こんなレベルでしかあり得へんのなら、速やかにこの権力の信を国民市民に問うべきや。その国民市民の意識も、真の国益を守る観点よりは糾されるべきやろう。『誰かがやるやろう』みたいな他力本願ではいかぬ。民主制とは、あくまで国民市民の自己責任なのやからな。その事を念頭に置き、全ての日本人、そして日本国籍の人々が、己の問題として理解把握する事が、今、厳しく求められとると言う事や。さあ、一区切りして、少しは旨い酒を飲むとするか。」

偽!義経+偽!弁慶「有り難き事と心得ます。我々もお言葉に甘え、頂戴致します!」 (以下次号)

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会談~ありふれている内に その4

2012-08-15 22:25:14 | 日記・エッセイ・コラム

盆の最終日の、本日8/15は、先の大戦 大東亜戦争こと太平洋戦争の終戦記念日。都内にて全国追悼式も行われたこの日、300万超と言われる戦没、並びに戦災犠牲の各位に改めて深い弔意を申すと共に、内外の被害の方々にも、改めてお見舞いを申したい。それらを踏まえた上で、我国領土を巡る、遺憾な事態が2件生じている。

1つは、大韓民国現職大統領による、島根県竹島(韓国名独島=どくと)視察と民間人多数の上陸、もう1つは、香港に拠点を置く中華人民共和国と台湾こと中華民国の両方に跨る、沖縄県尖閣諸島の領有を主張する民間グループが、同島上陸を試行し我国海上保安庁に逮捕された事。前者に対し、我国は当然ながら領有の主張と大統領による視察への抗議は、継続して行うべきだろうし、後者についても、民間人による所業とは言え、入出国管理法違反容疑にての立件をも踏まえ、我国内法に則り、必要な処分を蛮勇を振るって執行すべきだろう。

さて、今回特集記事を演じる武者ら3名、馴染み処が盆休み中の事もあり、やむなく娯楽?の多い偽!弁慶宅に集結中。酒気も入って、話も滑らかになって来た風情である。

偽!大黒「当然の事やが、我々も20世紀最大の戦禍、大東亜戦争こと太平洋戦争が終結したこの日、犠牲の方々への、心よりの弔意を新たにしたいものやな。」

偽!義経+偽!弁慶「勿論、我々も異議ありません。20世紀後半、そして21世紀にかけての祖国日本の繁栄は、この大戦までの犠牲の方々の上に成り立っとる事を、改めて自覚したいものでありまするな。」

偽!大黒「それを念頭に置いて、今夜はちと平和のあり様について話そう思うんや。良く言われるのが『2度と戦争を繰り返さない』って文言やが、これはどうやろ、果たして額面通りに受け取れる思うか?」

偽!義経「それがしが思うに、繰り返してはならない戦争言うのは、それこそ先の大戦、大東亜戦争こと太平洋戦争みたく、全てが侵略ではないものの、近隣国を巻き込んだ、大規模な消耗戦の事やと心得ます。こんな風では、内外へのダメージが大き過ぎ、我国の国力も大いに消耗してしまう。その様な愚挙はやめよって事でしょう。その一方で、やはり人間は全智全能の神と違って完全に物事がこなせる訳やない。平和が大事と分っていても、例えば昨日今日の島根・竹島や沖縄・尖閣、北方領土辺りの件をご覧になれば分る様に、やはり一定の防備は必要や言うのが、我々武者の心得であります。そこの所は複線思考も必要かと・・。」

偽!弁慶「陛下。拙者もほぼ殿と同意見ですな。同じ武者として、やはり日頃の防備が全く不要とはどうしても思えませぬ。沖縄・尖閣などは、今回は武装なき民間団体の上陸やったが、武装した連中の上陸も有り得る訳で、その様な時は、警察力としての装備行使を一定限度は認めざるを得ないでしょう。又、正当な理由あれば、警察力行使に当たって、万一にも死傷を生じたとしても免責とし得る国際法規の整備も必要かと心得ます。」

偽!大黒「そなたらも分る様に、そこが防衛安保の難しいとこやろうな。そやけど、過去の戦没並びに戦災犠牲の方々への弔意と共に、現在の脅威や不安要因にも立ち向かわなあかん。その為にも、防衛予算はゼロにはできぬ訳で、情勢に応じた精査は必要やろが。『戦争は、祖国日本を捨てた訳やない』事は意識して当たるべきやろうな。」

偽!義経「過日、弁慶に代わって夜の街を見回った時にも感じた事でありまするが、大黒様のご見解は、国内犯罪などの問題にも通じるものと心得ます。『戦後』と呼ばれた20世紀後半以後、犯罪や重大事故とかの社会問題を覗いてみますと、強大国によって歪められた戦後史のあり様は、加害者よりは道徳心や倫理観、被害者よりは警戒心や疑念を奪い去ってしまった様に思いまするな。その結果、犯罪とかにに巻き込まれ易い慢心と、何をしても許される横暴が罷り通ってしまった様に思うのでありまするが。」

偽!弁慶「拙者も、概ね同感ですな。殿の仰せの問題の改善には、やはり日本国憲法の一定範囲の改正が必要でしょうな。第9条、平和条項は基本問題ないが、我国の尊厳を守る手段を肯定する条項を追加する必要があるでしょう。他、財産権などは我国固有の内情に見合った改変を要するし、増税問題とセットで取り上げられるべき、参議院の廃止を伴う国会一院化に道を開く為の改定も必要でしょう。」

偽!大黒「弁慶の話も、これから真剣に考えなあかん所やろう。20世紀半ばの昭和中期なら、世界最高の平和憲法やったかも知れんが、制定後65年以上も何らの見直しもされないってのは、やはり『何かがおかしい』と言わざるを得んとこやろう。世間を見渡しても、国家の最高法規たる憲法が『このままで良い』などと言うのは少数意見やし、その少数意見に大多数がいつまでも振り回されるってのも、おかしな話やで。全く!」

偽!義経「残念ながら、先年ご逝去の作家 上坂冬子さんは、建設的な改憲への姿勢さえ攻撃する護憲勢力の行き過ぎ姿勢を『護憲ファッショ』であると、お嘆きになっていた様に心得まするな。」

偽!弁慶「殿ご指摘の、そうした遺憾な所は、確かにある様ですな。決まり事には全て『法律は生き物である』って大前提がある思うんです。最高法規の憲法だって同じ事。護憲勢力は、そこの所を弁えていない様であるのは如何なものですかな。所で供の方々、我国の現存公認政党が皆、現憲法がこのままで良いとしているか、ご存知かな?」

供の者複数「日本国憲法を絶対に護持するとしているのは、確か社会民主党だけですね。」

偽!弁慶「いや、有難う!陛下、と言う事で、絶対護憲などとしてるのは、社会民主党だけ。『見直さなくて良い』などとの見解は、最早少数意見。それも、我国の尊厳や固有文化、全うな国民市民の利益を考えない勢力によるものと思わざるを得ない。こんな矛盾した現状は速やかに是正されるべきやし、国民市民も、もこうした問題を先頭切って考えられる様でないといけませんな。まあこれも、政治的無関心のツケの一つと申すべきでしょう。」

偽!大黒「弁慶の言う様に、社会民主党は問題ある側面を有しとるな。沿革は、我国の政治史にとり、最も必要のない組織、社会主義協会の系譜やし、日本人よりは、所謂『在日』の利害に傾いとると言う指摘もある様や。そんな所の意向が、国民の総意みたいに扱われるのは、確かに異常やな。又、その事実を何とも思わん国民の思考も糾されるべきや。」

偽!義経「後、余り話を長引かせたくはありませぬが、弁慶が指摘した問題の陰には、日教組こと日本教職員組合も絡んだ戦後教育の不良が関連しているのでは、とも心得ます。我国の国家と国民市民の利益の為にどうすべきかって事を、戦後教育は語る事も教える事も避けて来た。その結果が、現代に至る、戦後の不良な軌跡に繋がったと言う事は言えるでしょうな。」

偽!大黒「そうやな。余り長くなってもいかん。ちと総括をさせて貰う。平和の問題は、過日の戦禍の史実もつぶさに見ながら、又、今の我国を取り巻く状況も勘案して安保面を含めて考えんとあかん。決して、理想とスローガンだけで見えて来るものやない。因みに、日本国憲法は、米合衆国軍筋の理想主義勢力により、我国の文化面、行政面を細かく勘案される事なく、公布施行が強行された。その強引さもさる事ながら、施行後の見直しをも怠った為に、今世紀に至る戦後のあり様を悪化させ、例えば、未成年者による山口県下の母子惨殺事件とか、愛知県下の女性会社員拉致惨殺事件とかの形になって現れた。これらは、国民市民向けの歴史及び公民教育の不良、それに米国資本主義の蔓延による、不健全な拝金主義によって引き起こされたものやろう。それらの背景に、見直される事のない日本国憲法の落とし子たる、腐った戦後レジームがあるって事やろうな。

東日本大震災や、昨今の増税策などによって、我国民市民も、少しは政治に対する責任って事を自覚できた良い面もあるかと思う。その思考を、今秋にも予想される、衆院解散総選挙にぶつけて貰いたい気もするな。」  以下次号。

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