Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

2015=平成27年9月回顧

2015-09-27 12:42:11 | 日記・エッセイ・コラム
この9月も後僅かとなった。南方の海水温の高止まり傾向より多発が心配された台風は、第21号が沖縄近海へ接近中。ただでさえ在日米軍基地問題で揺れ続ける土地だけに、此度の影響が少しでも軽い事を祈りたいものだ。俺は所謂「抑止力」が必要と見る立場なので、米合衆国軍の駐留は一定やむなしと言う立場だが、その事による地元へのダメージが皆無とは言えないのも事実。少しでも痛みの少ない方向を、国家レベルで求め続ける姿勢が必要だろう。
第21号に続く台風は、現状では発生していないが、南方洋上の海水温が依然高めである事から、11月辺りまでは発生の可能性があり、暫くは注意を要するだろう。

社会経済では、先日来の世界的自動車大手 フォルクス・ワーゲン(以後VWと略す)社による、ディーゼル新車の排ガス技術不正が世界を席巻している。問題のある車の総数は、全世界で1000万台以上に上るとされ、先程メーカーHPをちょっと覗いて来たのだが、今も問題のあった規模さえ把握できていない状況らしい。問題そのものは、ディーゼル機関の排ガスを制御して浄化する仕組み中、検査の時のみ規制通過の為浄化される様、制御ソフトが不正に操作されていた様で、通常時だと10倍を超える有害物質が取り除かれない可能性がある様だ。勿論、製品の信用を大きく貶める事ともなり、一部の国にてはVW新車の販売が禁止されたとも聞いている。投資面をも含めた損害賠償の動きが明らかになれば、その総額は日本円で数兆にも上る可能性もあり、又傘下には、アウディやシュコダ、ランボルギーニと言った著名な自動車ブランドも入っており、これらへの深刻なダメージも懸念される所だ。VW社は経営陣人事も行う模様だが、過去に例のない世界的不祥事になりかねないだけに、事の全貌を正確に把握し、どう言う事だったかを誠実に語ってもらいたい。その上で、大きく失墜した信を取り戻す為に、どの様な姿勢で立て直しに臨むのかを明らかにしてもらいたいものだ。我国へは不正があったとされる、当該車種は正規輸入されていない由だが、個人などで入手された所謂 並行輸入車が200台以上に上るとされ、関係省庁も調査の意向を表した。大きな問題になる前に必要な対応を願いたく思う。又、ライバルとも言える、我国などの大手メーカーも、VW社の大いなる失態に学び、自らが過ちを犯さぬ様、他山の石として頂きたい。折しも先般、我らが東芝も、決算を巡り不正を起こしたぎかりでもあるので。その他、今日までの予定で、三重・鈴鹿にては自動車F-1世界選手権 日本GPが闘われている。VW社はこのレースには参戦していないが、他のレース種目同様、自動車技術の質を高める修練の場の顔を持つ。その方も、各チームの真摯な闘いを併せて望みたいものだ。


他の事件事故に関しては、主な所は前回までに触れて参ったので、今回は遠慮させて頂くが、今朝のある民放番組で、造園家 涌井雅之さんが、先般成立した安全保障法制の事共に関連して、ちと面白い発言をされていた。少し引用させて頂くと、政権党 自由民主党は言わば醸造酒であり、組織の運営も政策なども、一定時間をかけてじっくの造り込んで行く傾向があった。今回の安保法制はそうではなく、アルコール度の強い蒸留酒の様に、強い効きを期待して強引に進めた為、国民的理解を十分に得る事ができなかったのではないか、と大体こんな話だったと思う。俺は、安保法制の議論や採決に基本強行はなかったと思うが、このご見解の主張は一定留意すべきでは、とも思う。
あくまで、安保法制自体に反対ではないが、一方で、もっと日時をかけてじっくり説明なら世論への分り易い啓蒙を行い、来年予想の総選挙も視野に入れて、国会議席の安定多数と多くの信任を得た上で日本国憲法改正を断行し、法的に道程が整った所で法整備と施行に及ぶと言うのが、やはり正道ではと今も思うのだ。まだ法施行の一時停止と言う途も残されており、安倍大臣には、国際公約とは言え、米合衆国以下より一定の日時をもらい、そうした策を施してから懸案の法整備に取り掛かって頂きたい、との想いも強くある。これからは、再び経済政策に尽力される事だろうが、それが上手く行かなければ、経済も安保も頓挫してしまう可能性がある。その様な懸念を引き寄せない為にも、安倍政権には一定の聡明さを備えて頂きたいものだ。

今回画像は、先月下旬、三重県下にての夕景。海にも近く、夕空にはもう秋の気配が濃厚。今月も、お世話様でした。続く10月も、宜しくお願い致します。

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