Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

音楽家 日野皓正さんの行動から見える 対北姿勢

2017-09-04 14:12:54 | 国際・政治

一日遅れとはなったが、秋篠宮家 眞子内親王殿下と、小室 圭さんの婚約発表を伺った。一言、祝意を申したい。しかし・・

この慶事を狙った訳でもあるまいが(中国大陸で行われる、重要な国際会合への牽制意図らしいとの指摘有)、北鮮が、昨年に続き、通算六度目の核実験を強行した。今度は水爆とかで、先に我が本土超えの飛翔をした中距離弾道弾実験に続くもの。安倍政権は、当然の事ながら厳重抗議。国際連合安全保障理事会の緊急会合要請も発せられた。その一方、未確認情報ながら、不適切なこの時期に訪朝した、某野党関係者が金 正恩(きむ・じょんうん)委員長への祝意の言動があったとも聞いている。事実なら、徹底した糾弾を願いたいものだ。

まだ多くの学校が夏休みだった、先月末の事だが、首都圏で開かれていた、音楽家(ジャズ・トランペット奏者) 日野皓正(ひの・てるまさ)さんの青少年向け公演(東京・世田谷区教委主催)の席上、所定の演奏パートを大きく超えて、ドラム演奏を続けた教え子の男子中学生に対し、髪を掴んで所謂「ビンタ」などの手を上げる行動をされた問題が、広く知られている様だ。賛否は覚悟の上だが、拙者も同氏の音楽に嵌っている一人なので、その辺も弁えながら見て参る事にする。尚、ある方のブログ記事を、一部参照させて頂いた事をお断りしたい。

出来事の顛末はこうだ。日野さん主体の演奏中、当該男子中学生が、曲後半のドラムによる単独演奏ソロ・パートにて、所定の長さを大きく超えて演奏を続け、日野さんがドラム・スティックを取り上げる処置後も、何と、素手演奏を継続したと言うもの。日野さんは、初め口頭注意をされたが聞き入れられず、揚句、頭髪を掴み、顔にビンタを張ったと言う展開。TV放映もされた動画の限りでは、体罰的印象を免れず、多数のSNSによる批判意見を寄せられた様だ。

この件については、某スポーツ紙に詳報が載った由なので、少し引用して参るが(一定、言い回しの変更はある)

「当該生徒は反省し、終了後、日野さんの楽屋まで謝罪に赴いた由。同氏は『俺と彼(あいつ)は、親父と息子の様な間柄。他の生徒には、手を上げない』その上で『彼の心を立て直してやらないと、との想いがある。だから、(ビンタも含め)これからもやるだろう。アントニオ猪木さんの方が、数段痛いと思うよ』と、教育の一環たる事を強調した由。更に『音楽や集団行動ってのは、和を考えないといけない。周囲を尊敬(リスペクト)しないといけない』と持論を展開。結果として、ビンタに至った事については『行き過ぎた所は分り、それは謝る』としつつも『でも、必要な時もある。それだけの事』と一貫して主張は変わらなかった。

聴衆多数の前でのビンタ行為で、騒ぎが増した所には『お客様の前だろうがどこだろうが、俺は"バカヤロー"と言う。真剣だから。見てる人は分らないから。日野は酷い、子供が可哀そう、と言われるかもだが』と反応。今後、生徒が又同じ事をした場合を問われると『手は上げず”やっぱりお前は、無理だからやめよう”と言う。音楽は協調(ハーモニー)で会話なんだ。会話ができない者は、どいてもらわないといけない』と回答。

又、報道陣向けに『諸君がこう言う事(伝え方)をやって、日本の文化をダメにしているのだ。だから文化が低迷している』と言う意の苦言も呈し『諸君は俺をいじめるが、本当は、彼(当該生徒)をいじめてる訳。俺は何を言われようが、真剣に文化と生きてる訳だし、子供達を何とかして世界的にしようと思い、色んな事をしている。諸君が騒ぐ程、彼は忘れられずに何年も苦しむ事になる。それをよく考えるべき』と語気強く述べた」(引用ここまで)。

日野さんの、今回の件に関して、拙者の目には、三十数年前の昭和末期、当地の海岸部で生じた、戸塚ヨット・スクール事件がダブって見える。この時も、当時の戸塚校長の過熱指導が問題視され、複数の犠牲や人的被害を生じた以上止むを得なかったも、引きこもりや不登校を少しでも改善する為の、熱血指導が全否定されるのは問題ではないか、とも思ったものだ。戸塚さんも日野さんも、その辺りの折り合いが、少し拙かったのかも知れない、と拙者などは思っている所だが。それと、この様な出来事につき、東京・世田谷区長と教育長が沈黙しているのは不審だ。前者は確か、野党・社会民主党の関係だったはず。国会で派手に与党を追及するなら、こんな問題には、堂々たる説明対応ができるはずだが。

前述の、ブログ主の方は、以下の様にも述べられている。

「そもそも、暴力は絶対にダメなのか。世の中の子供が全て、言って聞かせれば済む子供であれば、それで良い。しかし、世の中にはそんな子供ばかりではない。言って分らなければ、痛みを与えて『お前がやってる事は、悪い事だ』と分らせなければならない子供もいる。

例えば、犯罪に手を染めようとしている子供がいるとしよう。言って聞かせ、それでも行動をやめない場合、力づくで止める事は、子供の将来に必要だろう。それは、指導する側の大人が担うべき責任ではないのか。私には『ビンタはダメ』と言う大人の多くが、子供の教育から逃げている様にさえ思える。

『暴力は絶対ダメ』は、どこか日本国憲法第9条信仰に似ている。金 正恩に言って聞かせれば、彼は核開発を止め、日本人他拉致被害者を返すのか。北の「狂った様な委員長」も、公正と信義ある者の一人と言えるのか。私は、戦争を肯定しているのではない。しかし、金執行部の暴走を止める為には、力を背景にした『ビンタができる』的な状況が必要なのだ」

このご見解には、拙者も心より同意するものだ。対北政策も、「話にならない」狂った様な金 正恩執行部の現状では「初めに対話ありき」では現状対応は不可能。まず、対ロ対中への一定対応も行った上で、更なる圧力、制裁を、焦らず徐々に効く様加えるべき。勿論、我が核保有や開発と同様、議論としては、対話のオプションを用意するのに反対はしない。対話最優先の、我国野党やそのシンパたる学者、報道メディア関係連中のあり様は、米・日・韓の軍事的備えは度を超えて非難する癖に、中・ロや「北」の核問題には、意識して踏み込まない卑劣な所が大きくある。世人はそれを「二重基準(ダブスタ)」と呼ぶ。

今回画像は、この初夏、三重県下の志摩・賢島へ出かけた折の一枚。近畿日本鉄道人気の高級リゾート列車「しまかぜ」に次ぐ地位の「伊勢志摩ライナー」上りが出発する折のもの。この辺りは、地図では海沿いなるも、画像に入れられる所は意外と少な目でして。

 


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