極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

木蓮と太陽神Ⅲ

2009年03月26日 | 贈与経済


きみ走る送金口座のその先に桃源に咲く大樹の木蓮


 満開のハクモクレン

急な壮行会でブログが遅れた。団塊の世代が次々と定年を迎え
る歳となった。主賓の協力企業の濠恵繁芳はその前に職場を移
るが同じ職場の奈津原知章や宮志範之が次々と退職するという
が、花束は一つしか持っていかなかった。そのことを詫びて宴
となった。思えば事業開発を行うといことは並大抵でない。リ
スクが伴う。87年に立ち上げた環境分析事業は琵琶湖富栄養
化防止条例の執行と絡んで順調に成長してきた。こちらは発注
側であったが、この事業を育てて行く気概に溢れていた。濠恵
も奈津原もひたすらチャレンジャーでベンチャーであり今日の
隆盛の立役者だった。

チャンネル アイコン ザ・スパイダース あの時君は若かった

奈津原はいう。あの当時は何でも出来たと。そうだ何でも出来
そうな背景があった。わたしが従事した通信情報機器の電子部
品生産は高度情報化社会の幕開けに遭遇し増産に継ぐ増産で、
その恩恵で相当な利益を計上していた。しかし、これとても当
初10年は赤字の連続で経営者の心労というもの計り知れにも
のであったが、ベンチャー精神がそれを越えていたから克服で
きたのだと改めてて確認した。濠恵の同期の現職場に残る中嶌
安晴が持参した一枚の写真をみて主席者全員の大きな歓声が起
こった。そこには78年に自宅で中国プラント建設のためにき
ていた実習生と通訳を中心に、中嶌、濠恵とわたしの集合写真
があった。『あの時は君は若かった』♫〽 というわけだ。


名古屋大学 エコトピア科学研究所  電力線通信

宴も闌(たけなわ)になり、年齢の若い出席者といえば二人の
女性従業員の方しかいなかったが、未来に繋げるこれからの仕
事について持論の『デジタル革命』を語り、例えば、自動車と
電気が融合。その先には、電気通信と(アナログとデジタルが)
融合する時代が目前まで来ているように新しい事業の創設条件
はすべて整っている。こういう時代は、奇をてらわなくとも周
りにある問題点をひとつひとつ丁寧に粛々と解決していけば自
ずとなる繁栄の道に繋がっている。いままで通りの様に米国一
辺倒ではなく、日本独自の道をいけば良くなると締め括ったが
奈津原らは静かに聴き取っていた。なぁ~んっちゃって ^^;。


インカ帝国の太陽と虹の神インティ

インドの太陽神はイラン、パキスタンを含む広範な西アジアの
神話の中のひとつであると分かりがいい。スーリヤ(Surya सूर्य)
は、インド神話に伝わる太陽神。金髪に三つの目、そして四本
の腕を持つ姿で現される。7頭の馬が引く戦車に乗り、天を翔
るという。仏教では日天とされる。また、サヴィトリ(Savitr)は、
インド神話の太陽神の1つでもある。「鼓舞者」「激励者」「
刺激者」などの意で、太陽が陽光によって万物を刺激、鼓舞し、
活動を促す側面を神格化した。そのためバラモン階級の人間が
最も神聖視し、毎朝唱える讃歌ガーヤトリーはサーヴィトリー
とも呼ばれる。『リグ・ヴェーダ』では10篇ないし11篇の讃歌
を持ち、ヴァルナやアリヤマン、バガといった神々と結びつけ

 ブラフマー神(中央)と神妃サラスヴァティー(右)1793年

られている。サヴィトリは黄金の眼と、黄金の両腕を持ち、黄
金の車に乗る。サヴィトリは生物、無生物を問わず万物を刺激
し、それによって宇宙を維持するが、1日の終わりには人々に
眠りをもたらす。神話ではサヴィトリは、バガ、プーシャンと
ともに身体毀損の伝承を持つ。彼はダクシャの祭祀か、あるい
は別の重要な祭祀の場で両腕を失ってしまう。『マハーバーラ
タ』などでは彼の腕を切り落とすのはシヴァ神であるが、『カ
ウシータキ・ブラーフマナ』では神々が行ったある重要な祭祀
のおり、神聖な供物をサヴィトリに捧げると、供物はサヴィト
リの両腕を切断し、続いてバガの両眼をつぶし、プーシャンの
歯を全て吹き飛ばしたとされる。神話学者ジョルジュ・デュメ
ジルはこの神話におけるサヴィトリ、バガを、隻眼、隻腕の神
と比較している。サヴィトリは後世、アーディティヤ神群の1
つとされるようになった。

 ドロアスター教のシンボル Faravahar

ところで、ヴェーダ(वेद Veda)とは、紀元前1000年頃から紀
元前500年頃にかけてインドで編簒された一連の宗教文書の総
称。もともと「知識」の意である。バラモン教の聖典で、バラ
モン教を起源として後世成立したいわゆるヴェーダの宗教群に
も多大な影響を与えている。長い時間をかけて口述や議論を受
けて来たものが、後世になって書き留められ、記録されたもの
である。なお、アリヤマン (Aryaman) は、古代インド神話の
神。アーディティヤ神群の1つで、バガとともに主権神ミトラ
に従い補佐する。款待を司り、アーリア人の社会、共同体の維
持に努め、守護霊的な役割を担う。そのため『アタルヴァ・ヴ
ェーダ』ではよい結婚相手の与え手として祈願されるという側
面も持つ。アリヤマンの起源はインド・イラン共同時代にさか
のぼり、ゾロアスターの宗教改革ではスラオシャとして昇華さ
れている。ローマ神話における女神ユウェンタースに相当する。

 破壊の神 シヴァ

また、アーディティヤ (Aditya) は、古代インド神話における
神々の集団の1つ。アーディティヤ神群と呼ばれる。女神アデ
ィティの息子たちとされ、ヴァルナ、ミトラを首領とする。『
リグ・ヴェーダ』では5~8柱の神々とされるが、通常名前を挙
げられるのは、ヴァルナ、ミトラ、アリヤマン(款待)、バガ
(分配、幸運)、アンシャ(配当)、ダクシャ(意思)の6神
である。古来より太陽との関連が深い神々とされ、後世にはヴ
ィシュヌなどが加わって12神とされるようになった。
イラン神
話に登場し、英雄神として西アジアからギリシア・ローマに至
る広い範囲で崇められたミスラ (Miθra)はミトラ (मित्र [mitra])
と起源を同じくする、インド・イラン共通時代にまで遡る古い
神格である。その名は本来「契約」を意味する。

ミスラ


 Boston Tea Party

『ボストンの茶会』という耳慣れない言葉を目にした(田中宇
の「世界がドルを棄てた日(3)」)。そのメルマガによると
米国は『21世紀のボストンの茶会』という分裂が起きる可能
性があり、このことは以前から言われていたことで3つに国家
分裂すると預言する識者もいるほどで驚くに値しないが、オバ
マ政権の軍事費削減はかえって戦争の端緒を切る動機になるこ
と、金融救済策の不徹底(不完全さ)による反動、若しくは、
中国からのIMFのSDRの活用によるドル基軸代替制の提案
情報を取り上げ‘シヴァ神’的な破滅的な容貌を垣間見せる情
報となっている。



bernstein1.jpg


とはいえ、壮行会で話のように悲観的な状況下(我が国の政治
状況を見る限り)で侮れないが、今週はネット資産運用のお試
し作業で時間をとる。結構、手間を取るという実感があり。急
いで彼女に金策手続きで動いてもらった。先行き不透明な中だ
けれど二人で‘エル・ドラド’にハクモクレンの大樹に見事な
花を咲かせようと平凡に詠った。庭木でおなじみの「モクレン」。
花言葉は「壮麗」。

【M氏への回答】

お花見弁当は仕出屋等に頼んでおけば簡単にいきます。「ご城
下にぎあい市」でも買えそうです。下調べしておきます。

  



 

 

 
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