極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

転石の巡礼の明日

2013年05月19日 | 新弥生時代

 

 

 

今朝は、カッコーの鳴き声と共に目を覚ます。テレビの短歌と蜂蜜の番組を観て朝食を食べ、近くの
小学校の体育館で、ビーチバレーの町内の模擬試合のボランティアに参加しランチ前に帰ってくる。
そして、エベネサー・ハワード『明日の田園都市』の一節をイメージで読み上げる。



          自然の美。社会的な機会。
          簡単に野原や公園にたどり着ける。
          低い家賃、高い賃金。
          低い税金、やることはたくさんある。
          低い物価、重労働はない。
          起業のための場所、資金の豊富さ。
          澄んだ空気と水、よく整備された下水。
          明るい家庭と公園、煙やスラムはない。
          自由。共働。

昼から、自然科学研究機構の平本昌宏教授、総合研究大学院大学の石山仁大らによる、シリコン太
陽電池と同様の、不純物の微量添加(ドーピング)のみによる有機太陽電池作製方法についてネッ
トで下調べ。
          

 

要約すると、シリコン系並みに有機系半導体膜形成工程のドーピング材の真空蒸着が可能となり、
従来法
では、極薄膜層しか成膜できず効率がが悪くかったが、本発明で、高結晶化による薄膜形成
設計の自由度
が拡大(→厚膜化)することで、低分子有機系薄膜太陽電池の変換効率向上が期待さ
れる。これは面白いことだ。

 

 

  多崎つくるは木元沙羅にコンピュータからメールを送り、食事に誘った。恵比寿のバーで話
 をしてから五日後のことだ。返事はシンガポールから送られてきた。二日後に日本に戻る。そ
 の翌日の土曜日なら夕方から時間が空いている。「ちょうどよかった。あなたに話したいこと
 もあるし」と書いてあった。
  話したいこと? 彼女が自分に何を話したいのか、つくるにはもちろん見当もつかない。し
 かしまた沙羅に会えると思うと気持ちが明るくなったし、自分の心がその年上の女性を求めて
 いることがあらためて実感できた。しばらく彼女に会わないでいると、自分が何か大事なもの
 を失いかけているような気がして、胸に軽い疼きを感じた。そんな気持ちになるのはずいぶん
 久しぶりのことだ。

  しかしそれからの三日間、つくるは思いもよらず仕事に追いまくられることになった、地下
 鉄線との松尾乗り入れ計画で、車両の形状の違いによってもたらされる安全性がらみのいくつ
 かの問題点が明らかになり(どうしてそんな大事な情報がもっと前に与えられないのだ?)、
 それを解決するためにいくつかの駅で、プラットフオームの部分的改修が緊急に必要になった。
 その工程表を制作しなくてはならない。徹夜に近い作業が続いかこそれでもなんとか仕事の目
 処をつけ、土曜日の夕方から日曜日にかけて休みをとることはできた。彼は会社からスーツ姿
 のまま、青山の待ち合わせの場所に向かった。地下鉄の座席で深く眠り込んでしまい、あやう
 く赤坂見附で乗り換えし損ねるところだった。

 「ずいぶん疲れているみたいね」と沙羅は彼の顔を一目見て言った。
  つくるはこの数日、自分か多忙をきわめていた理由を簡単に説明した。できるだけ短くわか
 りやすく。
 「一度うちに帰ってシャワーを浴びて、仕事用じゃない服に着替えてくるつもりだったんだけ
 ど、それもできなかった」と彼は言った。
  沙羅はショッピングこハッグから、充しく包装されたヅたい小さな細長い箱を取りだして、
 つくるに渡した。「私からあなたへのプレゼント」
  つくるは包装を開いた。中にはネクタイが入っていた。上品なブルーの。無地のシルクのネ
 クタイだった。イヴ・サン・ローラン。
 シンガポールの免税店で見かけて、あなたに似介いそうだと思って買ったの」
 「ありがとう。素敵なネクタイだ」
 「ネクタイを贈られるのが好きじやないという刃の人もいるけど」
 「僕は違う」とつくるは言った,「ある目思いたってネクタイを買いに行くなんてことはまず
 ないからね。それに君はこういうものを選ぶ趣味がとてもいい」
 「よかった」と沙羅は言った。

  つくるはそれまでしめていた細いストライプのネクタイをその場ではずし、沙羅がくれた新
 しいネクタイを首にまわして結んだ。その日着ていたのはダークブルーのサマースーツと、白
 いレギュラー・カラーのシャツだったから、ブルーのネクタイは違和感なく収まった。沙羅が
 テしフル越しに手を伸ばして、慣れた手つきで結び目を調整してくれた。淡い香水の匂いが心
 地は良く鼻をついた。
 「よく似合う」と彼女は言って、にっこり笑った。

  今までしめていたネクタイは、テーブルの上に置いてみると、思っていた以上にくたびれて
 見えた。気がつかないまま続けていた不適切な習慣のようにも見える。もう少し身なりに気を
 配らなくてはなと彼はあらためて思った。鉄道会社のオフィスで日々設計の仕事をしていると、
 服装に注意を払う機会は多くない。ほとんど男ばかりの職場だ。出社するとすぐネクタイを外
 し、シャツの袖をまくって仕事にとりかかる。現場に出かけることも多い。つくるがどんなス
 ーツを着て、どんなネクタイをしめているか、そんなことを気にかける人間はまわりにほとん
 ど
いない。そして特定の女性と定期的にデートをするのは、考えてみれば久しぶりのことだっ
 た。

  沙羅が彼に贈り物をしてくれたのはそれが初めてだった。彼はそのことを嬉しく思っかこそ  
 
うだ、彼女の誕生日を聞いておかなくては、とつくるは思った。何かプレゼントが必要になる。
 そのことを頭に留めておかなくてはならない。彼はもう一度礼を言って、古いネクタイを折り
 たたんで上着のポケットに入れた。


  二人は南青山のビルの地下にあるフランス料理店にいた。それも沙羅の知っている店だ。気
 取った店ではない。ワインも料理もそれほど高くない。カジュアルなビストロに近いが、その
 手の店にしてはテーブルがゆったりとして、落ち着いて話ができる。サービスも親切だった。
 二人は赤ワインのカラフェを注文し、メニューを検討した。
  彼女は細かい花柄のワンピースを着て、その上に薄い白のカーディガンを羽織っていた。ど
 ちらも上質なものに見えた。沙羅がどれはどのサラリーをとっているのか、つくるはもちろん
 知らない。しかし彼女は自分が着るものに金をかけることに馴れているようだった。

  彼女は食事をとりながらシンガポールでの什事の話をした。ホテルとの値段の交渉、レスト
 ランの選択、移動手段の確保、様々なアクティビティーの設定、医療施設の確認……新しいツ
 アーを立ち上げるには、やらなくてはならないことが山ほどある。長いチェックリストを用意
 し、現地に出かけてその項目を順番にクリアしていく。足を使って現場をまわり自分の目で細
 部をひとつひとつ確認する。作業の手順は新しい駅を建設するときとよく似ている。話を聞い
 ていると、彼女が注意深く有能なスペシャリストであることが理解できた。
 「近いうちにもう一度向こうに行かなくてはならないと思う」と沙羅は言った。「シンガポー
 ルに行ったことはある?」
 「ないよ。実を言えば、だいたい日本から出たことが一度もないんだ。仕事で外国に出張する
 機会なんてなかったし、一人で海外旅行するのも億劫だし」 
 「シンガポールは、白いところよ。食事もおいしいし、近くに素敵なリゾートもあるし。あな
 たを案内できるといいんだけど]
  彼女と二人で外国を旅行できたら素敵だろうなと彼は想像した。

  つくるは例によって一杯だけワインを飲み、彼女がカラフエの残りを飲んだ、アルコールに
 強い体質らしく、どれだけ飲んでも顔色はほとんど変わらなかっか勁彼は牛肉の煮込み料理を
 選び、彼女は鴨のローストを選んだ。メイン・ディッシュを食べ終えると、彼女はずいぶん迷
 ってからデザートをとった。つくるはコーヒーを注文した。
 「この前あなたに会ってから、いろいろ考えてみたの」と沙羅は仕にげの紅茶を飲みながら切
 り出した。「あなたの高校時代の四人のお友だちについて。その美しい共同体と、そこにあっ
 たケミストリーについて」
  つくるは小さく肯いた。そして彼女の話を待った。
  沙羅は言った。「その五人組グループの話はとても興味深かった。そういうのは私が経験し
 なかったことだから」
 「そんなことはそもそも経験しなかった方がよかったのかもしれないけど」とつくるは言った。

 「最後に心が傷つけられたから?」
  彼は肯いた。
 「その気持ちはわかる」と沙羅は目を細めて言った。「でも、たとえ最後につらい目にあって、
 がっかりしたとしても、その人たちと巡り合えだのは、あなたにとってやはり善きことだった
 という気がするの、人と人の心がそんな風に隙間なく結びつくなんて、そうそうあることじゃ
 ない。そしてその結びつきが五人揃ってとなれば、もう奇蹟としか言いようがないんじゃない
 かしら」
 「たしかに奇蹟に近いことだったし、それが僕の身に起こったのはきっと善きことだったんだ
 ろう。そのとおりだと思う」とつくるは言っかこ「でもそのぶん、それをなくしたときの、と
 いうか取り上げられたときのショックは大きなものだった。喪失感、孤絶感…そんな、言葉で
 はとても追いつかない」
 「でもそれからもう十六年以上が経っているのよ。あなたは今では三十代後半の人間になって
 いる。そのときのダメージがどれほどきついものだったにせよ、そろそろ乗り越えてもいい時
 期に来ているんじやないかしら?」
 「乗り越える」とつくるは彼女の言葉を繰り返した。「それは具体的にどういうことなんだろ
 う?」

  沙羅はテーブルの上に両手を置いた。本の指は軽く聞かれていた。左手の小指にアーモン
 ド形の小さな宝玉がついたリングがはめられていた。彼女はしばらくそのリングを見ていた。
 それから顔を上げた。

 「あなたが四人のお友だちに、なぜそこまできっぱりと拒絶されたのか、されなくてはならな
 かったのか、その理由をあなた自身の手でそろそろ明らかにしてもいいんじゃないかという気
 がするのよ」
  つくるはコーヒーの残りを飲もうとしたが、カップが空になっていることに気づき、ソーサ
 ーに戻した,カップはソーサーに当たって、予想もしなかった大きな乾いた音をすてた。その
 音を聞きつけたようにウェイターがテーブルにやってきて、二人のグラスに氷の入った水を注
 いだ。
  ウェイターが行ってしまうと、つくるは言った。

 「前にも言ったけど、僕としてはその出来事をできることならそっくり忘れてしまいたいんだ。
 そのときに受けた傷を少しずつ塞いできたし、自分なりに痛みを克服してきた。それには時間
 もかかった。せっかく塞がった傷跡をここでまた開きたくはない」
 「でも、どうかしら。それはただ表面的に塞がっているように見えるだけかもしれないわよ」、
 沙羅はつくるの目をのぞき込み、静かな声で言った。「内側では、血はまだ静かに流れ続けて
 いるかもしれない。そんな風に考えたことはない?」

  つくるは黙って考えた。言葉はうまく出てこなかっか。
 「ねえ、その四人のフルネームを私に教えてくれない? それからあなたたちの通った高校の
 名前と、卒業した年度と、進学した大学と、一人ひとりの当時の連絡先を」
 
 「そんなことを知って、君はどうするの?」
 「その人たちが今どこにいて、何をしているか、できるだけ詳しく調べてみるつもりよ」
 つくるの呼吸が急に浅くなった。彼は水のグラスをとって‘目飲んだ。「何のために?」
 「あなたがその人だちと会って、顔を合わせて話をして、十六年前に起こった出来事について
 の説明を受ける機会を持てるように」
 「でも、もし僕がそんなことをしたくないと言ったら?」
  彼女はテーブルの上に置いた両手を裏返し、手のひらを上に向けた。しかし彼女の目はテー
 ブル越しにまっすぐつくるの顔を見続けていた。
 「はっきり言っていいかしら?」と沙羅は言った。
 「もちろん」
 「わりに言いにくいことなんだけど」
 「どんなことでもいいから、僕としては君の考えていることを知りたい」
 「この前会ったとき、私はあなたのお部屋に行きたくないと言った。覚えているでしょう?
 それがどうしてだかわかる?」
 つくるは首を横に振った。
 「あなたは良い人だと思うし、あなたのことが好きだと思う。つまり男と女として」と沙羅は
 言った。そして少し間を置いた。「でもあなたはたぶん心の問題のようなものを抱えている」
 つくるは黙って沙羅の顔を見ていた。

 「ここから先がいささか言いにくい部分になるの。つまり、表現するのがむずかしいというこ
 と。いったん唐菜にすると、たぶんあまりにも単純化されてしまう。でも筋道立てて、論理的
 に解説することはできない。それはあくまで感覚的なものごとだから」
 「君の感覚を信じるよ」とつくるは言った。
  彼女は軽く唇を喘み、目測で何かの距離を測り、それから言った。「あなたに抱かれている
 とき、あなたはどこかよそにいるみたいに私には感じられた。抱き合っている私たちからちょ
 っと離れたところに。あなたはとても優しかったし、それは素敵なことだったんだけど。それ
 でも……」

  つくるは空のコーヒーカップを再び手に取り、両手で包むようにして持っていた。それから
 またそれをソーサーに戻した。今度は音を立てないように。
 「わからないな」と彼は言った。「僕はそのあいだずっと君のことしか考えていなかった。よ
 そに身を置いていた覚えもない。正直なところ、君以外の何かを考える余裕なんて、そのとき
 の僕にはなかった」

 「そうかもしれない。あなたは私のことしか考えていなかったかもしれない。あなたがそう言
 うのなら、私はそれを信じる。それでもなお、あなたの頭の中には何か別のものが入り込んで
 いた。少なくともそういう隔たりに似た感触があった。それは女性にしかわからないものなの
 かもしれない。いずれにせよ、あなたに知ってもらいたいのは、私にはそういう関係は長くは
 続けられないということなの。たとえあなたのことが好きであったとしてもね。私は見かけよ
 り欲張りで率直な性格なの。もし私とあなたがこれからも真剣におつきあいをするなら、そう
 いう何かに間に入ってほしくない。よく正体のわからない何かに。私の言う意味はわかる?」

 「つまり、僕にはもう会いたくないということ?」
 「そうじゃない」と彼女は言った。「あなたと会ってこうして話をするのはいいのよ。それは
 とても楽しい。でもあなたのお部屋には行きたくない」
 「抱き合うことはできない、ということ?」
 「できないと思う」と沙羅ははっきり言った。
 「それは僕の心に問題があるから?」
 「そう。あなたは何かしらの問題を心に抱えている。それは自分で考えているより、もっと根
 の深いものかもしれない。でもあなたがその気になりさえすれば、きっと解決できる問題だと
 思うの。不具合が見つかった駅を修理するのと同じように。ただそのためには必要なデータを
 集めて正確な図面を引き、詳しい工程表を作らなくてはならない。なによりものごとの優先順
 位を明らかにしなくてはならない」
 「そのためには僕はあの四人ともう一度会って、話をする必要がある。君が言いたいのはそう
 いうこと?」
 彼女は肯いた。「あなたはナイーブな傷つきやすい少年としてではなく、一人の自立をしたプ
 ロフェッショナルとして、過去と正面から向き介わなくてはいけない。自分が見たいものを見
 るのではなく、見なくてはならないものを見るのよ。そうしないとあなたはその重い荷物を抱
 えたまま、これから先の人生を送ることになる。だから四人のお友だちの名前を私に教えて。
 その人たちが今どこで何をしているか、まず私がざっと調べてみる」

 「どうやって?」
  
  沙羅はあきれたように首を振った。「あなたは工科大学を出ているんでしょう。インターネ
 ットって使わないの? グーグルとかフェイスブックって聞いたことはないの?」
 「仕事ではもちろんよく使うよ。グーグルもフェイスブックも知っている。もちろん。でも個
 人的にはほとんど使わない。その手のツールにあまり興味が持てないんだ」
 「ねえ、私に任せておいて。そういうことはけっこう得意な方なの]と沙羅は言った。


                                      PP.97-107                         
                 村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』


  


【転石のごとく】


  Once upon a time you dressed so fine
  You threw the bums a dime in your prime, didn't you?
  People'd call, say, "Beware doll, you're bound to fall"
  You thought they were all kiddin' you
  You used to laugh about
  Everybody that was hangin' out
  Now you don't talk so loud
  Now you don't seem so proud
  About having to be scrounging for your next meal.

  How does it feel
  How does it feel
  To be without a home
  Like a complete unknown
  Like a rolling stone?

                                      Like A Rolling Stone : Bob Dylan

1."Street Fighting Man" – 3:41 (live in Amsterdam on 26 May 1995)
2."Like a Rolling Stone" (Bob Dylan) – 5:39 (live in London on 19 July 1995)
3."Not Fade Away" (Norman Petty/Charles Hardin) – 3:06 (live in the studio in Lisbon from 23–26 July 1995)
4."Shine a Light" – 4:38 (live in Amsterdam on 26 May 1995)
5."The Spider and the Fly" – 3:29 (live in the studio in Tokyo from 3–5 March 1995)
6."I'm Free" – 3:13 (live in the studio in Lisbon from 23–26 July 1995)
7."Wild Horses" – 5:09 (live in the studio in Tokyo from 3–5 March 1995)
8."Let It Bleed" – 4:15 (live in Paris on 3 July 1995)
9."Dead Flowers" – 4:13 (live in London on 19 July 1995)
10."Slipping Away" – 4:55 (live in the studio in Tokyo from 3–5 March 1995)
11."Angie" – 3:29 (live in Paris on 3 July 1995)
12."Love in Vain" (Robert Johnson) – 5:31 (live in the studio in Tokyo from 3–5 March 1995)
13."Sweet Virginia" – 4:16 (live in the studio in Lisbon from 23–26 July 1995)
14."Little Baby" (Willie Dixon) – 4:00 (live in the studio in Tokyo from 3–5 March 1995)

ストリップド(Stripped)は、1995年にリリースされたローリング・ストーンズのライブ・アルバム。
1994年-1995年に行われた「ヴードゥー・ラウンジ」ツアーの模様が収録されている。本作には「シ
ャッタード」「ダイスを転がせ」「ライク・ア・ローリング・ストーン」のライブ映像と、メンバ
ー四人のインタビューがCD EXTRAとして収録され、一方で、日本盤は映像が収録されていない代
わりにシングル「ライク・ア・ローリング・ストーン」カップリングの「黒いリムジン」が追加収
録されている。 またこのアルバムには、1995年にザ・ローリング・ストーンズが「ヴードゥー・ラ
ウンジ・ツアー」で来日した際に全18曲のレコーディングを行い、その音源の中から「クモとハエ」
「ワイルド・ホース」「スリッピング・アウェイ」「むなしき愛」「リトル・ベイビー」の5曲が
収録された(18曲の音源は「Tokyo Session」と名付けられた)。 「むなしき愛」では、ロン・ウ
ッドが出だしのフレーズを弾き間違え、そこで演奏を一旦ストップして最初から演奏し直したのだ
が、それがそのまま収録されている。



若いころのように開き直りあるいは踏ん切りよく、見る前に跳んでみることもできす、雁字搦めに
なっていることに改めて気づく。そんなと聴いてみたくなったのが
 この「ストリップド(Stripped)」。
現状打破の思いにはに少し役立っようだ。持続できる?わからないなぁ。

 

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