極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ピーエム症候群と向き合う

2014年03月20日 | 医療健康術

 

 

 

 

 

   砂漠から砂漠へと心は乾くだけだよと
   あ~流れる星たち あ~南風の中
   テキ-ラ・ムーン テキ-ラ・ムーン

   恋に破れた狼はひとり月に吠えるだけだよと
   あ~流れる星たち あ~南風の中
   テキ-ラ・ムーン テキ-ラ・ムーン
   メキシコまで行こう他の果てまで墜ちよう
   砂嵐くぐりぬけ俺は酒場に立ち叫ぶ
     One More Requira!

   悲しい時は酔いとれちまえ
   壜を枕に男泣きだよ
   テキ-ラ・ムーン テキ-ラ・ムーン

                   ”テキーラ・ムーン”
               作詞/作曲 松本隆/筒美京平   

 

テキーラは、メキシコのハリスコ州、グアダラハラ市近郊のテキーラ地域に1700年代から作られ
ている地酒をいう。シャンパーニュ地方のシャンパンやコニャック地方のコニャックと同じよう
に、テキーラは原産地呼称が世界で認められている。メキシコにはもともと「プルケ」という
ュウゼツラン(竜舌蘭、Agave)の搾り汁を発酵させた醸造酒が西暦200年頃にはあったといわれ
るてる。発酵させずとも、アガヴェの芯の部分で自然発酵することもある。大昔に山火事が起き
たとき、こんがり焼けたアガヴェの中心に酒が出来ていたという話や、鳥がアガヴェの中心に入
り込み出てくるとフラフラで飛べなかったので発見されたなどいろいろな話がある。プルケは呑
んでみると日本の甘酒に似ている。スペインから蒸留技術が持ち込まれると、プルケを蒸留した
メスカルが誕生し、メスカルは1538年の課税に関する最古の記録が残っている。そのメスカルの
中からハリスコ州政府の機関「CRT(Consejo Regulador del Tequila)」が厳重に管理しCRTの規則に
合ったものがテキーラと呼ばれている。蒸留所はNOMと呼ばれる4ケタの蒸留所番号を与えられ、
テキーラの瓶にはこの4ケタの番号がNOM1103などと記されている。エラトゥーラ(NOM1119)とエ
ル・ヒマドール(NOM1119)のように同じNOMを持つテキーラは同じ蒸留所産だとわかる。例えば、
最古の蒸留所はクエルボ蒸留所(NOM1122)で1795年創業だとか。アガヴェは海抜1500m以上、年
間250日以上の晴天、平均気温20度以上で育ち、アガヴェ・アスール・テキラーナ・ウェーバー
は一般的にはブルーアガヴェと呼ばれ、このブルーアガヴェを51%以上使用し、残りはモラセ
スと呼ばれる廃糖蜜を使われることもある。これが「ミックス(Mixto)」のテキーラ。何も加え
ずにブルーアガヴェのみで作られたテキーラが「100%アガヴェ(100% Agave)」です。日本酒で言
うところの純米酒に当たる。また、これは世界各国で使用されている国際的な基準ですが、日本
に輸入できるのは1mg/1mlまで。これを超える場合は「製菓用」として輸入されいる。テキーラ
は2回の蒸留後、60%台のアルコール度数になります。これに加水をして調整していきます。度
数は低いもので35%、最高50%まで商品化され、テキーラのほとんどが40%前後。日本でがミッ
クスタイプだが、100%アガヴェの生産量は2006年にミックスを抜き、世界ではいまや主流になり
つつある。ミックスのテキーラにはSilverGoldなどがありますが、GoldSilverにカラメルで着
色しただけのものが多く価格にもあまり違いはない。100%アガヴェのテキーラには樽熟成の段階
に応じ、樽熟成をしない透明なブランコ(Blanco)、最低60日間の樽熟成をしたレポサド(Reposdo)
、最低1年間の樽熟成をしたAñejo(アニェホ)、最低3年間の樽熟成をしたエキストラ・アネホ(
Extra Anejo) の4種類がある。こんなことを能書きしているのは、近くのリカーショップでテキ
ーラを買って帰り早速試飲する。そのとき桑名の歌を口ずさんだといういうわけだ。 


【ピーエム症候群と向き合う】

 

20日間、喘息と痰になやませていたが、徐々に回復し、通院も2回で終わらせた(国家財政の医
療費負担軽減の努力はこれから継続させたいという意志もあり)。もっとも、この先また再発す
るとも限らないものの、念のために龍角散ダイレクトと高性能立体マスクを購入する。 

 




そんなゴタゴタの経験からこの粒子状物質(ピー・エム)がもたらす”ピーエム症候群”と向き
合い、それを克服するための、大仰にいえば「闘争宣言」を準備すべく情報の収集と整頓および
整理をはじめた。

●粒子状物質;ピー・エム

粒子状物質(Particulate Matter, PM, Particulates)とは、マイクロメートル (μm) の大きさの固体
や液体の微粒子のこと。主に燃焼による煤塵、黄砂のような飛散土壌、海塩粒子、工場や建設現
場で生じる粉塵等などからなり、大気汚染物質として扱うときに用いる用語であるという。日本
の法令用語では「粒子状物質」自体の定義は存在しないが、環境基本法に基づく環境省告示(「
大気の汚染に係る環境基準について」)の浮遊粒子状物質の定義の中で「浮遊粒子状物質とは、
大気中に浮遊する粒子状物質)」として間接的に引用される。大気汚染防止法では法規制の対象
には自動車排ガスの中の粒子状物質が大気汚染物質に定められている。同法関連法規では粒子状
物質が「自動車排ガスの中の粒子状物質」の意味で用いられるので要注意。粒子状物質の分類と
して、大きさにより定義されたPM10、PM2.5などがあり、通常、粒子径(空気動力学)○○μm以
下の微粒子などと説明されるが、一定の粒子径以下の微粒子を完全に捕集することは困難であり、
測定技術の都合から、厳密には質量中央径 (Mass Median Diameter, MMD) または粒子数中央径
(Count Median Diameter, CMD) が○○μm以下の微粒子をいう。


●PM10

大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね10μm以下のもの。粒子径10μmで50%の捕集効率
を持つ分粒装置を透過する微粒子。1987年に米国で初めて環境基準が設定され、以降世界の多く
の地域で採用されて、大気汚染の指標として広く用いられている。

●PM2.5(微小粒子状物質)

大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね2.5μm以下のもの。粒子径2.5μmで50%の捕集効
率を持つ分粒装置を透過する微粒子。日本では訳語として「微小粒子状物質」の語が充てられる
が、日本以外では相当する熟語はなく専らPM2.5と呼ぶ。PM10と比べて小さなものが多いため、
健康への悪影響が大きいと考えられている。アメリカで1997年に初めて環境基準が設定されて以
降、1990年代後半から採用され始め、世界の多くの地域でPM10とともに大気汚染の指標とされて
いる。九州大学応用力学研究所の竹村俊彦准教授(大気環境学)は「健康被害が出る大きな理
由は、PM2.5が小さすぎるので、肺の奥深くまで入り込んでしまうからです」。環境省の報告(
2009年)では、PM2.5の濃度が1立方メートルあたり10マイクログラム上がると、肺がんのリスク
約1.2倍になると推計されている。ぜんそくなどの呼吸器や循環器の疾患の引き金になるとの
指摘もある。

●PM0.1(微小粒子状物質)

大気中の微小粒子状物質(P M2.5)でも特に細かい、直径0.1マイクロメートル(1万分の
1ミリ)以下の超微粒子。粒径が髪の毛の800分の1程度と極めて小さいため、重さはわずかで
も個数では大きな比率を占める。交通が激しい都市の屋外では、大気1立方センチあたりに数万
個ものPM0.1が含まれるという測定データもある。
 PM2.5は2009年に環境基準(年平均=1
立方メートルあたり15マイクログラム以下、1日平均=同3マイクログラム以下)が作られたが
PM0.1には基準値はない

ただし、妊娠中の母親が空気中の超微小粒子を吸い込むと、直接胎児の脳へと運ばれ、細胞に異
常をきたす。こうした現象を東京理科大などの研究グループが世界で初めて動物実験で確認され
ている。PM0.1は重量あたりの粒子数や表面積が極端に大きく、未知の性質を示す可能性が
摘されてきたが、同大学武田教授は「脳に達しだのは、PM0.1の粒子の小ささが主な原因だ
ろう。人体への影響も含めた詳細な調査が必要だ」と話している。また、環境中の微量物質の毒
性に詳しい黒田洋一郎・環境脳神経科学情報センタ代表の話では、大気汚染物質などの微小粒子
が人体に悪影響を及ぼすことは知られていたがPM0.1が母親から胎児の脳に達し、脳の細胞
に異常を生じさせることが裏付けられたのは初めてだ。ヒトでも同じことが起きるとすると、脳
の老化が早まり、アルツハイマー病のリスクが高まる可能性もある(朝日新聞、2013.10.28)。


 

●PM2.5や黄砂が健康に及ぼす影響

花粉などアレルギーの原因となる抗原が体内に侵入すると、「IgE」という抗体と結び付き、
炎症を引き起こすヒスタミンなどの化学物質が出てアレルギー症状が起こる。抗原が入ってこな
いと症状が治まるかというと、実際はずっとくすぶっている状態が続いていると、そこに黄砂が
入ると、付着した一酸化硫黄や一酸化窒素、シリカゲルなどの物質が抗原と同じように作用し、
鼻づまりや目のかゆみ、せきなどの症状が出る可能性がある。また、もともと花粉症でない人で
も、問題物質が花粉と一緒に入ってくると発症しやすくなる。さらに、黄砂に付着するなどして
飛来するPM2.5にも、アレルギーを起こす物質が付着。粒子が小さいために吸い込むと肺の
奥や気管支の隅まで入って、沈着してさまざまな反応を起こす恐れがある(福井新聞、2013.03.

07)。埼玉大学の王青躍准教授によると、PM2.5はスギ花粉と接触し、更に湿気などの条件があ
ると爆発し、PM1.0という更に微小な物質となる可能性がある。PM1.0=1μm=0.001mlは
 、普通
のマスクでは通り抜けてしまい防ぐことができない



●とりあえず個人でできる対策

それでは、個人ができる対策を考えてみると、(1)衛生マスクをすること。それも、高品質の
マスクを用いる(捕集率の高いもの、ウイルスが除去できるもの、呼吸を妨げない、装着したと
きの快適であるなど)(2)こまめに部屋の掃除を行う、また、加湿器や空気清浄機を使う(3)
免疫力を高める(食事・睡眠・ストレスレス)。(4)それでも、咳込みなど症状があらわれる
と耳鼻咽喉、気管支などの気道の表面細胞を傷つけ、それが原因となり炎症を起こすので咳・痰
の発生を抑制することなど4点であるが、今日は(1)と(4)を薬局で買い揃えたわけだが、
(2)はすでに使用中(『物価連動制と空気清浄機』)で、残り(3)は励行ということになる。

 
●衛生マスクは要改善

周知のごとく、マスクはその用途により「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」の
3種類にわけられいる。生活に最も馴染み深いのが、カゼや花粉対策として薬局やスーパーなど
で売られている「家庭用マスク」。カゼ、花粉対策や防寒・保湿などの目的で日常に使われるマ
スクで、素材や形状、サイズなども豊富で、フィルター性能と通気性のバランスがよいため、長
時間に渡り、快適に使用できる特徴をもつ。ところが、眼鏡をして作業するためどうしても排気
するときに眼鏡が曇るという不当が生じる。眼鏡着用事態が負担になる上にさらにその作業を困
難にしストレスフルに追い込まれ悪循環になる。もう1つ、ピーエム2.5クラスの除去性能評
価(保証)したマスクがないことだ。前者は、前述のユニチャームの立体マスクに該当するのだ
がやはりエアー漏れがする、それ以外に上図の接着部を設けたものとか、ワイヤ状のもので形取
りしたものとか試用してみたがやはり漏れがあり壜る。接着部にジェリー剤やゲル剤の接着力を
設計したものが提案出願されているものの今ひとつというのが感想で、ウレタンやポリビニルア
ルコール系のゲル材(緩衝材や転倒防止材をマスク裏面に印刷しておけば改善できるものと考え
るが、このときマスク内圧強度設計や除圧機構設計が必要となる。さらに後者は、(1)インナ
ー方式(除菌及び防塵を塗布した不織布・通気性のあるフィルムを挿入)や(2)マスク素材の
補足強化したものにするかあるが、医療用や産業用マスクに漸近し、高価で使い勝手が悪くなる
のが目に見えているので、ここは知恵の絞りようになる。また3つめとしては(3)リユース方
式を考慮設計するなら、除菌でいえば、電子レンジや紫外線照射による殺菌法の他、使い捨てイ
ンナー方式が考えられる。


ところで、上図の資生堂の特許では、三次元レーザーでマスク形状を画像処理し、マスクのレプリカを三
次元プリンターなどを使い、紫外線や熱硬化樹脂フィルムでマスク形成する方法が提案されていたが、
コストの問題はあるものの、機能性インナーを挿入や耳部用ハンガー取付けるだけでオーダーメイドの
衛生マスクが提供販売できるだる。勿論、マスク形状設計は加工材との関係で決定されるだろうし、そこ
は、データ収集とコンヒュータ・シミュレーション(模擬実験)などの事業技術の出来栄え如何ということに
なるだろう。この開発出荷までの期間は1年として積極的に動く必要があるので残件扱いとなる。



 

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