ライ・クーダーのこの曲「Alimony」は、自分にとって、忘れられない一曲です。
というのは、それまで自分が聴いていた音楽は、ブリティッシュ・ロックからエリック・クラプトン、オールマン・ブラザーズ・バンドなどどちらかというとハードなバンドのロックが主でした。
しかし、ジェームス・テイラーなどシンガー&ソングライターを聴くようになって、このライ・クーダーのデビュー・アルバム、たぶん邦題は「ライ・クーダー登場」だったと思いますが、そのアルバムの一曲目がこの曲でした。
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それまであまり聴いたことがなかった古くさい音楽とアクのある声、そして何よりそのテクニックと泥臭いギターは、自分の中の音楽のイメージを根底から覆したサウンドでした。
自分の中では、このアルバムによってルーツ音楽というものに触れ、その素晴らしさを目覚めさせてくれたミュージシャンと言ってもいい人です。
この映像は、スタジオ・ライブなのでしょうか。メイキング・ビデオなのでしょうか。当時は、こうやってレコーディングをしていたのかなと思わせるところもあり、非常に興味深く見させていただきましたし、当時の音がまざまざと蘇って参りました。
それから80年代に入って、私が音楽から遠ざかってしまうまで、ずっと彼を追いかけておりました。