この映像、’９４年に見たザ・バンドのジャパン・ライブを彷彿をさせてくれます。この演奏はなかなかいいと思いますが、自分がみたジャパン・ライブは、あまりいい状態とは言えませんでした。
学生時代、ザ・バンド・フリークだった自分のイメージするザ・バンドは、完璧なバンドでしたが、既にロビー・ロバートソンは抜け、リチャード・マニュエルは死亡していて、実際に見た新生ザ・バンドは、正直、自分のイメージが壊れていくようでした。
その中で、期待を裏切らなかったのは、キーボードのガース・ハドソンのプレイだけでした。また、リック・ダンコがリードを取る「It Makes No Difference 」など好きな曲は、彼の声は既に往年の輝きはなかったものの、感動させるものもありました。
リック・ダンコも今は亡くなり、ザ・バンドは、既に過去のバンドになってしまった感がありますが、本当に素晴らしい記憶と感動という財産を私にたくさん残してくれました。本当にありがとう！