函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

2022年は佐藤栄作元総理の評価を

2022年01月16日 16時56分26秒 | えいこう語る

▼1952年のサンフランシスコ講和条約で、我が国は占領から解放され、主権を確保された。その時に置き去りにされたのは沖縄県だ。

▼沖縄が本土復帰を果たしたのは、20年後の1972年だ。そこでも沖縄から、米軍基地が撤去するには至らなかった。すでに沖縄は米軍の極東最大基地と化していたからだ。

▼その時の総理が佐藤栄作だ。だが「沖縄密約」と言われ、裏では莫大な金額が米国に支払われていた。このことは米公文書で明らかになっている。

▼沖縄をお金で返してもらったことで、佐藤はノーベル平和賞を受賞した。平和賞は国民の税金を無断で使用して、手に入れたということになる。単なる公金横領だ。

▼さらに佐藤は権力を肩に、こんなことまでしている。1945年3月10日「東京大空襲」では、一夜にして50万人以上の国民が犠牲になった。まさに【東京大虐殺】だ。その時の米軍司令官がカーチス・ルメイだ。


▼戦後、空軍参謀総長に昇格し、我が国の航空自衛隊の育成に貢献したということで、1964年に「勲一等旭日大綬章」を授与されている。

▼与えたのは佐藤栄作だ。だが勲一等以上は天皇が手渡しするが、それを拒絶したのは昭和天皇だ。

▼日本国憲法第7条は「天皇の国事行為」だ。第7項には「栄典を授与すること」とある。拒絶であれば、昭和天皇の【憲法違反】だ。だがこの話は今日は追及しない。

▼今日は何を言いたいかといえば、歴代総理の評価(点数制)があってもいいのではないかということだ。

▼毎年行う必要はないが、5年に1度ぐらいなら前回から評価も変わるかもしれない。何十年か続き、その都度評価が上がる人物なら、次の総理にふさわしい人物像が、浮かんでくるからだ。

▼沖縄復帰から50年経った今、佐藤栄作はどれほどの評価になるかだ。上述した佐藤の実績では、私の評価は「上・中・下」の“下”ということになる。

▼その後は田中角栄・中曽根康弘・森喜朗・小泉純一郎等だ。時代が近づくなら、総理の評価が高くならなければ、国は衰退に向かっているはずだ。

▼さて、問題はアベシンゾウだ。シンゾウなら特別2022年の評価対照者に入れてもいい。8年も総理の座に就いていたのだから、充分対照となる。

▼そうであればシンゾウの私の評価は「上・中・下」の範疇にはない。特別枠を急いで作らなければならない。

▼ということで、私は2022年を【沖縄イヤー】とし、マスコミは集中的に沖縄問題を報道して欲しいと考えている。

▼【佐藤栄作の評価】さらに【沖縄密約】の真実。できればということではない、必ず検証して欲しいのは【昭和天皇】の評価もだ。沖縄問題には欠かせない人物だからだ。

▼昭和をもう一度丁寧に洗いなおしてから【憲法改正論議】を本格的に始めて欲しい。それが沖縄だけを米軍の占領地に置き去りにした、日本国民の責任であると思うからだ。

▼現総理キシダフミオは【敵地攻撃能力】を検討したいと言った。また他国の人の命を奪うのか。戦後生まれの総理に「戦争の反省」は皆無なのか。

▼沖縄の中学生相良倫子さんの詩「生きる」を思い出してほしい。

【戦力という愚かな力を持つことで、得られる平和など本当はないことを】。

▼中学生にも恥ずかしいと言われる総理を、私たち大人は総理にしているのだ。今朝は、南洋の島での火山噴火で、防災無線から津波注意報が発令になった。

▼「空襲警報発令」を想起させる、サイレン吹鳴で心が動揺したため、こんな文章が浮かんでしまった。