細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」を見に行った。
平日のシネコンはいつも閑散としているのに、夏休み最終日の今日は親子づれが多かった。
映画が終わってエンドロールが流れて館内に明かりが灯るまで、小さな子が画面を食い入るように見つめている。それほど感動が後を引く物語だった。
<解説>
人間と狼の2つの顔をもつ「おおかみこども」の姉弟を、女手ひとつで育て上げていく人間の女性・花の13年間の物語を描く。「おおかみおとこ」と恋に落ちた19歳の女子大生・花は、やがて2人の子どもを授かる。雪と雨と名づけられたその子どもたちは、人間と狼の顔をあわせもった「おおかみこども」で、その秘密を守るため家族4人は都会の片隅でつつましく暮らしていた。しかし、おおかみおとこが突然この世を去り、取り残されてしまった花は、雪と雨をつれて都会を離れ、豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住む。